JP2866162B2 - 遠隔制御送信器 - Google Patents

遠隔制御送信器

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JP2866162B2
JP2866162B2 JP2195084A JP19508490A JP2866162B2 JP 2866162 B2 JP2866162 B2 JP 2866162B2 JP 2195084 A JP2195084 A JP 2195084A JP 19508490 A JP19508490 A JP 19508490A JP 2866162 B2 JP2866162 B2 JP 2866162B2
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    • H01H9/00—Details of switching devices, not covered by groups H01H1/00 - H01H7/00
    • H01H9/02—Bases, casings, or covers
    • H01H9/0214—Hand-held casings
    • H01H9/0235—Hand-held casings specially adapted for remote control, e.g. of audio or video apparatus
    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S200/00—Electricity: circuit makers and breakers
    • Y10S200/29—Ball

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、特に無線リンクに対してエンターテイメン
トエレクトロニクスの装置を制御する場合、例えばテレ
ビジョンセット、ビデオレコーダ、オーディオセット、
スライドまたはフィルムプロジェクタ等を制御する場合
に使用されるタイプの遠隔制御送信器に関する。
［従来技術］ 以下の例に基づいて現在の技術を説明する。テレビジ
ョンセットのスクリーン上でカーソルが垂直方向に上下
され、水平方向に前後移動されると仮定する。通常のタ
イプの遠隔制御送信器は、それぞれ上記のカーソル運動
の１つをトリガーするように機能する４つのボタンによ
りこのような運動をトリガーする機能選択装置である。
第５のボタンはそれが押されたときに、一般にスクリー
ンの左上にある最初の位置にカーソルを戻すように設け
られる。４個または５個のボタンは、ボタンの１つを押
すことによって選択された機能に応じて送信回路に選択
信号を出力する機能選択装置を表す。選択された機能に
応じて、送信回路はハウジング側に設けられた送信素子
構造にコード化された送信信号を送る。送信素子構造を
備えたこの側は以下ハウジング側と呼ぶ。送信素子構造
は、以下ハウジングの縦方向と呼ばれるハウジングの方
向と一致した好ましい方向に放射する。コード化された
信号は動作されている装置によって受信され、受信され
たコードにしたがって選択された機能が行われ、例えば
カーソルが所望の方向に移動される。
さらにユーザーに好都合である上記の良く知られた遠
隔制御送信器と別のものは、機能を選択するために送信
器がある方向に移動されなければならない、例えばカー
ソルが上方に移動された場合にはハウジングが縦軸に関
して上方に傾斜され、或はカーソルが下方に移動された
場合にはハウジングが縦軸に関して下方に傾斜され、或
は左または右へのカーソル運動をそれぞれトリガーする
ために垂直軸を中心にして水平面で左または右へ移動さ
れなければならないように構成されている過去数年間に
導入されたタイプの遠隔制御送信器である。この場合、
機能選択を実行するためにボタンを押す必要はない。こ
のタイプの遠隔制御送信器は例えば米国特許第4,565,99
9号明細書に示されている。しかしながら、トリガーボ
タンを依然として有する（送信器のバッテリィの電流消
費を減少するためにそれが押されたときにだけ送信器の
送信モードをトリガーする）類似した遠隔制御送信器は
米国特許第4,745,402号明細書に記載されている。
例えばステレオラウドスピーカの音量は対応した方法
