JP2865044B2 - 光ビーム位置検出器 - Google Patents
光ビーム位置検出器Info
- Publication number
- JP2865044B2 JP2865044B2 JP2370896A JP2370896A JP2865044B2 JP 2865044 B2 JP2865044 B2 JP 2865044B2 JP 2370896 A JP2370896 A JP 2370896A JP 2370896 A JP2370896 A JP 2370896A JP 2865044 B2 JP2865044 B2 JP 2865044B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- level
- divider
- value
- light beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
器に関し、特に、精密な光ビームの制御装置に用いる高
感度な光ビーム位置検出器に関する。
の位置を検出するために用いられる。この検出のため
に、一般的に4象限の4領域でそれぞれ光量を測定し、
測定された4つの光量に基づき演算で光ビームの位置を
検出する。
構成を図4に示す。図4において、受光器1の各端子
a,b,c,dからの出力を増幅器2〜5で増幅する。
増幅器2から5で得られた信号A,B,C,Dを、演算
器6で合計値(A+B+C+D)及び差分値(A+D)
−(B+C)又は(A+B)−(C+D)を求め、最後
に除算器8において差分値を合計値で除して規格化す
る。即ち、受光レベルに依らず光ビームの受光位置情報
のみを抽出した信号を出力する。
しての特開平3−54732号「光学式情報記録再生装
置」は、可動部に追加部品を設けずに、固定部にビーム
スプリッタと2分割光検出器とを設けることにより、タ
ンジェンシャル方向の光軸ずれおよびディスク溝横断信
号等を検出して、フォーカス信号における位置ずれ情報
信号のオフセットの除去を図っている。
174315号「光軸調整装置」では、規準軸に対する
レーザビームのずれ量を知得し、レーザの角度調整およ
び位置調整をどの程度行えばよいかを常に知り、レーザ
の光軸調整を容易迅速に行うことを図っている。
来例には問題点がある。それは、入射光の位置を検知し
演算する過程において、異常検出を生じる場合があるこ
とである。この異常検出は、位置検出を割り算により行
うことに起因している。例えば、受光レベルが小さくな
ると演算器6の合計値出力も小さくなる。その結果、除
算器8から出力される信号が、ノイズに過大に影響され
る。
る分母成分である演算器6の合計値出力が小さくなって
も、雑音成分として特に増幅器2〜5で発生する熱雑音
が支配的となるために、演算器6、および除算器8を経
て出力するノイズや誤差の大きさは変化しないことによ
る。上に列挙したその他の従来例においても、位置検出
に演算処理を用いる限りこの問題は付随する。
の発生を補償した光ビーム位置検出器を提供することを
目的とする。
め、本発明の光ビーム位置検出器は、入射する光ビーム
の光量レベルを所定数の象限で検出して出力する受光器
と、この受光器の検出信号を増幅する増幅器と、増幅器
の出力する所定数の検出信号を演算処理しこの演算結果
の合計値及び差分値を出力する演算器と、差分値を規格
化するために差分値を合計値で割り算する除算器と、演
算器の出力に基づき除算器の動作を制限するリミッタと
を有し、リミッタが除算器の出力に補償を加えることを
特徴としている。
れた所定値以下となった場合に、除算器の出力値に上限
を設けるとよい。
圧源と切換器とを具備して構成され、レベル判定器が合
計値のレベルを判定し、定電圧源が所定値を出力し、切
換器が合計値と定電圧源の出力とを選択して除算器へ出
力するとよい。
よる光ビーム位置検出器の実施の形態を詳細に説明す
る。図1〜図3を参照すると本発明の光ビーム位置検出
器の一実施形態が示されている。
検出器は、入射する光ビームのレベル及び位置に応じて
4象限a,b,c,dの端子より電流を出力する受光器
1と、受光器1の各象限の端子から出力された電流を電
圧に変換して増幅する増幅器2〜5と、各増幅器の出力
A,B,C,Dを演算し合計値(A+B+C+D)、及
び差分値(A+D)−(B+C)又は(A+B)−(C
+D)を求める演算器6と、この演算器6の出力の合計
値を判別し一定値以上の出力を保つリミッタ回路7と、
演算器6の出力の差分値をリミッタ回路7出力で除算す
る除算器8と、から構成される。
るリミッタ回路7は、ダイオードと定電圧源を用いた回
路や、トランジスタ、FET等のスイッチング素子を用
いた回路とで構成される。このリミッタ回路7のより詳
細な回路構成例を図2に示す。図2において、演算器6
の出力の合計値をレベル判別器9で判別し、所望の値以
下の場合に切換器11を切換え、定電圧源10のレベル
を除算器8へ出力する。この場合、必要に応じて高速の
レベル判別器9、及び切換器11を選定する。またこの
機能をアナログ回路またはデジタル回路として構成する
ことができる。
る。図3は、受光レベルの状態と、本実施形態の光ビー
ム位置検出器の主要部における信号の形態との関係を表
