JP2876222B2 - 撮像光学系 - Google Patents

撮像光学系

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば内視鏡等のイメージガイドファイバ
ーなどにより伝送された像を撮像素子上に結像させるた
めに用いられる撮像光学系に関するものである。
[従来の技術] 最近の内視鏡による診断では、内視鏡の接眼部に小型
のテレビカメラを接続してのテレビモニター観察がよく
行なわれている。しかし、内視鏡等で用いられるイメー
ジガイドファイバーは、規則的な配列構造をしており又
テレビカメラ等に使われているCCD等の撮像素子の受光
部も規則的な構造であり、そのため互いに干渉しあって
一般にエリアシング、モアレ等と呼ばれている偽信号が
モニター上に現われる。
このようなモアレ縞等がモニター上に現われると、画
面全体が見にくくなるばかりか、診断の際病変部を見落
とし、誤診をするおそれがある。
このようなモアレ縞を除去するためには、内視鏡のイ
メージファイバー径により決まる像面上での空間周波数
帯域もしくは撮像素子のナイキスト周波数程度の空間周
波数におけるレスポンスを零とすればよい。これによっ
てイメージガイドファイバーが持つ比較的高い空間周波
数成分の低空間周波数帯域への折り返しを防ぐことが出
来るために、モアレ縞の原因となる偽信号発生を防止で
きる。
しかし内視鏡には多くの種類があり、又内視鏡ごとに
イメージファイバーの径や接眼レンズの倍率が異なる場
合が多く、像面上の特定空間周波数だけのレスポンをす
べて零にすることは出来ない。
また、撮像素子のナイキスト周波数程度の空間周波数
のレスポンスを零にするとしても、通常イメージファイ
バーは、規則的な構造を持っているため、基準となる空
間周波数は、ある方向性をもっている。つまり撮像素子
の受光部と干渉しやすい方向が幾つかあるために、モア
レ縞の発生を防ぐためには、各方向での空間周波数を零
にしなければならない。
そのため、一般には水晶板等の複屈折板や位相フイル
ター等の光学的ローパスフイルターを複数構成したもの
を結像光路中に設けることによってモアレの除去を行な
っている。
しかしこの場合も最も強くモアレが発生する場合に合
わせなければならず、そのため光学的ローパスフイルタ
ーの構成枚数が多くなり、光学的ローパスフイルター全
体が大きくなるために光学系をコンパクトになし得な
い。また多くの光学的ローパスフイルターを使用するの
で非常に高価なものになる。
また前記のようにモアレの強いものに光学的ローパス
フイルターの構造を合わせることが多いために、逆にモ
アレの弱いものと組合わせた時には、モアレ除去効果が
大きすぎて解像力の低下をまねく。
そのために、各内視鏡に応じて、モアレ除去効果の異
なる光学的ローパスフイルターを交換して使用すれば、
常に最適な解像力を得ることが出来る。しかしこの方法
では交換に手間がかかり、各内視鏡ごとに別々の光学的
ローパスフイルターを用意しなければならない欠点を有
している。
また、モアレ除去のための他の手段として、例えば特
開平1−1269465に記載されているようなデフォーカス
によるものがある。これは、像面を最良像面位置から少
しずらした位置に設定することによって、画像にピンボ
ケ状態を与え、モアレを除去するものである。この方法
は、例えば光学的ローパスフイルターとして水晶板を使
用した時に、水晶の複屈折性を利用して一つの像を二つ
に分離させて、全体としてある程度のぼけを有する像を
作り出すのと同じである。
このぼけ量としては、撮像素子のナイキスト周波数に
対するレスポンスを落とすか、イメージガイドファイバ
ーによる像面上の特定空間周波数のレスポンスを落とす
ように設定すれば、ファイバーを伝送した撮像を画像素
子の各絵素ごとにサンプリングすることにより発生する
ファイバー構造の高次のスペクトルを抑えられるために
モアレ除去を行なうことが出来る。
しかしながら、通常の光学系は、高空間周波数領域で
もかなりのレスポンスを持っており、所望の空間周波数
をおとすためには、デフォーカス量が多くなり、又デフ
ォーカスを行なったことによる像面上の応答特性も、水
晶板などの光学的ローパスフイルターを使用した場合と
は異なり直線的になる。そのために、モアレ除去のため
低空間周波数を零にしようとするとそれ以下の周波数の
レスポンスも落ち、解像力が低下する。逆に解像力が低
下しないようにするとモアレ除去が充分でなくなる。
更に前述のように内視鏡の種類が多いためそれに対応
してデフォーカス量を設定しなければならない等の問題
