JP2871164B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2871164B2
JP2871164B2 JP3129810A JP12981091A JP2871164B2 JP 2871164 B2 JP2871164 B2 JP 2871164B2 JP 3129810 A JP3129810 A JP 3129810A JP 12981091 A JP12981091 A JP 12981091A JP 2871164 B2 JP2871164 B2 JP 2871164B2
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修司 堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は拡大縮小画像を生成する
画像処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビゲーム等の表示機能の一種に任意
の倍率で画像を拡大したり縮小したりするズーム機能が
ある。ズーム機能を使うとテレビゲーム等の画像に変化
をつけ面白味ある画像を作ることができる。従来の画像
処理装置でもズーム画像を生成することは可能であった
が、そのズーム画像は、テレビ画面の左上角の点又は右
上角の点を不動点として拡大縮小するものであり、テレ
ビ画面の角にしかズーム画像の不動点を設定することが
できなかった。すなわち、図1(a)に示す画像をズー
ム機能により拡大する場合には、図1(b)に示すよう
に図面の左上角の点Aを不動点とするズーム画像しか生
成することができなかった。
【0003】テレビゲーム等の画像として多様多彩な画
像表現をするためには、図1(b)に示すように、テレ
ビ画面の角を不動点とするズーム画像だけではなく、テ
レビ画面内の任意の点、例えば、図1(c)に示すよう
に、テレビ画面の中央の点Bを不動点とするズーム画像
が求められている。これにより、テレビ画面の中央の点
Bに向かって視点を近付けたり遠ざけたりする表現が可
能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置では、ズーム画像の不動点をテレビ画面の
角にしか設定できず、テレビ画面内の任意の点を不動点
とする拡大縮小画像を生成することができなかった。本
発明の目的は、テレビ画面内の任意の点を不動点とする
拡大縮小画像を生成することができる画像処理方法及び
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数の画素
から構成される表示画面に表示されている画像を拡大縮
小して前記表示画面に表示する画像処理装置であって、
画像の拡大縮小の中心点の表示画面上の位置及び画像の
拡大縮小率に基づき前記表示画面に表示され始める前記
画像上の表示開始点を算出する表示開始点算出手段と、
前記表示開始点から順次前記表示画面に表示されるべき
前記画像上の被表示点を前記中心点の位置及び拡大縮小
率に基づき算出する被表示点算出手段と、前記表示開始
点から順次前記画像上の被表示点に対応する画像データ
を前記表示画面を有する画像表示手段に対して出力する
画像データ出力手段とを備え、前記表示画面に表示され
ている画像中から任意に選ばれる画像の拡大縮小の中心
点の前記表示画面上における位置を変化させずに、前記
表示画面に表示することを特徴とする画像処理装置によ
って達成される。また、上記目的は、複数の画素から構
成される表示画面に表示されている画像を拡大縮小して
前記表示画面に表示させる画像処理方法であって、画像
の拡大縮小の中心点の表示画面上の位置及び画像の拡大
縮小率に基づき前記表示画面に表示され始める前記画像
上の表示開始点を算出する表示開始点算出ステップと、
前記表示開始点から順次前記表示画面に表示されるべき
前記画像上の被表示点を前記中心点の位置及び拡大縮小
率に基づき算出する被表示点算出ステップと、前記表示
開始点から順次前記画像上の被表示点に対応する画像デ
ータを前記表示画面を有する画像表示手段に対して出力
する画像データ出力ステップとを備え、前記表示画面に
表示されている画像中から任意に選ばれる画像の拡大縮
小の中心点の前記表示画面上における位置を変化させず
