JP2879067B2 - 光ファイバ接続モジュール - Google Patents

光ファイバ接続モジュール

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JP2879067B2 JP2230144A JP23014490A JP2879067B2 JP 2879067 B2 JP2879067 B2 JP 2879067B2 JP 2230144 A JP2230144 A JP 2230144A JP 23014490 A JP23014490 A JP 23014490A JP 2879067 B2 JP2879067 B2 JP 2879067B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は光ファイバ相互の中間に挿入されて光ファイ
バ相互を接続するための光ファイバ接続モジュールに関
するものである。
「従来の技術およびその課題」 現在、我国においては、多くの光ファイバケーブル通
信網の建設が行なわれているところであり、近い将来、
各家庭まで光ファイバが布設されていくことが予想され
る。その時、光ファイバケーブルから小心(1〜10心)
の光ファイバに分岐接続して各家庭まで光ファイバを布
設しなければならないが、引込み線とケーブル心線との
接続方法については、特に有効なものが提供されていな
いのが実状である。
現在、銅線による通信の場合においては、接続端子函
内においていわゆる4端子ブロックで引込み線と心線を
接続しており、その場合、引込み線と4端子ブロックと
の接続はネジドメで行い、4端子ブロックと心線の接続
は圧着式コネクタで行っている。光ファイバにおいて
も、4端子ブロックのような心線と引込み線を接続する
モジュールが必要と考えられるが、光ファイバの場合
は、ネジドメや圧着式コネクタによる接続は不可能であ
り、これに代わる接続モジュールの開発が望まれてい
る。
ところで、光ファイバの接続としては、融着接続、コ
ネクタ接続があるが、銅線と比べた場合、曲率半径が大
きいこと、余長が長いこと、接続に時間がかかること
(現場打ちコネクタを用いる場合)、心線が脆いこと、
ハンドリングによる損失を受けやすいこと等、多くの問
題がある。特に、光加入者線路網においては心線の融通
性が要求され、心線の接続替え、下部のばし等が必要に
なってくる。また、心線と引込み線との接続において
は、引込み線の数が多いこと、移転等引込み線の張り替
え工事が頻繁に発生することから、心線と引込み線とを
短時間で接続および接続替えができる手段が望まれてい
る。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、架空光ファイバケーブルや肺線用
地下光ファイバケーブルの心線と引込み線との接続、及
び、心線割り入れや下部のばし時に光ファイバ相互をワ
ンタッチで接続することのできる光ファイバ接続モジュ
ールを提供することにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本発明の光ファイバ接続モ
ジュールは、外径寸法が可変とされたドラムの外周に、
両端にコネクタが取り付けられた光ファイバをその両端
部を残して巻き付けた状態で収納してなり、前記ドラム
の外径寸法を変化させてその外周長を変化させることに
より、その変化量に対応する長さ分だけ光ファイバを繰
り出し、かつ、巻き取るように構成してなることを特徴
としている。
この場合、ドラムに巻き付け収納しておく光ファイバ
としては、複数本の光ファイバ素線をテープ状の被覆層
によって被覆した光ファイバテープの形態のものや、光
ファイバ素線とそれに縦添えされた補強用の抗張力体と
を一括して被覆した光ファイバケーブルの形態のものが
使用できる。
また、ドラムの外径寸法を可変とするためには、 (i)ドラムの外周面を周方向に沿って複数の分割体に
分割して各分割体をドラムの径方向に移動自在とした
り、 (ii)ドラムの外周面を、それぞれがドラムの中心側に
向かうように渦を描いて移動し得るように、かつ、隣り
合うものどうしが重なり合う状態でドラムの周方向に沿
って並べられて設けられた多数の可動体により形成し、
それら可動体どうしの重なり量を変化させるようにした
り、 (iii)ゴムもしくはバネ等の伸縮自在な弾性材からな
る線材をドラムの外周に沿って列設して、それら線材の