で調節されることができる。左側のラウドスピーカの音
量が増加される場合、遠隔制御送信器は関連した制御ユ
ニットの中心ではなく左側のラウドスピーカにできるだ
け向いた水平面において左側に向けられる。トリガーボ
タンが押された場合、音量はボタンが押されている限り
増加する。ボタンが解除されて再び押された場合、音量
はもう一度低くされる。右側のラウドスピーカの音量が
変更される場合、遠隔制御送信器は制御ユニット方向を
基準にして対応的に水平面において右に移動される。こ
のようにして、遠隔制御送信器を前後に移動することに
よって、このラウドスピーカは選択され、トリガーボタ
ンを押すことによってユーザーは音量の増減を切替える
ことができる。
異なる機能を選択するために異なるボタンを押す必要
のない上記の単一の動作モードが可能な遠隔制御送信器
は構造が比較的複雑である。これは方向がかなり正確に
定められた放射フィールドを発生しなければならず、ま
たそれが動作している制御ユニット上の受信器によって
方向的に選択されたモードで付加的に受信されなければ
ならないためである。したがって、問題は構造的に簡単
でその信号を受信するために直接選択する受信器を必要
としない遠隔制御送信器が必要になることである。
［課題解決のための手段］ 本発明の遠隔制御送信器は、ハウジングの傾斜に応じ
て４つの異なる選択信号すなわち： ハウジングが前方に傾斜された場合の第１の選択信号
と、 ハウジングが後方に傾斜された場合の第２の選択信号
と、 ハウジングが縦軸を中心にして左に傾斜された場合の
第３の選択信号と、 ハウジングが縦軸を中心にして右に傾斜された場合の
第４の選択信号とを放射するようにハウジング中に取付
けられ構成された傾斜スイッチ装置を提供する。
もう１つの第５の選択信号がハウジングが本質的に水
平位置である場合に放射されることが好ましい。
このように発生された選択信号を処理するために遠隔
制御信号は、通常の送信素子構造にコード化された送信
信号を供給する通常の送信回路を提供する。
本発明による遠隔制御送信器は異なる空間運動の因果
関係、すなわち例えば対象の左方向への直接的なシフト
だけでなく左方向に対象をロールすることによって行う
ことができる対象の左方向への運動に着目することを利
用する。これは、左方向に案内ビームを回転すること
と、その縦軸を中心にして案内ビームを左に向けること
が同じ運動であるという結果になる。上記の例において
カーソルが水平面において左に移動された場合、遠隔制
御送信器の対応的に直接的な関連運動は水平面において
左へ送信器を回転する運動である。しかしながら、上記
の詳細な空間的関係を考慮すると、遠隔制御送信器の縦
軸を中心にした左への傾斜運動は間接的に関連した運動
である。
通常の遠隔制御送信器はカーソルの運動と遠隔制御送
信器との間の直接関係を使用する、すなわち例えば左へ
の水平なカーソル運動が所望された場合、遠隔制御送信
器を左に水平に回転する。それに対して、本発明による
遠隔制御送信器は上記の場合には既に説明された間接関
係、すなわち左への水平なカーソル運動が所望された場
合に縦軸を中心にした左への遠隔制御送信器の傾斜を使
用する。
これまで使用された直接関係の説明された間接関係に
よる置換は、遠隔制御送信器が技術的に著しく簡単化さ
れることを可能にする。すなわち、遠隔制御送信器が傾
斜する方向を確認することだけが必要である。これは、
既に知られている種々のタイプの簡単な傾斜スイッチを
使用して容易に行われることができる。したがって、非
常に正確な方向特性により放射線を放射し、この放射線
の方向的に選択する受信を行う必要はなく、対照的に所
望する任意の方向において放射線が送信され受信される
ことができ、それが受信されることを保証することだけ
が必要である。
従属クレームにおいて、傾斜スイッチ装置の好ましい
実施例が与えられている。特有の動作信頼性はボールを
具備する光学装置により提供され、ボールは各場合のハ
ウジングの傾斜に応じて５つの安定した位置の１つに進
み、ここにおいてボールは現在のボール保持位置が左で
あり、それから新しいボール保持位置に到達するように
傾斜が再び変えられるまで保持される。少なくとも３つ
のボール保持位置は、ボールが関連したボール保持位置
にあるとき放射線を受信しない受光器を特徴付ける。光
送信器はボール保持位置の１つに、受光器が他の３つの
