JP2880155B1 - パルス管冷凍機 - Google Patents

パルス管冷凍機

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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、装置の小型化を容易に図ることが
でき、かつ、冷却効率及び耐久性を向上させることがで
きる新規な構成のパルス管冷凍機を提供することを課題
とする。 【解決手段】 本発明のパルス管冷凍機は、流体を所定
の周期で圧送・吸引する圧縮機1と、圧縮機1の圧力室
に連通し、蓄冷材が充填された蓄冷器2と、蓄冷器2一
端側に形成される冷却部3を介して蓄冷器2に連通され
たパルス管4と、パルス管4に接続され、所定のタイミ
ングで連通路1hを介して圧縮機1の背圧室1iと連通
する流路5と、を有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルス管冷凍機に
関し、特に超伝導デバイス等の冷却に適用して良好な冷
却能力を有し、かつ、装置を小型化することができるパ
ルス管冷凍機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷却される部位に振動を発生
するピストン等の駆動機構を設けることなく、パルス管
内の流体(ガス)を圧縮・膨張させつつ変位させ、パル
ス管に連通して設けられた蓄冷器(熱交換器)で熱を奪
うことにより、パルス管と蓄冷器の接続端部に形成され
る冷却部に載置された被冷却物を冷却するパルス管冷凍
機が知られている。
【0003】一方、近年の超伝導材料に関する研究の進
展に伴い、液体窒素温度(77K)の近傍で超伝導現象
を生じる、いわゆる高温超伝導物質を用いたデバイスの
種々の製品への適用が検討されている。そして、このよ
うな適用に際し、パルス管及び蓄冷器内に流体を収容す
るだけの簡単な構成で、小型化が容易であり、流体の圧
縮・膨張を発生させるための流体の圧送・吸引装置を外
付けすることができる等の特徴を有する上述のパルス管
冷凍機が注目されている。
【0004】この種のパルス管冷凍機の基本原理は、蓄
冷器の端部に形成される冷却部に接するガスを膨張させ
て、冷却部に載置された被冷却物から吸熱する行程と、
吸熱したガスを蓄冷器方向に変位させるとともに、圧縮
させて蓄冷器に放熱する行程との一連の熱交換サイクル
を行なうことによって、冷却部から奪った熱を蓄冷器に
蓄熱させつつ、外部方向へ順次運び出す熱流を発生させ
て、放熱を行ない冷却部を極低温に冷却するものであ
る、と理解されている。
【0005】従来のパルス管冷凍機の具体構成例につい
て、図8を参照して説明する。図8(a)は、いわゆ
る、オリフィス型と呼ばれるパルス管冷凍機10aであ
って、流体を所定の周期で圧送・吸引する圧力室を備え
たピストン式圧縮機(以下、単に圧縮機という)1と、
圧縮機1の圧力室に連通し、蓄冷材が充填された蓄冷器
2と、蓄冷器2に直列に配置され、蓄冷器2との接続端
部に形成される冷却部3を介して連通されたパルス管4
と、パルス管4にオリフィス5´を介して接続されたバ
ッファタンク6と、を有して構成されている。
【0006】なお、パルス管4の他端側とバッファタン
ク6との間に設けられたオリフィス5´は、パルス管4
における流体の変位に伴いバッファタンク6へ流出入す
る流体の流量を調整するものであって、図8(a)に示
したオリフィス5を用いる構成の他、所定の流路径を有
する細管(キャピラリ)を用いたキャピラリ型のパルス
管冷凍機も知られている。
【0007】また、図8(b)は、上述したオリフィス
型のパルス管冷凍機10aにおいて、圧縮機1と蓄冷器
2の間からパルス管4とオリフィス5´の間に流量調整
バルブ8を有するバイパス流路(ダブルインレットパイ
プ)8を設けたダブルインレット型のパルス管冷凍機1
0bであって、パルス管4内の流体の変位に同期するよ
うにパルス管4の他端側(バッファタンク6側)から補
助的に流体を導入することにより、冷却部3における流
体の位相差を理想値(90゜)に近付け、冷却効率を向
上させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
