JP2871894B2 - 鋳造品製造システム - Google Patents

鋳造品製造システム

Info

Publication number
JP2871894B2
JP2871894B2 JP3136813A JP13681391A JP2871894B2 JP 2871894 B2 JP2871894 B2 JP 2871894B2 JP 3136813 A JP3136813 A JP 3136813A JP 13681391 A JP13681391 A JP 13681391A JP 2871894 B2 JP2871894 B2 JP 2871894B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casting
data
shape
input
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3136813A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04361849A (ja
Inventor
崇興 南波
輝郎 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PPONDA ENJINIARINGU KK
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
PPONDA ENJINIARINGU KK
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PPONDA ENJINIARINGU KK, Honda Motor Co Ltd filed Critical PPONDA ENJINIARINGU KK
Priority to JP3136813A priority Critical patent/JP2871894B2/ja
Publication of JPH04361849A publication Critical patent/JPH04361849A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2871894B2 publication Critical patent/JP2871894B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フルモールド
法によってプレス金型等を鋳造する場合に用いる模型を
製造する鋳造品製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス金型を鋳造する場合、プレ
ス型を発泡樹脂で形成し、この模型を鋳砂中に埋め込
み、そのまま注湯し、この溶湯により前記発泡樹脂で形
成された模型を燃焼、ガス化し消失せしめ、後に形成さ
れるキャビテイ内に、溶湯を凝固させ、プレス金型鋳物
を得るフルモールド法がよく知られている。
【0003】上記フルモールド法による鋳造品の製造工
程は、図10の工程P1乃至P14に示す如く、プレス
型等の鋳造品の形状設計を行う設計区(P1乃至P4)
と、設計された鋳造模型を発泡樹脂等により加工製作す
る製作区(P5、P6)と、製作された鋳造模型を砂込
めし、鋳湯してプレス型を鋳造する鋳造区(P7乃至P
14)とに大別される。
【0004】すなわち、設計区では工程P1乃至P4の
如く、鋳造品形状を示す形状図面を出図し、CADデー
タ化して必要により模型を分割し、これを個別データ化
して鋳造品形状を決定する。
【0005】次いで、製作区では工程P5、P6の如
く、設計区において作成されたCADデータに従って、
発泡樹脂素材をNC加工し、形状分割がある場合には、
個々の加工品を組み立て、発泡樹脂により鋳造模型を製
作する。
【0006】鋳造区ではP7乃至P14の如く、重量測
定を行い、金型材質の決定等の成形方案部を付加し、鋳
枠レイアウトを決定し、型込めして注湯し、溶湯により
発泡樹脂で形成された模型を燃焼、ガス化し消失せし
め、後に形成されるキャビテイ内に、溶湯を凝固させ、
鋳造品を製作し、型バラシ、仕上げ加工を行った後出荷
している。
【0007】本出願人においても、特開平1−1577
40号公報、特開平2−20637号公報記載の如き鋳
造模型の製造方法を開示している。
【0008】特開平1−157740号公報開示の鋳造
模型の製造方法は、鋳造模型の素材となるプロックの裏
面を定盤に当て、裏面側をNC加工にてリブを残し凹部
を穿設し、凹部の底面をプレス型に沿った形状とし、次
いでブロックの表裏を反転し、当該ブロックの表面側を
所要プレス型に倣ってNC加工して鋳造模型を製作する
方法である。
【0009】特開平2−20637号公報開示の鋳造模
型の製造方法は、鋳造模型の設計時に、プレス型の製品
形状部の図形を既存の製品形状データから、CADシス
テムに入力し、プレス装置本体への取付底面の図形を作
図し、形状面部の形状に基づき、最適位置からリブ図形
を作図し、クッションピン等の位置を考慮し加工治具に
よるアンダカットやポケット加工等の加工可能性を加味
して任意の複数の部分に分割し、これを接合して鋳造模
型を製作する方法である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、特開平1
−157740号公報、特開平2−20637号公報に
開示の如く、上記工程P1乃至P6の出図から組立に至
る設計区および鋳造模型の製作区においては、CADシ
ステムやNC装置の導入により自動化が進められている
が、設計区、製作区のCADデータ作成において、後工
程の鋳造区での鋳造条件を充分考慮した設計がなされて
おらず、また、鋳造区での作業管理データも作成されて
いないのが現状である。
【0011】このため、工程P7以降の鋳造区の作業工
程については、それぞれ個々に運用されており、作業は
すべて鋳造作業者のカンやコツといった作業経験に基づ
いて行われ、作業工程(日程)や製造歩留まり等を無視
した作業に陥りがちであり、このことが結果として、完
成した製品にはね返り、コスト高を招く要因となってお
り、また、人手による作業が中心になるため、熟練工が
不足する現在では、製品品質がばらつき、品質の安定化
が図れないという不都合を生じていた。
【0012】従って、本発明は、CADシステムにより
鋳造品形状を決定する鋳造品製造システムにおいて、設
計区、製作区における設計、すなわち、CADデータ作
成時に、鋳造区における鋳造条件等を加味することによ
り、鋳造条件を充分に考慮した設計を行い、鋳造区での
作業管理を容易に行うことのできる鋳造品製造システム
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、最終製品の基本形状データに基づき、
CADシステムにより前記最終製品を得るための金型で
ある鋳造品形状を決定して製造する鋳造品製造システ
ムにおいて、前記鋳造品の重量、サイズおよび品質の製
品パラメータからなる基本鋳枠データと、前記鋳造品の
鋳造姿勢、押湯方向、押湯量およびゲート数の方案パラ
メータからなる方案部データと、前記鋳造品の材質デー
とで構成される鋳造条件データベースと、前記基本形
状データから得られる鋳造品形状データに対して、前記
基本鋳枠データおよび鋳造作業に必要な前記方案部デー
を付加し、前記鋳造品を形成するための注湯量データ
を算出し、前記鋳造条件データに基づき鋳造品形状部お
よび方案部を含む前記鋳造品の鋳枠データを決定する鋳
データ決定手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係る鋳造品製造システムにおいては、
入力された基本形状データに基づいてCADシステムに
より鋳造品形状を決定する際に、基本鋳枠データ、方案
部データ、材質データ等の鋳造条件を蓄積したデータベ
ースを構築する。
【0015】すなわち、鋳造条件データとして、鋳造品
のサイズ、重量等の製品パラメータを含む基本鋳枠デー
タと、鋳造姿勢、押湯方向、ゲート数等の方案パラメー
タを含む方案部データと、鋳造品の材質等に関する材質
データが入力され、鋳造条件データベースが構築され
る。そして、この鋳造条件データベースと基本形状デー
タとを組み合わせることにより、鋳造品を形成するため
の注湯量を算出し、また、方案部を含む鋳枠データを作
成する。これらのデータによって、鋳造品形状が決定さ
れる。
【0016】従って、鋳造区における鋳造作業工程にお
ける条件を考慮した鋳造品の形状決定が可能となり、ま
た、鋳造作業工程における各種の工程管理上のデータを
作成することができ、作業効率の向上、品質の向上が可
能となる。
【0017】
【実施例】本発明に係る鋳造品製造システムについて、
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
【0018】本実施例に係る鋳造品製造システムは、一
般にCADシステムと称されるコンピュータ支援自動設
計システムと同様の機能を持つものであり、図1に示す
ように、中央処理装置を持ち図形計算や表示制御、デー
タベース管理の役割を持つコンピュータ2、大量の図形
情報等を保存し、更新することのできる大容量記憶装置
4、当該システムによって生成された鋳造模型データか
ら作成されるNCデータを格納する記憶装置5、システ
ムと使用者との対話の中心的装置であり、入力装置と連
動して利用される複数のグラフィックディスプレイ装置
8、XYプロッタ等の図形出力装置6、グラフィックデ
ィスプレイ装置8に接続されるタブレット10、キーボ
ード12、マウス14、ライトペン16等の機器から構
成されている。なお、このシステムには、例えば、前記
NCデータを作成するための他システム17を必要に応
じて接続することが可能である。
【0019】大容量記憶装置4には、入力された最終製
品の形状データに基づいて、後述のマクロモジュールに
よって作成されたCADデータ4a(基本形状データ)
の他、キーボード12等の入力手段により入力される鋳
造条件に関するデータ(鋳造条件データ)が格納され
る。
【0020】すなわち、この場合の基本形状データは、
鋳造で得られた金型によって作成される最終製品に係る
データであり、鋳造条件データは、前記金型に係る基本
鋳枠データ4b、方案部データ4cおよび材質データ4
dよりなり、これらは、大容量記憶装置4に蓄積され
る。なお、鋳造条件データは、具体的には、前記金型の
重量、サイズ、品質等の製品パラメータ、前記金型の鋳
造姿勢、押湯方向、押湯量、ゲート数等の方案パラメー
タを含んで構成されている。
【0021】そして、前記鋳造品製造システムは、図2
に示す多くのプログラムモジュールを有している。各プ
ログラムは分担する機能により、次のようなモジュール
に分類することができる。(a) 鋳造品製造システム
(CADシステム)内の処理および情報の流れを制御す
るオペレーティングシステム32および制御モジュール
34。(b) 各種の入力機器、例えば、キーボード1
2に対応した入力操作が円滑に行われるように援助する
入力モジュール44。(c) 入力された情報をコマン
ド命令の形式に従って解釈する入力解釈モジュール4
0。(d) 表示情報の管理およびコマンドに従った表
示処理を行う表示モジュール38。(e) 命令に対応
したサブモジュールより構成されるコマンドに従った図
形処理を行うコマンドモジュール24。(f) データ
ベース54に保持された大量の情報(鋳造品製造システ
ムに必要な大量情報)を、効率よく検索して読み出し、
および、蓄積するデータベース操作モジュール50。
(g) 自動設計プログラムであるマクロプログラム2
6を実行するマクロモジュール28。(h)他のCAD
システムとの情報交換および連動処理を行う外部システ
ムインタフェース30。(i) 鋳造模型の形状データ
よりNCデータ31を作成するNCデータ変換モジュー
ル33。
【0022】また、鋳造品製造システムには、拡張性お
よび保守性を保つため、システムの構成および標準値等
を記憶するシステム制御ファイル22、各コマンドの操
作性およびプログラム制御手順を記憶するコマンド制御
ファイル42、表示装置の機種および構成を記憶する表
示制御ファイル36等の補助ファイルが用意されてい
る。
【0023】なお、その他補助的なものとして、図形の
処理を行う図形処理ライブラリ46、クラフィックディ
スプレイ装置8に表示を行うための表示ライブラリ4
8、処理結果を図形出力装置6に出図するための出図ユ
ーティリティ56、他のCADシステムと結合するため
のデータ交換ユーティリティ52等が用意される。
【0024】次に、各モジュールについて簡単に説明す
る。制御モジュール34は、プログラム群をモジュール
化し、各モジュール間に介在することにより、システム
内制御の一元管理および呼び出し手順の標準化を行って
いる。その機能としては、開始、終了、異常処理および
各モジュールの実行制御、実行履歴の記録、デバッグ機
能、オペレーティングシステム32との特殊処理等を行
う機能がある。
【0025】入力モジュール44は、各種入力装置の各
種入力方法を整理統一した仕様に従った快適な入力手順
を使用者に提供する。その機能としては、使用者に対し
入力すべき情報の種類、入力方法および入力装置を指示
する入力促進、入力装置の選択、入力情報の標準型への
変換を行う機能がある。
【0026】入力解釈モジュール40は、入力情報の解
釈方法および結果表示を一元化することにより、多様な
入力指示方法をサポートし、入力操作性を向上させると
ともに、システムの拡張性を維持する。その機能として
は、入力情報の解釈および解釈結果の表示を行う機能が
ある。
【0027】表示モジュール38は、多様な表示操作要
求を統一的に処理し、表示情報および表示状態の管理を
行う。その機能としては、表示装置の管理、表示制御、
表示情報の管理、表示状態の管理を行う機能がある。
【0028】コマンドモジュール24は、入力引数の形
式、コマンドに従った処理プログラムの呼び出し、結果
の処理方法を一元的に管理し、システムの保守性および
拡張性を維持する機能がある。
【0029】データベース操作モジュール50は、他モ
ジュールからの要求方法を標準化するとともに、障害発
生の回復手段を提供する。その機能としては、データベ
ース使用状況の管理、データベース54の操作、障害発
生時の処理を行う機能がある。
【0030】外部システムインタフェース30は、他シ
ステムとの情報授受を標準化し、システムの有効利用を
図るもので、その機能としては、外部システムとの情報
授受、外部プログラムの稼働制御を行う機能がある。
【0031】マクロモジュール28は、作成されたマク
ロプログラム26に従いシステムの実行制御を行うもの
で、その機能としては、マクロプログラム26の解釈、
マクロプログラム26の実行を行う機能がある。
【0032】本実施例に係る鋳造品製造システムは、基
本的には以上の如く構成されるものであり、次に、その
作用について説明する。
【0033】図3は、本実施例の鋳造品製造システムに
よりフルモールド法を用いて鋳造品を製造する場合の製
造工程を示す図であり、金型等の鋳造品の形状設計を行
う設計区(P1乃至P4)と、設計された鋳造模型を発
泡樹脂等により加工製作する製作区(P5、P6)と、
製作された鋳造模型を砂込めし、鋳湯して金型を鋳造す
る鋳造区(P7乃至P11)に大別される。
【0034】設計区では工程P1乃至P4の如く、鋳造
品形状を示す形状図面を出図し、CADデータ化して必
要により模型を分割し、これを個別データ化して鋳造品
形状を決定する。
【0035】すなわち、先ず、入力モジュール44の指
