JP2864151B2 - 移動屋根を備えたドームおよびその建造方法 - Google Patents
移動屋根を備えたドームおよびその建造方法Info
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- JP2864151B2 JP2864151B2 JP2132846A JP13284690A JP2864151B2 JP 2864151 B2 JP2864151 B2 JP 2864151B2 JP 2132846 A JP2132846 A JP 2132846A JP 13284690 A JP13284690 A JP 13284690A JP 2864151 B2 JP2864151 B2 JP 2864151B2
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- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims description 11
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- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
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- Tents Or Canopies (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
この発明は、競技場等として使うドーム、特に、複数
の単位屋根部が回動したり直線移動したりする移動屋根
を備えたドームおよびその建造方法に関する。
の単位屋根部が回動したり直線移動したりする移動屋根
を備えたドームおよびその建造方法に関する。
本来屋外で行なう野球、サッカー等のスポーツを、晴
雨に影響されることなく、行なったり、観覧したりする
ために、競技用等のドームが建造されている。 従来の競技用等のドームには、第8図ないし第11図に
示すように、円形状に立設した第1側壁1と、該第1側
壁の外周面に接し、互いに平行に、かつ第1側壁1の径
と略同様の長さに立設した第2側壁2と、第1側壁1の
上端の一部に固定した固定三日月状屋根部3と、第1側
壁1の上端において、固定三日月状屋根部3の内側ある
いは外側に設けた円形軌道7と、この円形軌道7に沿っ
て回動移動する可動三日月状屋根部4と、一対の第2側
壁2の上端において、それぞれ第2側壁2の長手方向に
設けた複数条の直線軌道8、9と、この直線軌道8、9
に沿って移動する幅と高さが互いに異なる複数の門型可
動矩形屋根部5、6とからなり、屋根の閉じた状態にお
いて、固定三日月状屋根部3と可動三日月状屋根部4と
が互いに離れて平行に位置し、固定三日月状屋根部3と
可動三日月状屋根部4との間に複数の門型可動矩形屋根
部5、6が位置し、屋根の開いた状態において、可動三
日月状屋根部4が固定三日月状屋根3に入れ子状に嵌合
し、かつ複数の門型可動矩形屋根部5、6がそれぞれ可
動三日月状屋根部4および固定三日月状屋根部3に入れ
子状に嵌合するようになっている屋根が開閉できる大型
の建物(たとえば、特開平2−24427号公報参照)があ
る。
雨に影響されることなく、行なったり、観覧したりする
ために、競技用等のドームが建造されている。 従来の競技用等のドームには、第8図ないし第11図に
示すように、円形状に立設した第1側壁1と、該第1側
壁の外周面に接し、互いに平行に、かつ第1側壁1の径
と略同様の長さに立設した第2側壁2と、第1側壁1の
上端の一部に固定した固定三日月状屋根部3と、第1側
壁1の上端において、固定三日月状屋根部3の内側ある
いは外側に設けた円形軌道7と、この円形軌道7に沿っ
て回動移動する可動三日月状屋根部4と、一対の第2側
壁2の上端において、それぞれ第2側壁2の長手方向に
設けた複数条の直線軌道8、9と、この直線軌道8、9
に沿って移動する幅と高さが互いに異なる複数の門型可
動矩形屋根部5、6とからなり、屋根の閉じた状態にお
いて、固定三日月状屋根部3と可動三日月状屋根部4と
が互いに離れて平行に位置し、固定三日月状屋根部3と
可動三日月状屋根部4との間に複数の門型可動矩形屋根
部5、6が位置し、屋根の開いた状態において、可動三
日月状屋根部4が固定三日月状屋根3に入れ子状に嵌合
し、かつ複数の門型可動矩形屋根部5、6がそれぞれ可
動三日月状屋根部4および固定三日月状屋根部3に入れ
子状に嵌合するようになっている屋根が開閉できる大型
の建物(たとえば、特開平2−24427号公報参照)があ
る。
【発明が解決しようとする課題】 従来のドームにおいては、次の(i)ないし(iii)
の欠点がある。 (i)可動三日月状屋根部4を円形軌道7に沿って移動
させ、複数の門型矩形屋根部5、6を直線軌道8、9に
沿って移動させるため、軌道7、8、9が重なり、それ
らの占有面積が大きくなり、敷地を有効的に利用するこ
とができない。 (ii)屋根の開いた状態において、二つの三日月状屋根
部3、4および複数の門型矩形屋根部5、6を互いに入
れ子状に嵌合するため、それらを幅や高さに差をつけて
形成する必要があり、建物の内外の形状が非対称にな
り、外観の美しい建物が得がたい。 (iii)門型矩形屋根部5、6は、その軌道8、9に面
する部分の幅とその中央の幅が同じで、中央の部分の重
量が大きくなる。また、三日月状屋根部3、4は、その
形状が風を孕みやすい形状になっている。そのため、各
屋根部に大きな力が作用し、各屋根部の支持状態を安定
させることが難しい。 この出願の発明の解決しようとする課題は、上記の
(i)ないし(iii)の欠点がない移動屋根を備えたド
ームおよびその建造方法を提供すること、換言すると、
単位屋根の構造が単純で建造も容易であり、内外の形状
も美しく、開閉時の単位屋根の安定性も良い開閉できる
移動屋根を備えたドームおよびその建造方法を提供する
ことにある。