ボール保持位置に１つづつ設けられていることが好まし
い。しかしまた光送信器が別の位置に設けられ、受光器
は少なくとも４つのボール保持位置に設けられている。
本発明による遠隔制御装置の使用はカーソルの移動に
制限されない。この例は単なる説明のために使用された
ものである。冒頭で述べられたように、この遠隔制御送
信器はどの遠隔制御作業にも使用されることができる。
ある時点で設定された傾斜に応じて、関連するコード信
号が放射され、関連したコードに対応する関連した機能
が制御されているユニットでトリガーされる。
［実施例］ 第1a図および第1b図は、第1a図の場合にはその水平位
置から傾斜角ａだけその前部が上げられるように傾斜さ
れ、第1b図の場合にはその水平位置から傾斜角ａだけ下
方に傾斜された遠隔制御送信器の側面図をそれぞれ概略
的に表す。送信器ハウジング１は、遠隔制御送信器の本
質的な素子が概略的に示されるように切開いて示された
遠隔制御送信器の縦軸２を通る垂直平面に沿って示され
ている。移動できないように送信器ハウジング１に結合
された回路板３上には、送信素子４、送信器５、プッシ
ュボタン６、機能選択装置17を形成する複数の傾斜スイ
ッチ7,8,9および評価回路10が設けられている。送信器
５および評価回路10は共に送信回路を形成する。電力供
給のために遠隔制御送信器はバッテリ11を含んでいる。
傾斜スイッチ7,8および９は、主軸12が重力方向13に
平行であるときに適用する静止位置を提供する。例えば
傾斜スイッチ７のような傾斜スイッチの１つがある方向
15において静止位置14からずれてある位置16に傾斜さ
れ、位置16は静止位置14に対して角度ａで傾斜され、傾
斜角ａは第２図において概略的に示されたようにトリガ
ー角a0よりも大きい場合、この傾斜スイッチは出力信号
を発生する。これらの傾斜スイッチ7,8,9の１つ以上が
それらの動作ライン15が異なる方向を指すように遠隔制
御送信器の回路板３上に設けられた場合、このようなス
イッチによって構成された選択装置17は、遠隔的に制御
される電気装置を制御するための傾斜運動全てに関して
遠隔制御送信器の基準動作位置である水平位置からの遠
隔制御送信器の傾斜をその出力信号から識別することが
できる。遠隔制御送信器の傾斜スイッチによって発生さ
れた出力信号から、評価回路10は送信器５によって送信
素子４用にコード化された送信信号に変換される信号を
形成する。
電気装置の遠隔制御に関して、遠隔制御送信器のユー
ザーは親指で送信器ハウジング１から突出した遠隔制御
送信器のオンオフスイッチ19のプッシュボタン６を動作
することができるように手の中に保持する。このプッシ
ュボタン６が押されたとき、遠隔制御送信器の機能選択
装置17はオンに切替えられるので、それはユーザーの手
の回転運動によって発生された手中の遠隔制御送信器の
傾斜位置を検出し、制御命令を形成することができる。
遠隔制御送信器が縦軸２を中心にして左に傾斜されたと
き、第1c図に示されたハウジングの位置になる。この図
面において、遠隔制御送信器の送信器ハウジング１によ
って包囲された回路板３は破線として示され、この回路
板上に設けられた傾斜スイッチは第1c図に示されるよう
な送信器ハウジングの水平からの横方向の傾斜に動作
し、傾斜角ａがトリガー角a0より大きい場合には出力信
号を発生する。
プッシュボタン６が押されたときに、出力信号が遠隔
制御送信器のどの傾斜スイッチでも発生されない場合、
送信回路10,5は遠隔制御送信器が基準動作位置、すなわ
ち水平位置に位置されていると識別し、遠隔制御送信器
の静止位置に割当てられる出力信号を発生し、これは同
様に制御命令として使用され、結果的に遠隔的に制御さ
れる装置に送信される信号を生じる。４つの傾斜方向
（送信器ハウジングの前部が上下に傾斜され、または縦
軸２を中心にして右または左に傾斜される）を表すため
に、第1a図乃至第1c図に示された遠隔制御送信器の機能
選択装置17は４つの傾斜スイッチを含み、そのうちの３
つが参照符号7,8および９で概略的に表されている。別
の実施例において、機能選択装置17は第５の傾斜スイッ
チを含み、傾斜スイッチの縦軸の重力方向13からの角度
的なずれが他の４つの傾斜スイッチのトリガー角度a0よ
りも小さいような位置の場合には、方向と関係なく出力
