JP2875114B2 - 光伝送システム - Google Patents

光伝送システム

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JP2875114B2 JP25541192A JP25541192A JP2875114B2 JP 2875114 B2 JP2875114 B2 JP 2875114B2 JP 25541192 A JP25541192 A JP 25541192A JP 25541192 A JP25541192 A JP 25541192A JP 2875114 B2 JP2875114 B2 JP 2875114B2
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  • Optical Communication System (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光伝送システムに関す
る。特に、光伝送システムのラインモニターに関し、線
形中継海底光伝送システムに好適な手法に関する。
【0002】
【従来の技術】伝送システムの性能をモニターすること
は不可欠である。故障点を特定し、サービスの十分なレ
ベルを維持するために復旧措置を行う必要がある。故障
の存在と伝送システムのターミナルからの故障点の位置
の特定を正確に安価に行えることが望ましい。故障点の
特定は、陸上ターミナル間の伝送システムの海底部分に
沿って簡単に試験することのできない海底伝送システム
では特に重要となる。従って、海底あるいは他の伝送シ
ステムのケーブルの端部ターミナルから、故障点の存在
をモニターし、故障点を特定するための手法が開発され
てきたが、構成の複雑さ、費用、現在の光増幅中継伝送
システム構成への適用性といった観点から、好ましい手
法は無い。
【0003】従来は、伝送システムに配置された中継器
に、複雑な回路を設けて伝送システムの監視に用いてい
た。回路は、共振増幅器、特別な送信機、伝送システム
に入射された複雑な監視信号内のコマンドに応じる制御
回路から構成される。この回路を組み込むことによっ
て、各中継器の費用が増加する。この複雑な監視回路
は、故障しやすい。中継器が比較的接近不可能な場所に
設置されるため、修理費用は高くなる。また、従来の監
視システムは、伝送システムのサービス中には適用でき
ないため、魅力的ではない。同軸電気通信システム用に
開発された手法は、それらのシステム固有の原理による
もので、現在の光伝送システムへは適用できないと考え
られる。
【0004】最初の大陸間電話ケーブルは、各伝送方向
毎に海底ケーブルを持ち、2本のケーブルを必要とし
た。各ケーブルは一方向のみに信号を伝送するため、監
視手法は限られていた。ケーブルの各中継器では、伝送
信号の増幅に加えて、固有の狭帯域ノイズピークを発生
する。これは、各中継器の増幅フィードバック回路に水
晶振動子を追加することによって行われていた。水晶振
動子は狭帯域利得ピークを生じ、各中継器に固有に選択
された周波数帯の入射システムノイズを増幅する。中継
器のノイズピークは受信ターミナルによってモニターさ
れる。信号の存在は、関連する中継器が正常動作するこ
とを示す。ターミナル間の水晶振動子周波数帯の伝送測
定によって、増幅器の利得変化を推定する情報が得られ
る。
【0005】後者のシステムは、単一ケーブルによる双
方向伝送を、共通の増幅器と2方向の伝送を2つの分離
した周波数帯に分けるための方向性フィルタを用いるこ
とによって行っている。一方向の伝送を低周波帯で行
い、もう一方向の伝送を高周波帯で行う。2ケーブルシ
ステムと同様に、この後者のシステムでも監視手法とし
て水晶振動子によって決まるノイズピークを用いてい
る。高分解能スペクトラムアナライザーによって、複数
の中継器からのノイズピークを同時にモニターすること
ができ、増幅器の不安定な発振等の故障点を検出するこ
とが可能である。同一ケーブルで、同じ増幅器を用いて
双方向通信が行われているため、他の故障点測定手法が
開発された。サービス外時に短く周期的な比較的高出力
トーンバーストを、低周波帯の上端周波数において送出
する。増幅器の非線形性によって、トーンバーストの2
次の相互変調成分が高周波帯に生じ、送出ターミナルに
帰ってくる。各中継器からの反射信号をフィルタを通し
増幅することによって、それらの特性遅延を特定するこ
とができる。増幅器はほぼ十分に線形であるため、反射
信号は微弱で、測定精度及び範囲を改善するために時間
平均手法が開発された。
【0006】後者のシステムでは、各中継器は固有の周
波数の高安定水晶振動子による発振器を有する。発振器
には、低周波帯の下端及び高周波帯の上端付近の2つの
狭帯域監視帯が割り当てられる。中継器は、その発振器
が低周波帯及び高周波帯を交互に受け持つように配置さ
れ、故障点評定時の不確定性を減少させている。損失分
布を示す、発振器のトーンレベルの時間変化が簡単に測
定されるため、故障点評定が簡単で迅速に行える。サー
ビス外時の動作中継器を特定するトーンバースト手法
は、多チャネル(遅延)アナライザ及び検出後の長時間
の時間平均によって主に改善された。
