JP2879903B2 - 浴槽水の循環装置 - Google Patents

浴槽水の循環装置

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JP2879903B2 JP18205289A JP18205289A JP2879903B2 JP 2879903 B2 JP2879903 B2 JP 2879903B2 JP 18205289 A JP18205289 A JP 18205289A JP 18205289 A JP18205289 A JP 18205289A JP 2879903 B2 JP2879903 B2 JP 2879903B2
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成弘 喜多
義幸 足立
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用の浴槽水をジェット噴流で気泡浴な
どに使用し、さらに、浴槽水に植物の香りを添加した
り、化学物質を添加して水質調節により温泉水に近い浴
槽水を作るなどの付加価値の高い浴槽水の循環装置に関
するものである。
従来の技術 第3図は従来例を示すシステム構成図である。第3図
において、浴槽1の循環水出口1aおよび入口1bを水回路
2で配管し、途中に循環ポンプ3とろ過器4を設けて浴
槽水を循環させ、一方殺菌液などを収納したタンク5か
らポンプ6により、前記水回路2の分岐点2aからタンク
5の殺菌液などを水回路2に送り込み、浴槽水へ拡散さ
せ、殺菌・ろ過などにより浴槽水の清潔を図ることなど
を行っていた。
発明が解決しようとする課題 このように従来の技術では、循環ポンプ3で加圧され
た循環水中に殺菌液などを注入するため、注入のために
循環水の水圧以上の圧力を有するポンプを使用する必要
があり、さらにこのポンプは、たとえば次亜塩素酸ソー
ダ液などの酸化性の強い殺菌液などの化学物質に耐える
材質でなければならないため、一般的に使用されている
種類のポンプではなく、非常に高価につき、家庭用に利
用するには実用化の点で問題であた。
本発明は上記課題を解決するもので、浴槽水中に液体
を簡単に添加できる循環装置を提供することを目的とす
るものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の浴槽水の循環装
置は、浴槽壁に設けた吸込口とジェットノズルの間に配
管されて浴槽内の浴槽水を循環させる水回路と、前記水
回路の途中に介装された循環ポンプおよびろ過器とを備
え、前記循環ポンプと吸込口との間の水回路に設けた分
岐点とジェットノズルのエア吸込口とをバイパス路で接
続し、前記バイパス路の途中に設けた分岐点に電磁弁を
介して大気中に開口するエア管を接続し、前記エア管の
途中に設けた分岐点に電磁弁を介してタンクを接続した
ものである。
作用 上記構成により、循環ポンプの吸込口から低圧水の循
環水をジェットノズルのエア吸込口に、ジェットノズル
に発生する負圧を応用して、循環水量の若干量を流し、
この流れにタンクから自然落差により添加流体を、電磁
弁を一定時間開弁して添加量の調節をしながら添加し、
この添加液体を循環水により浴槽水中へジェット噴流に
より拡散するものであり、従来の殺菌・ろ過が主目的で
あった方式とは異なり、浴槽水に花類などの香りを出す
液体を添加したり、ナトリウムや硫酸イオンなどの化学
物質を液体状にして添加するなどの広い範囲に応用が利
き、しかも簡単な構成でかつ低コストで提供できるよう
にしている。
実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説
明する。
第1図は本発明の一実施例の浴槽水の循環装置を示す
システム構成である。第1図において、浴槽11の下部側
壁に設けた吸込口11aに接続された水回路12は、循環ポ
ンプ13、ろ過器14を通して、浴槽11の上部側壁に設け
た、たとえば4個のジェット噴流発生のためのジェット
ノズル15に配管されている。また、浴槽11の吸込口11a
と循環ポンプ13の間の水回路12に分岐点12aが設けら
れ、この分岐点12aと少なくとも1個のジェットノズル1
5のエア吸込口とを接続するバイパス路16が設けられて
いる。このバイパス路16は水回路12を流れる循環水の一
部を流すので、水回路12の配管径(たとえば40A)より
小口径の配管径(たとえば10A)の配管とする。また、
バイパス路16の途中に分岐点16aを介してバイパス路16
より小口径の配管径(10A以下)の先端が大気に開放さ
れたエア管17が接続され、大気開放直前にエア通路を開
