JP2873899B2 - 摩擦パッド摩耗警報装置 - Google Patents
摩擦パッド摩耗警報装置Info
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- JP2873899B2 JP2873899B2 JP5098127A JP9812793A JP2873899B2 JP 2873899 B2 JP2873899 B2 JP 2873899B2 JP 5098127 A JP5098127 A JP 5098127A JP 9812793 A JP9812793 A JP 9812793A JP 2873899 B2 JP2873899 B2 JP 2873899B2
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- Japan
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- indicator
- friction pad
- pad
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D66/00—Arrangements for monitoring working conditions, e.g. wear, temperature
- F16D66/02—Apparatus for indicating wear
- F16D66/021—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means
- F16D66/022—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness
- F16D66/023—Apparatus for indicating wear using electrical detection or indication means indicating that a lining is worn to minimum allowable thickness directly sensing the position of braking members
- F16D66/024—Sensors mounted on braking members adapted to contact the brake disc or drum, e.g. wire loops severed on contact
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、摩擦パッド摩耗警報装
置に関し、詳しくは電気式摩耗インジケータを備えた摩
擦パッド摩耗警報装置に関する。
置に関し、詳しくは電気式摩耗インジケータを備えた摩
擦パッド摩耗警報装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】摩擦パッドの裏板の両側部に突出する耳
片を、キャリパブラケットのキャリパ支持腕に形成され
た溝状のパッドガイド部に係止して、摩擦パッドをディ
スクロータの側面に支持し、該耳片に形成された貫通孔
に電気式摩耗インジケータを挿通してばね部材を用いて
固定するディスクブレーキとして、例えば、実開平３−
１１０２２６号公報に示されるように、貫通孔より大径
の頭部を有するインジケータを裏板のライニング側から
貫通孔に挿通し、裏板背面に突出するインジケータの胴
部に、裏板背面に当接する環状平面部と、該環状平面部
の内周に複数の係止爪を突設した皿ばね状の係止部材を
係止して、インジケータを裏板に固定するものがある。
片を、キャリパブラケットのキャリパ支持腕に形成され
た溝状のパッドガイド部に係止して、摩擦パッドをディ
スクロータの側面に支持し、該耳片に形成された貫通孔
に電気式摩耗インジケータを挿通してばね部材を用いて
固定するディスクブレーキとして、例えば、実開平３−
１１０２２６号公報に示されるように、貫通孔より大径
の頭部を有するインジケータを裏板のライニング側から
貫通孔に挿通し、裏板背面に突出するインジケータの胴
部に、裏板背面に当接する環状平面部と、該環状平面部
の内周に複数の係止爪を突設した皿ばね状の係止部材を