【0007】最後の同軸海底ケーブルシステムは、各中
継器の発振器と特別の中継器モニターセットによって監
視される。中継器の増幅器を線形化することによって、
相互変調によるある伝送帯から他の伝送帯へ変換された
トーンバーストの検出が不可能となるため、チャープ周
波数手法が、サービス外時のノイズから反射中継信号を
再生するために用いられた。故障点評定あるいはその確
定に加えて、この手法はまた、高相互変調源及び送信異
常も特定することが可能である。この手法はノイズに埋
もれた信号を取り出すことを可能とするが、その設備は
とても複雑である。従って、その維持が問題となる。
【0008】Y.Kobayashiらは1982年に、"A Repeat
er Fault Locator Using a Correlation Technique for
a Submarine Cable System", IEEE Transactions on C
ommunications, Vol.Com-30, No.5, May 1982, pp.1117
-1124、を発表した。論文は、同軸海底ケーブルに入射
した疑似ランダム符号列の相関を利用した、中継器故障
点検出法に関するものである。しかしこの検出手法は、
前述の2つの周波数帯による双方向伝送において、中継
器の非線形増幅器によってターミナルからの相互変調成
分が十分に検出されるようにした場合にのみ適用するこ
とができる。論文ではまた、ケーブルのサービス外時に
故障点評定を行うと示されている。光システムではその
ような相互変調信号が返送されることはないため、この
ような手法をどの様に、光伝送システムに適用するかに
ついては示されていない。
【0009】再生中継光波海底システムの出現によっ
て、監視システムの性質は大幅に変化した。線形同軸ケ
ーブル中継器に比較して、光波による電気及び光再生器
は極端に複雑で、システムの冗長性を必要とする。この
点から、再生システムはスパン間ベースでアクセス可能
なスペアラインと同様に、スペア送信機を装備すること
となる。冗長要素の制御には、コマンド/応答型の監視
システムによるターミナルから制御されたスイッチング
を必要とする。このようなシステムでは、複雑な監視コ
マンドが、中継器へ送られる。各中継器及び再生器に
は、コマンドを復元し解釈し、コマンドのアドレス部を
ローカルアドレスとチェックし、コマンドを実行し、適
切な反応を生じさせるための複雑な監視回路が含まれ
る。コマンドは2つの動作、スイッチングあるいはモニ
タリングを行わせる。スイッチング機能の例としては、
スペア送信機の作動、データ信号のループバックの作
動、スタンバイスパンのアクセシングがある。モニタリ
ング機能には、スイッチの状態のレポートに加えて、受
信機への入射光パワー、レーザ送信機バイアス、ブロッ
クエラーカウント、温度、選択度マージン等の測定があ
る。応答時のモニターされた情報は、データ列の位相変
調によってターミナルへ送られる。
【0010】再生システムの、ある一つのスパンでの性
能劣化はそのラインの故障を引き起こすため、個々のス
パンのマージンを定期的にモニターし、システム全体の
十分なマージンを確保することが必要である。線形増幅
システムでは、各スパンは全体の劣化のごく一部に寄与
するため、個々のスパンの劣化にはそれほど依存しな
い。
【0011】再生中継光システムにおける、故障点評定
システムの例が2つ、Kobayashiらの、"Repeater Fault
Location for a Submarine Optical Fiber Cable Tran
smission System", IEEE Transaction on Communicatio
ns, Vol.Com-32,No.2, February 1984, pp.155-162、及
び、Hayashiらの、"Remote Control Signal for Submar
ine Optical Repeater Fault Location Systems", Elec
tronics Communications in Japan, Part I, Vol.69,N
o.9,1986,pp.93-99、に示されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】電気及び光伝送システ
ムにおける故障点評定に、種々の手法が検討されてき
た。これらの手法は、費用と複雑さを増加するラインモ
ニターシステムであった。これらの手法は長く用いられ
ているが、特に光伝送システムにおける故障点評定に十
分な情報を与えることのできる、簡単で、安価で、信頼
性のあるラインモニターシステムを提供するに至ってい
ない。従って本発明の目的は、そのようなラインモニタ
ーを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】光伝送システムのライン
モニターシステムにおいて、光中継器のファイバペア間
に損失を有するループバックパスを有する。監視信号
が、伝送システムのターミナルからファイバへ入射さ
れ、信号を出射したターミナルへ返送される。ループバ
ック信号の振幅は、サービス及び性能変化を示す。ルー
