JP2867125B2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2867125B2
JP2867125B2 JP8177231A JP17723196A JP2867125B2 JP 2867125 B2 JP2867125 B2 JP 2867125B2 JP 8177231 A JP8177231 A JP 8177231A JP 17723196 A JP17723196 A JP 17723196A JP 2867125 B2 JP2867125 B2 JP 2867125B2
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広行 稲垣
徹 松見
信義 真行寺
裕滋 田原
裕司 森本
修 三浦
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Chemicals Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6842Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow with means for influencing the fluid flow

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い流量範囲で流
量を計測できるようにした流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスメータ等に利用される流量計には、
配管中を流れる流体の流速を検出し、その流速から流量
を算出し、これを表示するようにしたものがある。ま
た、流速の検出方法としては、熱式、差圧式、回転式等
がある。
【0003】ここで、従来の流量計においては、例えば
図21に示したように、1つの流速センサ1を配管2内
の流体流路の中央部に配設し、流量演算部3において、
流速センサ1によって得られた流路中央部の流速に配管
2の断面積を乗算して流量を算出し、この流量を表示部
4に表示するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配管2
中では、流量によっては偏流が発生するため、流速セン
サ3の取り付け位置の決定が困難であるという問題があ
った。また、流量の測定精度を高く維持するためには、
流量の測定範囲を偏流の少ない流量範囲に限定する必要
があり、流量の測定範囲が狭くなるという問題があっ
た。
【0005】また、流量計には、絞りの前後の圧力差か
ら流量を求める絞り式流量計もあるが、この絞り式流量
計では、絞りによる圧力損失が大きく、ガスメータとし
て使用する場合にはガスの供給不良を生じるおそれがあ
る。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、広い流量範囲で流量を計測できるよ
うにした流量計を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の流量計
は、流体が通過する大流量計測用の第1の流路と、この
第1の流路に対して直列に設けられ、第1の流路よりも
断面積の小さい小流量計測用の第2の流路と、第1の流
路を通過する流体の流速に応じた信号を出力する第1の
流速センサと、第2の流路を通過する流体の流速に応じ
た信号を出力する第2の流速センサと、流量に応じて、
第1の流速センサの出力信号と第2の流速センサの出力
信号の少なくとも一方に基づいて流量を算出する流量演
算手段とを備えたものである。
【0008】この流量計では、第1の流速センサより大
流量計測用の第1の流路を通過する流体の流速に応じた
信号が出力されると共に、第2の流速センサより第1の
流路よりも断面積の小さい小流量計測用の第2の流路を
通過する流体の流速に応じた信号が出力され、流量演算
手段によって、流量に応じて、第1の流速センサの出力
信号と第2の流速センサの出力信号の少なくとも一方に
基づいて流量が算出される。
【0009】請求項2記載の流量計は、請求項1記載の
ものにおいて、第1の流速センサが第1の流路内に複数
設けられ、複数の第1の流速センサの出力信号より第1
の流路内における流速の平均値を算出して流量演算手段
に出力する第1の流路内平均流速演算手段を更に備えた
ものである。
【0010】この流量計では、第1の流路内平均流速演
算手段によって、複数の第1の流速センサの出力信号よ
り第1の流路内における流速の平均値が算出され、この
平均値に基づいて流量演算手段によって流量が算出され
る。
【0011】請求項3記載の流量計は、請求項2記載の
ものにおいて、複数の第1の流速センサがそれぞれ第1
の流路内の中央部に配設されるよう構成したものであ
る。
【0012】請求項4記載の流量計は、請求項3記載の
ものにおいて、第1の流路を構成する配管の長手方向に
沿った壁面を貫通するように設けられたガイド部材挿入
部と、このガイド部材挿入部を介して配管内に挿入され
ると共に、流体の流れ方向に沿って複数の第1の流体通
過孔を有する中空状のガイド部材と、このガイド部材に
挿入されると共に、前記ガイド部材の複数の第1の流体
通過孔に対応して複数の第2の流体通過孔を有する流速
