JP2867259B2 - 義歯用アタッチメント及び義歯用アタッチメント材料の製造方法 - Google Patents

義歯用アタッチメント及び義歯用アタッチメント材料の製造方法

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C2201/00Material properties
    • A61C2201/007Material properties using shape memory effect

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  • Dental Prosthetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は義歯用アタッチメント及び義歯用アタッチメ
ント材料の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来の義歯用アタッチメントは、特に、床義歯等に必
要とされている。このため、歯根との嵌合を良くし、か
つ、咬合時の歯根への応力集中を緩和するために、Pt−
Au合金等からなる義歯用アタッチメントが用いられてい
る。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のPt−Au合金等からなるアタッチ
メントでは、一日に2〜3度程度の着脱が繰返される
と、歯根との嵌合が緩み、頻繁な調整を必要とし、数年
後には、他の新しいアタッチメントと交換しなければな
らないという取扱上の問題があった。
また、咬合等により義歯が動いた場合、従来のアタッ
チメントでは弾性が低いため、歯根への応力集中を有効
に防止することができず、人体に異和感を感じさせるこ
とをまぬがれ得なかった。
そこで、本発明の第1の技術的課題は、上記欠点に鑑
み、装着・脱着の容易な義歯用アタッチメント及びその
アタッチメント材料の製造方法を提供することである。
また、本発明の第2の技術的課題は、咬合等により義
歯が動いた場合でも、人体に異和感を与えることのない
嵌合性に優れた義歯用アタッチメント及びそのアタッチ
メント材料の製造方法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば,実質的に体温温度の範囲内で熱回復
する形状記憶合金からなる固定部材を有することを特徴
とする義歯用アタッチメントが得られる。
また、本発明によれば、実質的に体温温度の範囲内で
超弾性効果を発揮する形状記憶合金からなる固定部材を
有することを特徴とする義歯用アタッチメントが得られ
る。
好ましくは,前記固定部材は、人体の歯根に固定され
るアンカープレート部を挟持するワッシャであることを
特徴とする義歯用アタッチメントが得られる。
しかも、本発明によれば、Niを50.3〜51.0原子パーセ
ント、残部Tiを含むTiNi合金を準備する準備工程と、該
TiNi合金に実質的に400〜1000℃の範囲内の温度で焼鈍
を施す焼鈍工程とを有することを特徴とする義歯用アタ
ッチメント材料の製造方法が得られる。
[実施例] 次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第1の実施例 まず、高周波真空溶解によって、Ti49.7−Ni50.3at%
合金を準備し、この合金を第1図(a)に示されるよう
に加工して、ワッシャ1を成形する。ワッシャ1は、義
歯取付け孔を穿設したワッシャ本体2とワッシャ本体2
から延在して互いに湾曲して対向する一対の腕部3,3を
有している。
次に、ワッシャ1を500℃で30分間の熱処理を施し
て、約35℃程度の体温で熱回復する形状記憶合金とし
た。その結果、第1図(b)に示されるように、ワッシ
ャ1の一対の腕部3,3は20℃以下の温度では拡張し離間
した。
第2図(a)に示す人体の歯根に固定されるPt−Au合
金からなるアンカープレート4に、第2図(b)に示す
ように、ワッシャ1を挿入した。その後、体温によりワ
ッシャ1の一対の腕部3、3が収縮して、アンカープレ
ート4を締付け固定し、義歯を容易に装着することがで
きた。
また、口内に氷水等を含み、約20℃以下にワッシャ1
の温度を下げると、その腕部3,3は再び拡張しアンカー
プレート4の締付けが緩み、義歯を容易に脱着すること
ができた。
第2の実施例 まず、高周波真空溶解によって、Ti49−Ni51%at%合
金を準備し、この合金を第1の実施例と同様な加工処理
を施して、約35℃程度の体温で超弾性を示す形状記憶合
金からなるワッシャ1′を成形した。
その結果、ワッシャ1′は、第3図(a)に示す応力
−変形特性を示した。これにより、ワッシャ1′の腕部
3′,3′は、一定の応力に対し、第3図(b)に示す
〜の超弾性変形を生じることができるから、義歯を取
付けたワッシャ1′及びアンカープレート(図示せず)
が摩耗しても、一定の応力で締付けることになる。ま
た、咬合等により義歯が動いても、ワッシャ1′の腕部
3′,3′は、その変動を吸収するように変形し、一定の
応力でアンカープレートを締付けることができるから、
歯根にかかる力に変化は少なく、人体への異和感は感じ
させない。
なお、本実施例は、ワッシャ及びアンカープレートの
組合わせによる義歯用のアタッチメントについて説明し
たが、実質的に体温温度の範囲内で熱回復または超弾性
を利用したアタッチメントであれば、本発明の趣旨を満
足するものであることは、明白である。
[発明の効果] 以上の説明のとおり、本発明によれば、装着・脱着の
容易な義歯用アタッチメントを提供することができる。
また、本発明によれば、咬合等により義歯が動いた場合
でも、人体に異和感を与えることのない嵌合性に優れた
義歯用アタッチメントを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の一実施例に係わる熱回
復を示すワッシャの斜視図、第2図(a)は従来のアン
カープレートの斜視図、第2図(b)は従来のアンカー
プレートに第1図に示したワッシャを装着した状態を示
す斜視図、第3図(a)は本発明の一実施例に係わる超
弾性を示すワッシャの応力−変形特性相関図、第3図
(b)はそのワッシャの超弾性変形を示す斜視図であ
る。 11……ワッシャ、2……ワッシャ本体、3,3……腕部、
4……アンカープレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庵原 武次 宮城県仙台市郡山6丁目7番1号 東北 金属工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 正一 宮城県仙台市郡山6丁目7番1号 東北 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−227139(JP,A) 特開 昭58−44047(JP,A) 特開 昭63−145648(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61C 13/225 A61C 13/265 A61C 13/267

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に体温温度の範囲内で超弾性効果を
    発揮するTiNi形状記憶合金からなる固定部材を有するこ
    とを特徴とする義歯用アタッチメント。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の義歯用アタッ
    チメントにおいて、前記固定部材は、人体の歯根に固定
    されるアンカープレート部を挟持するワッシャであるこ
    とを特徴とする義歯用アタッチメント。
  3. 【請求項3】実質的に体温温度の範囲内で熱回復するTi
    Ni形状記憶合金からなる固定部材を有し、該固定部材
    は、人体の歯根に固定されるアンカープレート部を挟持
    するワッシャであることを特徴とする義歯用アタッチメ
    ント。
  4. 【請求項4】Niを50.3〜51.0原子パーセント、残部Tiを
    含むTiNi合金を準備する準備工程と、該TiNi合金に実質
    的に400〜1000℃の範囲内の温度で焼鈍を施す焼鈍工程
    とを有することを特徴とする義歯用アタッチメント材料
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5844047A (ja) * 1981-09-11 1983-03-14 セイコーエプソン株式会社 歯列矯正部材
JPH0617521B2 (ja) * 1985-04-02 1994-03-09 而至歯科工業株式会社 超弾性を利用した歯科用Au―Cu―Zu合金
JPS63145648A (ja) * 1986-03-18 1988-06-17 福辻 敏 局部床義歯の維持装置

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