JP2871907B2 - 可撓性超伝導テープを製造する方法 - Google Patents
可撓性超伝導テープを製造する方法Info
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- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超伝導テープを製造す
る方法に係り、特に製造された超伝導テープはかなり可
撓性であり、それにもかかわらず液体窒素の温度(77
°K)で小さい曲率半径で曲がる時、高臨界電流密度を
維持する。
る方法に係り、特に製造された超伝導テープはかなり可
撓性であり、それにもかかわらず液体窒素の温度(77
°K)で小さい曲率半径で曲がる時、高臨界電流密度を
維持する。
【0002】
【従来の技術】超伝導材を実用又は商用にするのに、そ
の超伝導特性、即ち臨界温度Tc、臨界磁界Hc及び臨
界電流密度Jcだけでなく、可撓性、強度、硬度;及び
延性等のようなその機械的特性も又考慮されるべきであ
る。これらの機械的特性の中で、延性及び可撓性は、導
電体が度々伸長され、磁界を生じるコイルに巻回される
ので超伝導材の利用値を決めるのに最も重要な要因と一
般に考えられる。超伝導材がもろい場合、導電性ワイヤ
に作るのは難しく、結果的に少ない利用値となる。
の超伝導特性、即ち臨界温度Tc、臨界磁界Hc及び臨
界電流密度Jcだけでなく、可撓性、強度、硬度;及び
延性等のようなその機械的特性も又考慮されるべきであ
る。これらの機械的特性の中で、延性及び可撓性は、導
電体が度々伸長され、磁界を生じるコイルに巻回される
ので超伝導材の利用値を決めるのに最も重要な要因と一
般に考えられる。超伝導材がもろい場合、導電性ワイヤ
に作るのは難しく、結果的に少ない利用値となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、ある温度で超
伝導特性を与えるばかりでなく、小さい直径のコイルに
巻回されうるよう可撓性をも又与える超伝導材を発見す
ることが超伝導体研究者には通常重要な目的である。
伝導特性を与えるばかりでなく、小さい直径のコイルに
巻回されうるよう可撓性をも又与える超伝導材を発見す
ることが超伝導体研究者には通常重要な目的である。
【0004】実用的適用に対して、超伝導ワイヤの臨界
電流密度Jcは利用しうる高磁界を生じるよう104 A
/cm2 程度の大きさであるべきである。超伝導ワイヤ
はこの目的の為一般にコイルに巻回される。しかし、超
伝導ワイヤが直線である時、最も大きい臨界電流密度J
cを生じる公知の原理に鑑み、超伝導ワイヤが曲がるに
つれ、その臨界電流密度Jcは悪化する。ワイヤの曲率
が大きくなるほど、臨界電流Jcはより悪化する。従っ
て、超伝導ワイヤがより小さい直径を有するコイルに巻
回されるにつれ、それにより生じた磁界は悪化される。
電流密度Jcは利用しうる高磁界を生じるよう104 A
/cm2 程度の大きさであるべきである。超伝導ワイヤ
はこの目的の為一般にコイルに巻回される。しかし、超
伝導ワイヤが直線である時、最も大きい臨界電流密度J
cを生じる公知の原理に鑑み、超伝導ワイヤが曲がるに
つれ、その臨界電流密度Jcは悪化する。ワイヤの曲率
が大きくなるほど、臨界電流Jcはより悪化する。従っ
て、超伝導ワイヤがより小さい直径を有するコイルに巻
回されるにつれ、それにより生じた磁界は悪化される。
【0005】米国特許第4,975,416号で、オー
ニシ他は超伝導セラミックワイヤを作る方法を教示して
いる。特許は以下の方法で作られた2つの化学組成を図
示している:第1の組成は下記の式である: Bi2 Sr2 Ca2 Cu3 Ox, これは、Bi2 O3 ,SrCO3 ,CaCO3 ,及びC
uOからなる基から選択された混合物を用いて作られ、
システムAと呼ぶ:第2の組成は下記の式である; Bi1.6 Pb0.4 Sr2 Ca2 Cu3 Ox これはBi2 O3 ,PbO,SrCO3 ,CaCO3 ,
及びCuOからなる基から選択された混合物を用いて作
られ、システムBと呼ぶ。
ニシ他は超伝導セラミックワイヤを作る方法を教示して
いる。特許は以下の方法で作られた2つの化学組成を図
示している:第1の組成は下記の式である: Bi2 Sr2 Ca2 Cu3 Ox, これは、Bi2 O3 ,SrCO3 ,CaCO3 ,及びC
uOからなる基から選択された混合物を用いて作られ、
システムAと呼ぶ:第2の組成は下記の式である; Bi1.6 Pb0.4 Sr2 Ca2 Cu3 Ox これはBi2 O3 ,PbO,SrCO3 ,CaCO3 ,
及びCuOからなる基から選択された混合物を用いて作
られ、システムBと呼ぶ。
【0006】システムA及びシステムBのいずれかで作
られた超伝導ワイヤは、略0.5cm以下の曲率半径を
有する弧の形に曲げられうるが、その臨界電流密度Jc
は単に250A/cm2 である。システムBからできた
超伝導ワイヤは臨界温度Tc(R=0)=101°K
(ここで及び以下でR=0はゼロ抵抗を示す)、及びゼ
ロ磁界で77°Kで臨界電流密度Jc=100A/cm
2 である。更にAg2 Oがその20%の重量だけシステ
ムBの組成に加えられる場合、優れた可撓性を有する2
つのワイヤは作られうる、一つは: Tc(R=0)=87°K,Jc=250A・cm2 (77°K,ゼロ磁界)、 及び、他方は: Tc(R=0)=102°K,Jc=250A・cm2 (77°K,ゼロ磁界)。
られた超伝導ワイヤは、略0.5cm以下の曲率半径を
有する弧の形に曲げられうるが、その臨界電流密度Jc
は単に250A/cm2 である。システムBからできた
超伝導ワイヤは臨界温度Tc(R=0)=101°K
(ここで及び以下でR=0はゼロ抵抗を示す)、及びゼ
ロ磁界で77°Kで臨界電流密度Jc=100A/cm
2 である。更にAg2 Oがその20%の重量だけシステ
ムBの組成に加えられる場合、優れた可撓性を有する2
つのワイヤは作られうる、一つは: Tc(R=0)=87°K,Jc=250A・cm2 (77°K,ゼロ磁界)、 及び、他方は: Tc(R=0)=102°K,Jc=250A・cm2 (77°K,ゼロ磁界)。
【0007】オーニシ他の特許は高可撓性超伝導ワイヤ
を良く示している。しかし、臨界電流密度Jcは、ワイ
ヤが小さい曲率半径でコイルに曲げられる時、満足でき
るものではない。
を良く示している。しかし、臨界電流密度Jcは、ワイ
ヤが小さい曲率半径でコイルに曲げられる時、満足でき
るものではない。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は超伝導テープを
製造する方法を提供し、その可撓性は従来技術と同じよ
う良い。しかし、本発明による方法で製造された超伝導
テープは、両方が曲率の同じ曲率半径で曲げられる時従
来技術よりより高い臨界電流密度Jcを生じることがで
きる。
製造する方法を提供し、その可撓性は従来技術と同じよ
う良い。しかし、本発明による方法で製造された超伝導
テープは、両方が曲率の同じ曲率半径で曲げられる時従
来技術よりより高い臨界電流密度Jcを生じることがで
きる。
【0009】超伝導テープを製造する本発明による方法
は、(a)ビスマス(Bi)ベースの超伝導領域のプレ
カーソルを用意し;(b)銀の管にプレカーソルを充填
し;(c)銀の管を押圧してテープとし;(d)それに
対し超伝導相を形成するようテープに熱処理を施こし;
(e)その厚さが0.07mmに等しいかそれより薄く
なるまでテープを押圧し;(f)テープに熱処理を施す
各段階からなる。
は、(a)ビスマス(Bi)ベースの超伝導領域のプレ
カーソルを用意し;(b)銀の管にプレカーソルを充填
し;(c)銀の管を押圧してテープとし;(d)それに
対し超伝導相を形成するようテープに熱処理を施こし;
(e)その厚さが0.07mmに等しいかそれより薄く
なるまでテープを押圧し;(f)テープに熱処理を施す
各段階からなる。
【0010】テープ用超伝導相を良く形成するため、テ
ープは0.07mm以下の所望の厚さに初めに押圧され
ない。その代り、段階(e)から段階(f)が普通少な
くとも一度繰り返される。
ープは0.07mm以下の所望の厚さに初めに押圧され
ない。その代り、段階(e)から段階(f)が普通少な
くとも一度繰り返される。
【0011】テープの厚さが0.07mmと等しいか、
それより薄くなるよう押圧されることが本発明の最も重
要な面である。さもなければ、テープは従来技術より優
れた超伝導特性を示さない。本発明による方法を用いて
製造されたテープは下記の超伝導特性を有する: (1)Tc(R=0)=110°K,及び (2)Jc=13600A/cm2 for r=1.0
cmまで無限,及び Jc= 7800A/cm2 for r=0.4cm, ここで、テープが弧の形に曲げられる時rは曲率の半径
である。
それより薄くなるよう押圧されることが本発明の最も重
要な面である。さもなければ、テープは従来技術より優
れた超伝導特性を示さない。本発明による方法を用いて
製造されたテープは下記の超伝導特性を有する: (1)Tc(R=0)=110°K,及び (2)Jc=13600A/cm2 for r=1.0
cmまで無限,及び Jc= 7800A/cm2 for r=0.4cm, ここで、テープが弧の形に曲げられる時rは曲率の半径
である。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の望ましい実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【0013】成形処理 本発明による処理でビスマス(Bi)ベースの超伝導テ
ープを成形するのに用いられる化合物は下記の式を有
し: Bi1.81Pb0.43Sr1.71Ca2.14Cu3 Ox これはBi2 O3 ,PbO,SrCO3 ,CaCO3 及
びCuOからなる混合物又はBi(NO3 ).5H
2 O,Pb(NO3 )2 ,Sr(NO3 )2 ,Ca(N
O3 )3 .4H2 O及びCu(NO3 )2 .3H2 Oか
らなる溶融液混合物かのいずれかで用意される。
ープを成形するのに用いられる化合物は下記の式を有
し: Bi1.81Pb0.43Sr1.71Ca2.14Cu3 Ox これはBi2 O3 ,PbO,SrCO3 ,CaCO3 及
びCuOからなる混合物又はBi(NO3 ).5H
2 O,Pb(NO3 )2 ,Sr(NO3 )2 ,Ca(N
O3 )3 .4H2 O及びCu(NO3 )2 .3H2 Oか
らなる溶融液混合物かのいずれかで用意される。
【0014】本発明による処理の望ましい実施例の組成
を作るのに溶融液方法が用いられる。溶融液方法は下記
の段階からなる: (1)Bi:Pb:Sr:Ca:Cu=1.81:0.