信号を発生し、このようにして遠隔制御送信器の静止位
置の周囲の位置を識別する。
別の実施例において、遠隔制御送信器の基準動作位置
に対する遠隔制御送信器の傾斜を検出する素子は方向依
存センサであり、これは重力方向からずれた角度を検出
し、角度的なずれの量に応じて電気出力信号を発生す
る。
以下の図面（第３図乃至第６図）において、傾斜スイ
ッチを具備した遠隔制御送信器の機能選択装置17のある
実施例がさらに詳細に示されている。第３図、第4a図お
よび第4b図に示されている実施例の場合、第３図は遠隔
制御送信器の機能選択装置17の位置における回路板３の
選択を示す。回路板３はこの点で軸対称的な凹部20を含
み、そのエッジ21は少し凹部20中に湾曲されている。狭
い接触素子22は各エッジの中間に適合され、この右およ
び左に広い接触素子23が適合されている。水平な回路板
には、図面では破線で示されたボール24が適合されてい
る。ボールの表面25は高導電性であり（第4a図および第
4b図）、この位置において凹部20のエッジ21の中間接触
素子22上に静止し、したがって中間接触素子22間に電気
接続を設ける。したがって、ボール24は遠隔制御送信器
の水平静止位置をほほ識別する傾斜スイッチを中間接触
素子22と共に形成する。回路板３の方形凹部20の４つの
コーナーは、別の４つの傾斜スイッチが動作的になる４
つの方向を指す。凹部の各対の接合したエッジ21のコー
ナーにおける接触素子23は各場合にボール24と共に別の
傾斜スイッチを形成し、その接触素子は遠隔制御送信器
の静止位置中でボールによって電気的に接続されていな
い。遠隔制御送信器が凹部20のコーナーが指し、ボール
24の重心が凹部20のエッジ21とボールの接点を通る垂直
平面を通過する方向の１つに傾斜されるまで、ボールが
チップに最も近く位置する２つの接触素子23を接続する
ストッパー制限位置に関する限り、ボールは遠隔制御送
信器の傾斜方向にチップを形成する２つのエッジ21に沿
って転がらない。このタイプの位置は遠隔制御送信器の
上方傾斜について第4b図に示されている。
ボール24を保護し、凹部20のエッジ21上におけるその
進行を制限するためにカバーキャップ27が回路板３の穴
26中に結合されている。このキャップは第３図において
破線として、また第4a図および第4b図では切開かれた側
面図により示されている。キャップ27はボール24の進行
を制限し必要なときにそれを案内するストッパーエッジ
28を含む。凹部20のエッジ21の湾曲構造はまた個々の動
作ラインでのボール24の良好な案内を保証する。５つの
傾斜スイッチのある接触素子は示された実施例において
電気ワイヤ29を介して遠隔制御送信器のオンオフスイッ
チ19に共同して接続され、これらの傾斜スイッチの他の
接触素子は評価回路10に個々に接続されている。
第4a図の側面図には、５つの傾斜スイッチから形成さ
れた機能選択装置17の共通のスイッチング素子であるボ
ール24の位置が遠隔制御送信器の水平の静止位置で示さ
れ、図示されたスイッチ構造の主軸12が重力方向13に平
行して走る。第4b図においては、第4a図に示されたスイ
ッチ構造は角度ａだけ上方に傾斜された遠隔制御送信器
の位置に示され、この位置においてボール24はカバーキ
ャップ27のストッパー28に接触している。傾斜角度ａは
トリガー角度a0より大きく、ボール24の重心が回路板３
における凹部20のエッジ21上のボールの接点を通る垂直
平面を通過する。
第５図に示されるような遠隔制御送信器の回路板３の
セクション、ボール24が回路板の凹部30に同様に適合さ
れる機能選択装置17を含む。この図面において、回路板
の凹部30はボール24によってカバーされ破線によって示
されている。回路板３上のボール24の周囲には４つの発
振コイル31がカラー構造で設けられ、すなわち正面およ
び背面に１つの発振コイル、また遠隔制御送信器の回路
板３の凹部30に隣接した右および左に１つの発振コイル
を収容した開かれた送信器が設けられる。これらの発振
コイルはそれぞれは関連した電気発振器32に接続されて
いる。発振器32は、ボール24が凹部30に適合される静止
位置でそれらが電気振動を発生するように調節される。
しかしながら、ボールが発振コイルの１つに近づくと、
送信ハウジングの傾斜のために直ぐにそれに接触し、振
動が停止する。回路板上に設けられた案内ロッド33は、
遠隔制御送信器が動かされたとき、ボール24が１つの発
振コイルだけに近づくことを保証するので、１つの発振
器の振動だけが中断される。発振器32は遠隔制御送信器
の傾斜位置に応じて送信器５用の選択信号を発生し、遠
隔制御された電気装置にコード化された信号を送信する
評価回路10に接続されている。ボール24および発振コイ
ル31は保護され、カバーキャップ（図示されていない）
によって安全を保証されている。
第６図は液体タイプの機能選択装置17を示す。この装
置は、遠隔制御送信器の送信器ハウジング（詳細に示さ
れていない）上の安定した位置に取付けられた回路板３
上に設けられ、その漏洩防止ハウジング35の底部に大き
いエリアの板状の中間接触素子36を含む。エッジの周囲
に分配して設けられたカラー構造により配置された底部
の反対側のスイッチハウジング35のカバー壁には、非常
に小さいエリアの４つの接触素子37がある。スイッチハ
ウジングは、回路板３の垂直位置で接触素子37の１つだ
けをカバーすることを保証する量の濡れない、導電性の
液体41を含む。トリガー角a0に対応した水平からの回路
板３の傾斜から、導電性の液体は回路板３の傾斜の方
向、したがって遠隔制御送信器の傾斜の方向に割当てら
れた接触素子37を濡らし、中間接触素子36とこの接触素
子37との間に導電接続を形成するため、このように形成
された傾斜スイッチは導電的に閉じられる。液体タイプ
の機能選択装置17の４つの接触素子37（図面には３つだ
けが示されている）は、接触素子によって送信された信
号から方向依存出力信号を形成する評価回路10に接続さ
れ、方向依存出力信号は送信器５によってコード化され
る送信信号に変換されて送信される。スイッチハウジン
グ35中の導電性の濡れない液体41としては、水銀が特に
適しており、これはその慣性および重みのために高い流
動制動効果を呈するためである。低粘度の液体が使用さ
れた場合には、スイッチハウジング35は適切な流動制動
媒体を含む。
第７図乃至第12図は機能選択装置17の好ましい実施例
に関する。これはボール案内ハウジング50、ボールＫ、
発光ダイオードＤおよび３つの光感応性フォトトランジ
スタP1乃至P3からなる。ボール案内ハウジング50はプラ
スチックから構成された円筒形の壁、プラスチック底部
および金属リッドからなる。発光ダイオードＤおよびフ
ォトトランジスタP1乃至P3はハウジングの底部に適合さ
れる。
第７図の平面図から認められるように、ボール案内ハ
ウジング50は中心軸に関して対称的に配置された４つの
象限に分割される。底部には中央および４つの象限の３
つにおいて凹部がある。中央凹部には発光ダイオードＤ
があり、一方３つの象限凹部にはフォトトランジスタP1
乃至P3がある。４つの象限のそれぞれにおいて、ハウジ
ングの内壁は一部円筒形の構造であり、シリンダの半径
は本質的にボールの半径に対応している。この設計は、
異なる位置にボールを案内し保持するように機能する。
この目的はまたそのチップが中央凹部の中心へ向くよう
に方向付けされ、その４つのベースコーナーは４つの象
限に向く底面のピラミッド形識別子51によっても与えら
れる。ピラミッドのベースラインはほぼボール直径に等
しい。中央凹部の直径およびボール直径と共にピラミッ
ドの側面の傾斜はチップの外角を決定する。既に述べら
れているように、象限におけるストッパーはほぼボール
と同じ半径を有する部分的円筒形で構成され、したがっ
てボールは高い信頼性により確保され固定されることを
ほぼ保証する。象限の部分的円筒間の内部に突出したチ
ップは、ピラミッドの平らな側面と共同するチップのた
めに中間位置では安定を得られないので最も近い象限に
ボールＫを積極的に案内する。したがって、これのため
には中央位置を通らずにある象限から隣接したものにボ
ールＫを直接的に移動することはできない。
以下、第９図を参照してボールＫの運動を詳細に説明
する。スタートする点は安定した中央位置すなわち遠隔
制御送信器が水平であると仮定された位置である。この
中央位置において、ボールはピラミッド面に４つの接点
を有する（×印で示されている）。表面の傾斜は、ボー
ルのアウトチップの後のロールトラックがボールが象限
方向へ加速されるようにこの方向へ少し傾斜することを
保証するように構成されている。第９図は右方向へのロ