に、前記表示画面に表示させることを特徴とする画像処
理方法によって達成される。
【0006】
【作用】本発明によれば、テレビ画面内の任意の点を不
動点とする拡大縮小画像を生成することができる。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例による画像処理装置を添付
された図面を用いて説明する。本実施例の画像処理装置
では、テレビ画面の1ドット、1ドットに対応した座標
平面であるHV平面と、テレビ画面とは別に存在し、後
述するVRAMとキャラクタメモリにより生成される仮
想的平面であるXY平面(VRAM平面ともいう)が存
在する。
【0008】HV平面は、図2に示すように、テレビ画
面に向かって左から右へ向かう横軸をH軸、上から下へ
向かう縦軸をV軸とする座標平面である。HV平面には
小数点以下の座標値は存在せず、整数部のみが存在す
る。これはテレビ画面の1ドット1ドットに対応させた
ためである。テレビ画面は、横320ドット、縦224
ドットであるが、H軸は−512から+511までの値
を取り、V軸は−256から+255までの値を取る。
【0009】XY平面(VRAM平面)は、図3(a)
に示すように、左から右へ向かう横軸をX軸、上から下
へ向かう縦軸をY軸とし、HV平面とは別に存在する仮
想平面である。表示すべきキャラクタがコードとして記
憶されたVRAMと、各キャラクタの形状が記憶された
キャラクタメモリにより構成される仮想的平面空間であ
る。本実施例では、座標値X、Yとして小数点以下10
ビットを有しており、刻みの最小値は0.004であ
る。16進で横方向にX=0.000〜3FF.FF
C、縦方向にY=0.000〜1FF.FFCの範囲の
値をとる。座標値X、Yの整数部が1ドット、1ドット
に対応するので、表示のときには小数点以下は切り捨て
られる。なお、図3(a)に示すように、X軸は3F
F.FFCを越えると0.000に戻り、Y軸は1F
F.FFCを越えると0.000に戻るように構成され
ている。また、座標値X、Yが負の方向にもXY平面が
存在している。
【0010】本実施例では、図3(b)に示すように、
10Hドット×10Hドットにより1キャラクタを構成
している。1キャラクタ毎の区切りはX軸、Y軸とも、
0H、10H、20H、30H、…である。なお、数字
の後ろにHを付した場合は16進の数値を表すものとす
る。本実施例による画像処理装置における基本的な画像
生成方法について図4を用いて説明する。
【0011】本実施例ではVRAM平面からテレビ画面
の各ドットが抽出される。表示は必ずテレビ画面の左上
角のドットから始まるものとする。X表示開始パラメタ
レジスタ10には表示開始となるX座標値が格納され、
Y表示開始パラメタレジスタ12には表示開始となるY
座標値が格納されている。Xカウンタ14は抽出するド
ットのXY平面のX座標値を示し、Yカウンタ16は抽
出するドットのXY平面のY座標値を示している。Xカ
ウンタ14はテレビ画面の1ドット毎に同期して出力さ
れるドットクロックに同期してカウントアップする。Y
カウンタ16はテレビ画面の1ライン毎に出力されるパ
ルスに同期してカウントアップする。
【0012】まず、VRAM平面内にテレビ画面に表示
する画像の開始座標を指定する。X表示開始パラメタレ
ジスタ10に格納されたX座標値(整数部10ビット、
小数点以下10ビット)がXカウンタロードパルスに同
期してXカウンタ14にセットされ、Y表示開始パラメ
タレジスタ12に格納されたY座標値(整数部9ビッ
ト、小数点以下10ビット)がYカウンタロードパルス
に同期してYカウンタ16にセットされる。
【0013】VRAM18には表示すべきキャラクタが
コードとして記憶されており、キャラクタメモリ20に
は各キャラクタの画像データが記憶されている。ドット
セレクタ22は、キャラクタメモリ20からまとめて読
み出された8ドットから1ドットを選択する。VRAM
18には、Xカウンタ14のカウント値の6ビット(X
10〜X4 )と、Yカウンタ16の上位5ビットが入力さ
れる。これによりVRAM18から表示すべきキャラク
タコードが出力され、これはキャラクタメモリ20のア
ドレスの上位ビットとなる。そのビットの下位にYカウ
ンタ16の下位4ビットが、そして最下位ビットにXカ
