JP2875759B2 - 扉の開閉ロック装置 - Google Patents

扉の開閉ロック装置

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JP2875759B2
JP2875759B2 JP7010857A JP1085795A JP2875759B2 JP 2875759 B2 JP2875759 B2 JP 2875759B2 JP 7010857 A JP7010857 A JP 7010857A JP 1085795 A JP1085795 A JP 1085795A JP 2875759 B2 JP2875759 B2 JP 2875759B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金庫等に設けられる扉
の開閉ロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、金庫等に設けられる扉の開閉ロ
ック装置としては、A)例えば特開平4−353180
号公報に示されるように、シリンダ錠に設けられた孔に
キーを差し込んで回転操作することにより施錠及び解錠
を行う装置と、B)外部から予め定められた暗号(例え
ば暗証番号やキーワード等)が適正に入力された場合に
のみロックを解除する装置とに大別される。
【0003】B)の装置としては、次のようなものが知
られている。
【0004】(1) 扉表側に回転操作可能なダイヤルつま
みを設け、その周囲に目盛を刻む。そして、上記ダイヤ
ルつまみが操作されて秘密の番号に対応する目盛に合わ
された場合にのみ扉のロックを解除するようにする(例
えば実開平6−56412号マイクロフィルムや実公平
2−20379号公報参照)。
【0005】(2) 扉表側にテンキー入力装置を設け、こ
のテンキーの操作によって所定の暗証番号が入力された
場合にのみ、ソレノイド装置等を作動させて扉のロック
を解除する(例えば特公平3−58432号公報参
照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】A)の装置では、キー
を紛失するおそれがあり、さらに、この紛失したキーが
第三者の手にわたると、保管者の意に反して扉が開かれ
てしまうおそれもある。
【0007】一方、B)の装置では次のような解決すべ
き課題がある。
【0008】暗号入力形式として、ダイヤル操作を好
むユーザー、テンキー操作を好むユーザーが不特定に存
在するため、これらのニーズに応じて、多数種の装置を
市販しなければならず、その分量産性が劣る。また、一
つの扉のロックについて複数者が共同管理する場合、こ
れらの管理者同士の間で暗号入力形式の好みが異なるこ
とも考えられ、この場合に全ての管理者の要望に応えら
れない。
【0009】管理者が暗号を忘れた場合やロック装置
が故障した場合、扉を開くことができず、販売店に鍵の
解錠を依頼するといった面倒な処置が必要になる。
【0010】なお、上記特公平3−58432号公報に
は、上記テンキー入力装置の近傍にシリンダ錠を併設
し、テンキーにより入力すべき暗証番号を忘れた場合に
は上記シリンダ錠に非常用キーを差し込んで操作するこ
とにより、ロックを強制的に解除できるようにしたもの
が示されているが、この装置では、上記非常用キーは普
段使用しないので、その保管場所を忘れる等して紛失し
やすく、また、誤って上記非常用キーを金庫等に入れた
まま扉をロックすることにより非常用キーが使えなくな
るおそれもある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、単一の
装置で、暗号入力形式についてのユーザの好みに幅広く
対応でき、また、暗号を忘れてしまった時やロック解除
手段が故障した時等の非常時にも簡単な措置で扉を開く
ことができる扉の開閉ロック装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、開口部を開閉する扉の開閉ロ
ック装置において、上記開口部を形成する枠に対して係
合されるロック位置と係合が解除される解放位置との間
で移動可能に扉本体に取付けられたロック部材と、この
ロック部材を上記ロック位置に固定するロック固定位置
とロック部材の移動を許容するロック解除位置とに切換
可能に構成されたロック切換部材と、このロック切換部
材を上記ロック固定位置に保持するロック保持手段と、
予め定められた暗号が入力された場合にのみ上記ロック
切換部材の特定部位に上記ロック保持手段の保持力に抗
する解除力を加えてロック切換部材を上記ロック固定位
置から上記ロック解除位置に切換える第1のロック解除
手段と、この第1のロック解除手段と異なる暗号入力形
式を有し、予め定められた暗号が入力された場合にのみ
上記ロック切換部材に上記ロック保持手段の保持力に抗
する解除力を加えて上記ロック切換部材を上記ロック固
定位置から上記ロック解除位置に切換える第2のロック
解除手段とを備えるとともに、扉本体側に制止部を設
け、上記ロック切換部材として、上記ロック部材側に回
動可能に取付けられ、この回動により上記制止部に対し
て上記ロック位置から解放位置に向かう方向に当接可能
なロック固定位置と当接不能なロック解除位置とに切換
えられる回動部材を備え、この回動部材に対してその回
動中心から外れた部位に各々上記解除力を加えるように
上記第1のロック解除手段及び第2のロック解除手段を
配置したものである(請求項1)。
【0013】この場合、上記第1のロック解除手段及び
第2のロック解除手段による解除力が上記回動部材に対
してその回動中心を境に互いに反対側となる位置であっ
て上記回動中心からの距離が互いにほぼ等しい位置に加
えられるように両ロック解除手段を配置したり(請求項
2)、扉表側からの操作により上記ロック部材を上記ロ
ック位置から解放位置へ移動させるための解放操作部材
をロック部材の移動方向と略平行な方向に移動可能に扉
本体に取付けるとともに、上記回動部材が上記ロック解
除位置にある場合にのみこの回動部材の端部に上記解放
操作部材が当接してこの解放操作部材に加えられた操作
力が上記回動部材を介してロック部材に伝達されるよう
に構成したりする(請求項3)ことにより、さらに好ま
しいものとなる。
【0014】また、上記ロック部材を上記開放位置から
ロック位置へ向かう方向に付勢するとともに、上記解放
位置にあるロック部材と係合してこのロック部材を解放
位置に係止し、かつ特定部分が上記扉本体から外方に突
出する係止位置と、この係止位置から外れ、かつ上記特
定部分が上記係止位置よりも扉本体内に入り込む退避位
置との間で移動可能に解放保持部材を扉本体に取付け、
この解放保持部材を上記退避位置から係止位置へ向かう
方向に付勢する付勢部材を備え、扉を閉じる際に上記係
止位置にある退避強制部材の上記特定部分が上記枠に当
接することによりこの退避強制部材が上記係止位置から
上記退避位置へ移動するように構成すれば、後述のよう
なより優れた効果が得られる(請求項4)。
【0015】上記第1のロック解除手段及び第2のロッ
ク解除手段としては、ダイヤルの回転操作により暗号が
入力されるものやテンキーの操作により暗号が入力され
るものが、好適である(請求項5)。
【0016】
【作用】請求項1記載の装置によれば、突出部が枠に対
して係合されるロック位置にロック部材があり、かつ、
ロック保持手段によりロック切換部材である回動部材が
ロック固定位置、すなわち上記ロック部材を上記ロック
位置に固定する位置に保持されることにより、扉はロッ
クされ、開かない状態となる。
【0017】この状態から扉を開きたい場合には、第1
のロック解除手段、第2のロック解除手段のうちから所
望のロック解除手段を選んでこれに所定の暗号(例えば
暗証番号やキーワード等)を入力すればよい。例えば請
求項5記載の装置では、第1のロック解除手段において
ダイヤル操作により所定の暗号を入力してもよいし、第
2のロック解除手段においてテンキー操作により所定の
暗号を入力してもよい。これにより、上記暗号が入力さ
れた側のロック解除手段が作動して上記ロック切換部材
である回動部材に解除力を加え、上記ロック保持手段の
保持手段の保持力に抗してロック部材をロック解除位置
に切換えるため、上記ロック部材を自由に上記ロック位
置から解放位置に移動させることができ、これにより扉
を開くことができる。
【0018】具体的に、この装置では、上記ロック保持
手段により上記回動部材がロック固定位置、すなわちこ
の回動部材が扉本体側の制止部に対して上記ロック位置
から解放位置に向かう方向に当接可能な位置に保持され
ることにより、この回動部材と制止部との当接で解放位
置へのロック部材の移動が阻止され、扉がロックされ
る。そして、この状態からいずれかのロック解除手段に
所定の暗号を入力することにより、このロック解除手段
から上記回動部材に対してその回動中心からずれた位置
に解除力が加えられ、この解除力によって上記回動部材
が上記ロック保持手段による保持力に抗してロック解除
位置、すなわちこの回動部材と上記制止部とが当接しな
い位置に回動することにより、上記解放位置へのロック
部材の移動が可能となり、扉を開くことが可能になる。
【0019】ここで、上記第1のロック解除手段及び第
2のロック解除手段による解除力が上記回動部材に対し
てその回動中心を境に互いに同じ側となる位置に加えら
れるように両ロック解除手段を配置した場合には、両ロ
ック解除手段による回動部材の必要回動ストロークが大
きく異なることになり、いずれか一方のロック解除手段
による回動ストロークを著しく大きくしなければならな
くなるが、請求項2記載のように、両ロック解除手段に
よる解除力が上記回動部材に対してその回動中心を境に
互いに反対側となる位置であって、かつ回動中心からの
距離が相互ほぼ等しくなるような位置に加えられるよう
な配置にすれば、両ロック解除手段による回動部材の回
動ストロークをほぼ均等に小さく設定することが可能に
なる。
【0020】また、請求項3記載の装置では、上記回動
部材が上記ロック解除位置にある状態で、扉表側からの
操作により解放操作部材をロック部材の移動方向と略平
行な方向に操作することにより、この解放操作部材が上
記回動部材の端部に当接して上記操作力が上記回動部材
を介してロック部材に伝達され、ロック部材はロック位
置から解放位置に切換えられる。一方、回動部材が上記
ロック解除位置にない場合、すなわちロック固定位置に
ある場合には、上記解放操作部材を操作してもこの解放
操作部材は上記回動部材の端部に当らないので操作力は
ロック部材に伝えられない。従って、回動部材がロック
固定位置にあるにもかかわらず解放操作部材が無理な力
で操作されて破損するといった事態が回避される。
【0021】請求項4記載の装置によれば、一旦ロック
部材をロック位置から解放位置へ移動させて扉を開け
ば、付勢手段により付勢された解放保持部材が上記ロッ
ク部材を解放位置に係止する係止位置に移動することに
より、ロック部材は上記解放位置に保持される。しか
も、その後の扉閉時には、上記係止位置にある解放保持
部材の特定部分(扉本体から突出した部分)が開口部形
成枠に当り、この退避強制部材が上記係止位置から上記
退避位置へ移動することにより、係止が解除された上記
ロック部材は自動的にロック位置に復帰し、扉は再度ロ
ックされる。
【0022】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、この実施例では耐火金庫における扉の開閉ロ
ック装置を示すが、本発明では扉が設けられる物品や構
造物の種類は特に問わない。
【0023】図1〜図5は、扉本体10を裏側から(金
庫内部から)見た図であり、この扉本体10は、その一
側部(図1〜図5では左側部)が蝶番12を介して回動
可能に図略の金庫本体に取付けられている。
【0024】扉本体10の裏面上には、ロック部材本体
を構成するロック板14が取付けられている。このロッ
ク板14は、縦方向に延びる縦長部15と、この縦長部
15の略中間部から上記蝶番12側に向けて横方向に延
びる横長部16とからなるT字状をなしている。上記縦
長部15には、上下二段にわたって左右方向の長孔15
a,15bが穿設される一方、扉本体10の裏面におい
て各長孔15a,15bに対応する位置にピン18a,
18bが突設され、各ピン18a,18bが上記長孔1
5a,15bにそれぞれ嵌入された状態で、ロック板1
4が左右方向にスライド可能とされている。
【0025】上記縦長部15は、扉本体10の回動端部
(図1〜図5では右側端部)近傍に配され、この縦長部
15から上記回動端部に向けて複数本の閂部材20が突
設され、固定されている。
【0026】また、扉本体10において回動端部近傍の
上端及び下端部には、上下に延びる閂部材22が設けら
れている。これらの閂部材22には上下方向の長孔22
aが穿設される一方、扉本体10の裏面からピン21が
突設され、これらのピン21が上記長孔22aに嵌入さ
れた状態で、閂部材22が扉本体10に昇降可能に取付
けられている。さらに、各閂部材22の側面にはピン2
2bが突設される一方、前記縦長部15の上下両端部に
は斜め方向の長孔15cが形成され、これらの長孔15
cに上記ピン22bが嵌入されている。
【0027】そして、ロック部材14全体が図2,図3
のように最も右側の位置(ロック位置)に移動した状態
で、閂部材20が扉本体側壁の貫通孔10aを通じて最
も大きく側方に突出し、かつ閂部材22も扉本体上下壁
の貫通孔10aを通じて最も大きく上下にそれぞれ突出
して、これらの閂部材20,22が金庫本体側の図略の
係合孔に嵌入される一方、ロック部材14全体が図4,
図5のように最も左側の位置(解放位置)に移動した状
態で、閂部材20がほとんど扉本体10の回動端部から
側方に突出せず、かつ閂部材22も扉本体10の回動端
部から上下にほぼ突出しない状態となり、これらの閂部
材20,22と上記係合孔との嵌合が解除されるように
なっている。
【0028】また、上記ロック板14における横長部1
6の下縁部には、扉回動基端部側(図1〜図5では左
側)よりの部分にのみ、扉後方(図1〜図5では手前
側)に突出する当接部16aが形成されている。
【0029】この横長部16には突起24が形成され、
この突起24と前記ピン18bとが引張ばね26を介し
て連結されることにより、この引張ばね26の弾発力で
ロック部材14全体が上記解放位置からロック位置に向
かう方向に付勢されている。
【0030】上記横長部16の左右方向中央部の上端に
