JP4137902B2 - 検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は物体を検出する検出装置に関する。
従来、XY方向の座標を入力するための入力表示部と、入力表示部を制御する制御装置と、XY方向の座標位置を指定するスタイラスペンとを備える座標入力装置が知られている(下記特許文献1参照)。
入力表示部は、Y方向に沿って互いに平行に配置されたX方向のループコイル群と、X方向に沿って互いに平行に配置されたY方向のループコイル群とを有する。
制御装置は、信号発生回路、XY切替回路、駆動回路、送受切替回路、選択回路、増幅回路及びこれらを統括的に制御する制御回路等を有する。
スタイラスペンはスイッチ、コイル及びコンデンサからなる同調回路を有する。
この座標入力装置では、X方向のループコイル群を構成する複数のループコイルにおいて順番に所定回数送受信を繰り返す。X方向のループコイル群の全てのループコイルで送受信を繰り返したら、X方向のループコイル群と同様に、Y方向のループコイル群を構成する複数のループコイルにおいて順番に所定回数送受信を繰り返す。
両ループコイル群が送受信を繰り返すとき、スタイラスペンの芯体が入力表示部の所定位置を押圧して同調回路のスイッチが閉じられていると、両ループコイル群からの電波に同調回路が同調し、コイルに誘導電圧が発生する。誘導電圧によって同調回路を流れる電流はコイルから電波を発信させる。この電磁波は受信状態にあるループコイルに受信され、ループコイルを励振する。この結果、ループコイルには誘導電圧が発生する。この誘導電圧は増幅回路によって増幅され、受信信号となる。受信信号は、受信タイミング切替回路、帯域フィルタ、検波器、位相検波器、低域フィルタを通り、直流信号に変換される。
この直流信号の電圧値は、スタイラスペンとループコイルとの間の距離に依存した値(距離の4乗に反比例した値)になる。制御回路301において、各ループコイル毎に得られた電圧値をディジタル値に変換し、演算処理することにより、スタイラスペンによるX,Y方向の指定位置の座標値が算出される。
特開平2−239313号公報(第4頁右上欄第20行から第4頁左下欄16行、第7図参照)
近年、ナビゲーションシステム、PDA等においては、物体(例えば指)の接近及び物体(例えば指)による押圧を1つの検出装置で検出することが望まれいている。
上述の座標入力装置におけるスタイラスペンの検出装置では、スタイラスペンを入力表示部に押圧したときに作動するが、スタイラスペンの押圧力を感知するのではなく、スタイラスペンからの電波の強弱により、スタイラスペンのXY座標位置を検出する。したがって、この検出装置はスタイラスペンの接近を検出できるが、スタイラスペンによる押圧を検出できない。勿論、この検出装置の下に押圧検出装置を配置すれば、スタイラスペンの接近及び押圧を検出することができるが、構成が複雑化する。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題は簡単な構成で被検出物の接近及び被検出物による押圧を検出することができる検出装置を提供することである。
前述の課題を解決するため請求項1の発明の検出装置は、第1のLC共振素子を含む自励発振手段と、前記第1のLC共振素子に所定間隔を置いて相対するように配置された第2のLC共振素子と、前記第2のLC共振素子に対する被検知物体の接近・離間に応じて生じる前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化、及び前記第2のLC共振素子に対する前記被検知物体の接触・押圧による前記第1、第2のLC共振素子間の距離の変化に応じて生じる前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化を検出する検出手段とを備えていることを特徴とする。
被検出物が第2のLC共振素子に接近すると、第2のLC共振素子と被検出物との距離にほぼ比例して自励発振周波数が変化する。また、被検出物が第2のLC共振素子を押圧すると、その押圧力によって第2のLC共振素子と被検出物との電磁結合が大きくなるので、その押圧力にほぼ反比例し、自励発信周波数が変化する。すなわち、その押圧力が強くなるほど自励発信周波数が下がる。被検出物が第2のLC共振素子に接近するときの自励発信周波数の変化は小さいが、被検出物が第2のLC共振素子を押圧したときの変化は大きい。したがって、被検出物が第2のLC共振素子に接触するのを境にして、その前後で自励発振周波数の変化率が大きく異なる。この自励発振周波数の変化率の違いにより、被検出物の接近と被検出物による押圧とを識別することができる。
