JP2874639B2 - プリンタシステム - Google Patents

プリンタシステム

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JP2874639B2 JP8084165A JP8416596A JP2874639B2 JP 2874639 B2 JP2874639 B2 JP 2874639B2 JP 8084165 A JP8084165 A JP 8084165A JP 8416596 A JP8416596 A JP 8416596A JP 2874639 B2 JP2874639 B2 JP 2874639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタシステム
に係り、特に適合するプリンタドライバを接続された印
刷装置の種別に応じて変更するプリンタシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタ装置としては、双方向ド
ライバによって印刷制御を行うものがあった(例えば、
特開平3−276378号公報)。また、適合するプリ
ンタドライバへの変更方法は、ユーザが自ら印刷先のプ
リンタ装置に適合したプリンタドライバをインストール
し、そのプリンタドライバを印刷に使用するプリンタド
ライバとして選択していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の置換方法では、
複数台のプリンタ装置を使用している場合、実際に印刷
を行うプリンタ装置を意識して、使用するプリンタ装置
に適合するプリンタドライバを選択する必要があり、使
用するプリンタ装置を変更したとき、不適合なプリンタ
ドライバによって処理された印刷データをプリンタ装置
に送信し、誤印刷してしまうことがあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する不都合を
改善し、特に、プリンタ装置の種別とプリンタドライバ
の相違による誤印刷を有効に防止することのできるプリ
ンタシステムを提供することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、上
位装置から送信された印刷データを印刷出力するプリン
タ装置と、このプリンタ装置と双方向通信で接続される
上位装置とを備え、プリンタ装置が、前記上位装置から
送信された印刷データをビットマップデータに展開する
制御部と、この制御部によって展開されたビットマップ
データを印刷出力する印刷機構とを備え、上位装置が、
文書データ及び図形データを生成するアプリケーション
ソフトと、このアプリケーションソフトによって生成さ
れた文書データ等を前記プリンタ装置の種別に応じて前
記印刷データに変換する複数のプリンタドライバとを備
えている。しかも、プリンタ装置が、前記当該プリンタ
装置の種別を示すデバイスIDを記憶したデバイスID
記憶部と、前記上位装置から要求があったときに前記デ
バイスID記憶部に格納されたデバイスIDを当該上位
装置に送信するデバイスID送信部とを備え、前記上位
装置が、前記デバイスID送信部から送信されたデバイ
スIDに基づいて前記複数のプリンタドライバのうちの
1つを選択するプリンタドライバ選択部を備え、このプ
リンタドライバ選択部によってプリンタドライバが変更
された場合には前記文書データ等を当該プリンタドライ
バに適合するように再構成する、等の構成を採ってい
る。これにより上述した目的を達成しようとするもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1に示すように、本発明のプリンタシ
ステムは、上位装置10から送信された印刷データを印
刷出力するプリンタ装置20と、このプリンタ装置20
と双方向通信で接続される上位装置10とを備えてい
る。
【0007】しかも、プリンタ装置20が、上位装置1
0から送信された印刷データをビットマップデータに展
開する制御部21と、この制御部21によって展開され
たビットマップデータを印刷出力する印刷機構22とを
備えている。さらに、上位装置10が、文書データ及び
図形データを生成するアプリケーションソフト13と、
このアプリケーションソフト13によって生成された文
書データ等をプリンタ装置20の種別に応じて印刷デー
タに変換する複数のプリンタドライバ11とを備えてい
る。
【0008】そして、本実施形態では、プリンタ装置2
0が、当該プリンタ装置20の種別を示すデバイスID
を記憶したデバイスID記憶部24と、上位装置10か
ら要求があったときにデバイスID記憶部24に格納さ
れたデバイスIDを当該上位装置に送信するデバイスI
D送信部23とを備えている。
【0009】しかも、上位装置が、デバイスID送信部
23から送信されたデバイスIDに基づいて複数のプリ
ンタドライバ11のうちの1つを選択するプリンタドラ
イバ選択部12を備えた。
【0010】プリンタドライバ選択部12が、デバイス
IDに基づいてプリンタドライバを選択するため、上位
装置に接続されたプリンタ装置の種別に応じたプリンタ
ドライバが選択されることとなり、従って、プリンタ装
置の種別とプリンタドライバの種別の相違による誤印刷
を防止することができる。
【0011】また、図2に示すように、プリンタドライ
バ選択部12は、アプリケーションソフト13から文書
データ等の印刷指令を受信したときにデバイスID送信
部23にデバイスIDを要求する印刷時ドライバ選択機
能18と、デバイスID送信部23から送信されたデバ
イスIDに応じたプリンタドライバファイル11が当該
上位装置10に導入されていない場合には当該プリンタ
ドライバファイルの導入(インストール)を誘導するイ
ンストール誘導機能17とを備えている。
【0012】印刷時ドライバ選択機能18が、アプリケ
ーションソフト13からの文書データを印刷データに変
換する前にプリンタドライバの選択処理を行うため、文
書データの印刷毎にプリンタ装置とプリンタドライバの
整合性を確認することができ、このため、誤印刷が防止
される。また、インストール誘導機能17により、デバ
イスIDに応じたプリンタドライバが格納されていない
場合には手動のインストールを誘導するため、これによ
っても、誤印刷の可能性を未然に防止する。
【0013】さらに、プリンタドライバ選択部12に、
デバイスIDとプリンタドライバの対応表を情報ファイ
ル14として併設している。そして、プリンタドライバ
選択部12が、情報ファイル14に基づいてプリンタド
ライバを選択する情報ファイル利用機能15と、上位装
置にプリンタドライバが導入されたときに情報ファイル
を更新する情報ファイル更新機能16とを備えた。
【0014】これを詳細に説明する。
【0015】図3はプリンタシステムのハードウエア資
源の構成を示すブロック図である。プリンタ装置20
は、ホストコンピュータ(上位装置)10と双方向通信
を実現するための双方向対応インターフェース34と、
装置のデバイスID情報が書き込まれているROM35
を備えている。
【0016】ホストコンピュータ10とプリンタ装置2
0間の情報の送受信には通常、印刷を行う双方向プリン
タケーブルを通じて行う。また、装置のデバイスID情
報は、ホストコンピュータ10がプリンタ装置20の情
報を要求したときに返す情報のひとつである。
【0017】また、プリンタ装置20のデバイスIDと
その装置に適合するプリンタドライバとの対応関係は、
ホストコンピュータ側で情報ファイル14として持つ。
この対応関係の情報はプリンタ装置側で保持していても
良いが、ファイルの形でホストコンピュータ10が持つ
ことにより、プリンタドライバ11のバージョンアップ
時に情報ファイルを書き換えることで最新の対応関係に
変更することが容易にできる。本発明のプリンタドライ
バの自動変更動作はこの情報ファイルを参照して動作す
る。
【0018】図4は、情報ファイル14の一例を示す説
明図である。図4に示すように、情報ファイル14によ
り、デバイスIDが定まると、プリンタドライバ名が特
定される。ここでは、プリンタドライバA〜Dに対し
て、デバイスID001〜006がそれぞれ対応する。
【0019】次に、ホストコンピュータ10での印刷開
始から実際にプリンタ装置20に印刷データが送信され
るまでの処理工程を、図5のフローチャートを用いて説
明する。まず、ホストコンピュータから印刷開始を命令
すると、双方向インターフェースを介してホストコンピ
ュータと接続されているプリンタ装置のROMに格納さ
れているデバイスID情報を取得する(ステップS
1)。
【0020】デバイスIDを取得後、ホストコンピュー
タが持つ情報ファイルを参照し、現在使用されているプ
リンタドライバ11に対応するプリンタのデバイスID
と、双方向通信によって取得したデバイスIDとを比較
する(ステップS2)。比較の結果、デバイスIDが同
一の場合は、何の変更も加えずに印刷を実行する。
【0021】それぞれのデバイスIDが異なる場合に
は、情報ファイルを参照して、取得したデバイスIDに
対応するプリンタドライバをホストコンピュータ内で検
索する(ステップS3)。検索の結果、既にホストコン
ピュータに目的のプリンタドライバがインストールされ
ていれば、印刷に使用するプリンタドライバとして、現
在使用しているプリンタドライバから適合するプリンタ
ドライバに変更する(ステップS5)。変更後、印刷対
象のデータをプリンタドライバに適合するように再構成
し(ステップS6)、印刷を実行する(ステップS
7)。
【0022】一方、検索してもホストコンピュータ内に
対応するプリンタドライバが見つからなかった場合に
は、プリンタドライバのインストールに移行する(ステ
ップS4)。プリンタドライバのインストールは半自動
的に行われ、プリンタドライバを構成するファイルが既
にホストコンピュータ上に存在するときは即座にインス
トールを行い、プリンタドライバを構成するファイルが
ホストコンピュータに存在しない場合は、ガイドに従っ
て手動でインストールすることになる(インストール誘
導機能)。
【0023】インストールの完了後、インストールした
プリンタドライバを印刷に使用するプリンタドライバに
変更する(ステップS5)。変更後、印刷対象のデータ
をプリンタドライバに適合するように再構成し(ステッ
プS6)、印刷を実行する(ステップS7)。
【0024】上述したように本実施形態によると、実際
の印刷実行時に双方向通信によってホストコンピュータ
からプリンタ装置の情報を得ることにより、接続されて
いるプリンタ装置に適合するプリンタドライバを自動的
にインストールし、変更することができ、このため、ユ
ーザは印刷に使用するプリンタ装置の種別を意識せずに
印刷を行うことができ、誤ったプリンタ装置とプリンタ
ドライバの組み合わせによる誤印刷を避けることができ