外側に光ファイバを巻き付けるように構成したり、 (iv)ドラムの外周面を弾性変形可能な板材を曲げ加工
することによって端部どうしを重ね合わせた形態の筒体
により形成し、それら端部の重なり量を変化させるよう
にしたり、 (v)ドラムをゴム等の弾性材によって中空容器状に形
成するとともにその内部に流体を封入して変形自在とす
る、 等の手法が考えられる。
さらに、本発明は、ドラムの外径寸法を可変とするこ
とに代えて、円錐状もしくは円錐台状とされたドラムを
用いてそのドラムの外周に両端にコネクタが取り付けら
れた光ファイバをその両端部を残して巻き付けた状態で
収納してなり、ドラムの外周に対する光ファイバの巻き
付け位置をドラムの軸線方向に移動させることで光ファ
イバを繰り出しかつ巻き取るように構成することもでき
る。
「作用」 本発明の光ファイバ接続モジュールは、接続するべき
光ファイバどうしの間に挿入されてそれら光ファイバの
双方にコネクタにより接続され、余長分の光ファイバは
ドラムに巻かれた状態で収納されている。そして、本発
明の光ファイバ接続モジュールでは、ドラムに対する光
ファイバの巻き直径を変化させることで光ファイバがド
ラムから繰り出され、かつ、巻き取られる。
すなわち、光ファイバの一端を引っ張るとドラムの外
径寸法が小さくなるように変化してドラムに対する光フ
ァイバの巻き直径が小さくなり、元の外径寸法と小さく
なった外径寸法の差に相当する長さ分だけ光ファイバが
引き出される。あるいは、円錐状もしくは円錐台状とさ
れたドラムを採用した場合には、光ファイバを引っ張っ
た際にそのドラムに対する光ファイバの巻き付け位置が
底面側から上面側に移動し、これによって光ファイバの
巻き直径が小さくなって光ファイバが引き出される。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明するが、
まず第1図を参照して本発明の接続モジュールの基本構
造について説明する。
第1図において符号1は光ファイバ、2はその光ファ
イバ1の両端に取り付けられているコネクタ、3は光フ
ァイバ1がその両端部を残して巻き付けられているドラ
ム、4はドラム3を収納しておくプラスチック等で形成
されたボックスである。上記のドラム3はその外径寸法
が可変とされていて、この接続モジュールは、ドラム3
の外周面に巻き付けた光ファイバ1の一端を矢印A方向
に引っ張ることによりドラム3の外径寸法が小さくなる
ように構成されている。そして、光ファイバ1の一端を
引っ張ったときには、光ファイバ1はドラム3の外周面
を滑って締まっていってその巻直径が小さくなり、その
分、ドラム3から光ファイバ1が引き出されるようにな
っている。
このように、ドラム3の外径寸法を変化させて光ファ
イバ1を引き出す場合、光ファイバ1の引き出し長はド
ラム3の元の外径寸法と小さくなった後の外径寸法の差
によって決定されるものであり、元の外径寸法D、小さ
くなった後の外径寸法をd、光ファイバ1のドラム3に
対する巻回数をnとすると、光ファイバ1の引き出し長
lは、l=πn(D−d)で与えられる。たとえば、D
=10cm、d=5cm、n=10とすると、引き出し長はl≒1
60cmとなり、比較的小径のドラム3から十分な長さの光
ファイバ1を引き出し得るものである。
上記構成のモジュールは、接続するべき光ファイバど
うしの間に挿入されてそれら光ファイバの双方に対して
光ファイバ1の両端がコネクタ2,2により接続される。
そして、光ファイバ1の余長分がドラム3に巻かれた状
態で収容され、かつ、接続に際して光ファイバ1の一端
側を引っ張るのみでそれがドラム3から引き出されてく
るから、接続作業を容易に行うことができ、また、作業
終了後には必要に応じて余長分を再び巻き取ることもで
きる。したがって、このモジュールを使用することによ
り、架空光ファイバケーブル、地下光ファイバケーブル
の接続点での心線割り入れ、下部のばし、及び心線と引
込み線との接続が容易にかつ短時間でできる利点があ
る。
ところで、上記構成のモジュールを十分に小形化すれ
ば多種多様の用途が考えられるが、本モジュールを小型
化するためにはモジュール内に光ファイバ1を高密度に
収容しなければならず、そのためには、収容される光フ
ァイバ1の巻直径を十分に小さくする必要がある。しか
し、一般に用いられているシングルモード型光ファイバ
は曲げることによって伝送損失が増大するため、光ファ