ウンタのX3 が入力される。これにより、VRAM18
により指定されたキャラクタコードの画像データ中の指
定されたラインの8ドット分の画像がドットセレクタ2
2に出力される。
【0014】ドットセレクタ22には、Xカウンタ14
の下位3ビットがセレクト信号として出力される。ドッ
トセレクタ22は8ドット分の画像からセレクト信号に
より指定された1ドットをテレビ画面24に出力する。
ドットクロックによりXカウンタ14がカウントアップ
されると、表示すべきドットがテレビ画面24の横方向
に順次抽出される。1ライン毎のパルスによりYカウン
タ16がカウントアップされると、表示すべきラインが
テレビ画面24の縦方向に順次抽出される。
【0015】このようにしてVRAM平面(XY平面)
における画像を抽出してテレビ画面(HV平面)に表示
するようにしている。次に、本実施例による画像処理装
置について図5乃至図7を用いて説明する。図5及び図
6は画像処理装置全体のブロック図であり、図7は画像
処理装置における表示開始座標算出部の詳細を示すブロ
ック図である。
【0016】図5に示すように、画像処理装置全体を制
御するMPU30にはMPUデータバス32D、MPU
アドレスバス32A、MPUコントロールバス32Cが
接続されている。MPUデータバス32D、MPUアド
レスバス32A、MPUコントロールバス32Cは、M
PUアクセス許可ゲート34によりゲートされており、
対MPU調停ブロック36から出力されるアクセス制御
信号に基づいてMPU30へのアクセスを許可するかど
うかを制御する。
【0017】コントロールデータRAM38には、ズー
ム画像を生成するための各パラメタが記憶されている。
例えば、横方向の画面反転パラメタHFLP、縦方向の
画面反転パラメタVFLP、ズーム処理におけるXY平
面上の不動点の座標(X、Y)、ズーム処理におけるH
V平面上の不動点の座標(H、V)、横方向のズーム倍
率XZoom、縦方向のズーム倍率YZoomが、コン
トロールデータRAM38に記憶されている。
【0018】VRAM40には、前述したように表示す
べきキャラクタがコードとして記憶されている。VRA
M40には、キャラクタコードを読出すためのコントロ
ールバス42Cと共に、キャラクタコードを出力するた
めのシリアルデータバス42Dが設けられている。パラ
メタ読み出し部44は、コントロールデータRAM38
に対してパラメタ読み出し信号を出力すると共に、パラ
メタ格納部46に対してパラメタ格納命令信号を出力す
る。これにより、コントロールデータRAM38から各
パラメタが読み出され、MPUデータバス32Dを介し
てパラメタ格納部46に格納される。
【0019】表示開始座標算出部50は、パラメタ格納
部46からズーム画像の生成に必要なパラメタ(横方向
の画面反転パラメタHFLP、縦方向の画面反転パラメ
タVFLP、ズーム処理におけるXY平面上の不動点の
座標(X、Y)、ズーム処理におけるHV平面上の不動
点の座標(H、V)、横方向のズーム倍率XZoom、
縦方向のズーム倍率YZoom)に基づいてXY平面に
おける表示開始座標を算出する。算出された表示開始座
標は表示開始座標ラッチ部52にラッチされる。なお、
表示開始座標算出部50の詳細については後述する。
【0020】表示開始座標ラッチ部52に表示開始座標
がラッチされると、VRAM読み出し部54からVRA
M開始アドレス信号がVRAM40に出力され、表示が
開始される最初のキャラクタコードが読み出される。そ
の後、VRAM読み出し部54からのシリアルデータ読
み出しクロック信号に応じてVRAM40からキャラク
タコードが順次読み出される。
【0021】VRAM40から読み出されたキャラクタ
コードは、図6に示したVRAMデータラッチ部56に
ラッチされる。内部SRAM58は、VRAM40から
読み出された1ライン分のキャラクタコードを記憶す
る。SRAM書き込み部60から出力される書き込みア
ドレスに、VRAMデータラッチ部56にラッチされた
キャラクタコードが書き込まれる。内部SRAM58に
格納されたキャラクタコードは、内部SRAM読み出し
部62から出力される読み出しアドレスにしたがって読
み出され、内部SRAMデータラッチ部64にラッチさ
れる。
【0022】画像縮小時にはVRAM40から頻繁にキ