もある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、種々の内視鏡とテレビカメラを組合
わせた時、特に光学的ローパスフイルター等を使用しな
くともモアレ縞の発生を十分除去できかつ解像力の低下
をまねくことのない小型性能の良好な撮像光学系を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の撮像光学系は、内視鏡の接眼部に取付けて、
特定の周波数帯域を含んでいる画像を撮像素子上に結像
させるための光学系で、特定の収差特に球面収差を有し
ていて開口の変化に伴い該収差曲線の略形状が変化する
ために開口の大小による点像の強度分布が変化して開口
の小さい場合の空間周波数特定を落すようにしたもので
ある。
第1図は本発明の撮像光学系を用いたものの全体構成
の概略図であって、例えば内視鏡のようにイメージガイ
ドファイバーによって伝送された画像を、本発明の撮像
光学系を通して撮像素子の受光面上に結像させるもので
ある。この図において、ファイバースコープ1の対物レ
ンズ2によってイメージガイド3の端面に物体像を結像
させる。このイメージガイドファイバー3によって伝送
された画像は、接眼レンズ5によって拡大され通常肉眼
観察される。このファイバースコープ1の画像を撮像装
置6の撮像素子8の受光面上に結像させるために撮像光
学系7が設けられている。ここで内視鏡のイメージガイ
ドファイバーは、一般に六方稠密構造をなしていて規則
的に配列されている。そのために前述のようにモアレ縞
が発生する。
次に撮像光学系に特定収差を発生させてのモアレ縞の
除去について説明する。
一般にソフトフォーカスといわれているもので、光学
系に特定の収差特に球面収差を発生させることによって
の画像のぼけを利用することがある。
球面収差は、軸上でも軸外でも存在し光軸に対して対
称であると云う特徴を有している。一般に光学系に球面
収差がある場合、光束の収差状況は、簡単のために3次
の球面収差のみを考えると、第2図に示す通りである。
ガウス像面近傍の像面では、第3図のように火線と交わ
ってできる円環L1と他の光束との交わりによってできる
円板状の像L2が出来る。この円環L1と像L2の大きさが等
しいところつまりF0に像面をもって来ると光束径(錯乱
円)が第3図(B)のように最も小さくなる。この時の
像面がこの場合の最良像面となり、ここから前後に少し
でもずれると光束径が大きくなる。この第2図に示すも
のは、球面収差が補正不足の場合であるが、第4図に示
す補正過剰の場合も同様である。ただし球面収差の5
次,7次のような高次の項が入って来ると、前記の火線の
形状や球面収差曲線の様子も異なり、複雑になって来る
が基本的考え方は同じである。
次に内視鏡用として必要な球面収差について述べる。
通常、内視鏡の接眼部に取付ける撮像光学系は、接眼
部の絞り径によって開口が決まる前置絞りタイプの光学
系になる。ところで開口が小さいスコープは、ファイバ
ー画像が小さいので、一般に接眼倍率が大きい。そのた
め像面上のファイバー構造による特定空間周波数は低く
なる。したがって低空間周波数のレスポンス(MTF)を
おとすために必要なぼけ量は大きくなり、最良像面を基
準に考えた場合、像面のデフォーカス量を大きくする必
要がある。逆に開口が大きい場合には、接眼倍率が小さ
いので、特定空間周波数は高くなり、この高い周波数の
レスポンスをおとすために必要なぼけ量は小さくなる。
以上のように開口の小さいスコープでは、ぼけ量つま
り像画上での錯乱円が大きいことが必要であり、開口の
大きなスコープでは、像面上での錯乱円は小さくて済
む。
内視鏡にとって必要なのは、画面全体がぼけていてモ
アレ縞が発生しないが、ある程度の必要とする解像力を
有していることである。更に開口の小さいスコープと組
合わせた場合に、光学系の周波数特性をある程度低下さ
せるが、開口の大きなスコープでは、その特性をあまり
低下させないことが必要である。
次に第5図に示すような通常の球面収差曲線(横収
差)の場合は、開口が大きいほど光線高が大になるため
収差発生量も大になる。そのため開口の大きいスコープ
の方が低空間周波数におけるレスポンスの低下が大き
く、モアレ縞の除去効果以上に解像力の低下をまねく。
又第6図に示すような球面収差の場合、ある開口aで
の収差量が最大になっている。この場合、開口の大きい
スコープを用いた場合、開口aよりも大きな開口部分を
通過する光線の収差発生量は小さい。そのため開口がa
程度のスコープと、これよりも大きい開口のスコープと
を用いた場合、物体上のある一点から出射した光線が開
口の各部分を通過して理想結像点近傍に集まるものと、
その周辺部に集まるものとでは、開口が大きい方が光線
全体としてみた場合、理想結像点近傍に集まる割合が大
である。
したがって開口が大きい場合でも空間周波数特性を著
しく劣化させることなく、逆に開口の小さい場合よりも
特性のよいものが得られる。つまり実際に使用しようと
するスコープで最も開口の小さいものを用いた時に球面
収差の量が最大になるようにし、それよりも開口の大き
いものは収差の量をなるべく小さくするようにすること
が必要である。
以上述べたように、本発明においては、光学系に球面
収差を発生させ開口の大小によりその収差曲線のおおよ
その形状が変化することのために開口の大小による点像
強度分布が変化しそれによって開口の小さい場合の空間
周波数特性をおとすようにしたものである。
この発明の撮像光学系としては、開口の小さいところ
である程度の収差量を有していて、開口の大きいところ
では収差が充分に補正されている球面収差を有するもの
であることが好ましい。
一般に止レンズの場合に発生する球面収差は、補正不
足の状態であり、光線高の増加に伴い球面収差は単調に
増加する。
第5図は3次の球面収差を示したもので、実際にはこ
の3次の球面収差の他に高次の球面収差が含まれてい
る。ここで球面収差曲線をある所望の形状にしようとす
る場合、5次や7次の高次の項が必要になって来る。こ
の時球面収差以外の収差に影響を与えずに球面収差を変
えるには、光学系を球面レンズだけで構成するよりも非
球面レンズを用いた方がよい。
通常、球面収差は、光学系を通過する光線の光線高が
高いほど大であり又光学系の焦点距離が短いほど発生量
が大きい。それは、正の単レンズに光線が入射する時、
光軸からレンズの周辺部に行くにしたがって光線の屈折
作用が徐々に大きくなるためである。したがってある光
線高において発生している球面収差の量を更に大きくし
ようとする場合には、この光線高でのレンズの屈折作用
を一層大きくしつまりレンズ面での屈折作用を一層大き
くすればよい。このレンズ面の屈折作用を大きくするた
めには、この面の曲率半径を小さくすればよいが、その
場合他の光線高の光線に対する収差量も変化してしま
う。そのために各光線高の光線に対して所望の収差量に
なるようにするためには、非球面を用いることが好まし
い。つまり非球面を用いることにより通常の球面よりも
高次の収差を発生させやすい。又球面レンズだけで高次
の収差を発生させるにはレンズ系全体の構成や各レンズ
の形状が大きく変ってしまいレンズの加工性が悪くなっ
たり、他の収差の補正が困難になることがある。
ここでいう屈折作用を大きくするということは、正レ
ンズの場合はその収束作用つまりレンズの正のパワーを
強くすることであり、負レンズの場合は、その発散作用
つまりレンズの負のパワーを強くすることである。
また前述のように、球面収差の発生量は、光学系の焦
点距離、レンズの屈折作用さらに非球面を設けた場合の
各光線高における基準球面からのずれ量に関係してい
る。尚基準球面とは光軸近傍で非球面と接する球面のこ
とである。また光軸を基準にして高さIaのところでの球
面からのずれ量ΔZは、非球面が基準球面から光線の進
行方向へずれた場合を正、逆方向へずれた場合を負とす
る。ここでずれ量の符号が同じ負の値であってもレンズ
のパワーの変化が異なることがある。例えば第7図では
ずれ量は負であるが周辺部のレンズのパワーは弱くな
り、第8図ではずれ量は負であるが周辺部のレンズのパ
ワーは強くなる。このことは負レンズにおいても同じで
ある。つまり非球面をレンズの物体側に設けるか像側に
設けるか、又基準面が物体側に凹面を向けた面であるか
凸面を向けた面であるかによって、ずれる方向が同じで
あっても(ΔZの符号が同じであっても)レンズのパワ
ーの変化は必ずしも同じにはならない。
一般に非球面は次の式で表わすことができる。
ここでz,yは光軸をz軸にとり像の方向を正方向と
し、非球面と光軸との交点を原点としてz軸に直交する
方向をy軸にした座標系の座標値、Cは光軸近傍でこの
非球面と接する円の曲率半径の逆数、Pは非球面の形状
を表わすパラメーター、B,E,F,…は夫々2次,4次,6次,
…の非球面係数である。尚P=1でB,E,F,…がすべて0
の場合は、上記の式は球面を表わす。
本発明の光学系において非球面を設けた場合、次の条
件(1)を満足することが望ましい。
(1) 1×10-5<|ΔZ|/f<5×10-2 ただしΔZは開口が最大のときの前記非球面を通過す
るマージナル光線の光線高における非球面の基準球面か
らの光軸方向のずれ量、fは全系の焦点距離である。
前述のように球面収差の発生量は、一般に光線高が高
くなると大になるが、本発明においては、特に開口の大
きい場合、つまり光線高が高いところでの球面収差を抑
える必要がある。
条件(1)の下限を越えると非球面による球面収差の
補正が十分でない。又この条件の上限を越えると収差補
正を行ないすぎることになり好ましくない。
[実施例] 次に本発明の撮像光学系の各実施例を示す。
実施例1 f=1.000 F/5.3 2ω=12.966゜ IH=0.112 r1=∞(絞り) d1=0.0101 r2=∞ d2=0.0338 n1=1.51633 ν=64.15 r3=∞ d3=0.1387 r4=∞ d4=0.0274 n2=1.51633 ν=64.15 r5=∞ d5=0.0947 r6=−0.5160(非球面) d6=0.0338 n3=1.65160 ν=58.52 r7=0.2372 d7=0.0609 n4=1.71736 ν=29.51 r8=0.4516 d8=0.1827 r9=1.7262 d9=0.1218 n5=1.73400 ν=51.49 r10=−0.5382 d10=0.0169 r11=−51.7006 d11=0.1691 n6=1.74400 ν=44.73 r12=−0.2970 d12=0.0440 n7=1.78472 ν=25.71 r13=−1.4354 d13=0.0271 r14=∞ d14=0.0605 n8=1.51633 ν=64.15 r15=∞ 非球面係数 P=1.0000,B=0.10209 E=0.29207×10,F=−0.18885×103 ΔZ=0.000948 実施例2 f=1.0000 F/14.2 2ω=7.92゜ IH=0.071 r1=∞(絞り) d1=0.0072 r2=∞ d2=0.0362 n1=1.51633 ν=64.15 r3=∞ d3=0.1183 r4=0.2077(非球面) d4=0.0821 n2=1.71300 ν=53.84 r5=−2.3524 d5=0.0644 r6=−0.3082 d6=0.0532 n3=1.75520 ν=27.51 r7=0.1928 d7=0.1193 r8=0.7072 d8=0.0687 n4=1.59270 ν=35.29 r9=−0.4648 d9=0.1132 r10=∞ d10=0.0362 n5=1.51633 ν=64.15 r11=∞ 非球面係数 P=1.0000,B=−0.14089 E=0.55469×10,F=−0.37135×104 ΔZ=−0.000185 実施例3 f=1.000 F/14.2 2ω=7.92゜ IH=0.071 r1=∞(絞り) d1=0.0072 r2=∞ d2=0.0361 n1=1.51633 ν=64.15 r3=∞ d3=0.1182 r4=0.2124(非球面) d4=0.0820 n2=1.71300 ν=53.84 r5=−3.1152 d5=0.0643 r6=−0.2677 d6=0.0531 n3=1.75520 ν=27.51 r7=0.1876 d7=0.1192 r8=0.7285 d8=0.0687 n4=1.59270 ν=35.29 r9=−0.4113 d9=0.1131 r10=∞ d10=0.0361 n5=1.51633 ν=64.15 r11=∞ 非球面係数 P=1.0000,B=0.38924×10-1 E=−0.53838×10,F=0.37115×104 ΔZ=0.000050 実施例4 f=1.0000 F/2.1 2ω=13゜ IH=0.113 r1=∞(絞り) d1=0.0263 r2=∞ d2=0.0876 n1=1.51633 ν=64.15 r3=∞ d3=0.1927 r4=∞ d4=0.0876 n2=1.51633 ν=64.15 r5=∞ d5=0.0964 r6=0.6745(非球面) d6=0.1734 n3=1.78590 ν=44.18 r7=5.9213 d7=0.0436 r8=−1.1230 d8=0.0701 n4=1.78472 ν=25.71 r9=0.6375 d9=0.0816 r10=3.4100 d10=0.1165 n5=1.88300 ν=40.78 r11=−1.1935 d11=0.0392 r12=3.1698 d12=0.0788 n6=1.69680 ν=55.52 r13=−1.4952 d13=0.2134 r14=∞ d14=0.0964 n7=1.52000 ν=74.00 r15=∞ d15=0.0175 r16=∞ d16=0.1209 n8=1.54869 ν=45.55 r17=∞ d17=0.1577 n9=1.54869 ν=45.55 r18=∞ d18=0.1323 n10=1.54869 ν10=45.55 r19=∞ d19=0.0175 r20=∞ d20=0.3153 n11=1.80610 ν11=40.95 r21=∞ d21=0.0350 n12=1.51633 ν12=64.15 r22=∞ 非球面係数 P=1.0000,B=0.76013×10-1 E=0.35469,F=0.63098 ΔZ=0.005588 実施例5 f=1.000 F/2.1 2ω=13.01゜ IH=0.113 r1=∞(絞り) d1=0.0263 r2=∞ d2=0.0876 n1=1.51633 ν=64.15 r3=∞ d3=0.1926 r4=∞ d4=0.0876 n2=1.51633 ν=64.15 r5=∞ d5=0.0963 r6=0.7068(非球面) d6=0.1734 n3=1.78590 ν=44.18 r7=5.8596 d7=0.0438 r8=−1.6385 d8=0.0700 n4=1.78470 ν=26.22 r9=0.7826 d9=0.0832 r10=2.8652 d10=0.1165 n5=1.88300 ν=40.78 r11=−1.2074 d11=0.0394 r12=−7.6465 d12=0.0788 n6=1.70154 ν=41.24 r13=−1.2684 d13=0.2097 r14=∞ d14=0.0963 n7=1.52000 ν=74.00 r15=∞ d15=0.0175 r16=∞ d16=0.4106 n8=1.54869 ν=45.55 r17=∞ d17=0.0175 r18=∞ d18=0.3152 n9=1.80610 ν=40.95 r19=∞ d19=0.0350 n10=1.51633 ν10=64.15 r20=∞ 非球面係数 P=1.0000,E=−0.30802 F=0.16161×10 ΔZ−=0.000698 実施例6 f=1.000 F/2.1 2ω=12.978゜ IH=0.113 r1=∞(絞り) d1=0.0263 r2=∞ d2=0.0876 n1=1.51633 ν=64.15 r3=∞ d3=0.1926 r4=∞ d4=0.0876 n2=1.51633 ν=64.15 r5=∞ d5=0.0963 r6=0.6241 d6=0.1734 n3=1.78590 ν=44.18 r7=−1.9996 d7=0.0438 r8=−0.8841 d8=0.0700 n4=1.78472 ν=25.71 r9=0.6177 d9=0.0832 r10=−5.4879 d10=0.1165 n5=1.88300 ν=40.78 r11=−1.0629 d11=0.0394 r12=−29.7088 d12=0.0787 n6=1.69700 ν=48.51 r13=−0.9127 ただしr1,r2,…はレンズ各面の曲率半径、d1,d2,…は
各レンズの肉厚および空気間隔、n1,n2,…は各レンズの
屈折率、ν12,…は各レンズのアッベ数である。
実施例1は、第9図に示すように負のレンズ群と正の
レンズ群とからなる2群構成である。この実施例では光
学系の負のレンズ群の第1面(r6)を非球面にしてい
る。球面収差の発生量は、光線高が高い方が大きいが、
この実施例のように開口絞り近傍に非球面を設けること
によって光線の対称性をとり特に非点収差がなるべく発
生しないようにしている。つまり非点収差や像面湾曲等
が大であると、像面位置を決めてもそこでの錯乱円が大
きくなる、球面収差がいかに適切なものになっていて
も、所望のモアレ除去効果と解像力を得ることが出来な
くなる。
この実施例では、最大開口の時に球面収差が0になっ
ており、開口比が約0.7のところで球面収差が最大にな
っている。
実施例2,3は夫々第10図,第11図のように正のレンズ
群,負のレンズ群,正のレンズ群からなるトリプレット
タイプの光学系である。
実施例2は、非球面を光学系の第1面(r4)に設けて
あり球面収差は負に発生しており、非球面の形状は、光
軸から離れるにしたがって徐々にゆるくなっている。
実施例3は、実施例2と類似の構成であるが、球面収
差を正に発生させたために非球面の形状が実施例2とは
逆である。つまり光軸から離れるにしたがって徐々にき
つくなっている。
実施例4,5は、夫々第12図,第13図のように正のレン
ズ群,負のレンズ群,正のレンズ群,正のレンズ群の4
群4枚構成で、光学系の第1面(r6)が非球面である。
実施例4は、球面収差を負に発生させており、実施例
5は、球面収差を逆に発生させている。
いずれの実施例も、最大開口に対して0.65〜0.7程度
のところで球面収差が最大になるようにしている。
次に実施例6は、第14図に示す通りで非球面を用いず
に球面レンズのみで構成したものである。
これら実施例では、最大開口の0.7程度のところで球
面収差が最大になるようにしているが、必要に応じて第
21図に示すように開口のもっと小さいところで最大収差
量になるようにすればよい。またもっと高次の球面収差
を発生させて、例えば第22図や第23図に示すような球面
収差を発生させてもよい。
一層開口の小さいスコープを用いる場合には、それに
応じて球面収差曲線の最大収差発生時の開口をもっと低
く設定すればよい。
上記各実施例において光学系の前後に配置してある薄
い平行平面板は、カバーガラスである。又実施例4,5の
像側に配置されている平行平面板は、撮像素子が赤外域
に感度を持つために設けた赤外光をカットするフイルタ
ーや、レーザー治療時に不要なレーザー光の波長をカッ
トするためのフイルター等を示している。
勿論本発明の撮像光学系に光学的ローパスフイルター
を組合わせての使用も可能であり、デフォーカスと併用
することも可能である。
更に本発明の撮像光学系は、撮像素子と一体のテレビ
カメラとして取扱うことも又テレビカメラの撮像素子側
あるいは撮像素子と光学系を含んでいるテレビカメラと
接続して用いるアダプター光学系として構成してもよ
い。
勿論非球面を用いない構成にしてもよく、又他の収差
例えば非点収差,像面湾曲などを補正するために非球面
を2面以上用いる構成にしてもよい。
また用いる非球面レンズは、内視鏡としての耐性や加
工性、コストなどの点から光学ガラスをモールド化した
もので構成することが好ましいが、必要に応じてプラス
チックなどの材料を用いてもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、内視鏡などのイメージガイドファイ
バーによる画像を撮像素子上に結像させる際に、異なる
種類の種々の内視鏡と組合わせ使用する際でも、特に光
学的ローパスフイルターを用いることなしにモアレの発
生を防止することが出来、かつ解像力を落さずに小型で
良好な撮像光学系になし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の撮像光学系を備えた装置全体の構成を
示す図、第2図は補正不足の球面収差を光学系による光
線収束状況を示す図、第3図は上記光学系の錯乱円を示
す図、第4図は補正過剰の球面収差を有する光学系の光
束の収束状況を示す図、第5図は通常の球面収差(横収
差)の概略図、第6図は他の球面収差の概略図、第7
図,第8図は非球面と基準球面の関係を示す図、第9図
乃至第14図は夫々本発明の実施例1乃至実施例6の断面
図、第15図乃至第20図は上記実施例1乃至実施例6の収
差曲線図、第21図乃至第23図は本発明の光学系で発生さ
れる球面収差状況の他の例を示す概略図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の接眼部に取り付けて特定の空間周
    波数帯域を含んでいる画像を撮像素子上に結像させるた
    めの光学系で、該光学系は前記接眼部の絞り径によって
    決まる開口が最小の状態における球面収差量が最も大き
    く、それよりも開口の大きい領域における球面収差量が
    小さいことを特徴とする撮像光学系。
  2. 【請求項2】内視鏡に内蔵されたイメージガイドファイ
    バーの端面の像を固体撮像素子上に形成するための撮像
    光学系であって、該撮像光学系は前記接眼部の絞り径に
    よって決まる開口の大きさに応じて球面収差量が変化
    し、該開口が最小の状態における球面収差が最も大き
    く、それよりも開口の大きい領域における球面収差量が
    小さく、開口が大きい状態から開口が小さい状態に変化
    すると撮像光学系の空間周波数レスポンスが低下するこ
    とを特徴とする撮像光学系。
  3. 【請求項3】前記光学系は非球面を含み、該非球面が以
    下の条件を満足することを特徴とする請求項1、2の撮
    像光学系。 (1) 1×10-5<|ΔZ|/f<5×10-2 ただしΔZは開口が最大のときの前記非球面を通過する
    マージナル光線の光線高における非球面の基準球面から
    の光軸方向のずれ量、fは全系の焦点距離である。
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