プバック信号の受信時刻は、ループバックの生じた位置
を示す。干渉キャンセラーは、入射信号によるループバ
ック信号の干渉を減少する手段となり、実用的な時間内
での、サービス中のラインモニターが可能となる。干渉
キャンセラーはまた、端局間信号対雑音比及び動作シス
テムマージンの目安を示す。
【0014】
【実施例】図1に、本発明による光中継器12の実施例
を示す。この中継器12を複数、既定の間隔で光伝送シ
ステムに配置し、伝送システムを伝搬する光信号を増幅
する。
【0015】伝送システムは、図1の矢印で示されるよ
うに、第1のターミナルから第2のターミナルへ光信号
を伝送する第1の光ファイバ10を有する。伝送システ
ムはまた、第2のターミナルから第1のターミナルへ光
信号を伝送する第2の光ファイバ11を有する。光信号
はあるターミナルから他ターミナルへ伝搬する際に、連
続的に損失を受ける。従って、複数の中継器12がファ
イバ10に沿って配置され、損失を受けた光信号を増幅
する。これは、ファイバ10中の増幅器13及び、ファ
イバ11中の増幅器14によって行われる。光伝送シス
テムで光信号を増幅するあらゆる手段を、増幅器13及
び14の機能を達成するために用いることができる。増
幅に適した例としては、中継器に接続された電流線より
レーザにパワーを供給して、ポンプレーザによって励起
されたエルビウムドープ光ファイバがある。海底システ
ムでは、第1及び第2ターミナルは陸上に設置され、フ
ァイバ10及び11、中継器12は海底に設置される。
【0016】監視あるいはラインモニターは、中継器1
2内に永久的に接続された受動損失性ループバック回路
によって行われる。ループバック回路は、ファイバ10
の増幅器13の出力ラインに配置された光カップラを有
する。光カップラ15は、ファイバ10の信号の一部を
アッテネータ16への入力へ結合する。アッテネータ1
6の出力は、ファイバ11の増幅器14の出力に配置さ
れた光カップラ17の入力に接続される。光カップラ1
7は、アッテネータ16からの損失を受けた信号の一部
を、ファイバ11の光信号と結合させ、ファイバ10へ
信号を伝送したターミナルへ返送する。
【0017】以下に詳細に述べるように、ファイバ10
及び11の光信号には、光伝送システム内の故障点評定
に用いられる監視信号が含まれている。監視信号は、伝
送端ステーションへの信号の一部から抽出され、伝送シ
ステム内の故障の発生と、故障位置を示す。
【0018】図1のループバック回路は双方向である。
光カップラ17はまた、ファイバ11からの光信号の一
部をもう一方のアッテネータ18の入力へ結合する。ア
ッテネータ18の出力はカップラ15の入力に結合さ
れ、アッテネータ18からの損失を受けた信号の一部を
結合し、ファイバ11へ送信したターミナルへ返送す
る。監視信号はファイバ11への送信ターミナルから入
射され、ファイバ10によって送信したターミナルへル
ープバックされる。
【0019】ループバック損失及び変調指数は、送信及
び受信ラインの通信信号の劣化を最小限にし、サービス
中のモニターのためのループバック信号が十分なレベル
を有するように設定される。例として、サービス中の変
調指数は1から10%の範囲であり、全ループバック損
失は、300の中継器を有するシステムでは約45d
B、10の中継器を有する場合には30dBとなる。
【0020】この手法は簡単で、安価であり、不便で複
雑な電気光再生器用に開発された従来の監視システムに
替わるものである。図1で追加された中継器要素は、2
つのカップラと2つの光アッテネータで、カップラは例
えば各10dBカップラとし、アッテネータは、例えば
各25dBアッテネータとし、各ループバックの全損失
を45dBとする。この簡単であるが高安定なループバ
ックパスによって、各ターミナルからのあらゆる中継器
のループ損失を正確に測定することができる。サービス
に影響を与えるような伝送システムのあらゆる変化は、
ループバック損失の変化となって測定される。この手法
によって実際に測定される量は、平均伝送信号パワーの
比較的低周波の強度変調成分である。平均伝送信号パワ
ーの強度変調成分は、増幅、分散、ファイバの非線形効
果によるスペクトル広がりによって生じる。サービス中
のラインモニターでは、強度変調指数は小さく、通常1
から10%であり、信号劣化を最小にするためには2か
ら5%程度が望ましい。サービス外のモニターでは、高
ビットレートデータ信号の代わりに、変調指数を100
%に増加させる。ループバック信号の監視成分の検出手
法を以下に述べる。
【0021】図2に、伝送、再生、図1に示された高損
失ループバック回路を介して送信ターミナルへ返送され
た監視信号の検出のための回路の実施例を示す。図2の
回路は、光伝送システムの1つのターミナルに設置され
る。図2は、図1の2つの光ファイバ10,11、図1
に詳細を示した3つの中継器12a、12b、12cを
示す。各中継器12a、12b、12cの矢印は、上記
の高損失ループバックを示す。中継器の数は伝送システ
ムの距離とファイバでの必要な信号強度によって決ま
る。図2には示さないが、従来例のようにファイバ1
0,11は他のターミナルの同様の回路に接続される。
ターミナルは陸上に設置され、ファイバ10,11と、
中継器12a、12b、12cは海底システムの場合海
底に設置される。ラインモニターの簡単で高信頼性の部
分が中継器及びファイバに設置されることは、長所とな
る。この点は本発明によって達成される。
【0022】図2の伝送マルチプレクサは、図2のター
ミナルからファイバ10を介して図2には図示されない
他のターミナルへ伝送される情報を示す信号を生成す
る。伝送マルチプレクサ19によって生成された信号
は、変調器20へ入力される。変調器20の他の入力
は、レーザ送信機21からの出力である光キャリアであ
る。変調器20は伝送マルチプレクサ19によって生成
された信号の情報に従って変調される。光キャリアの強
度はレーザバイアス回路22の出力によって決められ
る。
【0023】図2の装置は、光伝送システムの故障点評
定に有用な監視信号を生成する。監視信号は、疑似ラン
ダムワードジェネレータ23によって生成される、周期
的な疑似ランダムワードからなる。ジェネレータ23に
よる疑似ランダムワードのビットレート及びワード長
は、ワード周期が、ターミナルとそのターミナルから最
も遠い中継器とを往復する際の遅延時間より長くなるよ
うに設定する。10000kmの伝送システムで、ビッ
トレート100kb/secの場合、ワード長223−1
となる。入力パワーレベルは、生成する信号と、監視信
号が互いに強く干渉せず、監視信号が中継器からループ
バックしてターミナルへ返送された際に再生可能なよう
に設定される。
【0024】疑似ランダムワードは、疑似ランダムワー
ドジェネレータ23によって発生され、変調器24へ入
力される。キャリア信号は、キャリアソース25によっ
て生成されたサイン波あるいは2乗波信号で、変調器2
4へ入力される。変調器24の出力は、ソース25から
のキャリアを、疑似ランダム符号ジェネレータ23から
の疑似ランダム列によって位相変調されたものとなる。
変調器24の出力はバイアス回路22に接続され、バイ
アス電流を制御し、従って、レーザ送信機21からの光
キャリア信号の強度を制御する。監視信号の振幅によっ
て、ファイバ10のターミナルから伝送された信号の平
均パワーを変調する。あるいは、監視信号を伝送マルチ
プレクサ19の出力と線形に結合して、変調器20へ印
加しても良い。
【0025】図1に関連して説明したように、この強度
変調された光信号の一部は、各中継器で送信ターミナル
へループバックされる。ファイバ10からのループバッ
ク信号、他のターミナルからファイバ11によって伝送
された信号、伝送システム内及びファイバ11で生じた
ノイズは全て、受信機26へ導かれ、ファイバ11から
の光信号を電気信号に変換する。受信機26は例えば、
PINダイオード受信機あるいはアバランシェ受光器で
ある。受信機26の出力は、再生器27へ接続され、受
信機26からの信号パルスの整形、リタイミングを行
う。再生されたパルスは、ファイバ11への伝送ターミ
ナルからの情報を受けるデマルチプレクサ28へ導かれ
る。
【0026】図3に関連して詳細に示したように、再生
器27はデマルチプレクサ28へのデータ信号を生成す
るだけでなく、そのデータ信号の反転信号をも生成す
る。受信機からの再生を受けないデータ信号と、再生器
27からの再生されたデータ信号の反転信号は、図3に
詳細に示すキャンセラー回路29へ入力される。
【0027】キャンセラー回路29は受信機26の出力
に追加され、反転信号によってファイバ11へ伝送した
遠くのターミナルからのデータ信号を十分にキャンセル
し、モニター機能時のデータ信号による干渉を減少させ
る。キャンセラーの出力は、RF増幅器30へ入力さ
れ、監視信号を増幅し、ファイバ11からの信号を再生
する。
【0028】増幅器30からの増幅された監視信号は、
検出器列へ導かれる。ライン10及び11の各中継器に
検出器がある。各検出器は相関手法を用いて、各中継器
によるループバックされた監視信号を示す出力を生成す
る。この出力には、対応する中継器の位置からの伝送シ
ステムの性能を決めるのに用いられる情報が含まれてい
る。従って、伝送システムの故障点評定を行うことがで
きる。
【0029】検出部31の一つは図2に詳細に示されて
いる。例として、検出部31は中継器12aの検出部と
する。他の各中継器12b、12c、にも同様の検出部
を設ける。検出部31には、ライン33aで示されるよ
うに、送信側疑似ランダム符号ジェネレータ23と同期
した、受信側疑似ランダム符号ジェネレータ32が設け
られる。ジェネレータ23と32では、同じクロックを
用いる。ジェネレータ32はジェネレータ23と同じ疑
似ランダム符号列を発生するが、ジェネレータ23から
の符号列より遅延を持たせた符号列とする。遅延量は、
送信側疑似ランダム符号ジェネレータ23と中継器12
a間の往復時間に等しくなるよう設定される。他の中継
器用の各検出部でも、遅延を受けた疑似ランダム符号列
を受け、遅延量は、ジェネレータ23によって発生され
た疑似ランダム符号と、検出部に関連する中継器によっ
てループバックされた符号を受信する間の往復時間に等
しいように設定される。
【0030】種々の手法によって、ジェネレータ32に
よって発生された疑似ランダム列に、ジェネレータ23
