JP2877859B2 - 積層ゴム弾性支承体の製造方法 - Google Patents
積層ゴム弾性支承体の製造方法Info
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- JP2877859B2 JP2877859B2 JP1288176A JP28817689A JP2877859B2 JP 2877859 B2 JP2877859 B2 JP 2877859B2 JP 1288176 A JP1288176 A JP 1288176A JP 28817689 A JP28817689 A JP 28817689A JP 2877859 B2 JP2877859 B2 JP 2877859B2
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Description
【発明の詳細な説明】 イ.発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は、橋梁、高架その他の構造物を支持する積
層ゴム弾性支承体の製造方法に関し、更に詳しくは、ゴ
ム弾性と補強板とを交互に積層して加硫接着すると同時
に該補強板間のゴム弾性体の周面に凹溝を形成した積層
ゴム弾性支承体の製造方法に関する。
層ゴム弾性支承体の製造方法に関し、更に詳しくは、ゴ
ム弾性と補強板とを交互に積層して加硫接着すると同時
に該補強板間のゴム弾性体の周面に凹溝を形成した積層
ゴム弾性支承体の製造方法に関する。
ゴム弾性体と補強板とを交互に積層してなる積層ゴム
弾性支承体において、該ゴム弾性体の周面に凹溝を形成
することは、例えば特公昭60−50138号公報(以下「従
来技術1」という)、あるいは特開昭55−55860号公報
(以下「従来技術2」という)等によって公知である。
弾性支承体において、該ゴム弾性体の周面に凹溝を形成
することは、例えば特公昭60−50138号公報(以下「従
来技術1」という)、あるいは特開昭55−55860号公報
(以下「従来技術2」という)等によって公知である。
上記従来型1は、本願出願人が先に提案したもので、
ゴム弾性体と補強板とを交互に積層して一体に結合した
積層ゴム弾性支承体素材を製作し、該ゴム弾性支承体素
材に所定の設計荷重を加えて該ゴム弾性体を補強板の周
縁より膨出せしめ、該ゴム弾性体の補強板からの膨出部
を補強板の周縁に沿って切除し、切除した後、ゴム弾性
支承体素材に加えた設計荷重を除去することにより、ゴ
ム弾性体の周面に凹溝を形成するものである。
ゴム弾性体と補強板とを交互に積層して一体に結合した
積層ゴム弾性支承体素材を製作し、該ゴム弾性支承体素
材に所定の設計荷重を加えて該ゴム弾性体を補強板の周
縁より膨出せしめ、該ゴム弾性体の補強板からの膨出部
を補強板の周縁に沿って切除し、切除した後、ゴム弾性
支承体素材に加えた設計荷重を除去することにより、ゴ
ム弾性体の周面に凹溝を形成するものである。
また、従来技術2は、上記ゴム弾性支承体素材のゴム
弾性体の周面をU字状の電熱刃を有するヒートカッター
によって切除することにより、ゴム弾性体の周面に凹溝
を形成するものである。
弾性体の周面をU字状の電熱刃を有するヒートカッター
によって切除することにより、ゴム弾性体の周面に凹溝
を形成するものである。
上記従来技術1,2に開示された方法によって製造され
た積層ゴム弾性支承体は、ゴム弾性体の周面に形成され
た凹溝により、補強板とゴム弾性体との接合部位に繰り
返し荷重による応力集中が生じるのを緩和し、長期の使
用に耐えうるようにしたものである。
た積層ゴム弾性支承体は、ゴム弾性体の周面に形成され
た凹溝により、補強板とゴム弾性体との接合部位に繰り
返し荷重による応力集中が生じるのを緩和し、長期の使
用に耐えうるようにしたものである。
しかしながら、これらの方法によってはいずれも、ゴ
ム弾性体と補強板とを加硫接着させたのち、ゴム弾性体
の周面を切断するので、ゴム弾性体の切断部に傷をつ
け、長期の使用により該傷部に応力集中を受けてゴム弾