請求項2の発明の検出装置は、第1のLC共振素子を含む自励発振手段と、被検知物体に装着可能であって、固定状態の前記第1のLC共振素子に対して接近、離間可能な第2のLC共振素子と、前記第1のLC共振素子に対する前記第2のLC共振素子の接近・離間による前記第1、第2のLC共振素子間の距離の変化、前記第1のLC共振素子に対する前記第2のLC共振素子の接触・押圧による両素子の密着度の変化に応じて生じる前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化を検出する検出手段とを備えていることを特徴とする。
被検出物に取り付けられた第2のLC共振素子が第1のLC共振素子に接近すると、第2のLC共振素子と第1のLC共振素子との距離にほぼ反比例して自励発振周波数が変化する。また、被検出物が第2のLC共振素子を介して第1のLC共振素子を押圧すると、その押圧力にほぼ反比例して自励発振周波数が変化する。第2のLC共振素子が第1のLC共振素子に接近するときの自励発振周波数の変化は、第2のLC共振素子が第1のLC共振素子を押圧したときの自励発振周波数の変化よりも小さい。したがって、第2のLC共振素子が第1のLC共振素子に接触するのを境にして、その前後で自励発振周波数の変化率が大きく異なる。この自励発振周波数の変化率の違いにより、被検出物の接近と被検出物による押圧とを識別することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の検出装置において、前記検出手段は、予め基準として定めた基準発振周波数又は位相と前記自励発振手段の発振周波数又は位相とを比較して、その比較結果に基づいて前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化を検出することを特徴とする。
請求項4の発明の入力装置は、請求項1〜3のいずれか1記載の検出装置を備えていることを特徴とする。
以上説明したようにこの発明の検出装置によれば、簡単な構成で被検出物の接近及び被検出物による押圧を検出することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1実施形態に係る検出装置のブロック図、図2は図1に示す第1及び第2のLC共振素子の断面を示す概念図、図3は図1に示す自励発振回路及び第2のLC共振素子の回路図、図4は第1のLC共振素子のコイルと第2のLC共振素子のコイルとの間に生じる磁路を示す概念図である。
図1に示すように、この検出装置は、例えばクラップ発振回路等の自励発振回路(自励発振手段)3と、第2のLC共振素子7と、検出回路(検出手段)9とを備える。
自励発振回路3は第1のLC共振素子4及び自励発振器5を有する。第1のLC共振素子4は、図2に示すように、コイル41と基板42と電極43とを有する。
コイル41はほぼ渦巻状であり、基板42の上面に形成されている。コイル41はアルミ箔、銅箔等の金属箔やカーボンフィルムを渦巻状に打抜いたものを基板42の上面に接着してなる。他の例として、アルミニウム、銅等の金属やカーボンを基板42の上面に渦巻状に蒸着することによってコイルを形成してもよい。この実施形態では、コイル41として、直径30mmで20ターンのコイルを用いている。
基板42は誘電体で形成されている。この実施形態では、基板42として厚さが10μmのプラスチックフィルムを用いている。基板42の上面には、第1端子(図示せず)と、第1端子と対になる第2端子(図示せず)とが形成されている。第1端子にはコイル41の一端が接続されている。また、基板42にはスルーホール(図示せず)が形成され、このスルーホールを介して第2端子と電極43とが接続されている。
電極43は円板状で、コイル41と同等の径を有し、基板42の下面に形成されている。電極43は基板42を介してコイル41に対向する。電極43はスルーホールを通じて第2端子に接続されている。電極43はアルミニウム箔、銅箔等の金属箔やカーボンフィルムを打抜いたものを基板42の下面に接着してなる。他の例として、アルミニウム、銅等の金属やカーボンを基板42の下面に蒸着することによって電極を形成してもよい。
コイル41と基板42と電極43とでコンデンサ44が構成され、コイル41とコンデンサ44とでコイル・キャパシタ対(並列共振回路)が構成される。
自励発振回路3の自励発振器5は、図3に示すように、第1コンデンサ51と第2コンデンサ52と第1抵抗53と第2抵抗54とトランジスタ55とを有する。
第1コンデンサ51、第2コンデンサ52及び第1抵抗53の一端は互いに結合されてトランジスタ55のベース55bに接続されている。第1コンデンサ51の他端はコンデンサ44及び第2抵抗54の一端に接続されている。第2コンデンサ52の他端はコイル41の一端に接続されている。第1抵抗53の他端はトランジスタ55のコレクタ55bに接続されている。第2抵抗54の一端はトランジスタ55のエミッタ55cに接続されている。
