JP2876666B2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、シリアルプリンタ用のインクリボンカセッ
トに関し、特に、ドットインパクト式シリアルプリンタ
用のインクリボンカセットに関する。
〔従来の技術〕
シリアルプリンタのインクリボンカセットのうち、特
にシリアルプリンタ式シリアルプリンタ用の従来のイン
クリボンカセットは、第3図に示すような構成となって
いる。すなわち、リボンケース1には、カーボンブラッ
クを含有するインクを含浸し、両端を接続してループ状
としたインクドリボン4が収納されている。インクドリ
ボン4は、リボンケース1内の右方に設けられているド
ライブローラ2と、これと対向しているアイドルローラ
3との間に挟まれており、アイドルローラ3の回転によ
って送られて印字ヘッド8と印字用紙(図示省略)と間
を図の横方向に移動する。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年、プリンタの印字速度の向上に伴い、印字ヘッド
は、プリントワイヤとして従来の超硬ワイヤよりも軽い
ハイスワイヤを使用することが多くなってきている。し
かしながら、ハイスワイヤは耐磨耗性が低く、その磨耗
量はインクドリボンに含浸されているインクに含まれて
いるカーボンブラックの量に依存する。プリントワイヤ
の寿命を長くするためにカーボンブラックの含有量を少
なくすると、従来のインクドリボンのときに比して印字
の色調が変化したり、バーコードの読取り率が低下する
問題が発生するため、プリントワイヤの磨耗に関する問
題は未解決のままとなっている。
また、プリントワイヤがインクドリボンを貫通しない
ように、インクドリボンの生地は高密度に織り込まれた
特別な布を必要とし、高価であった。更に、印字を鮮明
にするためにプリントワイヤの径(現在はφ0.2mmが主
流)を細くしようとしてもインクドリボンの生地の関係
で実現が困難であった。
プリントワイヤが、自身に対して相対運動を行なって
いるインクドリボンを打撃して印字動作を行なうわけで
あるが、スペーシング速度が上昇するとインクドリボン
とプリントワイヤが接触している時間がたとえ微小時間
でも、プリントワイヤが受ける曲げ応力は無視できない
レベルになり、最悪の場合、プリントワイヤが折損して
しまう。したがって従来はリボンの相対速度を小さくす
るよう、リボンの送り機構が設計されている。
仮に、印字ヘッド8のスペーシング速度を±0.3m/s,
インクドリボン4の速度を0.15m/sとすると、印字ヘッ
ド8が図の右方へ移動した場合、インクドリボンの相対
速度は−0.15m/sとなり、逆に印字ヘッド8が図の左方
へ移動した場合、インクドリボンの相対速度は0.45m/s
となる。ここでインクドリボンの相対速度を下げるため
には、インクドリボン4の速度を小さくすればよい。つ
まり、仮にインクドリボンの速度を0.05m/sにすればイ
ンクドリボンの相対速度は−0.25m/s,+0.35m/sとな
る。しかし、このようにインクドリボンの速度を小さく
すると、印字ヘッドがインクドリボンの同じところを打
撃することになり、印字濃度ムラを生ずる(インクドリ
ボンの速度0の場合を考えると分かりやすい)。したが
って、結局、ある程度のリボン速度は必要であり、イン
クドリボンの相対速度の上昇は避けられず、前述したよ
うなプリントワイヤ折損の問題は解決されなかった。
さらには、上述した従来のインクリボンカセットは、
インクドリボンがたるまないように、図示していないス
プリングなどによってインクドリボンに適度な張りを持
たせ、ドライブローラ2とアイドルローラ3によってリ
ボンを巻き取るようになっているため、万一印字ヘッド
の動作不良によりプリントワイヤがインクドリボンに引
っ掛かってしまった場合、プリントワイヤに大きな曲げ
応力が働き、直ちに印字ヘッドのプリントワイヤが折れ
てしまうという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のインクリボンカセットは、内部に仕切り板を
有するリボンケースと、 前記仕切り板の一方の側の前記リボンケース内に一部
が収納され、他部が前記リボンケースの外部に露出さ
れ、インクを含浸していないループ状のインクレスリボ
ンと、 前記仕切り板の他方の側の前記リボンケース内に一部
が収納され、 他部が前記インクレスリボンの外側に露出され、カー
ボンブラックを含有するインクが含浸されたループ状の
インクドリボンと、 前記インクレスリボンをその長手方向に走行させる第
1駆動手段と、 前記インクドリボンをその長手方向に走行させる第2
駆動手段とを具備し、 印字ヘッドの印字動作時に突出するプリントワイヤが
前記インクレスリボンを介して前記インクドリボンを印
字用紙に接触させて印字できるように構成し、前記イン
クレスリボンと前記インクドリボンとの露出部で、前記
インクレスリボンの走行速度が前記インクドリボンの走
行速度より小さいことを特徴とする。
本発明のインクリボンカセットは、内部に仕切り板を
有するリボンケースと、前記仕切り板の一方の側の前記
リボンケース内に一部が収納され、他部が前記リボンケ
ースの外部に露出され、インクを含浸していないループ
状のインクレスリボンと、前記仕切り板の他方の側の前
記リボンケース内に一部が収納され、他部が前記インク
レスリボンの外側に露出され、カーボンブラックを含有
するインクが含浸されたループ状のインクドリボンと、
前記インクレスリボンをその長手方向に走行させる第1
駆動手段と、前記インクドリボンをその長手方向に走行
させる第2駆動手段とを具備し、印字ヘッドの印字動作
時に突出するプリントワイヤが前記インクレスリボンを
介して前記インクドリボンを印字用紙に接触させて印字
できるように構成し、前記第1駆動手段を弱い摩擦力に
よって前記第2駆動手段に係合させ、前記インクレスリ
ボンに異常な負荷が働いたときに前記第1駆動手段が空
転するようにしたことを特徴としてもよい。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の断面図である。リボンケ
ース1は、中央部に設けた仕切り板9によってその内部
を2つの部屋に区切られており、一方の部屋1aにはカー
ボンブラックを含有するインクを含浸し、両端部を接続
してループ状としたインクドリボン4が収納されてい
る。インクドリボン4は、ドライブローラ2と、ドライ
ブローラ2に対向して設けられたアイドルローラ3とに
よって挟まれており、ドライブローラ2の回転によって
送られて印字ヘッド8と印字用紙(図示省略)との間を
走行する。
他方の部屋1bには、インクを含浸していないインクレ
スリボン5が収納されており、このインクレスリボン5
は、その両端部を接続されてループ状となっている。こ
のインクレスリボン5の素材は、インクドリボン4に使
用している素材と同一のものでもよいが、他の材質のも
のでもよく、印字ヘッド8のプリントワイヤが貫通しな
いものであればよい。インクレスリボン5は、部屋1b内
のドライブローラ6と、ドライブローラ6に対向して設
けられたアイドルローラ7との間に挟まれており、ドラ
イブローラ6の回転によって送られて印字ヘッド8とイ
ンクドリボン4との間を走行する。
このように構成したインクリボンカセットをドットイ
ンパクト式シリアルプリンタに装着して印字動作を行わ
せると、印字ヘッド8は第1図の左右方向(矢印A)に
移動しながら印字指令に従ってプリントワイヤを突出さ
せ、プリントワイヤはインクレスリボン5とインクドリ
ボン4とを介して印字用紙上に文字を印字する。このと
き、プリントワイヤはインクレスリボン5と接触しなが
ら移動し、インクドリボン4に含まれているカーボンブ
ラックによって磨耗するのが防止される。インクレスリ
ボン5として厚さ0.1mm程度のポリエステルリボンを用
いることができる。このポリエステルリボンの素材は、
ポリエステルの他に、ポリイミドなどの高分子化合物で
もよく、印字ヘッド8のプリントワイヤが貫通しない素
材であればよい。
インクドリボン4は、ドライブローラ2により第1図
の右方に0.15m/sで運動し、インクレスリボン5は、ド
ライブローラ6を介して第1図の左方に−0.05m/sで運
動しているとする。ここで、印字ヘッド8が、第1図の
右方へ0/3m/sの速度で運動すると、インクドリボン4の
相対速度は−0.15m/s,インクレスリボン5の相対速度は
−0.35m/sとなり、逆に、印字ヘッド8が第1図の左方
へ運動すると、インクドリボン4の相対速度は0.45m/s,
インクレスリボン5の相対速度は0.25m/sとなる。プリ
ントワイヤの折損と関係するのは、印字ヘッド8とイン
クレスリボン5との相対速度なので、本発明により、プ
リントワイヤ折れを解決できるのは明らかである。ま
た、印字品質(濃度むら)に関係するのは、印字ヘッド
とインクドリボンとの相対速度なので、従来通りの印字
品質が得られるのは明らかである。
第2図は本発明の他の実施例の断面図である。この実
施例は、インクドリボン4のドライブローラ2からゴム
リング17によって伝えられら力によりドライブローラ6
が駆動されインクレスリボン5を駆動する構成になって
いる。ここで、ドライブローラ2とドライブローラ6お
よびドライブローラ6とインクレスリボン5は弱い摩擦
力によって係合されており、インクレスリボンに異常な
負荷が働いた時にはインクレスリボン5はスリップし、
ドライブローラ6は空転するようになっている(摩擦係
数を小さくしている)。したがって、万一印字ヘッドの
動作不良によりプリントワイヤがインクドリボンに引っ
掛かっても印字ヘッドがインクドリボンを引きずって行
