JP2868171B2 - 連続式ショットブラスト設備 - Google Patents

連続式ショットブラスト設備

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Shinto Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研掃室を構成する回転
ドラムを用いて製品を連続的に研掃する設備の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備の一つとして米国特
許4319624号で開示されるように、天井に複数の
ショット投射装置を設けたキャビネット内に、回転ドラ
ムを若干傾斜させて横置し、回転ドラムの胴体における
前記複数のショット投射装置と対向する位置には投射さ
れたショットが通過可能な開口を設け、かつ、回転ドラ
ムを約120度正逆回転可能に構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように構
成された従来の設備では、キャビネットは、回転ドラム
全体を包囲していて大型のものとなり、しかも、回転ド
ラムの回転装置がキャビネット内に位置していてショッ
トの投射を受け、その上、回転ドラム内の製品の移動速
度がほぼ一定であるため、製品によっては研掃むらが生
じるなどの問題があった。本発明は、上記の問題を解消
するためになされたもので、キャビネットを小型にする
ことができ、しかも、回転ドラムの回転装置にショット
が当たることがなく、その上、回転ドラム内の製品の移
動速度を任意に設定することができるようにした連続式
ショットブラスト設備を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における連続式ショットブラスト設備は、天
井に複数のショット投射装置を装着したキャビネット
に、このキャビネットをほぼ水平に貫通する傾動フレー
ムを、キャビネットの貫通方向において傾動可能にして
配設し、前記傾動フレーム上には、筒状を成しかつ胴体
の上部に前記複数のショット投射装置に対応する開口を
有する回転ドラムを、所要角度正逆回転可能にして横置
し、さらに、前記傾動フレームを傾動させる傾動装置
と、前記回転ドラムを所要角度正逆回転させる回転装置
と、前記キャビネットの側壁と前記回転ドラムの胴体と
の間をシールするシール機構とを設けたことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】このように構成した設備は、あらかじめ傾動装
置を作動して傾動フレームを介して回転ドラムを所要角
度に傾動させ、製品が所要速度で回転ドラム内を移動で
きるようにしておく。この状態のもとに、ショット投射
装置を駆動してショットを投射し、かつ回転装置を駆動
して回転ドラムを正逆回転させながら、回転ドラムにお
ける高さの高い側の一端開口部から研掃すべき製品を投
入する。すると、投入された製品は、回転ドラムの正逆
回転によって撹拌転倒されながら回転ドラム内を下方へ
移送され、かつ、ショットの投射を受けて研掃され、や
がて、回転ドラムの他端開口部から排出される。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例について図1乃至図4に基
づき詳細に説明する。正面図である図1および図1のA
ーA断面図である図2に示すように、キャビネット1が
架台2をもって設置してある。キャビネット1の天井に
は、左右方向へ並ぶ複数のショット投射装置3、3が傾
動機構4を介し前後方向へ傾動可能にして装着してあ
り、各ショット投射装置3は、インペラの回転軸が前後
方向へ指向している。また、前記傾動機構4において
は、底部にショット投射装置3、3を装着した箱状の傾
動部材5の左右両側壁が、支持軸6、6、軸受7、7お
よび支持部材8、8を介して前記キャビネット1に上下
回動自在に装着され、傾動部材5の中央付近には、上向
きのシリンダ9のピストンロッドの上端が、アーム10
を介してピン連結してあり、シリンダ9は前記キャビネ
ット1にブラケット11を介して枢支されている(図2
参照)。さらに、図2に示すように、前記傾動部材5の
左右両側壁(図1において前後両側壁)の外面上部に
は、前後方向へ延びる突起部材12、12が設けてあ
り、突起部材12、12はキャビネット1の天井に設け
た断面円弧状の遮蔽板13、13の内側に接していて、
傾動部材5が傾動しても投射されたショットが飛び出さ
ないようになっている。
【0007】また、図1に示すように、キャビネット1
の下部にはキャビネット1を左右に貫通する傾動フレー
ム14が左下り勾配状に傾斜して設けてあり、傾動フレ
ーム14は、右端を架台2にピン支持され、左端を傾動
装置としての前後2本の上向きシリンダ15、15をも
って支持され、2本のシリンダ15、15は基礎フレー
ム31に上下回動可能に支持されていて、傾動フレーム
14は、2本のシリンダ15、15の伸縮作動により、
左右方向の水平面に対して傾動できるようになってい
る。また、傾動フレーム14上には、傾動フレーム14
に沿って延びる回転ドラム16が、回転装置17をもっ
て正逆回転可能に載置してあり、回転ドラム16は、シ
ョットや製品から剥離した砂等が通過可能な小孔を多数
胴体に備え、さらに、胴体おける前記ショット投射装置
3、3と対向する部分に、投射したショットが通過可能
な開口16aを有している。また、回転装置17は回転
ドラム16を回転可能に支持しかつ回転駆動される2対
の支持ローラ17a、17aを備えている。
【0008】また、前記傾動フレーム14上の左側に
は、前記回転ドラム16の左端付近を覆うカバー18が
装着してあり、カバー18の下部にはスクリュコンベヤ
が設けてあって、回転ドラム16の胴体を貫通したショ
ットを回収できるようになっている。また、前記キャビ
ネット1の左側には、回転ドラム16の外面をシールす
るシール機構19が装着してあり、シール機構19にお
いては、図1のB部拡大詳細図である図3および図3の
左側面図である図4に示すように、回転ドラム16が貫
通する開口を有する固定遮蔽板20が、支持部材21、
21を介して前記カバー18に固着されており、固定遮
蔽板20と回転ドラム16との間は、ゴム板製のシール
本体22によりシールされ、また、固定遮蔽板20の上
端には、継ぎ手ピン機構23を介して回動遮蔽板24が