性支承体の劣化を助長し、ひいては積層ゴム弾性支承体
を破壊に至らしめるいう問題がある。
ム弾性体と補強板とを加硫接着させたのち、ゴム弾性体
の周面を切断するので、ゴム弾性体の切断部に傷をつ
け、長期の使用により該傷部に応力集中を受けてゴム弾
性支承体の劣化を助長し、ひいては積層ゴム弾性支承体
を破壊に至らしめるいう問題がある。
本発明は上記実情に鑑み、上記従来技術の問題点を解
決すべくなされたものであり、ゴム弾性体を切断するこ
となく、製造工程を簡略化し、製造コストの低減を図る
とともに耐久性に優れた積層ゴム弾性支承体の製造方法
を提供することを目的とする。
決すべくなされたものであり、ゴム弾性体を切断するこ
となく、製造工程を簡略化し、製造コストの低減を図る
とともに耐久性に優れた積層ゴム弾性支承体の製造方法
を提供することを目的とする。
ロ.発明の構成 〔問題を解決するための手段〕 本発明によれば、空間部を有する下型と該下型の空間
部内に抜き差し自在に挿入される上型とからなる金型の
該空間部内に未加硫ゴム体と補強板を交互に配置して積
層体を形成し、該金型内で該積層体に加圧・加熱による
加硫処理を施して該ゴム体と補強板とを加硫接合一体化
せしめる積層ゴム弾性支承体の製造方法において、前
記下型の空間部内に、該空間部内に挿入されるべく該空
間部の平面形状と実質的に合致する補強板と、該補強板
の周縁部に一方の面が横断面形状凸曲面部をなし他方の
面が平面部をなす複数個の型枠片を該凸曲面部を内側に
するとともに該平面部を下型の内壁面に沿わせて載置し
て形成した型枠と、該型枠内に該型枠より突出する厚さ
をもって載置した未加硫ゴム体とからなる一組の支承片
を順次積層し、最上部に位置せしらめられる支承体の未
加硫ゴム体上面に別途補強板を載置して積層体を形成す
る工程、前記金型の空間部内において、前記積層体に
加圧・加熱による加硫成形を施し、補強板とゴム体とを
加硫接合一体化する工程、加硫成形後、前記積層体を
金型の空間部内から取り出すとともに加硫接合一体化さ
れた積層体のゴム弾性体周面から型枠を取り外し、該ゴ
ム弾性体周面に該型枠の凸曲面部にならった凹曲面部が
形成された積層ゴム弾性支承体を得る工程、の〜の
工程からなることを特徴とする。
部内に抜き差し自在に挿入される上型とからなる金型の
該空間部内に未加硫ゴム体と補強板を交互に配置して積
層体を形成し、該金型内で該積層体に加圧・加熱による
加硫処理を施して該ゴム体と補強板とを加硫接合一体化
せしめる積層ゴム弾性支承体の製造方法において、前
記下型の空間部内に、該空間部内に挿入されるべく該空
間部の平面形状と実質的に合致する補強板と、該補強板
の周縁部に一方の面が横断面形状凸曲面部をなし他方の
面が平面部をなす複数個の型枠片を該凸曲面部を内側に
するとともに該平面部を下型の内壁面に沿わせて載置し
て形成した型枠と、該型枠内に該型枠より突出する厚さ
をもって載置した未加硫ゴム体とからなる一組の支承片
を順次積層し、最上部に位置せしらめられる支承体の未
加硫ゴム体上面に別途補強板を載置して積層体を形成す
る工程、前記金型の空間部内において、前記積層体に
加圧・加熱による加硫成形を施し、補強板とゴム体とを
加硫接合一体化する工程、加硫成形後、前記積層体を
金型の空間部内から取り出すとともに加硫接合一体化さ
れた積層体のゴム弾性体周面から型枠を取り外し、該ゴ
ム弾性体周面に該型枠の凸曲面部にならった凹曲面部が
形成された積層ゴム弾性支承体を得る工程、の〜の
工程からなることを特徴とする。
〔作用) 下型の空間部内に形成した積層体に加圧・加熱による
加硫成形を行うことにより、上型による未加硫ゴム体の
押圧に伴い、補強板相互が該ゴム体を挾圧してゴム体を
圧縮変形させる。該ゴム体の変形により、型枠が空間部
壁面に沿って移動し、前記補強板間の所定の位置に保持
されるため、ゴム弾性体の周面には型枠の形状にならっ
た凹曲面部が形成される。
加硫成形を行うことにより、上型による未加硫ゴム体の
押圧に伴い、補強板相互が該ゴム体を挾圧してゴム体を
圧縮変形させる。該ゴム体の変形により、型枠が空間部
壁面に沿って移動し、前記補強板間の所定の位置に保持