43:1.71:2.14:3の原子重量比で、Bi
(NO3 )3 .5H2 O,Pb(NO3 )2 ,Sr(N
O3 )2 ,Ca(NO3 )3 .4H2 O及びCu(NO
3 )2 .3H2 Oの混合物の溶融液を用意し; (2)5.1:3の重量比の蓚酸と硝酸性銅を含む蓚酸
を溶融液に加え; (3)溶融液を2時間撹拌し、25%の水酸化アンモニ
ウム液を有する溶液をpH=7に滴定し; (4)ゲル化のため120℃の油で溶融液を湯煎し; (5)段階(4)で形成されたゲルを300℃で有機分
解用炉に3時間置き; (6)800℃で段階(5)の生成物を12時間燃焼す
る。
を作るのに溶融液方法が用いられる。溶融液方法は下記
の段階からなる: (1)Bi:Pb:Sr:Ca:Cu=1.81:0.
43:1.71:2.14:3の原子重量比で、Bi
(NO3 )3 .5H2 O,Pb(NO3 )2 ,Sr(N
O3 )2 ,Ca(NO3 )3 .4H2 O及びCu(NO
3 )2 .3H2 Oの混合物の溶融液を用意し; (2)5.1:3の重量比の蓚酸と硝酸性銅を含む蓚酸
を溶融液に加え; (3)溶融液を2時間撹拌し、25%の水酸化アンモニ
ウム液を有する溶液をpH=7に滴定し; (4)ゲル化のため120℃の油で溶融液を湯煎し; (5)段階(4)で形成されたゲルを300℃で有機分
解用炉に3時間置き; (6)800℃で段階(5)の生成物を12時間燃焼す
る。
【0015】上記段階により生成された粉末を用いて超
伝導テープを作るのに管の粉末法が用いられる。管粉末
法の詳細な理解の為、「IEEEトランザクションズ
オンマグネティクス」27巻、2号、1991年3月、
1231−1238頁で出版された技術論文「高−Jc
銀被覆Biベース超伝導ワイヤ」を引用する。
伝導テープを作るのに管の粉末法が用いられる。管粉末
法の詳細な理解の為、「IEEEトランザクションズ
オンマグネティクス」27巻、2号、1991年3月、
1231−1238頁で出版された技術論文「高−Jc
銀被覆Biベース超伝導ワイヤ」を引用する。
【0016】本発明により用いられる管は製造されたテ
ープが銀被覆されるよう銀からできている。図1の
(A)−(D)の概略図を参照するに、一連の処理段階
は図1の(A)に示す如く、プレカーソルを銀の管10
に充填し;図1の(B)に示す如く、その直径を縮小す
るようスエージャ20により銀管10にスエージング
し;図1の(C)に示す如くスエージされた銀管11を
薄テープ12に圧延し;図1の(D)に示す如く薄テー
プ12を炉で焼結する段階を含む。
ープが銀被覆されるよう銀からできている。図1の
(A)−(D)の概略図を参照するに、一連の処理段階
は図1の(A)に示す如く、プレカーソルを銀の管10
に充填し;図1の(B)に示す如く、その直径を縮小す
るようスエージャ20により銀管10にスエージング
し;図1の(C)に示す如くスエージされた銀管11を
薄テープ12に圧延し;図1の(D)に示す如く薄テー
プ12を炉で焼結する段階を含む。
【0017】処理の望ましい実施例で用いられた銀管1
0は4mmの内径、6mmの外径、200mmの横の長
さを有する管である。銀管10を薄テープに押圧するの
を容易にするよう、銀管10はその直径を縮小するよう
先ずスエージされる。これは銀管10をスエージャ20
を通るごとに20%の縮小比でスエージングされ、ここ
で銀管10をその外径を0.6−0.7mm縮小するよ
う通る各2つのスエージング間で550℃の温度で加熱
される。
0は4mmの内径、6mmの外径、200mmの横の長
さを有する管である。銀管10を薄テープに押圧するの
を容易にするよう、銀管10はその直径を縮小するよう
先ずスエージされる。これは銀管10をスエージャ20
を通るごとに20%の縮小比でスエージングされ、ここ
で銀管10をその外径を0.6−0.7mm縮小するよ
う通る各2つのスエージング間で550℃の温度で加熱
される。
【0018】スエージされた銀管11は、次に0.3−
0.6mmの厚さの薄テープ12に押圧するようローラ
30により冷間圧延され、更にその厚さを0.1mm縮
小するよう再度薄テープ12を押圧する。
0.6mmの厚さの薄テープ12に押圧するようローラ
30により冷間圧延され、更にその厚さを0.1mm縮
小するよう再度薄テープ12を押圧する。
【0019】薄テープ12に対し超伝導相を成形するよ
う薄テープ12に熱処理が施される。熱処理は下記の段
階からなる焼結処理である: (a)より薄いテープを炉40で1時間当たり100℃
の速度で室温から843℃に徐々に上昇させて加熱し; (b)炉40の温度を24時間843℃に維持し; (c)炉40の温度を1時間当たり60℃の速度で室温
まで下げる。
う薄テープ12に熱処理が施される。熱処理は下記の段
階からなる焼結処理である: (a)より薄いテープを炉40で1時間当たり100℃
の速度で室温から843℃に徐々に上昇させて加熱し; (b)炉40の温度を24時間843℃に維持し; (c)炉40の温度を1時間当たり60℃の速度で室温
まで下げる。
【0020】テープ中により、濃く良く配向された粒子
を作るため、上記の焼結処理で熱処理された後薄テープ
12は更にその厚さを0.06−0.08mm縮小する
よう押圧される。その後、上記焼結処理は押圧された薄
テープ12に対し再び繰り返される。
を作るため、上記の焼結処理で熱処理された後薄テープ
12は更にその厚さを0.06−0.08mm縮小する
よう押圧される。その後、上記焼結処理は押圧された薄
テープ12に対し再び繰り返される。
【0021】第2の焼結処理の後、薄テープ12はその
厚さを0.03−0.07mmに下げるよう更に押圧さ
れる。他の異なる焼結処理が更に押圧された薄テープ1
2に施される。この焼結処理は下記の段階からなる: (a)テープを炉40で1時間当たり100℃の速度で
室温から843℃に徐々に上昇する温度で加熱し; (b)炉40の温度を36−48時間843℃に維持
し; (c)炉40の温度を1時間当たり60℃の速度で室温
まで下げる。
厚さを0.03−0.07mmに下げるよう更に押圧さ
れる。他の異なる焼結処理が更に押圧された薄テープ1
2に施される。この焼結処理は下記の段階からなる: (a)テープを炉40で1時間当たり100℃の速度で
室温から843℃に徐々に上昇する温度で加熱し; (b)炉40の温度を36−48時間843℃に維持
し; (c)炉40の温度を1時間当たり60℃の速度で室温
まで下げる。
【0022】製造された薄テープは、薄テープに対し超
伝導相の成形を確実にするよう前記処理の3回の押圧の
後、焼結された本発明の特徴はテープの厚さを0.07
mmに等しいかそれより薄く減少させるが、スエージさ
れた銀管11を初めにこの特徴の厚さに押圧することは
奨められない。代わりに、より良い結果を得るため、テ
ープ12の厚さは徐々に縮小され、熱処理は、各押圧の
後にテープになされるべきである。この方法で、テープ
はより良い超伝導相と同様テープの濃く良く配向された
粒子で製造されうる。
伝導相の成形を確実にするよう前記処理の3回の押圧の
後、焼結された本発明の特徴はテープの厚さを0.07
mmに等しいかそれより薄く減少させるが、スエージさ
れた銀管11を初めにこの特徴の厚さに押圧することは
奨められない。代わりに、より良い結果を得るため、テ
ープ12の厚さは徐々に縮小され、熱処理は、各押圧の
後にテープになされるべきである。この方法で、テープ
はより良い超伝導相と同様テープの濃く良く配向された
粒子で製造されうる。
【0023】図2の(A)−(B)を参照するに、予備
実験は製造テープの可撓性をテストするようなされ、そ
こに結果が示されている。テープは先ず図2の(A)に
示す如く絶縁板に取付けられ、絶縁板は図2の(B)に
示す如く曲げられた。図2の(B)に示す如く、曲げテ
ープの曲率半径が略1.05cmであることが定規の目
盛りから分かる。テスト結果は、この曲率半径で、テー
プが折れないことを示す。
実験は製造テープの可撓性をテストするようなされ、そ
こに結果が示されている。テープは先ず図2の(A)に
示す如く絶縁板に取付けられ、絶縁板は図2の(B)に
示す如く曲げられた。図2の(B)に示す如く、曲げテ
ープの曲率半径が略1.05cmであることが定規の目
盛りから分かる。テスト結果は、この曲率半径で、テー
プが折れないことを示す。
【0024】3つの実験が図2の(B)に示す如く、テ
ープに4点測定装置を用いるテープの超伝導特性をテス
トするよう更になされる。第1の実験はテープの臨界温
度をテストし;第2の実験はテープを臨界電流密度Jc
に曲げる効果をテストし;第3の実験はテープ厚さの臨
界電流速度Jcに対する効果をテストする。
ープに4点測定装置を用いるテープの超伝導特性をテス
トするよう更になされる。第1の実験はテープの臨界温
度をテストし;第2の実験はテープを臨界電流密度Jc
に曲げる効果をテストし;第3の実験はテープ厚さの臨
界電流速度Jcに対する効果をテストする。
【0025】本発明による処理で作られた超伝導テープ
は銀被覆されるので、テープの横方向の部分だけがBi
ベース超伝導組成を含む。この超伝導部分の厚さは以下
にtseで示され、テープの全厚さはtで示される。
は銀被覆されるので、テープの横方向の部分だけがBi
ベース超伝導組成を含む。この超伝導部分の厚さは以下
にtseで示され、テープの全厚さはtで示される。
【0026】テスト1:抵抗−温度特性 図3を参照するに、本発明により作られた超伝導テープ
の抵抗−温度特性を見るテストがなされ、そこに結果が
示される。テープの抵抗は、テープが略110°Kの温
度に冷やされた時急速にゼロに下がることが曲線から分
かる。従って超伝導テープの臨界温度はTc(R=0)
=110°Kである。
の抵抗−温度特性を見るテストがなされ、そこに結果が
示される。テープの抵抗は、テープが略110°Kの温
度に冷やされた時急速にゼロに下がることが曲線から分
かる。従って超伝導テープの臨界温度はTc(R=0)
=110°Kである。
【0027】テスト2:テープが曲げられた時のJcの
変化 22mmの厚さ、2.5mmの幅、0.045mmの全
厚さで作られたテープがこのテストに用いられる。テー
プは図2の(A)に示す如く絶縁されたアルミナ板の一
部に付着され、図2の(B)に示す如く(1μm/c
m)の基準を有する)4点測定装置はそのI−V特性を
決定するためテープ上に配置される。このテストにおい
て、異なる半径を有する種々の弧に曲げられたテープに
ついて順次テープのI−V特性が測定される。テープ
は、先ず曲げられないで、即ち、テープがrに無限であ
る。曲率半径を有する直線部である状態でテストされ
る。次に、同じテープが毎回r2 =7.20cm,r3
=3.30cm,r4 =2.00cm,r5 =1.50
cm,r6 =1.40cm,r7 =1.20cm,r8
=0.90cm,r9 =0.67cm,r10=0.60
cm,r11=0.50cm,又はr12=0.40cmで
あるその曲率の半径を有する弧に曲げられてテストがな
される。
変化 22mmの厚さ、2.5mmの幅、0.045mmの全
厚さで作られたテープがこのテストに用いられる。テー
プは図2の(A)に示す如く絶縁されたアルミナ板の一
部に付着され、図2の(B)に示す如く(1μm/c
m)の基準を有する)4点測定装置はそのI−V特性を
決定するためテープ上に配置される。このテストにおい
て、異なる半径を有する種々の弧に曲げられたテープに
ついて順次テープのI−V特性が測定される。テープ
は、先ず曲げられないで、即ち、テープがrに無限であ
る。曲率半径を有する直線部である状態でテストされ
る。次に、同じテープが毎回r2 =7.20cm,r3
=3.30cm,r4 =2.00cm,r5 =1.50
cm,r6 =1.40cm,r7 =1.20cm,r8
=0.90cm,r9 =0.67cm,r10=0.60
cm,r11=0.50cm,又はr12=0.40cmで
あるその曲率の半径を有する弧に曲げられてテストがな
される。
【0028】テープが上記曲率半径r1 −r12の1つを
有する弧に曲げられ、種々の電流がその電圧応答を測定
するようそれに印加される。テスト結果は図4,図5に
グラフで示される。各図において、横軸は印加された電
流Iであり、縦軸は電圧応答Vであり、曲線は種々の曲
率半径に対応して与えられる。r1 からr8 に対応する
テープのI−V特性曲線を図4に示す。r9 からr12に
対応するテープのI−V特性曲線を図5に示す。
有する弧に曲げられ、種々の電流がその電圧応答を測定
するようそれに印加される。テスト結果は図4,図5に
グラフで示される。各図において、横軸は印加された電
流Iであり、縦軸は電圧応答Vであり、曲線は種々の曲
率半径に対応して与えられる。r1 からr8 に対応する
テープのI−V特性曲線を図4に示す。r9 からr12に
対応するテープのI−V特性曲線を図5に示す。
【0029】上記のテスト結果から、テープが無限から
0.9cmの範囲でその曲率半径を有する弧に曲げられ
る場合、テープの臨界電流密度Jcは略10200A/
cm 2 の定数であることが分かる。テープが0.67m
mであるその曲率半径を有する弧に更に曲げられる場
合、そこにJcの大きい低下がある。r=0.4cmで
ある場合、Jcは7800A/cm2 であると測定され
るオーニシ他特許のr=0.5cmでのJc=250A
/cm2 と比べて、本発明は明らかに優れた超伝導を生
じる。
0.9cmの範囲でその曲率半径を有する弧に曲げられ
る場合、テープの臨界電流密度Jcは略10200A/
cm 2 の定数であることが分かる。テープが0.67m
mであるその曲率半径を有する弧に更に曲げられる場
合、そこにJcの大きい低下がある。r=0.4cmで
ある場合、Jcは7800A/cm2 であると測定され
るオーニシ他特許のr=0.5cmでのJc=250A
/cm2 と比べて、本発明は明らかに優れた超伝導を生
じる。
【0030】更に、異なる全厚さt−0.07mm(t
sc=0.02mm)を有するテープが用いられるのを
除いて他の同様なテストがなされる。このテープは各毎
回r 0 =無限,r1 ’=1.80cm,r2 ’=1.0
0cm,r3 ’=0.70cm,r4 ’=0.55cm
又はr5 ’=0.42cmであるその曲率半径を有する
弧に曲げられる。テープが曲げられる曲率半径に対応す
るI−V特性曲線は図5を示す。
sc=0.02mm)を有するテープが用いられるのを
除いて他の同様なテストがなされる。このテープは各毎
回r 0 =無限,r1 ’=1.80cm,r2 ’=1.0
0cm,r3 ’=0.70cm,r4 ’=0.55cm
又はr5 ’=0.42cmであるその曲率半径を有する
弧に曲げられる。テープが曲げられる曲率半径に対応す
るI−V特性曲線は図5を示す。
【0031】r1 ’=1.8cmに対応するI−V特性
曲線はr0 =無限大(直線部)に対応する特性曲線に非
常に近くなるよう測定され、従ってr0 =無限及び
r1 ’=1.8に対応する2つの曲線は単一曲線として
図5に示される。テスト結果は、テープが1.8cm以
下の曲率半径で曲げられるまでこのテープの臨界電流密
度Jcが大きく悪化しないことを示す。r1 ’=1.8
0cmに対応する曲線をr 2 ’=1.0cmに対応する
曲線と比較すると、その臨界電流密度Jcは同じ(Jc
=13600A/cm)であるが、通常状態の抵抗がよ
り高い電流で偏移することが分かった。テープを(室温
で)曲げる時テープに微細クラックが生じる。これは、
曲率半径の逆数c=1/rとして示されるテープの曲列
cの値が全%伸長TPE又は引張の値を越えることを意
味する。ここでこれはTPE=(tsc/BD)×10
0%として定義され、ここでBDは十分に悪化されない
その臨界電流密度Jcを有する環状ループに曲げられる
時のテープの直径である。
曲線はr0 =無限大(直線部)に対応する特性曲線に非
常に近くなるよう測定され、従ってr0 =無限及び
r1 ’=1.8に対応する2つの曲線は単一曲線として
図5に示される。テスト結果は、テープが1.8cm以
下の曲率半径で曲げられるまでこのテープの臨界電流密
度Jcが大きく悪化しないことを示す。r1 ’=1.8
0cmに対応する曲線をr 2 ’=1.0cmに対応する
曲線と比較すると、その臨界電流密度Jcは同じ(Jc
=13600A/cm)であるが、通常状態の抵抗がよ
り高い電流で偏移することが分かった。テープを(室温
で)曲げる時テープに微細クラックが生じる。これは、
曲率半径の逆数c=1/rとして示されるテープの曲列
cの値が全%伸長TPE又は引張の値を越えることを意
味する。ここでこれはTPE=(tsc/BD)×10
0%として定義され、ここでBDは十分に悪化されない
その臨界電流密度Jcを有する環状ループに曲げられる
時のテープの直径である。
【0032】テスト3:テープの厚さに関するJcの変
化 本発明の最も重要な面は、Biベース超伝導テープを
0.07mmより薄く作ることである。従って、このテ
ストはテープの厚さに関する臨界電流密度Jcの変化を
見ることに関する。
化 本発明の最も重要な面は、Biベース超伝導テープを
0.07mmより薄く作ることである。従って、このテ
ストはテープの厚さに関する臨界電流密度Jcの変化を
見ることに関する。
【0033】テストの為に4つのテープサンプルが用意
され、それらの厚さは夫々下記の通りである: t1 =0.1mm(tsc=0.033mm),t2 =
0.09mm(tsc=0.03mm),t3 =0.0
7mm(tsc=0.02mm),t4 =0.045m
m(tsc=0.01mm)。
され、それらの厚さは夫々下記の通りである: t1 =0.1mm(tsc=0.033mm),t2 =
0.09mm(tsc=0.03mm),t3 =0.0
7mm(tsc=0.02mm),t4 =0.045m
m(tsc=0.01mm)。
【0034】このテストは4つのテープサンプルに対
し、Jc/Jc0 −C特性を測定することでなされる
(Jc/Jc0 はJcのJc0 に対する比であり、ここ
でJc0は、テープが曲げられない時、即ちテープが直
線部である時のテープの臨界電流密度Jcの値を示し、
cは曲率で、上記の如く1/rに等しい)。
し、Jc/Jc0 −C特性を測定することでなされる
(Jc/Jc0 はJcのJc0 に対する比であり、ここ
でJc0は、テープが曲げられない時、即ちテープが直
線部である時のテープの臨界電流密度Jcの値を示し、
cは曲率で、上記の如く1/rに等しい)。
【0035】テスト結果は図6にグラフで示され、ここ
で横軸が曲率cを示し、縦軸が百分率でJc/Jc0 を
示し、4つの曲線が4つのテープサンプルに対し与えら
れる。Jcは、その曲率Cが増すにつれt1 =0.1m
mの厚さを有するテープサンプルに対して急速に下がる
ことが曲線から分かる。しかし、t2 =0.09mm、
t3 =0.07m:又はt4 =0.045mmの厚さを
有する各テープサンプルに対して、対応するJc/Jc
0 −C曲線は、その曲率Cが増すにつれゆっくり低下す
る。テープサンプルの厚さが薄くなればなるほどそのJ
c/c0 −C特性曲線は良くなり;即ち、より薄いテー
プサンプルは、その曲率がより厚いテープサンプルと同
じである時、より高いJcを有する。
で横軸が曲率cを示し、縦軸が百分率でJc/Jc0 を
示し、4つの曲線が4つのテープサンプルに対し与えら
れる。Jcは、その曲率Cが増すにつれt1 =0.1m
mの厚さを有するテープサンプルに対して急速に下がる
ことが曲線から分かる。しかし、t2 =0.09mm、
t3 =0.07m:又はt4 =0.045mmの厚さを
有する各テープサンプルに対して、対応するJc/Jc
0 −C曲線は、その曲率Cが増すにつれゆっくり低下す
る。テープサンプルの厚さが薄くなればなるほどそのJ
c/c0 −C特性曲線は良くなり;即ち、より薄いテー
プサンプルは、その曲率がより厚いテープサンプルと同
じである時、より高いJcを有する。
【0036】更に、図示の曲線から、テープのTPE値
がtsc<0.02mmに対して0.05%と0.1%
との間の範囲にあり、tsc>0.02mmに対して
0.05%以下であることを導きうる。これはより薄い
テープサンプルの密度がより厚いテープサンプルの密度
より大きいことにより説明されうる。従って、テープの
TPEはテープより薄い厚さに押圧することにより改良
されうる。
がtsc<0.02mmに対して0.05%と0.1%
との間の範囲にあり、tsc>0.02mmに対して
0.05%以下であることを導きうる。これはより薄い
テープサンプルの密度がより厚いテープサンプルの密度
より大きいことにより説明されうる。従って、テープの
TPEはテープより薄い厚さに押圧することにより改良
されうる。
【0037】本発明は特別な段階からなる望ましい処理
で説明される一方、特別な段階が多くの他の方法で変化
され、かかる変形は本発明の精神から逸脱するものでは
ない。従って、上記の段階は本発明の範囲を限定するも
のではない。可撓性超伝導テープを丸く曲げ、曲げを徐
々にきつくしていくと、即ち、曲げたときの円の直径を
小さくしていくと、途中から、可撓性超伝導テープの臨
界電流密度Jcが悪化し始める。BDは、臨界電流密度
Jcを悪化させずに、テープを丸く曲げうる最小直径で
ある。よって、BDが小さい方が、可撓性超伝導テープ
は良好な特性を有することになる。上記のように、本発
明によれば、Bi1.81Pb0.43Sr1.71Ca2.14Cu3
と酸素からなる超伝導組成物を用意する工程と、この超
伝導組成物を銀の管内に充填する工程と、スエージング
工程を二回以上施し、スエージング間で550℃の温度
に加熱する工程と、次いで、冷間圧延工程と該冷間圧延
工程に続く熱処理工程とを少なくとも二回行って、超伝
導組成物が充填された銀の管より、厚さが0.07mm
に等しいかそれより薄いテープを徐々に形成する工程と
よりなり、上記熱処理工程が、押圧されたテープを約2
5℃から約843℃の高温にまで徐々に加熱し、テープ
を約843℃の高温に約24から48時間維持し、テー
プの高温を徐々に室温にまで冷却することによる構成で
あるため、BDの値が1.8cm,3.6cmと小さい
可撓性超伝導テープを製造することが出来る。
で説明される一方、特別な段階が多くの他の方法で変化
され、かかる変形は本発明の精神から逸脱するものでは
ない。従って、上記の段階は本発明の範囲を限定するも
のではない。可撓性超伝導テープを丸く曲げ、曲げを徐
々にきつくしていくと、即ち、曲げたときの円の直径を
小さくしていくと、途中から、可撓性超伝導テープの臨
界電流密度Jcが悪化し始める。BDは、臨界電流密度
Jcを悪化させずに、テープを丸く曲げうる最小直径で
ある。よって、BDが小さい方が、可撓性超伝導テープ
は良好な特性を有することになる。上記のように、本発
明によれば、Bi1.81Pb0.43Sr1.71Ca2.14Cu3
と酸素からなる超伝導組成物を用意する工程と、この超
伝導組成物を銀の管内に充填する工程と、スエージング
工程を二回以上施し、スエージング間で550℃の温度
に加熱する工程と、次いで、冷間圧延工程と該冷間圧延
工程に続く熱処理工程とを少なくとも二回行って、超伝
導組成物が充填された銀の管より、厚さが0.07mm
に等しいかそれより薄いテープを徐々に形成する工程と
よりなり、上記熱処理工程が、押圧されたテープを約2
5℃から約843℃の高温にまで徐々に加熱し、テープ
を約843℃の高温に約24から48時間維持し、テー
プの高温を徐々に室温にまで冷却することによる構成で
あるため、BDの値が1.8cm,3.6cmと小さい
可撓性超伝導テープを製造することが出来る。
【図1】(A)から(D)は、夫々が本発明による方法
の段階の1つを示す概略図であり、(A)は粉末の銀管
への充填を示し、(B)はスエージャーによる銀管のス
エージングを示し、(C)はスエージされた銀管の薄い
テープへの圧延を示し、(D)は薄いテープの熱処理を
示す。
の段階の1つを示す概略図であり、(A)は粉末の銀管
への充填を示し、(B)はスエージャーによる銀管のス
エージングを示し、(C)はスエージされた銀管の薄い
テープへの圧延を示し、(D)は薄いテープの熱処理を
示す。
【図2】(A)はテープの絶縁板への取付けを示し、
(B)はテープの弧の形への曲げ及びその4点測定装置
を示す。
(B)はテープの弧の形への曲げ及びその4点測定装置
を示す。
【図3】本発明による方法で製造された超伝導テープの
抵抗−温度特性を示す図である。
抵抗−温度特性を示す図である。
【図4】テープが曲げられる種々の曲率半径に関するテ
ープのI−V特性のグラフを示す図である。
ープのI−V特性のグラフを示す図である。
【図5】テープが曲げられる種々の曲率半径に関するテ
ープのI−V特性のグラフを示す図である。
ープのI−V特性のグラフを示す図である。
【図6】異なる厚さを有するテープのI−V特性を示す
こと以外は図4,図5に示すと同じグラフを示す図であ
る。
こと以外は図4,図5に示すと同じグラフを示す図であ
る。
【図7】異なる厚さを有する超伝導テープのいくつかの
サンプルのJc/Jc0 −C特性のグラフを示す図であ
る。
サンプルのJc/Jc0 −C特性のグラフを示す図であ
る。
10,11 銀管 12 薄テープ 20 スエージャ 30 圧延器 40 炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 洪 為 民 台湾屏東市光復路378巷10号(番地なし) (72)発明者 李 文 新 台湾新竹市民享一街10巷8号(番地な し) (56)参考文献 特開 平3−138820(JP,A) 特開 平3−114112(JP,A) 特開 平2−207420(JP,A) 特開 平1−251515(JP,A) 特開 平4−223010(JP,A) 特開 平2−199721(JP,A) 特開 平3−122918(JP,A) 特開 平2−263726(JP,A) 特開 平3−204131(JP,A) 特開 平3−214516(JP,A) 特開 平3−265523(JP,A) 特開 平4−73822(JP,A) 特開 平4−160711(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】 Bi1.81Pb0.43Sr1.71Ca2.14Cu