ャラクタコードを読み出す必要があるが、VRAM40
はデータの読み出しが低速であるので、本実施例では、
高速読み出しが可能な内部SRAM58にキャラクタコ
ードを予め格納しておき、高速にキャラクタコードを読
み出すようにしている。キャラクタメモリ66は、前述
したように各キャラクタの形状の画像データが記憶され
ている。キャラクタメモリ読み出し部68は、内部SR
AMデータラッチ部64にラッチされたキャラクタコー
ドをアドレスとしてキャラクタメモリ66に出力する。
【0023】内部SRAMデータラッチ部64からキャ
ラクタコードがアドレスとして出力されると、キャラク
タメモリ66からキャラクタ形状の画像データが出力さ
れ、第1キャラクタメモリデータラッチ部70に一時的
にラッチされる。一時的にラッチされた画像データは、
第2キャラクタメモリデータラッチ部72に読み出され
る。キャラクタメモリ66からのデータの読み出しは低
速であるので、高速読み出しが可能な第1キャラクタメ
モリデータラッチ部70に一時的にラッチすることによ
り、キャラクタ形状の画像データの高速読み出しを可能
にしている。
【0024】XY座標読み出しアドレス生成部74は、
表示開始座標ラッチ部52にラッチされた表示開始座標
から開始するXY座標の読み出しアドレスを順次出力す
る。データ移動制御部76は、XY座標読み出しアドレ
ス生成部74からのXY座標の読み出しアドレスに基づ
いてスクロール量のタイミング信号を第2キャラクタメ
モリデータラッチ部72に出力する。このタイミング信
号に応じて第2キャラクタメモリデータラッチ部72は
8ドットの画像データをデータセレクタ78に出力す
る。
【0025】データセレクタ78は第2キャラクタメモ
リデータラッチ部72から出力された8ドットの画像デ
ータから表示すべき1ドットを選択する。データセレク
ト制御部80は、XY座標読み出しアドレス生成部74
からのXY座標の読み出しアドレスに基づいてドットセ
レクト信号をデータセレクタ78に出力する。このドッ
トセレクト信号に応じてドットセレクタ78は表示すべ
き1ドットを選択して最終段データラッチ部82に出力
する。この最終段データラッチ部82にラッチされた1
ドットの画像データは出力端子によりテレビ画面に出力
され表示される。
【0026】次に、図7を用いて画像処理装置中の表示
開始座標算出部50の詳細について説明する。パラメタ
格納部46から表示開始座標の算出に必要なパラメタ
(横方向の画面反転パラメタHFLP、縦方向の画面反
転パラメタVFLP、ズーム処理におけるXY平面上の
不動点の座標(X、Y)、ズーム処理におけるHV平面
上の不動点の座標(H、V)、横方向のズーム倍率XZ
oom、縦方向のズーム倍率YZoom)が表示開始座
標算出部50に出力される。
【0027】タイミング発生器50aは、外部からの処
理開始トリガを受けると、後述する各処理のタイミング
信号を発生して各ブロックへ出力する。対画面端ドット
数算出部50bは、テレビ画面の端までのドット数(L
h,Lv)を算出する。HV平面における不動点が
(H,V)であると、画面がテレビ画面の横方向に対し
て反転していない場合には、 Lh=H Lv=V となる。画面がテレビ画面の横方向に対して反転してい
る場合には、 Lh=−(319−H) Lv=−(223−V) となる。
【0028】1ドット増分算出部50cは、HV平面上
で1ドット変移させたときにXY平面上で変移する増分
(Δx,Δy)を算出する。1ドット毎の増分(Δx,
Δy)は「1/倍率」で計算でき、 Δx=1/XZoom Δy=1/YZoom となる。
【0029】テレビ画面左端座標差算出部50dは、対
画面端ドット数算出部50bにより算出されたテレビ画
面の端までのドット数(Lh,Lv)と、1ドット増分
算出部50cにより算出された1ドット毎の増分(Δ
x,Δy)から、テレビ画面の左端までのXY平面上で
の実際の長さ(Dx,Dy)を算出する。XY平面上で
の実際の長さ(Dx,Dy)は、 Dx=Δx×Lh Dy=Δy×Lv となる。
【0030】表示開始座標演算部50eは、実際に表示
を開始すべきテレビ画面の左上角の点のXY平面上での
座標を演算する。XY平面上の不動点として指定された
座標(X,Y)から、テレビ画面の左端までのXY平面