によって発生されたランダム列に対して既定の遅延を与
えることができる。例として、インターフェース34及
び遅延制御ライン33aの様なインターフェースを介し
て、各検出器に必要な遅延時間をコンピュータ35のカ
ウンタープリセットによって遅延を与えることができ
る。
【0031】ジェネレータ32からの符号列は、排他的
ORゲート36の1入力となる。排他的ORゲート36
の出力は、各排他的ORゲート37及び38の1入力へ
接続される。排他的ORゲート38の他の入力には、キ
ャリアソース25が接続される。ソース25からのキャ
リアの位相は、位相シフタ39によって90°位相シフ
トされる。位相シフタ39の出力は、排他的ORゲート
37の他の入力へ接続される。ジェネレータ32からの
符号列は、排他的ORゲート37及び38を介して、2
つの90°位相の異なるキャリアを位相変調する。排他
的ORゲート37の出力は、マルチプライヤ40への1
入力となる。マルチプライヤ40の他の入力には、RF
増幅器30の出力が接続される。排他的ORゲート38
の出力は、他のマルチプライヤ41への1入力となる。
マルチプライヤ41の他の入力には、RF増幅器30の
出力が接続される。
【0032】マルチプライヤ40及び41はホモダイン
復調器を構成する。各復調器の出力には、中継器12a
からの信号の振幅と、局発キャリアと受信信号間の位相
差をθとして、cosθとの積に比例したDC成分が含
まれている。
【0033】マルチプライヤ40の出力は、積分器42
へ入力され、マルチプライヤ41の出力は他の積分器4
3へ接続される。マルチプライヤ40及び41に出力さ
れるDC成分は、積分器42及び43によって積分され
る。実際には、積分器42及び43はDC成分を増幅
し、マルチプライヤ40及び41の出力中の雑音を抑制
する。DC成分による出力信号は時間にともなって増加
するが、ノイズ成分はその平均値が0であるため、積分
出力には影響を与えない。
【0034】積分器42及び43の出力は、検出部31
に関連する送信ターミナルから中継器12aまでの伝送
システムの性能の目安となる。その出力の振幅と時間変
化を測定することによって、伝送システムの故障点評定
を行うことができる。同様に、他の検出器からの信号の
振幅と時間変化を測定することによって、他の箇所の伝
送システムの故障点評定を行うことができる。伝送シス
テムの性能を確かめるための、検出信号の振幅と時間変
化の測定は、種々の手法で行える。図2に示される本発
明の実施例では、積分器42及び43の出力は、コンピ
ュータインターフェース34からのライン46のストロ
ボパルスの発生によって閉じられるゲート44及び45
を介して、積分器出力をADコンバータ47及び48へ
選択的に接続することによって、周期的にサンプリング
される。コンバータ47及び48は、積分器42及び4
3の出力電圧に関連したデジタル数を生成する。コンバ
ータはそれらの数をコンピュータへ入力する。この数と
その時間変化を観測することによって、中継器12aま
での伝送システムの性能をモニターすることができる。
例として、その数を2乗して既定の測定時間積算するこ
とによって、直交受信することができる。直交受信は、
受信機キャリアの位相が通常決められないために用いら
れる。送信及び受信キャリア間の位相差をθとする。マ
ルチプライヤ40及び41の出力は共に、受信信号の振
幅Aに比例する。それらはまた、cos(θ)及びco
s(θ+π/2)ともそれぞれ比例する。2乗出力を足
し合わせることによって、A2[cos2(θ)+sin
2(θ)]=A2となり、所望の振幅の2乗が得られる。
【0035】積分器42,43の出力は、ライン46の
ストロボパルスが高レベルの時にサンプリングされる。
ストロボライン46は、Dフリップフロップ49のクロ
ック入力に接続され、Dフリップフロップ49の出力が
排他的ORゲート36の第1入力へ接続され、このOR
ゲート36の第2入力には受信側疑似ランダム符号ジェ
ネレータ32からの出力が接続されている。各ストロボ
パルスの立ち下がりエッジにおいて、Dフリップフロッ
プ49がクロックされ状態が変化し、排他的ORゲート
36の出力を反転させる。排他的ORゲート37,38
の一方の入力には排他的ORゲート36の出力(共通入
力)が接続される。排他的ORゲート38の他方の入力
にはキャリソース25からのキャリア信号が、排他的O
Rゲート37の他方の入力にはキャリソース25から位
相シフタ39を介してπ/2だけシフトしたキャリア信
号が、入力される。各ストロボパルスの立ち下がり時の
排他的ORゲート36の出力の反転によって、ORゲー
ト37,38の各出力からのキャリア信号と監視信号の
変調信号(変調器24での位相変調に相当する)の正ま
たは負の値が交互に出力される。RF増幅器30から出
力された監視信号(第2光ファイバを介して戻された監
視信号)とORゲート37,38の各出力(遅延した監
視信号)とがそれぞれマルチプライヤ40,41に入力
され乗算される。ライン46からのストロボパルスによ
り、マルチプライヤ40,41では交互に符号のみが異
なる同一の計算が行われることになる。従って、積分器
42,43ではキャリア信号が正の時と負の時の両方の
