JP2865144B2 - 固定子端板とそれを用いた電動機の固定子巻線 - Google Patents

固定子端板とそれを用いた電動機の固定子巻線

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JP2865144B2
JP2865144B2 JP1698690A JP1698690A JP2865144B2 JP 2865144 B2 JP2865144 B2 JP 2865144B2 JP 1698690 A JP1698690 A JP 1698690A JP 1698690 A JP1698690 A JP 1698690A JP 2865144 B2 JP2865144 B2 JP 2865144B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、深さが異なる固定子のスロットに巻線を巻
回する上で有用な固定子端板とそれを用いた電動機の固
定子巻線に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 電動機は、通常、複数対のスロットが形成された固定
子と、該固定子のスロットに巻回された巻線と、前記固
定子に対して相対回転可能であり、かつ回転軸に取付け
られた回転子とで構成されている。上記固定子のスロッ
トには、次のような形態で巻線が巻回されている。
第3図は従来の固定子巻線の構造を示す縦断面図であ
り、この例では、予めリング状に巻回された巻線を、手
納め方式により、複数対のスロット内に納めている。こ
の固定子巻線は、中空円筒状の内壁を有する固定子(1
1)と、この固定子(11)の内部側壁に軸方向に形成さ
れた複数対のスロット(12)と、該複数対のスロット
(12)により形成されたポールピース(13)と、複数対
のスロット(12)に手操作で納められた巻線(14)とで
構成されている。
このような構造の固定子巻線では、固定子(11)の複
数対のスロット(12)に巻線(14)を架設状態で手納め
するので、スロット(12)の深さD1を浅くする必要があ
る。すなわち、スロット(12)の深さD1を大きくする場
合には、予めリング状に作製された巻線(14)を、一方
のスロット(12)内に収容した後、他方のスロット(1
2)に架設状態で収容するとき、巻線(14)がポールピ
ース(13)の端部に引掛るので、手納めにより装着する
のが困難である。また予め作製された巻線(14)をスロ
ット(12)に収容したとしても、スロット(12)の深さ
D1が大きいので、巻線(14)がスロット(12)内で遊
び、巻線(14)の収容安定性が損われる。
一方、近年、作業効率を高めるため、線材を固定子の
スロットに機械により直接巻回して巻線を形成する方式
が採用されつつある。しかしながら、この機械による直
巻き方式を、前記第3図に示されるようなスロット(1
2)の深さD1が浅い固定子(11)に適用する場合には、
所定の巻線を形成できない。すなわち、巻線の収容量が
スロット(12)の深さD1に比例するので、巻線を過剰に
巻回すると、スロット(12)の外方に巻回された巻線が
ポールピース(13)から脱落する。従って、機械による
直巻き方式で巻線を形成する場合には、上記固定子(1
1)のスロット(12)を深く形成する必要がある。すな
わち、第4図に示すように、固定子(21)のスロット
(22)の深さD2を前記第3図に示されるスロット(12)
の深さD1よりも大きく(D2>D1)する必要がある。しか
しながら、スロット(22)の深さD2が大きい場合には、
逆に、予めリング状に作製された巻線(14)をスロット
(22)に手納めにより装着するのが困難である。
このように、手納め方式と機械による直巻き方式によ
り、適正なスロットの深さが異なるので、適正な巻線を
形成するためには、スロットの深さの異なる固定子を用
意する必要がある。
従って、本発明の目的は、手納め方式及び機械による
直巻き方式のいずれにも対応でき、固定子に適正な巻線
を形成できる固定子端板を提供することにある。
また本発明の他の目的は、スロットの深さが大きな固
定子であっても、巻線を適正に形成できる電動機の固定
子巻線を提供することにある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明は、複数対のスロットが形成された固定子の両
側に配される端板であって、該端板が、固定子のスロッ
トと対応する部位に、固定子のスロットの深さよりも浅
い切欠部を有する固定子端板を提供する。
上記構成の固定子端板は、その切欠部の深さが、固定
子のスロットの深さよりも小さい。従って、固定子のス
ロットの深さを機械による直巻方式に適合した大きさと
し、固定子端板の切欠部の深さを手納め方式に適合した
大きさとすることにより、いずれの方式にも対応でき
る。すなわち、機械による直巻方式により、スロットに
巻線を巻回する場合には、固定子端板を配することな
く、また手納め方式により巻線を装着する場合には、固
定子の両側に固定子端板を配することにより、巻線を固
定子端板の切欠部に収容できる。
また本発明は、複数対のスロットが形成された固定子
の両側に上記固定子端板が配され、かつ固定子端板の切
欠部に巻線が架設して巻回されている電動機の固定子巻
線を提供する。
上記構成の固定子巻線では、固定子の両側に配され、
かつ固定子のスロットの深さよりも浅い固定子端板の切
欠部の深さにより、スロット中の巻線の巻回位置が規制
される。従って、固定子のスロットの深さが大きくて
も、手納め方式により固定子端板の切欠部に巻線を装着