パルス管冷凍機10a、10bにおいては、オリフィス
5´によりバッファタンク6に流出入する流体の流量を
適切に調整することはできるが、流出入のタイミングを
適切に設定することができず、パルス4管内における流
体の位相を理想値に近付けることが難しいという問題を
有していた。
【0009】本願発明者は、このような問題を解決する
新規な構成として、先に特開平9−126571号公報
に記載されるパルス管冷凍機を考案した。このパルス管
冷凍機は、バイパス流路における流体の往復各方向の配
管抵抗を電磁弁等により調整するとともに、バッファタ
ンクに流出入する流体の流量及びタイミングを反転並列
に設けられた2つのリリーフ弁により調整する構成を有
するものである(便宜的に、リリーフバルブ型パルス管
冷凍機という)。
【0010】しかしながら、このようなリリーフバルブ
型パルス管冷凍機においては、リリーフ弁等の流量調整
バルブをバッファタンクの流出入側に付設する構成を有
しているため、パルス管冷凍機が大型化するという問題
を有している。加えて、バルブを有する構成において
は、バルブ自体が摺動機構やパッキン等を用いているた
め、耐久性が低いという問題を有している。
【0011】超伝導デバイスを実用化するための条件の
一つとして、冷凍機を含めた周辺装置の小型化が必須と
されており、バルブ等の極力付設しない構成が強く求め
られている。そこで、本発明は、上述した問題点を解決
し、装置の小型化を容易に図ることができ、かつ、冷却
効率及び耐久性を向上させることができる新規な構成の
パルス管冷凍機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載のパルス管冷凍機は、内部に流体が収納さ
れ、該流体との間で熱交換を行う蓄冷器と、前記蓄冷器
の一端側に形成され、被冷却体を冷却する冷却部と、前
記冷却部に一端側が隣接するとともに、前記蓄冷器内の
空間に連通して前記流体が収納されたパルス管と、前記
蓄冷器の他端側から前記流体の圧送及び吸引を所定の周
期で繰り返すことにより、前記蓄冷器内の前記流体に圧
力及び変位を与える流体制御手段と、前記蓄冷器及び前
記パルス管内の圧力が上昇又は下降する所定のタイミン
グのとき、前記パルス管内から変位した前記流体を前記
流体制御手段の背圧室に蓄える背圧室連通管と、を備え
たことを特徴としている。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載のパルス管冷凍機において、前記流体制御手段が、
同一のシリンダ内に一対のピストンが対向して配置さ
れ、該一対のピストンが同一周期で相反する位相で動作
することにより、前記一対のピストン間に形成される圧
力室に収納された前記流体を所定の周期で圧縮及び膨張
させるピストン対向型の圧縮機であって、前記一対のピ
ストンのいずれか一方のピストンは、外周から前記ピス
トンにより区画される前記流体制御手段の前記背圧室に
連通する第1の連通路を有し、前記所定のタイミングの
とき、前記背圧室連通管と前記第1の連通路が連通し
て、前記パルス管内から変位した前記流体を前記背圧室
に蓄えることを特徴としている。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
記載のパルス管冷凍機において、前記流体制御手段が、
シリンダ内に配置された単一のピストンが所定の周期で
動作することにより、前記シリンダ内に形成される圧力
室に収納された前記流体を所定の周期で圧縮及び膨張さ
せるピストン型の圧縮機であって、前記ピストンは、外
周から前記ピストンにより区画される前記流体制御手段
の前記背圧室に連通する第1の連通路を有し、前記所定
のタイミングのとき、前記背圧室連通管と前記第1の連
通路が連通して、前記パルス管内から変位した前記流体
を前記背圧室に蓄えることを特徴としている。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
又は3記載のパルス管冷凍機において、前記ピストン
は、前記第1又は第2連通路の前記ピストン外周側に、
該外周に沿って延在する溝部を有することを特徴として
いる。また、請求項5に記載の発明は、請求項1、2、
3又は4記載のパルス管冷凍機において、前記背圧室連