図1に示すように、検出回路9は基準発振器91と周波数弁別回路92とで構成されている。検出回路9は指が第2のLC共振素子7に近付いたときと、指が第2のLC共振素子7を押圧したときの自励発振回路3の自励発振周波数の変化を検出する。
基準発振器91は自励発振回路3と同様の構成であり、所定の周波数の交番電流を発生する。
周波数弁別回路92は自励発振回路3からの交番電流の周波数と基準発振器91からの交番電流の周波数とを比較し、自励発振回路3の自励発振周波数の変化を検出する。
図2に示すように、第2のLC共振素子7は、コイル71と基板72と電極73とを有する。第2のLC共振素子7は、第2のLC共振素子7の共振周波数と第1のLC共振素子4の共振周波数とがほぼ等しくなるように構成されている。
コイル71はほぼ渦巻状であり、基板72の上面に形成されている。この実施形態では、コイル71として、直径30mmで20ターンのコイルを用いている。
基板72は誘電体で形成されている。この実施形態では、基板72として厚さが10μmのプラスチックフィルムを用いている。基板72には、スルーホール(図示せず)が形成されている。スルーホールはコイル71の一端に接続されている。
電極73は円板状で、コイル71と同等の径を有し、基板72の下面に形成されている。電極73は基板72を介してコイル71に対向する。電極73はスルーホールを通じてコイル71の一端に接続されている。
コイル71と基板72と電極73とでコンデンサ74が構成され、コイル71とコンデンサ74とでコイル・キャパシタ対(並列共振回路)が構成される。このコイル・キャパシタ対は閉回路である。
第2のLC共振素子7は所定間隔をあけて第1のLC共振素子4に対向する。このため、第1のLC共振素子4と第2のLC共振素子7との間にはスペーサ11が配置されている。スペーサ11の材質としては硬質ゴム、軟質プラスチック等が適する。第1のLC共振素子4と第2のLC共振素子7との好ましい間隔は1μm〜100μmである。
第2のLC共振素子7の上面は保護フィルム12で覆われている。保護フィルム12の材質としてはPET(polyethylene terephthalate)が適する。
次に、この検出装置の動作について説明する。
自励発振器5に交流電圧を印加すると、第1のLC共振素子4のコイル41とコンデンサ44との間に交番電流が流れ、この交番電流は自励発信器5によって増幅される。この結果、約20MHzの周波数(自励発振周波数)の交流電流が発生し、この交流電流が周波数弁別回路92へ出力される。
基準発振器91は自励発振回路3と同様に所定周波数の交流電流を発生し、周波数弁別回路92へ出力する。
指が第2のLC共振素子7に近づくと、指の透磁率及び誘電率が第1のLC共振素子4と第2のLC共振素子7との間の相互インダクタンスとキャパシタンスとに影響を与え、自励発振周波数が変化する。周波数弁別回路92は自励発振回路3からの交流電流の周波数と基準発振器91からの交流電流の周波数とを比較し、周波数の変化を検出する。この周波数の変化は指と第2のLC共振素子7との距離にほぼ反比例する。
指が第2のLC共振素子7に接触し、更に第2のLC共振素子7を押圧すると、スペーサ11が圧縮され、第1のLC共振素子4と第2のLC共振素子7との間隔が狭まる。この結果、コイル41とコイル71との結合係数が変化し、それに伴い相互インダクタンスが変化して自励発振周波数が変化する。この変化率は、指が第2のLC共振素子7に近づくときの変化率よりも大きい。したがって、指が第2のLC共振素子7に接触したときを境にしてその前後で自励周波数の変化率が大きく変わる。この変化率の変曲点を周波数弁別回路により検出することにより、指の接近・離隔と指による押圧とが検出される。
以上のように、この実施形態に係る検出装置によれば、被検出物である指の接近・離隔と、指による押圧とを区別して検出することができる。
また、自励発振回路3の発振周波数fは、図3に示すように、コイル41の値(相互インダクタンスの値)をL41[H]、コンデンサ44の容量をC44[F]、第1コンデンサ51の容量をC51[F]、第2コンデンサ52の容量をC52[F]とすれば、次式で求められる。
Figure 0004137902
コイル41とコイル71との相互インダクタンスM[H]は、図4に示すように、磁路の断面積A[m]、磁路の長さl(エル)[m]、コイル41の巻き数N1[t(ターン)]、コイル71の巻き数N2[t]、比透磁率μr[H/m]、真空の透磁率をμ0[H]とすると、次式で求められる。
M=μ0μrAN1N2/l(エル)…(2)
