JP2874379B2 - 多層電子回路基板及びその製造方法 - Google Patents

多層電子回路基板及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ブラインド・バイア・
ホール及び電子部品搭載用凹部を有する多層電子回路基
板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】図5に示すごとく,多層電子回路基板9
は,第1絶縁基材91と,該第1絶縁基材91上に,プ
リプレグ93を介して接合した第2絶縁基材92とより
なる。そして,上記多層電子回路基板9は,その略中央
部に電子部品搭載用凹部90と,その周辺部に,接続用
端子部901を有する。また,上記多層電子回路基板9
は,ブラインド・バイア・ホール911とスルーホール
912とを有する。上記ブラインド・バイア・ホール9
11は,図5に示すごとく,上記第1絶縁基材91の上
層915上の導体回路941と,下層916上の導体回
路942を導通するものである。また,該ブラインド・
バイア・ホール911は,第2絶縁基材92上に形成す
る導体回路944の設計の自由度の向上を図るため,上
層915の開口部9110が第2絶縁基材92の裏面9
21により閉止されている。そのため,該ブラインド・
バイア・ホール911は,非貫通孔,盲経由孔(Bli
nd via hole)と呼ばれている。一方,上記
スルーホール912においては,第2絶縁基材92上の
導体回路943と,上記第1絶縁基材91の下層916
上の導体回路942とがCuメッキ膜945及びNiメ
ッキ膜946を介して導通されている。また,上記電子
部品搭載用凹部90は,この中に半導体チップ等の電子
部品5を搭載し,該電子部品5と上記接続用端子部90
1とをボンディングワイヤ51により電気的に接続して
いる。そして,上記多層電子回路基板9を製造するに当
たっては,上記第1絶縁基材91と第2絶縁基材92と
を別個につくっておき,両者をプリプレグ93を介して
接合する。即ち,まず上記第1絶縁基材91において
は,略中央部に電子部品搭載用凹部90が形成され,ま
たブラインド・バイア・ホール911形成用の貫通孔及
びスルーホール912形成用の貫通孔が形成される。次
いで,上記第1絶縁基材91は,上記貫通孔内も含めて
その全面にCuメッキ膜941,942,945が形成
された後,上記第2絶縁基材92を接合すべき表面側9
15のみに導体回路941と接続用端子部901が形成
される。一方,上記第2絶縁基材92においては,予め
スルーホール912形成用の貫通孔を形成しておき,該
貫通孔内及び上層947側にCuメッキ膜943が形成
される。次いで,上記第1絶縁基材91の上にプリプレ
グ93を置き,更に該プリプレグ93の上に,上記第2
絶縁基材92を載置して両者を圧着接合する。次いで,
上記Cuメッキ膜943をエッチングし,導体回路94
8,949を形成する。そして,上記貫通孔内のCuメ
ッキ膜の表面を保護するために,Niメッキ膜946,
金メッキ膜(図示略,以下同じ)が施される。そして,
上記導体回路948,949上には,レジスト膜95が
被覆される(図5)。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来技術
には,次の問題点がある。即ち,図5に示すごとく,上
記第1絶縁基材91と第2絶縁基材92とをプリプレグ
93を介して接合する際に,上記電子部品搭載用凹部9
0内及びブラインド・バイア・ホール911内へ該プリ
プレグ93より樹脂931,932が流入する。そのた
め,樹脂931が上記電子部品搭載用凹部90の開口周
縁にある接続用端子部901を被覆することがある。そ
のため,該凹部90内に電子部品を搭載した際,該電
子部品と接続用端子部901とをボンディングワイヤ
51で接続することができない。一方,上記ブラインド
・バイア・ホール911内の樹脂932は,第1絶縁基
材91の下層面に導体回路949を形成する際に,該貫
通孔内のCuメッキ膜945及びNiメッキ膜946を
保護することになる。そのため上記ブラインド・バイア
・ホール911内への樹脂932の流入は有用なものと