ール運動を示す。最初にボールはチップ外角が越された
とき、表面上の最初に平行なロールトラック上のピラミ
ッドのエッジに沿って転がり、その後ピラミッド（互い
に直角に接する）のベースエッジ上を進む。平行なロー
ルトラックからベースエッジまで変化部分において、傾
斜は効果的に増加し、したがってトラック傾斜における
ねじれを生成する。これらのエッジがコーナーで接する
前に象限の接触面に到達する。
機能選択装置が回転され戻されたとき、傾斜における
ねじれは、ロールトラックが中心方向にボールＫを加速
するためにその方向へ十分に傾斜するまでボールの復帰
運動を遅延する。これは、ボールが５つの安定した静止
位置だけ採用する。以下これらをボール静止位置と呼
ぶ。接続通路の設計のためにボールはその上で停止する
ことができず、したがって明確なスイッチング特性を保
証する。
第７図に示されたようにボールＫが中央位置に位置さ
れたとき、フォトトランジスタP1乃至P3はいずれも光を
受信しないため、それらはそれぞれ第10図における表の
第１のラインに挙げられるように論理“0"信号を出力す
る。ボールが第８図に示された位置のように左に移動さ
れたとき（実際に第８図におけるボールの位置に関し
て、ボール案内ハウジングは少し左に傾斜されなければ
ならないが、第７図による平面図との関係を明瞭にする
ためにこれは行われていない）、フォトトランジスタP1
はカバーされ、したがって信号“0"を放射し、一方フォ
トトランジスタP2およびP3は光を受信し、したがってそ
れぞれ信号“1"を供給する。それ故、左手の位置は３ビ
ット信号“011"によって識別される。この３ビット信号
は、遠隔制御送信器の左に傾斜した位置に割当てられて
いる選択されるべき機能を示す機能選択装置17によって
出力される選択信号である。ボールの別の可能な安定し
た位置に対する別の３ビット選択信号は第10図に示され
ている。
発光ダイオードＤは光を連続的に放射することがで
き、第１図に示されるように遠隔制御送信器がオン・オ
フスイッチ19を呈したときに有効である。この場合、ダ
イオードはスイッチ19が動作されたときにだけ付勢され
る。機能選択装置のための対応した回路は第11図に示さ
れている。この図面から認められるように、発光ダイオ
ードＤはオン・オフスイッチ19と直列接続されているの
で、スイッチが閉じられたときにだけ電圧を供給され
る。スイッチを閉じることはまた、IR送信器IC 53に適
切に割当てられたラインに送られる５つの信号の１つに
機能選択装置17からの現在の３ビット選択信号を変換す
るアナログマルチプレクサ52においてデコーダの付勢を
行わせる。これは、各場合において送信信号が５つのラ
インのいずれが信号を供給するために使用されるかに応
じて別々にコード化されることを保証する。
コード化された送信信号は、駆動回路を介して送信素
子４を制御するために使用される。
好ましい実施例において、発光ダイオードＤはCQY36N
型のIRダイオードであり、フォトトランジスタP1乃至P3
はPBW17N型あり、アナログマルチプレクサ52は4051型で
あり、IR送信器IC53はSAA1250型であった。IRダイオー
ドは、このために通常のように送信素子４として使用さ
れた。２つのダイオードは、縦軸２に対して上方に傾斜
されたときにそれらの一方が放射され、下方に傾斜され
たときには他方が放射されるように配置された。傾斜角
度は中央ボール静止位置から外側の１つにボールＫを移
動するためにも必要とされる大きさ、すなわちほぼ20゜
に対応した。
光評価より傾斜スイッチを具備した機能選択装置にお
ける光活性素子の構造はまた第７図乃至第10図を参照し
て説明した方法とは異なって実行されることができる。
例えば、発光ダイオードＤは示された４つのボール静止
位置のいずれかに位置されることができる。その他３つ
のボール静止位置はフォトトランジスタによって占有さ
れることができる。すなわち、５つのボール静止位置の
４つはフォトトランジスタによって占有されることがで
きる。この場合に冗長な信号が得られる。発光ダイオー
ドがボール案内ハウジング50の底部に位置される全ての
場合において、ハウジングのリッドは反射設計であるこ
とが有効である。これはフォトダイオードがリッドに位
置され、下方に放射する場合には不要である。この場