以上のようにこの実施形態の検出装置は、指の接近、離隔、指による押圧を検出することができる。このとき、式(1)中のL41[H]は、M[H]の値となる
図5はこの発明の第2実施形態に係る検出装置のブロック図、図6は図5に示す第1及び第2のLC共振素子の断面を示す概念図、図7は図6に示す第2のLC共振素子の拡大断面図である。
この第2の実施形態は第1の実施形態とほぼ同じ構成であるので、構成の同じ部分については第1の実施形態と同じ符号を付してその説明を省略し、構成の異なる部分についてだけ説明する。
図5に示すように、第2実施形態は回路図的には第1の実施形態と全く同じである。
しかし、第1実施形態では、第2のLC共振素子7は第1のLC共振素子4とほぼ同じ大きさで、スペーサ11を介して第1のLC共振素子4に機械的に接続されているが、第2実施形態では、図6、7に示すように、第2のLC共振素子207は第1のLC共振素子4に比べて極めて小さく、第1のLC共振素子4から機械的に分離している。
第1のLC共振素子4の構成、大きさ等は第1実施形態の第1のLC共振素子4と同様である。第1のLC共振素子4の表面は、保護膜21によって覆われている。
第2のLC共振素子207は、第1のLC共振素子4に較べて非常に小さい。第2のLC共振素子207の直径は約0.1〜0.5mmである。しかし、第2のLC共振素子207の共振周波数は第1のLC共振素子4の共振周波数とほぼ同じになるように設定されている。第2のLC共振素子207は指先に付着されて用いられる。
第2のLC共振素子207はコイル271と基板272と電極273とからなる。これらは大きさが違う点を除き、それぞれ第1の実施形態の第2のLC共振素子7のコイル71、基板72、電極73と同様のものである。
次に、この検出装置の動作について説明する。
自励発振器5に交流電圧を印加すると、第1のLC共振素子4のコイル41とコンデンサ44との間に交番電流が流れ、この交番電流は自励発信器5によって増幅される。この結果、約20MHzの周波数(自励発振周波数)の交流電流が発生し、この交流電流が周波数弁別回路92へ出力される。
基準発振器91は自励発振回路3と同様に所定周波数の交流電流を発生し、周波数弁別回路92へ出力する。
指が第2のLC共振素子207とともに第1のLC共振素子4に近づくと、指の透磁率及び誘電率が第1のLC共振素子4と第2のLC共振素子207との間の相互インダクタンスとキャパシタンスとに影響を与え、自励発振周波数が変化する。周波数弁別回路92は自励発振回路3からの交流電流の周波数と基準発振器91からの交流電流の周波数とを比較し、周波数の変化を検出する。この周波数の変化は指先の第2のLC共振素子207と第1のLC共振素子4との距離にほぼ反比例する。
指先の第2のLC共振素子207が第1のLC共振素子4に接触し、更に第1のLC共振素子4を押圧すると、その押圧力に応じて第2のLC共振素子207の第1のLC共振素子4に対する密着度が高まる。これは、仮想的に第2のLC共振素子207が第1のLC共振素子4に近付いたのと同じになる。この結果、コイル41とコイル71との結合係数が変化し、それに伴い相互インダクタンスが変化して自励発振周波数が変化する。この変化率は、指先の第2のLC共振素子207が第1のLC共振素子4に近づくときの変化率よりも大きい。したがって、指先の第2のLC共振素子207が第1のLC共振素子4に接触したときを境にしてその前後で自励周波数の変化率が大きく変わる。この変化率の変局点を周波数弁別回路92により検出することにより、指の接近・離隔と指による押圧とが検出される。
以上のように、この実施形態に係る検出装置によれば、被検出物である指の接近・離隔と、指による押圧とを区別して検出することができる。
図8は第1実施形態の検出装置を備えた入力装置の回路図である。
第1実施形態の検出装置と共通する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
この入力装置は複数の第1のLC共振素子4と自励発振器5と検出回路9と押し位置判別器を有する制御装置61とコンデンサ切替器62とコイル切替器63とを有する。
複数の第1のLC共振素子4はx方向及びy方向に沿って並べられている。複数の第1のLC共振素子4はx方向に沿ってコイル41同士が直列に電気的に接続されている。また、複数の第1のLC共振素子4はy方向に沿ってコンデンサ44同士が直列に電気的に接続されている。
複数の第1のLC共振素子4にはそれぞれ第2のLC共振素子(図示せず)が間隔を置いて対向配置される。
制御装置61は自励発振器5、検出回路9、コンデンサ切替器62及びコイル切替器63を制御する。
コンデンサ切替器62はy方向に並んだコンデンサ群440をx方向に沿って順次切りかえる。