されるため、ゴム弾性体の周面には型枠の形状にならっ
た凹曲面部が形成される。
本発明の積層ゴム弾性体の製造方法の実施例を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
第1図〜第4図はその一実施例を示す。
第1図、第2図及び第4図は本実施例方法を実施する
装置の全体構成を示すとともに、第3図はこの装置の一
構成部材である型枠を示す。なお、第1図の状態は本実
施例の積層ゴム弾性支承体の製造初期工程を示し、第4
図は後工程を示す。
装置の全体構成を示すとともに、第3図はこの装置の一
構成部材である型枠を示す。なお、第1図の状態は本実
施例の積層ゴム弾性支承体の製造初期工程を示し、第4
図は後工程を示す。
図において、1は金型装置であって、上型2と下型3
とからなり、上型2は下型3の空間部4内に抜差し自在
になっている。下型3は囲壁部3Aと低盤部3Bとからな
り、これらは該ゴム弾性支承体の製造終了後、ゴム弾性
支承体が取り出し易いように例えばノックピン(図示せ
ず)により分解可能となっている。
とからなり、上型2は下型3の空間部4内に抜差し自在
になっている。下型3は囲壁部3Aと低盤部3Bとからな
り、これらは該ゴム弾性支承体の製造終了後、ゴム弾性
支承体が取り出し易いように例えばノックピン(図示せ
ず)により分解可能となっている。
下型3の空間部4の平面形状は囲壁部3Aの内面3aによ
り決定されるが、本実施例では正方形状をなす例につい
て説明する。該空間部4内には、鋼板、繊維強化プラス
チック板、繊維強化硬質ゴム板等からなる補強板5と、
該補強板5の周縁部に載置形成した型枠6と、該型枠6
内に該型枠6より突出する厚さをもって挿置した未加硫
ゴム体7とからなる一組の支承片を順次積層し、最上部
に位置する支承片の未加硫ゴム体7上に別途補強板5を
載置して積層ゴム体8が形成される。
り決定されるが、本実施例では正方形状をなす例につい
て説明する。該空間部4内には、鋼板、繊維強化プラス
チック板、繊維強化硬質ゴム板等からなる補強板5と、
該補強板5の周縁部に載置形成した型枠6と、該型枠6
内に該型枠6より突出する厚さをもって挿置した未加硫
ゴム体7とからなる一組の支承片を順次積層し、最上部
に位置する支承片の未加硫ゴム体7上に別途補強板5を
載置して積層ゴム体8が形成される。
型枠6は、第3図に示すように、一方の面が横断面形
状凸曲面部6aをなし、他方の面が平面部6bを示す4つの
型枠片6cを、前記正方形状の補強板5の周縁部に該凸曲
面部6aを内側にして載置して形成されている。
状凸曲面部6aをなし、他方の面が平面部6bを示す4つの
型枠片6cを、前記正方形状の補強板5の周縁部に該凸曲
面部6aを内側にして載置して形成されている。
なお、上記型枠6には、空気抜き孔(図示せず)が設
けられており、該空気抜き孔下型3の囲壁部3Aに設けら
れた空気抜き孔(図示せず)と連通するようになってい
る。
けられており、該空気抜き孔下型3の囲壁部3Aに設けら
れた空気抜き孔(図示せず)と連通するようになってい
る。
積層ゴム弾性支承体は、上記金型装置1を用いて以下
の手順で製造されている。
の手順で製造されている。
(1)平面形状が正方形をなす下型3の空間部4内に、
同じく平面形状が正方形をなし、該空間部4にわずかな
隙間を存して嵌挿される補強板5と、該補強板5の周縁
部に一方の面が横断面形状凸曲面部6aをなし、他方の面
が平面部6bをなす型枠片6cを該凸曲面部6aを内側にして
載置して形成した型枠6と、該型枠6内に該型枠6より
突出する厚さをもって挿置し、加硫剤その他の配合剤の
添加された未加硫ゴム体7とからなる1組の支承片を順
次上方へと積層し、最上部に位置せしめられる支承片の
未加硫ゴム体7上面に別途補強板5を載置して、積層ゴ
ム体8を形成する。このとき、該補強板5の未加硫ゴム
体7と接する面は、予めブラスト処理により表面を粗面
化しており、該粗面化した表面には接着剤を塗布してお
く。
同じく平面形状が正方形をなし、該空間部4にわずかな