できる。
[実施例] 以下に、添付図面を参照しつつ本発明の実施例を詳細
に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、第2図
は第1図に示す実施例の縦断面図である。この電動機の
固定子(1)は、中空円筒状の内壁を有している。この
固定子(1)の内部側壁には、軸方向に延びる複数対の
スロット(2a)(2b)が形成されていると共に、これら
のスロット(2a)(2b)によりポールピース(3a)(3
b)が形成されている。上記スロット(2a)(2b)は、
機械による直巻き方式に適合した深さに形成されてい
る。固定子(1)の中空部には、回転軸(図示せず)に
取付けられた回転子(図示せず)が配設される。この回
転子は、固定子(1)と所定のクリアランスをもって同
軸に配設されており、固定子(1)に対して相対回転可
能である。
上記固定子(1)の両側には、それぞれ固定子端板
(4)が配設される。これら固定子端板(4)には、前
記固定子(1)のスロット(2a)(2b)の開口部と対応
する箇所に、それぞれ切欠部(5a)(5b)が形成されて
いる。そして、固定子端板(4)の切欠部(5a)(5b)
の深さDpは、固定子(1)のスロット(2)の深さDsよ
りも小さく、手納め方式に適合した深さに形成されてい
る。
固定子(1)の両側部には、固定子端板(4)の位置
決め用ピン(6)が形成され、固定子端板(4)には上
記位置決め用ピン(6)が嵌入する孔(7)が形成され
ている。
上記の構造の固定子端板(4)と固定子巻線によれ
ば、機械による直巻き方式により巻線(6)を形成する
場合には、固定子端板(4)を配することなく、深さDs
に形成された固定子(1)のスロット(2a)(2b)に巻
線(6)を直接形成できる。また手納め方式により巻線
(6)を形成する場合には、固定子(1)の両側に固定
子端板(4)を配することにより、固定子(1)のスロ
ット(2a)(2b)の深さDsが大きくても、該固定子端板
(4)の切欠部(5a)(5b)に巻線(6)を収容でき
る。すなわち、固定子端板(4)の有無により、直巻き
方式、手納め方式のいずれの方式にも対応でき、適正な
巻線(6)を形成できる。
さらには、手納め方式により巻線(6)を固定子端板
(4)の切欠部(5a)(5b)に装着する場合には、固定
子(1)の中空部に巻線(6)を挿入し、両側部の固定
子端板(4)の切欠部(5a)(5b)に巻線(6)を掛止
できるので、巻線(6)を固定子端板(4)の切欠部
(5a)(5b)に容易に装着できる。
なお、図示する例では、前記固定子に2対のスロット
が形成されているが、スロットは複数対形成することが
できる。また固定子端板の切欠部は、固定子のスロット
の数及び部位に対応して形成されていればよい。固定子
端板の切欠部の深さは、手納め方式により巻線が装着可
能な範囲で、固定子のスロットの深さよりも浅ければよ
く、切欠部の形状は、特に制限されない。
また図示する例では、固定子(1)の両側に固定子端
板(4)を配した状態で、上記スロット(2a)(2b)を
構成するポールピース(3a)(3b)の先端部と、固定子
端板(4)の切欠先端部との位置が異なっているが、固
定子端板(4)の切欠部(5a)(5b)は、固定子端板
(4)の切欠先端部がポールピース(3a)(3b)の先端
部と一致するように形成してもよい。
さらに各固定子端板は、上記実施例のような複数の部
材に限らず、リング状であってもよい。
固定子(1)及び巻線(6)全体は、合成樹脂含有の
モールド成形材料でモールドすることにより、ハウジン
グと一体化していてもよく、固定子(1)はハウジング
に限らず、フレームと一体に形成されていてもよい。
本発明の固定子端板及び固定子巻線は、図示の内転式
電動機に限らず、外転式などの種々の電動機に適用でき
る。
[発明の効果] 本発明の固定子端板によれば、固定子のスロットの深
さよりも浅い切欠部を有するので、手納め方式及び機械
による直巻き方式のいずれにも対応でき、固定子に適正
な巻線を形成できる。
また本発明の電動機の固定子巻線によれば、スロット
を有する固定子の両側に上記固定子端板が配され、かつ
固定子端板の切欠部に巻線が巻回されているので、スロ
ットの深さが大きな固定子であっても、巻線を適正に形
成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、 第2図は第1図に示す実施例の縦断面図、 第3図は従来の固定子巻線の構造を示す縦断面図、 第4図は従来の固定子巻線の構造を示す縦断面図であ
る。 (1)……固定子、(2a)(2b)……スロット、 (4)……固定子端板、(5)……切欠部、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数対のスロットが形成された固定子の両
    側に配される端板であって、該端板が、固定子のスロッ
    トと対応する部位に、固定子のスロットの深さよりも浅
    い切欠部を有することを特徴とする固定子端板。
  2. 【請求項2】複数対のスロットが形成された固定子の両
    側に請求項1記載の固定子端板が配され、かつ固定子端
    板の切欠部に巻線が架設して巻回されていることを特徴
    とする電動機の固定子巻線。
JP1698690A 1990-01-25 1990-01-25 固定子端板とそれを用いた電動機の固定子巻線 Expired - Lifetime JP2865144B2 (ja)

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