センサユニットとを含み、複数の第1の流速センサがそ
れぞれ流速センサユニットに対して複数の第2の流体通
過孔各々に臨むように配設される構成としたものであ
る。
【0013】請求項5記載の流量計は、請求項2記載の
ものにおいて、第2の流速センサが第2の流路内に複数
設けられ、複数の第2の流速センサの出力信号より第2
の流路内における流速の平均値を算出して流量演算手段
に出力する第2の流量内平均流速演算手段を更に備えた
ものである。
【0014】この流量計では、第2の流路内平均流速演
算手段によって、複数の第2の流速センサの出力信号よ
り第2の流路内における流速の平均値が算出され、この
平均値に基づいて流量演算手段によって流量が算出され
る。
【0015】請求項6記載の流量計は、請求項5記載の
ものにおいて、第2の流路を構成する配管の長手方向に
沿った壁面を貫通するように設けられたガイド部材挿入
部と、このガイド部材挿入部を介して配管内に挿入され
ると共に、流体の流れ方向に沿って複数の第1の流体通
過孔を有する中空状のガイド部材と、このガイド部材に
挿入されると共に、ガイド部材の複数の第1の流体通過
孔に対応して複数の第2の流体通過孔を有する流速セン
サユニットとを含み、複数の第2の流速センサがそれぞ
れ流速センサユニットに対して複数の第2の流体通過孔
各々に臨むように配設されるよう構成したものである。
【0016】請求項7記載の流量計は、請求項5記載の
ものにおいて、複数の第1の流速センサがそれぞれ第1
の流路を構成する配管の長手方向に対して直交する方向
の断面に沿った壁面に所定の間隔で配置されるよう構成
したものである。
【0017】請求項8記載の流量計は、請求項7記載の
ものにおいて、更に、複数の第2の流速センサがそれぞ
れ第2の流路を構成する配管の長手方向に対して直交す
る方向の断面に沿った壁面に所定の間隔で配置されるよ
う構成したものである。
【0018】請求項9記載の流量計は、請求項8記載の
ものにおいて、複数の第2の流速センサがそれぞれ第2
の流路を構成する配管の長手方向に見て前記第1の流速
センサそれぞれに対して所定の角度ずれた状態に配置さ
れるよう構成したものである。
【0019】請求項10記載の流量計は、請求項9記載
のものにおいて、第2の流路が第1の流路の下流側に配
置されると共に、複数の第2の流速センサがそれぞれ第
1の流路と第2の流路との境界位置から第2の流路の内
径の2分の1の距離の範囲内に配置されるよう構成した
ものである。
【0020】請求項11記載の流量計は、請求項5記載
のものにおいて、第1の流速センサおよび第2の流速セ
ンサが共に計測可能である重複流量域を設け、この重複
流量域においては、流量演算手段が、第1の流路内平均
流速演算手段から出力される第1の平均流速値より算出
される流量と、第2の流路内平均流速演算手段から出力
される第2の平均流速値より算出される流量との平均値
をもって計測流量とするよう構成したものである。
【0021】請求項12記載の流量計は、請求項1記載
のものにおいて、第1の流路の第1の流速センサおよび
第2の流路の第2の流速センサのうちいずれか一方の出
力を用いて流量を算出する流量域においては、他方の流
速センサへの電力供給を遮断するよう構成したものであ
る。
【0022】請求項13記載の流量計は、請求項2ない
し6のいずれか1に記載のものにおいて、第1の流路内
における第1の流速センサの上流側および第2の流路内
における第2の流速センサの上流側にそれぞれ設けら
れ、流体の流れを整える整流部材を更に備えるように構
成したものであり、これにより流速センサを通過する際
の気体の流れが整えられ、より正確に流量を計測するこ
とができる。
【0023】請求項14記載の流量計は、請求項7ない
し10のいずれか1に記載のものにおいて、第1の流路
内における前記第1の流速センサの上流側に設けられ、
流体の流れを整える整流部材を更に備えるよう構成した
ものである。
【0024】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0025】〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1
の実施の形態に係る流量計の構成を示す断面図、図2は
図1のA−A矢視方向の断面図である。本実施の形態に
係る流量計は、ガスメータとして使用されるものであ
る。この流量計は、気体(ガス)を受け入れる入口部1
1と気体を排出する出口部12とを有する配管10を備
えている。この配管10は、大流量計測用流路13と、
この大流量計測用流路13の下流側に直列に設けられ、
大流量計測用流路13よりも断面積の小さい小流量計測
用流路14とを形成している。大流量計測用流路13の
径は例えば80mm、小流量計測用流路14の径は例え
ば32mm、大流量計測用流路13の上流側の配管10
の径は例えば50mmである。
【0026】配管10には、大流量計測用流路13を形
成する部分の外側および小流量計測用流路14を形成す
る部分の外側に、それぞれ、大流量計測用流路13、小
流量計測用流路14に連通するガイド部材挿入部21が
設けられている。ガイド部材挿入部21には円筒形状の
ガイド部材22が挿入されている。ガイド部材22は鋼
等の金属や樹脂等により形成される。このガイド部材2
