JP2002327564A - パチンコ機の錠装置 - Google Patents

パチンコ機の錠装置

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JP2002327564A
JP2002327564A JP2001132545A JP2001132545A JP2002327564A JP 2002327564 A JP2002327564 A JP 2002327564A JP 2001132545 A JP2001132545 A JP 2001132545A JP 2001132545 A JP2001132545 A JP 2001132545A JP 2002327564 A JP2002327564 A JP 2002327564A
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frame
locking
door
pressing
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Tsugio Kondo
次夫 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉の施錠動作をスムーズに行えるようにす
る。 【解決手段】 本発明に係るパチンコ機の錠装置は、支
持枠に対して片開き状に取付けられている扉を施錠する
施錠機構と、扉に対して開方向の押圧力を加える押圧機
構120とを備えるパチンコ機の錠装置であって、押圧
機構120は、施錠機構が解錠方向に動作するときに、
その施錠機構の解錠動作と連動して扉に開方向の押圧力
を加え、施錠機構が施錠動作されるときに、扉に開方向
の押圧力を加えない構造であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、支持枠に対して
片開き状に取付けられている扉を施錠する施錠機構と、
前記扉に対して開方向の押圧力を加える押圧機構とを備
えるパチンコ機の錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、図7(C)の全体斜視図
に示すように、本体ケースとなる機台枠181と、その
機台枠181の前面に扉状に取付けられて遊技盤等(図
示されていない)を支持する支持枠182(以下、表枠
182という)と、その表枠182の前面に同じく扉状
に取付けられて遊技盤等を被うガラス枠183とを備え
ている。表枠182には、図7(A)に示すように、そ
の表枠182に対するガラス枠183の施錠を行う施錠
機構190が装着されている。施錠機構190は、ガラ
ス枠183の被係合板191に掛けられる係合爪192
と、その係合爪192をピン195の回りに上下回動さ
せる可動錠板193と、その可動錠板193を上限位置
(施錠位置)に保持するバネ197とを備えている。
【0003】図示されていないシリンダ錠が解錠操作さ
れて、可動錠板193がバネ197の力に抗して下方に
スライドさせられると、係合爪192がピン195の回
りを上方に回動(右回動)してガラス枠183の被係合
板191から外される。これによって、施錠機構190
は解錠され、ガラス枠183は開放可能となる。しか
し、解錠操作が終了すると、可動錠板193はバネ19
7の力で施錠位置まで戻されるため、仮にガラス枠18
3が閉位置近傍にあると係合爪192が再びガラス枠1
83の被係合板191に掛かり、ガラス枠183は施錠
されてしまう。この点を改善するため、表枠182には
ガラス枠183を常に開方向に押圧する押圧機構196
が設けられており、係合爪192が被係合板191から
外された状態で、図7(B)に示すように、ガラス枠1
83は押圧機構196のバネ力で開方向に押出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラス枠18
3は閉位置近傍で常に押圧機構196のバネ力を受ける
ため、ガラス枠183を閉じて施錠する際にそのガラス
枠183をバネ力に抗して表枠182に押付ける必要が
ある。このため、ガラス枠183の施錠操作が面倒にな
るという問題がある。本発明は、上記課題を解決するた
めになされたものであり、扉を閉じる際(施錠動作
時)、その扉に対して押圧機構から開方向の押圧力が加
わらないようにして、施錠動作をスムーズに行えるよう
にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、各請求
