JP2870954B2 - フィルタ用チョークコイル - Google Patents

フィルタ用チョークコイル

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JP2870954B2
JP2870954B2 JP7755190A JP7755190A JP2870954B2 JP 2870954 B2 JP2870954 B2 JP 2870954B2 JP 7755190 A JP7755190 A JP 7755190A JP 7755190 A JP7755190 A JP 7755190A JP 2870954 B2 JP2870954 B2 JP 2870954B2
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英治 田中
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、主として電源ラインに挿入するラインフィ
ルタに用いることができるフィルタ用チョークコイルに
関するものである。
【従来の技術】 一般に、この種のフィルタ用チョークコイルは、鉄芯
に導体を多層に巻装して形成されている。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来構成では、巻数が多くなると全体の径が大き
くなるから、外側層では巻き半径が大きくなり内側層に
比較して1周当たりの長さが長くなる。また、巻き半径
が大きくなる結果、全体に大型化するという問題が生じ
る。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
巻線を分割して巻装するこおにより、巻き半径を従来よ
りも小さくして同じ巻き数に対する巻線の全長を短く
し、しかも、従来よりも小型化したフィルタ用チョーク
コイルを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、磁性体によ
り略コ形の磁路を形成するように形成された一対の半割
鉄芯と、半割鉄芯の脚片の長さにほぼ等しい幅を有した
帯状導体を各層間に絶縁層を介した形で各半割鉄芯の各
脚片にほぼ等分に分割して巻装することにより形成され
た一対のコイルとを具備し、両半割鉄芯の各脚片の先端
面同士がそれぞれ突き合わされて環状の鉄芯が形成され
ているのである。
【作用】
上記構成によれば、略コ形の半割鉄芯の両脚片に跨が
る型で一つの巻線を等分に分割するように巻装している
から、一箇所で同じ巻数を得る場合に比較すれば、最外
層の径を小さくすることができるのであって、巻線の全
体長さを従来に比較して短くすることができるのであ
る。また、同じ巻数であれば、外形についても従来より
小さくなるのである。
【実施例1】 基本構成は第1図に示す通りであって、鉄芯1は一対
の半割鉄芯2を組み合わせて環状に形成される。各半割
鉄芯2は、第2図に示すように、フェライト等の磁性体
により略コ形に形成され、第3図に示すように、両半割
鉄芯2の脚片の先端面を突き合わせることによって、略
ロ形の鉄芯1が形成されるのである。各脚片の周囲に
は、第4図に示すように、帯状導体3が各層間に絶縁層
(図示せず)を介した形で多層に巻装される。一つの半
割鉄芯2には1本の帯状導体3が巻装されるのであっ
て、各脚片に対する巻数が等しくなるように分割されて
巻装される。絶縁層としては、帯状導体3とは別体の絶
縁紙を用いたり、帯状導体3の表面を覆うポリウレタン
やポリエステル等の絶縁被覆を用いることができる。こ
のようにして、鉄芯1には一対の巻線4が形成される。 ここにおいて、たとえば、第5図に示す比較例におい
て、鉄芯1の幅がdで、巻厚がdであるとすると、全体
の幅は3dとなり、高さは3d+αになる。一方、第4図に
示す本発明で巻数を等しくすれば、巻厚はd/2になるか
ら、全体の幅は2d(=d+2×d/2)となり、高さは4d
+β(βは両脚片に巻装されている帯状導体の最外層の
間の隙間)になる。実際には、αは比較的大きくd程度
になるから、第5図の比較例と本発明との高さはほぼ等
しくなり、結果的に本発明のほうが幅が狭い分だけ小型
化されることになる。また、当然のことながら、本発明
の構成のほうが最外層の径が小さいから、巻線4の全長
も比較例に比べて短くなり、材料コストが低減される。
【実施例2】 本実施例では、第6図に示すように、各半割鉄芯2の
中央片の面積を実施例1よりも大きくしたものであっ
て、実施例1に比較して余分に形成された部位は、磁気
的な作用はほとんどないが、放熱面積が大きくとれる結
果、温度上昇を低減できるという効果を奏する。また、
このように半割鉄芯2の中央片を大型化しても、第7図
に示すように、巻線4を巻装する範囲内であれば、全体
としては大型化しないのである。他の構成については実
施例1と同様である。 上述のようにして形成されたチョークコイル31は、た
とえば、第8図に示すようなノイズフィルタ付きコンセ
ントに利用することができる。すなわち、ケース10はJI
S規格や日本配線器具工業会規格により規格化された既
製の埋込ボックスに取付可能な取付枠20に取着できる寸
法に形成されている。ケース10は合成樹脂により形成さ
れたボディ11とカバー12とを組み合わせて形成され、規
格化された配線器具の単位寸法の3倍の大きさに形成さ
れている。カバー12は両側部にフランジ13を備えてお
り、ボディ11とカバー12とは、両フランジ13にそれぞれ
装着される一対の組立枠14により結合される。すなわ
