JP2875698B2 - 電子ボリューム - Google Patents
電子ボリュームInfo
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- JP2875698B2 JP2875698B2 JP5021099A JP2109993A JP2875698B2 JP 2875698 B2 JP2875698 B2 JP 2875698B2 JP 5021099 A JP5021099 A JP 5021099A JP 2109993 A JP2109993 A JP 2109993A JP 2875698 B2 JP2875698 B2 JP 2875698B2
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- voltage
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Description
電子ボリュームに関する。
ームの従来例を示す。この従来の電子ボリュームにおい
ては、出力電圧が操作変化量に対して直線的に変化する
可変電圧発生源1が設けられている。可変電圧発生源1
から出力される電圧が比較器2及び係数演算器3,4に
供給される。比較器2は可変電圧発生源1の出力電圧と
基準電圧VA とを比較する。比較器2の出力が係数演算
器3の制御端子に反転回路5を介して供給され、係数演
算器4の制御端子にはそのまま供給される。係数演算器
3はその制御端子が高レベルのときに可変電圧発生源1
の出力電圧を抵抗R1 で割って電流値として出力し、係
数演算器4はその制御端子が高レベルのときに可変電圧
発生源1の出力電圧を抵抗R2 で割って電流値として出
力する。係数演算器3,4の出力電流はATT(アッテ
ネータ)6の制御端子に供給される。ATT6はオーデ
ィオ信号等の信号ラインに挿入される。
可変電圧発生源1から出力される電圧をV0とすると、
その出力電圧V0 が基準電圧VAに達するまでは比較器
2の出力レベルは低レベルであるので、係数演算器3が
作動状態となり、係数演算器4は不作動状態となる。係
数演算器3は電流値V0/R1を算出し、V0/R1をAT
T6に供給する。ATT6は電流値V0/R1に応じた減
衰度を有することになる。一方、可変電圧発生源1の出
力電圧V0が基準電圧VAを越えると比較器2の出力レベ
ルは高レベルになるので、係数演算器3が不作動状態と
なり、係数演算器4は作動状態となる。係数演算器4は
電流値V0/R2を算出し、V0/R2をATT6に供給す
る。ATT6は電流値V0/R2に応じた減衰度を有する
ことになる。これにより、可変電圧発生源1の操作変化
量に対するATT6の減衰度の変化は、2つの異なる傾
きであるところの、V0 ≦VAのときは係数k1=V0/
R1、V0 >VA のときは係数k2=V0/R2をもった例
えば、図2に示すようなAカーブ特性となり、符号Aで
示す位置がV0 =VAに対応する節点である。
接続されたトランジスタQ1,Q2を用いたものが用いら
れる。トランジスタQ1 のベースには直流定電源11の
出力電圧VBが供給され、トランジスタQ2のベースには
係数演算器3又は4の出力電流が供給される。また、ト
ランジスタQ1,Q2のベース間には抵抗R3 が接続され
ている。トランジスタQ1,Q2のエミッタにはV−I変
換器12が共通接続されている。V−I変換器12はオ
ーディオ信号等の入力電圧Vinに応じた電流を出力す
る。また、トランジスタQ2 のコレクタにはI−V変換
器13が接続されている。I−V変換器13はトランジ
スタQ2のコレクタ電流に応じた電圧Voutを発生する。
又は4の出力電流ioが供給されると、トランジスタ
Q1,Q2のベースに流れ込み、そのベース間には抵抗R
3 の両端電圧ΔVが生じる。両端電圧ΔVは係数演算器
3又は4の出力電流に応じて変化し、両端電圧ΔVに応
じた割合でトランジスタQ1,Q2のコレクタ電流が流れ
ることとなる。よって、このトランジスタQ1,Q2の合
計コレクタ電流は入力電圧Vinに応じて定まり、トラン
ジスタQ2 のコレクタ電流がI−V変換器13によって
電圧Vout として変換されるので、係数演算器3又は4
の出力電流ioに応じた減衰度となるのである。
従来の電子ボリュームにおいては、ATT6の減衰度A
u は式(1)の如く示される。
し、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子電荷
である。すなわち、ATT6の減衰度Au は絶対温度T
に依存することになるので、温度変化に応じてAカーブ
特性が無視できないほど変化するという問題点があっ
た。そこで、本発明の目的は、入出力間の減衰度に温度
係数を有するATTを備えていても温度変化に応じた減
衰度特性の変化を補償することができる電子ボリューム
を提供することである。
は、入出力間の減衰度に温度係数を有し制御信号レベル
に応じてその減衰度を変化させる利得可変手段と、温度
係数を有する前記制御信号を発生する制御信号発生手段
とを備え、制御信号によって利得可変手段が有する温度