は、前後に延びる軸28回りにレバー(回動部材)30
が回動可能に取付けられている。このレバー30の下方
では上記横長部16にソレノイド装置32が上向きに固
定され、このソレノイド装置32のプランジャ33が上
記レバー30において上記軸28から図の左側に外れた
位置に回動可能に連結されるとともに、このプランジャ
33の周囲に設けられた圧縮ばね(ロック保持手段)3
4によって、図2に示すようにプランジャ33が延びて
レバー30が左上がりに傾斜する位置(ロック固定位
置)に保持されるようになっている。上記ソレノイド装
置32は、扉表側に設けられた図略のテンキー入力装置
とともに第2のロック解除手段を構成しており、上記テ
ンキー入力装置により予め設定された暗証番号が入力さ
れた場合にのみ通電して上記プランジャ33が上記圧縮
ばね34の弾発力に抗して収縮し、図3〜図5に示すよ
うに上記レバー30が略水平な位置(ロック解除位置)
に保持されるようになっている。
【0031】また、第1のロック解除手段としては、昇
降板36及びダイヤルロック装置44が装備されてい
る。
【0032】上記昇降板36は、横長部16の端部に取
付けられる本体部37と、この本体部37の下端から上
記ソレノイド装置32の下方を通って横に延びる連結部
38と、この連結部38の端部から上方に延びる押し上
げ部39とからなっている。上記本体部37には、上下
に延びる3つの長孔37aが穿設される一方、扉本体1
0の裏面には各長孔37aに対応して3つのピン40が
突設され、これらのピン40が各長孔37aに嵌入され
た状態で昇降板36全体が横長部16に昇降可能に支持
されている。また、上記ピン40のうちの一つと昇降板
36の下端部とが引張ばね42を介して連結されてお
り、この引張ばね42の弾発力によって昇降板36全体
が上向きに付勢されている。
【0033】ダイヤルロック装置44は、上記本体部3
7の上方に配され、扉本体10の裏面に下向きに固定さ
れている。このダイヤルロック装置44は、通常状態で
プランジャ46を下方に突出させ、上記引張ばね42の
弾発力に抗して本体部37を押し下げることにより押し
上げ部39をレバー30から下方に離間させる一方、扉
表側に設けられたダイヤル45が操作されてその周囲に
設けられた目盛のうち所定の番号に対応する目盛に合わ
された場合にオンに切換えられてプランジャ46を上方
に後退させるように構成されており、このようにプラン
ジャ46が後退した状態で、引張ばね42の弾発力によ
り押し上げ部39が上昇してレバー30において軸28
よりも右側に外れた部位を押し上げるように構成されて
いる。
【0034】なお、上記ダイヤルロック装置44として
は、従来から金庫等の扉ロックに用いられている種々の
ものが適用可能であり、例えば実開平6−56412号
公報に示されるダイヤル錠等が好適である。
【0035】上記扉本体10の裏面において、図1〜図
5におけるレバー30の左側端部近傍の位置には、制止
突起48が突設されている。この制止突起48の高さ位
置は、図2に示すように上記レバー30が傾斜している
位置(ロック固定位置)でこのレバー30の端部が上記
制止突起48に突設する一方、図3に示すように上記レ
バー30が水平な位置(ロック解除位置)でこのレバー
30が上記制止突起48の下をくぐり抜けることが可能
となる位置に設定されている。
【0036】上記横長部16の上方には、スライド板
(解放操作部材)52が設けられている。このスライド
板52には、水平に延びる比較的小幅の長孔52bと、
同じく水平に延びる比較的幅広の長孔52cとが形成さ
れる一方、扉本体10の裏面において上記長孔52b,
52cにはそれぞれピン53,56が突設され、これら
のピン53,56が各長孔52b,52cに嵌入される
ことにより、スライド板52全体が左右方向にスライド
可能に扉本体10の裏面に取付けられている。上記ピン
56にはアーム58の一端部が固定され、同アーム58
の他端部にピン58aが横方向に突設される一方、スラ
イド板52において上記ピン58aに対応する位置には
縦方向の長孔52dが穿設されており、この長孔52d
に上記ピン58aが嵌入されている。従って、上記アー
ム58の回動に伴い、スライド板52全体が左右方向に
スライドするようになっている。
【0037】上記スライド板52において扉本体10の
回動端部に近い側の端部には、当接部52aが下方に突
設されている。この当接部52aの位置は、上記レバー
30が略水平な位置(ロック解除位置)にある時にのみ
上記当接部52aがレバー30の端部(図1〜図5では
右側端部)に当接し、スライド板52の移動力が上記レ
バー30を介してロック板14に伝達されるようになっ
ている。
【0038】一方、図1に示すように、扉本体10の表
側では、上下に延びる回動軸62を中心として回動可能