コイル切替器63はx方向に並んだコイル群410をy方向に沿って順次切りかえる。
次のこの入力装置の動作について説明する。
制御装置61はコイル切替器63で1つのコイル群410を選択した状態で、コンデンサ切替器62でコンデンサ群440をx方向に沿って順次切り替える。一通りコンデンサ群440を切り替えたら、制御装置61はコイル切替器63で隣りのコイル群410を選択した状態で、コンデンサ切替器62でコンデンサ群440をx方向に沿って順次切り替える。これを何度も繰返す。
切り替えられたコンデンサ群440と選択されているコイル群410とが交差したところにある第1のLC共振素子4は自励発振器5に接続され、この結果、自励発振器5が自励発振する。この時、この発振を開始した第1のLC共振素子4に対向する第2のLC共振素子に指が接近していたり、或いは指で第2のLC共振素子が押圧されていると、自励発振周波数が変化する。この自励発振周波数の変化を周波数弁別回路92が検出し、その検出信号を制御装置61へ出力する。制御装置61は、自励発振周波数の変化率により、指が第2のLC共振素子207に接近しているのか、指が第2のLC共振素子207を押圧しているのかを判別できる。また、どの第2のLC共振素子207に指が接近しているのか、或いはどの第2のLC共振素子207が指で押圧されているのかを判別できる。
以上のように、この入力装置によれば、どの位置の第2のLC共振素子207に指が接近したか、或いはどの位置の第2のLC共振素子207が押圧されたかを検出できる。
なお、第2のLC共振素子207に指が接近し、それを感知した時に、その第2のLC共振素子207或いはその周辺に光源(図示せず)の光を照射してもよい。そうすることにより、押圧しようとしている部分が選択されたことを操作者に分かるようにすることができる。
また、第2のLC共振素子207を第1のLC共振素子4に対向配置する代わりに、第2実施形態の第2のLC共振素子207を指先に装着してもよい。
図1はこの発明の第1実施形態に係る検出装置のブロック図である。 図2は図1に示す第1及び第2のLC共振素子の断面を示す概念図である。 図3は図1に示す自励発振回路及び第2のLC共振素子の回路図である。 図4は第1のLC共振素子のコイルと第2のLC共振素子のコイルとの間に生じる磁路を示す概念図である。 図5はこの発明の第2実施形態に係る検出装置のブロック図である。 図6は図5に示す第1及び第2のLC共振素子の断面を示す概念図である。 図7は図6に示す第2のLC共振素子の拡大断面図である。 図8は第1実施形態の検出装置を備えた入力装置の回路図である。
符号の説明
3 自励発振回路(自励発振手段)
4 第1のLC共振素子
5 自励発信器
7,207 第2のLC共振素子
9 検出回路(検出手段)

Claims (4)

  1. 第1のLC共振素子を含む自励発振手段と、
    前記第1のLC共振素子に所定間隔を置いて相対するように配置された第2のLC共振素子と、
    前記第2のLC共振素子に対する被検知物体の接近・離間に応じて生じる前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化、及び前記第2のLC共振素子に対する前記被検知物体の接触・押圧による前記第1、第2のLC共振素子間の距離の変化に応じて生じる前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化を検出する検出手段と
    を備えていることを特徴とする検出装置。
  2. 第1のLC共振素子を含む自励発振手段と、
    被検知物体に装着可能であって、固定状態の前記第1のLC共振素子に対して接近、離間可能な第2のLC共振素子と、
    前記第1のLC共振素子に対する前記第2のLC共振素子の接近・離間による前記第1、第2のLC共振素子間の距離の変化、前記第1のLC共振素子に対する前記第2のLC共振素子の接触・押圧による両素子の密着度の変化に応じて生じる前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化を検出する検出手段と
    を備えていることを特徴とする検出装置。
  3. 前記検出手段は、予め基準として定めた基準発振周波数又は位相と前記自励発振手段の発振周波数又は位相とを比較して、その比較結果に基づいて前記自励発振手段の発振周波数又は位相の変化を検出することを特徴とする請求項1又は2記載の検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1記載の検出装置を備えていることを特徴とする入力装置。
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