合、フォトトランジスタは各ボール静止位置において底
部に位置されることができる。この場合ボールの現在位
置を決定するためにアナログマルチプレクサは必要ない
が、光を受信しないフォトトランジスタの表示がボール
が関連したボール静止位置に配置されている直接的なサ
インである。
上記において、スイッチングヒステレシスがボール案
内ハウジング50の底部のピラミッド形のインプレッショ
ン51によってどのように付勢されるかを示してきた。し
かしながら、対応したヒステレシスはまたボール静止位
置の間の異なるボール案内トラック構造によって得るこ
とができる。この目的に関して多数の機械的構造の選択
が存在する。
送信素子４は必ずしも光放射素子、または特にIR素子
である必要はなく、全く異なる送信素子、特に超音波送
信素子であることもできる。
ボールＫは、限定されたロール特性を保証するのに十
分に滑らかで重さのある任意の所望の材料から構成され
ることができる。使用される波長の光反射率は重要では
ない。ボール案内ハウジング50の材料は使用される光波
長に対して可能な限り不透明であり、外光に対してでき
るだけ不浸透性でなければならない。光感応性素子は、
関連したボール静止位置に配置されたときにボールによ
ってできるだけ効果的にカバーされるように構成されな
ければならない。第７図乃至第12図に示されたパターン
に関して、明と暗との間において40dBを越すレベル差が
得られ、したがって論理モジュールは高い信頼性により
制御されることができる。約15dBの可能な散乱を考慮し
ても、依然として明と暗との間において25dBを越す信号
変化が残っている。したがって、機能上の信頼性は、接
触素子が例えば静止ボールによって機械的に閉じられる
傾斜スイッチを使用した場合よりも著しく高い。さら
に、光傾斜スイッチを具備した機能選択装置は水銀によ
る通常の傾斜スイッチよりもかなり環境的に適合するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図および第1b図は、上方および下方に傾斜された位
置でそれぞれ動作された遠隔制御送信器の縦方向の断面
図である。 第1c図は、左に傾斜された位置における遠隔制御送信器
の概略的な斜視図である。 第２図は２つの異なる方向における傾斜スイッチの概略
的な斜視図である。 第３図はボールスイッチを備えた機能選択装置の遠隔制
御送信器の回路板の一部分の平面図である。 第4a図および第4b図は、回路板の水平および上方に傾斜
された位置のそれぞれの場合の、第３図による機能選択
装置の断面図である。 第５図は、傾斜スイッチとして制動可能な発振器を具備
した概略的に示された機能選択装置の平面図である。 第６図は、関連した評価回路を持つ液体傾斜スイッチを
具備している機能選択装置の断面図である。 第７図および第８図は、光学的に機能する傾斜スイッチ
を具備した機能選択装置の平面図および断面図である。 第９図は、ボールのロールトラックを示すための第７図
および第８図による機能選択装置の詳細な平面図であ
る。 第10図は、第７図および第８図による機能選択装置の異
なる制御状態テーブルを示す。 第11図は、関連した評価回路を具備した第７図および第
８図による機能選択装置を示す。 第12図は第７図および第８図による機能選択装置を具備
した遠隔制御送信器を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−84327（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−13441（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01H 35/02 H04Q 9/00 371 H01H 29/20

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】ハウジングと、 動作することによって選択された機能に応じて選択信号
    を出力する機能選択装置と、 コードが関連した選択信号に依存するコード化された送
    信信号を出力する送信回路と、 本質的にコード化された信号をハウジングの縦方向に送
    信する、送信回路からコード化された送信信号を受信す
    るハウジングの前部の送信素子構造とを含む遠隔制御送