示に従って、キーボード12等の入力手段から、製作す
べきプレス金型等の鋳造品形状データ、あるいは、当該
金型によって作成される製品の形状データを入力し、C
AD処理を指示するコマンドを入力すると、コマンドモ
ジュール24により処理プログラムが呼び出され、入力
された形状データは入力解釈モジュール40、マクロモ
ジュール28により処理され、CADデータ4aが作成
される。なお、前記製品の形状データは、キーボード1
2等の入力手段を介さず、既存のデータべースから直接
受け取るようにすることも可能である。
【0036】このCADデータ4aは、データベース操
作モジュール50によって大容量記憶装置4中に格納さ
れるとともに、表示モジュール38によって処理され、
グラフィックディスプレイ装置8に表示される。オペレ
ータは、これによって金型の製品形状を確認することが
できる。
【0037】次に、キーボード12等の入力手段から、
基本鋳枠データ4bを入力する。この基本鋳枠データ4
bは、入力解釈モジュール40、データベース操作モジ
ュール50によって処理され、大容量記憶装置4中に格
納される。なお、基本鋳枠データ4bは、例えば、グラ
フィックディスプレイ装置8に表示された金型の製品形
状に基づき設定することができる。
【0038】同様に、キーボード12等の入力手段か
ら、方案部データ4cを入力する。この方案部データ4
cは、大容量記憶装置4中に格納される。なお、方案部
データ4cは、例えば、当該金型の製品形状に応じた形
状の湯口等のデータである。
【0039】また、キーボード12等の入力手段から、
金型の材質データ4dを入力する。この材質データ4d
は、大容量記憶装置4中に格納される。
【0040】なお、キーボード12等の入力手段から
は、具体的には、金型の重量、サイズ、品質等の製品パ
ラメータを含む基本鋳枠データ4b、鋳造姿勢、押湯方
向、押湯量、ゲート数等の方案パラメータを含む方案部
データ4cおよび材質データ4dが入力される。
【0041】ここで、制御モジュール34では、前記の
鋳造条件データに基づき、鋳枠レイアウト等の鋳枠レイ
アウトデータD1(鋳枠データ)が作成され、また、出
鉄量の調整、管理データD2が作成され、さらに、成分
別溶解量および注湯順序データD3、溶解炉の稼働率管
理データD4が作成され、次の鋳造作業工程における作
業管理に使用されるデータが準備される。
【0042】一方、設計区では、金型等の鋳造品形状デ
ータに基づき、NCデータ変換モジュール33により鋳
造模型を作成するためのNCデータ31が作成される。
この場合、鋳造模型は、アンダカット部の回避等のた
め、必要に応じて複数の部分に分割して作成される。
【0043】製作区では、工程P5、P6の如く、設計
区において作成されたNCデータ31に従って、発泡樹
脂素材をNC加工し、形状分割がある場合には、個々の
加工品を組み立て、発泡樹脂により鋳造模型を作成す
る。この場合、記憶装置5に格納されたNCデータ31
は、他システム17上で作成することも可能である。次
いで、作成されたNCデータ31は、フレキシブルディ
スク、磁気テープ、カセットテープ、紙テープ、ICカ
ード等の記録媒体を介してM/Cコントローラ19に供
給される。一方、M/Cコントローラ19は、前記NC
データ31に基づきマシニングセンタ(M/C)21を
駆動し、所望の分割案に対応する鋳造模型を作成する。
【0044】次いで、鋳造区では、P7乃至P11の如
く、鋳枠レイアウトデータD1に基づいて作成された鋳
枠、方案部等の模型を前記鋳造模型に対して型込めし、
出鉄量の調整、管理データD2、成分別溶解量および注
湯順序データD3、溶解炉の稼働率管理データD4に基
づいて注湯が行われ、この溶湯により発泡樹脂で形成さ
れた模型を燃焼、ガス化し消失せしめ、後に形成される
キャビテイ内に、溶湯を凝固させることにより金型とし
ての鋳造品を製作する。この後、型バラシ、仕上げ加工
を行った後出荷する。
【0045】図4は、本発明の鋳造品製造システムによ
り製造されるプレス金型等の鋳造品の一例を示す。例え
ば、自動車のボデイ等を製造するための金型であり、6
0は上型、62は下型を示す。
【0046】図5乃至図9は図4の鋳造品の形状データ
を入力し、前記の如く、CAD処理して得られるCAD
データすなわちCAD図面の例を示す図である。ここ
で、鋳造条件データが参照され、鋳造品の重量や、寸法
等の製品パラメータにより鋳枠レイアウトデータD1が
作成される。
【0047】図5は図4の下型62の形状データから作
成される鋳造模型のCAD図面であり、図6はこの鋳造
模型を下型62a、62b、62cに分割したCAD図
面(断面図)であり、図7はこの下型62a乃至62c
をNC加工する場合のNCパスを示すCAD図面であ
る。このCADデータに従って、前記の鋳造模型の製作
区(図3の工程P5、P6)で鋳造模型が製作される。
【0048】さらに、鋳造条件データが参照され、鋳造
姿勢、押湯方向、ゲート数等の方案部パラメータによ
り、図8の如く型込めのCAD図面が作成され、図9の
注湯順序を示すCAD図面が作成され、鋳造工程に用い
られる。
【0049】また、鋳造材質データを加味することによ
り、前記の出鉄量の調整、管理データD2、成分別溶解
量および注湯順序データD3、溶解炉の稼働率管理デー
タD4が作成され、鋳造作業工程における作業管理に使
用される。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る鋳造品製造システムによれ
ば、以下の効果が得られる。
【0051】すなわち、入力された形状データに基づい
て、CADシステムにより鋳造模型形状を決定する際
に、鋳造品の重量、サイズ、品質、鋳造姿勢、押湯方
向、押湯量、ゲート数等を含む鋳造条件データベースを
構築し、この鋳造条件データベースを参照し、前記形状
データに応じて鋳造模型の形状が決定される。
【0052】従って、鋳造区における鋳造作業工程にお
ける条件を考慮した鋳造模型の形状決定が可能となり、
また、鋳造作業工程における各種の工程管理上のデータ
を作成することができ、作業効率の向上、品質の向上が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋳造品製造システムの概略構成を示す
図である。
【図2】本発明の鋳造品製造システムのプログラム構成
を示す図である。
【図3】本発明の鋳造品製造システムによる鋳造品の製
造工程を示す図である。
【図4】本発明の鋳造品製造システムにより製造される
プレス金型等の鋳造品の一列を示す図である。
【図5】図4の鋳造品形状データより作成されるCAD
図面の例を示す図である。
【図6】図4の鋳造品形状データより作成されるCAD
図面の例を示す図である。
【図7】図4の鋳造品形状データより作成されるCAD
図面の例を示す図である。
【図8】図4の鋳造品形状データより作成されるCAD
図面の例を示す図である。
【図9】図4の鋳造品形状データより作成されるCAD
図面の例を示す図である。
【図10】従来の鋳造品の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
2…コンピュータ 4…大容量記憶装置 4a…CADデータ 4b…基本鋳枠データ 4c…方案部データ 4d…材質データ 8…グラフィックディスプレイ装置 10…タブレット 12…キーボード 14…マウス 16…ライトペン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22C 25/00 B22C 7/02 103 B22D 47/00 - 47/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最終製品の基本形状データに基づき、CA
    Dシステムにより前記最終製品を得るための金型である
    鋳造品形状を決定して製造する鋳造品製造システムに
    おいて、前記鋳造品の重量、サイズおよび品質の製品パラメータ
    からなる 基本鋳枠データと、前記鋳造品の鋳造姿勢、押
    湯方向、押湯量およびゲート数の方案パラメータからな
    方案部データと、前記鋳造品の材質データとで構成さ
    る鋳造条件データベースと、前記基本形状データから得られる 鋳造品形状データに対
    して、前記基本鋳枠データおよび鋳造作業に必要な前記
    方案部データを付加し、前記鋳造品を形成するための注
    湯量データを算出し、前記鋳造条件データに基づき鋳
    品形状部および方案部を含む前記鋳造品の鋳枠データを
    決定する鋳データ決定手段と、 を備えることを特徴とする鋳造品製造システム。
JP3136813A 1991-06-07 1991-06-07 鋳造品製造システム Expired - Fee Related JP2871894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3136813A JP2871894B2 (ja) 1991-06-07 1991-06-07 鋳造品製造システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3136813A JP2871894B2 (ja) 1991-06-07 1991-06-07 鋳造品製造システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04361849A JPH04361849A (ja) 1992-12-15
JP2871894B2 true JP2871894B2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=15184109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3136813A Expired - Fee Related JP2871894B2 (ja) 1991-06-07 1991-06-07 鋳造品製造システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2871894B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7937183B2 (en) 2006-05-22 2011-05-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Molded-component stress-strain curve estimation device