係止して、インジケータを裏板に固定するものがある。
【０００３】また、実開平４−１１４１３９号公報に示
されるものは、裏板背面に取付けられるシム板に複数の
係止爪を設けて、インジケータを裏板に固定している。
されるものは、裏板背面に取付けられるシム板に複数の
係止爪を設けて、インジケータを裏板に固定している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の摩擦パ
ッド支持構造は、キャリパブラケットのパッドガイド部
と摩擦パッドの耳片との間に隙間があるため、走行時や
制動時の振動等による摩擦パッドのガタ付きを防止する
パッドスプリングを装着しているが、振動の大きさによ
ってはパッドスプリングの付勢力を越えて摩擦パッドの
耳片がパッドガイド部に衝突し、この衝撃によって耳片
に設けられたインジケータの耐久性に影響がでる。
ッド支持構造は、キャリパブラケットのパッドガイド部
と摩擦パッドの耳片との間に隙間があるため、走行時や
制動時の振動等による摩擦パッドのガタ付きを防止する
パッドスプリングを装着しているが、振動の大きさによ
ってはパッドスプリングの付勢力を越えて摩擦パッドの
耳片がパッドガイド部に衝突し、この衝撃によって耳片
に設けられたインジケータの耐久性に影響がでる。
【０００５】そこで本発明は、摩擦パッドの耳片とパッ
ドガイド部との衝突による衝撃を緩和して、インジケー
タの耐久性を向上させた摩擦パッド摩耗警報装置を提供
することを目的としている。
ドガイド部との衝突による衝撃を緩和して、インジケー
タの耐久性を向上させた摩擦パッド摩耗警報装置を提供
することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため本発明は、車体に固設されるキャリパブラケットか
らディスクロータの外側をディスク軸方向へ伸びる一対
のキャリパ支持腕に、ディスクロータのそれぞれの面で
互いに向合う溝状のパッドガイド部を形成し、該パッド
ガイド部に、摩擦パッドの裏板両側部に突出する耳片を
係止して、一対の摩擦パッドを前記ディスクロータの両
面に対向配置し、前記摩擦パッドの耳片に形成された貫
通孔にインジケータを挿通して、該インジケータをばね
部材を用いて前記裏板に固定する摩擦パッド摩耗警報装
置において、前記インジケータは、その頭部を前記貫通
孔よりも大径に形成し、該貫通孔から突出する胴部に係
止溝を刻設し、前記耳片は、インジケータの胴部が突出
する側に、ディスク半径方向内面及び外面とディスク周
方向の側面とに開口部を有するスプリング収容空間部を
形成し、該スプリング収容空間部に、各開口部から突出
して前記パッドガイド部に当接するガイド部を備えたダ
ンパスプリングを装着するとともに、該ダンパスプリン
グを前記インジケータの係止溝に係止したことを特徴と
している。
ため本発明は、車体に固設されるキャリパブラケットか
らディスクロータの外側をディスク軸方向へ伸びる一対
のキャリパ支持腕に、ディスクロータのそれぞれの面で
互いに向合う溝状のパッドガイド部を形成し、該パッド
ガイド部に、摩擦パッドの裏板両側部に突出する耳片を
係止して、一対の摩擦パッドを前記ディスクロータの両
面に対向配置し、前記摩擦パッドの耳片に形成された貫
通孔にインジケータを挿通して、該インジケータをばね
部材を用いて前記裏板に固定する摩擦パッド摩耗警報装
置において、前記インジケータは、その頭部を前記貫通
孔よりも大径に形成し、該貫通孔から突出する胴部に係
止溝を刻設し、前記耳片は、インジケータの胴部が突出
する側に、ディスク半径方向内面及び外面とディスク周
方向の側面とに開口部を有するスプリング収容空間部を
形成し、該スプリング収容空間部に、各開口部から突出
して前記パッドガイド部に当接するガイド部を備えたダ
ンパスプリングを装着するとともに、該ダンパスプリン
グを前記インジケータの係止溝に係止したことを特徴と
している。
【０００７】
【作 用】上記構成によれば、摩擦パッドの耳片は、デ
ィスク半径方向内面及び外面とディスク周方向の側面と
に開口部を有するスプリング収容空間部に装着されたダ
ンパスプリングが、ガイド部をスプリング収容空間部の
各開口部から突出してパッドガイド部に当接しているの
で、摩擦パッドの耳片とパッドガイド部との衝突による