した図である。図3(A)は時間軸に対する受光レベル
31の変化例であり、図3(B)〜図3(E)は受光レ
ベル31に対する各部の動作の形態例を示す。これら各
図の内容を以下に詳述する。
である。図3(B)は、演算器6の差分値信号に含まれ
るノイズレベル32を表し、受光レベル31に関わりな
くノイズレベル32がコンスタントであることを示して
いる。図3(C)は、演算器6から出力される合計値信
号のレベルを表している。図3(D)は、リミッタ回路
7の出力信号のレベルを表している。図3(D)中の点
線部分は、理論的な演算結果を示す仮想先であり、実線
は実際の出力信号である。図3(E)は、除算器8、つ
まり光ビーム位置検出器の出力信号のノイズレベルを表
している。図3(E)中の点線は、図3(D)の点線に
対応する演算結果である。また、仮に図1に示されるよ
うなリミッタ回路7を設けないとした場合は、受光レベ
ルが低下した際には、ノイズレベルが一定であり、か
つ、低下した受光レベルによりこのノイズを除算するた
め、除算器8からの出力信号において、差分値を表す信
号よりもノイズレベルの方が高くなることがある。
置検出器へ受光レベルが時間変化する受光信号31が入
射する。この時の演算器6からの差分値信号のノイズレ
ベルは、受光器1のショットノイズが回路の熱雑音等の
レベルより十分小さい場合には、図3(B)に示すよう
に受光レベル31に依らずほぼ一定となる。これが除算
器8へ入力する分子成分のノイズレベル32である。
3は受光レベル31に比例した形態となる。さらに、こ
の信号33がリミッタ回路7を通過すると、その出力レ
ベルは一定値以上に保たれた出力信号34となる。そし
て除算器8の出力信号ノイズレベル35は、差分値信号
ノイズレベル32をリミッタ回路7の出力レベル34で
除算した結果となり、図3(E)に示す如く理論的な異
常発生部位が補償された信号35となる。つまり、本実
施形態のリミッタ回路7を有していない場合には、除算
器8の出力信号は図3(E)中の点線の状態となる。よ
って、本例において、リミッタ回路7は有効に作用して
いる。
態のリミッタ回路は、あらかじめ設定した所望の値以上
の入力があればそのままの値で出力する。一方入力値が
所望の値以下の場合、あらかじめ設定した所望の値を出
力する。このため、除算器8へ入力する分母成分は受光
レベルが小さくなっても一定値以上に保たれる。このた
め、除算器8から出力する信号のノイズが無制限に大き
くなることはない。
出力する信号のノイズ、誤差を一定値以下に抑圧する。
そしてさらには、光ビーム位置検出器の余分な信号成分
を抑える。このことにより、低消費電力化、光ビーム検
出器を制御装置に組込んだ場合の装置の精度、操作性等
の向上を実現可能する。
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では4象限の受光器について
説明したが、2象限の素子から多象限の素子、CCDや
PSD等の受光器を用いた場合にも有効である。
の光ビーム位置検出器は、入射する光ビームの光量レベ
ルを所定数の象限で検出して出力する。この検出信号を
増幅し増幅した所定数の検出信号を演算処理し、演算結
果の合計値及び差分値を出力する。除算器は、差分値を
規格化するために差分値を合計値で割り算する。この割
り算において、上記の演算結果に基づきリミッタが補償
を加える。よって、割り算の分母となる演算結果の合計
値が予め定められた所定値以下となった場合に、前記の
補償を行うことにより、異常値の出力を回避することが
可能となる。
すブロック図である。
る。
号図である。
ック図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 入射する光ビームの光量レベルを所定数
の象限で検出して出力する受光器と、 該受光器の検出信号を増幅する増幅器と、 該増幅器の出力する前記所定数の検出信号を演算処理
し、該演算処理結果の合計値及び差分値を出力する演算
器と、 前記差分値を規格化するために前記差分値を前記合計値
で割り算する除算器と、 前記演算器の出力に基づき前記除算器の動作を制限する
リミッタとを有し、 前記リミッタが前記除算器の出力に補償を加えることを
特徴とする光ビーム位置検出器。 - 【請求項2】 前記制限は、前記合計値が予め定められ
た所定値以下となった場合に、前記除算器の出力値に上
限を設けることを特徴とする請求項1記載の光ビーム位
置検出器。 - 【請求項3】 前記リミッタは、レベル判定器と定電圧
源と切換器とを具備して構成され、前記レベル判定器が
前記合計値のレベルを判定し、前記定電圧源が前記所定
値を出力し、前記切換器が前記合計値と前記定電圧源の
出力とを選択して前記除算器へ出力することを特徴とす
る請求項2記載の光ビーム位置検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2370896A JP2865044B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 光ビーム位置検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2370896A JP2865044B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 光ビーム位置検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09218013A JPH09218013A (ja) | 1997-08-19 |