係数が打ち消されるようにした電子ボリュームであっ
て、制御信号発生手段は、操作に応じたレベルで変化す
る電流信号を生成する手段と、電流信号を2つの枝路に
分流させその一方の枝路に流れる電流を制御信号として
出力する第1の分流手段と、温度係数を有する電流源か
らの電流に応じた第1電圧を発生する手段と、温度係数
を有しない電圧源からの電流を2つの枝路に分流させそ
の一方の枝路に流れる電流に応じた第2電圧を発生する
第2の分流手段と、第1及び第2電圧の差電圧に応じて
第1及び第2の分流手段各々の他方の枝路の電流を制御
する分流制御手段とからなることを特徴としている。
て変化するように制御信号に温度係数を持たせて、制御
信号によって利得可変手段が有する温度係数が打ち消さ
れるようにした。
細に説明する。図4は本発明の一実施例を示しており、
この電子ボリュームにおいては、図1に示した従来の電
子ボリュームに対して温度補償回路15が係数演算器
3,4の出力とATT6との間に追加されている。図3
において従来の電子ボリュームと同一部分は同一符号を
用いている。温度補償回路15においては、図5に示す
ようにエミッタが共通接続されたトランジスタQ3,Q4
からなる第1の分流器が設けられている。共通接続のエ
ミッタは係数演算器3,4の出力に接続される入力端子
をなし、トランジスタQ3 のコレクタが出力端子となっ
ている。トランジスタQ3のベースには電圧Vcが印加
される。トランジスタQ4のコレクタは電圧Vccの電源
ラインLに接続されている。
れたトランジスタQ5,Q6を有する第2の分流器が設け
られている。トランジスタQ5 のコレクタは電源ライン
Lに直接接続され、トランジスタQ6のコレクタは電源
ラインLに抵抗R4を介して接続されている。電流源1
6は温度に影響されないバンドギャップ電圧に応じた電
流を発生する。一方、温度に応じて出力電流が変化する
電流源17が設けられている。電流源17にはトランジ
スタQ7 のエミッタが接続されている。トランジスタQ
7のコレクタは電源ラインLに抵抗R5を介して接続され
ている。トランジスタQ6,Q7各々のベースには電圧V
cが印加される。
増幅器18が接続されている。差動増幅器18はトラン
ジスタQ6,Q7のコレクタ電圧の差に応じた電圧を発生
する。その出力電圧はトランジスタQ4,Q5のベースに
供給される。電流源16,17は例えば、図6に示すよ
うに1つの回路にて構成することができる。電流源16
はトランジスタQ8〜Q12及び抵抗R6〜R8 からなり、
電流源17はトランジスタQ13及び抵抗R9からなる。
トランジスタQ8のエミッタは抵抗R6を介して接地され
ると共に負帰還出力としてトランジスタQ9,Q10,Q
13のベースに接続されている。トランジスタQ9のエミ
ッタは抵抗R7を介して接地され、トランジスタQ10の
エミッタはトランジスタQ9のエミッタと抵抗R7との接
続点に抵抗R8を介して接続されている。トランジスタ
Q9のコレクタには電流ミラー回路を構成する電流出力
側のトランジスタQ11から電流が供給され、トランジス
タQ10のコレクタには電流ミラー回路を構成する電流検
出側のトランジスタQ12から電流が供給される。トラン
ジスタQ9 のコレクタ電位がトランジスタQ8 のベース
に印加される。トランジスタQ10のエミッタ面積はトラ
ンジスタQ9 のそれのnn倍(nnは1より大きい値)
である。トランジスタQ8 のコレクタがトランジスタQ
5,Q6のエミッタに接続され、トランジスタQ8はコレ
クタ電流としてVBG/R6を生じ、それがる電流源16
の出力電流となる。VBGは基板材料によって決まり温度
に影響されないバンドギャップ電圧である。
タQ7 のエミッタに接続され、トランジスタQ13のエミ
ッタは抵抗R9 を介して接地されている。トランジスタ
Q13はコレクタ電流としてK5VT/R9を生じる。ここ
で、K5は定数で、トランジスタQ9のベース・エミッタ
間電圧をVBE9、トランジスタQ13のベース・エミッタ
間電圧をVBE13とすると、
R9が電流源17の出力電流となる。Is13/IS9
はトランジスタQ13,Q9のエミッタエリア比であ
り、Ic13,Ic9はトランジスタQ13,Q9の各
コレクタ電流であるので、上式よりK5はVTに依存し
ない定数である。かかる構成の本発明の電子ボリューム
においては、トランジスタQ7には電流源17から温度
変化の影響を受けて変化する電流VT/R9が流れ、そ
のコレクタにはその電流VT/R9に応じた電圧が発生
する。一方、トランジスタQ6には電流源16から温度
変化の影響を受けない電圧V BG による電流VBG/R
6の分流電流が流れ、そのコレクタにはその電流VBG
/R6に応じた電圧が発生する。トランジスタQ6,Q
7各々のコレクタ電圧、すなわち抵抗R4,R5各々の
電圧降下分の差に応じた電圧が差動増幅器18において
発生され、差動増幅器18の出力電圧はトランジスタQ
4,Q5のベースに供給される。よって、差動増幅器1
8の出力電圧に応じてトランジスタQ5のコレクタ電流
が制御される。すなわち、温度変化の影響を受けて電流
VT/R9が変化しても抵抗R4,R5各々の電圧降下
分が等しくなるように制御される。これにより、
この分流比kは式(3)から
上記したように温度に影響されないバンドギャップ電圧
である。R4,R5,R6,R9を同一の温度特性を有する
抵抗とすると、
式(6)のように表わすことができる。
は第1の分流器についても第2の分流器と同様に電圧V
c及び差動増幅器18の出力電圧が供給されるので同一
である。よって、第1の分流器のATT6への出力電流
iaoは、係数演算器3又は4からの入力電流をiaiとす
ると、
出力電流iaoについては抵抗R3 の両端電圧ΔVから、
電流iaoを代入すると、
又はk2に等しいので、V0 ≦VA のときにはV0/
R1、V0 >VA のときはV0/R2である。よって、
1,R2,R3を同一の温度特性を有する抵抗とする
と、式(10)は次の式(11)のように置き換えることができ
る。
に代入すると、減衰度Au は、
を受ける電圧VTを有さないこととなる。
おいては、利得可変手段の減衰度を変化させる制御信号
レベルが温度に応じて変化するように制御信号に温度係
数を持たせ、その制御信号によって利得可変手段が有す
る温度係数が打ち消されるようにしたので、温度変化が
あってもAカーブ特性等の減衰度特性の変化を補償する
ことができる。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 入出力間の減衰度に温度係数を有し制御
信号レベルに応じてその減衰度を変化させる利得可変手
段と、温度係数を有する前記制御信号を発生する制御信
号発生手段とを備え、前記制御信号によって前記利得可
変手段が有する温度係数が打ち消されるようにした電子
ボリュームであって、前記制御信号発生手段は、 操作に応じたレベルで変化する電流信号を生成する手段
と、 前記電流信号を2つの枝路に分流させその一方の枝路に
流れる電流を前記制御信号として出力する第1の分流手
段と、 温度係数を有する電流源からの電流に応じた第1電圧を
発生する手段と、 温度係数を有しない電圧源からの電流を2つの枝路に分
流させその一方の枝路に流れる電流に応じた第2電圧を
発生する第2の分流手段と、 前記第1及び第2電圧の差電圧に応じて前記第1及び第
2の分流手段各々の他方の枝路の電流を制御する分流制
御手段とからなる ことを特徴とする電子ボリューム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021099A JP2875698B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 電子ボリューム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021099A JP2875698B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 電子ボリューム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06237134A JPH06237134A (ja) | 1994-08-23 |
JP2875698B2 true JP2875698B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=12045429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5021099A Expired - Fee Related JP2875698B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 電子ボリューム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2875698B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120646U (ja) * | 1975-03-25 | 1976-09-30 | ||
JPS60136403A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-19 | Hitachi Ltd | 利得制御回路 |
JPS63246907A (ja) * | 1987-04-02 | 1988-10-13 | Toshiba Corp | バイアス回路 |
JPH0712131B2 (ja) * | 1988-01-09 | 1995-02-08 | ローム株式会社 | 電子ボリューム回路 |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP5021099A patent/JP2875698B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH06237134A (ja) | 1994-08-23 |
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