衝撃が緩和される。また、インジケータは、胴部の係止
溝に係止されるダンパスプリングにより摩擦パッドの裏
板に弾持されるので、耳片とパッドガイド部との衝撃に
よる影響を受けにくくなり、耐久性を向上できる。
ィスク半径方向内面及び外面とディスク周方向の側面と
に開口部を有するスプリング収容空間部に装着されたダ
ンパスプリングが、ガイド部をスプリング収容空間部の
各開口部から突出してパッドガイド部に当接しているの
で、摩擦パッドの耳片とパッドガイド部との衝突による
衝撃が緩和される。また、インジケータは、胴部の係止
溝に係止されるダンパスプリングにより摩擦パッドの裏
板に弾持されるので、耳片とパッドガイド部との衝撃に
よる影響を受けにくくなり、耐久性を向上できる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の第１実施例を図１乃至図５面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【０００９】ディスクブレーキ１は、矢印Ａ方向へ回転
するディスクロータ２の一面側に、車体に固設されるキ
ャリパブラケット３が配置され、該キャリパブラケット
３からディスクロータ２の外側をディスク軸と平行に延
びる一対のキャリパ支持腕３ａ，３ａに、キャリパボデ
ィ４が一対の摺動ピン５，５を介してディスク軸方向へ
移動可能に支持されている。
するディスクロータ２の一面側に、車体に固設されるキ
ャリパブラケット３が配置され、該キャリパブラケット
３からディスクロータ２の外側をディスク軸と平行に延
びる一対のキャリパ支持腕３ａ，３ａに、キャリパボデ
ィ４が一対の摺動ピン５，５を介してディスク軸方向へ
移動可能に支持されている。
【００１０】キャリパボディ４は、ディスクロータ２の
一面側に配置される作用部４ａと、ディスクロータ２の
他面側に配置される反作用部４ｂとを、ディスクロータ
２の外側を跨ぐブリッジ部４ｃで連結したもので、作用
部４ａには、シリンダ孔４ｄがディスクロータ２側を開
口して設けられ、該シリンダ孔４ｄに液密かつ移動可能
にピストン６が嵌挿され、該ピストン６は、シリンダ孔
４ｄの底部に画成される液圧室７に供給される圧液によ
ってディスクロータ２方向へ移動する。
一面側に配置される作用部４ａと、ディスクロータ２の
他面側に配置される反作用部４ｂとを、ディスクロータ
２の外側を跨ぐブリッジ部４ｃで連結したもので、作用
部４ａには、シリンダ孔４ｄがディスクロータ２側を開
口して設けられ、該シリンダ孔４ｄに液密かつ移動可能
にピストン６が嵌挿され、該ピストン６は、シリンダ孔
４ｄの底部に画成される液圧室７に供給される圧液によ
ってディスクロータ２方向へ移動する。
【００１１】ピストン６とディスクロータ２の一面側と
の間及びディスクロータ２の他面側と反作用部４ｂの反
力爪４ｅとの間には、一対の摩擦パッド８，８が対向配
置されている。摩擦パッド８は、ディスクロータ２と摺
接するライニング８ａを金属製の裏板８ｂに接合したも
ので、裏板８ｂの両側部には、耳片８ｃ，８ｃが突設さ
れるとともに、裏板８ｂの背面にはシム板８ｄが装着さ
れている。
の間及びディスクロータ２の他面側と反作用部４ｂの反
力爪４ｅとの間には、一対の摩擦パッド８，８が対向配
置されている。摩擦パッド８は、ディスクロータ２と摺
接するライニング８ａを金属製の裏板８ｂに接合したも
ので、裏板８ｂの両側部には、耳片８ｃ，８ｃが突設さ
れるとともに、裏板８ｂの背面にはシム板８ｄが装着さ
れている。
【００１２】また、キャリパブラケット３のキャリパ支
持腕３ａ，３ａには、ディスクロータ２のそれぞれの面
で互いに向合う断面コ字状の溝状のパッドガイド部３
ｂ，３ｂが設けられており、該パッドガイド部３ｂ，３
ｂに装着されたパッドリテーナ９を介して上述の摩擦パ
ッド８，８がそれぞれ耳片８ｃ，８ｃを係止してディス
ク軸方向へ移動可能に支持されている。
持腕３ａ，３ａには、ディスクロータ２のそれぞれの面
で互いに向合う断面コ字状の溝状のパッドガイド部３
ｂ，３ｂが設けられており、該パッドガイド部３ｂ，３
ｂに装着されたパッドリテーナ９を介して上述の摩擦パ
ッド８，８がそれぞれ耳片８ｃ，８ｃを係止してディス
ク軸方向へ移動可能に支持されている。
【００１３】ピストン６側に配置される摩擦パッド８
は、ディスクロータ２の回転方向である矢印Ａ側の耳片
８ｃに、ライニング８ａの摩耗限界を電気的に警報する
インジケータ１０を備えている。
は、ディスクロータ２の回転方向である矢印Ａ側の耳片
８ｃに、ライニング８ａの摩耗限界を電気的に警報する
インジケータ１０を備えている。
【００１４】インジケータ１０は、上記耳片８ｃに形成
された挿通孔８ｅに、裏板８ｂの背面側から挿通され、
耳片８ｃのディスクロータ２側に装着されるダンパスプ
リング１１にて耳片８ｃに固定されている。
された挿通孔８ｅに、裏板８ｂの背面側から挿通され、
耳片８ｃのディスクロータ２側に装着されるダンパスプ
リング１１にて耳片８ｃに固定されている。
【００１５】該インジケータ１０は、耳片８ｃの背面に
当接する頭部１０ａを挿通孔８ｅよりも大径に形成し、
挿通孔８ｅのディスクロータ２側から突出する胴部１０
ｂにダンパスプリング１１の係止溝１０ｃを刻設し、先
端面からリード線１０ｄを露出しており、該リード線１
０ｄは、ライニング８ａが摩耗限界に達すると、ディス
クロータ２との摺接により切断されることにより、警報
装置にライニング８ａの摩耗限界を警報する。
当接する頭部１０ａを挿通孔８ｅよりも大径に形成し、
挿通孔８ｅのディスクロータ２側から突出する胴部１０
ｂにダンパスプリング１１の係止溝１０ｃを刻設し、先
端面からリード線１０ｄを露出しており、該リード線１
０ｄは、ライニング８ａが摩耗限界に達すると、ディス
クロータ２との摺接により切断されることにより、警報
装置にライニング８ａの摩耗限界を警報する。
【００１６】また、上記耳片８ｃのディスクロータ２側
には、ダンパスプリング１１のスプリング収容空間部８
ｆが形成されている。該スプリング収容空間部８ｆは、
耳片８ｃのディスク半径方向内面及び外面とディスク周
方向の側面とに開口部８ｇ，８ｈ，８ｉを形成してい
る。
には、ダンパスプリング１１のスプリング収容空間部８
ｆが形成されている。該スプリング収容空間部８ｆは、
耳片８ｃのディスク半径方向内面及び外面とディスク周
方向の側面とに開口部８ｇ，８ｈ，８ｉを形成してい
る。
【００１７】ダンパスプリング１１は、薄い弾性金属材
を３カ所で折曲げて形成され、スプリング収容空間部８
ｆのディスク半径方向内面及び外面開口部８ｇ，８ｈか
ら突出するガイド部１１ａ，１１ｂを、パッドガイド部
３ｂに装着されたパッドリテーナ９に当接し，スプリン
グ収容空間部８ｆのディスク周方向の側面開口部８ｉか
ら突出するガイド部１１ｃを、摩擦パッド８の矢印Ａ方
向への移動の際に、パッドリテーナ９に当接するように
している。
を３カ所で折曲げて形成され、スプリング収容空間部８
ｆのディスク半径方向内面及び外面開口部８ｇ，８ｈか
ら突出するガイド部１１ａ，１１ｂを、パッドガイド部
３ｂに装着されたパッドリテーナ９に当接し，スプリン
グ収容空間部８ｆのディスク周方向の側面開口部８ｉか
ら突出するガイド部１１ｃを、摩擦パッド８の矢印Ａ方
向への移動の際に、パッドリテーナ９に当接するように
している。
【００１８】また、ダンパスプリング１１は、その内側
をインジケータ１０の係止溝１０ｃに係止して、インジ
ケータ１０を弾持している。
をインジケータ１０の係止溝１０ｃに係止して、インジ
ケータ１０を弾持している。
【００１９】したがって、摩擦パッド８の耳片８ｃは、
スプリング収容空間部８ｆの開口部８ｇ，８ｈ，８ｉか
ら突出するダンパスプリング１１のガイド部１１ａ，１
１ｂ，１１ｃによって、走行時や制動時の振動等による
パッドガイド部３ｂとの衝突による衝撃が緩和される。
また、インジケータ１０がダンパスプリング１１により
摩擦パッド８の裏板８ｂに弾持され、耳片８ｃとパッド
ガイド部３ｂとの衝撃による影響を受けにくくなること
と相俟って、インジケータ１０の耐久性を向上できる。
スプリング収容空間部８ｆの開口部８ｇ，８ｈ，８ｉか
ら突出するダンパスプリング１１のガイド部１１ａ，１
１ｂ，１１ｃによって、走行時や制動時の振動等による
パッドガイド部３ｂとの衝突による衝撃が緩和される。
また、インジケータ１０がダンパスプリング１１により
摩擦パッド８の裏板８ｂに弾持され、耳片８ｃとパッド
ガイド部３ｂとの衝撃による影響を受けにくくなること
と相俟って、インジケータ１０の耐久性を向上できる。
【００２０】さらに、インジケータ１０は、挿通孔８ｅ
に挿通されてダンパスプリング１１により弾持されるこ
とにより摩擦パッド８の裏板８ｂに取付けられるから着
脱が容易で再利用できる。
に挿通されてダンパスプリング１１により弾持されるこ
とにより摩擦パッド８の裏板８ｂに取付けられるから着
脱が容易で再利用できる。
【００２１】尚、反力爪４ｅ側に配置される摩擦パッド
８は、耳片８ｃの背面側に形成したスプリング収容空間
部８ｆにダンパスプリング１１を収容し、シム板８ｄに
より装着している。
８は、耳片８ｃの背面側に形成したスプリング収容空間
部８ｆにダンパスプリング１１を収容し、シム板８ｄに
より装着している。
【００２２】図６は、摩擦パッド８の耳片８ｃのディス
クロータ２側からインジケータ１０を挿通孔８ｅに挿通
し、背面側に形成したスプリング収容空間部８ｆに収容
されるダンパスプリング１１を係止溝１０ｃに係止し
て、インジケータ１０を弾持した本発明の第２実施例を
示すものである。
クロータ２側からインジケータ１０を挿通孔８ｅに挿通
し、背面側に形成したスプリング収容空間部８ｆに収容
されるダンパスプリング１１を係止溝１０ｃに係止し
て、インジケータ１０を弾持した本発明の第２実施例を
示すものである。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の摩擦パッド
摩耗警報装置は、摩擦パッドの耳片に形成された貫通孔
に、該貫通孔よりも大径に形成した頭部と、貫通孔から
突出する胴部に係止溝を刻設したインジケータを挿通
し、耳片のインジケータの胴部が突出する側に、ディス
ク半径方向内面及び外面とディスク周方向の側面とに開
口部を有するスプリング収容空間部を形成し、該スプリ
ング収容空間部に、各開口部から突出して前記パッドガ
イド部に当接するガイド部を備えたダンパスプリングを
装着するとともに、該ダンパスプリングを前記インジケ
ータの係止溝に係止したので、摩擦パッドの耳片は、ス
プリング収容空間部の開口部から突出するダンパスプリ
ングのガイド部によって、走行時や制動時の振動等によ
るパッドガイド部との衝突による衝撃が緩和される。ま
た、インジケータがダンパスプリングにより摩擦パッド
の裏板に弾持されることになって、耳片とパッドガイド
部との衝撃による影響を受けにくくなることと相俟っ
て、インジケータの耐久性を向上できる。さらに、イン
ジケータは、挿通孔に挿通されてダンパスプリングによ
り弾持されることにより摩擦パッドの裏板に取付けられ
るから着脱が容易で再利用できる。
摩耗警報装置は、摩擦パッドの耳片に形成された貫通孔
に、該貫通孔よりも大径に形成した頭部と、貫通孔から
突出する胴部に係止溝を刻設したインジケータを挿通
し、耳片のインジケータの胴部が突出する側に、ディス
ク半径方向内面及び外面とディスク周方向の側面とに開
口部を有するスプリング収容空間部を形成し、該スプリ
ング収容空間部に、各開口部から突出して前記パッドガ
イド部に当接するガイド部を備えたダンパスプリングを
装着するとともに、該ダンパスプリングを前記インジケ
ータの係止溝に係止したので、摩擦パッドの耳片は、ス
プリング収容空間部の開口部から突出するダンパスプリ
ングのガイド部によって、走行時や制動時の振動等によ
るパッドガイド部との衝突による衝撃が緩和される。ま
た、インジケータがダンパスプリングにより摩擦パッド
の裏板に弾持されることになって、耳片とパッドガイド
部との衝撃による影響を受けにくくなることと相俟っ
て、インジケータの耐久性を向上できる。さらに、イン
ジケータは、挿通孔に挿通されてダンパスプリングによ
り弾持されることにより摩擦パッドの裏板に取付けられ
るから着脱が容易で再利用できる。
【図１】 本発明の第１実施例のインジケータの取付構
造を示す分解斜視図
造を示す分解斜視図
【図２】 摩擦パッドの支持構造を示す拡大図。
【図３】 ディスクブレーキの一部断面平面図。
【図４】 図３のIV-IV断面図。
【図５】 図４のV-V断面図図。
【図６】 本発明の第２実施例のインジケータの取付構
造を示す分解斜視図
造を示す分解斜視図
１…ディスクブレーキ、２…ディスクロータ、３…キャ
リパブラケット、３ａ…キャリパ支持腕、３ｂ…パッド
