JP2867010B2 - 遊戯具兼用の素振り用バット - Google Patents

遊戯具兼用の素振り用バット

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JP2867010B2 JP6307186A JP30718694A JP2867010B2 JP 2867010 B2 JP2867010 B2 JP 2867010B2 JP 6307186 A JP6307186 A JP 6307186A JP 30718694 A JP30718694 A JP 30718694A JP 2867010 B2 JP2867010 B2 JP 2867010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野球におけるバットの
素振りの練習ができ且つ遊戯具としても使用することの
できる、遊戯具兼用の素振り用バットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、野球の練習方法の一つとしてバッ
トの素振りがある。これは、競技に使用するバットを球
に当てずに所望の又は必要な回数振ることである。一
方、このようなバットの素振りと関連するような構成を
有する遊戯具は、発明者の知るところでは、存在してい
ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のような練習方法
においては、バットを振るという単純な動作を繰り返す
だけであるので、飽きがきやすく、従って、素振りを長
時間又は定期的に持続するのは困難であるという問題が
あった。
【0004】本発明は、従来の練習方法における前述の
問題点を解決した素振り用バットであって遊戯具として
も使用することのできるものを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、第1に、棒状本体に形成した空
洞部に、移動体保持部と衝突部とを前記棒状本体の軸方
向に離間且つ対向させて設けると共に、前記移動体保持
部と前記衝突部との間にスライドシャフトを設け、且
つ、前記スライドシャフト7上に前記移動体保持部と磁
気作用により着脱自在の移動体を設けて、前記移動体を
前記スライドシャフトを案内として前記移動体保持部と
前記衝突部との間で往復動自在に移動させるよう構成し
たことを特徴とするものである。第2に、前記第1の特
徴に加えて、棒状本体の一方の端部側をヘッド部とし、
他の一方の端部側をグリップ部とし、前記ヘッド部に移
動体保持部、衝突部、スライドシャフト及び移動体を設
けたことを特徴とする。 第3に、前記第1または第2の
特徴に加えて、移動体が非磁性体を円板状に加工した移
動板から成り、前記移動板の中心にスライドシャフトを
貫通させたことを特徴とするものである。
【0006】前記移動体と前記移動体保持部とを着脱自
在にする磁気作用は永久磁石を用いることによって得る
もので、その場合、永久磁石は、移動体又は移動体保持
部のいずれか一方に固着し、他の一方には鉄のような磁
性体を固着して、前記永久磁石と鉄との吸着作用を利用
するようにする。また、永久磁石を固着した移動体又は
移動体保持部は、異なる重量の移動体及び異なる磁束密
度の磁石を固着したものを複数個用意して、練習者又は
遊戯者の身体、体力等の違いに応じて適宜且つ容易に交
換して棒状本体に対して組み替えができるようにするこ
とが好ましい。
【0007】前記棒状本体は、素振りのために一方の端
部側は打球部分に相当するヘッド部とし、他の一方の端
部側は手で握るグリップ部として機能するが、このヘッ
ド部に前記移動体保持部、衝突部及び移動体を配設する
ことがこれらの要素のもたらす作用からみて望ましい。
【0008】
【作用】前述のように構成した素振り用バットを使用す
るときは、野球のバットで打球をするときのように、棒
状本体の一方の端部を両手で握って振る。その場合の棒
状本体の握り方としては、身体に近いほうに前記移動体
保持部を、遠いほうに衝突部をそれぞれ位置させるよう
にする。
【0009】そうすると、例えば、移動体が移動体保持
部より離れて衝突部側に位置している状態から一連の動
きが始まった場合、バックスイングの段階では、棒状本
体の衝突部側が上で移動体保持部側が下となるので、移
動体は自重で落下して移動体保持部に衝突して磁石の作
用で移動体と移動体保持部とが付着し、その際に発生し
た軽い衝突音によって、移動体が移動体保持部側に移動
したことを聴覚により確認することができる。
【0010】次いで、ダウンスイングの段階に移行する
と、移動体は棒状本体の揺動により発生する遠心力を受
けるが、この段階ではヘッド速度が最大に至らない状態
なので、遠心力よりも磁石の吸着力が勝り、移動体と移
動体保持部とが付着した状態を維持している。次いで、
インパクトの段階に達すると、移動体が受ける遠心力が
磁石の吸着力を上回り、移動体は磁石の吸着力に抗して
移動体保持部より離脱して加速度的に移動して衝突部に
衝突し衝突音を発生する。
【0011】そして、フォロースルーの段階では、移動
体が受けた遠心力と慣性が消失して移動体の自重が作用
した時に、移動体は再び移動体保持部側に移動して移動
体と移動体保持部とが衝突、付着すると同時に軽い衝突
音を発生し、その状態から再度、衝突部側が上で移動体
保持部側が下の状態で始まるバックスイングの条件が満
足されるまで、移動体は移動体保持部に付着した状態と
なり移動しない。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
本発明の素振り用バット1を構成する棒状本体2は、例
えば合成樹脂から成り、全体に空洞部2Aが形成され、
且つ野球のバットの形状を有するもので、一方の端部側
をヘッド部2Bとし他の一方の端部側をグリップ部2C
としてある。棒状本体2のヘッド部2B側の端部は開口
部2Dとなっており、開口部2Dより内方に、移動体保
持部を構成する要素としての磁石保持板3が例えばネジ
4によって棒状本体2に固着されている。
【0013】磁石保持板3は例えば木又は合成樹脂のよ
うな非磁性体からなる素材を円板状に加工したもので、
その中心部には凹部3Aが形成されており、凹部3Aに
は円形の永久磁石5(以下、「磁石」と略記する)が磁
石保持板3と面一に埋め込まれ且つ例えば接着剤によっ
て固着されている。
【0014】磁石保持板3の中心部には磁石5の中心孔
5Aを貫通し且つ棒状本体2の開口部2D方向に延びる
断面円形のスライドシャフト7が連結固着されている。
【0015】このスライドシャフト7上にはこれを案内
として磁石保持板3と後述する衝突板との間を往復動自
在の移動体としての移動板8が設けられている。移動板
8は例えば木又は合成樹脂のような非磁性体を円板状に
加工してなり、磁石保持板3に対抗する側の面の中央部
に形成された凹部8Aに例えば接着剤により磁石5と同
様な円形の鉄片9が移動板8と面一に埋め込まれ固着さ
れている。この鉄片9と磁石5との間の磁気作用により
移動板8と磁石保持板3とは着脱自在となる。スライド
シャフト7は移動板8及び鉄片9の各中心孔8B及び9
Aを貫通している。
【0016】そして、空洞部2Aの一端側である棒状本
体2のヘッド部2B側の端部即ち前記開口部2Dに、衝
突部としての円板状の衝突板10が例えばネジ12によ
って固着されている。
【0017】また、磁石保持板3の移動板8に対抗する
側の面3B、移動板8の両面8C,8D、及び、衝突板
10の移動板8に対向する側の面10Aは、それぞれ平
面に形成されている。
【0018】以上のように構成された素振り用バット1
は、身体に近いほうに磁石保持板3が、遠いほうに衝突
板10がそれぞれ位置するようにして、換言すれば、グ
リップ部2Cを手元にして握り、野球における打球の時
のようにバットの素振り動作をすると、その都度、移動
板8が移動し磁石保持板3又は衝突板10と衝突するこ
とによって衝突音が発せられるものである。
【0019】即ち、例えば、移動板8が磁石保持板3よ
り離れて衝突板10側に位置している状態から一連の動
きが始まった場合、バックスイングの段階では、衝突板
10側が上で磁石保持板3側が下となるので、移動板8
はスライドシャフト7を案内として自重で落下して磁石
保持板3に衝突し鉄片9が磁石5に吸着されて移動板8
と磁石保持板3とが図1中鎖線8Eで示すように付着
し、その際発生した軽い衝突音によって、移動板8が磁
石保持板3側に移動したことを聴覚により確認すること
ができる。
【0020】次いで、ダウンスイングの段階に移行する
と、移動板8は棒状本体2の揺動により発生する遠心力
を受けるが、この段階ではヘッド速度が最大に至らない
状態なので、遠心力よりも磁石5の鉄片9に対する吸着
力が勝り、移動板8と磁石保持板3とが付着した状態を
維持している。次いで、インパクトの段階に達すると、
移動板8が受ける遠心力が磁石5の吸着力を上回り、移
動板8は鉄片9に対する磁石5の吸着力に抗して磁石保
持板3より離脱してスライドシャフト7に沿って加速度
的に移動して図1中鎖線8Fに示すように衝突板10に
衝突し衝突音を発生する。従って、この衝突による衝撃
を感じ且つ衝突音を聞くことによって、素振りをしたと
いう感じだけでなく、球を打ったような疑似感覚を得る
ことができる。
【0021】そして、フォロースルーの段階では、移動
板8が受けた遠心力と慣性が消失して移動板8の自重が
作用した時に、移動板8は再び磁石保持板3側に移動し
て移動板8と磁石保持板3とが衝突、付着すると同時に