に取手64が取付けられている。この取手64は、互い
に90°の角度をなす操作部64aと伝動部64bから
なる略L字状の平面形状をなしている。また、上記スラ
イド板52のちょうど表側にあたる位置にはスライド板
66が配され、このスライド板66に形成された水平方
向の長孔66aに、扉表側に突設されたピン68が嵌入
されることにより、スライド板66も左右方向にスライ
ド可能に扉本体10に支持されている。
【0039】このスライド板66において、前記スライ
ド板52における長孔52cと対応する位置には長孔6
6cが形成され、この長孔66cに前記ピン56が挿通
されている。このピン56の表側端部には、前記アーム
58と同様のアーム70が固定され、このアーム70の
回動端部に突設されたピン70aが、前記スライド板6
6に穿設された縦方向の長孔66bに嵌入されている。
【0040】従って、両スライド板52,66は、アー
ム56の回動を伴いながら同期してスライド移動するよ
うに構成されている。
【0041】扉裏側において、上記横長部16の下方の
位置にはバー72が設けられている。このバー72は水
平方向に延び、その一方の端部が扉本体10の側面に設
けられた貫通孔10bを通じて外方に突出しており、他
方の端部が回動板74に連結されている。この回動板7
4は、前後に延びる軸76を中心として回動可能に扉本
体10に取付けられており、上記バー72とともに本発
明における解放保持部材を構成している。この回動板7
4の端部は、引張ばね78を介して扉本体10側のブラ
ケット77に連結されており、上記引張ばね78の弾発
力によって図1〜図5の時計回り方向に付勢されてい
る。
【0042】そして、上記ロック部材14が前記解放位
置(図4,図5の位置)に移動した状態で上記回動板7
4が横長部16下端の当接部16aに扉回動端部側から
当る位置(係止位置)まで移動し、このロック部材14
が図2,図3のロック位置に戻るのを阻止するように構
成されている。また、この係止位置への移動に伴い、扉
本体10外側のバー72端部の突出量が増大するように
なっている。
【0043】次に、このロック装置の作用を説明する。
【0044】i)ロック状態(図2):この状態では、
ロック板14が図の最も右側のロック位置にあり、閂部
材20,22は扉本体10から外方に大きく突出して金
庫本体側の図略の係合孔に嵌入されており、よって扉を
開くことは不能となっている。また、ソレノイド装置3
2及びダイヤルロック装置44のプランジャ33,46
がそれぞれ延びてレバー30はその左側端部が上がった
傾斜位置(ロック固定位置)に保持されており、このレ
バー30の左側端部が扉本体10側の制止突起48と当
るためにロック板14が図の左側すなわち解放位置側へ
移動することが規制されている。すなわち、ロック状態
が保持されている。
【0045】ii)ロック解除操作:上記ロック状態から
扉表側のテンキーを操作し、予め設定された暗証番号を
入力すると、ソレノイド装置32がオフからオンに切換
えられ、このプランジャ33が圧縮ばね34の弾発力に
抗して下方に収縮する(解除力の付与)。これにより、
レバー30は図2の反時計回り方向に回動し、図3のよ
うな略水平なロック解除位置へ切換えられる。この状態
では、レバー30が制止突起48よりも低い位置にあ
り、また、スライド板52下端の当接部52aは上記レ
バー30の端部(図3の右側端部)に当接可能となって
いる。
【0046】また、上記テンキーを操作せずに、ダイヤ
ル45を操作して所定の番号に対応する目盛に合わせる
ことによっても、この操作に伴ってダイヤルロック装置
44のプランジャ46が上方に収縮し、昇降板36が引
張ばね42の引張力により持ち上げられて押し上げ部3
9がレバー30の右側を圧縮ばね34の弾発力に抗して
押し上げる(解除力の付与)ので、やはりレバー30は
ロック解除位置へ切換えられる。
【0047】すなわち、第1のロック解除手段、第2の
ロック解除手段のいずれを適正に操作しても、ロックが
解除されることになる。
【0048】iii)ロック部材スライド操作:ロック解
除後、取手64の操作部64aを手前に引くと(図1矢
印)、取手64は上から見て時計回り方向に回転し、
この取手64の伝動部64bがスライド板66を押す。
これにより、スライド板66は回動端部から離れる方向
(図3の左方向)にスライドし(図1矢印)、このス
ライド板66にピン70aが連結されているアーム70
はピン56とともに図3時計回り方向に回る(図1矢印
)。従って、上記ピン56に連結されているアーム5
8も同方向に回り(同図矢印)、このアーム58に連
結されているスライド板52は上記スライド板66と同
方向に同期してスライドする(同図矢印)。
【0049】この時、スライド板52の当接部52aが
レバー30の端部に当るので、このレバー30を介して
スライド板52の移動力がそのままロック板14に伝達
