JP2863691B2 - ゴム補強用ワイヤおよびその製造方法 - Google Patents

ゴム補強用ワイヤおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチールラジアルタイ
ヤ、高圧ホース、ベルトコンベアなどに用いられるゴム
補強用ワイヤおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スチールラジアルタイヤ、高圧ホース、
ベルトコンベアなどにゴム補強材として用いられるスチ
ールワイヤに関しては、加硫されたゴムとの接着性およ
びその持続性が重要である。従来より実用化されている
ゴム補強用ワイヤは、ゴムとの接着性を得るために、一
般に黄銅(ブラス)からなる被覆層を形成している。黄
銅層を形成する方法としては、シアン浴による共析めっ
きも用いられるが、シアンという毒物を使用するため公
害を防止する必要があり、しかもCu含有率の管理が比
較的困難である。このため、CuとZnとを順次めっき
した後、加熱拡散処理を施す拡散めっき法が主流になっ
てきている。加熱方法としては、通電加熱高周波加熱、
流動層炉加熱などがある。
【0003】黄銅中のCuは硫黄との反応性が良好であ
り、加硫時にゴムコンパウンド中の硫黄と反応してCu
の硫化物が生成する。一方、ZnはCuの硫黄に対する
反応性を低下させる。この結果、ワイヤの被覆層とゴム
との界面に適度な硫化物が生成し、ゴム接着性が得られ
ると考えられている。しかし、黄銅めっきの被覆層が形
成されたゴム補強用ワイヤは、湿潤雰囲気下におけるゴ
ムとの接着性(湿潤接着性)が劣るという欠点がある。
これはCuの反応性を低下させるというZnの効果が十
分ではなく、ワイヤとゴムとの接着界面に過剰な硫化物
が存在するためである。したがって、湿潤接着性を改善
するには、ワイヤとゴムとの接着界面における過剰な硫
化物生成を抑制することが好ましく、黄銅めっき層のC
u含有率が低い方が好ましいとされている。
【0004】一方、ワイヤの強度ひいてはゴムに対する
補強効果を高めるために、ゴム補強用ワイヤは冷間加工
特にダイスから引き抜く方法による伸線加工が施され
る。この伸線加工は非常に苛酷な条件で行われる。この
ため、黄銅めっきの変形能が低い場合には、摩擦熱によ
り著しく発熱する、伸線抵抗が高くなる、ダイスの寿命
が低下する、著しい場合には引抜き加工の際にワイヤが
断線するなど伸線加工性に問題が生じる。
【0005】黄銅めっきに関しては、結晶組織がβ相よ
りもα相の方が延展性がよい。これは、β相が体心立方
格子であるのに対して、α相は面心立方格子であり滑り
やすい面が多く存在することに起因している。したがっ
て、伸線加工性を改善するためには、黄銅めっき層中の
β相の比率が少ないことが好ましい。なお、拡散めっき
法を用いた場合には、加熱条件によっても結晶相に影響
が生じる。加熱温度が高く加熱時間が長いほど、融合拡
散が起こりやすく、β相が少なくなることが知られてい
るので、最適な条件が選択される。
【0006】しかし、上述したように湿潤接着性を改善
するために黄銅めっき層のCu含有率を低くすると、β
相が多くなることが知られている。このようにCu含有
率が低い場合には実用的な伸線加工が困難となるため、
工業生産の観点からは63%程度のCu含有率が下限で
あるとされている。以上のように、湿潤接着性と伸線加
工性の両者を同時に満たすことは困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、黄銅に第3元
素(X)を添加した合金からなる被覆層を形成して、湿
潤接着性を改善する技術が提案されている。第3元素
(X)としては、例えばNi(特開昭55−10554
8号公報)、Co(特公平1−37411号公報)Fe