積分を行い、復調器であるマルチプライヤ40,41及
び積分器42,43に入る信号の直流成分の不平衡部分
を取り除く。積分器はAC結合回路で、時定数をサンプ
リング周期より長くすれば良い。積分器の出力はほぼ三
角波であり、ストロボライン46が高レベルへ変化する
際にサンプリングされる。測定終了時には、積分器出力
で受信される平均値は、√((1/N)ΣN n=1([V1
n−V1n+12+[V2n−V2n+12))によって与え
られ、V1n及びV2nはn番目にサンプリングされた2
つの積分器出力であり、Nはサンプリング数である。
【0036】本発明によるインラインモニターをサービ
ス中に動作させる場合、遠くのターミナルから送信され
たデータ信号へ、受信されるループバック信号が重畳さ
れる。データ信号のパワースペクトラムは、ラインモニ
ター信号の周波数帯の高域端部分にあるため、干渉要因
となる。干渉成分を減少させるために、データキャンセ
ラーを考案した。図3に、干渉成分を十分に抑圧する、
キャンセラー回路の実施例の詳細を示す。
【0037】図3に、図2に示された光受信機26を示
す。光受信機26の出力は、再生器50へ接続され、フ
ァイバ11から受信されたデータ信号の再生を行う。受
信機26の出力は遅延要素51を通過し、Dフリップフ
ロップ52の入力へ接続される。Dフリップフロップ5
2のクロック信号は、受信機26の出力から、ハイパス
フィルタ53、整流器54、バンドパスフィルタ55を
通過して得られる。フリップフロップ52のQ出力は、
光受信機26の線形出力を離散化したもので、図2の受
信側デマルチプレクサ28へ送られる。
【0038】フリップフロップ52のQバー出力は、光
受信機26の線形出力を離散化し、反転したもので、可
変利得増幅器56の入力へ導かれ、その利得は以下に示
すように自動制御される。受信機26の出力は遅延要素
57へ入力される。遅延要素57及び増幅器の出力は、
それぞれ同一のバンドパスフィルタ58及び59によっ
てフィルタされる。バンドパスフィルタ58の出力は、
加算要素60の1入力へ接続される。バンドパスフィル
タ59の出力は、スイッチS1を介して、加算要素60
の他の入力へ送られる。加算要素60の出力は、図2及
び図3に示されるRF増幅器30へ導かれる。この出力
は、受信機26の出力と再生器50の反転出力とを足し
合わせたものを表わす。ファイバ11の信号のデータ信
号部と、モニター機能時の干渉成分は、加算要素60の
出力においては十分に取り除かれている。
【0039】フィードバックループによって、加算要素
60の入力となる2つの信号の振幅平衡を自動的に行
う。整流器61は、既定の極性、例えば正極性で、バン
ドパスフィルタ58の出力の整流動作を行い、他の整流
器62は反対の極性、例えば負極性で、バンドパスフィ
ルタ59からの出力の整流を行う。整流器61及び62
の出力は加算要素63によって足し合わされ、出力のエ
ラー信号となる。エラー信号はローパスフィルタ64を
通過し、その出力がDC増幅器65によって増幅され
る。DC増幅器65は自動利得制御信号を生成し、可変
利得増幅器56の利得制御入力へ導かれる。フィードバ
ックループによって2つの信号の振幅平衡を自動的に、
加算され、RF増幅器30によって増幅される前に行う
ことができる。利得制御に加えて、システムの相対遅延
量が十分安定でない場合には、自動遅延補償を用いても
良い。RF増幅器30の出力は、図2に示される検出部
31のような相関検出部へ入力される。
【0040】データの干渉を例えば20dB抑圧するこ
とによって、測定時間は100分の1に減少する。測定
時間の減少によって、サービス中のラインモニターが可
能となる。しかし、積分時間は比較的長く、例えば数時
間となり、システムの各中継器に独立の検出チャネルを
用いるのが好都合であることの理由である。これによっ
て、全システムのループバック損失の連続的で、同時モ
ニターが可能となる。劣化の箇所を特定することによっ
て、隣接する劣化あるいは変化のループバック特性での
曖昧さを解消することができる。
【0041】システムの維持、修復、再生設計のため
に、システム端部間マージンとその時間変化を正確に測
定することが望ましい。マージンは、実際のSN比と必
要なエラーレートを達成するためのSN比との比(dB
で表現される)によって定義される。図3に示した干渉
キャンセラーによって、受信されるSN比を測定でき、
端部間マージンを知ることができる。キャンセラー回路
のキャンセル比は、SN比の単調増加関数となってい
る。これは以下によって説明される。キャンセラーは2
つの信号の差成分を形成し、1つは劣化を受けた信号
(定数倍)と雑音とを足した成分である。もう一方は、
再生された原信号である。1次の劣化効果は線形の重み
付けによって補償される。2つの信号間の差成分は、受
信信号と雑音を加えたもので割り算をして、N/(N+
S)となり、反転しdBで表すとキャンセル比と等しく
なる。キャンセル比は、周波数多重伝送システムでSN
比を評価するのに通常用いられる、ノイズパワー比と類
似のものである。キャンセル比は、同一のバンドパスフ
ィルタを用いて測定した場合、SN比とほぼ等しい値を
与える。周期的にキャンセル比をモニターすることによ
って、マージンの変化を検出することができる。
【0042】図3の回路では、キャンセル比は、RF増
幅器30の出力を整流器66、ローパスフィルタ67を
通し、電圧計あるいはコンピュータのような電圧測定デ
バイスによって測定される。キャンセル比は、スイッチ
S1を開放にした場合の電圧測定デバイス68の値と、
スイッチS1を閉じた場合の値の比によって与えられ
る。この結果によって、全体のSN比あるいは伝送シス
テムの端部間マージンが得られる。
【0043】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明では、光伝
送システムのラインモニターシステムにおいて、光中継
器のファイバペア間に損失を有するループバックパスを
有し、監視信号を、伝送システムのターミナルからファ
イバへ入射し、信号を出射したターミナルへ返送し、ル
ープバック信号の振幅及び遅延時間によって、故障点評
定を行う。その結果、特に海底光伝送システムにおける
故障点評定に十分な情報を与えることのできる、簡単
で、安価で、信頼性のあるラインモニターシステムを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、光中継器の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明による光ラインモニターの実施例を、光
伝送システムに用いた場合の構成を示す図である。
【図3】図2に示されたキャンセラー回路の構成の詳細
を示す図である。
【符号の説明】 10 第1光ファイバ 11 第2光ファイバ 13,14 増幅器 15,17 光カップラ 16,18 アッテネータ 19 マルチプレクサ 20,24 変調器 21 レーザ送信機 22 レーザバイアス回路 23 疑似ランダムワードジェネレータ 25 キャリアソース 26 受信機 27 再生器 28 デマルチプレクサ 29 キャンセラー回路 30 RF増幅器 31 検出部 32 疑似ランダム符号ジェネレータ 33 遅延制御ライン 34 インターフェース 35 コンピュータ 36,37,38, 排他的ORゲート 39 位相シフタ 40,41 マルチプライヤ 42,43 積分器 44,45 ゲート 46 ライン 47,48 ADコンバータ 49,52 Dフリップフロップ 50 再生器 51,57 遅延要素 53 ハイパスフィルタ 54 整流器 55,58,59 バンドパスフィルタ 56 可変利得増幅器 60,63 加算要素 61,62,66 整流器 64,67 ローパスフィルタ 65 DC増幅器 68 電圧測定デバイス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−93911(JP,A) 特開 昭54−133001(JP,A) 特開 昭55−105452(JP,A) 実開 平2−28158(JP,U) 実開 昭58−172245(JP,U)

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ターミナルから第2ターミナルへ光
    信号を伝送する、第1と第2のターミナル間の第1光フ
    ァイバ(10)と、 第2ターミナルから第1ターミナルへ光信号を伝送す
    る、第1と第2のターミナル間の第2光ファイバ(1
    1)と、 前記第1と第2のターミナル間の複数の中間点で、前記
    第1と第2の光ファイバ間を固定的に接続する高損失ル
    ープバック回路と、 前記各高損失ループバック回路は、前記第1光ファイバ
    (10)上を搬送されるデータ光信号と監視光信号とを
    含む第1光信号を減衰(16)させて前記第2光ファイ
    バ(11)上を搬送される第2光信号と結合(17)
    し、その結果、前記複数の高損失ループバック回路から
    それぞれ戻された複数の減衰した第1光信号と第2光信
    号とが前記第2光ファイバ(11)を介して前記第1タ
    ーミナルに戻され、 前記第1ターミナル内に配置され、前記第1光信号を前
    記第1光ファイバ(10)へ入射する光送信機回路と、 前記第1ターミナル内に配置され、前記第2光ファイバ
    (11)を介して戻された第1光信号と第2光信号とを
    検出する光受信機回路と、 からなり、 前記光受信機回路は、第2光ファイバ(11)を介して
    戻された第1光信号と第2光信号とから、前記各高損失
    ループバック回路から戻された各監視光信号の振幅変動
    量を検出する、前記各高損失ループバック回路に対応し
    て配置された複数の検出部(31)を有し、 前記検出部(31)により検出された前記監視信号の振
    幅変動量から、前記第1ターミナルと第2ターミナルと
    の間の故障点の存在及びその場所をそのサービスを中断
    することなく特定することを特徴とする光伝送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記ループバック回路手段は、第1と第
    2のターミナル間で、前記第1と第2の光ファイバ(1
    0,11)配置される光中継器(12)内に配置さ
    れ、 前記光中継器(12)が、前記第1ファイバ(10)上
