JP2872819B2 - 位置検出センサ - Google Patents

位置検出センサ

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JP2872819B2
JP2872819B2 JP5942291A JP5942291A JP2872819B2 JP 2872819 B2 JP2872819 B2 JP 2872819B2 JP 5942291 A JP5942291 A JP 5942291A JP 5942291 A JP5942291 A JP 5942291A JP 2872819 B2 JP2872819 B2 JP 2872819B2
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正勝 細谷
光男 畠田
淳 岩本
隆一 岡村
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物体の複数の位置を検出
するための位置検出センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えば図4に示すように、移動テー
ブル101上に加工ツール102が保持され、矢印方向
に沿って一定区間移動自在に構成されており、加工ツー
ル102を矢印方向に移動することによって被加工物1
03、例えばエンジン等を加工するようにした加工装置
が用いられる。このような加工装置では移動テーブル1
01が前進位置及び後進位置に到来したことを検出する
必要がある。そのために移動テーブル101の検出セン
サに対向する位置に検出体であるいわゆるドグ106を
設け、位置検出センサ104及び105によってこのド
グ106が近接したときにテーブルが所定位置に移動し
たことを検出するように構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこのような従
来の位置検出センサでは、一定範囲を摺動するテーブル
にドグを設けており、そのドグを2つの位置検出センサ
で検出しているため、検出センサが複数必要であるとい
う欠点があった。そのため1つの検出センサを用いる場
合に比べてセンサ数が増加し、センサ数に対応したトラ
ブルの発生源となり信頼性が低くなるという欠点があっ
た。又位置検出センサを取付けるための価格も上昇する
という欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の位置検出センサ
の問題点に鑑みてなされたものであって、1つの検出セ
ンサで物体の相異なる位置を検出できるようにすること
を技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は周期的に発振周
波数の切換信号を発生する第1の発振器と、検出コイル
と、検出コイルに接続され第1の発振器の出力によって
離散的な複数の発振周波数を切換えて発振する第2の発
振器と、検出物体の相異なった位置に取付けられ複数の
発振周波数に夫々共振する共振回路を有する複数のドグ
と、第2の発振器の発振出力の低下を検出する弁別手段
と、第1の発振器の出力に基づいて弁別手段の出力を分
離し、各ドグの位置の検知信号を出力する信号分離手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、第1
の発振器によって第2の発振器の発振周波数が切換えら
れ、第1の発振周波数及び第2の発振周波数の信号によ
って検出コイルが駆動される。そして第1の発振周波数
又は第2の発振周波数に共振する共振回路を有するドグ
が近接した場合には、夫々共振する発振周波数を発振し
ている間に発振出力が低下し、その低下が弁別手段によ
って検出される。そして信号分離手段により第1の発振
器の出力と弁別手段の出力に基づいて信号を切換え第
1,第2のドグの位置を示す物体検知信号を出力するよ
うにしている。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例による位置検出セン
サの構造を示すブロック図である。本図に示すようにこ
の位置検出センサは一定の低周波の信号を発振する第1
の発振器1を有しており、その発振出力は第2の発振器
2に与えられる。第2の発振器2には検出コイル3が接
続され、又その発振出力は検波回路4に与えられる。第
2の発振器2は第1の発振器1の発振出力によって、第
1の発振周波数f1、及び第2の発振周波数f2を切換えて
発振するものである。検波回路4は第2の発振器2の出
力の包絡線検波を行うものであり、その出力は比較器5
に与えられる。比較器5は検波回路4の出力レベルを所
定の閾値で弁別する弁別手段であって、その出力は立下
り検知器6に与えられる。立下り検知器6は出力の立下
り時点で一定幅の信号を出力するものであり、その出力
は一対のゲート回路7及び8に与えられる。ゲート回路
7及び8には、第1の発振器1の出力が直接に、及びイ
ンバータ9を介して与えられている。ゲート回路7及び
8の出力は検波・積分回路10,11に与えられる。検
波・積分回路10,11は与えられた信号を検波し、第
1の発振器1の出力の周期以上の周期で連続する信号を
検出することによって物体検知信号を得るものであっ
て、その出力は出力回路12及び13に夫々与えられ
る。出力回路12,13は物体検知信号として外部に信
号を出力するものである。ここでゲート回路7,8、イ
ンバータ9、検波・積分回路10,11、出力回路1
2,13は弁別手段の出力を分離する信号分離手段を構
成している。
【0008】第2図は本実施例による位置検出センサ2
0の使用状態を示す斜視図である。本実施例においても
前述した従来例と同様に、一定範囲を往復する移動テー
