JP2877669B2 - 低温ショーケース - Google Patents

低温ショーケース

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JP2877669B2
JP2877669B2 JP20181193A JP20181193A JP2877669B2 JP 2877669 B2 JP2877669 B2 JP 2877669B2 JP 20181193 A JP20181193 A JP 20181193A JP 20181193 A JP20181193 A JP 20181193A JP 2877669 B2 JP2877669 B2 JP 2877669B2
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door
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low
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transparent glass
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和夫 鉄川
勝 関根
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアイスクリーム
等の食品を陳列販売するための低温ショーケースに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種低温ショーケースは、例えば
実開平2−6988号公報(F25D23/02)に示
されるように、上方に開口する断熱箱体の内部に構成し
た貯蔵室を冷却装置によって冷却すると共に、断熱箱体
の開口は後端を上下方向に回動自在に枢支されたガラス
扉によって開閉自在に閉塞している。そして、貯蔵室内
にて食品を陳列保存すると共に、扉の手前を上方に持ち
上げて回動させることにより、貯蔵室を開放して内部の
食品を取り出せる構成とされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、係る低温ショ
ーケースがアイスクリーム等の冷凍食品の陳列販売のた
めに用いられる場合、貯蔵室内は氷点下の凍結温度に冷
却される関係上、扉のガラス上面には結露が発生し易く
なる。扉の上面に結露が生ずると、内部の透視性が損な
われると共に、扉を開放した際に結露水が扉の最も低く
なる位置から外方に飛び散り、低温ショーケース周囲を
汚損してしまう問題が生ずる。係る結露は扉のガラスと
してヒータ入りのものを使用することにより回避するこ
とが可能であるが、ヒータからの発熱によって貯蔵室が
加熱されるので、冷却装置の負荷が増大することにな
り、その分今度は冷却装置の能力向上を図らなければな
らなくなる問題が生じる。
【0004】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、扉のガラス上面に発生し
た結露を円滑に処理することができる低温ショーケース
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の低温シ
ョーケース1は、上面に開口して内部に貯蔵室11を構
成する断熱箱体3と、上下方向回動自在に枢支され、断
熱箱体3の開口を開閉自在に閉塞する扉2と、貯蔵室1
1を冷却するための冷却装置Rと、この冷却装置Rを設
置する機械室4とを備えており、扉2は額縁状の枠体2
1と、この枠体21の内側に取り付けられた透明ガラス
22と、扉2の枢支側に位置する枠体21内に形成され
た排水路38と、扉2の枢支側において枠体21が透明
ガラス22上面に接する部分に形成された集水部44と
を具備し、排水路38は透明ガラス22上方の空間と機
械室4とを連通すると共に、集水部44は扉2が開いた
状態で排水路38に向けて低く傾斜しているものであ
る。
【0006】また、請求項2の発明の低温ショーケース
1は、機械室4には露受皿42を設けると共に、枠体2
1の排水路38は扉2の開閉状態に係わらず常に露受皿
42上方において開口するものである。
【0007】
【作用】本発明の低温ショーケース1によれば、断熱箱
体3の貯蔵室11内は冷却装置Rにより冷却される。係
る冷却作用により扉2の透明ガラス22上面に生じた結
露水は、扉2を開放した状態で低くなる枢支側に流下
し、その部分に形成された集水部44の傾斜に沿って排
水路38に集められ、そこに流入する。そして、排水路
38に流入した結露水は、そこを通って機械室4に排出
される。
【0008】また、請求項2の発明の低温ショーケース
1によれば、上記に加えて機械室4には露受皿42が設
けられ、扉2の開閉状態に係わらず排水路38は露受皿
42上方に開口しているので、排水路38から排出され
た結露水は確実に露受皿42に受容されることになる。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の低温ショーケース1の斜視図、図2
は扉2を開いた状態の低温ショーケース1の斜視図、図
3は低温ショーケース1の縦断側面図である。実施例の
低温ショーケース1は、例えばアイスクリームを冷凍し
ながら陳列販売する小型の卓上型ショーケースであり、
上面に開口を有する断熱箱体3と、この断熱箱体3の開
口を上方から開閉自在に閉塞する扉2と、断熱箱体3の
後側に構成された機械室4とから構成されている。
【0010】前記断熱箱体3は、上面に開口した金属製
の外箱6及び内箱7間に発泡ポリウレタン等の断熱材8
を充填して構成されており、前記内箱7の断熱材8側に
は冷却装置Rを構成する冷却パイプ9が巻回されてい
る。そして、内箱7内には上方に開口した貯蔵室11が
構成され、その内部は適宜仕切板12等にて仕切られ
る。一方、機械室4内には前記冷却装置Rを構成する圧
縮機13等が設置されている。この機械室4内の断熱箱
体3側には、左右一対のヒンジ14、14が取り付けら
れており、このヒンジ14、14に扉2の後辺が回動自
在に枢支されている。
【0011】この扉2の後方には機械室4の上方に位置
して隆起部16が構成されており、この隆起部16前面
には広告文字等が印刷された半透明のシェード17が取
り付けられている。更に、このシェード17後方の隆起
部16内には、蛍光灯18が収納設置されており、この
蛍光灯18の光によって、シェード17の広告文字が照
明されて浮き上がる構成とされている。
【0012】他方、前記扉2は額縁状の枠体21と、こ
の枠体21の内側に取り付けられた透明ガラス22とか
ら成る。この透明ガラス22は、矩形状の二枚のガラス
板間周囲に金属スペーサ23を挟み込み、重合して構成
された複層ガラスである。また、前記枠体21は、硬質
合成樹脂製の額縁状扉フレーム24と、この扉フレーム
24の四辺にそれぞれ対応する同じく硬質合成樹脂製の
四枚のガスケット固定具26とから成る。前記扉フレー
ム24の前辺には把手部27が形成されており、この扉
フレーム24の後辺24Aが前記ヒンジ14、14に固
定されている。また、扉フレーム24は上面が連続して
内方に突出した押え壁部28を有しており、この押え壁
部28の裏面に透明ガラス22の周囲を当接させ、更
に、その反対側からガスケット固定具26を各辺にそれ
ぞれ当てがって、各ガスケット固定具26を扉フレーム
24にネジ止めすることにより、透明ガラス22は扉フ
レーム24とガスケット固定具26間に挟持されて取り
付けられる。
【0013】各ガスケット固定具26には下方に開口し
た係合溝29が扉2の下面周囲に位置して形成されてお
り、この係合溝29にガスケット36が挿入係合されて
取り付けられる。他方、扉フレーム24のヒンジ14側
(枢支側)である後辺24A中央部内には、前方及び下
方に開放した溝状の切欠部37が形成されており、後辺
に位置するガスケット固定具26Aは、この切欠部37
部分の扉フレーム24と所定の間隔を存して対向し、そ
の内部に排水路38を構成している。この排水路38の
前端は、透明ガラス22の上面に臨む押え壁部28の端
面に位置する開口39にて透明ガラス22の上方に開放
し、後端下部は下方に開放した開口41にて機械室4内
に開放しており、それによって、排水路38は透明ガラ
ス22上面の空間と機械室4内とを連通する。
【0014】そして、機械室4内には排水路38の開口
41下方に位置して露受皿42が配置されている。この
露受皿42は扉2が図3、或いは図5の如く閉じた状態
であっても、図4、或いは図6の如く開放した状態であ
っても、少なくともその一部が必ず開口42の下方に位
置するように配置される。また、前記扉フレーム24の
後辺24Aの押え壁部28端面は、図4、或いは図6の
如く扉2が開いた状態で排水路38の開口39に向けて
両側から徐々に低くなるように傾斜しており、そこを集
水部44としている。
【0015】以上の構成で、圧縮機13が運転されると
冷却パイプ9には凝縮冷媒が減圧されて流入し、そこで
蒸発して内箱7を冷却する。これによって、貯蔵室11
内に収納したアイスクリームは−20℃等の冷凍温度に
凍結維持される。係る冷却により扉2の透明ガラス22
も冷やされるため、外気に接している透明ガラス22の
上面には外気中の湿気が結露するようになる。
【0016】この状態で、アイスクリームの納出を行う
ために把手部27を持って扉2を上方に持ち上げて開放