    を搬送される光信号を光増幅する手段(13)と前記第
    2ファイバ(11)上を搬送される光信号を光増幅する
    手段(14)を有することを特徴とする請求項1の光伝
    送システム。
  3. 【請求項3】 前記ループバック回路手段が、 前記第1光ファイバ(10)内の光信号を受領する入力
    と第1光ファイバ(10)内の光信号に関連した光信号
    を生成する出力を有する第1光カップラ(15)と、 前記光カップラ(15)から出力された光信号を受領す
    る入力を有し、前記受領した光信号に所定量の減衰を与
    えるアッテネータ(16)と、 前記アッテネータ(16)から出力された光信号に応じ
    て、前記第2光ファイバ(11)を介して第1ターミナ
    ルへ減衰した光信号を返送する第2光カップラ(17)
    とを有することを特徴とする請求項1の光伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ループバック回路手段が、前記第1
    光ファイバ(10)から受領した入力信号に約45dB
    の減衰を与えることを特徴とする請求項3の光伝送シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記光送信機回路が、所定のビットレー
    トで、所定のワード長を有する疑似ランダム符号を生成
    する手段(23)を有することを特徴とする請求項1の
    光伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記光受信機回路が、前記第1光ファイ
    バ(10)に入射される光信号と、前記ループバック回
    路手段から前記第2光ファイバ(11)を介して返送さ
    れた光信号との相関を検出する手段(31)を有するこ
    とを特徴とする請求項1の光伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記相関検出手段(31)が、 第1光ファイバ(10)に入射される監視光信号に、前
    記監視光信号の第1光ファイバへの入射時から前記ルー
    プバック手段と第2光ファイバ(11)を介して第1タ
    ーミナルに光信号が戻るまでの時間遅れに相当する量の
    遅延量を与える遅延手段(32,33a,34)と、 前記第2ファイバ(11)を介して戻された減衰した第
    1光信号と、第2光信号から前記監視光信号に相当する
    監視信号を再生するキャンセリング手段(27,29)
    と、 前記キャンセリング手段により再生された監視信号と前
    記遅延手段により遅延された監視信号との積信号を生成
    する積信号生成手段(40,41)と、 前記積信号生成手段からの積信号を所定時間積分する手
    段(42,43)とを有することを特徴とする請求項6
    の光伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記光受信機回路は、第2光ファイバ
    (11)を介して第1ターミナルに返送されてきた減衰
    した第1光信号と、第2光信号を含む光信号を復調(2
    7)することを特徴とする請求項1の光伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記光受信機回路は、第2光信号を消去
    するキャンセリング手段(27,29)を有することを
    特徴とする請求項1の光伝送システム。
  10. 【請求項10】 前記キャンセリング手段(27,2
    9)は第2光ファイバを介して受信した光信号から第2
    光信号を再生する再生器(27)と、 第2光ファイバを介して受信した光信号と前記再生器
    より再生された第2光信号から前記第2光信号を含まな
    い監視信号を生成する手段(29)とを有することを特
    徴とする請求項9の光伝送システム。
  11. 【請求項11】 前記キャンセリング手段(27,2
    9)が、第2光ファイバを介して受信した信号の振幅
    と前記再生器により再生された第2光信号の振幅を等化
    する自動利得制御手段(56,58,59,61−6
    5)を有することを特徴とする請求項10の光伝送シス
    テム。
  12. 【請求項12】 前記自動利得制御手段(56,58,
    59,61−65)が、第2光ファイバを介して受信し
    信号と前記再生器により再生された第2光信号
    ら、再生された第2光信号の反転信号を増幅する手段
    (56)の利得を制御するエラー信号を生成する手段
    (61−65)を有することを特徴とする請求項11の
    光伝送システム。
  13. 【請求項13】 第2ターミナルから第1ターミナルへ
    の第2光信号に応じて、光ファイバのキャンセル比に関
    連する光信号を生成する手段(S1、60,66,6
    7,68)を有することを特徴とする請求項10の光伝
    送システム。
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