JP2862812B2 - まくらぎの弾性支承装置 - Google Patents
まくらぎの弾性支承装置Info
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- JP2862812B2 JP2862812B2 JP7167852A JP16785295A JP2862812B2 JP 2862812 B2 JP2862812 B2 JP 2862812B2 JP 7167852 A JP7167852 A JP 7167852A JP 16785295 A JP16785295 A JP 16785295A JP 2862812 B2 JP2862812 B2 JP 2862812B2
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- elastic
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E01—CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
- E01B—PERMANENT WAY; PERMANENT-WAY TOOLS; MACHINES FOR MAKING RAILWAYS OF ALL KINDS
- E01B1/00—Ballastway; Other means for supporting the sleepers or the track; Drainage of the ballastway
- E01B1/002—Ballastless track, e.g. concrete slab trackway, or with asphalt layers
- E01B1/005—Ballastless track, e.g. concrete slab trackway, or with asphalt layers with sleeper shoes
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- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道の砂利道床に敷設
される木材または、コンクリートまくらぎの弾性支承装
置に関する。
される木材または、コンクリートまくらぎの弾性支承装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】砂利道床に敷設される木材またはコンク
リートのまくらぎは、前記砂利道床の持つ弾性によって
当該まくらぎが受ける振動が吸収されるのであるが、こ
の振動吸収効率をさらに向上させ、かつ砂利道床に伝わ
る衝撃を一層少なくして砂利の細石化や粉塵発生を防
ぎ、かつ保守周期を伸ばすために、前記まくらぎの両端
部は弾性支承箱によって支持される場合が多い。
リートのまくらぎは、前記砂利道床の持つ弾性によって
当該まくらぎが受ける振動が吸収されるのであるが、こ
の振動吸収効率をさらに向上させ、かつ砂利道床に伝わ
る衝撃を一層少なくして砂利の細石化や粉塵発生を防
ぎ、かつ保守周期を伸ばすために、前記まくらぎの両端
部は弾性支承箱によって支持される場合が多い。
【0003】従来の弾性支承箱は、図21,図22に示
されるように底板21と、底板21の端縁から起立する
両側板22及び外端板23を有し、軟質ゴムによって一
体成形されている。まくらぎ24の端部はこの弾性支承
箱25によって支持されており、かつこの弾性支承箱2
5は砂利道床10に埋設されている。また、レール20
は固定装置27によってまくらぎ24に固定され、まく
らぎ24と弾性支承箱25とは接着または、まくらぎ2
4の底部に設けたアンカーボルトによって一体的に固定
されている。
されるように底板21と、底板21の端縁から起立する
両側板22及び外端板23を有し、軟質ゴムによって一
体成形されている。まくらぎ24の端部はこの弾性支承
箱25によって支持されており、かつこの弾性支承箱2
5は砂利道床10に埋設されている。また、レール20
は固定装置27によってまくらぎ24に固定され、まく
らぎ24と弾性支承箱25とは接着または、まくらぎ2
4の底部に設けたアンカーボルトによって一体的に固定
されている。
【0004】従来の軟質ゴムからなる弾性支承箱25を
用いたまくらぎの弾性支承構造にあっては、図21,図
22に示されるように経年使用により砂利道床10の砂