上での実際の長さ(Dx,Dy)だけ変位させた座標
が、実際の表示開始座標(XST、YST)となる。し
たがって、表示開始座標(XST、YST)は、 XST=X−Dx YST=Y−Dy となる。
【0031】なお、Lh・Lv切替え部50f、Δx・
Δy切替え部50g、Dx・Dy切替え部50h、XS
T・YST切替え部50iは、横方向の成分を演算する
場合と、縦方向の成分を演算する場合とで各ブロックへ
の入力データを切替え演算ブロックの共有化を計り、全
体の回路規模を小さくしている。表示開始座標演算部5
0eにより演算された表示開始座標(XST、YST)
は、XST・YST切替え部50iを介して交互に出力
され、表示開始座標ラッチ部52にラッチされる。
【0032】次に、本実施例の画像表示装置によるズー
ム画像の生成例を、図8乃至図10を用いて説明する。
図8は、横方向にも縦方向にも画面反転することなく、
ズーム処理におけるXY平面上の不動点の座標(X、
Y)=(2.5,1.5)とし、ズーム処理におけるH
V平面上の不動点の座標(H、V)=(0,0)とし、
横方向のズーム倍率XZoom=1/1.5とし、縦方
向のズーム倍率YZoom=1/1.5とした場合であ
る。
【0033】この具体例では、 Lh=H=0 Lv=V=0 となり、 Δx=1/XZoom=1.5 Δy=1/YZoom=1.5 となり、 Dx=Δx×Lh=1.5×0=0 Dy=Δy×Lv=1.5×0=0 となり、表示開始座標(XST、YST)は、 XST=X−Dx=2.5−0=2.5 YST=Y−Dy=1.5−0=1.5 となる。HV平面の1ドット毎にX方向に1.5ずつ、
1ライン毎にY方向に1.5ずつ加えることになるの
で、テレビ画面として表示されるべきHV平面の画像は
図8(b)に示すようにドットを間引いたいびつな形状
となる。
【0034】図9は、図8の具体例からズーム処理にお
けるXY平面上の不動点の座標(X、Y)とHV平面上
の不動点の座標(H、V)を移動させた場合の具体例を
示したものである。すなわち、横方向にも縦方向にも画
面反転することなく、ズーム処理におけるXY平面上の
不動点の座標(X、Y)=(13.0,13.5)と
し、ズーム処理におけるHV平面上の不動点の座標
(H、V)=(7,8)とし、横方向のズーム倍率XZ
oom=1/1.5とし、縦方向のズーム倍率YZoo
m=1/1.5とした場合である。
【0035】この具体例では、 Lh=H=7 Lv=V=8 となり、 Δx=1/XZoom=1.5 Δy=1/YZoom=1.5 となり、 Dx=Δx×Lh=1.5×7=10.5 Dy=Δy×Lv=1.5×8=12.0 となり、表示開始座標(XST、YST)は、 XST=X−Dx=13.0−10.5=2.5 YST=Y−Dy=13.5−12.0=1.5 となる。HV平面の1ドット毎にX方向に1.5ずつ、
1ライン毎にY方向に1.5ずつ加えることになるの
で、テレビ画面として表示されるべきHV平面の画像
は、結果的に図8(b)と同じ画像となる。このように
ズームの不動点を変化させても同じ画像を得ることがで
きる。
【0036】図10は、図9の具体例とズーム処理の不
動点は同じで、横方向に1.5倍、縦方向に2倍に拡大
した場合の具体例を示したものである。すなわち、横方
向にも縦方向にも画面反転することなく、ズーム処理に
おけるXY平面上の不動点の座標(X、Y)=(13.
0,13.5)とし、ズーム処理におけるHV平面上の
不動点の座標(H、V)=(7,8)とし、横方向のズ
ーム倍率XZoom=1.5とし、縦方向のズーム倍率
YZoom=2.0とした場合である。
【0037】この具体例では、 Lh=H=7 Lv=V=8 となり、 Δx=1/XZoom=1/1.5=0.666 Δy=1/YZoom=1/2.0=0.5 となり、 Dx=Δx×Lh=0.666×7=4.662 Dy=Δy×Lv=0.5×8=4.0 となり、表示開始座標(XST、YST)は、 XST=X−Dx=13.0−4.662=8.338 YST=Y−Dy=13.5−4.0=9.5 となる。HV平面の1ドット毎にX方向に0.666ず
つ加えて、X=8.338→9.004→9.67→1
0.336→11.002→11.668→…と変化す
る。1ライン毎にY方向に1.5ずつ加えて、Y=9.
