JP2874190B2 - 液晶ディスプレイ装置 - Google Patents
液晶ディスプレイ装置Info
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- JP2874190B2 JP2874190B2 JP1135008A JP13500889A JP2874190B2 JP 2874190 B2 JP2874190 B2 JP 2874190B2 JP 1135008 A JP1135008 A JP 1135008A JP 13500889 A JP13500889 A JP 13500889A JP 2874190 B2 JP2874190 B2 JP 2874190B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば液晶表示素子をX−Yマトリクス状
に配置して画像の表示を行う液晶ディスプレイ装置に関
する。
に配置して画像の表示を行う液晶ディスプレイ装置に関
する。
本発明は液晶ディスプレイ装置に関し、液晶セルの対
向電極を分割し、この分割ごとに液晶セルに映像信号の
供給されるタイミングでその電位を反転することによ
り、シェーディングを無くして良好な表示を行うことが
できるようにしたものである。
向電極を分割し、この分割ごとに液晶セルに映像信号の
供給されるタイミングでその電位を反転することによ
り、シェーディングを無くして良好な表示を行うことが
できるようにしたものである。
例えば液晶を用いてテレビ画像を表示することが提案
(特開昭59−220793号公報等参照)されている。
(特開昭59−220793号公報等参照)されている。
すなわち第6図において、(1)はテレビの映像信号
が供給される入力端子で、この入力端子(1)からの信
号がそれぞれ例えばNチャンネルFETからなるスイッチ
ング素子M1,M2・・・Mmを通じて垂直(Y軸)方向のラ
インL1,L2・・・Lmに供給される。なおmは水平(X
軸)方向の画素数に相当する数である。さらにm段のシ
フトレジスタ(2)が設けられ、このシフトレジスタ
(2)に水平同期信号に相当する水平スタート信号HSと
水平周波数のm倍の水平クロック信号ΦHが供給され、
このシフトレジスタ(2)の各出力端子からのクロック
信号ΦHによって順次走査される駆動パルス信号φH1,
φH2・・・φHmがスイッチング素子M1〜Mmの各制御素子
に供給される。なおシフトレジスタ(2)には低電位
(VSS)と高電位(VDD)が供給され、この2つの電位の
駆動パルスが形成される。
が供給される入力端子で、この入力端子(1)からの信
号がそれぞれ例えばNチャンネルFETからなるスイッチ
ング素子M1,M2・・・Mmを通じて垂直(Y軸)方向のラ
インL1,L2・・・Lmに供給される。なおmは水平(X
軸)方向の画素数に相当する数である。さらにm段のシ
フトレジスタ(2)が設けられ、このシフトレジスタ
(2)に水平同期信号に相当する水平スタート信号HSと
水平周波数のm倍の水平クロック信号ΦHが供給され、
このシフトレジスタ(2)の各出力端子からのクロック
信号ΦHによって順次走査される駆動パルス信号φH1,
φH2・・・φHmがスイッチング素子M1〜Mmの各制御素子
に供給される。なおシフトレジスタ(2)には低電位
(VSS)と高電位(VDD)が供給され、この2つの電位の
駆動パルスが形成される。
また各ラインL1〜Lmにそれぞれ例えばNチャンネルFE
Tからなるスイッチング素子M11,M21・・・Mn1,M12,M22
・・・Mn2,・・・M1m,M2m・・・Mnmの一端が接続され
る。なおnは水平走査線数に相当する数である。このス
イッチング素子M11〜Mnmの他端がそれぞれ液晶セルC11,
C21・・・Cnmを通じてターゲット端子(3)に接続され
る。
Tからなるスイッチング素子M11,M21・・・Mn1,M12,M22
・・・Mn2,・・・M1m,M2m・・・Mnmの一端が接続され
る。なおnは水平走査線数に相当する数である。このス
イッチング素子M11〜Mnmの他端がそれぞれ液晶セルC11,
C21・・・Cnmを通じてターゲット端子(3)に接続され
る。
さらにn段のシフトレジスタ(4)が設けられ、この
シフトレジスタ(4)に垂直同期信号に相当する垂直ス
タート信号VSと水平周波数の垂直クロック信号ΦVが供
給され、このシフトレジスタ(4)の各出力端子からの
クロック信号ΦVによって順次走査される駆動パルス信
号φV1,φV2・・・φVnが、水平(X軸)方向のゲート
線G1,G2・・・Gnを通じてスイッチング素子M11〜Mnmの
X軸方向の各列(M11〜M1m),(M21〜M2m)・・・(M