利10aが弾性支承箱25の軟質ゴムに喰い込み、弾性
支承箱25が本来の弾性機能を失うと共に破損するとい
う問題がある。そして、弾性支承箱25が弾性支承機能
を失えばまくらぎ24の振動による砂利道床10の砂利
10aの細石化(弾性の低下)や粉塵の発生が一層顕著
となり、さらに新しい弾性支承箱25と取替えることな
どもあって保守作業が比較的短い周期で必要となり、そ
の保守作業に手間と時間がかかるという問題がある。
用いたまくらぎの弾性支承構造にあっては、図21,図
22に示されるように経年使用により砂利道床10の砂
利10aが弾性支承箱25の軟質ゴムに喰い込み、弾性
支承箱25が本来の弾性機能を失うと共に破損するとい
う問題がある。そして、弾性支承箱25が弾性支承機能
を失えばまくらぎ24の振動による砂利道床10の砂利
10aの細石化(弾性の低下)や粉塵の発生が一層顕著
となり、さらに新しい弾性支承箱25と取替えることな
どもあって保守作業が比較的短い周期で必要となり、そ
の保守作業に手間と時間がかかるという問題がある。
【0005】つまり砂利道床によるまくらぎ24の弾性
支承機能の低下防止のため、特開平7−119105号
公報に開示されるごときタンピング装置を用いて、隙間
が詰ったバラストを突き戻すと共に、まくらぎの側方に
逃げたこのバラストをまくらぎ24の下方に詰め戻す保
守作業が一定期間経過毎行なわれている。
支承機能の低下防止のため、特開平7−119105号
公報に開示されるごときタンピング装置を用いて、隙間
が詰ったバラストを突き戻すと共に、まくらぎの側方に
逃げたこのバラストをまくらぎ24の下方に詰め戻す保
守作業が一定期間経過毎行なわれている。
【0006】前記保守作業の際、軟質ゴムからなる弾性
支承箱25であると、前記タンピング装置の振動爪の先
端がぶつかって、当該弾性支承箱25が破損してまくら
ぎの弾性支承機能が損なわれ、新しい弾性支承箱25と
取替える保守作業が必要になるという欠点がある。
支承箱25であると、前記タンピング装置の振動爪の先
端がぶつかって、当該弾性支承箱25が破損してまくら
ぎの弾性支承機能が損なわれ、新しい弾性支承箱25と
取替える保守作業が必要になるという欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
軟質ゴムからなる弾性支承箱を用いたまくらぎの弾性支
承装置によると、前記弾性支承箱が砂利の尖った角や、
タンピング装置の振動爪によって破損されやすく、その
ため弾性支承箱を取替えたり、砂利道床の砂利を詰め戻
す保守周期が短くなるという欠点があった。
軟質ゴムからなる弾性支承箱を用いたまくらぎの弾性支
承装置によると、前記弾性支承箱が砂利の尖った角や、
タンピング装置の振動爪によって破損されやすく、その
ため弾性支承箱を取替えたり、砂利道床の砂利を詰め戻
す保守周期が短くなるという欠点があった。
【0008】本発明は前記従来の欠点を改良し、弾性支
承箱の保守周期を長く伸ばすことができるまくらぎの弾
性支承装置を提供することを目的とする。
承箱の保守周期を長く伸ばすことができるまくらぎの弾
性支承装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明に係るまくらぎの弾性支承装置は、底板1
と、底板1の側縁から起立する両側板2と、底板1の外
側縁から起立する外端板3を有し、かつ高剛性材により
構成された弾性支承箱5を具備し、底板1に載置された
荷重支承用弾性パッド6によりまくらぎを支持すると共
に、両側板2に設けられたガイド孔7にまくらぎ移動規
制軸8を遊嵌させたうえ、その先端を、まくらぎの側面
に貫入固定し、前記弾性支承箱5を砂利道床10に埋設
されることを特徴とする。前記弾性支承箱5を構成する
高剛性材は、FRP、PPとガラス繊維の混合物等から
なる強化プラスチック,鉄,又は鋳物のいずれかとする
のがよい。また、前記弾性支承箱5の底板1の下面に砂
利崩れ防止用リブ11が設けるとよい。また、前記弾性
支承箱5の底板1の下面にまくらぎ長手方向の移動を阻
止する係止板12を設けるとよい。
め、本発明に係るまくらぎの弾性支承装置は、底板1
と、底板1の側縁から起立する両側板2と、底板1の外
側縁から起立する外端板3を有し、かつ高剛性材により
構成された弾性支承箱5を具備し、底板1に載置された
荷重支承用弾性パッド6によりまくらぎを支持すると共
に、両側板2に設けられたガイド孔7にまくらぎ移動規
制軸8を遊嵌させたうえ、その先端を、まくらぎの側面
に貫入固定し、前記弾性支承箱5を砂利道床10に埋設
されることを特徴とする。前記弾性支承箱5を構成する
高剛性材は、FRP、PPとガラス繊維の混合物等から
なる強化プラスチック,鉄,又は鋳物のいずれかとする
のがよい。また、前記弾性支承箱5の底板1の下面に砂
利崩れ防止用リブ11が設けるとよい。また、前記弾性
支承箱5の底板1の下面にまくらぎ長手方向の移動を阻
止する係止板12を設けるとよい。
【0010】また、前記まくらぎがコンクリートまくら
ぎ13であると共に、前記まくらぎ移動規制軸8がボル
ト18であり、当該ボルト18をコンクリート製まくら
ぎ13の側面に設けた埋込栓14の雌ねじ15にねじ込
む構成とするとよい。
ぎ13であると共に、前記まくらぎ移動規制軸8がボル
ト18であり、当該ボルト18をコンクリート製まくら
ぎ13の側面に設けた埋込栓14の雌ねじ15にねじ込
む構成とするとよい。
【0011】また、前記まくらぎが木製まくらぎである
と共に、前記まくらぎ移動規制軸が釘またはビスであ
り、当該釘またはビスを木製まくらぎの側面に打込みま
たはねじ込む構成としてもよい。
と共に、前記まくらぎ移動規制軸が釘またはビスであ
り、当該釘またはビスを木製まくらぎの側面に打込みま
たはねじ込む構成としてもよい。
【0012】
【作用】本発明によると、砂利道床10において、まく
らぎは弾性支承箱5内の荷重支承用弾性パッド6により
弾性的に支持されて振動が吸収され、また、弾性支承箱
5は高剛性材により構成されているので、砂利10aの
尖った角やタンピング装置の振動爪によって損傷するこ
とがなく、弾性支承箱5を取替える保守作業の周期が伸
びる。また、まくらぎ移動規制軸8が孔7に遊嵌してい
ることにより、荷重支承用弾性パッド6に支持されたま
くらぎの上下動が円滑であり、しかも、まくらぎが弾性
支承箱5から離脱することがない。
らぎは弾性支承箱5内の荷重支承用弾性パッド6により
弾性的に支持されて振動が吸収され、また、弾性支承箱
5は高剛性材により構成されているので、砂利10aの
尖った角やタンピング装置の振動爪によって損傷するこ
とがなく、弾性支承箱5を取替える保守作業の周期が伸
びる。また、まくらぎ移動規制軸8が孔7に遊嵌してい
ることにより、荷重支承用弾性パッド6に支持されたま
くらぎの上下動が円滑であり、しかも、まくらぎが弾性
支承箱5から離脱することがない。
【0013】また、弾性支承箱5の底板1の下面に砂利
崩れ防止用リブ11を設けることで砂利崩れが防止さ
れ、タンピング装置を用いてまくらぎ下に砂利10aを
詰め戻す保守作業の周期をさらに伸ばすことができる。
さらに、底板1に係止板12を設けることで、レールが
カーブした箇所においてまくらぎの長手方向に加わる力
をこの係止板12が有効に受け止めて弾性支承箱5のま
くらぎ長手方向のずれが確実に阻止される。
崩れ防止用リブ11を設けることで砂利崩れが防止さ
れ、タンピング装置を用いてまくらぎ下に砂利10aを
詰め戻す保守作業の周期をさらに伸ばすことができる。
さらに、底板1に係止板12を設けることで、レールが
カーブした箇所においてまくらぎの長手方向に加わる力
をこの係止板12が有効に受け止めて弾性支承箱5のま
くらぎ長手方向のずれが確実に阻止される。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図1〜図9は第1実施例を示し、各図において、ま
くらぎは砂利道床10に敷設されており、コンクリート
製のまくらぎ13の両端部(図1〜図3では一端のみ示
す)は、砂利道床10に埋設されている弾性支承箱5に
より支持されている。弾性支承箱5は高剛性材、例えば
FRPまたは、FRPとガラス繊維、あるいはPPとガ
ラス繊維とからなる強化プラスチック,鉄,鋳物などか
らなり、その形状は、平面からみて略長方形であって、
底板1と両側板2と外端板3とから構成され、上面開口
16と内端開口17(図8参照)を有している。
る。図1〜図9は第1実施例を示し、各図において、ま
くらぎは砂利道床10に敷設されており、コンクリート
製のまくらぎ13の両端部(図1〜図3では一端のみ示
す)は、砂利道床10に埋設されている弾性支承箱5に
より支持されている。弾性支承箱5は高剛性材、例えば
FRPまたは、FRPとガラス繊維、あるいはPPとガ
ラス繊維とからなる強化プラスチック,鉄,鋳物などか
らなり、その形状は、平面からみて略長方形であって、