く形になり、プリントワイヤに大きな外力が働くことが
避けられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、インクドリボンと印字
ヘッドとの間に、インクを含浸しないインクレスリボン
を設けることにより、印字ヘッドのプリントワイヤが、
直接インクドリボンに含浸されているカーボンブラック
に接触することがないため、プリントワイヤの磨耗を防
止して印字ヘッドの寿命を長くすることができるという
効果を奏する。したがって、印字ヘッドの構成部品であ
るプリントワイヤとして、耐磨耗性が低くても、軽くて
折れにくい材料を使用することができるため、長寿命で
安価な印字ヘッドを得ることができるという効果かあ
る。
また、プリントワイヤは直接インクドリボンを打撃し
ないので、インクドリボンの生地の選択の幅は拡がり、
コストダウンを可能にする。さらに、従来困難であった
φ0.2mm未満のプリントワイヤも使用できるという効果
がある。
インクドリボンと印字ヘッドとの間に配したインクレ
スリボン5をリボンモータで適当なスピードでフィード
することにより、印字品質を落さずに、印字ヘッドのプ
リントワイヤの応力を低減し、プリントワイヤの折損事
故を防止することができる。
さらに本発明は、インクドリボンループの内側にもう
1つのインクレスリボンのループを構成し、このインク
レスリボンの駆動を、インクドリボンのドライブモータ
と小さな摩擦力で係合されたドライブモータで行うこと
により、インクドリボンの引っ掛けによるプリントワイ
ヤの折損を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の断面図、第2図は本発明の
他の実施例の断面図、第3図は従来例の断面図である。 1……リボンケース、2,6……ドライブローラ、3,7……
アイドルローラ、4……インクドリボン、5……インク
レスリボン、8……印字ヘッド、9……仕切り板。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に仕切り板を有するリボンケースと、 前記仕切り板の一方の側の前記リボンケース内に一部が
    収納され、他部が前記リボンケースの外部に露出され、
    インクを含浸していないループ状のインクレスリボン
    と、 前記仕切り板の他方の側の前記リボンケース内に一部が
    収納され、他部が前記インクレスリボンの外側に露出さ
    れ、カーボンブラックを含有するインクが含浸されたル
    ープ状のインクドリボンと、 前記インクレスリボンをその長手方向に走行させる第1
    駆動手段と、 前記インクドリボンをその長手方向に走行させる第2駆
    動手段とを具備し、 印字ヘッドの印字動作時に突出するプリントワイヤが前
    記インクレスリボンを介して前記インクドリボンを印字
    用紙に接触させて印字できるように構成し、 前記インクレスリボンと前記インクドリボンとの露出部
    で、前記インクレスリボンの走行速度が前記インクドリ
    ボンの走行速度より小さいことを特徴とするインクリボ
    ンカセット。
  2. 【請求項2】内部に仕切り板を有するリボンケースと、 前記仕切り板の一方の側の前記リボンケース内に一部が
    収納され、他部が前記リボンケースの外部に露出され、
    インクを含浸していないループ状のインクレスリボン
    と、 前記仕切り板の他方の側の前記リボンケース内に一部が
    収納され、他部が前記インクレスリボンの外側に露出さ
    れ、カーボンブラックを含有するインクが含浸されたル
    ープ状のインクドリボンと、 前記インクレスリボンをその長手方向に走行させる第1
    駆動手段と、 前記インクドリボンをその長手方向に走行させる第2駆
    動手段とを具備し、 印字ヘッドの印字動作時に突出するプリントワイヤが前
    記インクレスリボンを介して前記インクドリボンを印字
    用紙に接触させて印字できるように構成し、 前記第1駆動手段を弱い摩擦力によって前記第2駆動手
    段に係合させ、ぜインクレスリボンに異常な負荷が働い
    たときに前記第1駆動手段が空転するようにしたことを
    特徴とするインクリボンカセット。
  3. 【請求項3】前記インクレスリボンと前記インクドリボ
    ンとの露出部で、前記インクレスリボンの走行速度が前
    記インクドリボンの走行速度より小さいことを特徴とす
    る請求項2記載のインクリボンカセット。
  4. 【請求項4】前記インクレスリボンが高分子化合物のフ
    ィルム状リボンであることを特徴とする請求項1、2ま
    たは3記載のインクリボンカセット。
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