項の発明によって解決される。請求項1の発明は、支持
枠に対して片開き状に取付けられている扉を施錠する施
錠機構と、前記扉に対して開方向の押圧力を加える押圧
機構とを備えるパチンコ機の錠装置であって、前記押圧
機構は、前記施錠機構が解錠方向に動作するときに、そ
の施錠機構の解錠動作と連動して前記扉に開方向の押圧
力を加え、前記施錠機構が施錠動作されるときに、前記
扉に開方向の押圧力を加えない構造であることを特徴と
する。
【0006】本発明によると、押圧機構は、施錠機構が
施錠動作されるときに、扉に開方向の押圧力を加えない
構造であるため、扉の施錠動作をスムーズに行える。即
ち、従来のように、押圧機構の押圧力に抗して扉を支持
枠に押付ける必要がなくなる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載のパチン
コ機の錠装置であって、押圧機構は、先端部分で扉を押
圧する押圧バーと、前記押圧バーの一部と施錠機構の可
動部とを連結する連結部材と、前記押圧バーの一部が前
記施錠機構の可動部と共に移動する際に、前記押圧バー
の先端部分が前記扉を押圧する方向に回動するように、
その押圧バーを支える支え部材とを有している。このよ
うに、押圧バーは施錠機構の可動部によって動かされ、
その先端部分で扉を押圧する構造のため、従来の押圧機
構のように、バネ等の押圧力発生手段を必要としない。
また、請求項3のように、支え部材は、押圧バーの基端
部を回動可能な状態で支持枠側に連結する連結ピンであ
るのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1から図6に基づいて、
本発明の実施形態1に係るパチンコ機の錠装置の説明を
行う。ここで、図1は本実施形態に係るパチンコ機の前
面開放斜視図、図2はパチンコ機を後方から見た斜視
図、図3(A)(B)はパチンコ機1の錠装置の全体側
面図、図4は同じく錠装置の要部斜視図である。また、
図5は同じく錠装置の不正解錠防止機構の斜視図、図6
は押出機構の動作図である。
【0009】パチンコ機1は、図1に示すように、略方
形枠状に形成されて本体ケースとなる機台枠2を備えて
いる。機台枠2の前面側には、ヒンジ(図示せず)を介
して遊技盤等の支持枠3(以下、表枠3という)が片開
き状に取付けられている。また、表枠3の前面には中央
より上側にヒンジを介して片開き状にガラス枠5が取付
けられており、このガラス枠5の下部側にヒンジを介し
て片開き状に前板6が取付けられている。
【0010】機台枠2には、図2に示すように、縦枠2
aの内側面の上下所定位置にその機台枠2の内方に突出
する被係合板7が止着されている。被係合板7には、表
枠3に取付けられた錠装置15の第2係合爪70a,7
0b(図3〜図5参照)が掛けられる。そして、第2係
合爪70a,70bが被係合板7に掛けられた状態で、
表枠3は機台枠2に対して施錠される。
【0011】表枠3の自由端側を構成する縦枠3aに
は、図1に示されるように、ガラス枠5の上端、下端に
対応する位置に一対の長孔3bが貫設されており、それ
らの長孔3bから錠装置15の第1係合爪56a,56
bが突出している。また、上側の長孔3bの下にはスリ
ット18sが形成されており、そのスリット18sから
後記する押出機構120の押出バー122が突出できる
ようになっている。さらに、スリット18sの下にはシ
リンダ錠22を取付ける錠取付孔が貫設されている。ま
た、シリンダ錠22の錠取付孔の下には、長孔3dが貫
設されており、その長孔3dから後記する不正解錠禁止
機構87の作動レバー92が突出している。
【0012】一方、ガラス枠5の自由端側の裏面には、
表枠3の自由端側の表面から突出した錠装置15の第1
係合爪56a,56bが掛けられる被係合板8が止着さ
れている。そして、第1係合爪56a,56bが被係合
板8に掛けられた状態で、ガラス枠5は表枠3に対して
施錠される。表枠3の縦枠3aには、前板6の上端、下
端に対応する位置に一対の長孔3fが貫設されており、
それらの長孔3fから錠装置15の第3係合爪141,
142が突出している。一方、前板6の自由端側の裏面
には、表枠3の長孔3fから突出した第3係合爪14
1,142が掛けられる被係合板9が止着されている。
【0013】次に、パチンコ機1の錠装置15について
説明する。錠装置15は、表枠3に対するガラス枠5の
施錠と、機台枠2に対する表枠3の施錠とを行う装置で
あり、図2に示すように、表枠3の裏面自由端側に縦設
されている。錠装置15は、図4等に示すように、断面
略L字形をした固定基枠16と、第1係合爪56a,5
6bを動作させる第1可動錠板50と、その第1可動錠
板50を下方にスライドさせるハネ出しプレート40
と、第2係合爪70a,70bを動作させる第2可動錠
板65とを備えている。
【0014】固定基枠16は、錠装置15を表枠3の裏
面に取付けるとともに第1可動錠板50等をスライド可
能にガイドする部材であり、取付片17とスライド保持
片18とにより断面略L形に形成されている。固定基枠
16の取付片17の上端部寄りにはシリンダ錠22が着
脱可能に取付けられている。シリンダ錠22は錠装置1
5の解錠を行うための錠であり、そのシリンダ錠22の
回転軸22jの先端に略ブーメラン形状の解錠レバー2
3が取付けられている。また、固定基枠16のスライド
保持片18には、解錠レバー23との干渉を避けるため
の逃し長孔24が貫設されている。
【0015】解錠レバー23は第1解錠片23a及び第
2解錠片23bとから構成されており、第1解錠片23
aが後述するハネ出しプレート40の掛合段部43aと
上方から係合している(図4一点鎖線参照)。このた
め、シリンダ錠22がキー操作されて、解錠レバー23
が図4中右回動すると、第1解錠片23aによってハネ
出しプレート40が押し下げられる。また、解錠レバー
23の第2解錠片23bは後述する第2可動錠板65の
掛合段部73aに下方から係合している(図4一点鎖線
参照)。このため、シリンダ錠22のキー操作により解
錠レバー23が図4中左回動すると、第2解錠片23b
によって第2可動錠板65が押し上げられる。
【0016】ハネ出しプレート40は、解錠レバー23
の右回動動作を後述する第1可動錠板50に伝える部材
であり、固定基枠16のスライド保持片18と第1可動
錠板50との間にスライド可能に装着される。ハネ出し
プレート40の上部所定位置には第1作動開口43が貫
設されており、その第1作動開口43の高さ方向ほぼ中
央に上記した掛合段部43aが上向きに形成されてい
る。ハネ出しプレート40の高さ方向略中央には、その
ハネ出しプレート40の上下移動範囲を規制するガイド
孔45が縦に貫設されており、さらにそのハネ出しプレ
ート40の下端部には押下げ片47が形成されている。
【0017】ハネ出しプレート40の押下げ片47は、
図5に示す略L字形のクラッチ95の屈曲縁98aに常
時当接している(一点鎖線参照)。さらに、クラッチ9
5はその下端部に取付孔100が形成されており、その
取付孔100に通された取付けピン102が第1可動錠
板50の取付孔58aに挿入固定されている。これによ
って、ハネ出しプレート40が解錠レバー23の右回動
動作を受けて下方にスライドすると、そのハネ出しプレ
ート40の動きがクラッチ95、取付けピン102を介
して第1可動錠板50に伝わり、第1可動錠板50はハ
ネ出しプレート40と共に下方にスライドする。なお、
クラッチ95は取付けピン102によって回動可能な状
態で第1可動錠板50に取付けられている。
【0018】第1可動錠板50は、固定基枠16のスラ
イド保持片18に沿って移動することにより上下の第1
係合爪56a,56bを回動させる部材であり、図4に
示すように、その第1可動錠板50の上端部53と下端
部52とに連結ピン57a,57bを介して上下の第1
係合爪56a,56bの基端部がそれぞれ回動可能に連
結されている。第1係合爪56a,56bは、前述のよ
うに、ガラス枠5に施錠に使用される爪であり、その略
中央部がそれぞれ第1ロックピン30によって固定基枠
16のスライド保持片18に回動可能な状態で取付けら
れている(一点鎖線参照)。各々の第1係合爪56a,
56bの先端部は、固定基枠16の隅角部に形成された
上下の挿通長孔27a,27bに挿通されて、図1に示
すように、表枠3の表面側に突出している。さらに、各
々の第1係合爪56a,56bには、表枠3の表面側に
突出する部分の下側に、ガラス枠5の被係合板8と係合
する切り欠き56kが形成されている。
【0019】第1可動錠板50が上限位置から下方にス
ライドすると、第1係合爪56a,56bは固定基枠1
6の第1ロックピン30の回りを上方に回動し、第1係
合爪56a,56bとガラス枠5の被係合板8との係合
が解除される。即ち、ガラス枠5の解錠が行われる。逆
に、第1可動錠板50が下限位置から上方にスライドす
ると、第1係合爪56a,56bは第1ロックピン30
の回りを下方に回動し、第1係合爪56a,56bはガ