ガイド部、４…キャリパ、５…摺動ピン、８…摩擦パッ
ド、８ａ…ライニング、８ｂ…裏板、８ｃ…耳片、８ｅ
…挿通孔、８ｆ…スプリング収容空間部、８ｇ，８ｈ，
８ｉ…開口部、１０…インジケータ、１０ａ…頭部、１
０ｂ…胴部、１０ｃ…係止溝、１１…ダンパスプリン
グ、１１ａ，１１ｂ，１１ｃ…ガイド部
リパブラケット、３ａ…キャリパ支持腕、３ｂ…パッド
ガイド部、４…キャリパ、５…摺動ピン、８…摩擦パッ
ド、８ａ…ライニング、８ｂ…裏板、８ｃ…耳片、８ｅ
…挿通孔、８ｆ…スプリング収容空間部、８ｇ，８ｈ，
８ｉ…開口部、１０…インジケータ、１０ａ…頭部、１
０ｂ…胴部、１０ｃ…係止溝、１１…ダンパスプリン
グ、１１ａ，１１ｂ，１１ｃ…ガイド部
Claims (1)
- 【請求項１】 車体に固設されるキャリパブラケットか
らディスクロータの外側をディスク軸方向へ伸びる一対
のキャリパ支持腕に、ディスクロータのそれぞれの面で
互いに向合う溝状のパッドガイド部を形成し、該パッド
ガイド部に、摩擦パッドの裏板両側部に突出する耳片を
係止して、一対の摩擦パッドを前記ディスクロータの両
面に対向配置し、前記摩擦パッドの耳片に形成された貫
通孔にインジケータを挿通して、該インジケータをばね
部材を用いて前記裏板に固定する摩擦パッド摩耗警報装
置において、前記インジケータは、その頭部を前記貫通
孔よりも大径に形成し、該貫通孔から突出する胴部に係
止溝を刻設し、前記耳片は、インジケータの胴部が突出
する側に、ディスク半径方向内面及び外面とディスク周
方向の側面とに開口部を有するスプリング収容空間部を
形成し、該スプリング収容空間部に、各開口部から突出
して前記パッドガイド部に当接するガイド部を備えたダ
ンパスプリングを装着するとともに、該ダンパスプリン
グを前記インジケータの係止溝に係止したことを特徴と
する摩擦パッド摩耗警報装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5098127A JP2873899B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 摩擦パッド摩耗警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5098127A JP2873899B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 摩擦パッド摩耗警報装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307472A JPH06307472A (ja) | 1994-11-01 |
| JP2873899B2 true JP2873899B2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=14211614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5098127A Expired - Fee Related JP2873899B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 摩擦パッド摩耗警報装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2873899B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102011103696B3 (de) * | 2011-06-09 | 2012-12-06 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Bremsbelag einer Scheibenbremse |
-
1993
- 1993-04-23 JP JP5098127A patent/JP2873899B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06307472A (ja) | 1994-11-01 |
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