ブル21の位置を検出するセンサとして用いた例を示し
ている。本図において移動テーブル21上には加工ツー
ル22が設けられ、その側方に被加工物であるエンジン
23が設けられる。さて移動テーブル21の側方には図
示のように一対のドグ24,25を設ける。ドグ24,
25は図1に示すようにコイルとコンデンサから構成さ
れ、夫々第2の発振器2の発振周波数f1,f2に等しい共
振周波数を有するものとする。
【0009】次に本実施例の動作について説明する。図
3は本実施例の動作を示すタイムチャートである。図3
(a)は第1の発振器1の発振出力を示しており、例え
ばデューティ比が50%の低い周波数のクロック信号が第
2の発振器2及びゲート回路7とインバータ9を介して
ゲート回路8に与えられる。そうすれば第2の発振器2
はこの信号に基づいて図3(b)に発振モードを示すよ
うに、周波数f1及びf2で交互に発振する。さて周波数f1
に共振する一方のドグ24がこの検出センサ20に近接
した場合には、図3(c)に示すように周波数f1では発
振を停止し、周波数f2では発振する。従ってその信号が
検波回路4により検波され、比較器5を介して図3
(d)に示すような出力が得られる。そして立下り検出
器6に図3(e)に示す信号が得られることとなる。こ
の信号とゲート回路7との論理積によって検波・積分回
路10に信号が与えられる。従ってこの信号が連続して
得られるときには図3(h)に示すように検波・積分回
路10より出力回路12を介して物体検知信号を出力す
ることができる。又同様にして周波数f2に共振するドグ
25が検出コイル3に近接した場合には、発振器2が周
波数f2を発振するときに発振が停止する。従って前述し
たように第2のゲート回路8を介して信号が検波・積分
回路11に与えられ、物体検知信号として出力回路13
より出力される。
【0010】このように本実施例では同一の発振回路と
検出コイルとを用いてその発振周波数を所定の周期で交
互に切換えることによって、異なった共振周波数を有す
る2つのドグを独立して検出することが可能となる。尚
本実施例では2つのドグに基づいて物体の2つの位置を
検出するようにしているが、夫々異なった周波数のドグ
を設けることによって3以上の物体の位置を検出できる
ことはいうまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、物体の複数の位置に異なった周波数を有するドグを
設け、このドグを検出することによって1つの位置検出
センサによって物体の複数の位置を検出することができ
る。従ってセンサ数を減少させることができ、位置検出
装置自体の価格も低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による位置検出センサの構成
を示すブロック図である。
【図2】本実施例が使用される移動テーブルと位置検知
センサの配置状態を示す概略図である。
【図3】本実施例の動作を示すタイムチャートである。
【図4】従来の移動テーブルと位置検知センサの配置状
態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 第1の発振器 2 第2の発振器 3 検出コイル 4 検波回路 5 比較器 6 立下り検出器 7 ゲート回路 9 インバータ 10,11 検波・積分回路 12,13 出力回路 24,25 ドグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠田 光男 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 岩本 淳 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 岡村 隆一 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 広中 征一 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホ ンダエンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−210513(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 7/00 - 7/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的に発振周波数の切換信号を発生す
    る第1の発振器と、 検出コイルと、 前記検出コイルに接続され前記第1の発振器の出力によ
    って離散的な複数の発振周波数を切換えて発振する第2
    の発振器と、 検出物体の相異なった位置に取付けられ前記複数の発振
    周波数に夫々共振する共振回路を有する複数のドグと、 前記第2の発振器の発振出力の低下を検出する弁別手段
    と、 前記第1の発振器の出力に基づいて前記弁別手段の出力
    を分離し、前記各ドグの位置の検知信号を出力する信号
    分離手段と、を具備することを特徴とする位置検出セン
    サ。
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JP2007017326A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Siemens Kk 自走移動体の高精度位置決めのための位置検出方法とそのための機構
CN110140029A (zh) * 2016-11-02 2019-08-16 Ksr Ip控股有限责任公司 感应位置传感器的占空比调制
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