隙間を存して嵌挿される補強板5と、該補強板5の周縁
部に一方の面が横断面形状凸曲面部6aをなし、他方の面
が平面部6bをなす型枠片6cを該凸曲面部6aを内側にして
載置して形成した型枠6と、該型枠6内に該型枠6より
突出する厚さをもって挿置し、加硫剤その他の配合剤の
添加された未加硫ゴム体7とからなる1組の支承片を順
次上方へと積層し、最上部に位置せしめられる支承片の
未加硫ゴム体7上面に別途補強板5を載置して、積層ゴ
ム体8を形成する。このとき、該補強板5の未加硫ゴム
体7と接する面は、予めブラスト処理により表面を粗面
化しており、該粗面化した表面には接着剤を塗布してお
く。
(2)金型装置1の上型2を駆動機構をもって下降さ
せ、前記積層ゴム体8を加圧する。このとき、型枠6は
積層ゴム体8に加圧される圧力に伴って囲壁部3Aの内面
3aに沿って下方へ移動する。
せ、前記積層ゴム体8を加圧する。このとき、型枠6は
積層ゴム体8に加圧される圧力に伴って囲壁部3Aの内面
3aに沿って下方へ移動する。
(3)所定時間加圧後、上型2を上昇させて積層ゴム体
8への加圧力を一度減圧し、再び上型2を下降させて積
層ゴム体8を加圧する。このような、上型2による加圧
を1〜2回繰り返すことにより、この積層体中の空気を
下型3及び型枠6に形成された空気抜き孔よりすべて外
部に放出する。
8への加圧力を一度減圧し、再び上型2を下降させて積
層ゴム体8を加圧する。このような、上型2による加圧
を1〜2回繰り返すことにより、この積層体中の空気を
下型3及び型枠6に形成された空気抜き孔よりすべて外
部に放出する。
(4)積層ゴム体8内の空気の外部への放出完了後、再
び積層ゴム体8を加圧するとともに金型装置1を所定温
度に加熱し、未加硫ゴム体7の加硫処理を施すと同時
に、未加硫ゴム体7と補強板5との接着を行う。この加
硫処理により、未加硫ゴム体7は加硫されてゴム弾性体
7となる。
び積層ゴム体8を加圧するとともに金型装置1を所定温
度に加熱し、未加硫ゴム体7の加硫処理を施すと同時
に、未加硫ゴム体7と補強板5との接着を行う。この加
硫処理により、未加硫ゴム体7は加硫されてゴム弾性体
7となる。
(5)ゴム弾性体7と補強板5との加硫接着が終了した
後、金型装置1を脱型して積層ゴム体8を取り出し、該
積層ゴム体8のゴム弾性体7周面から型枠6を取り去る
ことにより側面に凹溝が形成された積層ゴム弾性支承体
を得る。
後、金型装置1を脱型して積層ゴム体8を取り出し、該
積層ゴム体8のゴム弾性体7周面から型枠6を取り去る
ことにより側面に凹溝が形成された積層ゴム弾性支承体
を得る。
このように、本実施例の積層ゴム弾性支承体の製造方
法によれば、該弾性支承体の製造はすべて金型装置1内
で行われるものであるから、工程が簡略化され、製造が
容易となり、製造費用の低減を図ることができる。ま
た、ゴム弾性体7の側面の凹溝は、切断することなく形
成でき、該成形面が滑らかであるので、後加工により凹
溝に傷をつけることがなく、長期の使用においても優れ
た耐久性を発揮する。
法によれば、該弾性支承体の製造はすべて金型装置1内
で行われるものであるから、工程が簡略化され、製造が
容易となり、製造費用の低減を図ることができる。ま
た、ゴム弾性体7の側面の凹溝は、切断することなく形
成でき、該成形面が滑らかであるので、後加工により凹
溝に傷をつけることがなく、長期の使用においても優れ
た耐久性を発揮する。
更にまた、型枠6を下型3の囲壁部3Aに沿う方向に移
動可能としたため、上型2の加圧力が補強板5に作用し
ても補強板5に無理に負担がかかることなく、良好な接
着強度を得ることができる。
動可能としたため、上型2の加圧力が補強板5に作用し
ても補強板5に無理に負担がかかることなく、良好な接
着強度を得ることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発
明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲に包含
されるものである。
明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲に包含
されるものである。
叙上の実施例では正方形状のゴム弾性支承体を製造す
る方法を示したが、上記形状のほか、第5図に示すよう
に円形の型枠6を使用して円形ゴム弾性支承体を製造す
ることもできる。
る方法を示したが、上記形状のほか、第5図に示すよう
に円形の型枠6を使用して円形ゴム弾性支承体を製造す
ることもできる。
上記実施例では、型枠6は、一方の面が横断面形状の
み凸曲面形状をなす例を示したが、第6図に示すよう
に、縦断面形状も凸曲面形状をなすものであってもよ
い。
み凸曲面形状をなす例を示したが、第6図に示すよう
に、縦断面形状も凸曲面形状をなすものであってもよ
い。
ハ.発明の効果 本発明の積層ゴム弾性支承体の製造方法は上記構成よ
りなり、叙上の作用を奏するものであるので、以下の特
有の効果を有する。
りなり、叙上の作用を奏するものであるので、以下の特
有の効果を有する。
ゴム弾性支承体の加硫接着及びゴム弾性体側面への凹
溝の形状はすべて金型装置内で行うことができるため、
製造工程が簡略化されるとともにゴム弾性体が傷つく恐
れがなく、製造が容易となり、製造コストの低減を図る
ことができるとともに、長期間の使用において、優れた
耐久性を発揮する。
溝の形状はすべて金型装置内で行うことができるため、
製造工程が簡略化されるとともにゴム弾性体が傷つく恐
れがなく、製造が容易となり、製造コストの低減を図る
ことができるとともに、長期間の使用において、優れた
耐久性を発揮する。
型枠を下型の囲壁部の内面に沿って摺動可能としたた
め、上型による積層ゴム弾性支承体の加圧時、補強板に
無理な負荷がかかることがなく、良好な接着強度が得ら
れる。
め、上型による積層ゴム弾性支承体の加圧時、補強板に
無理な負荷がかかることがなく、良好な接着強度が得ら
れる。
図面は本発明のゴム弾性支承体の製造方法の実施例を示
し、第1図はその一実施例の前工程状態の製造装置全体
の構造図(第2図のI−I線断面図)、第2図は第一図
のII−II線断面図、第3図は型枠の断面構造を示す図、
第4図は後工程状態の第1図と同様の図、第5図はゴム
弾性支承体の他の態様を示す水平断面図、第6図は型枠
の別の態様を示す図である。 1…金型装置、2…上型、3…下型、4…金型空間、5
…補強板、6…型枠、6a…凸曲面部、6b…平面部、6c…
型枠片、7…ゴム体、8…積層ゴム体
し、第1図はその一実施例の前工程状態の製造装置全体
の構造図(第2図のI−I線断面図)、第2図は第一図
のII−II線断面図、第3図は型枠の断面構造を示す図、
第4図は後工程状態の第1図と同様の図、第5図はゴム
弾性支承体の他の態様を示す水平断面図、第6図は型枠
の別の態様を示す図である。 1…金型装置、2…上型、3…下型、4…金型空間、5
…補強板、6…型枠、6a…凸曲面部、6b…平面部、6c…
型枠片、7…ゴム体、8…積層ゴム体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 21:00 105:20 B29L 31:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29D 9/00 B29D 31/00 B32B 25/04 E01D 19/04 F16F 1/40 F16F 1/36
Claims (4)
- 【請求項1】空間部を有する下型と該下型の空間部内に
抜き差し自在に挿入される上型とからなる金型の該空間
部内に、未加硫ゴム体と補強板を交互に配置して積層体
を形成し、該金型内で該積層体に加圧・加熱による加硫
処理を施して該ゴム体と補強板とを加硫接合一体化せし
める積層ゴム弾性支承体の製造方法において、 前記下型の空間部内に、該空間部内に挿入されるべく該
空間部の平面形状と実質的に合致する補強板と、該補強
板の周縁部に一方の面が横断面形状凸曲面部をなし他方
の面が平面部をなす複数個の型枠片を該凸曲面部を内側
にするとともに該平面部を下型の内壁面に沿わせて載置
して形成した型枠と、該型枠内に該型枠より突出する厚
さをもって挿置した未加硫ゴム体とからなる一組の支承
片を順次積層し、最上部に位置せしめられる支承片の未
加硫ゴム体上面に別途補強板を載置して積層体を形成す
る工程、 前記金型の空間部内において、前記積層体に加圧・加熱
による加硫成形を施し、補強板とゴム体とを加硫接合一
体化する工程、 加硫成形後、前記積層体を金型の空間部内から取り出す
とともに加硫接合一体化された積層体のゴム弾性体周面
から型枠を取り外し、該ゴム弾性体周面に該型枠の凸曲
面部にならった凹曲面部が形成された積層ゴム弾性支承
体を得る工程、 からなることを特徴とする積層ゴム弾性支承体の製造方
法。 - 【請求項2】下型の空間部の平面形状は方形状である請
求項1に記載の積層ゴム弾性支承体の製造方法。 - 【請求項3】下型の空間部の平面形状は円形状である請
求項1に記載の積層ゴム弾性支承体の製造方法。 - 【請求項4】型枠を構成する型枠片は、一方の面が縦断
面形状においても凸曲面部をなし、他方の面が平面部を
なす請求項1又は2に記載の積層ゴム弾性支承体の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288176A JP2877859B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 積層ゴム弾性支承体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1288176A JP2877859B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 積層ゴム弾性支承体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03147836A JPH03147836A (ja) | 1991-06-24 |
JP2877859B2 true JP2877859B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=17726798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1288176A Expired - Lifetime JP2877859B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | 積層ゴム弾性支承体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2877859B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103921521A (zh) * | 2013-01-11 | 2014-07-16 | Lg电子株式会社 | 贴膜系统和使用该贴膜系统的贴膜方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001030424A (ja) * | 1999-07-16 | 2001-02-06 | Inoac Corp | チップ複合成形体およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1288176A patent/JP2877859B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103921521A (zh) * | 2013-01-11 | 2014-07-16 | Lg电子株式会社 | 贴膜系统和使用该贴膜系统的贴膜方法 |
CN103921521B (zh) * | 2013-01-11 | 2017-01-04 | Lg电子株式会社 | 贴膜系统和使用该贴膜系统的贴膜方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03147836A (ja) | 1991-06-24 |
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