通管は、前記パルス管から変位する前記流体の流量を所
定値に調整する流量調整手段を有していることを特徴と
している。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、請求項
2、3又は4記載のパルス管冷凍機において、前記第1
の連通路は、前記パルス管から変位する前記流体の流量
を所定値に調整する流量調整手段を有していることを特
徴としている。また、請求項7に記載の発明は、請求項
1、2、3、4、5又は6記載のパルス管冷凍機におい
て、前記流体制御手段による前記圧送及び吸引に伴う、
前記蓄冷器及び前記パルス管内の圧力が下降する第1の
タイミングのとき、前記流体制御手段から前記パルス管
の他端側へ前記流体を供給する第1の流路と、前記蓄冷
器及び前記パルス管内の圧力が上昇する第2のタイミン
グのとき、前記パルス管の他端側から前記流体制御手段
へ前記流体を吸引する第2の流路と、を備えたことを特
徴としている。
【0017】さらに、請求項8に記載の発明は、請求項
1、2、3、4、5、6又は7記載のパルス管冷凍機に
おいて、前記蓄冷器及び前記パルス管は、各々の一端側
に形成された前記冷却部から、同方向に略平行に延在し
て構成されていることを特徴としている。そして、請求
項9に記載の発明は、請求項2、3、4、5、6、7又
は8記載のパルス管冷凍機において、前記圧縮機は、リ
ニア圧縮機であることを特徴としている。
【0018】すなわち、本発明は、従来構成におけるバ
ッファタンクの内部圧力が、冷凍機内部の圧力変化のほ
ぼ平均値である点、及び、ピストン型圧縮機による流体
の圧縮・膨張動作に関わらず、その背圧室の圧力がほぼ
一定である点に着目し、ピストン式圧縮機の背圧室にバ
ッファタンクの機能を付与するように、所定のタイミン
グでパルス管の他端側と背圧室とを連通する背圧室連通
管及び第1の連通路を設けたことを特徴としている。
【0019】そして、冷凍機内部の圧力が上昇及び下降
の各行程の所定(後期)のタイミングのとき、背圧室連
通管及び第1の連通路を連通してパルス管の他端側から
の流体を圧縮機の背圧室に流出入することにより、パル
ス管における流体の位相差を所望値に近づけることがで
きる。特に、圧縮機のピストンに背圧室と背圧室連通管
とを連通する第1の連通路を設けることにより、流量調
整バルブやバッファタンクを個別に付設することなく、
かつ、圧縮機による流体の圧送・吸引のタイミングに同
期して流体の流出入路を開閉制御することができるた
め、簡易かつ小型化された構成で冷却効率を向上させた
パルス管冷凍機を実現することができる。
【0020】また、圧縮機のピストンに圧力室とパルス
管の他端側(第1及び第2の流路)とを連通する第2の
連通路を設けることにより、流量調整バルブを付設する
ことなく、圧縮機による流体の圧送・吸引のタイミング
に同期して流路の開閉制御を行うことができるため、簡
易かつ小型化された構成で、一層冷却効率を向上させた
パルス管冷凍機を実現することができる。
【0021】また、流体制御手段として、ピストン対向
型のリニア圧縮機を用いることにより、シリンダ−ピス
トン間が無接触の状態で往復運動するため、極めて高い
耐久性を実現することができるとともに、往復運動に伴
う振動を極力抑制することができる。また、流体制御手
段として、単独(シングル)のリニア圧縮機を用いるこ
とにより、極めて高い耐久性を実現することができると
ともに、パルス管冷凍機のより一層の小型化を図ること
ができる。
【0022】また、ピストンに設けられる第1及び第2
の連通路の外周側に、ピストン外周に沿って溝部を形成
することにより、第1及び第2の連通路の開口位置と、
背圧室連通管及び第1、第2の流路との連通位置を容易
に一致させることができるとともに、ピストン外周にお
ける圧力バランスを均等に保持してシリンダとの接触、
摩擦を防止することができるため、本発明の構成を簡易
に作製、調整することができる。
【0023】また、流量調整手段として、背圧室連通管
に流量調整バルブを付設した構成、あるいは所望の流量
を実現する流路径とした構成、また第1の流路を所望の
流量を実現する流路径とした構成を適用することによ
り、パルス管冷凍機の小型化を図りつつ、冷却効率の向