2には、気体aの流れ方向に沿って複数、例えば3個の
流体通過孔231 ,232 ,233 が設けられている。
大流量計測用流路13側におけるガイド部材22では3
個の流体通過孔231 ,232 ,233 が大流量計測用
流路13内に挿入され、小流量計測用流路14側におけ
るガイド部材22では2個の流体通過孔232 ,233
が小流量計測用流路14内に挿入されている。ガイド部
材22の内部中空部には長手方向に沿って板状の仕切部
25が設けられ、この仕切部25の両側にそれぞれ図3
に示すように半円柱状のユニット挿入部22a,22b
が設けられている。仕切部25には3個の流体通過孔2
1 ,232 ,233 に対応して同じく3個の流体通過
孔261 ,262 ,263 が形成されている。
【0027】ガイド部材22の配管10の外部に位置し
ている部分には、流体通過孔231,232 ,233
長手方向(すなわち気体aの流れ方向)に沿って、板状
の指標部24が設けられ、ガイド部材22をガイド部材
挿入部21に挿入した後、この指標部24を見て、流体
通過孔231 ,232 ,233 を気体aの流れ方向に正
確に向けることができるようになっている。なお、この
指標部24はガイド部材22の設置方向を定めることが
できるものであれば良く、マーク表示等でも良い。
【0028】ガイド部材22には流速センサユニット2
7が挿入されるようになっている。流速センサユニット
27は、例えば樹脂で形成された円柱状部材を2つ割り
にした構造であり、2つの半円柱状のユニット部材27
A,27Bから構成されている。これらユニット部材2
7A,27Bには、ガイド部材22に形成された3個の
流体通過孔231 ,232 ,233 に対応して3個の流
体通過孔281 ,282 ,283 が形成されている。2
つのユニット部材27A,27Bのうち、気体aの流れ
方向に対して下流側に位置するユニット部材27Bに
は、流体通過孔231 ,232 ,233 の各々に臨むよ
うに流速センサ291 ,292 ,293 が配設されてい
る。
【0029】図3はガイド部材22と流速センサユニッ
ト27とを取り出して、流速センサユニット27の取付
状態を表した斜視部である。ガイド部材22のユニット
挿入部22aには流速センサユニット27を構成する一
方のユニット部材27Aが、ユニット挿入部22bには
流速センサユニット27を構成する他方のユニット部材
27Bがそれぞれ挿入される。
【0030】流速センサ291 ,292 ,293 は、図
示しないが、発熱部とこの発熱部の上流側および下流側
に配設された2つの温度センサを有し、2つの温度セン
サによって検出される温度の差を一定に保つために必要
な発熱部に対する供給電力から流速に対応する流量を求
めたり、一定電流または一定電力で発熱部を加熱し、2
つの温度センサによって検出される温度の差から流量を
求めることができるようになっている。
【0031】大流量計測用流路13の前端部から流速セ
ンサ291 ,292 ,293 までの距離は例えば28c
m、小流量計測用流路14の前端部から流速センサ29
2 ,293 までの距離は例えば15cmである。
【0032】大流量計測用流路13内における流速セン
サ291 ,292 ,293 の上流側および小流量計測用
流路14内における流速センサ292 ,293 の上流側
には、それぞれ、気体の流れを整える整流部材として、
50メッシュ程度の金網31,32が設けられている。
【0033】図4は本実施の形態に係る流量計の回路部
分の構成を示すブロック図である。この図に示すよう
に、流量計は、大流量計測用流路13内における流速セ
ンサ291 ,292 ,293 の各出力信号に基づいて大
流量計測用流路13内における流速の平均値を算出する
平均流速演算部41と、小流量計測用流路14内におけ
る流速センサ292 ,293 の各出力信号に基づいて小
流量計測用流路14内における流速の平均値を算出する
平均流速演算部42と、流量に応じて、平均流速演算部
41の出力と平均流速演算部42の出力の一方を選択し
て出力する信号切換部43と、この信号切換部43の出
力に基づいて流量および積算流量を算出する流量演算部
44と、この流量演算部44によって算出された積算流
量を表示する表示部45と、流量演算部44によって算
出された流量および積算流量を外部に出力するための外
部出力端子46とを備えている。信号切換部43は、流
量演算部44によって算出された流量が予め設定された
小流量域にあるときは平均流速演算部42の出力を流量
演算部44に出力し、流量演算部44によって算出され
た流量が予め設定された大流量域にあるときは平均流速
演算部41の出力を流量演算部44に出力するようにな
っている。流量演算部44は、流量が予め設定された小
流量域にあるときは平均流速演算部42の出力である流
速の平均値に小流量計測用流路14に対応した配管形状
係数を乗算して流量を算出し、流量が予め設定された大
流量域にあるときは平均流速演算部41の出力である流
速の平均値に大流量計測用流路13に対応した配管形状
係数を乗算して流量を算出するようになっている。
【0034】なお、小流量域と大流量域を一部重複さ
せ、流量が増加する場合には流量が重複領域の上限値に
達したときに平均流速演算部42の出力から平均流速演
算部41の出力へ切り換え、流量が減少する場合には流
量が重複領域の下限値に達したときに平均流速演算部4
1の出力から平均流速演算部42の出力へ切り換えて流
量を算出するようにしても良い。平均流速演算部41,
42、信号切り換え部43および流量演算部44は、例
えばマイクロコンピュータによって構成される。
【0035】次に、第1の実施の形態に係る流量計の動
作について説明する。
【0036】入口部11から取り入れられた気体は、ま
ず、大流量計測用流路13内におけるガイド部材22に
形成された流体通過孔231 ,232 ,233 、流速セ
ンサユニット27に形成された流体通過孔281 ,28
2 ,283 、および仕切部25に形成された流体通過孔
261 ,262 ,263 を通過する。その際、流速セン
サ291 ,292 ,293 は流体通過孔231 〜2
3 ,281 〜283 ,261 〜263 を通過する気体
の流速に応じた信号を出力する。
【0037】次に、気体は、小流量計測用流路14内に
おけるガイド部材22に形成された流体通過孔232
233 、流速センサユニット27に形成された流体通過
孔282 ,283 、および仕切部25に形成された流体
通過孔262 ,263 を通過し、出口部12より排出さ
れる。その際、流速センサ292 ,293 は流体通過孔
232 ,233 、282 ,283 ,262 ,263 を通
過する気体の流速に応じた信号を出力する。
【0038】平均流速演算部41は、大流量計測用流路
13内における流速センサ291 ,292 ,293 の各
出力信号に基づいて大流量計測用流路13内における流
速の平均値を算出し、平均流速演算部42は、小流量計
測用流路14内における流速センサ292 ,293 の各
出力信号に基づいて小流量計測用流路14内における流
速の平均値を算出する。信号切換部43は、流量演算部
44によって算出された流量が予め設定された小流量域
にあるときは平均流速演算部42の出力を流量演算部4
4に出力し、流量演算部44によって算出された流量が
予め設定された大流量域にあるときは平均流速演算部4
1の出力を流量演算部44に出力する。流量演算部44
は、流量が予め設定された小流量域にあるときは平均流
速演算部42の出力である流速の平均値に基づいて流量
および積算流量を算出し、流量が予め設定された大流量
域にあるときは平均流速演算部41の出力である流速の
平均値に基づいて流量および積算流量を算出する。流量
演算部44によって算出された積算流量は表示部45に
よって表示される。なお、小流量域と大流量域を一部重
複させ、重複領域では流量演算部44は、平均流速演算
部42の出力である流速の平均値に基づいて算出される
流量と平均流速演算部41の出力である流速の平均値に
基づいて算出される流量との平均値を求め、この平均値
を計測された流量としても良い。
【0039】〔第1の実施例〕図5は、各流量に対する
大流量計測用流路13内における流速センサ291 ,2
2 ,293 の各出力値とその平均値の一例を示したも
のであり、図6は図5において符号51で示した部分を
拡大して示したものである。図7は、各流量に対する小
流量計測用流路14内における流速センサ292 ,29
3 の各出力値とその平均値の一例を示したものであり、
図8は図7において符号52で示した部分を拡大して示
したものである。なお、これらの図では、流速センサ2
1 ,292 ,293 をそれぞれ上部センサ、中央セン
サ、下部センサと記している。また、気体としては空気
を使用している。
【0040】図5ないし図8に示したように、大流量計
測用流路13内における流速センサ291 ,292 ,2
3 は小流量計測用流路14内における流速センサ29
2 ,293 に比べて大流量域で傾きが急であり感度が高
く、逆に、小流量計測用流路14内における流速センサ
292 ,293 は大流量計測用流路13内における流速
センサ291 ,292 ,293 に比べて小流量域で傾き
が急であり感度が高い。従って、本実施の形態のよう
に、小流量域では小流量計測用流路14内における流速
センサ292 ,293 の出力に基づいて流量を算出し、
大流量域では大流量計測用流路13内における流速セン
サ291 ,292 ,293 の出力に基づいて流量を算出
することにより、広い流量範囲で精度良く流量を計測す
ることができる。
【0041】また、本実施の形態に係る流量計では、大
流量計測用流路13内と小流量計測用流路14内にそれ
ぞれ複数の流速センサを設け、複数の流速センサの各出
力信号に基づいて流速の平均値を算出し、この流速の平
均値に基づいて流量を算出するようにしたので、流量の
大小等によって流路内の流速分布が変化しても、1つの
流速センサの出力に基づいて流量を算出する場合に比べ
て、より正確に流量を計測することができる。
【0042】また、本実施の形態に係る流量計では、大
流量計測用流路13内における流速センサ291 ,29
2 ,293 の上流側および小流量計測用流路14内にお
ける流速センサ292 ,293 の上流側に、それぞれ整
流部材としての金網31,32を設けているので、流速
センサを通過する際の気体の流れが整えられ、より正確
に流量を計測することができる。
【0043】また、本実施の形態に係る流量計は小型に
できると共に、絞り式流量計に比べて圧力損失を少なく
することができる。
【0044】〔第2の実施の形態〕次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。
【0045】第1の実施の形態では、大流量計測用流路
13および小流量計測用流路14それぞれにおいて、ガ
イド部材を用いて、複数の流速センサを各流路の中央部
に配置するようにしたが、本実施の形態では図9および
図10に示したように、複数の流速センサを流路の壁面
に設置するように構成したものである。
【0046】図9は第2の実施の形態に係る流量計の断
面構成、図10は図9の矢視B−B矢視方向の断面構成
を表すものである。この流量計は、気体を受け入れる入
口部51と気体を排出する出口部52とを有する配管5
0を備えている。この配管50は、大流量計測用流路5
3と、この大流量計測用流路53の下流側に直列に設け
られ、大流量計測用流路53よりも断面積の小さい小流
量計測用流路54とを形成している。大流量計測用流路
53の径φ1 は例えば50mm、小流量計測用流路14
の径φ2 は例えば26.6mmとなっている。
【0047】大流量計測用流路53ではその壁面に、複
数例えば4個の流速センサ551 〜554 が等間隔で配
置されている。一方、小流量計測用流路54では、同じ
くその壁面に複数例えば4個の流速センサ561 〜56
4 が等間隔で配置されている。ここで、小流量計測用流
路54側の流速センサ561 〜564 は、配管の長手方
向に見て、図10に示したように大流量計測用流路53
側の流速センサ551〜554 に対してそれぞれ所定の
角度例えば45度だけずらして設置されている。また、
これら流速センサ561 〜564 は大流量計測用流路5
3との境界部分における流路縮小部50aの直後の位
置、すなわち流路縮小部50aから流路径φ2 の2分の
1(13.3mm)の距離Dの範囲内の位置に配置され
ている。
【0048】流速センサ551 〜554 および流速セン
サ561 〜564 はそれぞれその本体部が各流路の壁面
に設けられたセンサ設置部57に配設されると共に、各
検出部59が同じく壁面に設けられた測定用孔58を介
して流路に臨むように配置されている。流速センサ55
1 〜554 および流速センサ561 〜564 はそれぞれ
プリント回路基板60に搭載されている。これらプリン
ト回路基板60は、第1の実施の形態における回路(図
4)と同じ構成を有する電子回路部61に接続されてい
る。なお、流速センサ551 〜554 および流速センサ
561 〜564はそれぞれ第1の実施の形態で示した流
速センサと同一の構成である。
【0049】大流量計測用流路53の上流側には多数の
管からなり、気体の流れを整えるための整流部材として
整流ストレーナ62が配設されている。整流ストレーナ
62の前後には気体の流れを整えると共に気体中の塵を
除去するための50メッシュ程度の金網63,64がそ
れぞれ設けられている。その他の構成は第1の実施の形
態と同様であるので、その説明は省略する。
【0050】図11は大流量計測用流路53内の気体の
流速分布を表すものである。この図からも明らかなよう
に、壁面近くの流速は遅いので、流路の中央部に流速セ
ンサを設置するよりも同じ流路径であれば、より大流量
まで計測することができる。一方、図12は小流量計測
用流路54内の気体の流速分布を表すものである。この
図からも明らかなように、流速センサ561 〜564
配置された流路縮小部50aの直後の位置の流速分布は
壁面近傍と中央部とでは差が小さく、壁面近くでも流速
は速い。よって、流速センサを壁面に設置しても小流量
まで測定することが可能である。
【0051】すなわち、第2の実施の形態による流量計
では、大流量計測用流路53および小流量計測用流路5
4それぞれにおいて各流速センサを壁面に設置したこと
により、第1の実施の形態に比べてより小流量、より大
流量の広い範囲で流量の計測が可能になる。また、小流
量計測用流路54側の流速センサ561 〜564 が、大
流量計測用流路53側の流速センサ551 〜554 に対
してそれぞれ45度だけずらして設置されているので、
気体の流れる方向に対して流速センサ551 〜554
流速センサ561 〜564 が前後で相互に重なり合うこ
とがない。従って、小流量計測用流路54側の流速セン
サ561 〜564 が大流量計測用流路53側の流速セン
サ551 〜554 により生じる流れの乱れの影響を受け
ることがないので、正確に流量を計測することができ
る。
【0052】また、この第2の実施の形態では、流速セ
ンサ551 〜554 および流速センサ561 〜564
それぞれ壁面に設置されているため、流路の中央部にガ
イド部材を挿入する第1の実施の形態に比べて、中央部
分での流れの乱れが少なく、より正確に流量を計測する
ことができる。また、小流量計測用流路54側の流速セ
ンサ561 〜564 の前に整流部材を設ける必要がなく
なるため、構成が簡略化される。
【0053】本実施の形態では、大流量計測用流路53
の流速センサ551 〜554 および小流量計測用流路5
4の流速センサ561 〜564 がそれぞれ計測可能な重
複流量域(例えば150〜300リットル/min)で
は、大流量計測用流路53および小流量計測用流路54