軽い衝突音を発生し、その状態から再度、衝突板10側
が上で磁石保持板3側が下の状態で始まるバックスイン
グの条件が満足されるまで、移動板7と磁石保持板3は
付着状態となり静止状態となる。
【0022】 なお、以上のように、特定の実施例を参
照して本発明を説明したが、本発明はこれに限定される
ものではなく、当該技術分野における熟練者等により、
特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び
修正が可能であることはいうまでもない。例えば、
(イ)棒状本体の断面形状は真円に限定されるものでは
なく、また、野球のバットのようにグリップ部からヘッ
ド部にかけて太さを大きくせずに、長さ方向の全体にわ
たって同一の太さとしてもよい。(ロ)棒状本体は、長
さ方向の全体にわたって空洞部を形成せずに、衝突部か
ら移動体保持部を除く部分は、無垢の状態にすることも
できる。その場合、移動体保持部は、その無垢の部分に
よって構成してもよい。(ハ)前記実施例に示したもの
とは反対に、磁石は移動体側に鉄片は移動体保持部側に
取り付けるようにしてもよい。()前記実施例におけ
る衝突板、移動体保持部は棒状本体に固着せずに着脱自
在としてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る遊戯具兼用の素振り用バッ
トは、以上のように構成されているので、野球のバット
と同様に振ると、移動体が衝突部に衝突するときに衝撃
が感じられるのと同時に衝突音が聞こえるので、従来の
素振りにおける単にバットを空中で振っているという感
じの他に球を打っているような疑似的な感覚即ち手ごた
えが得られ、、そのため、素振り練習を興味と楽しさを
もって必要なだけ又は好きなだけ持続することが可能と
なる。また、本発明に係る素振り用バットによれば、振
り方によって前記手ごたえ及び衝突音が変化するから、
振り方の研究、工夫をするのにも好都合である。更に、
このバットは、野球におけるバットの振り方とは全く異
なる振り方によっても前述のように衝撃が感じられ且つ
衝突音が聞こえるので、遊戯具として使用して楽しむこ
ともできる。更にまた、このバットは、シンプルな動作
原理及び構造のため製品としての再現性及び耐久性に優
れているうえ、安価に提供することができ、且つ、場所
もとらないので、普及性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊戯具兼用の素振り用バットの一
実施例を概念的に示す側断面図
【図2】(A)前記実施例における磁石保持板の正面図 (B)前記実施例における磁石保持板の側断面図
【図3】(A)前記実施例における磁石の正面図 (B)前記実施例における磁石の側断面図
【図4】(A)前記実施例における移動板の正面図 (B)前記実施例における移動板の側断面図
【図5】(A)前記実施例における鉄片の正面図 (B)前記実施例における鉄片の側断面図
【図6】(A)前記実施例における衝突板の正面図 (B)前記実施例における衝突板の側断面図
【符号の説明】
1 素振り用バット 2 棒状本体 2A 空洞部 3 磁石保持板 5 磁石7 スライドシャフト 8 移動板 9 鉄片 10 衝突板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状本体に形成した空洞部に、移動体保
    持部と衝突部とを前記棒状本体の軸方向に離間且つ対向
    させて設けると共に、前記移動体保持部と前記衝突部と
    の間にスライドシャフトを設け、且つ、前記スライドシ
    ャフト7上に前記移動体保持部と磁気作用により着脱自
    在の移動体を設けて、前記移動体を前記スライドシャフ
    トを案内として前記移動体保持部と前記衝突部との間で
    往復動自在に移動させるよう構成したことを特徴とす
    る、遊戯具兼用の素振り用バット。
  2. 【請求項2】 棒状本体の一方の端部側をヘッド部と
    し、他の一方の端部側をグリップ部とし、前記ヘッド部
    に移動体保持部、衝突部、スライドシャフト及び移動体
    を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の遊戯具兼
    用の素振り用バット。
  3. 【請求項3】 移動体が非磁性体を円板状に加工した移
    動板から成り、前記移動板の中心にスライドシャフトを
    貫通させたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に
    記載の遊戯具兼用の素振り用バット。
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