3 と酸素からなる超伝導組成物を用意する工程と、 この超伝導組成物を銀の管内に充填する工程と、スエージング工程を二回以上施し、スエージング間で5
50℃の温度に加熱する工程と、 次いで、冷間圧延 工程と該冷間圧延工程に続く熱処理工
程とを少なくとも二回行って、超伝導組成物が充填され
た銀の管より、厚さが0.07mmに等しいかそれより
薄いテープを徐々に形成する工程とよりなり、 上記熱処理工程が、押圧されたテープを約25℃から約
843℃の高温にまで徐々に加熱し、テープを約843
℃の高温に約24から48時間維持し、テープの高温を
徐々に室温にまで冷却することよりなることを特徴とす
る可撓性超伝導テープを製造する方法。 - 【請求項2】 0.045mmの厚さに製造することを
特徴とする請求項1記載の可撓性超伝導テープを製造す
る方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217229A JP2871907B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 可撓性超伝導テープを製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217229A JP2871907B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 可撓性超伝導テープを製造する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05342931A JPH05342931A (ja) | 1993-12-24 |
JP2871907B2 true JP2871907B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=16700873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217229A Expired - Fee Related JP2871907B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 可撓性超伝導テープを製造する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2871907B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0310033B1 (en) * | 1987-09-28 | 1995-04-19 | Hitachi, Ltd. | Superconducting wire and method of producing the same |
JP2636049B2 (ja) * | 1988-08-29 | 1997-07-30 | 住友電気工業株式会社 | 酸化物超電導体の製造方法および酸化物超電導線材の製造方法 |
JPH02199721A (ja) * | 1989-01-28 | 1990-08-08 | Sumitomo Electric Ind Ltd | テープ状超電導線材の製造方法 |
JPH02207420A (ja) * | 1989-02-06 | 1990-08-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 超伝導線材の製造方法 |
JPH03114112A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-15 | Mitsubishi Materials Corp | 高臨界電流密度を有するBi系酸化物充填超電導線材の製造方法 |
JPH03122918A (ja) * | 1989-10-05 | 1991-05-24 | Furukawa Electric Co Ltd:The | セラミックス超電導々体の製造方法 |
US5204316A (en) * | 1990-04-02 | 1993-04-20 | General Electric Company | Preparation of tape of silver covered bi-pb-ca;sr-cu-o oriented polycrystal superconductor |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP3217229A patent/JP2871907B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05342931A (ja) | 1993-12-24 |
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---|---|---|---|
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