上を図ることができる。また、蓄冷機及びパルス管を冷
却部を基点として同方向に延伸させ、略U字状に構成す
ることにより、パルス管冷凍機を小型化することができ
るとともに、装置形状を多様化させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパルス管冷凍
機について、実施例を示して説明する。 (第1の実施例)本発明に係るパルス管冷凍機の第1の
実施例について、図1を参照して説明する。
【0025】図1に示すように、本実施例のパルス管冷
凍機10は、流体制御手段を構成するピストン対向型の
リニア圧縮機1と、蓄冷器2と、冷却部3と、パルス管
4と、背圧室連通管を構成する流路5と、を有して構成
されている。ここで、蓄冷器2、冷却部3及びパルス管
4の構成は、従来技術(図8)と同等であるため説明を
省略する。
【0026】リニア圧縮機1は、円筒状の外装ケース内
に2組の圧縮ユニットが対向して配置されている。そし
て、外装ケースと一体的に設けられたシリンダ1aに
は、ピストン1b-1、1b-2が対向するように挿入さ
れ、ピストン1b-1、1b-2を保持する各々のシャフト
1c-1、1c-2の一端側と他端側が各々板バネ1dによ
り外装ケースに支持されている。
【0027】また、シャフト1c-1、1c-2の一端側と
他端側の間に設けられたコイル1fがヨーク1gの溝の
中に設けられた永久磁石Mと対向するように遊挿、保持
されている。また、シリンダ1aと対向するピストン1
-1、1b-2間に形成される圧力室1e及びピストン1
-1、1b-2により区画されるシャフト1c-1、1c-2
側の背圧室1iには、流体が充填され、圧力室1eは蓄
冷器2の他端側に連通している。
【0028】次に、ピストン1b-1の具体的な構成につ
いて、図2を参照して説明する。図2(a)に示すよう
に、ピストン1b-1には、背圧室1i側とピストン1b
-1の外周側とを連通する連通路1hが設けられ、かつ、
連通路1hの外周側は、ピストン1b-1の外周に沿って
形成された溝部1j内部底面に設けられている。ここ
で、バッファタンクとして機能する背圧室1iに流出入
する流体の流量を調整するための具体的な構成(流量調
整手段)としては、後述する流路5を予め所望の流量を
実現するように流路径あるいは配管長を設定する構成の
他に、図2(b)に示すように、連通路1h中に所定の
流路径の流量調整部8aを穴加工により形成する構成、
または、図2(c)に示すように、連通路1h中に所定
の流路径の流量調整部8bを挿入する構成等を適用する
ことができる。
【0029】次に、流路5と圧縮機1のピストン1b-1
との関係について説明する。流路5は、一端側が圧縮機
1のピストン1b-1側のシリンダ1a側壁に貫通し、か
つ、後述する所定のタイミングで前述したピストン1b
-1に設けられた連通路1hの外周側(あるいは溝部1
j)と一致して連通するように形成されている。
【0030】また、流路5の他端側は、パルス管4の他
端側に接続されている。次に、上述した構成を有するパ
ルス管冷凍機10における動作について、図3のタイミ
ングチャートを参照して説明する。ここで、図3の上段
は、タイミングt1〜t8における冷凍機内部の圧力変
化P1及び背圧室1i内の圧力変化P2を示す。
【0031】まず、圧縮機1のコイル1fに交流電流を
流し、ピストン1b-1、1b-2を互いに接近又は遠ざか
るように同期して所定の周期で往復動作させることによ
り、圧力室1e内の流体を圧縮・膨張させて蓄冷器2の
他端側に所定の振幅を有する流体を圧送、吸引する。こ
のとき、流路5は、冷凍機内部の圧力変化が上昇行程の
後期となるタイミングt2、t6において、ピストン1
-1に設けられた連通路1hの外周側の位置と一致して
連通し、圧縮機1による圧送、吸引に伴い変位した流体
が流路5及び連通路1hを介して圧縮機1の背圧室1i
に流入する。
【0032】また、冷凍機内部の圧力変化が下降行程の
後期となるタイミングt4、t8において、流路5と連
通路1hの位置が一致して、圧縮機1による圧送、吸引
に伴い変位した流体が流路5及び連通路1hを介して圧
縮機1の背圧室1iから流入する。このように、ピスト
ン1b-1に設けられた連通路1hと背圧室連通管5との