    信器において、 機能選択装置はハウジングの傾斜に応じて少なくとも４
    つの異なる選択信号、すなわち ハウジングが前方に傾斜された場合の第１の選択信号
    と、 ハウジングが後方に傾斜された場合の第２の選択信号
    と、 ハウジングが縦軸を中心にして左に傾斜された場合の第
    ３の選択信号と、 ハウジングが縦軸を中心にして右に傾斜された場合の第
    ４の選択信号とを放射するように構成されハウジング中
    に取付けられた傾斜スイッチ装置であることを特徴とす
    る遠隔制御送信器。
  2. 【請求項２】傾斜スイッチ装置は、ハウジングが本質的
    に水平位置である場合、第５の選択信号を出力するよう
    に構成されハウジング中に取付けられていることを特徴
    とする請求項１記載の遠隔制御送信器。
  3. 【請求項３】機能選択装置は異なる傾斜方向に割当てら
    れ、それぞれが割当てられた方向の角度的位置のずれの
    場合にだけ出力信号を発生する複数の傾斜スイッチを具
    備していることを特徴とする請求項１記載の遠隔制御送
    信器。
  4. 【請求項４】傾斜スイッチは安定した位置において送信
    器ハウジングに結合された回路板上に設けられた接触素
    子であり、送信器ハウジングがその水平基準位置から角
    度的にずれた場合は、角度的な位置の変更により静止位
    置から移動される重い物体によって直接的または間接的
    に電気的に接続されることを特徴とする請求項１記載の
    遠隔制御送信器。
  5. 【請求項５】傾斜スイッチは、発振コイルが送信器ハウ
    ジングに安定した位置で結合された回路板上に設けられ
    た発振器を備えた構造であり、送信器ハウジングがその
    水平基準位置から角度的にずれた場合は、静止位置から
    発振コイルの方向に移動し、発振コイルを制動させるこ
    とによって発振器の振動を阻止する送信器ハウジングと
    結合された少なくとも１つの重い物体が設けられている
    ことを特徴とする請求項４記載の遠隔制御送信器。
  6. 【請求項６】重い物体はハウジングの水平位置において
    回路板の凹部に位置されている表面が高い導電性のボー
    ルであることを特徴とする請求項４記載の遠隔制御送信
    器。
  7. 【請求項７】傾斜スイッチは、送信器ハウジングに安定
    した位置で結合された回路板上に設けられ、送信器ハウ
    ジングのある傾斜から液体が接触子間に導電リンクを設
    定する液体スイッチであることを特徴とする請求項１記
    載の遠隔制御送信器。
  8. 【請求項８】ボール案内ハウジングは５つのボール静止
    位置を備え、 ボール停止位置は、４つのボール停止位置が象限配列の
    １平面において中心ボール停止位置を包囲するように設
    けられ、 ボール停止位置は、ボール案内ハウジング中を走行する
    ボールが定められた傾斜角度が越されたときは常に、新
    たに設定された傾斜に応じて一方のボール停止位置から
    他方に転がるように構成され、 光送信器がボール案内ハウジング中に設けられ、 ボールが関連したボール停止位置に置かれたときにそれ
    ぞれカバーされるが、関連した光送信器および受光器の
    いずれもカバーされない場合には光送信器からの光を受
    光するように受光器が残りの４つのボール停止位置の少
    なくとも３つに設けられていることを特徴とする請求項
    １記載の遠隔制御送信器。
  9. 【請求項９】光送信器はボール停止位置の１つに設けら
    れ、３つの受光器は３つの他のボール停止位置に設けら
    れていることを特徴とする請求項８記載の遠隔制御送信
    器。
  10. 【請求項１０】ボール停止位置間のボールロールトラッ
    クは、あるボール停止位置からボールを移動するために
    異なる傾斜角度が関連したボール停止位置にボールを移
    動するために必要とされる角度に設定されなければなら
    ないため、一度到達されたボール位置は定められた傾斜
    範囲内に保持されることを特徴とする請求項８記載の遠
    隔制御送信器。
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