上下回動可能に装着してあり、回動遮蔽板24は、キャ
ビネット1に装着したローラ機構25により、上下動可
能に支持されている。
【0009】また、図1および図2に示すように、前記
回転ドラム16の中央付近には、回転ドラム16内を2
室に仕切る仕切り機構26が装着してあり、仕切り機構
26においては、ゴム板製の仕切り本体27が支持部材
28を介して回転ドラム16に取り付けられている。ま
た、前記キャビネット1の下部には、回転ドラム16の
長手方向へ延びる2台のスクリュコンベヤ29、29が
装着してあり、これら2台のスクリュコンベヤ29、2
9は、前記回転ドラム16の2分した研掃室に対応して
いる。そして、スクリュコンベヤ29、29の搬出口の
下方には、製品からの剥離物である鋳物砂およびショッ
トを回収・搬送する搬送装置30、30の一部が設けて
ある。
【0010】このように構成した設備は、あらかじめシ
リンダ15、15を伸縮作動して傾動フレーム14の傾
斜角度を調節し、回転ドラム16内の製品の移動速度を
所要のものにする。また、傾動機構4のシリンダ9を伸
縮作動して傾動部材5を介してショット投射装置3、3
を正逆傾動しながら、ショット投射装置3、3を駆動
し、回転装置17を駆動して、ショット投射装置3、3
で投射したショットが回転ドラム16の開口16aの周
辺に当たらない範囲で回転ドラム16を正逆回転し、さ
らに、スクリュコンベヤ29、29を駆動する。この状
態のもとに、回転ドラム16の右端開口部から研掃すべ
き製品を所定量づつ連続的に投入する。すると、投入し
た製品は、回転ドラム16の正逆回転によって撹拌転倒
され、かつ、ショット投射装置3、3の正逆傾動による
ショット投射領域の拡張によって全体的に効率良くショ
ットを受ける。
【0011】しかも、回転ドラム16内を仕切機構26
により2室に仕切ってあるため、回転ドラム16の右側
部分では、製品から剥離された砂等がショットに多量に
混入しており、また、回転ドラム16の左側部分では、
製品からの剥離物が少ない状態になっており、しかも、
前記2室内のショットは別々に回収されてこの左部分に
は粉塵の付着のないショットが投射されるため、研掃効
率が高くなっている。一方、ショット投射装置3、3か
ら投射されたショットの外への飛び出し防止は、所要角
度正逆回転する回転ドラム16とキャビネット1との隙
間については、シール機構19の可動遮蔽板24がロー
ル機構25を介して上下動することにより、また、回転
ドラム16の左右両端の開口については、回転ドラム1
6等に設けた図示しないシール機構により、それぞれ行
われている。こうして、製品は研掃されながら回転ドラ
ム16内を左方へ移動してその左端開口部から排出され
る。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明よ
れば、キャビネットを従来のこの種の設備のキャビネッ
トより小型にすることができ、しかも、回転ドラム内の
製品の移動速度を任意に選定して製品全体をむらなく研
掃することができ、その上、回転ドラムの回転装置にシ
ョットが当たることがないなどの優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のAーA断面図である。
【図3】図1のB部拡大詳細図である。
【図4】図3の左側面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 1a 開口 3 ショット投射装置 14 傾動フレーム 15 傾動装置 16 回転ドラム 17 回転装置 19 シール機構 20 固定遮蔽板 22 シール本体 24 回動遮蔽板 26 仕切り機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−256673(JP,A) 特開 昭59−115162(JP,A) 実開 平2−78258(JP,U) 実開 昭58−13959(JP,U) 実開 昭57−177653(JP,U) 実開 昭57−118159(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24C 3/26 B24C 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット1と、このキャビネット1
    の天井に装着された複数のショット投射装置3、3と、
    前記キャビネット1をほぼ水平に貫通しかつキャビネッ
    ト1の貫通方向において傾動可能に構成された傾動フレ
    ーム14と、筒状を成しかつ前記傾動フレーム14上に
    横置されるとともに所要角度正逆回転可能にされ胴体の
    上部における前記複数のショット投射装置3、3に対応
    する位置に開口1aを有する回転ドラム16と、前記傾
    動フレーム14を傾動させる傾動装置15と、前記回転
    ドラム16を所要角度正逆回転させる回転装置17と、
    前記キャビネット1の側壁と前記回転ドラム16の胴体
    との間をシールするシール機構19と、を具備したこと
    を特徴とする連続式ショットブラスト設備。
  2. 【請求項2】 前記複数のショット投射装置3、3を、
    回動機構4をもって前記回転ドラム16の回転方向へ正
    逆傾動可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の
    連続式ショットブラスト設備。
  3. 【請求項3】 前記回転ドラム16の内部を中央付近で
    仕切り機構26をもって2室に仕切り、この2室にはシ
    ョット回収装置30、30をそれぞれ設けたことを特徴
    とする請求項1記載の連続式ショットブラスト設備。
  4. 【請求項4】 前記シール機構19を、前記回転ドラム
    16を貫通させかつ前記傾動フレーム14に固設された
    固定遮蔽板20と、この固定遮蔽板20と前記回転ドラ
    ム16との間をシールする可撓性のシール本体22と、
    前記固定遮蔽板20の上端に上下回動可能に装着され上
    部が前記キャビネット1の外側面に上下動可能に係合し
    た回動遮蔽板24と、で構成したことを特徴とする請求
    項1記載の連続式ショットブラスト設備。
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