各々の出力(流速の平均値)に基づいて算出される2つ
の流量を平均して計測流量とする。これにより大流量計
測用流路53および小流量計測用流路54それぞれでの
平均流速値を単独で使用する流量域(150リットル/
min以下 ,300リットル/min以上の流量域)
間の切り替えにより生ずる計測流量値の不整合量を小さ
くすることができる。なお、上記重複流量域で、大流量
計測用流路53および小流量計測用流路54での平均流
速値に図13に示したような重み付け係数を乗じて流量
を算出するようにしてもよい。
【0054】また、本実施の形態では、大流量計測用流
路53の流速センサ551 〜554の出力を使用して流
量を算出する流量域(300リットル/min以上)に
おいては小流量計測用流路54の流速センサ561 〜5
4 の各発熱部(ヒータ)への電力供給を遮断し、逆
に、小流量計測用流路54の流速センサ561 〜564
の出力を使用して流量を算出する流量域(150リット
ル/min以下)においては大流量計測用流路53の流
速センサ551 〜554 の各発熱部(ヒータ)への電力
供給を遮断する構成とすることにより、消費電力の低減
を図ることができる。
【0055】〔第2の実施例〕図14ないし図20は第
2の実施の形態による流量計の測定精度の確認を行うた
めの流量測定結果の1例を表すものである。なお、実験
は、周囲温度を室温(22〜24℃)とし、流体として
空気を圧力4kg/cm2 で流すことにより行った。
【0056】図14は大流量計測用流路(流路径50m
m)53および小流量計測用流路(流路径26.6m
m)54それぞれについての流量特性(流量と出力値
(ディジタルビット値)との関係)を表したものであ
る。流速センサ551 〜554 および流速センサ561
〜564 それぞれについて各センサ間の出力のばらつき
が小さいことを確認することができた。図15および図
16はそれぞれ流量と出力値(4〜20mAの電流出
力)との関係を表すもので、図15は0〜1200(リ
ットル/min)の流量範囲の出力特性、また図16は
0〜20(リットル/min)の流量範囲の出力特性を
表している。これらの図から明らかなように、極低流量
領域までの流量に対してリニアな出力が得られたことが
確認できた。
【0057】図17ないし図19はそれぞれ流量と出力
値(4〜20mAの電流出力)の誤差との関係を表すも
ので、図17は0〜1200(リットル/min)の流
量範囲における誤差、図18は0〜100(リットル/
min)の流量範囲における誤差、図19は0〜20
(リットル/min)の流量範囲における誤差特性をそ
れぞれ表すものである。なお、これらの図には第1日目
の計測結果と第2日目の計測結果を併せて示し、その繰
り返し再現性も示した。これらの図からも明らかなよう
に、両日共誤差の傾向は同じであり、誤差の凹凸も再現
されており、再現性が良いことが確認できた。なお、誤
差には測定装置の誤差などが含まれていると考えられ
る。繰り返し測定の結果では、低流量(20リットル/
min)以下では誤差が大きくなっている。
【0058】図20は出力値を4〜20mAの電流値に
変換する前の、ディジタル出力で表した誤差と流量との
関係を大流量域および小流量域それぞれについて表すも
のである。このディジタル出力では10リットル/mi
nの低流量付近においても誤差が小さいことが確認でき
る。従って、上述の低流量域における誤差は4〜20m
Aの電流出力の温度特性によるドリフトのために大きく
なっているものと考えることができる。
【0059】以上の結果から明らかなように、第2の実
施の形態では、600:1の流量範囲(上記実施例では
2〜1,200リットル/minの範囲)において、電
流出力として測定誤差±5%以内の流量計を実現できる
ことがわかった。
【0060】以上実施の形態を挙げて本発明を説明した
が、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、その均等の範囲で種々変形可能である。例えば、第
1の実施の形態において、大流量計測用流路13内と小
流量計測用流路14内に設ける流速センサはそれぞれ1
つずつでも良い。また、整流部材31,32を設けない
ものも本発明に含まれる。また、入口部11の径と大流
量計測用流路13部分の配管10の径は等しくても良
い。また、図1に示したように、流速センサを配管10
に対して着脱自在にしても良いし、図1に示した各部材
を一体化しても良い。また、大流量計測用流路13を下
流側に、小流量計測用流路14を上流側に形成しても良
い。
【0061】また、いずれの実施の形態においても、流
路の断面形状は円形に限らず、半円、楕円、四角等の形
状であってもよい。更に、流速センサとしては、発熱部
と2つの温度センサを有するものに限らず、例えば、1
つの発熱部を有し、この発熱部の温度(抵抗)を一定に
保つために必要な発熱部に対する供給電力から流速を求
めたり、一定電流または一定電力で発熱部を加熱し、発
熱部の温度(抵抗)から流速を求めるものでも良い。ま
た、本発明は、気体のみならず液体の流量を計測する流
量計にも適用することが可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし14
のいずれか1に記載の流量計によれば、第1の流速セン
サによって、大流量計測用の第1の流路を通過する流体
の流速に応じた信号を出力させ、第2の流速センサよっ
て、第1の流路よりも断面積の小さい小流量計測用の第
2の流路を通過する流体の流速に応じた信号を出力さ
せ、流量演算手段によって、流量に応じて、第1の流速
センサの出力信号と第2の流速センサの出力信号の少な
くとも一方に基づいて流量を算出するようにしたので、
広い流量範囲で流量を計測することができるという効果
がある。
【0063】特に、請求項7ないし10記載の流量計に
よれば、複数の流速センサをそれぞれ流路を構成する配
管の長手方向に対して直交する方向の断面に沿った壁面
に所定の間隔で配置するようにしたので、更により広範
囲に渡って正確に流量を計測することができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る流量計の構成
を表す断面図である。
【図2】図1のA−A矢視方向の断面図である。
【図3】図1に示した流量計のガイド部材および流速セ
ンサユニットを取り出して表す分解斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る流量計の回路
構成を表すブロック図である。
【図5】図1に示した流量計における大流量計測用流路
内の流速センサの各出力値とその平均値の一例を表す特
性図である。
【図6】図5における一部を拡大して表す特性図であ
る。
【図7】図1に示した流量計における小流量計測用流路
内の流速センサの各出力値とその平均値の一例を表す特
性図である。
【図8】図7における一部を拡大して表す特性図であ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る流量計の構成
を表す断面図である。
【図10】図9のB−B線矢視方向の断面構成を表す図
である。
【図11】図9の流量計の大流量計測用流路における流
速分布を表す図である。
【図12】図9の流量計の小流量計測用流路における流
速分布を表す図である。
【図13】大流量域と小流量域との重複領域における計
測方法を説明するための図である。
【図14】大流量計測用流路および小流量計測用流路そ
れぞれについての流量と出力値(ディジタルビット値)
との関係を表す図である。
【図15】0〜1200(リットル/min)の流量範
囲における流量と出力値(4〜20mAの電流出力)と
の関係を表す図である。
【図16】0〜20(リットル/min)の流量範囲に
おける流量と出力値(4〜20mAの電流出力)との関
係を表す図である。
【図17】0〜1200(リットル/min)の流量範
囲における流量と出力値(4〜20mAの電流出力)の
誤差との関係を再現特性も含めて表す図である
【図18】0〜100(リットル/min)の流量範囲
における流量と出力値(4〜20mAの電流出力)の誤
差との関係を再現特性も含めて表す図である
【図19】0〜20(リットル/min)の流量範囲に
おける流量と誤差との関係を再現特性も含めて表す図で
ある。
【図20】流量とディジタル出力の誤差との関係を表す
図である。
【図21】従来の流量計の構成を表す断面図である。
【符号の説明】
10,50 配管 13,53 大流量計測用流路 14,54 小流量計測用流路 291 ,292 ,293 流速センサ 551 〜554 ,561 〜564 流速センサ 41,42 平均流速演算部 43 信号切換部 44 流量演算部 45 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 温井 一光 神奈川県藤沢市みその台9−10 (72)発明者 浜田 滋 東京都大田区中馬込3−9−1 (72)発明者 会田 広司 埼玉県鶴ケ島市富士見3−8−103 (72)発明者 平野 正 神奈川県川崎市宮前区宮前平2−9−5 (72)発明者 杉本 秀夫 栃木県宇都宮市今泉3−13−1 (72)発明者 稲垣 広行 神奈川県藤沢市大庭5683−9 (72)発明者 松見 徹 神奈川県茅ヶ崎市松浪1−4−26 (72)発明者 真行寺 信義 神奈川県座間市座間2−757−2 (72)発明者 田原 裕滋 千葉県船橋市前原西4丁目33番13号パ レ・ドール津田沼106号 (72)発明者 森本 裕司 北海道札幌市東区北47条東13丁目4番7 号 (72)発明者 三浦 修 北海道江別市上江別西町30−17 (56)参考文献 特開 平3−262927(JP,A) 特開 平3−252529(JP,A) 特開 平8−240468(JP,A) 実開 昭57−194025(JP,U) 実開 昭61−195418(JP,U) 実開 昭62−86515(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/68 G01F 1/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が通過する大流量計測用の第1の流
    路と、 この第1の流路に対して直列に設けられ、第1の流路よ
    りも断面積の小さい小流量計測用の第2の流路と、 前記第1の流路を通過する流体の流速に応じた信号を出
    力する第1の流速センサと、 前記第2の流路を通過する流体の流速に応じた信号を出
    力する第2の流速センサと、 流量に応じて、前記第1の流速センサの出力信号と前記
    第2の流速センサの出力信号の少なくとも一方に基づい
    て流量を算出する流量演算手段とを備えたことを特徴と
    する流量計。
  2. 【請求項2】 前記第1の流速センサは第1の流路内に
    複数設けられ、複数の第1の流速センサの出力信号より
    第1の流路内における流速の平均値を算出して前記流量
    演算手段に出力する第1の流路内平均流速演算手段を更
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の流量計。
  3. 【請求項3】 前記複数の第1の流速センサはそれぞれ
    第1の流路内の中央部に配設されたことを特徴とする請
    求項2記載の流量計。
  4. 【請求項4】 前記第1の流路を構成する配管の長手方
    向に沿った壁面を貫通するように設けられたガイド部材
    挿入部と、 このガイド部材挿入部を介して配管内に挿入されると共
    に、流体の流れ方向に沿って複数の第1の流体通過孔を
    有する中空状のガイド部材と、 このガイド部材に挿入されると共に、前記ガイド部材の
    複数の第1の流体通過孔に対応して複数の第2の流体通
    過孔を有する流速センサユニットとを含み、 前記複数の第1の流速センサはそれぞれ前記流速センサ
    ユニットに対して複数の第2の流体通過孔各々に臨むよ
    うに配設されてなることを特徴とする請求項3記載の流
    量計。
  5. 【請求項5】 前記第2の流速センサは第2の流路内に
    複数設けられ、複数の第2の流速センサの出力信号より
    第2の流路内における流速の平均値を算出して前記流量
    演算手段に出力する第2の流路内平均流速演算手段を更
    に備えたことを特徴とする請求項2記載の流量計。
  6. 【請求項6】 前記第2の流路を構成する配管の長手方
    向に沿った壁面を貫通するように設けられたガイド部材
    挿入部と、 このガイド部材挿入部を介して配管内に挿入されると共
    に、流体の流れ方向に沿って複数の第1の流体通過孔を
    有する中空状のガイド部材と、 このガイド部材に挿入されると共に、前記ガイド部材の
    複数の第1の流体通過孔に対応して複数の第2の流体通
    過孔を有する流速センサユニットとを含み、 前記複数の第2の流速センサはそれぞれ前記流速センサ
    ユニットに対して複数の第2の流体通過孔各々に臨むよ
    うに配設されてなることを特徴とする請求項5記載の流
    量計。
  7. 【請求項7】 前記複数の第1の流速センサはそれぞれ
    第1の流路を構成する配管の長手方向に対して直交する
    方向の断面に沿った壁面に所定の間隔で配置されたこと
    を特徴とする請求項2記載の流量計。
  8. 【請求項8】 更に、前記複数の第2の流速センサはそ
    れぞれ第2の流路を構成する配管の長手方向に対して直
    交する方向の断面に沿った壁面に所定の間隔で配置され
    たことを特徴とする請求項7記載の流量計。
  9. 【請求項9】 前記複数の第2の流速センサはそれぞれ
    第2の流路を構成する配管の長手方向に見て前記第1の
    流速センサそれぞれに対して所定の角度ずれた状態に配
    置されたことを特徴とする請求項8記載の流量計。
  10. 【請求項10】 前記第2の流路は第1の流路の下流側
    に配置されると共に、前記複数の第2の流速センサはそ
    れぞれ第1の流路と第2の流路との境界位置から第2の
    流路の内径の2分の1の距離の範囲内に配置されたこと
    を特徴とする請求項9記載の流量計。
  11. 【請求項11】 前記第1の流速センサおよび第2の流
    速センサが共に計測可能である重複流量域を設け、この
    重複流量域においては、前記流量演算手段は、前記第1
    の流路内平均流速演算手段から出力される第1の平均流
    速値より算出される流量と、前記第2の流路内平均流速
    演算手段から出力される第2の平均流速値より算出され
    る流量との平均値をもって計測流量とすることを特徴と
    する請求項5記載の流量計。
  12. 【請求項12】 前記第1の流路の第1の流速センサお
    よび第2の流路の第2の流速センサのうちいずれか一方
    の出力を用いて流量を算出する流量域においては、他方
    の流速センサへの電力供給を遮断することを特徴とする
    請求項1記載の流量計。
  13. 【請求項13】 前記第1の流路内における前記第1の
    流速センサの上流側および前記第2の流路内における前
    記第2の流速センサの上流側にそれぞれ設けられ、流体
    の流れを整える整流部材を更に備えたことを特徴とする
    請求項2ないし6のいずれか1に記載の流量計。
  14. 【請求項14】 前記第1の流路内における前記第1の
    流速センサの上流側に設けられ、流体の流れを整える整
    流部材を更に備えたことを特徴とする請求項7ないし1
    0のいずれか1に記載の流量計。
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