され、ロック板14全体がスライド板52と一体に解放
位置へスライドする(同図矢印)。従って、ロック板
14に固定されている閂部材20は図略の係合孔から抜
き取られ、また、上側の閂部材22及び下側の閂部材2
2もロック板14に連動してそれぞれ下方、上方に移動
することで、係合孔から抜き取られる(矢印)。従っ
て、図4のように扉と金庫本体との係合は解除され、扉
を開くことができる。
【0050】このロック板14の移動に伴い、それまで
当接部16aによって上から押え付けられていた(すな
わち退避位置にあった)回動板74が解放され、引張ば
ね78の引張力で図1の時計回り方向に回るため、この
回動板74は上記当接部16aに対して回動端部に近い
側(図4では右側)から当接する解除保持位置に切換え
られる。従って、この状態で取手64から手を放し、ス
ライド板52,66を引張ばね54の引張力で下の図
2,図3の位置に戻しても、上記回動板74による係止
でロック板14は解放位置に保持される(図5)。従っ
て、扉を閉じる前にロック板14がロック位置に戻って
(すなわち各閂部材20,22が再び大きく突出して)
扉閉操作の障害となることが防がれる。
【0051】ix)ロック操作:上記状態から扉を閉じる
と、この閉操作中にレバー72の端部(図5では左側端
部)が図略の金庫本体の枠に当ることにより、このレバ
ー72が同図右方向に押し込められ、回動板74が引張
ばね78の引張力に抗して同図反時計回り方向に回され
る。これにより、回動板74と当接板16aとの係合が
外れ、ロック板14は引張ばね26の引張力で前記図1
に示したロック位置に復帰し、扉全閉時には自動的に再
びロックがかかる。従って、扉を閉じてからロックを忘
れることが未然に防がれる。
【0052】このような装置によれば、次の効果を得る
ことができる。
【0053】(a) ユーザーは、テンキー方式、ダイヤル
方式のうち、自分の好みにあった形式を自由に選んでそ
の形式で暗号を入力できるので、使い勝手が大幅に向上
する。また、単一の装置を複数者が共同管理する場合
も、各管理者はそれぞれ個別に所望の入力形式を自由に
選ぶことが可能である。さらに、ユーザーのニーズに応
じて複数種の装置を製造する必要がなく、量産性を高め
ることができる。
【0054】(b) いずれか一方のロック解除手段へ入力
すべき暗号を忘れた場合や、一方のロック解除手段が故
障した場合でも、他方のロック解除手段へ適正な暗号を
入力すれば扉を開くことができるので、一方のロック解
除手段による解除が不能になったからといって販売店等
に依頼するといった面倒な措置は不要となる。また、両
ロック解除手段はいずれも暗号入力によってロックを解
除するものであり、従来のように非常用キーは不要であ
るため、この非常用キーを紛失したり、誤って非常用キ
ーを金庫内に閉じ込めてしまったりするといった不都合
も確実に回避できる。
【0055】(c) 扉本体側に制止突起48を、ロック板
14側にレバー30を各々取付けるだけの簡単な構造
で、上記ロック固定位置とロック解除位置との切換を実
現でき、低廉かつコンパクトな構造で複数のロック解除
手段の併設が可能である。また、ロック状態では圧縮ば
ね34の弾発力でレバー30がロック固定位置に保持さ
れるので、例えば図2〜図5の右側部を持ち上げて金庫
全体を傾けても、ロック板14は同図左側へはスライド
せず、よってロックが解除されることはない。
【0056】(d) 取手64の操作でロック板14のスラ
イド操作をするにあたり、レバー30がロック解除位置
(図4,図5の位置)にある場合にのみスライド板52
がレバー30の端部に当接するようにし、レバー30が
ロック固定位置(図2,図3の位置)にある場合には上
記取手64の操作力がレバー30を介してロック板14
に伝達されず、取手64のみが空転するようにしている
ので、レバー30がロック固定位置にあるにもかかわら
ず無理な力で取手64が操作されてこの取手64等が破
損するのを回避できる。
【0057】なお、上記レバー30に対して各ロック解
除手段から解除力を付与する部位は適宜設定すればよ
い。ただし、レバー30に対してその回動中心である軸
28を境に同じ側(例えば左側)に双方のロック解除手
段からの解除力を与えるようにした場合、上記軸28か
ら遠い位置に解除力を与えるロック解除手段については
上記軸28から近い位置に解除力を与えるロック解除手
段よりも大きなレバー回動ストロークが要求され、その
分装置が大型化するのに対し、上記実施例のように、上
記レバー30に対して上記軸28を境に互いに反対側と
なる位置であって、かつ、図1〜図5に示すように上記
軸28からの距離が相互ほぼ等しくなるような位置に解
除力を加えるような配置にすれば、両ロック解除手段に
よるレバー回動ストロークをほぼ均等に設定でき、両ス