連通状態を制御することにより、背圧室1iにバッファ
タンクと同等の機能を付与することができる。
【0033】また、圧縮機1としてピストン対向型のリ
ニア圧縮機1を利用し、ピストン1b-1、1b-2を対向
させて同一周期で往復動作させているため、駆動時の振
動を抑制したパルス管冷凍機10を実現することができ
る。さらに、連通路1hのピストン外周側の開口部が、
ピストン1b-1の外周に沿って形成された溝部1jの底
面に設けられているため、連通路1hと流路5の連通位
置を、ピストン1b-1の回転を考慮することなく簡易に
一致させることができるとともに、ピストン外周におけ
る圧力バランスを均等に保持してピストン1b-1とシリ
ンダ1aの接触、摩擦を防止することができ、本実施例
の構成を容易に作製、調整することができる。
【0034】(第2の実施例)次に、本発明に係るパル
ス管冷凍機の第2の実施例について、図4(a)を参照
して説明する。なお、上述した実施例と同等の構成につ
いては、同一の符号を付して、その説明を省略する。図
4(a)に示すように、本実施例のパルス管冷凍機10
は、蓄冷器2及びパルス管4が、冷却部3を基点として
同方向に平行に延在し、かつ、冷却部3を介して相互に
連通され、内部に流体が充填されている。
【0035】流路5は、一端側が圧縮機1のピストン1
-1側のシリンダ1a側壁に貫通した構成を有し、他端
側がパルス管4の他端側に接続されている。ピストン1
-1は、図2と同等の構成を有し、背圧室1i側とピス
トン1b-1の外周側とを連通する連通路1hが設けられ
ている。次に、上述した構成を有するパルス管冷凍機1
0の動作について説明すると、上述した実施例と同様
に、図3のタイミングチャートに示したように、流路5
は、所定のタイミング(t2、t4、t6、t8)で連
通路1hと連通し、背圧室1iから流体の流出入が行わ
れる。
【0036】これにより、背圧室1iにバッファタンク
としての機能を付与することができるとともに、蓄冷器
2、冷却部3及びパルス管4をU字型に構成することが
できるため、パルス管冷凍機を一層小型化することがで
きる。 (第3の実施例)次に、本発明に係るパルス管冷凍機の
第3の実施例について、図4(b)を参照して説明す
る。なお、上述した実施例と同等の構成については、同
一の符号を付して、その説明を省略する。
【0037】図4(b)に示すように、本実施例のパル
ス管冷凍機10は、流体制御手段を構成する単一のピス
トンを有するリニア圧縮機1´と、蓄冷器2と、冷却部
3と、パルス管4と、流路5と、を有して構成されてい
る。ここで、蓄冷器2、冷却部3及びパルス管4の構成
は、従来技術と同等であるため説明を省略する。リニア
圧縮機1´は、単一の圧縮ユニットに設けられたシリン
ダ1a内にピストン1bが挿入され、シリンダ1aの終
端部とピストン1b間に形成される圧力室1e及びピス
トン1bにより区画されるシャフト1c側の背圧室1i
には、流体が充填され、圧力室1eは蓄冷器2の他端側
に連通している。
【0038】流路5は、一端側が圧縮機1のピストン1
b側のシリンダ1a側壁に貫通した構成を有し、他端側
がパルス管4の他端側に接続されている。ピストン1b
は、図2と同等の構成を有し、背圧室1i側とピストン
1bの外周側とを連通する連通路1hが設けられてい
る。次に、上述した構成を有するパルス管冷凍機10の
動作について説明すると、まず、圧縮機1のピストン1
bを所定の交流周期で往復動作させることにより、所定
の振幅を有する流体が圧送、吸引される。
【0039】このとき、上述した実施例と同様に、図3
のタイミングチャートに示したように、流路5は、所定
のタイミング(t2、t4、t6、t8)で連通路1h
と連通し、背圧室1iから流体の流出入が行われる。こ
れにより、背圧室1iにバッファタンクとしての機能を
付与することができるとともに、圧縮機1が単一のピス
トン1bのみを有するシングルピストン型であるため、
パルス管冷凍機をより一層小型化することができる。
【0040】(第4の実施例)次に、本発明に係るパル
ス管冷凍機の第4の実施例について、図5を参照して説
明する。なお、上述した実施例と同等の構成について
は、同一の符号を付して、その説明を省略する。図5に
示すように、本実施例のパルス管冷凍機10は、流体制