(特公平2−39599号公報)などが用いられる。こ
れらの技術では、Cu−X−Znの順にめっき層を積層
した後、加熱拡散させて被覆層を形成している。このよ
うな順に積層めっき層を形成するのは、Znめっきの上
にCuめっきを密着性よく積層することが困難なためで
ある。しかし、Cu−X−Znの構成において第3元素
の融点が高い場合には、第3元素のめっき層がCuとZ
nとの融合拡散を阻害する障壁層となるため、β相が多
く生成しやすい。このため、ワイヤの伸線加工性が阻害
される。
【0008】Cu−Zn−Xの順にめっき層を積層した
後、加熱拡散させる方法も提案されている。このような
積層めっき層の構成では、第3元素のめっき層がCuと
Znとの融合拡散を阻害することはない。しかし、この
方法ではZn−Xの相が生成するため、この相の延展性
によっては、伸線加工性が著しく阻害される。また、例
えば第3元素としてCoを用いた場合、Coは最密六方
格子を持ち延展性が低いため、伸線加工で削られてしま
う。
【0009】X−Cu−Znの順にめっき層を積層した
後、加熱拡散させる方法も提案されている。このような
積層めっき層の構成では、第3元素のめっき層が単なる
下地層として作用し、黄銅めっきとの十分な合金化が期
待できず、第3元素の添加効果が発現しない。
【0010】第3元素としてNiを用い、Cu−Niを
共析めっきした後、Znめっきを施し、加熱拡散処理す
る方法も提案されている。この方法では、Cu−Niの
めっき条件によりNiの添加量を制御する必要がある
が、この制御は困難である。また、高融点のNiの影響
によりβ相が生成しやくなる。しかも、添加されたNi
は、Cu−Znとの融合により希釈されるため、湿潤接
着性を改善するためには添加量を多くする必要がある。
なお、Niは面心立方格子を持ち延展性にも優れている
が、Niを単独でめっきした場合には黄銅めっきほど伸
線加工性が良好ではないため、工業的な生産は困難であ
る。本発明の目的は、伸線加工性を損なわずに、ゴムと
の湿潤接着性が改善されたゴム補強用ワイヤを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段と作用】本発明のゴム補強
用ワイヤは、スチールワイヤと、該スチールワイヤの表
面に形成された、銅、亜鉛およびニッケルの合金からな
り、ニッケル組成が表面側で高く内部に向かって低くな
っている被覆層と、該被覆層の表面に形成された、トリ
アジンチオール処理層とを具備したことを特徴とするも
のである。
【0012】また、本発明のゴム補強用ワイヤの製造方
法は、スチールワイヤの表面に黄銅層を形成する工程
と、該スチールワイヤの表面にニッケル層を形成する工
程と、該スチールワイヤをトリアジンチオール誘導体を
含有する伸線潤滑剤中でダイスから引き抜いて伸線加工
を施し前記黄銅層およびニッケル層を合金化させた被覆
層及びトリアジンチオール処理層を形成する工程とを具
備したことを特徴とするものである。
【0013】本発明において、ワイヤの材質としては、
強度の点からC含有量が0.70%以上の高炭素鋼が好
ましい。本発明において、ワイヤの表面に黄銅層を形成
する方法は、拡散めっき法すなわちCuめっき層とZn
めっき層とを順次形成して加熱拡散させる方法、または
シアン浴を用いた共析めっき法が挙げられる。ただし、
共析めっき法ではシアンによる公害を防止する必要があ
り、しかもCu含有率の制御が困難であるため、拡散め
っき法を用いることが好ましい。黄銅層中のCu含有率
は63〜67%であることが好ましい。このような組成
の黄銅相は、延展性に優れた面心立方格子組織のα相の
みであり、延展性の悪い体心立方格子組織であるβ相を
含まない。
【0014】本発明において、黄銅層上にNi層を形成
する方法としては、通常のめっき法が挙げられる。Ni
層の厚さは0.04〜0.20μmであることが好まし
い。この量は、従来のNi量に比べて非常に少量であ
る。また、Niは面心立方格子を有するため延展性に優
れている。したがって、黄銅層上にNi層を形成した段
階において、ワイヤの伸線加工性は黄銅層のみの場合と
同程度に良好である。
【0015】次に、黄銅およびNiの2層のめっき層が
形成されたワイヤをトリアジンチオール誘導体を含有す
る伸線潤滑剤中でダイスから引抜いて伸線加工する。ト
リアジンチオール誘導体としては、下記一般式(1)で
示されるものが挙げられる。
【0016】
【化1】
【0017】式(1)中、Rは−OR’、−SR’、−
NHR’又は−N(R’)2 ;R’はH、アルキル基、
アルケニル基、フェニル基、フェニルアルキル基、アル
キルフェニル基、又はシクロアルキル基であり、Mは
H、Na、Li、K、 1/2Mg、 1/2Ba、 1/2Ca、
脂肪族1級、2級もしくは3級アミン、第4級アンモニ
ウム塩、又はホスホニウム塩である。
【0018】トリアジンチオール誘導体を用いてスチー
ルワイヤの表面に処理する方法は湿潤接着性を改善する
のに有効であり、黄銅めっきスチールワイヤやNiめっ
きスチールワイヤのいずれにも適用できる(特開平2−
212524号公報など)。
【0019】本発明において、伸線加工による減面率
は、90%以上98%未満であることが好ましい。伸線
加工後のワイヤの表面には、黄銅めっき層及びNiめっ
き層が機械的に混合され合金化された被覆層と、トリア
ジンチオール骨格を有するポリマーからなるトリアジン
チオール処理層とが形成される。被覆層中のNiの組成
は、平面的には均一であるが深さ方向では表面ほどNi
が多い。このことから、添加されたNiは部分的な融合
拡散を起こしているものと考えられる。この場合、伸線
加工の度合が増すほど、深さ方向の組成が均質化する傾
向が認められる。なお、Niめっき層が厚い場合には、
2層のめっき層の混合作用が少なく、Niが筋状に分布
するため好ましくない。
【0020】Ni単独ではゴムに対する接着性を示さな
いが、黄銅めっき層及びNiめっき層が合金化された被
覆層はゴムに対する接着性を示す。また、黄銅中には極
めて微量のNiが添加されるだけであるため、黄銅の結
晶相が影響を受けることはない。そして、添加されたN
iは、Cuの硫黄との反応性を抑制する作用があると考
えられる。このため、本発明のワイヤは、湿潤雰囲気下
でも被覆層とゴムとの界面に適度な硫化物が生成し、湿
潤接着性が改善される。
【0021】さらに、被覆層中のNiやCuと伸線潤滑
剤中のトリアジンチオール誘導体との反応により形成さ
れた処理層によりゴムとの接着性を改善できる。しか
も、トリアジンチオール処理層を形成した場合には、ゴ
ムに対する接着性を示さないNiの組成がある程度高く
とも湿潤接着性を補うことができる。したがって、銅、
亜鉛及びNiの合金からなる被覆層の組成範囲を広げる
ことができる。
【0022】以上のように、NiがCuの反応性を抑制
して過剰の硫化物生成を防止する作用を発現し、トリア
ジンチオール処理層がゴムとの湿潤接着性を改善する作
用を発現するため、本発明のゴム補強用ワイヤは非常に
優れた湿潤接着性を示す。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1〜5 スチールワイヤとして1.70mm径でC含有率0.8
2%の高炭素鋼を用いた。ピロりん酸銅浴にてCuめっ
き層を形成し、硫酸亜鉛浴にてZnめっき層を形成し
た。流動層炉中で熱処理を施して、CuとZnとを合金
化し、黄銅層を形成した。希硫酸中でエッチングして酸
化層を除去した。表1に示すように、この黄銅層に関し
ては、Cu含有率が65%、β相が0%、付着量が4.
0g/kgであった。次に、硫酸ニッケル浴にてNiめ
っき層を形成した。表1に示すように、Niめっき層の
厚みは、0.04〜0.20μmの範囲で変化させた。
【0024】さらに、各スチールワイヤをトリアジンチ
オール誘導体(前記式(1)においてRが−NHR’、
MがHのもの)を含む伸線潤滑剤中で超硬合金ダイスを
用いて0.30mmまで伸線加工を施し、黄銅とNiと
を機械的に合金化させて被覆層を形成するとともにトリ
アジンチオール処理層を形成した。
【0025】実施例6 共析めっきにより黄銅層を形成した以外は、実施例4と
同様の方法でスチールワイヤを作製した。
【0026】比較例1〜6 伸線加工時に用いた伸線潤滑剤中にトリアジンチオール
誘導体を添加しなかった以外は、それぞれ実施例1〜6
と同様にしてスチールワイヤを作製した。
【0027】比較例7 Cuめっき層およびZnめっき層を順次積層した後(N
iめっき層は積層せず)、加熱拡散させて黄銅層を形成
した。この黄銅層に関しては、Cu含有率が65%、β
相が0%、付着量が4.0g/kgであった。このスチ
ールワイヤをトリアジンチオール誘導体を含まない伸線
潤滑剤中で伸線加工した。
【0028】比較例8 Cuめっき層およびZnめっき層を順次積層した後(N
iめっき層は積層せず)、加熱拡散させて黄銅層を形成
した。この黄銅層に関しては、Cu含有率が61%、β
相が30%、付着量が4.0g/kgであった。このス
チールワイヤをトリアジンチオール誘導体を含まない伸
線潤滑剤中で伸線加工した。
【0029】比較例9、10 伸線加工時に用いた伸線潤滑剤中にトリアジンチオール
誘導体を添加した以外は、それぞれ比較例7、8と同様
にしてスチールワイヤを作製した。
【0030】[評価試験]実施例1〜6および比較例1
〜10の各スチールワイヤから1×2の構成のスチール
コードを作製した。これらのスチールコードと工業ゴム
コンパウンドとを150℃で30分間加硫して、コード
−ゴム接着複合材を作製した。
【0031】各スチールワイヤについて、ダイス当たり
で正常に伸線された量を求め、比較例7を100として
伸線加工性を評価した。また、各コード−ゴム接着複合
材について、ASTM−2229−73に従い、1次接
着性および2次湿潤接着性を評価した。1次接着性に関
しては、12.7mm当たりの引抜き力と、コードへの
ゴム付着面積の割合を求めた。2次湿潤接着性に関して
は、1次加硫後の試料を120℃のスチーム中に12時
間保持し、前記と同様に引抜き力と、コードへのゴム付
着面積の割合を求めた。これらの結果を表2に示す。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】これらの結果から以下のことがわかる。実
施例1〜6のスチールワイヤの伸線加工性は、Cu組成
が65%の通常の黄銅めっきスチールワイヤ(比較例
7)と比較して90%以内に保たれている。しかも、実
施例1〜6のスチールワイヤは、トリアジンチオール処
理層が形成されていないもの(比較例1〜6)およびN
iめっき層が形成されていないもの(比較例9)と比較
して、1次接着性が同等以上であり、2次接着性が著し
く改善されている。
【0035】さらに、トリアジンチオール処理層を形成
していない場合にはNiめっき層の厚さが0.2μmと
比較的厚いと十分な1次接着性が得られない(比較例
5)のに対し、トリアジンチオール処理層を形成した場
合にはNiめっき層の厚さが0.2μmであっても十分
な1次接着性が得られている(実施例5)。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、伸
線加工性を損なわずにゴムとの湿潤接着性が改善された
ゴム補強用ワイヤを提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08J 5/06 CEQ C08J 5/06 CEQ C23C 10/52 C23C 10/52 18/52 18/52 B D06M 11/83 D06M 13/358 13/358 B29B 15/08 // B29B 15/08 D06M 11/00 A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D07B 1/06 B21C 9/00 B21F 19/00 B29D 30/38 B60C 9/00 C08J 5/06 CEQ C23C 10/52 C23C 18/52 D06M 11/83 D06M 13/358 B29B 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチールワイヤと、該スチールワイヤの
    表面に形成された、銅、亜鉛およびニッケルの合金から
    なり、ニッケル組成が表面側で高く内部に向かって低く
    なっている被覆層と、該被覆層の表面に形成された、ト
    リアジンチオール処理層とを具備したことを特徴とする
    ゴム補強用ワイヤ。
  2. 【請求項2】 スチールワイヤの表面に黄銅層を形成す
    る工程と、該スチールワイヤの表面にニッケル層を形成
    する工程と、該スチールワイヤをトリアジンチオール誘
    導体を含有する伸線潤滑剤中でダイスから引き抜いて伸
    線加工を施し前記黄銅層およびニッケル層を合金化させ
    た被覆層及びトリアジンチオール処理層を形成する工程
    とを具備したことを特徴とするゴム補強用ワイヤの製造
    方法。
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