ラス枠5の被係合板8に掛けられる。即ち、第1可動錠
板50が上限位置にある状態でガラス枠5の施錠が行わ
れる。
【0020】第1可動錠板50には、上側の第1係合爪
56aの下方に傾斜長孔51が形成されており、その傾
斜長孔51に押出機構120が連結されている。押出機
構120は解錠時にガラス枠5を開方向に押圧する機構
であり、図6(A)に示すように、押出バー122を備
えている。押出バー122は細い帯状の板であり、その
先端にガラス枠5を押圧する角部123が形成されてい
る。押出バー122のほぼ中央には中央ピン124が固
定されており、その中央ピン124が第1可動錠板50
の傾斜長孔51に通されている。また、押出バー122
の基端部は連結ピン125によって固定基枠16のスラ
イド保持片18に回動可能な状態で取付けられている。
また、固定基枠16にはスリット18sが形成されてお
り、そのスリット18sを通って押出バー122の角部
123が表枠3の表面側に突出できるようになってい
る。
【0021】押出バー122は、第1可動錠板50が上
限位置(施錠位置)にあるとき、その押出バー122の
角部123がスリット18sから突出しないように、所
定角度で傾斜している。この状態から第1可動錠板50
が下方にスライドすると、押出バー122の中央ピン1
24は傾斜長孔51に押されて下方に移動し、その押出
バー122は連結ピン125を中心に下方に回動する。
これによって、押出バー122の角部123は、その押
出バー122が下方に回動する過程でスリット18sか
ら突出し(二点鎖線参照)、ガラス枠5を開方向に押圧
する。即ち、第1可動錠板50が本発明の施錠機構にお
ける可動部に相当し、中央ピン124及び傾斜長孔51
が本発明の連結部材に相当する。また、連結ピン125
が本発明の支え部材に相当し、ガラス枠5が本発明の扉
に相当する。
【0022】次に、図5に基づいて、ハネ出しプレート
40と第1可動錠板50との間に設けられた不正解錠禁
止機構87について説明する。不正解錠禁止機構87
は、上記した略L字形のクラッチ95と、略横T字形の
係合部材88と、バネ部材103とから構成されてい
る。クラッチ95の上部には係合凹部97が形成されて
おり、その係合凹部97に係合部材88の係合片91が
係合可能となっている。係合部材88の上端部にはピン
孔93が貫設されており、そのピン孔93にガイドピン
33が挿通されている。ガイドピン33は、第1可動錠
板50のガイド孔62とハネ出しプレート40のガイド
孔45に通されて固定基枠16(スライド保持片16)
の固定孔32(図4参照)に止着される。
【0023】即ち、係合部材88はガイドピン33によ
って固定基枠16に取付けられるとともに、第1可動錠
板50とハネ出しプレート40とはガイドピン33に対
してガイド孔62,45の長さ分だけ上下移動が可能に
なる。なお、ガイド孔62,45の長さは第1係合爪5
6a,56bの回動範囲に合わせて設定される。係合部
材88のバネ掛け94とクラッチ95のバネ掛け101
との間には、バネ部材103が掛けられている。バネ部
材103は、第1可動錠板50及びハネ出しプレート4
0を引き上げて上限位置(施錠位置)に保持するととも
に、係合部材88を図5中右回りに回動させる働きをす
る。
【0024】係合部材88の中央部には作動レバー92
が形成されており、その作動レバー92の先端部が固定
基枠16の窓部28(図4参照)を通って表枠3の長孔
3d(図1参照)から突出している。ガラス枠5が閉じ
られると、作動レバー92がガラス枠5に押圧され、係
合部材88はバネ部材103の力に抗してガイドピン3
3の回りを図5中左方向に回動し、その係合部材88の
係合片91はクラッチ95の係合凹部97と係合する。
これによって、仮に不正操作により第1可動錠板50を
単独で下方にスライドさせようとしても、クラッチ95
と係合部材88の働きで第1可動錠板50の下方へのス
ライドは禁止される。即ち、ガラス枠5の不正解錠が禁
止される。
【0025】しかし、シリンダ錠22によって適正にハ
ネ出しプレート40を下方にスライドさせると、ハネ出
しプレート40の押下げ片47がクラッチ95の屈曲縁
98aを押圧してそのクラッチ95を右回動(矢印方向
に回動)させるため、クラッチ95の係合凹部97は係
合部材88の係合片91から外れる。これによって、ハ
ネ出しプレート40の押し下げ力がクラッチ95を介し
て第1可動錠板50に伝わり、第1可動錠板50はハネ
