JP2873512B2 - 展示ケース等における引戸装置 - Google Patents

展示ケース等における引戸装置

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JP2873512B2
JP2873512B2 JP2919291A JP2919291A JP2873512B2 JP 2873512 B2 JP2873512 B2 JP 2873512B2 JP 2919291 A JP2919291 A JP 2919291A JP 2919291 A JP2919291 A JP 2919291A JP 2873512 B2 JP2873512 B2 JP 2873512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、博物館等において展示
品を陳列する展示等の引戸装置であり、特に、ガラス板
からなる大型の戸板を、安全かつ容易に移動し、閉塞で
きる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】博物館等に設置される展示ケースの引戸
装置として、出願人は先に特願平1−299511号を提出し
ており、その実用例を図6、図7を用いて概説する。
【0003】展示ケース(01)の前面に設けた開口には、
固定戸板(02)が取付けられるとともに、左右に延びる横
溝(03)と、後方に入り込む縦溝(04)とからなる案内レー
ル(05)(06)が上下に設けられている。
【0004】上部に設けられた案内レール(05)には、ラ
ンナー(07)を介して移動戸板(08)が吊持され、下部の案
内レール(06)には、移動戸板(08)のガイドローラ(図示
せず)が案内されている。また、移動戸板(08)の前方に
は、キー穴(09)の付いた覆片(010)(011)が上下に枢支さ
れている。
【0005】展示ケース(01)を閉鎖する時は、図6のよ
う移動戸板(08)のランナ(07)を上部の案内レール(05)の
縦溝(04)の位置に停め、矢印Aのように後方に押すこと
によって、固定戸板(02)と移動戸板(08)が略面一とな
る。
【0006】その後、上下の覆片(010)(011)を矢印Bの
ように内側へ倒すことによって、図7に示されるよう
に、固定戸板(02)と移動戸板(08)とは略面一の展示戸板
となり、上下の覆片(010)(011)に設けたキー穴(09)から
キーを差し込み、ロックすることによって、移動戸板(0
8)の施錠が完了する。
【0007】しかし、このような極めて大型の展示ケー
ス(01)では、上部の覆片(010)を閉塞するのに、脚立や
台が必要であるとともに、上方の施錠が非常に厄介であ
る。
【0008】また、一旦施錠の完了した展示ケース(01)
を開放する場合は、重く大きな移動戸板(08)を前方に引
き出さねばならない。
【0009】展示ケースのデザインの上、移動戸板を(0
8)を操作する把手(図示せず)は、人目に付かない上下端
に取付けられており、下方の把手を用いる場合、相当な
力が必要であり、上方の把手を用いることになると、や
はり脚立や台が必要になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、脚立や台等
を必要とせず、移動戸板を簡単かつ確実に施錠できるよ
うにするとともに、移動戸板を容易に開放できるように
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】筐体の開口部に設置され
た固定戸板と、固定戸板に略平行な状態から固定戸板と
略面一になる位置に案内レールによって誘導され、筐体
の開口部を閉塞する移動戸板とからなる展示ケース等に
おいて、前片と後向片とからなりかつ係止片を有する覆
片をヒンジ部で枢支するとともに、案内レールには前記
係止片と係合離脱可能な鉤片を設け、さらに前記ヒンジ
部を中心にして覆片を回動させる電動アクチュエータを
設け、電動アクチュエータの駆動により、後向片で移動
戸板を後方に移動させたり、係止片で鉤片移動とともに
戸板を前方に移動させたりできるようにした展示ケース
等における引戸装置。
【0012】
【作用】移動戸板を案内レールに沿って移動させ、固定
戸板と面一にした後、覆片を電動アクチュエータの駆動
力で回動させる。
【0013】ここで、電動アクチュエータの操作スイッ
チは適宜手の届く簡便な位置に取付けられている。
【0014】覆片の回動で、覆片の一部である後向片が
移動戸板に接近し、駆動アクチュエータが停止すると、
移動戸板は、固定戸板によって左右の移動を規制される
とともに、前方への移動も駆動アクチュエータで規制さ
れ、確実な施錠が達成される。
【0015】また、移動戸板を開放する場合は、電動ア
クチュエータを駆動させると、覆片の係止片が移動戸板
の鉤片に係合し、移動戸板を前方に引き出してくるの
で、移動戸板を容易に開放できる。
【0016】
【実施例】図1ないし図4は、本発明の実施例を示し、
展示ケース(1)は、両側板(2)(2)、頂板(3)、下板
(図示せず)、裏板(図示せず)そして正面上板(4)、下板
(5)で囲まれた筐体であり、正面上板(4)と正面下板
(5)の間には開口が形成されている。
【0017】開口の左側は、やや厚手の固定ガラス(6)
が移動不能に取付けられ、固定ガラス(6)前方上方に
は、図2、図3に示されるように固定ガラス(6)と平行
に案内レール(7)が延びており、案内レール(7)下面の
適所には、リミットスイッチ(43)が設置されている。
【0018】上方の案内レール(7)は、固定ガラス(6)
と略平行な横溝(8)と筐体内方へ入り込む縦溝(9)とか
らなり、移動ガラス(10)上方のランナー(11)を吊持し、
ランナー(11)が、案内レール(7)に沿って滑動するよう
になっている。
【0019】固定ガラス(6)の前方下方には、やはり固
定ガラス(6)と平行に案内レール(12)が延びており、図
4に示されるように固定ガラスと平行な横溝(13)と、筐
体内方へ入り込む縦溝(14)とからなり、移動ガラス(10)
下方のガイドローラ(15)が案内レール(12)に沿って移動
できるようになっている。
【0020】移動ガラス(10)の下方前方には、移動の
際、手を掛ける把手片(16)が取付けられ、上方前方に
は、後述の係止片に対して係脱自在な鉤片(30)が水平に
延設されるとともに、鉤片(30)の上面には、ドック(44)
が突設されている。ドックは、移動ガラス(10)の上方の
ランナー(11)が縦溝(9)に侵入可能な位置にあるとき、
前述のリミットスイッチ(43)を作動させる位置に設けら
れている。
【0021】(17)は、移動ガラス(10)のランナー(11)
が、縦溝に(14)に侵入して移動する際、移動ガラス(10)
を受け止めるための受片である。
【0022】上部の案内レール(7)の上方には、定盤(1
8)が設けられ、定盤(18)上面には、基台を(19)を介して
立上り片(20)が設けられている。
【0023】2枚の立上り片(20)(20)の間には、駆動シ
リンダ(21)と駆動ピストン(22)とからなる電動アクチュ
エータ(23)が、ピン(24)で枢支されている。
【0024】定盤(18)前方には、ヒンジ部(25)を中心に
回動でき、前片(26)と後向片(27)とからなる覆片(28)が
取付けられている。
【0025】覆片(28)は、その上方部で電動アクチュエ
ータの駆動ピスト先端にピン(29)結合され、自由に回動
できるようになっている。
【0026】また、後向片(27)の先端近傍には、係止片
(31)が、アーチ状に突設されている。
【0027】正面下板(5)の下には、スイッチの露出す
るスイッチボックス(32)が埋め込まれ、電動アクチュエ
ータ(23)を制御する動するコントロールボックス(33)
と、電源ケーブル(34)および信号ケーブル(35)で連結さ
れている。
【0028】正面下板(5)の上端には、ヒンジ部(36)を
中心に回動でき、前片(37)と後向片(38)とからなる覆片
(39)が取付けられている。
【0029】(40)は、後向片(38)に取付けられたキー穴
であり、覆片(39)を破線のように倒した状態で、筐体内
に設けられた施錠装置(41)の施錠部と一致するように配
設されている。
【0030】(42)は、覆片(28)が、図3に示される実線
位置と、破線位置とにあるとき、コントロールボックス
(33)の信号をリセットするリミットスイッチである。
【0031】次に、本実施例の作用を説明する。
【0032】移動ガラス(10)を閉塞するには、把手片(1
6)をつかまえ、移動ガラス(10)を横溝(8)(13)に沿って
横に移動させる。
【0033】移動ガラス(10)のランナー(11)およびガイ
ドローラ(15)が、縦溝(9)(14)の入り口に位置した所
で、ドック(44)がリミットスイッチ(43)を押し上げ、ス
イッチボックス(32)の電源はONになり、電動アクチュエ
ータ(23)が作動可能となる。この時点で移動ガラス(10)
を停め、移動ガラス(10)を押し込むことにより、移動ガ
ラス(10)は、受片(17)に当接し、破線で示す位置にセッ
トされる。
【0034】その後、スイッチボックス(32)のスイッチ
(17)をONとし、コントロールボックス(33)に信号を送
り、電動アクチュエータ(23)を駆動させると、駆動シリ
ンダ(21)内の電動モータが作動し、図示しない内部のウ
ォームギア等で、駆動ピストン(22)が前方へ動く。
【0035】覆片(28)が、破線に示す位置に達すると、
リミットスイッチ(42)からの信号がコントロールボック
ス(33)に流れ、駆動信号がリセットされ、モータは停止
し、ロック状態になる。
【0036】その後、図4に示すように、下部の覆片(3
9)を破線の位置まで倒し、スイッチボックス(32)を隠す
ようにして、キー穴から施錠を行う。
【0037】なお、移動ガラス(10)のランナー(11)を縦
溝(9)(14)の入り口にセットし、電動アクチュエータエ
ータ(23)を駆動すれば、重い移動戸板を押さなくと、自
動的に移動ガラス(10)を閉鎖することができ、子女であ
っても操作可能となる。
【0038】また、移動ガラス(10)を開放する場合は、
スイッチボックス(32)のスイッチをONとし、コントロー
ルボックス(33)に信号を送ると、コントロールボックス
(33)から電動アクチュエータ(23)を逆に駆動させる信号
が発せられ、駆動ピストン(22)が、後方へ動く。
【0039】覆片(28)の後向片(27)が前方へ移動する
際、その先端に突設された係止片(31)が移動ガラス(10)
の鉤片(30)と係合し、移動ガラス(10)を横溝(8)(13)の
所まで引き出す。
【0040】この際、前述同様リミットスイッチ(42)か
らの信号がコントロールボックス(33)に流れ、駆動信号
が、リセットされ、モータは停止する。
【0041】横溝(8)(13)位置にある移動ガラス(10)を
移動する際、ドック(44)は再度リミットスイッチ(43)を
押し上げるので、スイッチボックス(32)内の電源はOFF
になり、電動アクチュエータ(23)が誤動作することはな
い。
【0042】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。
【0043】(a) 覆片を、電動アクチュエータで駆動
し、移動戸板をロックするので、上部の覆片を下方から
コントロールでき、脚立や台が不用になる。
【0044】(b) 移動戸板を開放する場合、覆片を電
動アクチュエータで駆動するとともに、その動きで移動
戸板が前方へ引き出されるので、移動戸板を容易に開放
できる。
【0045】(c) 移動ガラスのランナーを縦溝の入り
口にセットし、電動アクチュエータを駆動すれば、重い
移動戸板を押さなくとも、自動的に移動ガラスを閉鎖す
ることができ、子女であっても操作可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である展示ケースの一部破断斜
視図である。
【図2】図1の作動説明図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図3に対応する下部の断面図である。
【図5】従来技術の展示ケースの斜視図である。
【図6】従来技術の展示ケースの斜視図である。
【符号の説明】
(1)展示ケース (2)側板 (3)頂板 (4)正面上板 (5)正面下板 (6)固定ガラス(固定
戸板) (7)案内レール (8)横溝 (9)縦溝 (10)移動ガラス(移動
戸板) (11)ランナー (12)案内レール (13)横溝 (14)縦溝 (15)ガイドローラ (16)把手片 (17)受片 (18)定盤 (19)基台 (20)立上り片 (21)駆動シリンダ (22)駆動ピストン (23)電動アクチュエータ (24)ピン (25)ヒンジ部 (26)前片 (27)後向片 (28)覆片 (29)ピン (30)鉤片 (31)係止片 (32)スイッチボックス (33)コントロールボックス (34)電源ケーブル (35)信号ケーブル (36)ヒンジ部 (37)前片 (38)後向片 (39)覆片 (40)キー穴 (41)施錠装置 (42)リミットスイッチ (43)リミットスイッチ (44)ドック

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の開口部に設置された固定戸板と、固
    定戸板に略平行な状態から固定戸板と略面一になる位置
    に案内レールによって誘導され、筐体の開口部を閉塞す
    る移動戸板とからなる展示ケース等において、前片と後
    向片とからなりかつ係止片を有する覆片をヒンジ部で枢
    支するとともに、案内レールには前記係止片と係合離脱
    可能な鉤片を設け、さらに前記ヒンジ部を中心にして覆
    片を回動させる電動アクチュエータを設け、電動アクチ
    ュエータの駆動により、後向片で移動戸板を後方に移動
    させたり、係止片で鉤片とともに移動戸板を前方に移動
    させたりできるようにした展示ケース等における引戸装
    置。
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