5→10→10.5→11→11.5→12→12.5
→13→…と変化する。したがって、テレビ画面として
表示されるべきHV平面の画像は、図10(b)に示す
ような表示画面となる。
【0038】なお、上記実施例に示した具体的構成はあ
くまで例示であって本発明の範囲内で種々の変形が可能
であることはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、中心点の
表示画面上の位置及び画像の拡大縮小率に基づき表示画
面に表示され始める画像上の表示開始点を算出し、表示
開始点から順次表示画面に表示されるべき画像上の被表
示点を中心点の位置及び拡大縮小率に基づき算出し、表
示開始点から順次画像上の被表示点に対応する画像デー
タを表示画面を有する画像表示手段に対して出力するこ
とにより、テレビ画面内の任意の点を不動点とする拡大
縮小画像を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ズーム画像の具体例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による画像処理装置のHV平
面を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による画像処理装置のXY平
面を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による画像処理装置における
基本的な画像生成方法の説明図である。
【図5】本発明の一実施例による画像処理装置のブロッ
ク図である。
【図6】本発明の一実施例による画像処理装置のブロッ
ク図である。
【図7】本発明の一実施例による画像処理装置における
表示開始座標算出部の詳細を示すブロック図である。
【図8】本実施例の画像表示装置によるズーム画像の一
具体例を示す図である。
【図9】本実施例の画像表示装置によるズーム画像の他
の具体例を示す図である。
【図10】本実施例の画像表示装置によるズーム画像の
更に他の具体例を示す図である。
【符号の説明】
10…X表示開始パラメタレジスタ 12…Y表示開始パラメタレジスタ 14…Xカウンタ 16…Yカウンタ 18…VRAM 20…キャラクタメモリ 22…ドットセレクタ 24…テレビ画面 30…MPU 32D…MPUデータバス 32A…MPUアドレスバス 32C…MPUコントロールバス 34…MPUアクセス許可ゲート 36…対MPU調停ブロック 38…コントロールデータRAM 40…VRAM 42C…VRAMコントロールバス 42D…VRAMシリアルデータバス 44…パラメタ読み出し部 46…パラメタ格納部 50…表示開始座標算出部 50a…タイミング発生器 50b…対画面端ドット数算出部 50c…1ドット増分算出部 50d…テレビ画面左端座標差算出部 50e…表示開始座標演算部 50f…Lh・Lv切替え部 50g…Δx・Δy切替え部 50h…Dx・Dy切替え部 50i…XST・YST切替え部 52…表示開始座標ラッチ部 54…VRAM読み出し部 56…VRAMデータラッチ部 58…内部SRAM 60…SRAM書き込み部 62…SRAM読み出し部 64…SRAMデータラッチ部 66…キャラクタメモリ 68…キャラクタメモリ読み出し部 70…第1キャラクタメモリデータラッチ部 72…第2キャラクタメモリデータラッチ部 74…XY座標読み出しアドレス生成部 76…データ移動制御部 78…データセレクタ 80…データセレクト制御部 82…最終段データラッチ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/262 H04N 5/262 5/44 5/44 Z 5/66 5/66 D

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素から構成される表示画面に表
    示されている画像を拡大縮小して前記表示画面に表示す
    る画像処理装置であって、画像の拡大縮小の中 心点の表示画面上の位置及び画像の
    拡大縮小率に基づき前記表示画面に表示され始める前記
    画像上の表示開始点を算出する表示開始点算出手段と、 前記表示開始点から順次前記表示画面に表示されるべき
    前記画像上の被表示点を前記中心点の位置及び拡大縮小
    率に基づき算出する被表示点算出手段と、 前記表示開始点から順次前記画像上の被表示点に対応す
    る画像データを前記表示画面を有する画像表示手段に対
    して出力する画像データ出力手段とを備え 前記表示画面に表示されている画像中から任意に選ばれ
    る画像の拡大縮小の中心点の前記表示画面上における位
    置を変化させずに、前記表示画面に表示する ことを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 複数の画素から構成される表示画面に表
    示されている画像を拡大縮小して前記表示画面に表示
    せる画像処理方法であって、画像の拡大縮小の中 心点の表示画面上の位置及び画像の
    拡大縮小率に基づき前記表示画面に表示され始める前記
    画像上の表示開始点を算出する表示開始点算出ステップ
    と、 前記表示開始点から順次前記表示画面に表示されるべき
    前記画像上の被表示点を前記中心点の位置及び拡大縮小
    率に基づき算出する被表示点算出ステップと、 前記表示開始点から順次前記画像上の被表示点に対応す
    る画像データを前記表示画面を有する画像表示手段に対
    して出力する画像データ出力ステップとを備え 前記表示画面に表示されている画像中から任意に選ばれ
    る画像の拡大縮小の中心点の前記表示画面上における位
    置を変化させずに、前記表示画面に表示させる ことを特
    徴とする画像処理方法。
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