出しプレート40と共にバネ部材103の力に抗して下
方にスライドする。一方、ガラス枠5が開かれてそのガ
ラス枠5が作動レバー92から離れると、係合部材88
はバネ部材103の力で図5中右限位置まで回動し、係
合部材88の係合片91はクラッチ95の係合凹部97
から外されて、第1可動錠板50が下方スライドが可能
になる。
【0026】次に、図4に基づいて、表枠3の施錠に使
用される上下の第2係合爪70a,70bについて説明
する。各々の第2係合爪70a,70bは下方から機台
枠2の被係合板7に掛けられる爪であり、それらの第2
係合爪70a,70bの上側先端部に被係合板7と係合
する切り欠き70kが形成されている。各々の第2係合
爪70a,70bは、その略中央部が第2ロックピン2
0によって固定基枠16の上部ガイド金具19a及び下
部ガイド金具19bにそれぞれ回動可能な状態で取付け
られている(一点鎖線参照)。さらに、各々の第2係合
爪70a,70bの基端部は第2可動錠板65によって
互いに連結されている。
【0027】第2可動錠板65は、固定基枠16のスラ
イド保持片18に沿ってスライドすることにより第2係
合爪70a,70bを上下回動させる部材であり、第1
可動錠板50の外側に配置される。第2可動錠板65が
下限位置から上方にスライドすると第2係合爪70a,
70bは第2ロックピン20の回りを下方に回動(図中
右回動)し、第2係合爪70a,70bと機台枠2の被
係合板7との係合が解除される。即ち、表枠3の解錠が
行われる。逆に、第2可動錠板65が上限位置から下方
にスライドすると、第2係合爪70a,70bは第2ロ
ックピン20の回りを上方に回動(図中左回動)し、第
2係合爪70a,70bは機台枠2の被係合板7に掛け
られる。即ち、第2可動錠板65が下限位置にあるとき
に表枠3の施錠が行われる。
【0028】第2可動錠板65は、上部板69、中央板
78、下部板67とが互いに直列に連結されることで構
成される。上部板69の上部には上側の第2係合爪70
aが連結されており、上部板69の下部にピン69pが
固定されている。中央板78の上部には上縦孔78u
(点線参照)が形成されており、その上縦孔78uに上
部板69のピン69pが通されることで、両者69,7
8が連結される。中央板78には、上縦孔78uの下方
に第2作動開口73が貫設されており、その第2作動開
口73の高さ方向ほぼ中央に掛合段部73aが下向きに
形成されている。掛合段部73aには前述のようにシリ
ンダ錠22の第2解錠片23bが掛けられており、中央
板78はその第2解錠片23bによって下方から支えら
れている。また、中央板78の下部には下縦孔78dが
形成されている。
【0029】下部板67の上部にはピン67pが固定さ
れており、そのピン67pが中央板78の下縦孔78d
に通されることで、両者78,67が連結される。上部
板69及び下部板67は、図3(a)に示すように、一
端が固定基枠16に掛けられた第1バネ38c及び第2
バネ38xによってそれぞれ引き下げ方向の力を受けて
おり、下限位置に保持されている。これによって、第2
係合爪70a,70bは機台枠2の被係合板7に掛けら
れる施錠位置に保持されており、さらに上部板69及び
下部板67のピン67p,69pは中央板78の上縦孔
78u及び下縦孔78dの下端面に当接している。
【0030】これによって、シリンダ錠22の第2解錠
片23bによって中央板78が押上げられると、その中
央板78の上縦孔78u及び下縦孔78dの下端面によ
ってピン67p,69pが押上げられ、上部板69及び
下部板67は共に第1バネ38c及び第2バネ38xの
力に抗して上方にスライドする。しかし、上縦孔78u
及び下縦孔78dの下端面に対してピン67p,69p
は上動が可能なため、中央板78に対して上部板69及
び下部板67は上動が可能になる。このため、中央板7
8が下限位置(施錠位置)にある状態で、例えば下部板
67を不正操作により単独で解錠方向(上方)にスライ
ドさせても、その下部板67の動作は中央板78には伝
わらない。このため、上側の第2係合爪70aは施錠位
置に保持されており、表枠3が機台枠2から開かれるこ
とはない。
【0031】次に、図3等に基づいて、前板6の施錠に
使用される上下の第3係合爪141,142について簡
単に説明する。各々の第3係合爪141,142は下方
から前板6の被係合板9に掛けられる爪であり、それら
の第3係合爪141,142の上側先端部に被係合板9
と係合する切り欠き144が形成されている。各々の第
3係合爪141,142は第3可動錠板145に固定さ
れており、その第3可動錠板145と共に上下にスライ
ドする。第3可動錠板145は上下の長孔&ピン146
によって固定基枠16のスライド保持片18の下部外側
に装着されており、長孔の長さ分だけ固定基枠16に対
して上下スライドが可能である。また、第3可動錠板1
45は第3バネ148によって常に上限位置(施錠位
置)に引き上げられている。
【0032】前板6の施錠はその前板6を閉じることで
自動的に行われる。即ち、前板6を閉じることにより、
その前板6の被係合板9が第3係合爪141,142の
先端傾斜面149に当接し、その先端傾斜面149と被
係合板9とが摺動する。この摺動作用により第3係合爪
141,142は被係合板9から押下力を受け、第3可
動錠板145は第3バネ148の力に抗して下方にスラ
イドする。そして、被係合板9が第3係合爪141,1
42の先端傾斜面149から切り欠き144の位置まで
到達すると、第3バネ148の力で第3可動錠板145
が上方にスライドし、第3係合爪141,142の切り
欠き144と被係合板9とが係合する。これによって、
前板6の施錠が行われる。また、前板6の解錠は、ガラ
ス枠5が開いた状態で第3可動錠板145を第3バネ1
48の力に抗して手動で押し下げることにより行う。
【0033】次に、パチンコ機1の錠装置15の動作を
簡単に説明する。ガラス枠5の施錠は上記した前板6の
場合と同様に、そのガラス枠5を閉じることにより自動
的に行われる。即ち、ガラス枠5を閉じることにより、
ガラス枠5の被係合板8が第1係合爪56a,56bの
先端下側傾斜面56xに当接し、その先端下側傾斜面5
6xと被係合板8とが摺動する。この摺動作用により第
1係合爪56a,56bは被係合板8から押上力を受
け、それらの第1係合爪56a,56bはバネ部材10
3の力に抗して上方に回動する。そして、ガラス枠5の
被係合板8が第1係合爪56a,56bの先端下側傾斜
面56xから切り欠き56kに到達した状態で、第1係
合爪56a,56bはバネ部材103の力で下方に回動
し、その切り欠き56kが被係合板8に掛けられる。こ
れによって、ガラス枠5の施錠が行われる。
【0034】ガラス枠5の解錠はシリンダ錠22のキー
操作によって行なわれる。即ち、シリンダ錠22をキー
操作して解錠レバー23を図4において右回動させるこ
とで、その解錠レバー23の第1解錠片23aがハネ出
しプレート40を押し下げる。ハネ出しプレート40
は、図5に示すように、押下げ片47の部分でクラッチ
95の屈曲縁98aを押し下げ、そのクラッチ95を取
付ピン102の回りに右回動させる。これによって、ク
ラッチ95の係合凹部97が係合部材88の係合片91
から外れ、ハネ出しプレート40の押し下げ力はクラッ
チ95等を介して第1可動錠板50に伝達される。
【0035】これによって、第1可動錠板50はハネ出
しプレート40と共にバネ部材103のバネ力に抗して
下方にスライドする。第1可動錠板50が下方にスライ
ドすると、第1係合爪56a,56bが上方に回動して
ガラス枠5の被係合板8から外される。また、第1可動
錠板50が下方にスライドすることで、図6(A)に示
すように、押出バー122の中央ピン124は傾斜長孔
51に押されて下方に移動し、その押出バー122は連
結ピン125を中心に下方に回動する。これによって、
押出バー122の角部123は、その押出バー122が
下方に回動する過程でスリット18sから突出し(二点
鎖線参照)、ガラス枠5を開方向に押圧する。これによ
って、第1可動錠板50がバネ部材103の力で速やか
に施錠位置(上限位置)まで戻されても、第1係合爪5
6a,56bが再び被係合板8に掛かるような不都合は
ない。
【0036】さらに、押出バー122は、第1可動錠板
50が解錠方向(下方)にスライドするときに、その第
1可動錠板50のスライド動作と連動してガラス枠5を
開方向に押圧するため、ガラス枠5を閉じる際に押出バ
ー122の押圧力はガラス枠5に加わらない。したがっ
て、ガラス枠5を閉じる際に、そのガラス枠5を押出バ
ー122の押圧力に抗して表枠3に押付ける必要がなく
なり、施錠動作をスムーズに行える。なお、本実施形態
では、押出バー122を第1可動錠板50の上部に一セ
ット設ける例を示したが、第1可動錠板50に所定間隔
で複数セットに設けることも可能である。
【0037】表枠3の施錠は上記したガラス板5の場合
と同様に、その表枠3を閉じることにより自動的に行わ