閉する電磁弁18か設けられている。また、エア管17は途
中で分岐点17aを介してタンク19に接続され、タンク19
と分岐点17aの間の配管途中にタンク19からの流体通路
を開閉する電磁弁20が設けられている。なお、このシス
テム構成中の循環ポンプ13、電磁弁18および20は制御器
21により制御され、また、図示されていないが、運転ス
イッチとも電気的に接続され、かつ、外部電源から電力
を供給されている。
第2図はジェットノズル15の詳細断面図を示す。第2
図において、本体15aは浴槽11の側壁に穿った孔11bに、
浴槽11内部から挿通されるリング15bとのねじ嵌合によ
り、浴槽11の側壁にパッキン15cを介して固定されてい
る。この本体15aにはエアを吸入するエア吸込口15dと循
環水の流入する水接続口15eが設けられ、水接続口15eか
ら流入した循環水は絞り部15fで徐々に通路を絞られ、
内径約10mmの吐出口15gより拡大路15hを経て、浴槽11内
に噴射される。また、エアを吸入するエア吸込口15dは
絞り部15fの背面の負圧室15iを介して拡大路15hに連通
している。また、複数個のジェットノズル15は、それぞ
れのエア吸込口15dと水接続口15eとをそれぞれ1個の接
続口に集めてから、バイパス路16と水回路12とにそれぞ
れ接続されている。
次に、上記構成の動作を説明する。
まず、ジェットノズル15よりジェット噴流を発生させ
て、気泡浴を楽しむ動作について説明する。浴槽11の近
辺に設けられた運転スイッチを押すと、循環ポンプ13が
駆動し、浴槽11内の浴槽水が約80l/分の循環流量で吸込
口11aから水回路12内に循環ポンプ13により吸入され、
約1.2kg/cm2に加圧され、次にろ過器14を経てジェット
ノズル15に到る。水回路12内の循環水はジェットノズル
15内へ水接続口15eより入り、絞り部15fで加速され、吐
出口15gから高速の噴流水として拡大路15hへ噴射され
る。このとき、拡大路15h内でこの高速の噴流水の外側
の負圧域15jの部分に、大気圧より低い圧力が発生し、
エア管17の電磁弁18を開放しておくと、この負圧域15j
と連通する負圧室15iの負圧により、エア吸込口15dへ
は、バイパス路16の一部の分岐点16aまでの回路と分岐
点16aに接続されるエア管17を通して大気開放部より大
気中のエアが吸入される。このとき、電磁弁20は閉じて
おく。エア管17からのエアは前記高速の噴流水に混入さ
れて、ジェットノズル15の先端より、気泡をともなう高
速のジェット噴流15kとして浴槽11内に噴射される。こ
のジェット噴流15kは、入浴中の人体表面に気泡の衝突
による水圧刺激と、衝突により気泡が破裂するエネルギ
ーとを与え、毛細血管などの血行を良くし、身体の疲労
回復などが図られる。このとき同時に、ジェット噴流15
kが人体表面に衝突することにより、人体表面の老化し
た皮ふ組織があかとなって浴槽水中に放出されるが、こ
の浴槽水は浴槽11より水回路12を経てろ過器14に流入
し、ろ過フィルタにてろ過されて浴槽水が清潔に維持さ
れる。また、ジェット噴流15k中の気泡を停止したい場
合は、エア管17の電磁弁18を閉じれば良く、このときは
ジェットノズル15のエア吸込口15dにはバイパス路16の
循環水の一部の約4.0l/分が循環することになる。した
がって、このときの浴槽11内の状況は、気泡を含まない
循環流の水量が約80l/分で4個のジェットノズル15より
噴射する場合でも、静かな普通の循環流となり、水位の
上下で温度差を持つなどの不均一な場合には急速に均一
化が行えるなどの利点が得られる。
次に、浴槽11内の浴槽水中にタンク19より浴槽水とは
異る液体を添加する動作について説明する。このとき
は、前述の気泡を含まない普通の循環水流を流す状態、
すなわち循環ポンプ13を駆動し、エア管17の電磁弁18を
閉じた状態にしておき、さらにタンク19の電磁弁20を開
放する。これにより、バイパス路16は約1.5mの負圧とな
り、循環水の一部の約4.0l/分が分岐点12aからジェット
ノズル15側へ流れるので、タンク19に収納された液体が
電磁弁20、エア管17を経て分岐点16aに吸入され、バイ
パス路15を流れる循環水の一部に混入され、ジェットノ
ズル15のエア吸込口15dから、水回路12を循環してきた
循環水の高速の噴流に吸収され、浴槽水中へ噴射されて
拡散される。なお、この液体を流すエア管17の分岐点16
aから分岐点17aまでの通路と分岐点17aから電磁弁20に
到る通路は、ジェット噴流15kの発生時などにおいては
エアが存在しているので、添加すべき液体の量が少いと
きに、その一部がパイプ内に残存し、次のエア吸込時ま
で循環水に混入されないことが発生し得るため、パイプ
長は可能な限り短く、また、自然落差でバイパス路16内
に流入するような配慮も必要である。また、添加すべき
液体の量の制御は、電磁弁20の開放時間によっている
が、さらに精度を向上する方法としては、電磁弁20を低
流量ポンプなどに代えることも有効である。
次に、前述の動作により添加すべき液体としての具体
的な例とそれにともなう効用等について述べる。第1の
例は、従来から良くある殺菌液の場合である。濃度6%
の次亜塩素酸ソーダ液の場合は、浴槽11の張水量が200l
であると、毎回入浴後2cc添加すれば浴槽水の残留塩素
濃度は約0.6ppmとなり、浴槽水中に発生する一般殺菌を
死滅させるのに十分であり、これらの死菌はもちろん一
部残存する生菌も含めて循環によりろ過器14でろ過し、
浴槽水を清潔に維持することができる。第2の例は、ナ
トリウムや硫酸イオンなど種々の金属イオンなどを含む
各地の温泉水の類似水を製造する液体で、一定量添加す
ることにより、家庭に居ながらにして各地の温泉気分を
味わえ、さらに温泉水の効果を期待することができる。
第3の例では、花や木の香りを楽しむ場合で、このとき
はタンク19を複数個エア管17に並列に設置し、好みに応
じて添加すべきタンク19を選び、浴槽水より徐々にでは
あるが長時間香りを出して雰囲気を楽しむことができ
る。その他の例としては、着色剤の添加で色付きの浴槽
水を作るなど、種々の添加剤がある。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ジェット噴流で気泡浴
を楽しむ入浴装置を活用して、ジェットノズルのエア吸
入メカニズムで発生する負圧を応用することにより、浴
槽水中に添加すべき液体を、高圧の循環水中に添加せ
ず、負圧のジェットノズルへ添加させるので、循環水の
水圧に打勝つ高価な高圧ポンプが不要となり、家庭用の
設備として導入する際に、低コスト化が図られ、種々の
応用例を組み合わせて多機能で高付加価値の浴槽装置を
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のシステム構成図、第2図は
ジェットノズルの断面図、第3図は従来例のシステム構
成図である。 11…浴槽、12…水回路、13…循環ポンプ、14…ろ過器、
15…ジェットノズル、15a…ジェットノズル本体、15d…
エア吸込口、15e…水接続口、15f…絞り部、15h…拡大
路、15i…負圧室、15j…負圧域、15k…ジェット噴流、1
6…バイパス路、17…エア管、18…電磁弁、19…タン
ク、20…電磁弁、21…制御器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 35/027 F24H 9/00 W F24H 9/00 B01D 35/02 J (56)参考文献 特開 平2−111387(JP,A) 特開 平1−201257(JP,A) 実開 昭63−156632(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 23/00 520 A61H 33/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽壁に設けた吸込口とジェットノズルの
    間に配管されて、浴槽内の浴槽水を循環させる水回路
    と、前記水回路の途中に介装された循環ポンプおよびろ
    過器とを備え、前記循環ポンプと吸込口との間の水回路
    に設けた分岐点とジェットノズルのエア吸込口とをバイ
    パス路で接続し、前記バイパス路の途中に設けた分岐点
    に電磁弁を介して大気中に開口するエア管を接続し、前
    記エア管の途中に設けた分岐点に電磁弁を介してタンク
    を接続した浴槽水の循環装置。
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JPH0810300A (ja) * 1994-07-01 1996-01-16 Onsen Kogyo Kk 温水噴射式マッサージ装置
JP2005118434A (ja) * 2003-10-20 2005-05-12 Suiko Engineering:Kk 水流マッサージ装置
CN103277899B (zh) * 2013-06-24 2015-06-03 陈雄 一种燃气热水器水路分流控制装置系统及水路分流装置

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