JP2871184B2 - 浮遊物吸込装置 - Google Patents

浮遊物吸込装置

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JP2871184B2
JP2871184B2 JP17273691A JP17273691A JP2871184B2 JP 2871184 B2 JP2871184 B2 JP 2871184B2 JP 17273691 A JP17273691 A JP 17273691A JP 17273691 A JP17273691 A JP 17273691A JP 2871184 B2 JP2871184 B2 JP 2871184B2
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隆夫 松本
武 松浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば下水等の水相の表
面に浮遊する浮遊物(例えばスカム等)の除去を行う浮
遊物吸込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば下水等の処理する沈砂池におい
て、その表面にスカム(SCUM)等の浮遊物が浮遊し
ている。この浮遊物が汚水と共に次工程に運ばれると、
浮遊物と汚水との分離作業が必要となっている。
【0003】このため、スカムをあらかじめ分離して浮
遊物がない汚水のみを処理するようにしている。このス
カムを処理する一例を図3に示す。同図に示すように、
従来では汚水01の表面にスカム02が浮遊している場
合には、このスカム02を吸込みホース03を用いて吸
引して浮遊物を回収している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
従来技術に係る浮遊物回収方法においては、浮遊物であ
るスカム02を吸い込むより、汚水01を多量に吸込む
方が多く、処理効率が大変悪いという問題がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑み、汚水等の水分を
吸込まずに浮遊物のみを効率よく吸込むことができる浮
遊物吸込装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る浮遊物吸込装置の構成は、水相の表面に浮遊す
る浮遊物を吸込む浮遊物吸込装置であって、水相と浮遊
物との境界部に設けられる仕切板と、該仕切板の表面を
パッキンを介して覆うと共に昇降自在な上蓋部と、該上
蓋部内に取込まれた浮遊物を吸込む吸込手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】前記構成において、例えば汚水等の水相の表面
に浮遊している浮遊物と汚水との境界部に仕切板を設
け、その後上蓋部を降下させてパッキンを介して仕切板
の表面を覆い、浮遊物を取り囲む、その後浮遊物を吸込
手段によって吸い出すことにより、汚水を吸い込まずに
浮遊物のみを回収できる。
【0008】
【実施例】以下本発明の好適な一実施例を図面を参照し
て説明する。図1及び図2は本実施例に係る浮遊物吸込
装置の作業状態を示す概説図を各々示す。
【0009】これらの図面に示すように、本装置は水相
(例えば汚水)10の表面に浮遊する浮遊物(例えばス
カム)11と、該水相10との境界部Lに設けられる仕
切板12と、この仕切板12の表面をパッキン13を介
して覆うと共に上下用アクチュエータ14及びガイド棒
15によって昇降自在なおわん型の上蓋部16と、該上
蓋部16の天井近傍から突出するフランジ部17aを有
する突出部17と、該突出部17のフランジ部17aと
接合するフランジ部18aを有する吸込みホース18及
び該吸込ホース18を通して上記上蓋部16内に取込ま
れた浮遊物11を吸込む吸込みポンプ(図示せず)を有
する吸込手段とを具備するものである。又、本実施例に
おいては、仕切板12の下部に浮遊体19を設けて船体
とし、浮遊物11と水相との境界部Lに位置するよう浮
遊体19の内部に水等を入れてバランスさせている。
【0010】この浮遊体19を設けた仕切板12は数本
のワイヤ20を介して仕切板12の吊金具21を例えば
クレーン等で吊り下げて境界部Lの位置を保つようにし
ている。仕切板12の移動はクレーンを使用する他、牽
引手段を用いて引張るようにしてもよい。
【0011】仕切板12の上部隅部には、ガイド棒15
が数ヶ所設けられており、上下用アクチュエータ14の
上下によって該ガイド棒15にガイドされた支え具22
を介して上蓋部16が昇降するようになっている。該上
蓋部16の開口部に設けられるパッキン13は仕切板1
2を覆う際には、吸引圧に対して上蓋部16の外部から
汚水10を呼び込まないためのシール部材としている。
【0012】上記上蓋部16には更にバルブ23を介装
したパイプ24が複数箇所設けられており、遠隔制御に
よってバルブ23の開閉を行うと共に上蓋部16内に空
気を送給するようにしてスカム11の吸込みを促進する
ようにしている。
【0013】上述した構成の装置において、浮遊物回収
作業を行うには上下用アクチュエータ14によって仕切
板12と密着するまで上蓋部16を降下させ、スカム1
1を完全に上蓋部16内に取込んだ状態とする。その後
吸込ホース18を突出部17と連結して吸込ポンプを作
動させて図中A方向にスカム11を吸込み浮遊物を回収
するようにしている。この際、吸込圧だけではスカム1
1を吸い切れない場合には、バルブ23を開とし、図中
B方向に圧搾空気を流し、その空気の流れによってスカ
ム11の吸込みを助けるようにしている。尚、浮遊物1
1の取込み状態によってバルブを全部開にしたり順次開
にしていくことも可能である。
【0014】このように浮遊物11と水相10との境界
部Lに仕切板12を設け、該仕切板12の上面の浮遊物
11のみを覆うように上蓋部16をかぶせて浮遊物11
を取込み、その取込まれた浮遊物11を吸込み手段によ
って吸込むようにしているので、浮遊物11の高効率回
収が可能となる。
【0015】尚、本実施例においては水相として汚水
を、また浮遊物としては汚水の表面に浮遊するスカムを
例示して説明したが、本発明はこれに限定されず、例え
ばタンカーより流出した海水に浮遊する重油等の除去・
回収に適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例と共に詳しく説明したよう
に、本発明の浮遊物吸込装置は、水相の表面に浮遊する
浮遊物を水相から仕切板によって仕切った後上蓋部を密
着させて浮遊物を取込み、該浮遊物のみを吸込み手段に
よって回収するので、余分な水分を吸込まずに浮遊物を
高効率で回収することができると共に、次工程での浮遊
物と水相との分離作業が節約される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る浮遊物吸込装置の作業
状態を示す概説図である。
【図2】本発明の一実施例に係る浮遊物吸込装置の作業
状態を示す概説図である。
【図3】従来技術に係る浮遊物の吸込状態を示す概略図
である。
【符号の説明】
10 水相(汚水) 11 浮遊物(スカム) 12 仕切板 13 パッキン 14 上下用アクチュエータ 15 ガイド棒 16 上蓋部 17 突出部 18 吸込ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上村 城司 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02B 15/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水相の表面に浮遊する浮遊物を吸込む浮
    遊物吸込装置であって、水相と浮遊物との境界部に設け
    られる仕切板と、該仕切板の表面をパッキンを介して覆
    うと共に昇降自在な上蓋部と、該上蓋部内に取込まれた
    浮遊物を吸込む吸込手段とを具備することを特徴とする
    浮遊物吸込装置。
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