JP2866233B2 - エレベータの運転盤操作スイッチ - Google Patents
エレベータの運転盤操作スイッチInfo
- Publication number
- JP2866233B2 JP2866233B2 JP3280289A JP28028991A JP2866233B2 JP 2866233 B2 JP2866233 B2 JP 2866233B2 JP 3280289 A JP3280289 A JP 3280289A JP 28028991 A JP28028991 A JP 28028991A JP 2866233 B2 JP2866233 B2 JP 2866233B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switch
- door
- car
- stop switch
- operation panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、施錠可能な蓋体に覆わ
れて通常は乗客が操作できないようになっているエレベ
ータの運転盤操作スイッチに関する。
れて通常は乗客が操作できないようになっているエレベ
ータの運転盤操作スイッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の運転盤操作スイッチは、保守点
検用スイッチやドア止めスイッチ、停止スイッチ、照明
スイッチ等の複数のスイッチを有するが、通常は使用さ
れないので、特開平２−２７６７８１号公報記載のもの
は、必要時に不慣れな者が正しく操作できるようにする
ため、運転盤操作スイッチを操作すると各スイッチに対
応したメッセージが乗かご内に放送されるようになって
いる。
検用スイッチやドア止めスイッチ、停止スイッチ、照明
スイッチ等の複数のスイッチを有するが、通常は使用さ
れないので、特開平２−２７６７８１号公報記載のもの
は、必要時に不慣れな者が正しく操作できるようにする
ため、運転盤操作スイッチを操作すると各スイッチに対
応したメッセージが乗かご内に放送されるようになって
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術は、運転盤操作スイッチの操作後に、その操作で発
生する状況を知らしめて注意を喚起するというものであ
り、誤操作を未然に防止するというものではないので、
不慣れな乗客が乗かごの走行中に誤ってドア止めスイッ
チや停止スイッチを操作してしまい、そのまま乗かご内
に閉じ込められてしまう危険性があった。
技術は、運転盤操作スイッチの操作後に、その操作で発
生する状況を知らしめて注意を喚起するというものであ
り、誤操作を未然に防止するというものではないので、
不慣れな乗客が乗かごの走行中に誤ってドア止めスイッ
チや停止スイッチを操作してしまい、そのまま乗かご内
に閉じ込められてしまう危険性があった。
【０００４】本発明はこのような安全対策の現状に鑑み
てなされたもので、その目的は、誤操作しても乗客が乗
かご内に閉じ込められる虞のないエレベータの運転盤操
作スイッチを提供することにある。
てなされたもので、その目的は、誤操作しても乗客が乗
かご内に閉じ込められる虞のないエレベータの運転盤操
作スイッチを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、乗かごのドアが閉じているときに保守点検用スイッ
チがオン状態にあることが、ドア止めスイッチおよび停
止スイッチの動作回路を有効にさせる必要条件となるよ
うな制限回路を設けることによって達成される。
は、乗かごのドアが閉じているときに保守点検用スイッ
チがオン状態にあることが、ドア止めスイッチおよび停
止スイッチの動作回路を有効にさせる必要条件となるよ
うな制限回路を設けることによって達成される。
【０００６】
【作用】上記手段によれば、乗かごのドアが開いている
ときには、ドア止めスイッチや停止スイッチを操作して
これらスイッチの動作回路を働かせることができるが、
乗かごのドアが閉じているときには、予め保守点検用ス
イッチをオン状態にしておかない限り、ドア止めスイッ
チや停止スイッチを操作しても該動作回路は有効となら
ないので、乗客が運転盤操作スイッチを誤操作しても乗
かご内に閉じ込められてしまう心配がなくなる。
ときには、ドア止めスイッチや停止スイッチを操作して
これらスイッチの動作回路を働かせることができるが、