して行くと、透明ガラス22の上面の結露水は低くなっ
ている扉フレーム24の後辺24Aに向かって流下す
る。そして、後辺24Aの押え壁部38に至った結露水
は、押え壁部38の端面に構成された集水部44の傾斜
に沿って排水路38の開口39に集められ、当該開口3
9から排水路38内に流入する。排水路38に流入した
結露水はそこを通って後端下部の開口41に至り、そこ
から機械室4内に滴下する。
【0017】このとき、開口41の下方には露受皿42
が位置しているので、開口41から滴下する結露水はこ
の露受皿42に受容され、図示しない排水管にて外部に
排出されることになる。また、その後扉2が閉じられて
行っても、露受皿42は常に開口41の下方に位置して
いるので、扉2の開閉動作中開口41から滴下する透明
ガラス22上面の結露水は、確実に露受皿42に受容さ
れるようになる。従って、透明ガラス22にヒータ等の
加熱手段を設けること無く、透明ガラス22上面の結露
水を円滑に除去することができるようになるので、ヒー
タ等からの熱影響を考慮して冷却装置Rを大型化する必
要がなくなり、それによって低温ショーケース1の小型
化を図ることが可能となる。
【0018】尚、扉2が閉じた状態で開口39から自然
に排水路38に流入する結露水も、開口41から滴下し
て当然に露受皿42に受容されることは云うまでもな
い。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、扉の
透明ガラス上面に生じた結露水は扉の開放等によって集
水部に至り、そこの傾斜に沿って排水路に集められてそ
こから機械室内に排出されるようになるので、ヒータ等
の加熱手段を設けること無く透明ガラス上面の結露水を
円滑に除去し、その透視性を確保することができるよう
になる。従って、ヒータ等からの熱影響を考慮して冷却
装置を大型化する必要がなくなり、それによって低温シ
ョーケースの小型化を図ることが可能となるものであ
る。
【0020】また、請求項2の発明によれば、機械室に
露受皿を設け、扉の開閉状態に係わらず排水路は露受皿
上方に開口するように構成したので、排水路から排出さ
れた結露水を確実に露受皿に受容させることができるよ
うになる。従って、低温ショーケース周囲が結露水によ
って汚損される不都合も確実に防止することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温ショーケースの斜視図である。
【図2】本発明の低温ショーケースの扉を開いた状態の
斜視図である。
【図3】本発明の低温ショーケースの縦断側面図であ
る。
【図4】本発明の低温ショーケースの扉を開いた状態の
縦断側面図である。
【図5】排水路部分の低温ショーケースの拡大縦断側面
図である。
【図6】扉を開いた状態の排水路部分の低温ショーケー
スの拡大縦断側面図である。
【図7】扉の平面図である。
【符号の説明】
1 低温ショーケース 2 扉 3 断熱箱体 4 機械室 11 貯蔵室 14 ヒンジ 21 枠体 22 透明ガラス 38 排水路 42 露受皿 44 集水部 R 冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 21/14 A47F 3/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口して内部に貯蔵室を構成する
    断熱箱体と、上下方向回動自在に枢支され、前記断熱箱
    体の開口を開閉自在に閉塞する扉と、前記貯蔵室を冷却
    するための冷却装置と、該冷却装置を設置する機械室と
    を備えた低温ショーケースにおいて、前記扉は額縁状の
    枠体と、該枠体の内側に取り付けられた透明ガラスと、
    前記扉の枢支側に位置する前記枠体内に形成された排水
    路と、前記扉の枢支側において前記枠体が前記透明ガラ
    ス上面に接する部分に形成された集水部とを具備して成
    り、前記排水路は前記透明ガラス上方の空間と前記機械
    室とを連通すると共に、前記集水部は前記扉が開いた状
    態で前記排水路に向けて低く傾斜することを特徴とする
    低温ショーケース。
  2. 【請求項2】 機械室には露受皿を設けると共に、枠体
    の排水路は扉の開閉状態に係わらず常に前記露受皿上方
    において開口することを特徴とする請求項1の低温ショ
    ーケース。
JP20181193A 1993-07-22 1993-07-22 低温ショーケース Expired - Lifetime JP2877669B2 (ja)

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