n1〜Mnm)ごとの制御端子にそれぞれ供給される。な
お、シフトレジスタ(4)にもシフトレジスタ(2)と
同様にVSSとVDDが供給される。
シフトレジスタ(4)に垂直同期信号に相当する垂直ス
タート信号VSと水平周波数の垂直クロック信号ΦVが供
給され、このシフトレジスタ(4)の各出力端子からの
クロック信号ΦVによって順次走査される駆動パルス信
号φV1,φV2・・・φVnが、水平(X軸)方向のゲート
線G1,G2・・・Gnを通じてスイッチング素子M11〜Mnmの
X軸方向の各列(M11〜M1m),(M21〜M2m)・・・(M
n1〜Mnm)ごとの制御端子にそれぞれ供給される。な
お、シフトレジスタ(4)にもシフトレジスタ(2)と
同様にVSSとVDDが供給される。
すなわちこの回路において、シフトレジスタ(2),
(4)には第7図A,Bに示すようなスタート信号HS,VSと
クロック信号ΦH,ΦVが供給される。そしてシフトレジ
スタ(2)からは同図Cに示すように各画素期間ごとに
φH1〜φHmが出力され、シフトレジスタ(4)からは同
図Dに示すように1水平期間ごとにφV1〜φVnが出力さ
れる。さらに入力端子(1)には同図Eに示すような信
号が供給される。
(4)には第7図A,Bに示すようなスタート信号HS,VSと
クロック信号ΦH,ΦVが供給される。そしてシフトレジ
スタ(2)からは同図Cに示すように各画素期間ごとに
φH1〜φHmが出力され、シフトレジスタ(4)からは同
図Dに示すように1水平期間ごとにφV1〜φVnが出力さ
れる。さらに入力端子(1)には同図Eに示すような信
号が供給される。
そしてφV1,φH1が出力されているときは、スイッチ
ング素子M1とM11〜M1mがオンされ、入力端子(1)→M1
→L1→M11→C11→ターゲット端子(3)の電流路が形成
されて液晶セルC11に入力端子(1)に供給された信号
とターゲット端子(3)との電位差が供給される。この
ためこのセルC11の容量分に、1番目の画素の信号によ
る電位差に相当する電荷がサンプルホールドされる。こ
の電荷量に対応して液晶の光透過率が変化される。これ
と同様のことがセルC12〜Cnmについて順次行われ、さら
に次のフィールドの信号が供給された時点で各セルC11
〜Cnmの電荷量が書き換えられる。
ング素子M1とM11〜M1mがオンされ、入力端子(1)→M1
→L1→M11→C11→ターゲット端子(3)の電流路が形成
されて液晶セルC11に入力端子(1)に供給された信号
とターゲット端子(3)との電位差が供給される。この
ためこのセルC11の容量分に、1番目の画素の信号によ
る電位差に相当する電荷がサンプルホールドされる。こ
の電荷量に対応して液晶の光透過率が変化される。これ
と同様のことがセルC12〜Cnmについて順次行われ、さら
に次のフィールドの信号が供給された時点で各セルC11
〜Cnmの電荷量が書き換えられる。
このようにして、映像信号の各画素に対応して液晶セ
ルC11〜Cnmの光透過率が変化され、これが順次繰り返さ
れてテレビ画像の表示が行われる。
ルC11〜Cnmの光透過率が変化され、これが順次繰り返さ
れてテレビ画像の表示が行われる。
なお液晶で表示を行う場合には、一般にその信頼性、
寿命を長くするため交流駆動が用いられる。そこで例え
ばテレビ画像の表示においては、1フィールドまたは1
フレームごとに映像信号を反転させた信号を入力端子
(1)に供給する。すなわち上述の入力端子(1)には
第7図Eに示すように1フィールドまたは1フレームご
とに反転された信号が供給される。
寿命を長くするため交流駆動が用いられる。そこで例え
ばテレビ画像の表示においては、1フィールドまたは1
フレームごとに映像信号を反転させた信号を入力端子
(1)に供給する。すなわち上述の入力端子(1)には
第7図Eに示すように1フィールドまたは1フレームご
とに反転された信号が供給される。
ところでこのような装置において、液晶セルC11〜Cnm
に印加される映像信号の実効値を高める目的で、液晶セ
ルの対向電極の電位を上述の映像信号の反転のタイミン
グで、1フィールドまたは1フレームごとに反転させる
ことが提案された(特開昭62−298283号公報参照)。と
ころがこの場合に、単純に対向電極の電位を1フィール
ドまたは1フレームごとに反転させると、かえって垂直
方向にシェーディングを発生させる障害が生じた。
に印加される映像信号の実効値を高める目的で、液晶セ
ルの対向電極の電位を上述の映像信号の反転のタイミン
グで、1フィールドまたは1フレームごとに反転させる
ことが提案された(特開昭62−298283号公報参照)。と