底板1と両側板2と外端板3とから構成され、上面開口
16と内端開口17(図8参照)を有している。
【0015】また、弾性支承箱5の底板1の上面には、
所定の間隔をあけて、かつ所定高さの複数条の位置決め
突条4,4a……が弾性支承箱5の幅方向に設けられて
おり、底板1の内端縁突条1aと、第1の位置決め突条
4との間に形成される第1の区域(イ)に第1の荷重支
承用の弾性パッド6が配設される。また、第2の位置決
め突条4aと第3の位置決め突条4bとの間に形成され
る第2の区域(ロ)に第2の弾性パッド6aが配設され
る。さらに、第4の位置決め突条4cと外端板3との間
に形成される第3の区域(ハ)に第3の弾性パッド6b
が配設される。そして、弾性支承箱5の上面開口16と
内端開口17を介して前記第1,第2,第3の弾性パッ
ド6,6a,6bによりまくらぎ13が支持される。
所定の間隔をあけて、かつ所定高さの複数条の位置決め
突条4,4a……が弾性支承箱5の幅方向に設けられて
おり、底板1の内端縁突条1aと、第1の位置決め突条
4との間に形成される第1の区域(イ)に第1の荷重支
承用の弾性パッド6が配設される。また、第2の位置決
め突条4aと第3の位置決め突条4bとの間に形成され
る第2の区域(ロ)に第2の弾性パッド6aが配設され
る。さらに、第4の位置決め突条4cと外端板3との間
に形成される第3の区域(ハ)に第3の弾性パッド6b
が配設される。そして、弾性支承箱5の上面開口16と
内端開口17を介して前記第1,第2,第3の弾性パッ
ド6,6a,6bによりまくらぎ13が支持される。
【0016】前記のように複数の位置決め突条4,4a
……によって底板1上面を仕切るのは、弾性パッド6,
6a,6bが底板1上面でずれ動かず位置決めし易いよ
うにするためである。したがって、位置決め突条4,4
a……の数を増減し、または位置決め突条4,4aを設
けないで、底板1の全域に亘る大きさの弾性パッド(但
し図示せず)を配設することもできる。弾性パッド6,
6a,6bは、それが圧縮変形することで弾性機能を発
揮できるのであるから、弾性パッド6,6a,6bの周
囲には当該弾性パッド6,6a,6bの変形を許容でき
る空間が必要である。この点に関し、実施例のように複
数の弾性パッド6,6a,6bに分割し、相互間に適当
な空間を形成することで全体としての弾性パッドの弾性
を増大し、かつ弾性の大きさを任意に調整できる。
……によって底板1上面を仕切るのは、弾性パッド6,
6a,6bが底板1上面でずれ動かず位置決めし易いよ
うにするためである。したがって、位置決め突条4,4
a……の数を増減し、または位置決め突条4,4aを設
けないで、底板1の全域に亘る大きさの弾性パッド(但
し図示せず)を配設することもできる。弾性パッド6,
6a,6bは、それが圧縮変形することで弾性機能を発
揮できるのであるから、弾性パッド6,6a,6bの周
囲には当該弾性パッド6,6a,6bの変形を許容でき
る空間が必要である。この点に関し、実施例のように複
数の弾性パッド6,6a,6bに分割し、相互間に適当
な空間を形成することで全体としての弾性パッドの弾性
を増大し、かつ弾性の大きさを任意に調整できる。
【0017】さらに、各荷重支承用弾性パッド6,6
a,6bの弾性は、その断面積の大きさによっても変化
することから、まくらぎ13を介して上方からの荷重の
大きさに合わせて弾性の大きさを適正に調整すべく、本
実施例では中間に位置する弾性パッド6aにその厚み方
向に複数の透孔19が開設されている(図4,5参
照)。この透孔19の数や大きさを適切に調整すること
により前記弾性パッド6aの弾性の大きさを適正に調整
できる。
a,6bの弾性は、その断面積の大きさによっても変化
することから、まくらぎ13を介して上方からの荷重の
大きさに合わせて弾性の大きさを適正に調整すべく、本
実施例では中間に位置する弾性パッド6aにその厚み方
向に複数の透孔19が開設されている(図4,5参
照)。この透孔19の数や大きさを適切に調整すること
により前記弾性パッド6aの弾性の大きさを適正に調整
できる。
【0018】また、図示を省略するが弾性パッド6,6
a,6bの上下両面または片面に複数本の互いに平行な
溝を設けることによっても弾性パッド6,6a,6bの
弾性を増大させることができる。
a,6bの上下両面または片面に複数本の互いに平行な
溝を設けることによっても弾性パッド6,6a,6bの
弾性を増大させることができる。
【0019】前記第1,第2,第3の弾性支承パッド
6,6a,6bを介して、高剛性材からなる弾性支承箱
5内に支持されるまくらぎ13は、当該弾性支承箱5に
対して、所定の範囲で上下に移動可能に固定されること
が必要である。
6,6a,6bを介して、高剛性材からなる弾性支承箱
5内に支持されるまくらぎ13は、当該弾性支承箱5に
対して、所定の範囲で上下に移動可能に固定されること
が必要である。
【0020】このため、第1実施例では、次の固定手段
とされている。まず、コンクリート製のまくらぎ13の
端部の両側面に、雌ねじ15を有する埋込栓(インサー
ト)14が設けられており、一方、この埋込栓14と対
向する位置において、弾性支承箱5の両側板2の盛り上
げ部2aに上下方向に長い長孔からなるガイド孔7が形
成されており、このガイド孔7にまくらぎ移動規制軸8
の具体例としてのボルト18が遊嵌され、かつボルト1
8のねじ部が埋込栓14の雌ねじ15にねじ込まれてい
る。ボルト18とガイド孔7の上下方向の間隙は、弾性
パッド6,6a,6bの圧縮しろと略同じに設けられて
いる。
とされている。まず、コンクリート製のまくらぎ13の
端部の両側面に、雌ねじ15を有する埋込栓(インサー
ト)14が設けられており、一方、この埋込栓14と対
向する位置において、弾性支承箱5の両側板2の盛り上
げ部2aに上下方向に長い長孔からなるガイド孔7が形
成されており、このガイド孔7にまくらぎ移動規制軸8
の具体例としてのボルト18が遊嵌され、かつボルト1
8のねじ部が埋込栓14の雌ねじ15にねじ込まれてい
る。ボルト18とガイド孔7の上下方向の間隙は、弾性
パッド6,6a,6bの圧縮しろと略同じに設けられて
いる。
【0021】前記の構成により、弾性パッド6,6a,
6bで支持されたまくらぎ13が上方から荷重を設けた
とき、前記ガイド孔7にボルト18が遊嵌していること
により、ボルト18がガイド孔7内で上下方向に可動な
範囲においてまくらぎ13は弾性パッド6,6a,6b
の弾性により円滑に上下動してレール20の振動を吸収
する。しかも、まくらぎ13の移動範囲は、ボルト18
がガイド孔7に遊嵌していることで規制され、まくらぎ
13が弾性支承箱5内でみだりに移動したり、弾性支承
箱5から脱出するなどの不具合がない。また、弾性支承
箱5は、高剛性材で構成されているので、弾性支承箱5
がまくらぎ13からの荷重を受けて沈むときも砂利道床
10の砂利10aによって損傷することがない。
6bで支持されたまくらぎ13が上方から荷重を設けた
とき、前記ガイド孔7にボルト18が遊嵌していること
により、ボルト18がガイド孔7内で上下方向に可動な
範囲においてまくらぎ13は弾性パッド6,6a,6b
の弾性により円滑に上下動してレール20の振動を吸収
する。しかも、まくらぎ13の移動範囲は、ボルト18
がガイド孔7に遊嵌していることで規制され、まくらぎ
13が弾性支承箱5内でみだりに移動したり、弾性支承
箱5から脱出するなどの不具合がない。また、弾性支承
箱5は、高剛性材で構成されているので、弾性支承箱5
がまくらぎ13からの荷重を受けて沈むときも砂利道床
10の砂利10aによって損傷することがない。
【0022】図10〜図13に第2実施例に係るまくら
ぎの弾性支承装置を示す。第1実施例では弾性支承箱5
の底板1の下面が平坦面であったが、この第2実施例で
は、底板1の下面に砂利崩れ防止用リブ11が付形され
ている。この砂利崩れ防止用リブ11の深さや、底面形
状は任意でよいが、実施例では、前記リブ11は格子状
に形成されている。その他の構成は第1実施例と同じで
ある。
ぎの弾性支承装置を示す。第1実施例では弾性支承箱5
の底板1の下面が平坦面であったが、この第2実施例で
は、底板1の下面に砂利崩れ防止用リブ11が付形され
ている。この砂利崩れ防止用リブ11の深さや、底面形
状は任意でよいが、実施例では、前記リブ11は格子状
に形成されている。その他の構成は第1実施例と同じで
ある。
【0023】したがって、第2実施例によると、弾性支
承箱5aを砂利道床10に埋設したとき、図10に示さ
れるように砂利10aは格子状の砂利崩れ防止用リブ1
1で囲まれた区域に入り込むことで、砂利が弾性支承箱
5aの下方から両側方向に逃れる砂利崩れが防止され、
砂利10aを再び弾性支承箱5aの下方に突き戻す保守
作業の周期を一層伸ばすことができる。
承箱5aを砂利道床10に埋設したとき、図10に示さ
れるように砂利10aは格子状の砂利崩れ防止用リブ1
1で囲まれた区域に入り込むことで、砂利が弾性支承箱
5aの下方から両側方向に逃れる砂利崩れが防止され、
砂利10aを再び弾性支承箱5aの下方に突き戻す保守
作業の周期を一層伸ばすことができる。
【0024】図16〜図18は第3実施例に係るまくら
ぎの弾性支承装置を示す。この第3実施例では、弾性支
承箱5bの底板1の外端縁から下方に向けて係止板12
が突設されている。また、係止板12の内側面と底板1
の下面との間には、係止板12が側面方向の力を受けた
ときにこれを補強するための補強リブ26が設けられて
いる。他の構成は第1実施例の弾性支承箱5と同じであ
る。
ぎの弾性支承装置を示す。この第3実施例では、弾性支
承箱5bの底板1の外端縁から下方に向けて係止板12
が突設されている。また、係止板12の内側面と底板1
の下面との間には、係止板12が側面方向の力を受けた
ときにこれを補強するための補強リブ26が設けられて
いる。他の構成は第1実施例の弾性支承箱5と同じであ
る。
【0025】第3実施例に係る弾性支承箱5bは、レー
ル20がカーブしている箇所に設置するに適している。
すなわち、レールがカーブした箇所では、レール上を走
行する列車の遠心力により、まくらぎ13には、その長
手方向に力が作用するが、前記係止板12が砂利道床1
0に喰い込んでいることにより、まくらぎ13の長手方
向の移動を確実に阻止することができる。したがって、
レールがカーブしている箇所のまくらぎ支承用に第3実
施例の弾性支承箱5bを使用すると有効である。
ル20がカーブしている箇所に設置するに適している。
すなわち、レールがカーブした箇所では、レール上を走
行する列車の遠心力により、まくらぎ13には、その長
手方向に力が作用するが、前記係止板12が砂利道床1
0に喰い込んでいることにより、まくらぎ13の長手方
向の移動を確実に阻止することができる。したがって、
レールがカーブしている箇所のまくらぎ支承用に第3実
施例の弾性支承箱5bを使用すると有効である。
【0026】図19〜図20は第4実施例に係るまくら
ぎの弾性支承装置を示す。この第4実施例に係る弾性支
承箱5cは、第2実施例と第3実施例の各弾性支承箱5
a,5bを組合わせた構成とされている。すなわち第4
実施例の弾性支承箱5cは底板1の裏面に格子状配置の
砂利崩れ防止用リブ11を有すると共に、底板1の外端
縁から下方に向けて補強リブ26を有する係止板12が
突設されている。
ぎの弾性支承装置を示す。この第4実施例に係る弾性支
承箱5cは、第2実施例と第3実施例の各弾性支承箱5
a,5bを組合わせた構成とされている。すなわち第4
実施例の弾性支承箱5cは底板1の裏面に格子状配置の
砂利崩れ防止用リブ11を有すると共に、底板1の外端
縁から下方に向けて補強リブ26を有する係止板12が
突設されている。
【0027】したがって、第4実施例によると、第2実
施例と第3実施例の効果が相乗される。すなわち、底板
1の外端の係止板12が砂利道床10に喰い込むことで
弾性支承箱5cのまくらぎ長手方向の移動が確実に阻止
されると共に、砂利崩れ防止用リブ11の存在により砂
利道床10の砂利10aの崩れが防止され、この弾性支
承箱5cはレールのカーブした箇所に設置するのに適
し、かつまくらぎ13の下方から側方に逃げた砂利10
aをまくらぎ13の下方に突き戻す保守作業の周期を伸
ばすことができる。
施例と第3実施例の効果が相乗される。すなわち、底板
1の外端の係止板12が砂利道床10に喰い込むことで
弾性支承箱5cのまくらぎ長手方向の移動が確実に阻止
されると共に、砂利崩れ防止用リブ11の存在により砂
利道床10の砂利10aの崩れが防止され、この弾性支
承箱5cはレールのカーブした箇所に設置するのに適
し、かつまくらぎ13の下方から側方に逃げた砂利10
aをまくらぎ13の下方に突き戻す保守作業の周期を伸
ばすことができる。
【0028】なお、弾性支承箱5,5a,5b,5cで
支持されるまくらぎは、コンクリートまくらぎに限らず
木製のまくらぎでもよい。その場合は、木製まくらぎを
弾性支承箱5,5a,5b,5cに上下動可能に固定す
る手段として、実施例における埋込栓14とボルト18
に代えて、所定長の釘をガイド孔7に遊嵌したうえ木製
まくらぎの側面に打込み、またはビスをガイド孔7に遊
嵌したうえ、木製まくらぎの側面にねじ込むとよいもの
である(但し、いずれも図示せず)。
支持されるまくらぎは、コンクリートまくらぎに限らず
木製のまくらぎでもよい。その場合は、木製まくらぎを
弾性支承箱5,5a,5b,5cに上下動可能に固定す
る手段として、実施例における埋込栓14とボルト18
に代えて、所定長の釘をガイド孔7に遊嵌したうえ木製
まくらぎの側面に打込み、またはビスをガイド孔7に遊
嵌したうえ、木製まくらぎの側面にねじ込むとよいもの
である(但し、いずれも図示せず)。
【0029】
【発明の効果】本発明によると、砂利道床10におい
て、まくらぎは弾性支承箱5により弾性的に支持されて
その振動が吸収される。しかも、弾性支承箱5は高剛性
材により構成されているので、砂利10aの尖った角
や、保守作業時のタンピング装置の振動爪によって損傷
することがなく、よって、弾性支承箱5を取替えるなど
の保守作業の周期を伸ばすことができるというすぐれた
効果がある。また、まくらぎ移動規制軸8が弾性支承箱
5のガイド孔7に遊嵌していることにより、荷重支承用
弾性パッド6に支持されるまくらぎの上下動が円滑に行
なわれ、しかも、まくらぎが弾性支承箱5から離脱する
不具合がない。また、弾性支承箱5aの底板1の下面に
砂利崩れ防止用リブ11を設けることで砂利崩れが防止
され、タンピング装置を用いてまくらぎ下に砂利10a
を詰め戻す保守作業の周期を伸ばすことができて経済的
である。さらに、底板1に係止板12を設けることで、
レールがカーブした箇所においてまくらぎの長手方向に
加わる力をこの係止板12が有効に受け止めて、弾性支
承箱5cのまくらぎ長手方向のずれが確実に阻止され、
このレールのカーブ箇所における保守作業の周期を伸ば
すことができて経済的である。
て、まくらぎは弾性支承箱5により弾性的に支持されて
その振動が吸収される。しかも、弾性支承箱5は高剛性
材により構成されているので、砂利10aの尖った角
や、保守作業時のタンピング装置の振動爪によって損傷
することがなく、よって、弾性支承箱5を取替えるなど
の保守作業の周期を伸ばすことができるというすぐれた
効果がある。また、まくらぎ移動規制軸8が弾性支承箱
5のガイド孔7に遊嵌していることにより、荷重支承用
弾性パッド6に支持されるまくらぎの上下動が円滑に行
なわれ、しかも、まくらぎが弾性支承箱5から離脱する
不具合がない。また、弾性支承箱5aの底板1の下面に
砂利崩れ防止用リブ11を設けることで砂利崩れが防止
され、タンピング装置を用いてまくらぎ下に砂利10a
を詰め戻す保守作業の周期を伸ばすことができて経済的
である。さらに、底板1に係止板12を設けることで、
レールがカーブした箇所においてまくらぎの長手方向に
加わる力をこの係止板12が有効に受け止めて、弾性支
承箱5cのまくらぎ長手方向のずれが確実に阻止され、
このレールのカーブ箇所における保守作業の周期を伸ば
すことができて経済的である。
【図1】第1実施例に係るまくらぎの弾性支承装置の側
面図である。
面図である。
【図2】図1のAーA線断面図である。
【図3】図1の一部破断平面図である。
【図4】荷重支承用弾性パッドの平面図である。
【図5】図4のBーB線断面図である。
【図6】荷重支承用弾性パッドの平面図である。
【図7】図6のCーC線断面図である。
【図8】弾性支承箱の斜視図である。
【図9】図8の左側面図である。
【図10】第2実施例に係るまくらぎの弾性支承装置の
側面図である。
側面図である。
【図11】図10のDーD線断面図である。
【図12】図10の弾性支承箱の左側面図である。
【図13】弾性支承箱の縦断面図である。
【図14】弾性支承箱の底面図である。
【図15】弾性支承箱の平面図である。
【図16】第3実施例に係るまくらぎの弾性支承装置の
側面図である。
側面図である。
【図17】図16のEーE線断面図である。
【図18】弾性支承箱の斜視図である。
【図19】第4実施例に係るまくらぎの弾性支承装置の
側面図である。
側面図である。
【図20】図19のFーF線断面図である。
【図21】従来のまくらぎの弾性支承装置の縦断側面図
である。
である。
【図22】図21のGーG線断面図である。
1 底板 2 両側板 3 外端板 4 位置決め用突条 5 弾性支承箱 6 荷重支承用弾性パッド 7 ガイド孔 8 まくらぎ移動規制軸 10 砂利道床 10a 砂利 11 砂利崩れ防止用リブ 12 係止板 13 コンクリート製のまくらぎ 14 埋込栓 15 雌ねじ 16 上面開口 17 内端開口 18 ボルト 19 透孔 20 レール 21 底板 22 両側板 23 外端板 24 まくらぎ 25 弾性支承箱 26 補強リブ 27 固定装置 イ 第1の区域 ロ 第2の区域 ハ 第3の区域
Claims (6)
- 【請求項1】 底板1と、底板1の側縁から起立する両
側板2と、底板1の外側縁から起立する外端板3を有
し、かつ高剛性材により構成された弾性支承箱5を具備
し、前記底板1に載置された荷重支承用弾性パッド6に
よりまくらぎを支持すると共に、両側板2に設けられた
ガイド孔7にまくらぎ移動規制軸8を遊嵌させたうえ、
その先端を、まくらぎの側面に貫入固定し、前記弾性支
承箱5を砂利道床10に埋設したことを特徴とするまく
らぎの弾性支承装置。 - 【請求項2】 前記弾性支承箱5を構成する高剛性材
は、FRP、PPとガラス繊維の混合物等からなる強化
プラスチック、鉄または鋳物のいずれかである請求項1
に記載のまくらぎの弾性支承装置。 - 【請求項3】 前記弾性支承箱5の底板1の下面に砂利
崩れ防止用リブ11が設けられている請求項1または2
に記載のまくらぎの弾性支承装置。 - 【請求項4】 前記弾性支承箱5の底板1の下面にまく
らぎ長手方向の移動を阻止する係止板12が設けられて
いる請求項1から3のいずれかに記載のまくらぎの弾性
支承装置。 - 【請求項5】 前記まくらぎがコンクリートまくらぎ1
3であると共に、前記まくらぎ移動規制軸8がボルト1
8であり、当該ボルト18をコンクリートまくらぎ13
の側面に設けた埋込栓14の雌ねじ15にねじ込んであ
る請求項1から4のいずれかに記載のまくらぎの弾性支
承装置。 - 【請求項6】 前記まくらぎが木製まくらぎであると共
に、前記まくらぎ移動規制軸8が釘またはビスであり、
当該釘またはビスを木製まくらぎの側面に打込みまたは
ねじ込んである請求項1から4のいずれかに記載のまく
らぎの弾性支承装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167852A JP2862812B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | まくらぎの弾性支承装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7167852A JP2862812B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | まくらぎの弾性支承装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08338001A JPH08338001A (ja) | 1996-12-24 |
JP2862812B2 true JP2862812B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=15857291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7167852A Expired - Lifetime JP2862812B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | まくらぎの弾性支承装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862812B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT503772B1 (de) * | 2006-05-19 | 2008-06-15 | Getzner Werkstoffe Holding Gmbh | Weiche für eine gleisanlage für schienenfahrzeuge |
BE1020231A3 (nl) * | 2011-10-21 | 2013-06-04 | Cdm Nv | Elastische zool en dwarsligger waarop spoorstaven rusten op een ballastbed. |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP7167852A patent/JP2862812B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08338001A (ja) | 1996-12-24 |
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