乗かごのドアが閉じているときには、予め保守点検用ス
イッチをオン状態にしておかない限り、ドア止めスイッ
チや停止スイッチを操作しても該動作回路は有効となら
ないので、乗客が運転盤操作スイッチを誤操作しても乗
かご内に閉じ込められてしまう心配がなくなる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１乃至図３に基
づいて説明する。ここで、図１は要部回路図、図２は運
転盤の正面図、図３は操作スイッチの正面図である。
づいて説明する。ここで、図１は要部回路図、図２は運
転盤の正面図、図３は操作スイッチの正面図である。
【０００８】図２，３に示すように、乗かご（図示せ
ず）に設置されている運転盤１の下部には、キーロック
装置２で施錠することができる開閉可能な蓋体３が取り
付けてあり、この蓋体３に覆われている内部には、各階
停止スイッチ４や照明スイッチ５、換気扇スイッチ６、
保守点検用スイッチ７、ドア止めスイッチ８、停止スイ
ッチ９等の複数のスイッチを有する運転盤操作スイッチ
が備えられている。
ず）に設置されている運転盤１の下部には、キーロック
装置２で施錠することができる開閉可能な蓋体３が取り
付けてあり、この蓋体３に覆われている内部には、各階
停止スイッチ４や照明スイッチ５、換気扇スイッチ６、
保守点検用スイッチ７、ドア止めスイッチ８、停止スイ
ッチ９等の複数のスイッチを有する運転盤操作スイッチ
が備えられている。
【０００９】そして、図１に示す如く、この運転盤操作
スイッチの回路構成において、制御電源Ｐ−Ｎ間には、
保守点検用スイッチ７の接点７ａと、乗かごが停止して
ドアが開いているときに付勢するドア開検出リレー（図
示せず）の常開接点１０と、常開接点７Ａ１，７Ａ２を
有し制限回路のリレーとして機能する保守スイッチ検出
リレー７Ａとが直列に接続されている。
スイッチの回路構成において、制御電源Ｐ−Ｎ間には、
保守点検用スイッチ７の接点７ａと、乗かごが停止して
ドアが開いているときに付勢するドア開検出リレー（図
示せず）の常開接点１０と、常開接点７Ａ１，７Ａ２を
有し制限回路のリレーとして機能する保守スイッチ検出
リレー７Ａとが直列に接続されている。
【００１０】また、制御電源Ｐ−Ｎ間には、上記常開接
点７Ａ１と、ドア止めスイッチ８の接点８ａと、ドアの
開閉動作を阻止するドア止め指令リレー８Ａとが直列に
接続され、常開接点７Ａ１と並列にドア全開検出リレー
１２の常開接点１２ａが接続されている。同様に、制御
電源Ｐ−Ｎ間には、上記常開接点７Ａ２と、停止スイッ
チ９の接点９ａと、乗かごを停止させる停止指令リレー
９Ａとが直列に接続され、常開接点７Ａ２と並列にドア
全開検出リレー１２の常開接点１２ｂが接続されてい
る。
点７Ａ１と、ドア止めスイッチ８の接点８ａと、ドアの
開閉動作を阻止するドア止め指令リレー８Ａとが直列に
接続され、常開接点７Ａ１と並列にドア全開検出リレー
１２の常開接点１２ａが接続されている。同様に、制御
電源Ｐ−Ｎ間には、上記常開接点７Ａ２と、停止スイッ
チ９の接点９ａと、乗かごを停止させる停止指令リレー
９Ａとが直列に接続され、常開接点７Ａ２と並列にドア
全開検出リレー１２の常開接点１２ｂが接続されてい
る。
【００１１】さらにまた、制御電源Ｐ−Ｎ間には、ドア
が全開すると閉成する接点１１と、上記常開接点１２
ａ，１２ｂを有するドア全開検出リレー１２とが直列に
接続されている。
が全開すると閉成する接点１１と、上記常開接点１２
ａ，１２ｂを有するドア全開検出リレー１２とが直列に
接続されている。
【００１２】このほか、制御電源Ｐ−Ｎ間には、操作ス
イッチ４〜６の接点４ａ〜６ａと、その指令リレー４Ａ
〜６Ａとが、それぞれ直列に接続されている。
イッチ４〜６の接点４ａ〜６ａと、その指令リレー４Ａ
〜６Ａとが、それぞれ直列に接続されている。
【００１３】次に、上記の如くに回路が構成された運転
盤操作スイッチの動作について説明する。
盤操作スイッチの動作について説明する。
【００１４】いま、何らかの理由で運転盤１のキーロッ
ク装置２が解錠されて蓋体３が開かれたまま、乗かごが
走行し、この走行中に乗客がドア止めスイッチ８を操作
したとすると、該スイッチ８の接点８ａは閉成するが、
乗かごが走行中でドアが閉まっていることからドア開検
出リレーの常開接点１０は閉成状態にある。しかし保守
点検用スイッチ７は解放状態にある。よって保守スイッ
チ検出リレー７Ａは消勢しているので、Ｐ−７Ａ１−８
ａ−８Ａ−Ｎの回路は形成されない。したがって、この
状態でドア止めスイッチ８を操作してもドア止め指令リ
レー８Ａは消勢を保ったままであり、該リレー８Ａから
ドアの開閉動作を阻止する指令は発せられない。
ク装置２が解錠されて蓋体３が開かれたまま、乗かごが
走行し、この走行中に乗客がドア止めスイッチ８を操作
したとすると、該スイッチ８の接点８ａは閉成するが、
乗かごが走行中でドアが閉まっていることからドア開検
出リレーの常開接点１０は閉成状態にある。しかし保守
点検用スイッチ７は解放状態にある。よって保守スイッ
チ検出リレー７Ａは消勢しているので、Ｐ−７Ａ１−８
ａ−８Ａ−Ｎの回路は形成されない。したがって、この
状態でドア止めスイッチ８を操作してもドア止め指令リ
レー８Ａは消勢を保ったままであり、該リレー８Ａから
ドアの開閉動作を阻止する指令は発せられない。
【００１５】同様に、乗かごが走行中に乗客が停止スイ
ッチ９を操作しても、保守スイッチ検出リレー７Ａが消
勢しているので、Ｐ−７Ａ２−９ａ−９Ａ−Ｎの回路は
形成されず、よって停止指令リレー９Ａは消勢を保った
ままで、該リレー９Ａから乗かごを停止させる指令は発
せられない。
ッチ９を操作しても、保守スイッチ検出リレー７Ａが消
勢しているので、Ｐ−７Ａ２−９ａ−９Ａ−Ｎの回路は
形成されず、よって停止指令リレー９Ａは消勢を保った
ままで、該リレー９Ａから乗かごを停止させる指令は発
せられない。
【００１６】つまり、ドア止め指令リレー８Ａや停止指
令リレー９Ａを付勢するためには、乗かごのドアが全開
しているときにドア止めスイッチ８や停止スイッチ９を
操作して接点８ａや接点９ａを閉成し、Ｐ−１２ａ−８
ａ−８Ａ−Ｎなる回路やＰ−１２ｂ−９ａ−９Ａ−Ｎな
る回路を形成するか、あるいは、乗かごのドアが閉じて
いるときに保守点検用スイッチ７を操作して接点７ａを
閉成させておき、こうして保守スイッチ検出リレー７Ａ
を付勢したうえでドア止めスイッチ８や停止スイッチ９
を操作して、Ｐ−７Ａ１−８ａ−８Ａ−Ｎなる回路やＰ
−７Ａ２−９ａ−９Ａ−Ｎなる回路を形成しなければな
らない。
令リレー９Ａを付勢するためには、乗かごのドアが全開
しているときにドア止めスイッチ８や停止スイッチ９を
操作して接点８ａや接点９ａを閉成し、Ｐ−１２ａ−８
ａ−８Ａ−Ｎなる回路やＰ−１２ｂ−９ａ−９Ａ−Ｎな
る回路を形成するか、あるいは、乗かごのドアが閉じて
いるときに保守点検用スイッチ７を操作して接点７ａを
閉成させておき、こうして保守スイッチ検出リレー７Ａ
を付勢したうえでドア止めスイッチ８や停止スイッチ９
を操作して、Ｐ−７Ａ１−８ａ−８Ａ−Ｎなる回路やＰ
−７Ａ２−９ａ−９Ａ−Ｎなる回路を形成しなければな
らない。
【００１７】したがって、乗かごのドアが全開している
ときには、乗客はドア止めスイッチ８や停止スイッチ９
を操作することで、ドアを全開状態に保ったり乗かごを
停止状態に保っておくことができるが、乗かごが走行中
でドアが閉まっているときには、予め保守点検用スイッ
チ７をオン状態にしておかない限り、ドア止めスイッチ
８や停止スイッチ９を操作してもこれらスイッチ８，９
の動作回路は有効とならないので、乗客が乗かご内に閉
じ込められてしまう心配がなくなる。
ときには、乗客はドア止めスイッチ８や停止スイッチ９
を操作することで、ドアを全開状態に保ったり乗かごを
停止状態に保っておくことができるが、乗かごが走行中
でドアが閉まっているときには、予め保守点検用スイッ
チ７をオン状態にしておかない限り、ドア止めスイッチ
８や停止スイッチ９を操作してもこれらスイッチ８，９
の動作回路は有効とならないので、乗客が乗かご内に閉
じ込められてしまう心配がなくなる。
【００１８】このように上記実施例にあっては、乗客の
誤操作が懸念される運転盤操作スイッチに、乗かごのド
アが閉状態のときに保守点検用スイッチ７がオンしてい
なければドア止めスイッチ８および停止スイッチ９の動
作回路が有効とならないような制限回路が設けてあるの
で、たとえ乗客が誤操作しても乗かご内に閉じ込められ
てしまうという事故は起こらず、エレベータの安全性が
高まっている。
誤操作が懸念される運転盤操作スイッチに、乗かごのド
アが閉状態のときに保守点検用スイッチ７がオンしてい
なければドア止めスイッチ８および停止スイッチ９の動
作回路が有効とならないような制限回路が設けてあるの
で、たとえ乗客が誤操作しても乗かご内に閉じ込められ
てしまうという事故は起こらず、エレベータの安全性が
高まっている。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、乗
かごのドアが閉じているときには、予め保守点検用スイ
ッチをオン状態にしておかない限り、ドア止めスイッチ
や停止スイッチを操作してもこれらスイッチの動作回路
は有効とならないので、乗客が誤操作しても乗かご内に
閉じ込められる虞のないエレベータの運転盤操作スイッ
チを提供することができる。
かごのドアが閉じているときには、予め保守点検用スイ
ッチをオン状態にしておかない限り、ドア止めスイッチ
や停止スイッチを操作してもこれらスイッチの動作回路
は有効とならないので、乗客が誤操作しても乗かご内に
閉じ込められる虞のないエレベータの運転盤操作スイッ
チを提供することができる。
【図１】本発明の一実施例の要部回路図である。
【図２】運転盤の正面図である。
【図３】操作スイッチの正面図である。
１ 運転盤 ３ 蓋体 ７ 保守点検用スイッチ ７Ａ 保守スイッチ検出リレー ７Ａ１，７Ａ２ 常開接点 ８ ドア止めスイッチ ９ 停止スイッチ １２ ドア全開検出リレー １２ａ，１２ｂ 常開接点
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B66B 11/02 B66B 1/50 B66B 5/00 B66B 13/00 - 13/24
Claims (1)
- 【請求項１】 エレベータの乗かごに設置されている運
転盤に具備されて、施錠可能な蓋体に覆われ、保守点検
用スイッチやドア止めスイッチ、停止スイッチ等の複数
のスイッチを有するエレベータの運転盤操作スイッチに
おいて、上記乗かごのドアが閉じているときに上記保守
点検用スイッチがオン状態にあることが、上記ドア止め
スイッチおよび上記停止スイッチの動作回路を有効にさ
せる必要条件となるような制限回路を設けたことを特徴
とするエレベータの運転盤操作スイッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3280289A JP2866233B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | エレベータの運転盤操作スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3280289A JP2866233B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | エレベータの運転盤操作スイッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0597359A JPH0597359A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2866233B2 true JP2866233B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=17622916
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3280289A Expired - Lifetime JP2866233B2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | エレベータの運転盤操作スイッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2866233B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5713062A (en) * | 1980-06-26 | 1982-01-23 | Tokyo Shibaura Electric Co | Controller for elevator |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP3280289A patent/JP2866233B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0597359A (ja) | 1993-04-20 |
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