ころがこの場合に、単純に対向電極の電位を1フィール
ドまたは1フレームごとに反転させると、かえって垂直
方向にシェーディングを発生させる障害が生じた。
すなわち上述の装置において、各画素の等価回路は第
8図に示すようになっている。なお図中のCLCは液晶セ
ルの等価容量、CSは寄生容量または蓄積容量であって、
一般にCS>CLCである。
8図に示すようになっている。なお図中のCLCは液晶セ
ルの等価容量、CSは寄生容量または蓄積容量であって、
一般にCS>CLCである。
そしてこの回路において、信号ラインLには例えば第
9図Aに実線aで示すように、基準電位VCに対して1フ
ィールドごとに信号成分が±VSIGに反転される映像信号
が供給される。なお信号成分VSIGは最大振幅の場合を示
し、これは通常白表示のときの黒レベル、または通常黒
表示のときの白レベルに相当するものである。
9図Aに実線aで示すように、基準電位VCに対して1フ
ィールドごとに信号成分が±VSIGに反転される映像信号
が供給される。なお信号成分VSIGは最大振幅の場合を示
し、これは通常白表示のときの黒レベル、または通常黒
表示のときの白レベルに相当するものである。
これに対して液晶セルの対向電極に接続されるターゲ
ット端子(3)の電位VTが同図中に破線bで示すように
電位VCに対して±ΔVCに反転されたとすると、まず表示
の上端部の部分では液晶セルに印加される電位VCLCは
同図Bに示すようになり、1フィールドごとに±(VSIG
+ΔVC)となって、液晶セルを充分に駆動することがで
きる。ところが表示の中央部の部分では液晶セルに印
加される電位は同図Cに示すように、信号が供給された
時点は上述と同様に±(VSIG+ΔVC)となるものの、次
のフィールドになって対向電極の電位が反転されると、
この反転の電位変化(2ΔVC)がCS及びCLCで分割され
て信号電位に重畳され、液晶セルに印加される電位VCLC
は、 となってしまう。これはさらに表示の下端部では同図
Dに示すように信号が供給された直後から電位が低下さ
れてしまうことになり、上述のようにCS>CLCとする
と、VCLC<VSIGとなって、何もしないときよりも実効値
が下がってしまうことになる。
ット端子(3)の電位VTが同図中に破線bで示すように
電位VCに対して±ΔVCに反転されたとすると、まず表示
の上端部の部分では液晶セルに印加される電位VCLCは
同図Bに示すようになり、1フィールドごとに±(VSIG
+ΔVC)となって、液晶セルを充分に駆動することがで
きる。ところが表示の中央部の部分では液晶セルに印
加される電位は同図Cに示すように、信号が供給された
時点は上述と同様に±(VSIG+ΔVC)となるものの、次
のフィールドになって対向電極の電位が反転されると、
この反転の電位変化(2ΔVC)がCS及びCLCで分割され
て信号電位に重畳され、液晶セルに印加される電位VCLC
は、 となってしまう。これはさらに表示の下端部では同図
Dに示すように信号が供給された直後から電位が低下さ
れてしまうことになり、上述のようにCS>CLCとする
と、VCLC<VSIGとなって、何もしないときよりも実効値
が下がってしまうことになる。
またこれによって表示の上端から下端への印加される
信号の実効値は第10図Aに示すように変化させることに
なり、これによって例えば全白表示を行った場合に同図
Bに示すように下端へ行く程黒くなるシェーディングを
生じてしまっていた。
信号の実効値は第10図Aに示すように変化させることに
なり、これによって例えば全白表示を行った場合に同図
Bに示すように下端へ行く程黒くなるシェーディングを
生じてしまっていた。
これについて上記の文献では、対向電極に印加される
電位を表示の下端に行くに従って高くし、より大きな実
効値を得られるようにしているが、このような電位を形
成することはそのための回路構成が必要とされ、またそ
れによって正確な補正を行うことも困難とされるもので
あった。
電位を表示の下端に行くに従って高くし、より大きな実
効値を得られるようにしているが、このような電位を形
成することはそのための回路構成が必要とされ、またそ
れによって正確な補正を行うことも困難とされるもので
あった。
この出願はこのような点に鑑みてなされたものであ
る。
る。
本発明は、垂直方向に平行に配設された複数の第1の
信号線L1,L2・・・Lmと、水平方向に平行に配設された
複数の第2の信号線G1,G2・・・Gnとが設けられ、これ
らの第1、第2の信号線の各交点にそれぞれ選択素子M
11,M12・・・Mnmを介して液晶セルがC11,C12・・・Cnm
設けられてなる液晶ディスプレイ装置において、上記液
晶セルに供給される映像信号(入力端子(1))が所定
のタイミングで反転されるようにすると共に、上記液晶
セルの対向電極を任意の水平ラインごとに分割して形成
X1,X2・・・Xnし、上記分割された対向電極ごとに独立
に電位を印加する駆動手段(回路(5))を設け、対応
する上記水平ラインの液晶セルに上記映像信号が供給さ
れるタイミングで、上記分割された対向電極ごとに順次
独立に上記印加電位を反転するようにしたことを特徴と
する液晶ディスプレイ装置である。
信号線L1,L2・・・Lmと、水平方向に平行に配設された
複数の第2の信号線G1,G2・・・Gnとが設けられ、これ
らの第1、第2の信号線の各交点にそれぞれ選択素子M
11,M12・・・Mnmを介して液晶セルがC11,C12・・・Cnm
設けられてなる液晶ディスプレイ装置において、上記液
晶セルに供給される映像信号(入力端子(1))が所定
のタイミングで反転されるようにすると共に、上記液晶
セルの対向電極を任意の水平ラインごとに分割して形成
X1,X2・・・Xnし、上記分割された対向電極ごとに独立
に電位を印加する駆動手段(回路(5))を設け、対応
する上記水平ラインの液晶セルに上記映像信号が供給さ
れるタイミングで、上記分割された対向電極ごとに順次
独立に上記印加電位を反転するようにしたことを特徴と
する液晶ディスプレイ装置である。
これによれば、液晶セルの対向電極の電位を、その液
晶セルに映像信号が供給されるタイミングで反転させる
ことができ、シェーディングの無い良好な表示を行うこ
とができる、 〔実施例〕 第1図において、入力端子(1)に供給される映像信
号は例えば1フィールドごとに反転されている。
晶セルに映像信号が供給されるタイミングで反転させる
ことができ、シェーディングの無い良好な表示を行うこ
とができる、 〔実施例〕 第1図において、入力端子(1)に供給される映像信
号は例えば1フィールドごとに反転されている。
一方液晶セルC11〜Cnmの対向電極が各水平ラインごと
に分割して形成され、これらの対向電極X1,X2・・・Xn
がそれぞれ駆動回路(5)の各出力端に接続される。な
お駆動回路(5)にはクロック信号ΦVと共に、一方の
フィールドを示すフィールドパルスFP、さらにVC+ΔVC
の電位VCH及びVC−ΔVCの電位VCLが供給される。
に分割して形成され、これらの対向電極X1,X2・・・Xn
がそれぞれ駆動回路(5)の各出力端に接続される。な
お駆動回路(5)にはクロック信号ΦVと共に、一方の
フィールドを示すフィールドパルスFP、さらにVC+ΔVC
の電位VCH及びVC−ΔVCの電位VCLが供給される。
従ってこの装置において、入力端子(1)には例えば
第2図Aに示すように1フィールドごとに反転される映
像信号が供給され、この信号がサンプリングされて信号
ラインL1〜Lmに供給されると共に、ゲート線G1〜Gnには
それぞれ同図Bに示すように駆動パルス信号φV1〜φVn
が供給されて、液晶セルC11〜Cnmへの映像信号の供給が
行われる。
第2図Aに示すように1フィールドごとに反転される映
像信号が供給され、この信号がサンプリングされて信号
ラインL1〜Lmに供給されると共に、ゲート線G1〜Gnには
それぞれ同図Bに示すように駆動パルス信号φV1〜φVn
が供給されて、液晶セルC11〜Cnmへの映像信号の供給が
行われる。
これに対して駆動回路(5)の各出力端には、同図C
に示すように順次各水平ラインへの映像信号の供給のタ
イミングで電位の反転される電位信号VX1〜VXnが出力さ
れ、これらが上述の分割された各対向電極X1〜Xnに印加
される。
に示すように順次各水平ラインへの映像信号の供給のタ
イミングで電位の反転される電位信号VX1〜VXnが出力さ
れ、これらが上述の分割された各対向電極X1〜Xnに印加
される。
これによって各液晶セルC11〜Cnmには、供給された映
像信号と対向電極に印加される電位信号の差の電位が印
加されると共に、このとき対向電極に印加される電位信
号は、次の映像信号の供給時まで反転されないので、こ
の間に充分な実効値で液晶セルを駆動することができ
る。
像信号と対向電極に印加される電位信号の差の電位が印
加されると共に、このとき対向電極に印加される電位信
号は、次の映像信号の供給時まで反転されないので、こ
の間に充分な実効値で液晶セルを駆動することができ
る。
こうしてこの装置によれば、液晶セルの対向電極の電
位を、その液晶セルに映像信号が供給されるタイミング
で反転させることができ、シェーディングの無い良好な
表示を行うことができるものである。
位を、その液晶セルに映像信号が供給されるタイミング
で反転させることができ、シェーディングの無い良好な
表示を行うことができるものである。
なお液晶ディスプレイの装置において従来から表示の
垂直方向の解像度を高める等の目的で映像信号を1水平
期間ごとに反転することが行われている。その場合に上
述の装置においては、例えば第3図に示すように対向電
極X1〜Xnに印加される電位信号VX1〜VXnの極性を1つお
きに反転させることによって良好な駆動を行うことがで
きる。なお従来の対向電極が単一の装置ではこのような
駆動は不可能であった。
垂直方向の解像度を高める等の目的で映像信号を1水平
期間ごとに反転することが行われている。その場合に上
述の装置においては、例えば第3図に示すように対向電
極X1〜Xnに印加される電位信号VX1〜VXnの極性を1つお
きに反転させることによって良好な駆動を行うことがで
きる。なお従来の対向電極が単一の装置ではこのような
駆動は不可能であった。
また上述の装置において、駆動回路(5)は具体的に
は第4図のようにして形成することができる。すなわち
図においてDフリップフロップ(41)(42)・・・が順
次そのQ出力が次段のD入力に接続されて縦続接続さ
れ、この初段のフリップフロップ(41)のD入力にフィ
ールドパルスFPが供給される。そしてこれらのフリップ
フロップ(41)(42)・・・のクロック入力にクロック
信号ΦVが供給される。これによって例えば第5図A,B
に示すようなクロック信号ΦVとフィールドパルスFPが
供給された場合に、各フリップフロップのQ出力には順
次同図Cに示すような信号Q1,Q2,Q3・・・が出力され
る。そしてこれらの信号Qあるいはその反転信号が相
補的なスイッチ回路S1,S2,S3・・・に供給されることに
よって、電圧VCHまたはVCLが選択されて、電圧信号VX1,
VX2,VX3・・・が形成される。なお上述のように映像信
号が1水平期間ごとに反転されている場合には、フリッ
プフロップからの出力信号を1つおきにQ及び出力か
ら得ることによって、1水平期間ごとに反転した電位信
号VX1,VX2,VX3・・・を得ることができる。
は第4図のようにして形成することができる。すなわち
図においてDフリップフロップ(41)(42)・・・が順
次そのQ出力が次段のD入力に接続されて縦続接続さ
れ、この初段のフリップフロップ(41)のD入力にフィ
ールドパルスFPが供給される。そしてこれらのフリップ
フロップ(41)(42)・・・のクロック入力にクロック
信号ΦVが供給される。これによって例えば第5図A,B
に示すようなクロック信号ΦVとフィールドパルスFPが
供給された場合に、各フリップフロップのQ出力には順
次同図Cに示すような信号Q1,Q2,Q3・・・が出力され
る。そしてこれらの信号Qあるいはその反転信号が相
補的なスイッチ回路S1,S2,S3・・・に供給されることに
よって、電圧VCHまたはVCLが選択されて、電圧信号VX1,
VX2,VX3・・・が形成される。なお上述のように映像信
号が1水平期間ごとに反転されている場合には、フリッ
プフロップからの出力信号を1つおきにQ及び出力か
ら得ることによって、1水平期間ごとに反転した電位信
号VX1,VX2,VX3・・・を得ることができる。
さらに上述の装置において、対向電極の分割は各水平
ラインごとでなく、シェーディングが問題にならない程
度の複数の水平ラインごとでもよい。この場合には駆動
回路(5)の段数を分割の数に応じて減らすことがで
き、構成を簡単にすることができる。なおこの場合に駆
動回路(5)に供給されるクロック信号は分周したもの
を用いる。
ラインごとでなく、シェーディングが問題にならない程
度の複数の水平ラインごとでもよい。この場合には駆動
回路(5)の段数を分割の数に応じて減らすことがで
き、構成を簡単にすることができる。なおこの場合に駆
動回路(5)に供給されるクロック信号は分周したもの
を用いる。
この発明によれば、液晶セルの対向電極の電位を、そ
の液晶セルに映像信号が供給されるタイミングで反転さ
せることができ、シェーディングの無い良好な表示を行
うことができるようになった。
の液晶セルに映像信号が供給されるタイミングで反転さ
せることができ、シェーディングの無い良好な表示を行
うことができるようになった。
第1図は本発明の一例の構成図、第2図〜第5図はその
説明のための図、第6図〜第10図は従来の装置の説明の
ための図である。 L1〜Lmは垂直信号線、G1〜Gnはゲート線、M11〜Mnm,M1
〜Mmはスイッチング素子、C11〜Cnmは液晶セル、(1)
は入力端子、(2)(4)はシフトレジスタ、(5)は
対向電極駆動回路である。
説明のための図、第6図〜第10図は従来の装置の説明の
ための図である。 L1〜Lmは垂直信号線、G1〜Gnはゲート線、M11〜Mnm,M1
〜Mmはスイッチング素子、C11〜Cnmは液晶セル、(1)
は入力端子、(2)(4)はシフトレジスタ、(5)は
対向電極駆動回路である。
Claims (1)
- 【請求項1】垂直方向に平行に配設された複数の第1の
信号線と、水平方向に平行に配設された複数の第2の信
号線とが設けられ、これらの第1、第2の信号線の各交
点にそれぞれ選択素子を介して液晶セルが設けられてな
る液晶ディスプレイ装置において、 上記液晶セルに供給される映像信号が所定のタイミング
で反転されるようにすると共に、 上記液晶セルの対向電極を任意の水平ラインごとに分割
して形成し、 上記分割された対向電極ごとに独立に電位を印加する駆
動手段を設け、 対応する上記水平ラインの液晶セルに上記映像信号が供
給されるタイミングで、 上記分割された対向電極ごとに順次独立に上記印加電位
を反転するようにしたことを特徴とする液晶ディスプレ
イ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1135008A JP2874190B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 液晶ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1135008A JP2874190B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 液晶ディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02312466A JPH02312466A (ja) | 1990-12-27 |
JP2874190B2 true JP2874190B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=15141774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1135008A Expired - Lifetime JP2874190B2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 液晶ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2874190B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0527710A (ja) * | 1991-07-23 | 1993-02-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | アクテイブマトリクス型液晶パネルの駆動方法 |
WO2001073743A1 (fr) | 2000-03-28 | 2001-10-04 | Seiko Epson Corporation | Afficheur a cristaux liquides, procede et dispositif de commande d'un afficheur a cristaux liquides, dispositif electronique |
JP2005062396A (ja) * | 2003-08-11 | 2005-03-10 | Sony Corp | 表示装置及びその駆動方法 |
JP4241850B2 (ja) | 2006-07-03 | 2009-03-18 | エプソンイメージングデバイス株式会社 | 液晶装置、液晶装置の駆動方法、および電子機器 |
JP4241858B2 (ja) * | 2006-07-03 | 2009-03-18 | エプソンイメージングデバイス株式会社 | 液晶装置、および電子機器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61177702A (ja) * | 1985-02-01 | 1986-08-09 | Mitsubishi Electric Corp | モ−ルドコイル |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP1135008A patent/JP2874190B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02312466A (ja) | 1990-12-27 |
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