なる。そこで,上記樹脂931が電子部品搭載用凹部9
0内へ流入することを防止するために,上記プリプレグ
としては,予め電子部品搭載用凹部90相当部分に開口
穴を形成した硬質のものを用いることが考えられる。し
かし,上記の場合,電子部品搭載用凹部90内には樹脂
が流入しない利点はあるが,上記ブラインド・バイア・
ホール911内にも樹脂が流入しない。そのため,第1
絶縁基材91の下層面及び第2絶縁基材92の上層面
に,エッチング等により導体回路942,943を形成
する際に,上記ブラインド・バイア・ホール911内の
Cuメッキ膜945が腐食又は除去されることになる。
そこで,上記の場合においては,図6に示すごとく,テ
ンティング法を採用し,上記ブラインド・バイア・ホー
ル911の開口部9111に感光性フィルム4を貼って
おき,該ブラインド・バイア・ホール911内へ回路形
成時のエッチング液が侵入しないよう,該開口部911
1がマスクされる。また,回路形成後に,上記感光性フ
ィルム4を剥離し,Niメッキ膜946,金メッキ膜が
施される。これにより,導体回路942,943及びブ
ラインド・バイア・ホール及びスルーホール形成用の貫
通孔内のCuメッキ膜945は,Niメッキ膜946,
金メッキ膜により被覆されることになる。しかし,上記
ブラインド・バイア・ホール形成用の貫通孔は比較的小
径であるため,その内壁の奥までは,充分にNiメッキ
膜946,金メッキ膜が施されず,上記Cuメッキ膜9
45は,全面的に保護されないことがある。本発明は,
かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,電子部品
搭載用凹部及びその周辺部に形成された接続用端子部に
おいて樹脂の流入と被覆がなく,Niメッキ膜により完
全に被覆保護されたブラインド・バイア・ホールを有す
る,多層電子回路基板及びその製造方法を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題の解決手段】本発明は,第1絶縁基材と第2絶縁
基材とをノンフロープリプレグ接着層を介して接合して
なると共に,該第1絶縁基材には該第1絶縁基材の上層
と下層とを電気的に接続するCuメッキ膜を設けたブラ
インド・バイア・ホールを有し,該ブラインド・バイア
・ホールのCuメッキ膜上には更にNiメッキ膜を被覆
してなることを特徴とする多層電子回路基板にある。上
記ノンフロープリプレグ接着層としては,硬化温度より
も低い温度で一旦半硬化の状態にすることができる性質
を有する,エポキシ,ビスマレイミドトリアジン,ポリ
イミド樹脂の一種又は二種以上の樹脂を用いる。また,
上記ブラインド・バイア・ホールは,上記上層と下層と
を電気的に接続するCuメッキ膜を有し,更に該Cuメ
ッキ膜上にはNiメッキ膜が被覆してある。そして,実
施例においては,上記Niメッキ膜上に更に,金メッキ
膜が被覆してある。また,上記多層電子回路基板を製造
する方法としては次の方法がある。即ち,ブラインド・
バイア・ホール形成用の貫通孔を有する第1絶縁基材を
準備し,該第1絶縁基材の全面にCuメッキ膜を形成し
た後,第2絶縁基材を接合すべき表面側のみに導体回路
と接続用端子部を形成し,次いで,上記貫通孔内のCu
メッキ膜表面にNiメッキ膜を形成する。次いで,上記
第1絶縁基材の上に該第1絶縁基材の電子部品搭載用凹
部及びその周辺部に設けた接続用端子部を除いてノンフ
ロープリプレグ接着層を介して第2絶縁基材を圧着接合
する。しかる後,上記第2絶縁基材の上層と第1絶縁基
材の下層とに導体回路を形成する。
【0005】
【作用及び効果】本発明の多層電子回路基板において
は,第1絶縁基材と第2絶縁基材とがノンフロープリプ
レグ接着層を介して接合されている。そのため,電子部
品搭載用凹部及びその周辺部に形成した接続用端子部に
おいては,ノンフロープリプレグ接着層より樹脂が流出
して来ない。また,特に該接続用端子部上は,樹脂によ
り被覆されることがなく,該接続用端子部の表面が絶縁
状態になることがない。そのため,該電子部品と上記接
続用端子部との間で,接続不良を生ずることがない。ま
た,ブラインド・バイア・ホールのCuメッキ膜はNi