トロークを小さく設定して構造をよりコンパクトにでき
る利点がある。
【0058】また本発明では、少なくとも第1のロック
解除手段及び第2のロック解除手段を備えていれば良
く、これらに加えて第3のロック解除手段、第4のロッ
ク解除手段を設けるのは自由である。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明は、ロック切換部材
をこのロック切換部材がロック部材をロック位置に保持
するロック固定位置と解放するロック解除位置との間で
切換可能に構成し、このロック切換部材をロック保持手
段によって上記ロック固定位置に保持するとともに、互
いに暗号入力形式の異なる第1のロック解除手段及び第
2のロック解除手段を備え、いずれのロック解除手段に
適正な暗号を入力してもそのロック解除手段が上記ロッ
ク切換部材に解除力を与えてこのロック切換部材を上記
保持力に抗して上記ロック解除位置へ切換えるようにし
たものであるので、複数種の装置を用意することなく、
単一の装置で、ユーザが種々の暗号入力形式(請求項5
では少なくともテンキー方式もしくはダイヤル方式)の
うち自分の好みにあった形式を自由に選んでこの形式で
暗号入力することを可能にでき、使い勝手を大幅に向上
させることができる効果がある。
【0060】しかも、いずれか一方のロック解除手段へ
入力すべき暗号を忘れた場合や、一方のロック解除手段
が故障した場合でも、他方のロック解除手段へ適正な暗
号を入力すれば扉を開くことができるので、一方のロッ
ク解除手段によるロック解除が不能になったからといっ
て販売店等に依頼するといった面倒な措置は不要とな
る。また、両ロック解除手段はいずれも暗号入力によっ
てロックを解除するものであり、従来のように非常用キ
ーは不要であるため、この非常用キーを紛失したり、上
記扉が設けられた金庫等の内部に閉じ込めてしまったり
するといった不都合も確実に回避できる。
【0061】さらに、この発明では、扉本体側に制止部
を設け、ロック部材側に上記ロック解除部材として回動
部材を回動可能に取付けるだけの簡単な構造で、上記ロ
ック固定位置とロック解除位置との切換を実現すること
が可能となっている。
【0062】特に、請求項2記載のように、両ロック解
除手段による解除力が上記回動部材に対してその回動中
心を境に互いに反対側となる位置であって、かつ回動中
心からの距離が相互ほぼ等しくなるような位置に加えら
れるような配置にすることにより、両ロック解除手段に
よる回動部材の回動ストロークをほぼ均等に設定でき、
いずれか一方のロック解除手段による回動ストロークを
不当に長くしなくても済み、構造をよりコンパクトにで
きる効果がある。
【0063】また、請求項3記載の装置では、外部から
の操作で上記ロック部材を解放位置へ切換えるための解
放操作部材を備えるとともに、回動部材が上記ロック解
除位置にある場合にのみ解放操作部材が上記回動部材の
端部に当接し、上記操作力が上記回動部材を介してロッ
ク部材に伝達されるようにし、回動部材がロック固定位
置にある場合には解放操作部材を操作してもその操作力
が上記回動部材に伝達されないようにしているので、ロ
ック固定状態で無理に解放操作部材を操作してこれを破
損するといった不都合を回避できる効果がある。
【0064】請求項4記載の装置では、一旦ロック部材
をロック位置から解放位置へ移動させて扉を開くことに
より、解放保持部材が上記ロック部材を解放位置に係止
する係止位置に切換えられ、ロック部材を上記解放位置
に保持するようにしているので、その後の扉閉操作の前
に既にロック部材がロック位置に戻って扉閉操作を妨げ
るのを防ぐことができる。しかも、上記扉閉時には、上
記係止位置にある解放保持部材の特定部分(扉本体から
突出した部分)が開口部形成枠に当り、この退避強制部
材が上記係止位置から上記退避位置へ移動することによ
り、上記ロック部材が自動的にロック位置に復帰するよ
うにしているので、扉のロック忘れを確実に防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における扉の開閉ロック装置
を示す斜視図である。
【図2】上記開閉ロック装置がロック状態にある様子を
示す背面図である。
【図3】上記開閉ロック装置におけるレバーがロック解
除位置に切換えられた状態を示す背面図である。
【図4】上記開閉ロック装置におけるロック板が解放位
置へスライド操作された状態を示す背面図である。
【図5】上記ロック板が解放位置に保持された状態でス
ライド板が解放された状態を示す背面図である。
【符号の説明】
10 扉本体 14 ロック板(ロック部材) 20,22 閂部材(ロック部材) 26 引張ばね 28 軸(回動中心) 30 レバー(回動部材) 32 ソレノイド装置(第1のロック解除手段) 34 圧縮ばね(ロック保持手段) 36 昇降板(第2のロック解除手段) 44 ダイヤルロック装置(第2のロック解除手段) 45 ダイヤル(第2のロック解除手段) 48 制止突起(制止部) 52,66 スライド板(解放操作部材) 64 取手(解放操作部材) 72 バー(解放保持部材) 74 回動板(解放保持部材) 78 引張ばね(付勢手段)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を開閉する扉の開閉ロック装置に
    おいて、上記開口部を形成する枠に対して係合されるロ
    ック位置と係合が解除される解放位置との間で移動可能
    に扉本体に取付けられたロック部材と、このロック部材
    を上記ロック位置に固定するロック固定位置とロック部
    材の移動を許容するロック解除位置とに切換可能に構成
    されたロック切換部材と、このロック切換部材を上記ロ
    ック固定位置に保持するロック保持手段と、予め定めら
    れた暗号が入力された場合にのみ上記ロック切換部材の
    特定部位に上記ロック保持手段の保持力に抗する解除力
    を加えてロック切換部材を上記ロック固定位置から上記
    ロック解除位置に切換える第1のロック解除手段と、こ
    の第1のロック解除手段と異なる暗号入力形式を有し、
    予め定められた暗号が入力された場合にのみ上記ロック
    切換部材に上記ロック保持手段の保持力に抗する解除力
    を加えて上記ロック切換部材を上記ロック固定位置から
    上記ロック解除位置に切換える第2のロック解除手段と
    を備えるとともに、扉本体側に制止部を設け、上記ロッ
    ク切換部材として、上記ロック部材側に回動可能に取付
    けられ、この回動により上記制止部に対して上記ロック
    位置から解放位置に向かう方向に当接可能なロック固定
    位置と当接不能なロック解除位置とに切換えられる回動
    部材を備え、この回動部材に対してその回動中心から外
    れた部位に各々上記解除力を加えるように上記第1のロ
    ック解除手段及び第2のロック解除手段を配置したこと
    を特徴とする扉の開閉ロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の扉の開閉ロック装置にお
    いて、上記第1のロック解除手段及び第2のロック解除
    手段による解除力が上記回動部材に対してその回動中心
    を境に互いに反対側となる位置であって上記回動中心か
    らの距離が互いにほぼ等しい位置に加えられるように両
    ロック解除手段を配置したことを特徴とする扉の開閉ロ
    ック装置。
  3. 【請求項3】 請求項または記載の扉の開閉ロック
    装置において、扉表側からの操作により上記ロック部材
    を上記ロック位置から解放位置へ移動させるための解放
    操作部材をロック部材の移動方向と略平行な方向に移動
    可能に扉本体に取付けるとともに、上記回動部材が上記
    ロック解除位置にある場合にのみこの回動部材の端部に
    上記解放操作部材が当接してこの解放操作部材に加えら
    れた操作力が上記回動部材を介してロック部材に伝達さ
    れるように構成したことを特徴とする扉の開閉ロック装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜のいずれかに記載の扉の開
    閉ロック装置において、上記ロック部材を上記開放位置
    からロック位置へ向かう方向に付勢するとともに、上記
    解放位置にあるロック部材と係合してこのロック部材を
    解放位置に係止し、かつ特定部分が上記扉本体から外方
    に突出する係止位置と、この係止位置から外れ、かつ上
    記特定部分が上記係止位置よりも扉本体内に入り込む退
    避位置との間で移動可能に解放保持部材を扉本体に取付
    け、この解放保持部材を上記退避位置から係止位置へ向
    かう方向に付勢する付勢部材を備え、扉を閉じる際に上
    記係止位置にある退避強制部材の上記特定部分が上記枠
    に当接することによりこの退避強制部材が上記係止位置
    から上記退避位置へ移動するように構成したことを特徴
    とする扉の開閉ロック装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜のいずれに記載の扉の開閉
    ロック装置において、上記第1のロック解除手段はダイ
    ヤルの回転操作により暗号が入力されるように構成さ
    れ、上記第2のロック解除手段はテンキーの操作により
    暗号が入力されるように構成されていることを特徴とす
    る扉の開閉ロック装置。
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