イバの巻直径は限定されてしまうし、伝送損失が大きけ
れば伝送距離も制約される。したがって、従来型の光フ
ァイバを用いることでは巻直径を十分に小さくすること
は困難で、十分な小型化を実現できない。ところが、近
年、“シングルモード型光ファイバの曲がりによる損失
増加量はパラメータQにより決定され、そのパラメータ
Qが小さいほど曲げによる損失は生じにくい。(「SMフ
ァイバの曲げの感度パラメータの検討」1989年電子情報
通信学会春期全国大会C−589)”と発表されており、
上記のパラメータQの小さいファイバを用いることとす
れば光ファイバ1の巻直径(ドラム3の最小外径寸法)
を十分に小さくすることが可能であり、これによりモジ
ュールの小型化が実現でき、伝送距離も大幅に延ばすこ
とができる。そして、モジュールの小型化が実現すれ
ば、接続端子函やクロージャー内に多数の収納が可能と
なるとともに端子函等収納用品も小型化でき、接続モジ
ュールとしての多種多様な利用が期待できる。
なお、上記の光ファイバ1としては、たとえば第11図
に示すように、複数本(第11図では4本)の光ファイバ
素線5をテープ状の被覆層6によって一体に被覆した光
ファイバテープの形態としたもの、あるいは第12図に示
すように光ファイバ素線5に補強用の抗張力体7を縦添
えしてそれらを被覆層6により一体に被覆した形態のも
の、さらには第13図に示すように、複数の素線5とそれ
らに縦添えした複数の抗張力体7とを被覆層6により一
体に被覆してテープ状のケーブルの形態としたもの等、
種々の形態のものを適宜使用できる。
また、ドラム3の最小外径寸法が、使用する光ファイ
バ1の許容曲率半径より小さくならないように、ドラム
3の最小外径寸法を規制する適宜のストッパを設けてお
くとよい。さらに、ドラム3を上記ボックス4に収容す
ることによってハンドリングが容易となり、かつ光ファ
イバ1の破損防止を図ることができるが、このボックス
4は省略することも可能である。
以上で本発明の光ファイバ接続モジュールの基本構造
を説明したが、より具体的な実施例を以下に説明する。
第2図は第1実施例を示すもので、これは、ドラム10
の外周面を周方向に複数(図示例のものでは4つ)の分
割体11に分割し、それら分割体11をドラム10の軸部12に
バネ13によって連結することでそれぞれドラム10の径方
向に変位自在となしたものである。この場合、光ファイ
バ1の一端をA方向に引っ張ると、各分割体11は内側
(図示C方向)に変位してドラム10の外径寸法が縮小
し、これによって各分割体11間の間隙寸法が小さくなっ
て外周長が小さくなり、その分、光ファイバ1が繰り出
されることになる。そして、光ファイバ1に対する引っ
張り力を解除すると、各バネ13の弾性復元力により分割
体11は外側に戻るので、光ファイバ1は再びドラム3に
巻き取られることになる。
第3図は第2実施例を示すもので、これは、ドラム20
の外周面を多数の可動体21を円弧に沿って並べることで
形成したものである。それら可動体21は断面形状が略三
日月形状とされ、それぞれがドラム20の中心側に向かう
ように渦を描いて移動し得るように、かつ、隣り合うも
のどうしが重なり合う状態で並べられて設けられ、それ
ら可動体21がカメラのシャッタの如く内側に絞り込まれ
ることでドラム20の外径寸法が変化するようにされたも
のである。第3図(a)は光ファイバ1の繰り出し前の
状態、同図(b)は繰り出し後の状態を示し、同図
(c)は可動体21を絞り込むための案内板22を示す図で
ある。その案内板22には、ドラム20の中心側に向かうよ
うに渦を描く案内溝23が形成されており、それら案内溝
23に、各可動体21の両端に形成されている突起24がそれ
ぞれ嵌着するようにされている。そして、可動体21に巻
き付けられていた光ファイバ1の一端を図示A方向に引
っ張ると、各可動体21は案内溝23に案内されてドラム20
の中心側に向かって渦を描いて絞り込まれていき、これ
によって、各可動体21の重なり寸法が大きくなってドラ
ム20の外径寸法が変化し、その結果、外周長が小さくな
って光ファイバ1が引き出されることになる。
第4図は第3実施例を示すもので、これは、ドラム30
の外周に沿ってゴムもしくはバネ等の伸縮自在な弾性材
からなる線材31を列設してなり、それら線材31の外側に
光ファイバ1を巻き付けるようにしたものである。第4
図において符号32はドラム30の両端面を形成している円