の欠点がある。 (i)可動三日月状屋根部4を円形軌道7に沿って移動
させ、複数の門型矩形屋根部5、6を直線軌道8、9に
沿って移動させるため、軌道7、8、9が重なり、それ
らの占有面積が大きくなり、敷地を有効的に利用するこ
とができない。 (ii)屋根の開いた状態において、二つの三日月状屋根
部3、4および複数の門型矩形屋根部5、6を互いに入
れ子状に嵌合するため、それらを幅や高さに差をつけて
形成する必要があり、建物の内外の形状が非対称にな
り、外観の美しい建物が得がたい。 (iii)門型矩形屋根部5、6は、その軌道8、9に面
する部分の幅とその中央の幅が同じで、中央の部分の重
量が大きくなる。また、三日月状屋根部3、4は、その
形状が風を孕みやすい形状になっている。そのため、各
屋根部に大きな力が作用し、各屋根部の支持状態を安定
させることが難しい。 この出願の発明の解決しようとする課題は、上記の
(i)ないし(iii)の欠点がない移動屋根を備えたド
ームおよびその建造方法を提供すること、換言すると、
単位屋根の構造が単純で建造も容易であり、内外の形状
も美しく、開閉時の単位屋根の安定性も良い開閉できる
移動屋根を備えたドームおよびその建造方法を提供する
ことにある。
この発明は上記課題を解決するための手段として、次
の発明の構成を採用するものである。 この発明の移動屋根を備えたドームは、競技場等にな
る空間を開閉できる移動屋根で覆うドームにおいて、前
記空間の周囲に周囲壁が設けられ、前記周囲壁の両側に
これと接線状に接合されて平行に延びる支持体が設けら
れ、各支持体に直線状軌道が設けられ、各支持体上に前
記直線状軌道に沿って直線移動できるように移動台が設
けられ、前記空間の上方を覆う移動屋根が三つの単位屋
根で構成され、各単位屋根は平面視でほぼ同形で互いに
上下方向に重ね得るように径、高さ等に差を付けてアー
チ状に形成され、各移動台および周囲壁に円弧状軌道が
設けられ、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両
端が移動台に固定され、他の二つの単位屋根の両端が周
囲壁および移動台に設けた円弧状軌道に沿って回動でき
るように配置され、三つの単位屋根が互いに自立してい
て、三つの単位屋根間には回動の規制を行なう部材が設
けられておらず、移動屋根の閉じた状態においては、移
動台が周囲壁の両側の位置にあって、その両端部が移動
台に固定された一つの単位屋根とその両端部が周囲壁の
円弧状軌道上に位置している他の二つの単位屋根とによ
って前記空間の上方が覆われ、移動屋根の開いた状態に
おいては、その両端部が移動台に固定された一つの単位
屋根とそれらの両端部が移動台の円弧状軌道上に位置し
ている他の二つの単位屋根とが上下方向に重ねられて配
置された状態で、各移動台が周囲壁の両側から離れた支
持体上の位置に移動して、前記空間の主要部の上方が開
放されることを特徴とするものである。 各単位屋根は、好適な実施形態にあっては、平面視で
鼓形状に形成する。すなわち、屋根で覆うべき部分を平
面視で円形にし、この円形の部分を半径方向の線で6等
分して、6箇の扇形の部分に区分し、対向する二つの扇
形の頂部の両側にそれぞれ頂角が120゜の三角形状の形
状を付加し、二つの円弧状部と、四つの半径方向の線
と、二つの三角形状の形状に頂角に対向する辺とからな
る形状(この明細書では便宜上「鼓状」という)の型を
形成し、この鼓形状の型に合わせて、単位屋根を形成す
る。 競技場等になる空間の周囲に設ける周囲壁は、たとえ
ば、平面視で円形にする。前記空間の上方を覆う移動屋
根は、三の単位屋根で構成し、各単位屋根は互いに入れ
子状に重ね得るように半径、高さ等に差を付けてアーチ
状に形成する。 支持体は周囲壁の両側にそれぞれ平行に設ける。各支
持体は、その後部を周囲壁の内側の上部と一体に構成
し、その前部を周囲壁の外側に設けた支持壁と一体に構
成する。各支持体の長さは、たとえば、周囲壁の直径の
3/4程度にする。 移動台に固定しない単位屋根を案内する軌道は、それ
ぞれ分割された一対の円弧状軌道部で構成し、その一方
を周囲壁上に固定し、他方を移動台上に固定する。 移動台に固定しない単位屋根の円弧状軌道に面する部
分に、これらの軌道と係合する複数の車輪を取付け、そ
れらの車輪の少なくとも一つをモータ等の駆動装置によ
り積極的に駆動できるようにする。 移動台は、支持体に設けた直線状軌道に沿って移動で
きるように、支持体の上面に設置する。移動台の直線状
軌道に面する部分に、これらの軌道と係合する複数の車
輪を取付け、それらの車輪の少なくとも一つをモータ等
の駆動装置により積極的に駆動できるようにする。 移動屋根を閉じた状態にするには、移動台を周囲壁の
両側に位置させ、移動台に固定しない各単位屋根を円弧
状軌道に沿って周囲壁上に移動させ、移動台に固定した
一つの単位屋根と周囲壁上の円弧状軌道部上にある他の
二つの単位屋根によって競技場等になる空間の上方を覆
う。移動屋根を開いた状態にするには、移動台を周囲壁
の両側に位置させた状態において、移動台に固定しない
各単位屋根を円弧状軌道に沿って移動台上に回動させ、
移動台に固定された一つの単位屋根に移動台の円弧状軌
道部上に移動させた他の二つの単位屋根を上下方向に重
ね、重ねた三つの単位屋根を支持した移動台を支持体に
沿って周囲壁の両側から離れた位置まで直線移動させ、
移動台の上に重ねて支持した三つの単位屋根を前記空間
の主要部の上方から外れた位置に配置させる。 屋根の開閉操作は、移動台に固定されていない二つの
単位屋根を周囲壁および移動台に設けた円弧状軌道部に
沿って回動させたり、三つの単位屋根を重ねて支持した
移動台を周囲壁の両側の位置とこの両側の位置から離れ
た位置との間を直線移動させたりして行なう。 この発明の移動屋根を備えたドームの建造方法は、競
技場等になる空間の周囲に周囲壁を設け、前記周囲壁の
両側に平行にそれぞれ支持体を設け、移動台を支持体上
に移動できるように設置し、この移動台および周囲壁に
円弧状軌道を設け、移動屋根を三つの単位屋根で構成