JP2865044B2 true JP2865044B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=12117861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2370896A Expired - Lifetime JP2865044B2 (ja) | 1996-02-09 | 1996-02-09 | 光ビーム位置検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2865044B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-09 JP JP2370896A patent/JP2865044B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09218013A (ja) | 1997-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2540224B2 (ja) | 光ディスクのサ―ボ装置 | |
JPS62165737A (ja) | 光学的情報再生装置 | |
JPH0845090A (ja) | フォーカス制御方法および装置 | |
KR890005683A (ko) | 광디스크장치 | |
EP2109101B1 (en) | Optical signal detecting circuit and information reproducing device using the same | |
JP2865044B2 (ja) | 光ビーム位置検出器 | |
KR0175292B1 (ko) | 초점 착오 검출회로 | |
JP3072767B2 (ja) | 光学式ディスクプレーヤ | |
US7710851B2 (en) | Optical disc apparatus | |
JPS58121139A (ja) | 自動フオ−カス制御装置 | |
US4558213A (en) | Pickup level control device for a system for reading out recorded information | |
JP3369672B2 (ja) | 自動焦点補正装置 | |
KR870000598B1 (ko) | 트래킹에러 신호생성장치 | |
JPH031332A (ja) | 光ディスク装置のサーボ制御装置 | |
KR0165598B1 (ko) | 광 디스크 재생시스템의 트랙킹 서보 제어 장치 | |
JP2692060B2 (ja) | 記録再生装置 | |
US20060007802A1 (en) | Optical disk reproducing device | |
JPS6111944A (ja) | 自動焦点制御装置 | |
JP2888219B2 (ja) | 光位置検出装置 | |
JPH07301512A (ja) | 変位測定装置 | |
JPH07139940A (ja) | 合焦点型変位測定装置 | |
KR19990052618A (ko) | 디스크의 트랙킹에러검출장치 | |
JPH06131678A (ja) | 光学式情報処理装置 | |
JPH08279203A (ja) | 光磁気情報再生装置 | |
JPH0674824A (ja) | 光スペクトラムアナライザ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981117 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071218 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091218 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091218 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101218 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101218 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111218 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111218 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218 Year of fee payment: 15 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |