JP2873160B2 - 種子病害防除のための吹付け用水和剤 - Google Patents

種子病害防除のための吹付け用水和剤

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JP2873160B2 JP2288294A JP2288294A JP2873160B2 JP 2873160 B2 JP2873160 B2 JP 2873160B2 JP 2288294 A JP2288294 A JP 2288294A JP 2288294 A JP2288294 A JP 2288294A JP 2873160 B2 JP2873160 B2 JP 2873160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペンタ−4−エニル−
N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニ
ル−DL−ホモアラニナート(以下、「ペフラゾエー
ト」という)を種子の病害防除用農薬活性成分として含
有する水和剤であって、この水和剤を水で希釈して高濃
度の希釈液とした時も、一旦沈殿した固体沈殿物が簡単
な攪拌または振とうでよく水に再分散できる再分散性の
良好である種子病害防除のための吹付け用水和剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ペフ
ラゾエートは種子消毒剤としてイネの馬鹿苗病菌などに
すぐれた防除効果を有することが知られている(「農薬
ハンドブック」1992年7年30日、日本植物防疫協
会発行、第224頁、第549頁)。ペフラゾエートな
どの種子消毒剤による種子消毒の方法としては、一般の
水和剤と同様に、クレーなどの鉱物質担体を用いた水和
剤を調製し、これを20〜200重量倍の水で希釈液と
し、これに種籾を浸漬する方法が一般的に行われてい
る。
【0003】他方、大量の種子を薬剤で消毒するため、
水和剤を高濃度に希釈する、具体的には3〜20重量倍
の水で希釈して希釈液(以下、これを「高濃度希釈液」
という)とし、乾燥種籾重量の3%に相当する量の高濃
度希釈液を種子消毒用吹付け装置を用いて種子に吹付け
る方法が普及してきている。ところが通常のクレーなど
の鉱物質微粉末を担体として調製した水和剤を用いてこ
れを水で希釈して高濃度希釈液を調製し種子消毒用吹付
け装置で作業をおこなう場合、この希釈液を攪拌しない
と希釈液中で鉱物質微粉末や農薬活性成分粒子の懸濁物
が沈殿してしまう。
【0004】そのため、希釈液の調製時から吹付けまで
の作業中は常にタンクの薬液を攪拌する必要があり、こ
の際には、薬液の流路には薬液が停滞することなく流れ
てるため、沈殿は少ない。しかし、作業終了後に薬液タ
ンクや吹付け装置の薬液の流路に高濃度希釈液が残って
いる場合は、沈殿物が集積して固く詰り、ハードケーキ
を生じ、これを再分散させることが容易ではない。した
がってこの場合には、吹付け装置を再起動することは極
めて難しい。
【0005】一方、これまで水和剤の希釈液の分散性を
改良するため、クレーなどの鉱物質担体を含有する水和
剤に分散剤としてポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レンブロックポリマー硫酸エステルアンモニウム塩を配
合する方法(特公平02−44802号公報)やポリオ
キシエチレントリスチリルフェニルエーテルサルフェー
トナトリウム塩を配合する方法(特開昭63−5430
1号公報)などが知られている。
【0006】また、農薬活性成分として5−エチル−
5,8−ジヒドロ−8−オキソ−1,3−ジオキソロ
(4,5−g)キノリン−7−カルボン酸を含み且つア
ルカリ金属またはアンモニウムの硫酸塩、硝酸塩、塩化
物と界面活性剤とを含む水和剤を少容量の水で希釈して
高濃度希釈液にした時にも、ハードケーキなどの問題の
ない希釈性にすぐれた種子処理用水和剤が知られている
(特開平5−124914号公報)。
【0007】さらに、ペフラゾエートなどの農薬活性成
分、リグニンスルホン酸ナトリウムなどの陰イオン性界
面活性剤、ケイソウ土、合成含水ケイ酸、糖類、デンプ
ン、デキストリンなどの不活性担体からなる種子処理用
農薬水和剤を水で希釈するに際して、ポリオキシアルキ
レンの高級脂肪酸エステル、特にモンタン酸エステルを
加えて種子消毒用水和剤の水希釈液を調製する方法が知
られている(特開平5−339104号公報)。
【0008】しかしながら、これらの既存の水和剤を種
子吹付け用に高濃度希釈液とした場合、生じた沈殿物の
再分散性の点で必ずしも満足しうるものではない。従っ
て、このような欠点のない種子消毒用で種子吹付けでき
る水和剤の開発が望まれている。
【0009】このような状況にあって本発明の目的は、
水で希釈時に生ずる沈殿物の再分散性の良好な種子病害
防除のための吹付け用水和剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記した課
題を解決すべく鋭意検討した。その結果、下記に示す組
成と特性とを有する水和剤を調合すると、これを水で種
々の濃度となるように高濃度希釈液を調製しても、いず
れの場合でも、水で希釈時に生ずる沈殿物の再分散性の
良好な種子吹付け用水和剤を製造できることを見いだ
し、本発明を完成した。
【0011】第1の本発明の要旨とするところは、農薬
活性成分としてのペンタ−4−エニル−N−フルフリル
−N−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモ
アラニナートとこれを担持するための担体として微粉ケ
イ酸とを農薬活性成分の1重量部当りに担体の 0.2〜2
重量部の比率で含有し、さらに尿素、あるいは水溶性の
糖類および変性デンプン類から選ばれた少なくとも1種
を水溶性増量剤として含有し、また非イオン性界面活性
剤および/または陰イオン性界面活性剤の少なくとも1
種を含有する種子病害防除のための吹付け用水和剤であ
って、しかも該水和剤を10重量倍の水へ分散させて得
た希釈液の表面張力が20℃で25〜55mN/mの範囲に
なるようにする量の界面活性剤を添加してあることを特
徴とする種子病害防除のための吹付け用水和剤にある。
【0012】次に、第1の本発明の種子吹付け用水和剤
について具体的に説明する。本発明の農薬活性成分であ
るペンタ−4−エニル−N−フルフリル−N−イミダゾ
ール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラニナートす
なわちペフラゾエートの化学構造式を次に示す。
【0013】
【0014】本発明による水和剤中のペフラゾエートの
含量は特に限定されるものではないが水和剤の全組成に
基づいて5〜50重量%である。
【0015】ペフラゾエートを担持するための担体とし
ての微粉ケイ酸としては、ホワイトカーボン又はシリカ
と通称されるもので、湿式法により得られる含水ケイ
酸、含水ケイ酸カルシウム、含水ケイ酸アルミニウムで
あることができ、またそれらを高温で焼成した焼成品あ
るいは乾式法により得られる無水ケイ酸などがあげられ
る。本発明の水和剤では、微粉ケイ酸はペフラゾエート
1重量部に対して 0.2〜2重量部、好ましくは 0.5〜1
重量部の比率で配合される。このケイ酸質担体の粒度は
0.1ミクロン〜100ミクロンの平均粒度であるのがよ
い。
【0016】本発明による水和剤に配合される水溶性増
量剤として尿素、あるいは水溶性の糖類または変性デン
プン類を使用することができる。水溶性の糖類とは、2
0℃の水に対する溶解度が10%以上である糖を指し、
具体的には、糖類としてはブドウ糖、ショ糖、果糖、乳
糖などがある。変性デンプンとしてはデキストリン、酸
分解デンプン、酸化デンプン、α化デンプン、デンプン
誘導体などが挙げられる。
【0017】第1の本発明の水和剤では、これらの水溶
性糖類と変性デンプンとはおのおの1種または2種以上
を併用してもよい。第1の本発明による水和剤では、水
溶性増量剤は、ペフラゾエート1重量部に対して 0.2〜
20重量部、好ましくは 0.5〜5重量部の比率で配合で
きる。水和剤の全組成に基づいて25〜90重量の割合
で含有することが好ましい。
【0018】本発明で用いられる界面活性剤としては、
水和剤に水和性、湿潤性を付与するため通常用いられる
ものであればよく、特に限定されるものではない。その
例としては、次のようなものが挙げられる。
【0019】非イオン性界面活性剤の例 ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアリールフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ルポリプロピレングリコールブロックポリマーなど。
【0020】陰イオン性界面活性剤の例 アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル
硫酸塩、ポリオキシエチレンアリールフェニルエーテル
サルフェートアンモニウム塩、ポリエチレングリコール
ポリプロピレングリコールブロックポリマー硫酸塩、リ
グニンスルホネート、アルキルナフタレンスルホネー
ト、アルキルナフタレンスルホネートホルマリン縮合
物、ナフタレンスルホネートホルマリン縮合物、アルキ
ルベンゼンスルホネート、ポリオキシエチレンアリール
フェニルエーテルスルホネート塩など。
【0021】これら界面活性剤は、本発明の水和剤を1
0重量倍の水へ分散させて得られた希釈液の表面張力が
20℃で25〜55mN/m(ミリニュートン/メートル)
の範囲となるのに十分な量を水和剤に添加すればよく、
ペフラゾエート1重量部に対して0.05〜5重量部、好ま
しくは 0.1〜3重量部を配合できる。また第1の本発明
による水和剤には、界面活性剤はその効果と経済性をみ
て水和剤の全組成に基づいて 0.5〜20重量%、好まし
くは1〜15重量%を添加すればよい。
【0022】また、本発明の水和剤中には、ペフラゾエ
ートに加えて、一般に種子吹付けに用いる他の農薬活性
成分を併用的に配合できる。具体例としては以下に示す
農薬活性成分が追加できるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0023】1)メチル−1−(ブチルカルバモイル)
−2−ベンゾイミダゾールカーバメート 2)2−(4−チアゾリル)ベンゾイミダゾール 3)2−(メトキシカルボニルアミノ)ベンゾイミダゾ
ール 4)1,2−ビス(3−メトキシカルボニル−2−チオ
ウレイド)ベンゼン 5)ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジスルフィド
【0024】6)塩基性塩化銅 7)水酸化第二銅 8)N−プロピル−N−〔2−(2,4,6−トリクロ
ロフェノキシ)エチル〕イミダゾール−1−カルボキサ
ミド 9)(E)−4−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−
N−(1−イミダゾール−1−イル−2−プロポキシエ
チリデン)−o−トルイジン 10)2−〔(4−クロロフェニル)メチル〕−5−(1
−メチルエチル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾ
ール−1−イルメチル)−シクロペンタノール 11)0,0−ジメチル−0−(3−メチル−4−ニトロ
フェニル)チオホスフェート
【0025】これら併用される農薬活性成分の水和剤中
の含量は特に限定されないが5〜50重量%である。
【0026】また、本発明の水和剤中には、補助剤とし
ては、例えば酸化防止剤、光分解防止剤などの安定剤、
抑泡剤などを必要に応じて1種または2種以上を配合し
て用いてもよい。
【0027】本発明の種子吹付け用水和剤の調製方法
は、通常の水和剤と同様に、ペフラゾエート、ケイ酸質
担体、非イオン性界面活性剤および、または陰イオン性
界面活性剤、水溶性増量剤に、必要であれば吸油剤など
の補助剤を加えて均一に混合した後、微粉砕することか
らなる。また、通常の水和剤調製用の装置により調製す
ることができ、なんら特別の装置を必要としない。微粉
砕の方法としては、ジェットオーマイザーのような気流
式粉砕、ハンマーミルのような衝撃式粉砕などが例とし
て挙げられる。
【0028】本発明の水和剤において、水溶性増量剤を
含有しない場合、その水和剤を水で希釈すると、その希
釈液中ではペフラゾエートは界面活性剤によりペフラゾ
エートの一部が乳化されるがその残部は微粉ケイ酸に担
持された状態で水中に分散していると考えられる。この
状態では、乳化分散している固体粒子は細かく、希釈液
を放置すると固体粒子の沈殿は、密になり固い沈殿物す
なわちハードケーキができ、これを水に再分散させるこ
とは難しい。これに水溶性増量剤を添加することによ
り、本発明の水和剤ではペフラゾエート微粒子、微粉ケ
イ酸、非イオン性界面活性剤および/または陰イオン性
界面活性剤および水溶性増量剤が何らかの相互作用を発
揮し、このことにより乳化分散粒子間に弱い凝集が生
じ、粒子は見かけ上は大きくなり、弱い凝集状態の沈殿
となって、密にはならないため、緩るやかに凝集した沈
殿となり、従って軽い攪拌または振とうにより再び水中
に良く再分散できるようになって沈殿の再分散がよくな
ると考えられる。
【0029】本発明の水和剤では、10倍量の水で希釈
した時の希釈液の表面張力は25〜55mN/mの中に入る
ように、界面活性剤の種類と配合量を調整する。
【0030】25mN/m未満の値の表面張力を希釈液にも
たせるためには、表面張力低下能の大きな界面活性剤の
使用や界面活性剤の多量の配合により可能であるがこの
場合、固体粒子の乳化分散が細かくなり沈殿が固くな
る。一方、55mN/mを超える値の表面張力を示すには、
表面張力低下能の小さい界面活性剤の使用や界面活性剤
の少量の使用により可能であるが、この場合には、適当
な水和性、分散性、種子への付着性が得られず、また希
釈液中での沈殿の再分散性もわるい。
【0031】第1の本発明による水和剤の好ましい実施
態様によると、農薬活性成分としてペンタ−4−エニル
−N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボ
ニル−DL−ホモアラニナートを水和剤の重量に基づい
て5〜50%の割合で含有し、担体として含水または無
水ケイ酸またはケイ酸カルシウムの微粉を農薬活性成分
の1重量部当たりに 0.5〜1重量部の比率で含有し、水
溶性増量剤として尿素またはショ糖またはデキストリン
を農薬活性成分の1重量部当り 0.5〜5重量部の比率で
含有し、界面活性剤としてポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステルを、あるいはポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルとリグニンスルホネートとの両者
を、あるいはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルとナフタレンスルホネート−ホルマリン縮合物との
両者を農薬活性成分の1重量部当りに界面活性剤の 0.1
〜3重量部の比率で含有する水和剤であって、しかも水
和剤を10重量倍の水へ分散させて得た希釈液の表面張
力が20℃で30〜40mN/mの範囲になるようにする添
加量で該界面活性剤が配合されてある水和剤が提供され
る。
【0032】上記の組成を有する場合に第1の本発明の
水和剤は、その水希釈液について後記の試験例2に記載
のシリンダー反復倒立テストで沈殿の再分散性を評価す
る時にすぐれた再分散性を示す。
【0033】このシリンダー反復倒立テストでシリンダ
ー倒立回数が10回以下である場合には、テストされた
水和剤の再分散性は特にすぐれている。本発明者の研究
によれば、第1の本発明による水和剤について、糖類お
よびデンプン類に加えて、尿素を水溶性増量剤として必
らず配合する場合には、再分散性が尿素無配合に比べて
特にすぐれて改善できることが認められた。
【0034】従って、第2の本発明によると、農薬活性
成分としてのペンタ−4−エニル−N−フルフリル−N
−イミダゾール−1−イルカルボニル−DL−ホモアラ
ニナートとこれを担持するための担体として微粉ケイ酸
とを農薬活性成分の1重量部当りに担体の 0.2〜2重量
部の比率で含有し、さらに尿素と水溶性糖類または変性
デンプン類とを水溶性増量剤として含有し、また非イオ
ン性界面活性剤および/または陰イオン性界面活性剤の
少なくとも1種を含有する種子病害防除のための吹付け
用水和剤であって、しかも該水和剤を10重量倍の水へ
分散させて得た希釈液の表面張力が20℃で25〜55
mN/mの範囲になるようにする量の界面活性剤を添加して
あることを特徴とする種子病害防除のための吹付け用水
和剤が提供される。
【0035】第2の本発明の水和剤の好ましい実施態様
によれば、農薬活性成分としてペンタ−4−エニル−N
−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカルボニル
−DL−ホモアラニナートを水和剤の重量に基づいて5
〜50%の割合で含有し、担体として含水または無水ケ
イ酸またはケイ酸カルシウムの微粉を農薬活性成分の1
重量部当りに 0.5〜1重量部の比率で含有し、水溶性増
量剤として尿素と、ショ糖またはデキストリンまたは酸
分解デンプンまたはブドウ糖とを農薬活性成分の1重量
部当り水溶性増量剤の合計量が 0.5〜5重量部の比率で
含有し、界面活性剤としてポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステルを、あるいはポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステルとリグニンスルホネートとの両者
を、あるいはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テルとナフタレンスルホネート−ホルマリン縮合物との
両者を農薬活性成分の1重量部当りに界面活性剤の 0.1
〜3重量部の比率で含有する水和剤であって、しかも水
和剤を10重量倍の水へ分散させて得た希釈液の表面張
力が20℃で30〜40mN/mの範囲になるようにする添
加量で該界面活性剤が配合されてある水和剤が提供され
る。
【0036】第2の本発明の水和剤においては、配合さ
れる水溶性増量剤として尿素を必らず含むが、この点以
外は第1の本発明と同様に構成できる。
【0037】
【発明の効果】第1の本発明と第2の本発明による水和
剤は、これから低倍量の水で希釈して高濃度希釈液を調
製した時、この希釈液を静置した状態で放置しても、あ
るいは一回攪拌後に静置しても、希釈液中の固体懸濁物
が沈殿となり難い。また、若し長時間放置後に沈殿物が
生成した場合でも、沈殿が固くなってハードケーキを生
ずることがない。そのため、沈殿を含む高濃度希釈液に
弱い攪拌力を加えると、沈殿物は容易に再分散できる。
従って、薬液タンクや吹付け機の薬液流路を目詰りさせ
ることがなく、種子吹付け装置を簡単に再起動し、吹付
け作業を容易に行うことができる。
【0038】
【実施例】次に実施例で本発明をさらに具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。以下
に「部」とあるのはすべて重量部を意味する。
【0039】実施例1 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル(花王株式会社製) 5部、含水
ケイ酸 20部、尿素 55部を混合し、ハンマーミル
で微粉砕して水和剤を得た。
【0040】実施例2 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル3部、リグニンスルホネート(商
品名「サンエキス252」、日本製紙株式会社製;「サ
ンエキス」は登録商標) 2部、含水ケイ酸焼成物 2
0部、尿素 55部を混合し、ハンマーミルで微粉砕し
て水和剤を得た。
【0041】実施例3 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル3部、リグニンスルホネート 2
部、含水ケイ酸 20部、デキストリン(商品名「パイ
ンデックス#3」、松谷化学工業株式会社製) 55部
を混合し、ハンマーミルで微粉砕して水和剤を得た。
【0042】実施例4 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル3部、ナフタレンスルホネートホ
ルマリン縮合物 4部、無水ケイ酸 20部、尿素 5
3部を混合し、ハンマーミルで微粉砕して水和剤を得
た。
【0043】実施例5 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル3部、ナフタレンスルホネートホ
ルマリン縮合物 4部、含水ケイ酸焼成品 20部、シ
ョ糖 53部を混合し、ハンマーミルで微粉砕して水和
剤を得た。
【0044】実施例6 ペフラゾエート原体 20部、アルキルベンゼンスルホ
ネート 10部、無水ケイ酸 20部、尿素 20部、
デキストリン 30部を混合し、ハンマーミルで微粉砕
して水和剤を得た。
【0045】実施例7 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル5部、リグニンスルホネート 5
部、含水ケイ酸焼成品 20部、尿素 20部、酸分解
デンプン 30部を混合し、ハンマーミルで微粉砕して
水和剤を得た。
【0046】次に、本発明の水和剤から調製された水希
釈液の表面張力と、水希釈時に生じた沈殿の再分散性を
評価する試験例を示す。
【0047】試験例1 表面張力測定試験 20℃の蒸留水100mlを200ml容量の三角フラスコ
にとり、実施例1〜7に準じて調製した水和剤10gを
加えて密栓した。その後、20回転倒させて水和剤を分
散させ、希釈液とする。CBVP式表面張力計A3型
(協和界面科学株式会社製)により希釈液の表面張力を
20℃で測定する。その結果を後記の表1に示した。
【0048】試験例2 再分散性試験 200ml容量の有栓シリンダーに実施例1〜7に準じて
調製した水和剤20gを入れ、水道水を加えて200ml
に定容する。シリンダーを20回反復して倒立し、水和
剤が水に分散された水希釈液を調製した。これを15℃
の恒温水槽中に48時間静置する。静置後、シリンダー
を反復的に倒立させ沈殿物が完全に水中に再分散するの
に要する倒立回数を求める。この倒立回数が20回以下
であれば、水和剤が吹付け装置による吹付け作業に支障