れる。また、表枠3の解錠はシリンダ錠22のキー操作
により行なわれる。即ち、シリンダ錠22をキー操作し
て解錠レバー23を図4において左回動させることで、
その解錠レバー23の第2解錠片23bが第2可動錠板
65の中央板78を押上げる。これによって、第2可動
錠板65の上部板69及び下部板67が中央板78共に
第1バネ38c及び第2バネ38xの力に抗して上方に
スライドし、第2係合爪70a,70bが下方に回動す
る。これによって、第2係合爪70a,70bが機台枠
2の被係合板7から外され、表枠3の解錠が行われる。
【0038】本実施形態に係るパチンコ機1では、図6
(A)に示すように、押出バー122の基端部を固定基
枠16に取付けられた連結ピン125の回りに回動させ
る構造の押出機構120を説明したが、図6(B)に示
すように、押出バー122の基端部を第1可動錠板50
の連結ピン125の回りに回動させるようにし、押出バ
ー122の先端部をスリット18sでガイドしても良
い。このような構造にすることで、第1可動錠板50の
傾斜長孔51や中央ピン124を省略することができ、
押出機構の構造を簡略化できる。また、本実施形態で
は、ガラス枠5の押出機構について説明したが、同様の
押出機構を前板6等に設けることも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によると、扉を閉じて施錠する際
には押圧機構の押圧力が扉に加わらないため、その扉の
施錠をスムーズに行うことができ、錠装置の操作性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るパチンコ機の前面開
放斜視図である。
【図2】同じく後方から見た斜視図である。
【図3】パチンコ機の錠装置の全体側面図(A図)(B
図)である。
【図4】同じく錠装置の全体斜視図である。
【図5】同じく錠装置の不正解錠防止機構の斜視図であ
る。
【図6】同じく錠装置の押出機構の動作図(A図)、押
出機構の変更例を表す動作図(B図)である。
【図7】従来の錠装置を表す要部側面図(A図)、前記
錠装置における押出機構の動作図(B図)及びパチンコ
機の全体斜視図(C図)である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 3 表枠(支持枠) 5 ガラス枠(扉) 15 錠装置 40 ハネ出しプレート 50 第1可動錠板(可動部) 51 傾斜長孔(連結部材) 122 押出バー 123 角部 124 中央ピン(連結部材) 125 連結ピン(支え部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持枠に対して片開き状に取付けられて
    いる扉を施錠する施錠機構と、前記扉に対して開方向の
    押圧力を加える押圧機構とを備えるパチンコ機の錠装置
    であって、 前記押圧機構は、前記施錠機構が解錠方向に動作すると
    きに、その施錠機構の解錠動作と連動して前記扉に開方
    向の押圧力を加え、 前記施錠機構が施錠動作されるときに、前記扉に開方向
    の押圧力を加えない構造であることを特徴とするパチン
    コ機の錠装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ機の錠装置であ
    って、 押圧機構は、先端部分で扉を押圧する押圧バーと、 前記押圧バーの一部と施錠機構の可動部とを連結する連
    結部材と、 前記押圧バーの一部が前記施錠機構の可動部と共に移動
    する際に、前記押圧バーの先端部分が前記扉を押圧する
    方向に回動するように、その押圧バーを支える支え部材
    と、を有することを特徴とするパチンコ機の錠装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のパチンコ機の錠装置であ
    って、 支え部材は、押圧バーの基端部を回動可能な状態で支持
    枠側に連結する連結ピンであることを特徴とするパチン
    コ機の錠装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183079A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Taiyo Elec Co Ltd 施錠装置及び遊技機

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