し、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端を移
動台に固定し、他の二つの単位屋根の両端を円弧状軌道
上に配置した移動屋根を備えたドームの建造方法におい
て、支持体間に単位屋根建造用の足場を設け、この足場
を使って、最も下に位置する最下部の単位屋根を建造
し、次に最下部の単位屋根を足場に使って、下から2番
目の単位屋根を建造し、下から2番目の単位屋根を足場
に使って、下から3番目の単位屋根を建造することを特
徴とするものである。
の発明の構成を採用するものである。 この発明の移動屋根を備えたドームは、競技場等にな
る空間を開閉できる移動屋根で覆うドームにおいて、前
記空間の周囲に周囲壁が設けられ、前記周囲壁の両側に
これと接線状に接合されて平行に延びる支持体が設けら
れ、各支持体に直線状軌道が設けられ、各支持体上に前
記直線状軌道に沿って直線移動できるように移動台が設
けられ、前記空間の上方を覆う移動屋根が三つの単位屋
根で構成され、各単位屋根は平面視でほぼ同形で互いに
上下方向に重ね得るように径、高さ等に差を付けてアー
チ状に形成され、各移動台および周囲壁に円弧状軌道が
設けられ、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両
端が移動台に固定され、他の二つの単位屋根の両端が周
囲壁および移動台に設けた円弧状軌道に沿って回動でき
るように配置され、三つの単位屋根が互いに自立してい
て、三つの単位屋根間には回動の規制を行なう部材が設
けられておらず、移動屋根の閉じた状態においては、移
動台が周囲壁の両側の位置にあって、その両端部が移動
台に固定された一つの単位屋根とその両端部が周囲壁の
円弧状軌道上に位置している他の二つの単位屋根とによ
って前記空間の上方が覆われ、移動屋根の開いた状態に
おいては、その両端部が移動台に固定された一つの単位
屋根とそれらの両端部が移動台の円弧状軌道上に位置し
ている他の二つの単位屋根とが上下方向に重ねられて配
置された状態で、各移動台が周囲壁の両側から離れた支
持体上の位置に移動して、前記空間の主要部の上方が開
放されることを特徴とするものである。 各単位屋根は、好適な実施形態にあっては、平面視で
鼓形状に形成する。すなわち、屋根で覆うべき部分を平
面視で円形にし、この円形の部分を半径方向の線で6等
分して、6箇の扇形の部分に区分し、対向する二つの扇
形の頂部の両側にそれぞれ頂角が120゜の三角形状の形
状を付加し、二つの円弧状部と、四つの半径方向の線
と、二つの三角形状の形状に頂角に対向する辺とからな
る形状(この明細書では便宜上「鼓状」という)の型を
形成し、この鼓形状の型に合わせて、単位屋根を形成す
る。 競技場等になる空間の周囲に設ける周囲壁は、たとえ
ば、平面視で円形にする。前記空間の上方を覆う移動屋
根は、三の単位屋根で構成し、各単位屋根は互いに入れ
子状に重ね得るように半径、高さ等に差を付けてアーチ
状に形成する。 支持体は周囲壁の両側にそれぞれ平行に設ける。各支
持体は、その後部を周囲壁の内側の上部と一体に構成
し、その前部を周囲壁の外側に設けた支持壁と一体に構
成する。各支持体の長さは、たとえば、周囲壁の直径の
3/4程度にする。 移動台に固定しない単位屋根を案内する軌道は、それ
ぞれ分割された一対の円弧状軌道部で構成し、その一方
を周囲壁上に固定し、他方を移動台上に固定する。 移動台に固定しない単位屋根の円弧状軌道に面する部
分に、これらの軌道と係合する複数の車輪を取付け、そ
れらの車輪の少なくとも一つをモータ等の駆動装置によ
り積極的に駆動できるようにする。 移動台は、支持体に設けた直線状軌道に沿って移動で
きるように、支持体の上面に設置する。移動台の直線状
軌道に面する部分に、これらの軌道と係合する複数の車
輪を取付け、それらの車輪の少なくとも一つをモータ等
の駆動装置により積極的に駆動できるようにする。 移動屋根を閉じた状態にするには、移動台を周囲壁の
両側に位置させ、移動台に固定しない各単位屋根を円弧
状軌道に沿って周囲壁上に移動させ、移動台に固定した
一つの単位屋根と周囲壁上の円弧状軌道部上にある他の
二つの単位屋根によって競技場等になる空間の上方を覆
う。移動屋根を開いた状態にするには、移動台を周囲壁
の両側に位置させた状態において、移動台に固定しない
各単位屋根を円弧状軌道に沿って移動台上に回動させ、
移動台に固定された一つの単位屋根に移動台の円弧状軌
道部上に移動させた他の二つの単位屋根を上下方向に重
ね、重ねた三つの単位屋根を支持した移動台を支持体に
沿って周囲壁の両側から離れた位置まで直線移動させ、
移動台の上に重ねて支持した三つの単位屋根を前記空間
の主要部の上方から外れた位置に配置させる。 屋根の開閉操作は、移動台に固定されていない二つの
単位屋根を周囲壁および移動台に設けた円弧状軌道部に
沿って回動させたり、三つの単位屋根を重ねて支持した
移動台を周囲壁の両側の位置とこの両側の位置から離れ
た位置との間を直線移動させたりして行なう。 この発明の移動屋根を備えたドームの建造方法は、競
技場等になる空間の周囲に周囲壁を設け、前記周囲壁の
両側に平行にそれぞれ支持体を設け、移動台を支持体上
に移動できるように設置し、この移動台および周囲壁に
円弧状軌道を設け、移動屋根を三つの単位屋根で構成
し、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端を移
動台に固定し、他の二つの単位屋根の両端を円弧状軌道
上に配置した移動屋根を備えたドームの建造方法におい
て、支持体間に単位屋根建造用の足場を設け、この足場
を使って、最も下に位置する最下部の単位屋根を建造
し、次に最下部の単位屋根を足場に使って、下から2番
目の単位屋根を建造し、下から2番目の単位屋根を足場
に使って、下から3番目の単位屋根を建造することを特
徴とするものである。
この発明の移動屋根を備えたドームは、競技場等にな
る空間の周囲に周囲壁が設けられ、前記周囲壁の両側に
これと接線状に接合されて平行に延びる支持体が設けら
れ、各支持体に直線状軌道が設けられ、各支持体上に前
記直線状軌道に沿って直線移動できるように移動台が設
けられ、前記空間の上方を覆う移動屋根が三の単位屋根
で構成され、各単位屋根は平面視でほぼ同形で互いに上
下方向に重ね得るように径、高さ等に差を付けてアーチ
状に形成され、各移動台および周囲壁に円弧状軌道が設
けられ、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端
部が移動台に固定され、他の二つの単位屋根の両端が周
囲壁および移動台に設けた円弧状軌道に沿って回動でき
るように配置され、三つの単位屋根が自立していて、三
つの単位屋根間には回動の規制を行なう部材が設けられ
ていないから、移動台が周囲壁の両側に位置させ、移動
台に固定してない二つの単位屋根を移動台および周囲壁
とに取付けた円弧状軌道に沿って回動させて、周囲壁の
円弧状軌道上に位置させ、移動台に固定された一つの単
位屋根と周囲壁の円弧状軌道上に移動させた他の二つの
単位屋根とによって前記空間の上方を覆って、移動屋根
の閉じた状態にし、移動台に固定されていない二つの単
位屋根を、円弧状軌道に沿って回動させて、移動台に設
けた円弧状軌道上に位置させ、移動台に固定した一つの
単位屋根と移動台の円弧状軌道上に移動させた他の二つ
の単位屋根とを上下方向に重ね、三つの単位屋根を互い
に上下方向に重ねて支持した移動台を周囲壁の両側から
離れた支持体上の位置に移動させて、三つの単位屋根を
前記空間の主要部の上方から外れた位置に配置させるこ
とにより、移動屋根の開いた状態にすることができる。
る空間の周囲に周囲壁が設けられ、前記周囲壁の両側に
これと接線状に接合されて平行に延びる支持体が設けら
れ、各支持体に直線状軌道が設けられ、各支持体上に前
記直線状軌道に沿って直線移動できるように移動台が設
けられ、前記空間の上方を覆う移動屋根が三の単位屋根
で構成され、各単位屋根は平面視でほぼ同形で互いに上
下方向に重ね得るように径、高さ等に差を付けてアーチ
状に形成され、各移動台および周囲壁に円弧状軌道が設
けられ、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端
部が移動台に固定され、他の二つの単位屋根の両端が周
囲壁および移動台に設けた円弧状軌道に沿って回動でき
るように配置され、三つの単位屋根が自立していて、三
つの単位屋根間には回動の規制を行なう部材が設けられ
ていないから、移動台が周囲壁の両側に位置させ、移動
台に固定してない二つの単位屋根を移動台および周囲壁
とに取付けた円弧状軌道に沿って回動させて、周囲壁の
円弧状軌道上に位置させ、移動台に固定された一つの単
位屋根と周囲壁の円弧状軌道上に移動させた他の二つの
単位屋根とによって前記空間の上方を覆って、移動屋根
の閉じた状態にし、移動台に固定されていない二つの単
位屋根を、円弧状軌道に沿って回動させて、移動台に設
けた円弧状軌道上に位置させ、移動台に固定した一つの
単位屋根と移動台の円弧状軌道上に移動させた他の二つ
の単位屋根とを上下方向に重ね、三つの単位屋根を互い
に上下方向に重ねて支持した移動台を周囲壁の両側から
離れた支持体上の位置に移動させて、三つの単位屋根を
前記空間の主要部の上方から外れた位置に配置させるこ
とにより、移動屋根の開いた状態にすることができる。
【実施例】 この発明の実施例を、第1図ないし第7図を使って説
明する。 ドーム10は、野球場BG等となる部分を含む空間11の周
囲を囲む円形の周囲壁12、周囲壁12の両側にこれと一体
に設けられた支持体15、16等を備えている。 周囲壁12により囲まれる空間11は、その平面視が円形
で、この円形の部分を半径方向の線で6等分して、6箇
の扇形に区分し、対向する二つの扇形にそれらの頂部の
両側にそれぞれ頂角が120゜の二等辺三角形を付加し、
二つの円弧状部aと、四つの半径方向の線bと、付加し
た二つの二等辺三角形の底辺cとからなる鼓形状の型を
形成し、この鼓形状の型に合わせて、第1ないし第3の
単位屋根31,32,33,の形成する。 第1ないし第3の単位屋根31,32,33は、その内外面が
球面形状に構成され、互いに入れ子状に重ね得るように
構成されている。すなわち、第1の単位屋根31を、最も
高く、かつその平面視の半径も最も大きく形成する。第
2の単位屋根32は、第1の単位屋根21よりも、各屋根部
の厚さ分だけその高さを低くし、かつその平面視の半径
もその周囲部の円弧状部aの厚さ分だけ小さく形成す
る。第3の単位屋根33も、第2の単位屋根32より、屋根
の厚さ分だけその高さが低く、かつその平面視の半径も
その周囲部の厚さ分だけ小さく形成する。 そのため、第2の単位屋根32は、第1の単位屋根21の
下方で自由に回動することができ、第3の単位屋根33
は、第2の単位屋根32の下方で自由に回動することがで
きる。 第1ないし第3の単位屋根31〜33は、それらの半径方
向の縁部が互いに重なるような大きさに形成される。 第2および第3の単位屋根32,33は、その軌道22,23に
面する部分に、軌道22,23と係合する複数の車輪w1を取
付け、それらの車輪w1の少なくとも一つのものをモータ
等の駆動装置により積極的に駆動できるようにする。 第2の単位屋根32を60゜回動させるための軌道22は、
略60゜の円弧部からなる二つの軌道部22A、22Bで構成
し、第3の単位屋根33を60゜回動させるための軌道23
も、略60゜の円弧部からなる二つの軌道部23A、23Bで構
成する。 第1の支持体15と第2の支持体16との間の周囲壁12の
上端の部分に、第2の単位屋根32を案内する軌道22の軌
道部22Aを設け、また第3の単位屋根33を案内する軌道2
3の軌道部23Aを設ける。 支持体15,16は、その後部15a,16aが周囲壁12の内側の
上部と一体に形成され、その前部15b,16bが周囲壁12の
外側に設けた支持壁13,14と一体に形成されている。そ
して、支持体15,16の長さを、周囲壁12の直径の3/4程度
にする。 支持体15,16の上面に軌道rを設ける。この軌道rの
上に移動台20,21を設置する。移動台20,21の軌道rに面
する部分に、これらの軌道rと係合する複数の車輪w2を
取付け、それらの車輪w2の少なくとも一つをモータ等の
駆動装置により積極的に駆動するようにする。 移動台20,21の上面に、第2の単位屋根32を案内する
軌道22の円弧状軌道部22Bを設け、かつ第3の単位屋根3
3を案内する軌道23の円弧状軌道部23Bを設ける。 移動台20,21の上面の円弧状軌道部22B,23Bと周囲壁12
の上面の円弧状軌道部22A,23Aとが、それらの対向する
部分において互いに同じ高さでかつ同じ円上に位置する
ように、支持体15,16、移動台20,21等の高さを決め、ま
た周囲壁12と支持体15,16に対する移動台20,21の停止位
置を決める。 第1の単位屋根31は、その両側の円弧部分aを移動台
20,21の外側部に固定する。第2および第3の単位屋根3
2,33は、その両側の円弧部分aに設けた車輪w1が、移動
台20,21の上面の円弧状軌道部22B,23Bに係合するよう
に、移動台20,21の上に設置(形成)する。 第1図に、屋根30が閉じた状態が示され、この状態か
ら、第3図に示す屋根30が開いた状態にするには次のよ
うにする。 移動屋根30の第2の単位屋根32を、その車輪w1を積極
的に回転させることにより、円弧状軌道部22A,22Bに沿
って右廻り回転させ、移動台20,21の円弧状軌道部22B上
に位置させて、第1の単位屋根31の下に重ねる。同様
に、第3の単位屋根32を、その車輪w1を積極的に回転さ
せることにより、円弧状軌道部23A、23Bに沿って左廻り
回して、移動台20,21の円弧状軌道部23B上に位置させ
て、第3の単位屋根33を第1および第2の単位屋根31、
32の下に重ね、第5図に示す状態にする。 この第5図に示す状態から、第1ないし第3の単位屋
根部31〜33を重ねて支持した移動台20,21を、その車輪w
2を積極的に回転させて、外周壁の両側から離れた第3
図に示す位置まで移動させ、移動屋根30を開いた状態に
する。移動屋根30の開いた状態から、移動屋根30の閉じ
た状態への移行は、上記の逆であるから、その説明を省
略する。なお、移動屋根30の開いた状態の開度は、たと
えば略75%である。 次に、この実施例のドーム球場の建造の仕方を説明す
る。先ず、 (1)支持壁13,14を建造し、この支持壁の上に支持体1
5,16を建造する。 (2)(1)と同期して、周囲壁12、観覧席等を建造す
る。 (3)(2)の建造と並行して、第1ないし第3の単位
屋根部31〜33の建造等を行なう。 (a)支持体15,16の上に軌道rを設け、この軌道rの
上に移動台20,21を設置する。 (b)移動台20,21の上に円弧状軌道部22B,23Bを設け
る。 (c)支持体15,16間に、単位屋根建造用の足場を設
け、この足場を使って、その上に第3の単位屋根33を建
造する。 (d)第3の単位屋根33の建造後に、その単位屋根33を
足場に使って、その上に第2の単位屋根32を建造する。 (e)同様に、第2の単位屋根32を足場に使って、その
上に第1の単位屋根31を建造する。第1の単位屋根31の
両側の円弧部分aは移動台20,21の外側部と一体に形成
する。 周囲壁12、観覧席等の建造と並行して、第1ないし第
3の単位屋根31〜33等を同じ場所で建造するから、工期
を短縮することができる。第3の単位屋根33が第2単位
屋根建造用の足場になり、第2の単位屋根32が第1単位
屋根建造用の足場になるから、足場建造の費用が節約で
きる。 なお、実施例においては、第1の単位屋根31の両側の
円弧部分aを移動台20、21の外側部と固定したが、第3
の単位屋根33の両側の円弧部分aを移動台20、21の内側
部に固定し、第1の単位屋根31の両側の円弧部分aに車
輪を設け、その車輪を案内する軌道を設け、この軌道に
沿って第1の単位屋根31を回動させるようにすることも
できる。
明する。 ドーム10は、野球場BG等となる部分を含む空間11の周
囲を囲む円形の周囲壁12、周囲壁12の両側にこれと一体
に設けられた支持体15、16等を備えている。 周囲壁12により囲まれる空間11は、その平面視が円形
で、この円形の部分を半径方向の線で6等分して、6箇
の扇形に区分し、対向する二つの扇形にそれらの頂部の
両側にそれぞれ頂角が120゜の二等辺三角形を付加し、
二つの円弧状部aと、四つの半径方向の線bと、付加し
た二つの二等辺三角形の底辺cとからなる鼓形状の型を
形成し、この鼓形状の型に合わせて、第1ないし第3の
単位屋根31,32,33,の形成する。 第1ないし第3の単位屋根31,32,33は、その内外面が
球面形状に構成され、互いに入れ子状に重ね得るように
構成されている。すなわち、第1の単位屋根31を、最も
高く、かつその平面視の半径も最も大きく形成する。第
2の単位屋根32は、第1の単位屋根21よりも、各屋根部
の厚さ分だけその高さを低くし、かつその平面視の半径
もその周囲部の円弧状部aの厚さ分だけ小さく形成す
る。第3の単位屋根33も、第2の単位屋根32より、屋根
の厚さ分だけその高さが低く、かつその平面視の半径も
その周囲部の厚さ分だけ小さく形成する。 そのため、第2の単位屋根32は、第1の単位屋根21の
下方で自由に回動することができ、第3の単位屋根33
は、第2の単位屋根32の下方で自由に回動することがで
きる。 第1ないし第3の単位屋根31〜33は、それらの半径方
向の縁部が互いに重なるような大きさに形成される。 第2および第3の単位屋根32,33は、その軌道22,23に
面する部分に、軌道22,23と係合する複数の車輪w1を取
付け、それらの車輪w1の少なくとも一つのものをモータ
等の駆動装置により積極的に駆動できるようにする。 第2の単位屋根32を60゜回動させるための軌道22は、
略60゜の円弧部からなる二つの軌道部22A、22Bで構成
し、第3の単位屋根33を60゜回動させるための軌道23
も、略60゜の円弧部からなる二つの軌道部23A、23Bで構
成する。 第1の支持体15と第2の支持体16との間の周囲壁12の
上端の部分に、第2の単位屋根32を案内する軌道22の軌
道部22Aを設け、また第3の単位屋根33を案内する軌道2
3の軌道部23Aを設ける。 支持体15,16は、その後部15a,16aが周囲壁12の内側の
上部と一体に形成され、その前部15b,16bが周囲壁12の
外側に設けた支持壁13,14と一体に形成されている。そ
して、支持体15,16の長さを、周囲壁12の直径の3/4程度
にする。 支持体15,16の上面に軌道rを設ける。この軌道rの
上に移動台20,21を設置する。移動台20,21の軌道rに面
する部分に、これらの軌道rと係合する複数の車輪w2を
取付け、それらの車輪w2の少なくとも一つをモータ等の
駆動装置により積極的に駆動するようにする。 移動台20,21の上面に、第2の単位屋根32を案内する
軌道22の円弧状軌道部22Bを設け、かつ第3の単位屋根3
3を案内する軌道23の円弧状軌道部23Bを設ける。 移動台20,21の上面の円弧状軌道部22B,23Bと周囲壁12
の上面の円弧状軌道部22A,23Aとが、それらの対向する
部分において互いに同じ高さでかつ同じ円上に位置する
ように、支持体15,16、移動台20,21等の高さを決め、ま
た周囲壁12と支持体15,16に対する移動台20,21の停止位
置を決める。 第1の単位屋根31は、その両側の円弧部分aを移動台
20,21の外側部に固定する。第2および第3の単位屋根3
2,33は、その両側の円弧部分aに設けた車輪w1が、移動
台20,21の上面の円弧状軌道部22B,23Bに係合するよう
に、移動台20,21の上に設置(形成)する。 第1図に、屋根30が閉じた状態が示され、この状態か
ら、第3図に示す屋根30が開いた状態にするには次のよ
うにする。 移動屋根30の第2の単位屋根32を、その車輪w1を積極
的に回転させることにより、円弧状軌道部22A,22Bに沿
って右廻り回転させ、移動台20,21の円弧状軌道部22B上
に位置させて、第1の単位屋根31の下に重ねる。同様
に、第3の単位屋根32を、その車輪w1を積極的に回転さ
せることにより、円弧状軌道部23A、23Bに沿って左廻り
回して、移動台20,21の円弧状軌道部23B上に位置させ
て、第3の単位屋根33を第1および第2の単位屋根31、
32の下に重ね、第5図に示す状態にする。 この第5図に示す状態から、第1ないし第3の単位屋
根部31〜33を重ねて支持した移動台20,21を、その車輪w
2を積極的に回転させて、外周壁の両側から離れた第3
図に示す位置まで移動させ、移動屋根30を開いた状態に
する。移動屋根30の開いた状態から、移動屋根30の閉じ
た状態への移行は、上記の逆であるから、その説明を省
略する。なお、移動屋根30の開いた状態の開度は、たと
えば略75%である。 次に、この実施例のドーム球場の建造の仕方を説明す
る。先ず、 (1)支持壁13,14を建造し、この支持壁の上に支持体1
5,16を建造する。 (2)(1)と同期して、周囲壁12、観覧席等を建造す
る。 (3)(2)の建造と並行して、第1ないし第3の単位
屋根部31〜33の建造等を行なう。 (a)支持体15,16の上に軌道rを設け、この軌道rの
上に移動台20,21を設置する。 (b)移動台20,21の上に円弧状軌道部22B,23Bを設け
る。 (c)支持体15,16間に、単位屋根建造用の足場を設
け、この足場を使って、その上に第3の単位屋根33を建
造する。 (d)第3の単位屋根33の建造後に、その単位屋根33を
足場に使って、その上に第2の単位屋根32を建造する。 (e)同様に、第2の単位屋根32を足場に使って、その
上に第1の単位屋根31を建造する。第1の単位屋根31の
両側の円弧部分aは移動台20,21の外側部と一体に形成
する。 周囲壁12、観覧席等の建造と並行して、第1ないし第
3の単位屋根31〜33等を同じ場所で建造するから、工期
を短縮することができる。第3の単位屋根33が第2単位
屋根建造用の足場になり、第2の単位屋根32が第1単位
屋根建造用の足場になるから、足場建造の費用が節約で
きる。 なお、実施例においては、第1の単位屋根31の両側の
円弧部分aを移動台20、21の外側部と固定したが、第3
の単位屋根33の両側の円弧部分aを移動台20、21の内側
部に固定し、第1の単位屋根31の両側の円弧部分aに車
輪を設け、その車輪を案内する軌道を設け、この軌道に
沿って第1の単位屋根31を回動させるようにすることも
できる。
この発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構
成を備えることにより、次の(イ)ないし(ハ)の効果
を奏する。 (イ)請求項1に係る発明の移動屋根を備えたドーム
は、移動屋根が三つの単位屋根で構成され、各単位屋根
は平面視でほぼ同形で互いに上下方向に重ね得るように
径、高さ等に差を付けてアーチ状に形成されているか
ら、移動屋根の構造が単純になり、その設計および建造
が容易になり、美しい形状の屋根を備えたドームが容易
に得られる。 また、請求項1に係る発明の移動屋根を備えたドーム
は、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端が移
動台に固定され、他の二つの単位屋根の両端が周囲壁お
よび移動台に設けた円弧状軌道に沿って回動できるよう
に配置され、三つの単位屋根が自立していて、三つの単
位屋根間には回動の規制を行なう部材が設けられていな
いから、各単位屋根の構造が簡単になって、その設計お
よび建造等が容易になる。そのうえ、各単位屋根を案内
する軌道も簡単になり、移動屋根の開閉操作も容易にな
る。 (ロ)請求項2記載のように、屋根で覆うべき部分を平
面視で円形にし、この円形を半径方向の線で6等分し
て、6箇の扇形に区分し、対向する二つの扇形の頂部の
両側にそれぞれ頂角が120゜の三角形状の形状を付加し
て鼓形状の型を形成し、この鼓形状の型に合わせて三つ
の単位屋根を形成すると、各単位屋根が単純な形状にな
り、各単位屋根の設計、建造等が容易になる。そのう
え、その両端を移動台に固定する一つの単位屋根の外周
部の移動台への固定部の長さ、および移動台と外周壁と
に設けた円弧状軌道上にその両端を配置する他の二つの
単位屋根の外周部の前記円弧状軌道上への配置部の長さ
を大きくすることができるから、三つの単位屋根の開閉
時の安定性を高めることができる。 (ハ)請求項3に係る発明のドームの建造方法は、競技
場等になる空間の周囲に周囲壁を設け、前記周囲壁の両
側に平行にそれぞれ支持体を設け、移動台を支持体上に
移動できるように設置し、この移動台および周囲壁に円
弧状軌道を設け、移動屋根を三つの単位屋根で構成し、
三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端を移動台
に固定し、他の二つの単位屋根の両端を円弧状軌道上に
配置した移動屋根を備えたドームの建造方法において、
支持体間に単位屋根建造用の足場を設け、この足場を使
って、最も下に位置する最下部の単位屋根を建造し、次
に最下部の単位屋根を足場に使って、下から2番目の単
位屋根を建造し、下から2番目の単位屋根を足場に使っ
て、下から3番目の単位屋根を建造するから、先に建造
した下側の単位屋根がその上側に建造する単位屋根の足
場として使用でき、足場建造用費用の節約になる。ま
た、各単位屋根を同じ場所で建造できるから、建造費用
の節約にもなり、工期の短縮に役立つ。 したがって、野球場等として使う開閉できる移動屋根
を備えたでドームを比較的安価に建造できる効果があ
る。
成を備えることにより、次の(イ)ないし(ハ)の効果
を奏する。 (イ)請求項1に係る発明の移動屋根を備えたドーム
は、移動屋根が三つの単位屋根で構成され、各単位屋根
は平面視でほぼ同形で互いに上下方向に重ね得るように
径、高さ等に差を付けてアーチ状に形成されているか
ら、移動屋根の構造が単純になり、その設計および建造
が容易になり、美しい形状の屋根を備えたドームが容易
に得られる。 また、請求項1に係る発明の移動屋根を備えたドーム
は、三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端が移
動台に固定され、他の二つの単位屋根の両端が周囲壁お
よび移動台に設けた円弧状軌道に沿って回動できるよう
に配置され、三つの単位屋根が自立していて、三つの単
位屋根間には回動の規制を行なう部材が設けられていな
いから、各単位屋根の構造が簡単になって、その設計お
よび建造等が容易になる。そのうえ、各単位屋根を案内
する軌道も簡単になり、移動屋根の開閉操作も容易にな
る。 (ロ)請求項2記載のように、屋根で覆うべき部分を平
面視で円形にし、この円形を半径方向の線で6等分し
て、6箇の扇形に区分し、対向する二つの扇形の頂部の
両側にそれぞれ頂角が120゜の三角形状の形状を付加し
て鼓形状の型を形成し、この鼓形状の型に合わせて三つ
の単位屋根を形成すると、各単位屋根が単純な形状にな
り、各単位屋根の設計、建造等が容易になる。そのう
え、その両端を移動台に固定する一つの単位屋根の外周
部の移動台への固定部の長さ、および移動台と外周壁と
に設けた円弧状軌道上にその両端を配置する他の二つの
単位屋根の外周部の前記円弧状軌道上への配置部の長さ
を大きくすることができるから、三つの単位屋根の開閉
時の安定性を高めることができる。 (ハ)請求項3に係る発明のドームの建造方法は、競技
場等になる空間の周囲に周囲壁を設け、前記周囲壁の両
側に平行にそれぞれ支持体を設け、移動台を支持体上に
移動できるように設置し、この移動台および周囲壁に円
弧状軌道を設け、移動屋根を三つの単位屋根で構成し、
三つの単位屋根のうちの一つの単位屋根の両端を移動台
に固定し、他の二つの単位屋根の両端を円弧状軌道上に
配置した移動屋根を備えたドームの建造方法において、
支持体間に単位屋根建造用の足場を設け、この足場を使
って、最も下に位置する最下部の単位屋根を建造し、次
に最下部の単位屋根を足場に使って、下から2番目の単
位屋根を建造し、下から2番目の単位屋根を足場に使っ
て、下から3番目の単位屋根を建造するから、先に建造
した下側の単位屋根がその上側に建造する単位屋根の足
場として使用でき、足場建造用費用の節約になる。ま
た、各単位屋根を同じ場所で建造できるから、建造費用
の節約にもなり、工期の短縮に役立つ。 したがって、野球場等として使う開閉できる移動屋根
を備えたでドームを比較的安価に建造できる効果があ
る。
第1図ないし第7図は実施例を示すものであり、第1図
は移動屋根の閉じた状態の平面図、第2図は第1図のも
のの側面図、第3図は移動屋根の開いた状態の平面図、
第4図は軌道の配置等を概略的に示す平面図、第5図は
移動屋根を開閉する中途の状態を示す平面図、第6図は
第3図に示す状態をそのI−I線で断面した立面図、第
7図は第6図のものの要部を拡大した立面図、第8図な
いし第11図は従来のドームを示すものであり、第8図は
屋根の閉じた状態の平面図、第9図は第8図のものの立
面図、第10図は屋根の開いた状態の平面図、第11図は第
10図のものをその要部を断面して示した立面図である。 10……ドーム、11……空間 12……周囲壁、13,14……支持壁 15,16……支持体、20,21……移動台 22……円弧状軌道、22A,22B……円弧状軌道部 23……円弧状軌道、23A,23B……円弧状軌道部 30……屋根、31……第1の単位屋根 32……第2の単位屋根、33……第3の単位屋根 r……直線軌道、w1,w2……車輪
は移動屋根の閉じた状態の平面図、第2図は第1図のも
のの側面図、第3図は移動屋根の開いた状態の平面図、
第4図は軌道の配置等を概略的に示す平面図、第5図は
移動屋根を開閉する中途の状態を示す平面図、第6図は
第3図に示す状態をそのI−I線で断面した立面図、第
7図は第6図のものの要部を拡大した立面図、第8図な
いし第11図は従来のドームを示すものであり、第8図は
屋根の閉じた状態の平面図、第9図は第8図のものの立
面図、第10図は屋根の開いた状態の平面図、第11図は第
10図のものをその要部を断面して示した立面図である。 10……ドーム、11……空間 12……周囲壁、13,14……支持壁 15,16……支持体、20,21……移動台 22……円弧状軌道、22A,22B……円弧状軌道部 23……円弧状軌道、23A,23B……円弧状軌道部 30……屋根、31……第1の単位屋根 32……第2の単位屋根、33……第3の単位屋根 r……直線軌道、w1,w2……車輪
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−256748(JP,A) 特開 平3−224933(JP,A) 実開 平2−30403(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/32 E04B 7/16
Claims (3)
- 【請求項1】競技場等になる空間を開閉できる移動屋根
で覆うドームにおいて、前記空間の周囲に周囲壁が設け
られ、前記周囲壁の両側にこれと接線状に接合されて平
行に延びる支持体が設けられ、各支持体に直線状軌道が
設けられ、各支持体上に前記直線状軌道に沿って直線移
動できるように移動台が設けられ、前記空間の上方を覆
う移動屋根が三つの単位屋根で構成され、各単位屋根は
平面視でほぼ同形で互いに上下方向に重ね得るように
径、高さ等に差を付けてアーチ状に形成され、各移動台
および周囲壁に円弧状軌道が設けられ、三つの単位屋根
のうちの一つの単位屋根の両端が移動台に固定され、他
の二つの単位屋根の両端が周囲壁および移動台に設けた
円弧状軌道に沿って回動できるように配置され、三つの
単位屋根が互いに自立していて、三つの単位屋根間には
回動の規制を行なう部材が設けられておらず、移動屋根
の閉じた状態においては、移動台が周囲壁の両側の位置
にあって、その両端部が移動台に固定された一つの単位
屋根とその両端部が周囲壁の円弧状軌道上に位置してい
る他の二つの単位屋根とによって前記空間の上方が覆わ
れ、移動屋根の開いた状態においては、その両端部が移
動台に固定された一つの単位屋根とそれらの両端部が移
動台の円弧状軌道上に位置している他の二つの単位屋根
とが上下方向に重ねられて配置された状態で、各移動台
が周囲壁の両側から離れた支持体上の位置に移動して、
前記空間の主要部の上方が開放されることを特徴とする
移動屋根を備えたドーム。 - 【請求項2】移動屋根で覆うべき部分を平面視で円形に
し、この円形を半径方向の線で6等分して、6箇の扇形
に区分し、対向する二つの扇形の頂部の両側にそれぞれ
頂角が120゜の三角形状の形状を付加して鼓形状の型を
形成し、この鼓形状の型に合わせて三つの単位屋根を形
成することを特徴とする請求項1記載の移動屋根を備え
たドーム。 - 【請求項3】競技場等になる空間の周囲に周囲壁を設
け、前記周囲壁の両側に平行にそれぞれ支持体を設け、
移動台を支持体上に移動できるように設置し、この移動
台および周囲壁に円弧状軌道を設け、移動屋根を三つの
単位屋根で構成し、三つの単位屋根のうちの一つの単位
屋根の両端を移動台に固定し、他の二つの単位屋根の両
端を円弧状軌道上に配置した移動屋根を備えたドームの
建造方法において、支持体間に単位屋根建造用の足場を
設け、この足場を使って、最も下に位置する最下部の単
位屋根を建造し、次に最下部の単位屋根を足場に使っ
て、下から2番目の単位屋根を建造し、下から2番目の
単位屋根を足場に使って、下から3番目の単位屋根を建
造することを特徴とする移動屋根を備えたドームの建造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2132846A JP2864151B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 移動屋根を備えたドームおよびその建造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2132846A JP2864151B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 移動屋根を備えたドームおよびその建造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0427058A JPH0427058A (ja) | 1992-01-30 |
| JP2864151B2 true JP2864151B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=15090885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2132846A Expired - Lifetime JP2864151B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 移動屋根を備えたドームおよびその建造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2864151B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2520010B2 (ja) * | 1989-03-30 | 1996-07-31 | 三菱重工業株式会社 | 開閉式屋根 |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP2132846A patent/JP2864151B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0427058A (ja) | 1992-01-30 |
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