る。
【0025】さらに、プリンタ装置とプリンタドライバ
の対応情報がホストコンピュータに情報ファイルとして
存在するため、プリンタドライバのバージョンアップ時
に、その情報ファイルを書き換えることで、最新の対応
情報を作ることができ、いつでも最新のプリンタドライ
バを使用して印刷を行うことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、デバイスID送信部が、上位装置
から要求があったときにデバイスID記憶部に格納され
たデバイスIDを上位装置に送信し、プリンタドライバ
選択部が、デバイスID送信部から送信されたデバイス
IDに基づいて複数のプリンタドライバのうちの1つを
選択するため、上位装置に接続されたプリンタ装置の種
別に応じたプリンタドライバが選択されることとなり、
さらに、プリンタドライバを選択したときには、文書デ
ータ等を再構築するため、プリンタ装置の種別とプリン
タドライバの種別の相違による誤印刷を防止することが
できる。このように、プリンタ装置の種別とプリンタド
ライバの相違による誤印刷を有効に防止することができ
る従来にない優れたプリンタシステムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示したプリンタドライバ選択部の詳細構
成を示すブロック図である。
【図3】図1に示したプリンタシステムのハードウエア
資源の構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示した情報ファイルの構成を示す説明図
である。
【図5】図3に示した構成での印刷処理工程の一例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 上位装置 11 プリンタドライバ 12 プリンタドライバ選択部 13 アプリケーションソフト 14 情報ファイル 15 情報ファイル利用機能 16 情報ファイル更新機能 17 インストール誘導機能 18 印刷時ドライバ選択機能 20 プリンタ装置 21 制御部 22 印刷機構 23 デバイスID送信部 24 デバイスID記憶部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から送信された印刷データを印
    刷出力するプリンタ装置と、このプリンタ装置と双方向
    通信で接続される上位装置とを備え、 前記プリンタ装置が、前記上位装置から送信された印刷
    データをビットマップデータに展開する制御部と、この
    制御部によって展開されたビットマップデータを印刷出
    力する印刷機構とを備え、 前記上位装置が、文書データ及び図形データを生成する
    アプリケーションソフトと、このアプリケーションソフ
    トによって生成された文書データ等を前記プリンタ装置
    の種別に応じて前記印刷データに変換する複数のプリン
    タドライバとを備えたプリンタシステムにおいて、 前記プリンタ装置が、前記当該プリンタ装置の種別を示
    すデバイスIDを記憶したデバイスID記憶部と、前記
    上位装置から要求があったときに前記デバイスID記憶
    部に格納されたデバイスIDを当該上位装置に送信する
    デバイスID送信部とを備え、 前記上位装置が、前記デバイスID送信部から送信され
    たデバイスIDに基づいて前記複数のプリンタドライバ
    のうちの1つを選択するプリンタドライバ選択部を備
    え、このプリンタドライバ選択部によってプリンタドラ
    イバが変更された場合には前記文書データ等を当該プリ
    ンタドライバに適合するように再構成することを特徴と
    するプリンタシステム。
  2. 【請求項2】 前記プリンタドライバ選択部が、アプリ
    ケーションソフトから文書データ等の印刷指令を受信し
    たときに前記デバイスID送信部にデバイスIDを要求
    する印刷時ドライバ選択機能を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のプリンタシステム。
  3. 【請求項3】 前記プリンタドライバ選択部が、前記デ
    バイスID送信部から送信されたデバイスIDに応じた
    プリンタドライバファイルが当該上位装置に導入されて
    いない場合に当該プリンタドライバファイルの導入を誘
    導するインストール誘導機能を備えたことを特徴とする
    請求項1記載のプリンタシステム。
  4. 【請求項4】 前記プリンタドライバ選択部に、前記デ
    バイスIDとプリンタドライバの対応表を情報ファイル
    として併設し、 前記プリンタドライバ選択部が、前記情報ファイルに基
    づいてプリンタドライバを選択する情報ファイル利用機
    能を備えたことを特徴とする請求項1記載のプリンタシ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記プリンタドライバ選択部が、前記上
    位装置にプリンタドライバが導入されたときに前記情報
    ファイルを更新する情報ファイル更新機能を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載のプリンタシステム。
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