御手段を構成する単一のピストンを有するリニア圧縮機
1´と、蓄冷器2と、冷却部3と、パルス管4と、流路
5と、バイパス流路7と、を有して構成されている。こ
こで、蓄冷器2、冷却部3及びパルス管4の構成は、従
来技術と同等であるため説明を省略する。
【0041】本実施例は、本発明の特徴を有する圧縮機
1をダブルインレット型のパルス管冷凍機に適用したも
のである。このような構成により、上述したように、圧
縮機1の背圧室1iにバッファタンクとしての機能を付
与することができるとともに、パルス管における流体の
変位を所定の位相差に近づけることができ、冷却効率の
向上を図ることができる。
【0042】(第5の実施例)次に、本発明に係るパル
ス管冷凍機の第5の実施例について、図6を参照して説
明する。なお、上述した実施例と同等の構成について
は、同一の符号を付して、その説明を省略する。図6
(a)に示すように、本実施例のパルス管冷凍機10
は、流体制御手段を構成する単一のピストンを有するリ
ニア圧縮機1´と、蓄冷器2と、冷却部3と、パルス管
4と、流路5と、第1及び第2の流路を構成するバイパ
ス流路7a、7bと、を有して構成されている。ここ
で、蓄冷器2、冷却部3及びパルス管4の構成は、従来
技術と同等であるため説明を省略する。
【0043】リニア圧縮機1は、上述したように、円筒
状の外装ケース内に2組の圧縮ユニットが対向して配置
され、外装ケースと一体的に設けられたシリンダ1a内
に、ピストン1b-1、1b-2が対向して挿入されてい
る。ここで、ピストン1b-1、1b-2の具体的な構成に
ついて、図6(b)を参照して説明する。
【0044】図6(b)に示すように、ピストン1b-1
には、背圧室1i側とピストン1b -1の外周側とを連通
する連通路1h-1が設けられ、かつ、連通路1h-1の外
周側の開口部は、ピストン1b-1の外周に沿って形成さ
れた溝部1j-1底面に設けられている。また、ピストン
1b-2には、圧力室1e側とピストン1b-2の外周側と
を連通する連通路1h-2が設けられ、かつ、連通路1h
-2の外周側の開口部は、ピストン1b-2の外周に沿って
形成された溝部1j-2底面に設けられている。
【0045】次に、バイパス流路7a、7b及び流路5
と、圧縮機1のピストン1b-1、1b-2との関係につい
て説明する。流路5は、一端側が圧縮機1の他方のピス
トン1b-1側のシリンダ1aに貫通し、かつ、後述する
所定のタイミングで前述したピストン1b-1に設けられ
た連通路1h-1の外周側の開口部(あるいは溝部1
-1)と一致して連通するように形成されている。
【0046】また、バイパス流路7a、7bは、各々一
端側が圧縮機1の一方のピストン1b-2側のシリンダ1
aに貫通し、かつ、後述する所定のタイミングで前述し
たピストン1b-2に設けられた連通路1h-2の外周側の
開口部(あるいは溝部1j-2)と一致して連通するよう
に形成されている。また、流路5及びバイパス流路7
a、7bの他端側は、パルス管4の他端側に共通に接続
されている。
【0047】次に、上述した構成を有するパルス管冷凍
機10における動作について、図7のタイミングチャー
トを参照して説明する。ここで、図5の最上段は、タイ
ミングt1〜t8における冷凍機内部の圧力変化P1及
び背圧室1i内の圧力変化P2を示す。まず、リニア圧
縮機1のコイル1aに交流電流を流し、ピストン1
-1、1b -2を所定の周期で往復動作させることによ
り、圧力室1e内の流体を圧縮・膨張させて蓄冷器2の
他端側から所定の振幅を有する流体が圧送、吸引され
る。
【0048】このとき、バイパス流路7aは、図7のタ
イミングチャートに示すように、圧縮機1により生じる
流体の圧送・吸引に伴って、冷凍機(蓄冷器2及びパル
ス管4)内部の圧力変化が下降行程の前期となるタイミ
ングt3、t7において、ピストン1b-2に設けられた
連通路1h-2の外周側開口部の位置と一致して連通し、
圧縮機1の圧力室1eの圧力に応じた流体が、連通路1
-2及びバイパス流路7aを介してパルス管4の他端側
に供給される。
【0049】一方、バイパス流路7bは、冷凍機内部の
圧力変化が上昇行程の前期となるタイミングt1、t5
において、ピストン1b-2に設けられた連通路1h-2
外周側開口部の位置と一致して連通し、圧縮機1の圧力
室1eの圧力に応じた流体が、バイパス流路7b及び連
通路1h-2を介してパルス管4の他端側から吸引され
る。
【0050】また、流路5は、冷凍機内部の圧力変化が
上昇行程の後期となるタイミングt2、t6及び下降行
程の後期となるタイミングt4、t8において、ピスト
ン1b-1に設けられた連通路1h-1の外周側開口部の位
置と一致して連通し、圧縮機1による圧送、吸引に伴い
変位した流体が流路5及び連通路1h-1を介して圧縮機
1の背圧室1に流出入する。このとき、バイパス流路7
a、7bは、連通路1h-2とは連通することなく遮断さ
れ、流体の供給、吸引は行われない。
【0051】これにより、パルス管4の他端側からバイ
パス流路7a方向への流体の流れのタイミングと、バイ
パス流路7b方向からパルス管4の他端側への流体の流
れのタイミングと、圧縮機1の背圧室1iへの流体の流
出入のタイミングとが適切に設定されるため、冷却効率
を向上させることができる。また、連通路1h-1、1h
-2のピストン外周側の開口部が、ピストン1b-1、1b
-2の外周に沿って形成された溝部1j-1、1j-2の底面
に設けられているため、連通路1hの開口部位置と、シ
リンダ側壁を貫通して設けられたバイパス流路7a、7
bの開口位置とを、ピストン1b-1、1b-2の回転を考
慮することなく簡易に一致させることができるととも
に、ピストン外周における圧力バランスを均等に保持し
てピストン1b-1、1b-2とシリンダ1aの接触、摩擦
を防止することができ、本実施例の構成を容易に作製、
調整することができる。
【0052】なお、本発明は、上述した実施例に示した
構成に限定されるものではなく、実施例を相互に組み合
わせた構成、例えば、第5の実施例の構成を第2及び第
3の実施例(図4)に適用した構成であってもよいこと
はいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るパルス管冷凍機によれば、
ピストン式圧縮機の背圧室にバッファタンクの機能を付
与するように、所定のタイミングでパルス管の他端側と
圧縮機のシリンダ側壁とを連通する背圧室連通管と、圧
縮機のピストン外周と背圧室とを連通する第1の連通路
を設けることにより、流量調整バルブやバッファタンク
を個別に付設することなく、かつ、圧縮機による流体の
圧送・吸引のタイミングに同期して流体の流出入路(背
圧室連通管と第1の連通路との連通状態)を開閉制御す
ることができるため、簡易かつ小型化された構成で冷却
効率を向上させたパルス管冷凍機を実現することができ
る。
【0054】また、流体制御手段として、リニア圧縮機
を用いることにより、極めて高い耐久性を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパルス管冷凍機の第1の実施例を
示す概略構成図である。
【図2】本実施例のパルス管冷凍機に適用されるピスト
ンの形状を示す概略構成図である。
【図3】本実施例のパルス管冷凍機の動作制御を示すタ
イミングチャートである。
【図4】本発明に係るパルス管冷凍機の第2及び第3の
実施例を示す概略構成図である。
【図5】本発明に係るパルス管冷凍機の第4の実施例を
示す概略構成図である。
【図6】本発明に係るパルス管冷凍機の第5の実施例を
示す概略構成図である。
【図7】本実施例のパルス管冷凍機の動作制御を示すタ
イミングチャートである。
【図8】従来技術に係るパルス管冷凍機の例を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1、1´ リニア圧縮機 1a シリンダ 1b、1b-1、1b-2 ピストン 1c、1c-1、1c-2 シャフト 1d 弾性部材 1e 圧力室 1f コイル 1g ヨーク 1h、1h-1、1h-2 連通路 1j、1j-1、1j-2 溝部 1i 背圧室 2 蓄冷器 3 冷却部 4 パルス管 5 流路 5´ キャピラリ 6 バッファタンク 7、7a、7b バイパス流路 8 流量調整バルブ 10、10a、10b パルス管冷凍機
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 9/00 311

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に流体が収納され、該流体との間で熱
    交換を行う蓄冷器と、 前記蓄冷器の一端側に形成され、被冷却体を冷却する冷
    却部と、 前記冷却部に一端側が隣接するとともに、前記蓄冷器内
    の空間に連通して前記流体が収納されたパルス管と、 前記蓄冷器の他端側から前記流体の圧送及び吸引を所定
    の周期で繰り返すことにより、前記蓄冷器内の前記流体
    に圧力及び変位を与える流体制御手段と、 前記蓄冷器及び前記パルス管内の圧力が上昇又は下降す
    る所定のタイミングのとき、前記パルス管内から変位し
    た前記流体を前記流体制御手段の背圧室に蓄える背圧室
    連通管と、を備えたことを特徴とするパルス管冷凍機。
  2. 【請求項2】前記流体制御手段が、同一のシリンダ内に
    一対のピストンが対向して配置され、該一対のピストン
    が同一周期で相反する位相で動作することにより、前記
    一対のピストン間に形成される圧力室に収納された前記
    流体を所定の周期で圧縮及び膨張させるピストン対向型
    の圧縮機であって、 前記一対のピストンのいずれか一方のピストンは、外周
    から前記ピストンにより区画される前記流体制御手段の
    前記背圧室に連通する第1の連通路を有し、 前記所定のタイミングのとき、前記背圧室連通管と前記
    第1の連通路が連通して、前記パルス管内から変位した
    前記流体を前記背圧室に蓄えることを特徴とする請求項
    1記載のパルス管冷凍機。
  3. 【請求項3】前記流体制御手段が、シリンダ内に配置さ
    れた単一のピストンが所定の周期で動作することによ
    り、前記シリンダ内に形成される圧力室に収納された前
    記流体を所定の周期で圧縮及び膨張させるピストン型の
    圧縮機であって、 前記ピストンは、外周から前記ピストンにより区画され
    る前記流体制御手段の前記背圧室に連通する第1の連通
    路を有し、 前記所定のタイミングのとき、前記背圧室連通管と前記
    第1の連通路が連通して、前記パルス管内から変位した
    前記流体を前記背圧室に蓄えることを特徴とする請求項
    1記載のパルス管冷凍機。
  4. 【請求項4】前記ピストンは、前記第1又は第2連通路
    の前記ピストン外周側に、該外周に沿って延在する溝部
    を有することを特徴とする請求項2又は3記載のパルス
    管冷凍機。
  5. 【請求項5】前記背圧室連通管は、前記パルス管から変
    位する前記流体の流量を所定値に調整する流量調整手段
    を有していることを特徴とする請求項1、2、3又は4
    記載のパルス管冷凍機。
  6. 【請求項6】前記第1の連通路は、前記パルス管から変
    位する前記流体の流量を所定値に調整する流量調整手段
    を有していることを特徴とする請求項2、3又は4記載
    のパルス管冷凍機。
  7. 【請求項7】前記流体制御手段による前記圧送及び吸引
    に伴う、前記蓄冷器及び前記パルス管内の圧力が下降す
    る第1のタイミングのとき、前記流体制御手段から前記
    パルス管の他端側へ前記流体を供給する第1の流路と、 前記蓄冷器及び前記パルス管内の圧力が上昇する第2の
    タイミングのとき、前記パルス管の他端側から前記流体
    制御手段へ前記流体を吸引する第2の流路と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載
    のパルス管冷凍機。
  8. 【請求項8】前記蓄冷器及び前記パルス管は、各々の一
    端側に形成された前記冷却部から、同方向に略平行に延
    在して構成されていることを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6又は7記載のパルス管冷凍機。
  9. 【請求項9】前記圧縮機は、リニア圧縮機であることを
    特徴とする請求項2、3、4、5、6、7又は8記載の
    パルス管冷凍機。
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