なく実用できる。
【0049】得られた結果を表1に示す。
【0050】更に、比較のため、後記の表1に示した組
成を有する比較の水和剤を実施例1の方法に準じて調製
し、これら比較の水和剤の水希釈液の表面張力と沈殿再
分散性を試験例1〜2と同様に測定した。これら比較例
の結果も表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【表1つづき】
【0053】実施例8〜11 実施例1に準じて、後記の表2に示した各成分を表2に
示した割合で混合して微粉砕し、水和剤を調製した。さ
らに、それら水和剤の水希釈液について、試験例1およ
び試験例2の方法に準じて表面張力と沈殿の再分散性を
測定する試験をした。
【0054】また、比較のために、表2に示された比較
の水和剤(比較例11〜12)を調製し、そして同様に
試験した。
【0055】得られた結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】実施例12〜15 実施例1に準じて、後記の表3に示した各成分を表2に
示した割合で混合して微粉砕し、水和剤を調製した。さ
らに、それら水和剤の水希釈液について、試験例1およ
び試験例2の方法に準じて表面張力と沈殿の再分散性を
測定する試験をした。
【0058】また、比較のために、表3に示された比較
の水和剤(比較例13〜17)を調製し、そして同様に
試験した。
【0059】得られた結果を表3に示す。
【0060】
【表3】
【0061】実施例16 実施例1に準じて、後記の表4に示した各成分を表2に
示した割合で混合して微粉砕し、水和剤を調製した。さ
らに、それら水和剤の水希釈液について、試験例1およ
び試験例2の方法に準じて表面張力と沈殿の再分散性を
測定する試験をした。
【0062】また、比較のために、表4に示された比較
の水和剤(比較例18〜19)を調製し、そして同様に
試験した。
【0063】得られた結果を表4に示す。
【0064】
【表4】
【0065】実施例17〜19 実施例1に準じて、後記の表5に示した各成分を表2に
示した割合で混合して微粉砕し、水和剤を調製した。さ
らに、それら水和剤の水希釈液について、試験例1およ
び試験例2の方法に準じて表面張力と沈殿の再分散性を
測定する試験をした。
【0066】また、比較のために、表5に示された比較
の水和剤(比較例20〜23)を調製し、そして同様に
試験した。
【0067】得られた結果を表5に示す。
【0068】
【表5】
【0069】実施例20 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンアリ
ールフェニルエーテルサルフェート 3部、含水ケイ酸
20部、尿素 57部を混合し、ハンマーミルで微粉
砕して水和剤を得た。
【0070】実施例21 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンアリ
ールフェニルエーテルサルフェート 3部、含水ケイ酸
20部、ショ糖 57部を混合し、ハンマーミルで微
粉砕して水和剤を得た。
【0071】実施例22 ペフラゾエート原体 20部、ポリエチレングリコール
ポリプロピレングリコールブロックポリマー 3部、無
水ケイ酸 20部、尿素 25部、ショ糖 32部を混
合し、ハンマーミルで微粉砕して水和剤を得た。
【0072】実施例23 ペフラゾエート原体 20部、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル 3部、リグニンスルホネート 2部、含
水ケイ酸の焼成品 20部、尿素 55部を混合し、ハ
ンマーミルで粉砕して水和剤を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米村 伸二 神奈川県厚木市岡田1丁目8番11−205 (56)参考文献 特開 平5−339104(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01N 47/38 A01N 25/08 A01N 25/14 A01N 25/30 WPI(DIALOG)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農薬活性成分としてのペンタ−4−エニ
    ル−N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカル
    ボニル−DL−ホモアラニナートとこれを担持するため
    の担体として微粉ケイ酸とを農薬活性成分の1重量部当
    りに担体の0.2〜2重量部の比率で含有し、さらに尿
    素、あるいは水溶性の糖類および変性デンプン類から選
    ばれた少なくとも1種を水溶性増量剤として含有し、ま
    た非イオン性界面活性剤および/または陰イオン性界面
    活性剤の少なくとも1種を含有する種子病害防除のため
    の吹付け用水和剤であって、しかも該水和剤を10重量
    倍の水へ分散させて得た希釈液の表面張力が20℃で2
    5〜55mN/mの範囲になるようにする量の界面活性剤を
    添加してあることを特徴とする種子病害防除のための吹
    付け用水和剤。
  2. 【請求項2】 農薬活性成分としてのペンタ−4−エニ
    ル−N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカル
    ボニル−DL−ホモアラニナートとこれを担持するため
    の担体として微粉ケイ酸とを農薬活性成分の1重量部当
    りに担体の0.2〜2重量部の比率で含有し、さらに尿素
    と水溶性の糖類または変性デンプン類とを水溶性増量剤
    として含有し、また非イオン性界面活性剤および/また
    は陰イオン性界面の少なくとも1種を含有する種子病害
    防除のための吹付け用水和剤であって、しかも該水和剤
    を10重量倍の水へ分散させて得た希釈液の表面張力が
    20℃で25〜55mN/mの範囲になるようにする量の界
    面活性剤を添加してあることを特徴とする種子病害防除
    のための吹付け用水和剤。
  3. 【請求項3】 農薬活性成分としてのペンタ−4−エニ
    ル−N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカル
    ボニル−DL−ホモアラニナートを水和剤の重量に基づ
    いて5〜50%の割合で含有し、担体として含水または
    無水ケイ酸またはケイ酸カルシウムの微粉を農薬活性成
    分の1重量部当たりに 0.5〜1重量部の比率で含有し、
    水溶性増量剤として尿素またはショ糖またはデキストリ
    ンを農薬活性成分の1重量部当り 0.5〜5重量部の比率
    で含有し、界面活性剤としてポリオキシエチレンソルビ
    タン脂肪酸エステルを、あるいはポリオキシエチレンソ
    ルビタン脂肪酸エステルとリグニンスルホネートとの両
    者を、あるいはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
    ステルとナフタレンスルホネート−ホルマリン縮合物と
    の両者を農薬活性成分の1重量部当りに界面活性剤の
    0.1〜3重量部の比率で含有する水和剤であって、しか
    も水和剤を10重量倍の水へ分散させて得た希釈液の表
    面張力が20℃で30〜40mN/mの範囲になるようにす
    る添加量で該界面活性剤が配合されてある請求項1に記
    載の水和剤。
  4. 【請求項4】 農薬活性成分としてのペンタ−4−エニ
    ル−N−フルフリル−N−イミダゾール−1−イルカル
    ボニル−DL−ホモアラニナートを水和剤の重量に基づ
    いて5〜50%の割合で含有し、担体として含水または
    無水ケイ酸またはケイ酸カルシウムの微粉を農薬活性成
    分の1重量部当りに 0.5〜1重量部の比率で含有し、水
    溶性増量剤として尿素と、ショ糖またはデキストリンま
    たは酸分解デンプンまたはブドウ糖とを農薬活性成分の
    1重量部当り水溶性増量剤の合計量が 0.5〜5重量部の
    比率で含有し、界面活性剤としてポリオキシエチレンソ
    ルビタン脂肪酸エステルを、あるいはポリオキシエチレ
    ンソルビタン脂肪酸エステルとリグニンスルホネートと
    の両者を、あるいはポリオキシエチレンソルビタン脂肪
    酸エステルとナフタレンスルホネート−ホルマリン縮合
    物との両者を農薬活性成分の1重量部当りに界面活性剤
    の 0.1〜3重量部の比率で含有する水和剤であって、し
    かも水和剤を10重量倍の水へ分散させて得た希釈液の
    表面張力が20℃で30〜40mN/mの範囲になるように
    する添加量で該界面活性剤が配合されてある請求項2に
    記載の水和剤。
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