板、33はそれら円板32,32どうしを連結している軸体で
あり、上記円板32,32の外周相互間に上記の線材31が等
間隔で多数列設されている。そして、それら各線材31の
中間部にはたとえばプラスチック等からなる短管状のス
リーブ34が嵌着されており、それらスリーブ34の外側に
光ファイバ1が巻き付けられたものとなっている。上記
のスリーブ34は線材31に対して回動自在とされている
が、線材31の長さ方向への変位は拘束されるように線材
に対して係止されている。この場合、第4図(a)の状
態から光ファイバ1の一端側をA方向に引っ張ると、
(b)に示すように各線材31が延びて各スリーブ34がド
ラム30の内側に変位し、これによって光ファイバ1の巻
き直径が小さくなり、その分、光ファイバ1が引き出さ
れる。この際、各スリーブ34が各線材31に対して自由に
回転して光ファイバ1の繰り出しが滑らかになされる。
そして、引っ張り力を解除すると、各線材31の弾性復元
力によって第4図(a)の状態に戻り、光ファイバ1は
再び巻き取られる。
第5図は、第4実施例を示すもので、これは、ドラム
40の外周面を、プラスチック板や薄い鋼板等の弾性変形
可能な板材を曲げ加工することによって端部41a,41bど
うしが重ね合わせられた形態の筒体41により形成したも
のである。この場合、光ファイバ1をA方向に引っ張る
と筒体41が弾性的に変形して端部41a,41bの重なり寸法
が大きくなり、その分、筒体41の外径寸法が小さいな
り、これによって光ファイバ1が引き出される。また、
引っ張り力を解除すると、筒体41は自身の弾性復元力に
よってもとの状態に戻ろうとし、光ファイバ1は自ずと
再び巻き取られる。
第6図は第5実施例を示すもので、これは、ドラム50
の全体をゴムや樹脂等の弾性変形自在な材料によって中
空容器状に形成するとともに、その内部に流体(気体あ
るいは液体)を封入して変形自在としたものである。こ
の場合、第6図(a)の状態から光ファイバ1をA方向
に引っ張ると、(b)に示すようにドラム50の外周面が
絞られるように変形して光ファイバ1が繰り出される。
そして、引っ張り力を解除すると、ドラム50自体の弾性
復元力および内部に封入されている流体の圧力によって
ドラム50は元の形状に戻ろうとし、光ファイバ1は再び
巻き取られるのである。
第7図は第6実施例を示すもので、これは、円錐台状
とされたドラム60の外周に光ファイバ1を巻き付け、そ
の巻き付け位置をドラム60の軸線方向に移動させること
で光ファイバ1を繰り出し、巻き取るようにしたもので
ある。すなわち、円錐台状とされたドラム60の外周面に
はその底面から上面に向かう溝61が形成され、それらの
溝61内には、これら溝61に沿ってドラム60の外周面上を
移動可能な移動体62が装着され、それら移動体62の外側
に光ファイバ1が巻き付けられるようになっている。そ
して、第7図(a)に示すよう各移動体62がドラム60の
底面側に位置している状態から光ファイバ1の一端側を
引っ張ると、(b)に示すように各移動体62がドラム60
の上面側(図においては右方)に移動し、これによって
光ファイバ1の巻き直径が小さくなって光ファイバ1が
繰り出されるのである。
なお、この第7図に示す第6実施例ではドラム60を円
錐台状としたが、頂点を有する円錐状のドラムとしても
良い。そして、各移動体62を移動させるための機構とし
ては種々のものが考えられ、たとえば第8図(a)、第
8図(b)、第9図に示すような具体例が採用できる。
第8図(a)に示すものは、中空円錐状としたドラム
63の中心軸64にリング65を移動自在に装着し、そのリン
グ65と各移動体62とをワイヤ等の線材66により連結した
ものであり、リング65を中心軸64に沿って頂点側に移動
させると、移動体62が線材66により引っ張られて溝61に
沿って頂点側に移動するようにしたものである。
また、第8図(b)に示すものは、移動体62とドラム
63の頂点とを可撓性を有する線材67により連結してお
き、それら線材67を中心軸64に沿って移動するリング68
の内側に通した構造のものであって、リング68をドラム
63の底面側(図において左側)に移動させることにより
線材67を中心軸64側に引き寄せ、これによって各移動体
62をドラム63の頂点側(図において右側)に移動させる
ようにしたものである。
さらに、第9図に示すものは、移動体62のそれぞれに
連結板69の一端を連結し、それら連結板69の他端を円板
70の外周に等間隔で連結し、円板70をドラム63に対して
隣接させることで移動体63を移動させるようにした形態
のものである。この場合、連結板69と移動体62との連結
点、連結板69と円板70との連結点はそれぞれ回転自在に
軸支されていて、円板70をドラム63に対して離接させた
際には円板70に対する連結板69のなす角度および移動体
62に対する連結板69のなす角度が自由に変化するように
されている。また、各連結板69の外側にはリング71が装
着されている。そして、(a)の状態から円板70を図に
おいて右方に移動させるか、あるいはリング71を右方に
移動させて(b)の状態となすと、移動体62がドラム63
の頂点側に移動し、したがって、移動体62の外側に巻き
付けられていた光ファイバ1の巻き直径が小さくなって
光ファイバ1を繰り出すことができる。なお、この場
合、上記の溝61を螺旋状に形成しておけば、円板70もし
くはドラム63を相対的に回転させることによって移動体
62をそれらの螺旋状の溝61に沿ってドラム63の軸線方向
にも移動させることができる。
次に、第10図に示すものは本発明の第7実施例を示す
ものである。これは、第6実施例の場合と同様に円錐状
のドラム80を用いるものであるが、第6実施例における
移動体62を省略したものである。すなわち、第10図に示
すものは、円錐状のドラム80の外周面に螺旋状の溝81を
形成して、その螺旋溝81内に光ファイバ1を直接的に巻
き付けておくようにしたものである。この場合、ローラ
82によって光ファイバ1に対して常に張力を付与してお
き、その状態でドラム80を図示M方向に回転させれば、
ドラム80はその外周に巻き付けられている光ファイバ1
に対して螺子送りされて図示N方向に移動していき、光
ファイバ1の巻き付け位置は相対的にドラム80の頂点側
に移動していくことになり、これによって光ファイバ1
の巻き直径が小さくなって繰り出しがなされるのであ
る。
「発明の効果」 以上で詳細に説明したように、本発明は、両端にコネ
クタが取り付けられた光ファイバをドラムに巻き付ける
ようになすとともに、そのドラムの外径寸法を可変とな
し、あるいは、円錐状もしくは円錐台状のドラムを用い
てその外周への光ファイバの巻き付け位置を変えるよう
になしたことで、ドラムに巻かれていた余長分をドラム
から容易に繰り出し、かつ、巻き取ることができるもの
であるから、架空光ファイバケーブル、地下光ファイバ
ケーブルの接続点での心線割り入れ、下部のばし、及び
心線と引き込み線との接続を容易にかつ短時間で行うこ
とができる、という利点がある。また、心線接続のみな
らず、引き込み線相互、屋内線相互、引き込み線と屋内
線というように光ファイバ全般の接続が可能であるし、
さらに、光ファイバを高密度に収容して引き出し長の長
いモジュールとすることにより、引き込み線、屋内線と
して用いて極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光ファイバ接続モジュールの基本構造
を説明するための斜視図である。 第2図は第1実施例を示す平面図である。 第3図は第2実施例を示すもので、このうち(a)は光
ファイバを引き出す前の状態を示す平面図、(b)は引
き出した後の状態を示す平面図、(c)はその部分組立
図である。 第4図は第3実施例を示すもので、このうち(a)は光
ファイバを引き出す前の状態、(b)は引き出した後の
状態をそれぞれ示す斜視図である。 第5図は第4実施例を示す平面図である。 第6図は第5実施例を示すもので、このうち(a)は光
ファイバを引き出す前の状態、(b)は引き出した後の
状態をそれぞれ示す斜視図である。 第7図は第6実施例を示すもので、このうち(a)は光
ファイバを引き出す前の状態、(b)は引き出した後の
状態をそれぞれ示す斜視図である。 第8図(a)は上記第6実施例の一応用例を示す斜視
図、第8図(b)は上記第6実施例の他の応用例を示す
斜視図、第9図は上記第6実施例のさらに他の応用例を
示すものであって、このうち(a)は光ファイバを引き
出す前の状態、(b)は引き出した後の状態をそれぞれ
示す斜視図である。 第10図は第7実施例を示すもので、このうち(a)は光
ファイバを引き出す前の状態、(b)は引き出した後の
状態をそれぞれ示す斜視図である。 第11図ないし第13図はいずれもこのモジュールにおいて
使用する光ファイバの形態の例を示す斜視図である。 1……光ファイバ、2……コネクタ、3……ドラム、4
……ボックス、5……光ファイバ素線、6……被覆層、
7……抗張力体、10……ドラム、11……分割体、13……
バネ、20……ドラム、21……可動体、22……案内板、23
……案内溝、24……突起、30……ドラム、31……線材、
34……スリーブ、40……ドラム、41……筒体、50……ド
ラム、60……ドラム、61……溝、62……移動体、63……
ドラム、65……リング、66……線材、67……線材、68…
…リング、69……連結板、70……円板、71……リング、
80……ドラム、81……螺旋溝、82……ローラ。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外径寸法が可変とされたドラムの外周に、
    両端にコネクタが取り付けられた光ファイバをその両端
    部を残して巻き付けた状態で収納してなり、前記ドラム
    の外径寸法を変化させてその外周長を変化させることに
    より、その変化量に対応する長さ分だけ光ファイバを繰
    り出し、かつ、巻き取るように構成してなることを特徴
    とする光ファイバ接続モジュール。
  2. 【請求項2】前記光ファイバは、複数本の光ファイバ素
    線がテープ状の被覆層によって被覆された光ファイバテ
    ープの形態とされていることを特徴とする請求項1に記
    載の光ファイバ接続モジュール。
  3. 【請求項3】前記光ファイバは、光ファイバ素線とそれ
    に縦添えされた補強用の抗張力体とが一括して被覆され
    た光ファイバケーブルの形態とされていることを特徴と
    する請求項1に記載の光ファイバ接続モジュール。
  4. 【請求項4】前記ドラムの外周面を周方向に沿って複数
    の分割体に分割し、各分割体をドラムの径方向に移動自
    在とすることでドラムの外径寸法を可変となしたことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光ファ
    イバ接続モジュール。
  5. 【請求項5】前記ドラムの外周面を、それぞれがドラム
    の中心側に向かうように渦を描いて移動し得るように、
    かつ、隣り合うものどうしが重なり合う状態でドラムの
    周方向に沿って並べられて設けられた多数の可動体によ
    り形成し、それら可動体どうしの重なり量を変化させる
    ことでドラムの外径寸法を可変となしたことを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれかに記載の光ファイバ接続
    モジュール。
  6. 【請求項6】ゴムもしくはバネ等の伸縮自在な弾性材か
    らなる線材をドラムの外周に沿って多数列設してなり、
    それら線材の外側に光ファイバを巻き付けるように構成
    されてなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の光ファイバ接続モジュール。
  7. 【請求項7】前記ドラムの外周面を、弾性変形可能な板
    材を曲げ加工することによって端部どうしを重ね合わせ
    た形態の筒体により形成し、それら端部の重なり量を変
    化させることでドラムの外径寸法を可変となしたことを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光ファ
    イバ接続モジュール。
  8. 【請求項8】前記ドラムをゴム等の弾性材によって中空
    容器状に形成するとともに、その内部に流体を封入して
    変形自在としたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の光ファイバ接続モジュール。
  9. 【請求項9】円錐状もしくは円錐台状とされたドラムの
    外周に、両端にコネクタが取り付けられた光ファイバを
    その両端部を残して巻き付けた状態で収納してなり、そ
    のドラムの外周に対する光ファイバの巻き付け位置をド
    ラムの軸線方向に移動させることで光ファイバを繰り出
    しかつ巻き取るように構成してなることを特徴とする光
    ファイバ接続モジュール。
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