ち、組立枠14は、3本の脚片14aを備え、各脚片14aがカ
バー12からボディ11に跨がるように配設されるととも
に、各脚片14aの先端部がボディ11にかしめられること
により、ボディ11とカバー12とを結合する。組立枠14に
は、合成樹脂製の取付枠20の両側片に形成された係合孔
21に係合可能な係合爪14bが突設されている。取付枠20
には、埋込ボックスに取付枠20を取着するためのボック
スねじを挿入する長孔22や、取付枠20に化粧プレートを
取着するためのプレートねじが螺合するねじ孔23などが
形成される。 カバー12の前面にはプラグの電源用栓刃が挿入される
一対の栓刃挿入口15aと、プラグの接地用栓刃が挿入さ
れる栓刃挿入口15bとが開口して1個口の栓刃挿入口と
なっている。また、栓刃挿入口15bに挿入すべき接地用
栓刃を備えていないプラグでも電気機器の接地ができる
ように、カバー12の前面には接地用ターミナル16が取り
付けられる。 ボディ11内は仕切壁17によりフィルタ収納室18と、コ
ンセント収納室19とに分割されている。また、コンセン
ト収納室19は、さらに複数室に分割されている。フィル
タ収納室18には、電源ラインに挿入されるチョークコイ
ル31と、コンデンサ32a〜32dと、サージアブソーバとし
てのバリスタ33とからなるノイズフィルタ30が収納され
る。 チョークコイル31は上述のように、一対の巻線4を有
し、両巻線4はプリント基板35の導電パターンを介して
コンデンサ32a,32bやバリスタ33に接続される。両巻線
4の各一端部は、プリント基板35を貫通して左右一対の
接続板41a,41bにそれぞれ接続され、また、一方の巻線
の他端部は、プリント基板35を貫通して端子板42aに接
続される。コンデンサ32a,32b、およびバリスタ33はそ
れぞれ両接続板41a,41bに跨がる形で接続される。 各接続板41a,41bにおけるコンセント収納室19側の一
端部には、それぞれプラグの電源用栓刃を受ける栓刃受
43a,43bが栓刃挿入口15aに対応する位置で固着されてい
る。また、コンセント収納室19には、接地用接続板41c
が配設され、接地用接続板41cには栓刃挿入口15bに対応
する位置で、接地用栓刃を受ける栓刃受43cが固着され
る。各栓刃受43a〜43cは、プラグの栓刃を栓刃挿入口15
a〜15cに挿入し回転させると、抜け止めがなされるよう
になっている。接地用接続板41cは、リード線44を介し
てプリント基板35の接地用パターンに接続される。ま
た、この接地用パターンにはリード線45が固着されてお
り、リード板45には接地用ターミナル16が固着される。
コンセント収納室19には、さらに、端子板42bが収納さ
れている。この端子板42bは、リード線46を介してチョ
ークコイル31の巻線4の一端に接続される。この巻線4
の他端には接続板41bが接続される。接地用接続板41cお
よび端子板42a,42bの一部には端子部47a〜47cが形成さ
れており、各端子部47a〜47cは、それぞれ一対の鎖錠ば
ね48および解除釦49とともに、周知の速結端子を形成す
る。端子板42a,42bは電源に接続され、接地用接続板41c
は接地される。以上の構成により、電源とコンセントと
の間にノイズフィルタ30が挿入されるのである。
【発明の効果】
本発明は上述のように、磁性体により略コ形の磁路を
形成するように形成された一対の半割鉄芯と、半割鉄芯
の脚片の長さにほぼ等しい幅を有した帯状導体を各層間
に絶縁層を介した形で各半割鉄芯の各脚片にほぼ等分に
分割して巻装することにより形成された一対の巻線とを
具備し、両半割鉄芯の各脚片の先端面同士がそれぞれ突
き合わされて環状の鉄芯が形成されているものであり、
略コ形の半割鉄芯の両脚片に跨がる形で一つの巻線を等
分に分割するように巻装しているから、一箇所で同じ巻
数を得る場合に比較すれば、最外層の径を小さくするこ
とができるのであって、巻線の全体長さを従来に比較し
て比較して短くすることができるという効果を奏する。
また、同じ巻数であれば、外形についても従来より小さ
くなるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1を示す断面図、第2図は同上
に用いる半割鉄芯を示す斜視図、第3図は同上に用いる
鉄芯を示す示す斜視図、第4図は同上の縦断面図、第5
図は比較例を示す縦断面図、第6図は本発明の実施例2
に用いる半割鉄芯を示す斜視図、第7図は同上の要部断
面図、第8図は本発明を用いたノイズフィルタ付きコン
セントを示す分解斜視図である。 1……鉄芯、2……半割鉄芯、3……帯状導体、4……
巻線。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 37/00 H01F 27/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体により略コ形の磁路を形成するよう
    に形成された一対の半割鉄芯と、半割鉄芯の脚片の長さ
    にほぼ等しい幅を有した帯状導体を各層間に絶縁層を介
    した形で各半割鉄芯の各脚片にほぼ等分に分割して巻装
    することにより形成された一対の巻線とを具備し、両半
    割鉄芯の各脚片の先端面同士がそれぞれ突き合わされて
    環状の鉄芯が形成されて成ることを特徴とするフィルタ
    用チョークコイル。
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