JP2878934B2 - エレベータのドア装置 - Google Patents

エレベータのドア装置

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JP2878934B2 JP17691593A JP17691593A JP2878934B2 JP 2878934 B2 JP2878934 B2 JP 2878934B2 JP 17691593 A JP17691593 A JP 17691593A JP 17691593 A JP17691593 A JP 17691593A JP 2878934 B2 JP2878934 B2 JP 2878934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベータのドア装置
に関し、特にドア閉時にかご内が密閉構造となるエレベ
ータのドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータのドア装置は、図13
〜図17に示すようにエレベータかご1を支えるかご支
え2において、かご1の乗降用開口部側の上方部に該当
する位置に取付板3が取り付けられており、この取付板
3に支持レール4が水平に固定されており、この支持レ
ール4に対して、左右のカードアパネル5,5それぞれ
の上部に固定されているハンガー6の車輪6aを係止さ
せることによってカードアパネル5,5を吊り下げた状
態で開閉できるように支持させた構造にしている。そし
てかご1の内側から見てカードアパネル5の吊り下げ部
分が見えないように、取付板3とドアパネル5の上部と
の間に上部目かくし板7が設けられており、またカード
アパネル5が振れないようにかご支え2において、かご
1の乗降用開口部の下部に相当する位置に敷居8が水平
に取り付けられ、この敷居8内にカードアパネル5の下
部に取り付けられたガイドシュー9が摺動可能に嵌め込
まれている。さらにかご1の乗降用開口部の左右両側に
入口柱10,10が立設されていて、左右のカードアパ
ネル5,5それぞれは閉状態で外側端部が入口柱10,
10それぞれの位置に来るようになっている。
【0003】このようなエレベータのドア装置では、こ
のままではカードアパネル5,5と各固定部材の間に多
くの隙間があって、かご1を昇降させるときにかご1と
外部との間で空気が流通しやすくなり、かご1内に騒音
が飛び込んできて不快感を乗客に与え、また火災時に煙
が容易にかご1内に侵入して来る恐れがある。そこで、
かご1を密閉構造にして外気の流通を抑えることによっ
てかご1内の遮音性能、遮煙性能を高めた構造とすべ
く、特願平5−35761号(平成5年2月24日出
願)において図18〜図21に示す構造にしたものが提
案されている。
【0004】この先願のエレベータのドア装置は、左右
のカードアパネル5,5それぞれの上部と上部目かくし
板7との対向部分において、左右のカードアパネル5,
5それぞれに外側に行くほどに低くなるように斜め状態
に断面かぎ型のドア側塞ぎ板11,11が取り付けら
れ、上部目かくし板7には、左右のカードアパネル5,
5が閉じた状態でドア側塞ぎ板11,11それぞれとほ
ぼ当接し合う位置に断面L型の目かくし板側塞ぎ板1
2,12が取り付けられている。またかご1の乗降用開
口部の左右に立設された入口柱10,10それぞれの外
側端面に対して左右のカードアパネル5,5それぞれの
外側端部が密着するように左右のカードアパネル5,5
それぞれの外側端部に側部塞ぎ板13,13が取り付け
られ、さらにはエレベータかご1の乗降用開口部の敷居
8に設けられたガイド溝に左右のカードアパネル5,5
それぞれの下端部のほぼ全長に渡って取り付けられたガ
イドシュー9,9が嵌め込まれている。
【0005】そして隙間を塞ぐべく、左右の目かくし板
側塞ぎ板12,12の全長に渡ってドア閉状態で両塞ぎ
板11,12間が密閉状態となるようにパッキン材14
が設けられ、また左右のドアパネル5,5の側部塞ぎ板
13,13における入口柱10,10それぞれとの対向
面に、その全長に渡ってドア閉状態で側部塞ぎ板13と
入口柱10間が密閉状態となるようにパッキン材15が
設けられた構造にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
提案されているエレベータのドア装置でもなお、次のよ
うな課題が残されていた。すなわち、パッキン材の使用
によってかご1の密閉構造は改善されているが、ドア側
塞ぎ板11,11の突き合う端部同士の間、ドア側塞ぎ
板11の外側端部と側部塞ぎ板13との突き合う部分、
ガイドシュー9の外側端部と側部塞ぎ板13の下端部と
の突き合う部分などに隙間が存在し、この隙間部分から
なお騒音や煙がかご内に侵入する可能性があり、その改
善が必要とされていた。
【0007】またドア側塞ぎ板11と目かくし板側塞ぎ
板12との位置関係も、図21および図22に示すよう
に、ドア5,5がちょうど閉じた状態で間にパッキン材
14を挟み込む形で密着しなければならないが、あらか
じめドア5側、目かくし板7側それぞれにこれらの塞ぎ
板11,12を固定しておくならば、製造時の誤差によ
って若干の隙間が発生することがあり、建て付け調整に
よってその位置関係を正しく調整することができるよう
にすることが望まれていた。
【0008】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、ドア閉状態での密閉構造をいっそう
確かなものとすることができるエレベータのドア装置を
提供することを目的とする。
【0009】またこの発明は、ドア側塞ぎ板と目かくし
板側塞ぎ板との位置関係を建て付け調整によって正しく
調整することができるエレベータのドア装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、エレ
ベータかごの乗降用開口部の上方位置に水平に取り付け
られた支持レールに、左右のカードアパネルそれぞれの
上部に取り付けられたハンガーを係合させて当該カード
アパネルを左右に開閉自在とし、カードアパネルのハン
ガーと支持レールとの係合部分を覆うように上部目かく
し板を支持レールの下方に取り付け、左右のカードアパ
ネルそれぞれの上部と上部目かくし板との対向部分にお
いて、左右のカードアパネルそれぞれに外側に行くほど
に低くなるように斜めにドア側塞ぎ板を取り付け、上部
目かくし板の左右のカードアパネルが閉じた状態でドア
側塞ぎ板それぞれとほぼ当接し合う位置に目かくし板側
塞ぎ板を取り付け、かごの乗降用開口部の左右の端縁部
に対して左右のカードアパネルそれぞれの外側端部が密
着するように左右のカードアパネルそれぞれの外側端部
に側部塞ぎ板を取り付け、エレベータかごの乗降用開口
部の敷居部に設けられたガイド溝に左右のカードアパネ
ルそれぞれの下端部に取り付けられたガイドシューがス
ライドするように嵌め込んで成るエレベータのドア装置
において、左右のドア側塞ぎ板または目かくし板側塞ぎ
板の全長に渡ってドア閉状態で両塞ぎ板間が密閉状態と
なるようにパッキン材を設け、左右のドアパネルの側部
塞ぎ板または開口部の左右の端縁部の対向面全長に渡っ
てドア閉状態で側部塞ぎ板と端縁部との間が密閉状態と
なるようにパッキン材を設け、カードアパネルの下端部
に取り付けられるガイドシューをドア幅全長に渡って取
り付けるようにし、
【0011】左右のドア側塞ぎ板それぞれのドア閉時に
突き合う端部に互いに密着するようにパッキン材を取り
付け、左右のドア側塞ぎ板の外側端部と側部塞ぎ板のパ
ッキン材とが密着するように左右のドア側塞ぎ板それぞ
れの外側端部にパッキン材を取り付け、左右のガイドシ
ューの外側端部それぞれと側部塞ぎ板の下端部それぞれ
との隙間にパッキン材を取り付けたものである。
【0012】請求項2の発明は、エレベータかごの乗降
用開口部の上方位置に水平に取り付けられた支持レール
に、左右のカードアパネルそれぞれの上部に取り付けら
れたハンガーを係合させて当該カードアパネルを左右に
開閉自在とし、カードアパネルのハンガーと支持レール
との係合部分を覆うように上部目かくし板を支持レール
の下方に取り付け、左右のカードアパネルそれぞれの上
部と上部目かくし板との対向部分において、左右のカー
ドアパネルそれぞれに外側に行くほどに低くなるように
斜めにドア側塞ぎ板を取り付け、上部目かくし板の左右
のカードアパネルが閉じた状態でドア側塞ぎ板それぞれ
とほぼ当接し合う位置に目かくし板側塞ぎ板を取り付
け、かごの乗降用開口部の左右の端縁部に対して左右の
カードアパネルそれぞれの外側端部が密着するように左
右のカードアパネルそれぞれの外側端部に側部塞ぎ板を
取り付け、エレベータかごの乗降用開口部の敷居部に設
けられたガイド溝に左右のカードアパネルそれぞれの下
端部に取り付けられたガイドシューがスライドするよう
に嵌め込んで成るエレベータのドア装置において、左右
のドア側塞ぎ板または目かくし板側塞ぎ板の全長に渡っ
てドア閉状態で両塞ぎ板間が密閉状態となるようにパッ
キン材を設け、左右のドアパネルの側部塞ぎ板または開
口部の左右端縁部の対向面全長に渡ってドア閉状態で側
部塞ぎ板と端縁部との間が密閉状態となるようにパッキ
ン材を設け、カードアパネルの下端部に取り付けられる
ガイドシューをドア幅全長に渡って取り付けるように
し、左右のドア側塞ぎ板の取り付け構造を、ドア上部に
位置決め用の長穴を形成し、ドア側塞ぎ板をこの長穴に
通したネジによって、目かくし板側塞ぎ板との間でパッ
キン材がドア閉状態で密着するような位置に位置決め
し、固定するようにしたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明のエレベータのドア装置では、
左右のドア側塞ぎ板または目かくし板側塞ぎ板の全長に
渡って設けたパッキン材によって両塞ぎ板間を密閉状態
とし、左右のドアパネルの側部塞ぎ板または開口部の左
右端縁部の対向面全長に渡って設けたパッキン材によっ
て側部塞ぎ板と端縁部との間を密閉状態とし、さらに、
左右のドア側塞ぎ板それぞれの突き合う端部に取り付け
たパッキン材によって左右のドア側塞ぎ板の突き合う端
部間を密閉状態とし、左右のドア側塞ぎ板の外側端部と
側部塞ぎ板のパッキン材との間が密着するように左右の
ドア側塞ぎ板それぞれの外側端部に取り付けたパッキン
材によってドア側塞ぎ板の外側端部と側部塞ぎ板との間
を密閉状態とし、さらに左右のガイドシューの外側端部
それぞれと側部塞ぎ板の下端部それぞれとの隙間にパッ
キン材を取り付けることによってこの部分も密閉構造と
することができ、ドア閉状態の時にカードアパネルの4
周を完全に密閉構造にしてかご内への音や煙の侵入を確
実に防止する。
【0014】請求項2の発明のエレベータのドア装置で
は、左右のドア側塞ぎ板または目かくし板側塞ぎ板の全
長に渡って設けたパッキン材で両塞ぎ板間を密閉状態と
し、左右のドアパネルの側部塞ぎ板または開口部の左右
端縁部の対向面全長に渡って設けたパッキン材によって
側部塞ぎ板と端縁部との間を密閉状態とし、カードアパ
ネルの下端部にドア幅全長に渡って取り付けたガイドシ
ューによってカードアパネルの下端部と敷居との間を密
閉状態とする。さらに、左右のカードアパネルそれぞれ
の上部に位置決め用の長穴を形成し、ドア側塞ぎ板をこ
の長穴に通したネジによって、目かくし板側塞ぎ板との
間でパッキン材がドア閉状態で密着するような位置に位
置決めし、固定することにより、ドア上部の塞ぎ板間の
密閉性を確実にし、ドア閉状態の時にカードアパネルの
4周を密閉構造にしてかご内への音や煙の侵入を確実に
防止する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1〜図8は請求項1の発明の一実施例を示して
いる。この実施例のエレベータのドア装置は、エレベー
タかご1を支えるかご支え2において、かご1の乗降用
開口部側の上方部に該当する位置に取付板3が取り付け
られており、この取付板3に支持レール4が水平に固定
されており、この支持レール4に対して、左右のカード
アパネル5,5それぞれの上部に固定されているハンガ
ー6の車輪6aを係止させることによってカードアパネ
ル5,5を吊り下げた状態で開閉できるように支持させ
た構造にしてある。そしてかご1の内側から見てカード
アパネル5の吊り下げ部分が見えないように、取付板3
とドアパネル5の上部との間に上部目かくし板7が設け
られている。
【0016】またカードアパネル5が振れないように、
かご支え2におけるかご1の乗降用開口部の下部に相当
する位置に敷居8が水平に取り付けられ、この敷居8内
にカードアパネル5の下部に取り付けられたガイドシュ
ー9が嵌め込まれている。さらにかご1の乗降用開口部
の左右両側に入口柱10,10が立設されている。
【0017】左右のカードアパネル5,5それぞれの上
部と上部目かくし板7との対向部分において、左右のカ
ードパネル5,5それぞれに外側に行くほどに低くなる
ように斜め状態に断面かぎ型のドア側塞ぎ板11が取り
付けられており、上部目かくし板7の左右のカードアパ
ネル5,5が閉じた状態でドア側塞ぎ板11,11それ
ぞれとほぼ当接し合う位置に断面L型の目かくし板側塞
ぎ板12,12が取り付けられている。また、かご1の
乗降用開口部の左右に立設された入口柱10,10それ
ぞれの外側端面に対して左右のカードアパネル5,5そ
れぞれの外側端部が密着するように、左右のカードアパ
ネル5,5それぞれの外側端部に側部塞ぎ板13,13
が取り付けられている。
【0018】そして密閉性を実現するために、図2〜図
4に詳しいように、左右の目かくし板側塞ぎ板12,1
2それぞれの水平凸部12aの上面に全長に渡ってドア
閉状態で両塞ぎ板11,12間が密閉状態となるように
パッキン材14が設けられ、また図5および図8に詳し
いように、左右のドアパネル5,5それぞれの側部塞ぎ
板13における入口柱10との対向面全長に渡ってドア
閉状態で側部塞ぎ板13と入口柱10との間が密閉状態
となるようにパッキン材15が設けられている。さらに
カードアパネル5,5それぞれの下端部に取り付けられ
るガイドシュー9はドア幅全長に渡る長さに取り付けら
れている。
【0019】さらに密閉性を向上させるために、図2お
よび図4に詳しいように、左右のドア側塞ぎ板11,1
1それぞれのドア閉時に突き合う端部に、互いに密着す
るようにパッキン材16が取り付けられている。また図
3および図6に詳しいように、左右の各ドア側塞ぎ板1
1の外側端部と側部塞ぎ板13のパッキン材15とが密
着するようにドア側塞ぎ板11の外側端部にパッキン材
17が取り付けられている。さらに図6に詳しいよう
に、左右の側部塞ぎ板13,13それぞれの上端部に、
塞ぎ板18が取り付けられている。
【0020】加えて、左右のカードアパネル5,5それ
ぞれの下部の外側の角部には、図7および図8に詳しい
ように、側部塞ぎ板13の下端面と敷居8の上面との対
向部の密閉性を実現するために、側部塞ぎ板13の下端
面に敷居8の上面に当接しながらスライドする低摩擦材
19がパッキン材20を介して取り付けられている。
【0021】上記の構成のエレベータのドア装置では、
カードアパネル5,5がモータ(図示せず)によって左
右に駆動されると、ハンガー6がレール4に沿ってスラ
イドし、これにともなってガイドシュー9が敷居8をス
ライドし、カードアパネル5,5が左右に開閉動作す
る。そしてこの開閉動作の時、側部塞ぎ板13の下端部
に設けられた低摩擦材19が敷居8の上面をスライドす
ることになる。
【0022】次に左右のカードアパネル5,5が閉動作
する時には、開閉動作しない固定された上部目かくし板
7側の塞ぎ板12は動かないが、ドア側塞ぎ板11はこ
の目かくし板側塞ぎ板12に対して近づいて来て、最終
的に塞ぎ板12の上側に塞ぎ板11が当接する形でドア
閉となる。
【0023】そしてドア閉状態になれば、左右のドア側
塞ぎ板11,11の突き合う中央側端部間が図2に示す
ようにパッキン材16,16によって密着し、また塞ぎ
板11,12間は図2〜図4に示すように両者間に介在
するパッキン材14によって密閉状態となり、さらにド
ア側塞ぎ板11の外側端部と側部塞ぎ板13の上部との
間がパッキン材17によって密閉状態となり、さらに入
口柱10とカードアパネル5の外側端部との間も、側部
塞ぎ板13と入口柱10の対向面の間にパッキン材15
が介在して密閉状態となる。これに加えて、左右のカー
ドアパネル5,5の下端部と敷居8との間も、ドア幅の
ほぼ全長に渡る長いガイドシュー9が嵌め込まれている
ので密閉状態とすることができ、さらにガイドシュー9
が途切れる側部塞ぎ板13の下端面にはパッキン材20
を介して低摩擦材19が取り付けられていて、この低摩
擦材19がパッキン材20によって敷居8の上面に密着
するようになる。
【0024】この結果、左右のカードアパネル5,5そ
れぞれの4周が隙間なく密閉されることになり、ドア閉
状態でかご1に騒音や煙が外部から侵入する隙間をなく
し、遮音性、遮煙性を高くすることができる。
【0025】次に、請求項2の発明の実施例について、
図9〜図12に基づいて説明する。この請求項2の発明
のエレベータのドア装置の実施例も構造的には、図1に
示した第1実施例と共通する。
【0026】この実施例の特徴は、カードアパネル5,
5の上部に設けるドア側塞ぎ板11,11の取り付け構
造にあり、各ドア側塞ぎ板11にネジ締め付け用のスタ
ッド21が形成され、他方、カードアパネル5,5の上
部の適切な位置にスタッド21を挿入するための長穴2
2が形成され、またカードアパネル5には、ドア側塞ぎ
板11と目かくし板側塞ぎ板12との係合状態を見るこ
とができる位置にのぞき穴23が形成され、こののぞき
穴23に透明板24が密閉性を維持するように取り付け
られている。
【0027】そしてドア側塞ぎ板11をかードアパネル
5の上部に取り付ける際には、図12に示すように、ス
タッド21を長穴22に挿入してネジ25によって仮止
めしておき、ドア閉状態にして仮止めしたドア側塞ぎ板
11と目かくし板側塞ぎ板12との位置関係をのぞき穴
23を通して見ながらドア側塞ぎ板11の角度調整を、
長穴22に対してスタッド21を少しずつスライドさせ
ながら適当な角度になるように調整することによって行
ない、適切な角度になればネジ25を固く締めて完全に
固定する。
【0028】こうして、ドア側塞ぎ板11と目かくし板
側塞ぎ板12のと位置調整を適切な状態にすることによ
り、ドア閉状態でのかご1の密閉性をいっそう向上させ
ることができる。
【0029】なお、上記の両実施例ではカードアパネル
の密閉構造について説明したが、ホールドア側を密閉構
造とする場合にも適用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
左右のドア側塞ぎ板または目かくし板側塞ぎ板の全長に
渡って設けたパッキン材によって両塞ぎ板間を密閉状態
とし、左右のドアパネルの側部塞ぎ板または開口部の左
右端縁部の対向面全長に渡って設けたパッキン材によっ
て側部塞ぎ板と端縁部との間を密閉状態とし、さらに、
左右のドア側塞ぎ板それぞれの突き合う端部に取り付け
たパッキン材によって左右のドア側塞ぎ板の突き合う端
部間を密閉状態とし、左右のドア側塞ぎ板の外側端部と
側部塞ぎ板のパッキン材との間が密着するように左右の
ドア側塞ぎ板それぞれの外側端部に取り付けたパッキン
材によってドア側塞ぎ板の外側端部と側部塞ぎ板との間
を密閉状態とし、さらに左右のガイドシューの外側端部
それぞれと側部塞ぎ板の下端部それぞれとの隙間にパッ
キン材を取り付けることによってこの部分も密閉構造と
しているので、ドア閉状態の時にカードアパネルの4周
を完全に密閉構造にしてかご内への音や煙の侵入を確実
に防止することができる。
【0031】請求項2の発明によれば、左右のドア側塞
ぎ板または目かくし板側塞ぎ板の全長に渡って設けたパ
ッキン材で両塞ぎ板間を密閉状態とし、左右のドアパネ
ルの側部塞ぎ板または開口部の左右端縁部の対向面全長
に渡って設けたパッキン材によって側部塞ぎ板と端縁部
との間を密閉状態とし、カードアパネルの下端部にドア
幅全長に渡って取り付けたガイドシューによってカード
アパネルの下端部と敷居との間を密閉状態とし、さらに
左右のカードアパネルそれぞれの上部に位置決め用の長
穴を形成し、ドア側塞ぎ板をこの長穴に通したネジによ
って、目かくし板側塞ぎ板との間でパッキン材がドア閉
状態で密着するような位置に位置決めし、固定するよう
にしているので、ドア閉状態でのドア側塞ぎ板と目かく
し板側塞ぎ板との間の位置関係を作業者が目で確認しな
がら適切な位置関係となるように調整することができ、
ドア上部の塞ぎ板間の密閉性を確実にし、ドア閉状態の
時にカードアパネルの4周を密閉構造にしてかご内への
音や煙の侵入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例の正面図。
【図2】上記実施例におけるドア上部と上部目かくし板
との間の塞ぎ板の係合状態を示す正面図。
【図3】図2におけるIII −III 線矢視図。
【図4】図2におけるIV−IV線矢視図。
【図5】図2におけるV−V線矢視図。
【図6】図2におけるVI−VI線矢視図。
【図7】上記実施例における側部塞ぎ板とガイドシュー
との関係を示す正面図。
【図8】図7におけるVIII−VIII線矢視図。
【図9】請求項2の発明の一実施例のドア上部の正面
図。
【図10】上記実施例におけるドア側塞ぎ板を示す正面
図および側面図。
【図11】図9におけるXI部の拡大図。
【図12】上記実施例のドア側塞ぎ板の取り付け方法を
示す側面図。
【図13】従来例の正面図。
【図14】従来例の平面図。
【図15】従来例のドア下部のガイドシューを示す正面
図。
【図16】従来例のドア吊り下げ構造を示す側面図。
【図17】従来例のドアと入口柱との関係を示す平面
図。
【図18】他の従来例の正面図。
【図19】他の従来例の平面図。
【図20】他の従来例のドア下部のガイドシューを示す
正面図および側面図。
【図21】他の従来例のドア吊り下げ構造を示す側面
図。
【図22】図21におけるXXII部の拡大図。
【符号の説明】
1 エレベータかご 2 かご支え 3 取付板 4 レール 5 カードアパネル 6 ハンガー 7 目かくし板 8 敷居 9 ガイドシュー 10 入口柱 11 ドア側塞ぎ板 12 目かくし板側塞ぎ板 13 側部塞ぎ板 14 パッキン材 15 パッキン材 16 パッキン材 17 パッキン材 18 塞ぎ板 19 低摩擦材 20 パッキン材 21 スタッド 22 長穴 23 のぞき穴 24 透明板 25 ネジ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかごの乗降用開口部の上方位
    置に水平に取り付けられた支持レールに、左右のカード
    アパネルそれぞれの上部に取り付けられたハンガーを係
    合させて当該カードアパネルを左右に開閉自在とし、前
    記カードアパネルのハンガーと支持レールとの係合部分
    を覆うように上部目かくし板を前記支持レールの下方に
    取り付け、前記左右のカードアパネルそれぞれの上部と
    前記上部目かくし板との対向部分において、左右のカー
    ドアパネルそれぞれに外側に行くほどに低くなるように
    斜めにドア側塞ぎ板を取り付け、前記上部目かくし板の
    前記左右のカードアパネルが閉じた状態で前記ドア側塞
    ぎ板それぞれとほぼ当接し合う位置に目かくし板側塞ぎ
    板を取り付け、 前記かごの乗降用開口部の左右の端縁部に対して前記左
    右のカードアパネルそれぞれの外側端部が密着するよう
    に前記左右のカードアパネルそれぞれの外側端部に側部
    塞ぎ板を取り付け、 前記エレベータかごの乗降用開口部の敷居部に設けられ
    たガイド溝に前記左右のカードアパネルそれぞれの下端
    部に取り付けられたガイドシューがスライドするように
    嵌め込んで成るエレベータのドア装置において、 前記左右のドア側塞ぎ板または目かくし板側塞ぎ板の全
    長に渡ってドア閉状態で両塞ぎ板間が密閉状態となるよ
    うにパッキン材を設け、前記左右のドアパネルの側部塞
    ぎ板または開口部の左右の端縁部の対向面全長に渡って
    ドア閉状態で側部塞ぎ板と端縁部との間が密閉状態とな
    るようにパッキン材を設け、前記カードアパネルの下端
    部に取り付けられるガイドシューをドア幅全長に渡って
    取り付けるようにし、 前記左右のドア側塞ぎ板それぞれのドア閉時に突き合う
    端部に互いに密着するようにパッキン材を取り付け、前
    記左右のドア側塞ぎ板の外側端部と前記側部塞ぎ板のパ
    ッキン材とが密着するように前記左右のドア側塞ぎ板そ
    れぞれの外側端部にパッキン材を取り付け、前記左右の
    ガイドシューの外側端部それぞれと側部塞ぎ板の下端部
    それぞれとの隙間にパッキン材を取り付けて成るエレベ
    ータのドア装置。
  2. 【請求項2】 エレベータかごの乗降用開口部の上方位
    置に水平に取り付けられた支持レールに、左右のカード
    アパネルそれぞれの上部に取り付けられたハンガーを係
    合させて当該カードアパネルを左右に開閉自在とし、前
    記カードアパネルのハンガーと支持レールとの係合部分
    を覆うように上部目かくし板を前記支持レールの下方に
    取り付け、前記左右のカードアパネルそれぞれの上部と
    前記上部目かくし板との対向部分において、左右のカー
    ドアパネルそれぞれに外側に行くほどに低くなるように
    斜めにドア側塞ぎ板を取り付け、前記上部目かくし板の
    前記左右のカードアパネルが閉じた状態で前記ドア側塞
    ぎ板それぞれとほぼ当接し合う位置に目かくし板側塞ぎ
    板を取り付け、 前記かごの乗降用開口部の左右の端縁部に対して前記左
    右のカードアパネルそれぞれの外側端部が密着するよう
    に前記左右のカードアパネルそれぞれの外側端部に側部
    塞ぎ板を取り付け、 前記エレベータかごの乗降用開口部の敷居部に設けられ
    たガイド溝に前記左右のカードアパネルそれぞれの下端
    部に取り付けられたガイドシューがスライドするように
    嵌め込んで成るエレベータのドア装置において、 前記左右のドア側塞ぎ板または目かくし板側塞ぎ板の全
    長に渡ってドア閉状態で両塞ぎ板間が密閉状態となるよ
    うにパッキン材を設け、前記左右のドアパネルの側部塞
    ぎ板または開口部の左右端縁部の対向面全長に渡ってド
    ア閉状態で側部塞ぎ板と端縁部との間が密閉状態となる
    ようにパッキン材を設け、前記カードアパネルの下端部
    に取り付けられるガイドシューをドア幅全長に渡って取
    り付けるようにし、 前記左右のドア側塞ぎ板の取り付け構造を、ドア上部に
    位置決め用の長穴を形成し、ドア側塞ぎ板をこの長穴に
    通したネジによって、前記目かくし板側塞ぎ板との間で
    前記パッキン材がドア閉状態で密着するような位置に位
    置決めし、固定するようにして成るエレベータのドア装
    置。
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