メッキ膜によって完全に被覆保護されている。そのた
め,該ブラインド・バイア・ホールにより,該第1絶縁
基材の上層と下層との内層接続の信頼性を一層向上させ
ることができる。したがって,本発明によれば,電子部
品搭載用凹部及びその周辺部に形成された接続用端子部
において樹脂の流入と被覆がなく,Niメッキ膜により
完全に被覆保護されたブラインド・バイア・ホールを有
する,多層電子回路基板を提供することができる。ま
た,多層電子回路基板の製造方法の発明においては,第
1絶縁基材と第2絶縁基材とをノンフロープリプレグ接
着層を介して接合するため,電子部品搭載用凹部及びそ
の周辺部には接着層の樹脂が流出しない。そのため,該
樹脂が電子部品搭載用凹部内へ流入したり,接続用端子
部の表面を覆うことがない。それ故,上記と同様に,電
子部品搭載時に接続不良を生ずることがない。また,第
1絶縁基材の下層面と第2絶縁基材の上層面上に導体回
路を形成するに当たっては,予めブラインド・バイア・
ホールのCuメッキ膜上にNiメッキ膜が形成されてい
る。そのため,回路形成のエッチング時に該Cuメッキ
膜が腐食除去されることがない。したがって,該製造方
法によれば,耐久性に優れたブラインド・バイア・ホー
ルを有する,多層電子回路基板を容易に得ることができ
る。
【0006】
【実施例】実施例1 本発明の実施例にかかる多層電子回路基板1につき,図
1を用いて説明する。即ち,本例の多層電子回路基板1
は,第1絶縁基材11と第2絶縁基材12とをノンフロ
ープリプレグ接着層13を介して接合してなると共に,
該第1絶縁基材11の上層116と下層117を電気的
に接続するCuメッキ膜112を設けたブラインド・バ
イア・ホール111を有し,該ブラインド・バイア・ホ
ール111のCuメッキ膜112上には更にNiメッキ
膜113,1131を被覆してなる。上記ノンフロープ
リプレグ接着層13としては,ビスマレイミドトリアジ
ンを用いる。上記第1絶縁基材11は,両面銅張りのガ
ラスエポキシ基板よりなる。また,該第1絶縁基材11
は,その略中央部において電子部品搭載用凹部10を有
し,該電子部品搭載用凹部10の周辺部には接続用端子
部101を有する。該電子部品搭載用凹部10には,電
子部品5が搭載され,ボンデングワイヤ51を介して接
続用端子部101に接続されている。そして,上記第1
絶縁基材11は,上方が上記第2絶縁基材12の底面1
26により塞がれたブラインド・バイア・ホール111
を有する。該ブラインド・バイア・ホール111は,上
記第1絶縁基材11の上層116に形成された導体回路
118と,下層117に形成された導体回路119とを
電気的に接続するCuメッキ膜112とNiメッキ膜1
13及び金メッキ膜(図示略,以下同じ)とを有する。
また,上記第1絶縁基材11と第2絶縁基材12とは,
スルーホール14を有する。該スルーホール14は,そ
の内壁にCuメッキ膜141とNiメッキ膜142,1
421と金メッキ膜(図示略,以下同じ)を有する。こ
れにより,該スルーホール14は,上記第2絶縁基材1
2の上層122に形成された導体回路124と,該第1
絶縁基材11の下層117に形成された導体回路119
とを電気的に接続する。一方,上記第2絶縁基材12
は,片面銅張りのガラスエポキシ基板よりなる。また,
該第2絶縁基材12は,その略中央部において,上記電
子部品搭載用凹部10と連通する開口部120を有す
る。また,上記第2絶縁基材12は,上記スルーホール
14と,該スルーホール14と連通する上方開口部14
3及びその周辺部に,ランド部144を有する。そし
て,該ランド部144は,上記スルーホール14の内壁
と同様に,Cuメッキ膜141上に形成されたNiメッ
キ膜142,1421及び金メッキ膜を有する。また,
上記第2絶縁基材12は,その上層122上に形成され
た導体回路124を有する。そして,該導体回路124
上には,レジスト膜3が被覆されている。また,上記第
2絶縁基材12は,上記第1絶縁基材11のブラインド
・バイア・ホール111の上方において,高密度導体回
路123を有する。次に,作用効果につき説明する。本
例の多層電子回路基板1においては,第1絶縁基材11
と第2絶縁基材12とが,ノンフロープリプレグ接着層
13を介して接合されている。そのため,電子部品搭載
用凹部10及びその周辺部に形成した接続用端子部10
1には,ノンフロープリプレグ接着層13の樹脂が流出
して来ない。そのため,該接続用端子部101の表面は
絶縁状態となることがない。したがって,該電子部品5
と上記接続用端子部101との間で,ボンデングワイヤ
51により接続不良を生じることがない。また,ブライ
ンド・バイア・ホール111のCuメッキ膜112はN
iメッキ膜113及び金メッキ膜によって保護されてい
る。そのため,該ブラインド・バイア・ホール111に
より,該第1絶縁基材11の上層116と下層117と
の内層接続の信頼性を向上させることができる。また,
多層電子回路基板1は,第1絶縁基材11にブラインド
・バイア・ホール111を有している。そのため,該ブ
ラインド・バイア・ホール111の上方に位置する第2
絶縁基材12の上層122においては,導体回路124
の設計の自由度が増大し,高密度導体回路123の形成
が可能となる。
【0007】実施例2 本例は,図2〜図4に示すごとく,上記実施例1にかか
る多層電子回路基板1の製造方法を示すものである。即
ち,まず,図2に示すごとく,ブラインド・バイア・ホ
ール111形成用の貫通孔を有する第1絶縁基材11を
準備する。次に,該第1絶縁基材111の全面にCuメ
ッキ膜112,114,115,141を形成した後,
第2絶縁基材12を接合すべき表面側116のみに導体
回路118と接続用端子部101を形成する。一方,上
記第2絶縁基材12を準備する。また,空隙部131を
有するノンフロープリプレグ接着層13を準備する。次
いで,図3に示すごとく,上記第1絶縁基材11の上に
該第1絶縁基材11の電子部品搭載用凹部10及びその
周辺部に設けた接続用端子部101を除いて,ノンフロ
ープリプレグ接着層13を介して,第2絶縁基材12を
圧着接合する。しかる後,図4に示すごとく,上記第2
絶縁基材12の上層122と第1絶縁基材11の下層1
17とに,導体回路124,119を形成する。上記に
関して,これを詳述すれば,まず図2に示すごとく,上
記第1絶縁基材11としては,銅張りガラスエポキシ基
板を用いる。また,該銅箔の全面には,活性化処理によ
り触媒を付与した後,化学銅メッキにより,Cuメッキ
膜112,114,115,141を形成する。なお,
上記活性処理は,塩酸系パラジウム溶液中に上記基板を
浸漬することにより行う。また,上記第1絶縁基材11
には,図2に示すごとく,その略中央部に電子部品搭載
用凹部10を形成し,該電子部品搭載用凹部10のCu
メッキ膜102上にはNiメッキ膜103及び金メッキ
膜を形成する。また,上記第1絶縁基材11には,図2
に示すごとく,上記第2絶縁基材12のスルーホール形
成用貫通孔140に連通させるスルーホール形成用貫通
孔140を形成する。一方,上記第2絶縁基材12は,
銅張りガラスエポキシ基板を用いる。また,該銅箔の全
面には,上記活性化処理を行った後,化学銅メッキによ
り,Cuメッキ膜121及び高密度導体回路123形成
用のCuメッキ膜121を形成する。また,図2に示す
ごとく,上記第1絶縁基材11と第2絶縁基材12との
間に,ノンフロープリプレグ接着層13をセットする。
該ノンフロープリプレグ接着層13としては,ビスマレ
イミドトリアジン樹脂を用いる。該ノンフロープリプレ
グ接着層13は,上記第1絶縁基材11の電子部品搭載
用凹部10及びその周辺部に形成した接続用端子部10
1の相当部分を切り抜いた空隙部131を有する。そし
て,図3に示すごとく,上記第1絶縁基材11とノンフ
ロープリプレグ接着層13と第2絶縁基材12とを一体
的に,熱圧着接合させる。該熱圧着接合は,プレス機を
用いて,例えば加熱温度180℃で,圧力40kg/c
2 ,120分間圧着することにより行う。その後,図
3,図4に示すごとく,上記第2絶縁基材12の上層1
22と上記第1絶縁基材11の下層117とに,エッチ
ング法により導体回路124,119を形成する。その
後,導体回路124,119に,Ni膜113,14
2,及び金メッキ膜を形成する。また,上記第2絶縁基
材12には,上記第1絶縁基材11のスルーホール14
に連通させるスルーホール14形成用の貫通孔を形成す
る。該貫通孔のCuメッキ膜141上には,Niメッキ
膜142及び金メッキ膜を形成する。また,該スルーホ
ール14の開口部143の周辺部には,Cuメッキ膜1
21上にNiメッキ膜142及び金メッキ膜を形成した
ランド144を設ける。このとき,上記ブラインド・バ
イア・ホール111及びスルーホール14内部にも同時
にNiメッキ膜113,142及び金メッキ膜を形成す
る。そして,その上に,新たにNiメッキ膜1131,
1421及び金メッキ膜を形成する。また,上記導体回
路124,119上には,レジスト膜3を被覆する。そ
の後,第2絶縁基材12における,前記電子部品搭載用
凹部10の上方の蓋部125を打抜き,開口させる。上
記のごとく,本例によれば,導体回路形成時には,上記
ブラインド・バイア・ホール111及びスルーホール1
4内のCuメッキ膜112,141は,既にNiメッキ
膜113,142により被覆されているので,上記銅メ
ッキ膜112,141が腐食除去されることがない。ま
た,該ブラインド・バイア・ホール111は,その上方
が第2絶縁基材12によって塞がれる。そのため,第2
絶縁基材12の上層122には,高密度導体回路123
が形成できる。また,上記ノンフロープリプレグ接着層
13には,空隙部131を設けており,該ノンフロープ
リプレグ接着層13からその周辺部には樹脂が流出しな
い。それ故,上記電子部品搭載用凹部10及びその周辺
部の接続用端子部10は,従来のごとく,プリプレグよ
り流出した樹脂により被覆されることがない。したがっ
て,本例によれば,実施例1に示した,優れた多層電子
回路基板を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の多層電子回路基板の断面図,
【図2】実施例2の多層電子回路基板の製造方法の工程
説明図,
【図3】実施例2の多層電子回路基板の製造方法の工程
説明図,
【図4】実施例2の多層電子回路基板の製造方法の工程
説明図,
【図5】従来の多層電子回路基板の断面図,
【図6】従来の他の多層電子回路基板の断面図,
【符号の説明】 1...多層電子回路基板, 10...電子部品搭載用凹部, 101...接続用端子部, 11...第1絶縁基材, 111...ブラインド・バイア・ホール, 112...Cuメッキ膜, 113...Niメッキ膜, 114,115,121,141...Cuメッキ膜, 116,118...上層, 119...下層, 13...ノンフロープリプレグ接着層, 131...空隙部, 14...スルーホール, 141...Cuメッキ膜, 142...Niメッキ膜,
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 3/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1絶縁基材と第2絶縁基材とをノンフロ
    ープリプレグ接着層を介して接合してなると共に,該第
    1絶縁基材にはその上層と下層とを電気的に接続するC
    uメッキ膜を設けたブラインド・バイア・ホールを有
    し,該ブラインド・バイア・ホールのCuメッキ膜上に
    は更にNiメッキ膜を被覆してなることを特徴とする多
    層電子回路基板。
  2. 【請求項2】ブラインド・バイア・ホール形成用の貫通
    孔を有する第1絶縁基材を準備し,該第1絶縁基材の全
    面にCuメッキ膜を形成した後,第2絶縁基材を接合す
    べき表面側のみに導体回路と接続用端子部を形成し,次
    いで,上記貫通穴内のCuメッキ膜表面にNiメッキ膜
    を形成し,次いで,上記第1絶縁基材の上に,該第1絶
    縁基材の電子部品搭載用凹部及びその周辺部に設けた接
    続用端子部を除いて,ノンフロープリプレグ接着層を介
    して第2絶縁基材を圧着接合し,しかる後,上記第2絶
    縁基材の上層と第1絶縁基材の下層とに導体回路を形成
    することを特徴とする多層電子回路基板の製造方法。
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