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105880399B (zh) * 2016-06-12 2018-02-16 河南神州精工制造股份有限公司 核磁共振液氦储罐用高精密封头的制造方法
JP7199059B2 (ja) * 2019-02-06 2023-01-05 学校法人大同学園 鋳造方案設計支援装置および鋳造方案設計支援プログラム
KR102124750B1 (ko) * 2019-04-24 2020-06-19 주식회사 애니캐스팅 소프트웨어 주조방안 설계 방법 및 그 시스템
CN113770343A (zh) * 2021-08-26 2021-12-10 山东创新金属科技有限公司 一种集成预警系统的铸造自动化控制系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7937183B2 (en) 2006-05-22 2011-05-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Molded-component stress-strain curve estimation device

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04361849A (ja) 1992-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7761263B2 (en) Casting design optimization system (CDOS) for shape castings
Wang et al. Re-thinking design methodology for castings: 3D sand-printing and topology optimization
Chougule et al. Casting cost estimation in an integrated product and process design environment
JP2871894B2 (ja) 鋳造品製造システム
US7117055B2 (en) Process and system for designing molds and dies
Ravi et al. Design for casting-A new paradigm for preventing potential problems
JP4739423B2 (ja) シートパッド用鋳造金型製造方法及び金型模型
JP3031746B2 (ja) 鋳造品模型製造装置
JP3365991B2 (ja) 機構部品設計支援システム
JP2002312420A (ja) ナックルステアリングの製造方法
Hebsur et al. Casting simulation for sand casting of Flywheel
KR20090072465A (ko) 주조 방안 해석 자동화 장치 및 방법
Vijayaram et al. Computers in Foundries
JPH0641015B2 (ja) 3次元凝固解析方法
Rabi Knowledge-based casting design
Ashley Rapid mold-making for investment casting
JPH04270467A (ja) 鋳造品の製造方法
JP2022524657A (ja) 鋳造方案設計方法及びそのシステム
JP2002321225A (ja) 型設計支援方法
Singh et al. A review on optimization of gating system in metal casting
Ravi et al. Rapid casting development
JP2859402B2 (ja) 鋳造日程計画作成方法
Shrestha et al. Simulation and analysis of investment casting process on Francis turbine runner
JP2006061935A (ja) 疑似鋳造方案及び鋳造方案、これらの作製方法、装置、プログラム
MÜLLER et al. A knowledge-based approach to rapid and reliable tool design

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080108

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090108

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100108

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees