JP2862189B2 - 高温熱処理用治具 - Google Patents
高温熱処理用治具Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高温熱処理用、特に
各種のセラミックスを焼結する際に用いる治具に関し、
さらに詳しくは、高温強度に優れ、セラミックスが付着
しにくく、また変色や色むらの発生しにくい高温熱処理
用治具に関する。
各種のセラミックスを焼結する際に用いる治具に関し、
さらに詳しくは、高温強度に優れ、セラミックスが付着
しにくく、また変色や色むらの発生しにくい高温熱処理
用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高温熱処理用治具としては、一般
に耐熱材料であるモリブデンまたはモリブデン合金製の
板材が用いられている。この板材は一般に次のようにし
て製造されていた。すなわち、まずモリブデン粉末を焼
結したインゴットに高温下で鍛造、圧延などの熱間加工
を施して板材とする。この板材をそのまま治具として実
用に供するか、またはこの板材に二次再結晶温度以下の
温度、通常は800〜1200℃の温度域で加工歪みを
除去する焼鈍を施したのち二次成形加工を施してから実
用に供されている。
に耐熱材料であるモリブデンまたはモリブデン合金製の
板材が用いられている。この板材は一般に次のようにし
て製造されていた。すなわち、まずモリブデン粉末を焼
結したインゴットに高温下で鍛造、圧延などの熱間加工
を施して板材とする。この板材をそのまま治具として実
用に供するか、またはこの板材に二次再結晶温度以下の
温度、通常は800〜1200℃の温度域で加工歪みを
除去する焼鈍を施したのち二次成形加工を施してから実
用に供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の高温熱処理用モリブデン治具は、セラミックスの
焼結中(たとえば、焼結温度1500〜2000℃)に
焼結用部品とモリブデン治具の変色や色むらなどが起こ
り、更には焼結用部品が治具と付着してしまう場合があ
った。
従来の高温熱処理用モリブデン治具は、セラミックスの
焼結中(たとえば、焼結温度1500〜2000℃)に
焼結用部品とモリブデン治具の変色や色むらなどが起こ
り、更には焼結用部品が治具と付着してしまう場合があ
った。
【0004】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、従来の高温熱処理用治具の欠点を解消
し、高温での熱処理中に変色や色むらを生ずることがな
く、更に被熱処理部材と治具との付着が起こりにくい高
温熱処理用治具を提供することを目的とする。
なされたもので、従来の高温熱処理用治具の欠点を解消
し、高温での熱処理中に変色や色むらを生ずることがな
く、更に被熱処理部材と治具との付着が起こりにくい高
温熱処理用治具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明者は、熱処理中にお
ける治具とセラミックスとの付着および変色や色むら
は、種々の調査の結果、高温熱処理中に敷板中へ被熱処
理部材の元素が拡散することによって生ずることを見出
し、これを防止するためには拡散しにくいバリヤーを設
ければ非常に有効であることが判明した。そこで各種元
素を調査した結果、タングステン中への拡散は、元素に
より差はあるものの、たとえばモリブデン中への拡散に
比べ約1/1000程度であり、タングステンは耐熱性
も十分であることから、耐熱性基材表面にタングステン
層を設ければ、この発明の目的達成に非常に有効である
ことを見出し、この発明を完成した。
ける治具とセラミックスとの付着および変色や色むら
は、種々の調査の結果、高温熱処理中に敷板中へ被熱処
理部材の元素が拡散することによって生ずることを見出
し、これを防止するためには拡散しにくいバリヤーを設
ければ非常に有効であることが判明した。そこで各種元
素を調査した結果、タングステン中への拡散は、元素に
より差はあるものの、たとえばモリブデン中への拡散に
比べ約1/1000程度であり、タングステンは耐熱性
も十分であることから、耐熱性基材表面にタングステン
層を設ければ、この発明の目的達成に非常に有効である
ことを見出し、この発明を完成した。
【0006】すなわち、この発明の高温熱処理用治具
は、耐熱性基材表面にタングステン層またはタングステ
ン合金層を形成したことを特徴とするものである。この
発明の好ましい態様において、耐熱性基材がモリブデン
からなるものとすることができる。
は、耐熱性基材表面にタングステン層またはタングステ
ン合金層を形成したことを特徴とするものである。この
発明の好ましい態様において、耐熱性基材がモリブデン
からなるものとすることができる。
【0007】この発明の高温熱処理用モリブデン治具の
製造法の一例としては、モリブデン基材上にタングステ
ン粉末または酸化タングステン(W‐BlueOxide)粉末
を載せ、1700℃以上の温度で焼鈍を行うことによ
り、モリブデン基材上にタングステン層を形成すること
を特徴とするものである。
製造法の一例としては、モリブデン基材上にタングステ
ン粉末または酸化タングステン(W‐BlueOxide)粉末
を載せ、1700℃以上の温度で焼鈍を行うことによ
り、モリブデン基材上にタングステン層を形成すること
を特徴とするものである。
【0008】この発明の高温熱処理用モリブデン治具の
他の製造法は、タングステン粉末または酸化タングステ
ン(W‐Blue Oxide)粉末を溶剤に溶かしペースト状に
してモリブデン基材上に塗布し、1700℃以上の温度
で焼鈍を行うことにより、モリブデン基材上にタングス
テン層を形成することを特徴とするものである。
他の製造法は、タングステン粉末または酸化タングステ
ン(W‐Blue Oxide)粉末を溶剤に溶かしペースト状に
してモリブデン基材上に塗布し、1700℃以上の温度
で焼鈍を行うことにより、モリブデン基材上にタングス
テン層を形成することを特徴とするものである。
【0009】この発明の高温熱処理用モリブデン治具の
さらに他の製造法は、モリブデン基材上にタングステン
の塩溶液を塗布し、1700℃以上の温度で焼鈍を行う
ことにより、モリブデン基材上にタングステン層を形成
することを特徴とするものである。
さらに他の製造法は、モリブデン基材上にタングステン
の塩溶液を塗布し、1700℃以上の温度で焼鈍を行う
ことにより、モリブデン基材上にタングステン層を形成
することを特徴とするものである。
【0010】この発明の高温熱処理用モリブデン治具の
さらに他の製造法は、モリブデン基材上にタングステン
板またはタングステン合金板を接触させ、1700℃以
上の温度で焼鈍を行うことにより、モリブデン基材上に
タングステン層を形成することを特徴とするものであ
る。
さらに他の製造法は、モリブデン基材上にタングステン
板またはタングステン合金板を接触させ、1700℃以
上の温度で焼鈍を行うことにより、モリブデン基材上に
タングステン層を形成することを特徴とするものであ
る。
【0011】この発明の高温熱処理用モリブデン治具の
さらに他の製造法は、CVD法またはPVD法によりモ
リブデン基材上にタングステンの被膜を形成することを
特徴とするものである。
さらに他の製造法は、CVD法またはPVD法によりモ
リブデン基材上にタングステンの被膜を形成することを
特徴とするものである。
【0012】この発明の高温熱処理用モリブデン治具の
さらに他の製造方法は、モリブデン基材上にタングステ
ン導電層を有するセラミックス基板を置いて最初に焼成
し、導電層のタングステンをモリブデン基材に飛着拡散
させることにより、モリブデン基材上にタングステンの
被膜を形成することを特徴とするものである。
さらに他の製造方法は、モリブデン基材上にタングステ
ン導電層を有するセラミックス基板を置いて最初に焼成
し、導電層のタングステンをモリブデン基材に飛着拡散
させることにより、モリブデン基材上にタングステンの
被膜を形成することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】この発明の高温熱処理用治具は、耐熱性基材表
面にタングステン層またはタングステン合金層を形成し
たものである。
面にタングステン層またはタングステン合金層を形成し
たものである。
【0014】耐熱性基材としてはモリブデン、アルミナ
等のセラミックス、サーメットなどからなるものを用い
ることができるが、耐変形性、加工性、コストなどの点
でモリブデンからなるものが好ましい。たとえばモリブ
デン基材の構成材料としては、従来使用されている高温
熱処理用モリブデン材料、たとえばAl、Si、Kの一
種または二種以上が含まれたドープモリブデン材料を使
用することができる。また純モリブデンでもよい。ここ
でドープモリブデン材料を使用する場合は、このドープ
モリブデンの焼結体を熱間加工し、加工のまま或いは再
結晶温度以下、通常は800〜1200℃で歪み取り焼
鈍を行った後、二次成形加工を施したもの、或いはさら
に再結晶温度より高い温度(たとえば再結晶温度よりも
100℃高い温度から2200℃までの温度)での加熱
処理を施したものをモリブデン基材として使用できる。
等のセラミックス、サーメットなどからなるものを用い
ることができるが、耐変形性、加工性、コストなどの点
でモリブデンからなるものが好ましい。たとえばモリブ
デン基材の構成材料としては、従来使用されている高温
熱処理用モリブデン材料、たとえばAl、Si、Kの一
種または二種以上が含まれたドープモリブデン材料を使
用することができる。また純モリブデンでもよい。ここ
でドープモリブデン材料を使用する場合は、このドープ
モリブデンの焼結体を熱間加工し、加工のまま或いは再
結晶温度以下、通常は800〜1200℃で歪み取り焼
鈍を行った後、二次成形加工を施したもの、或いはさら
に再結晶温度より高い温度(たとえば再結晶温度よりも
100℃高い温度から2200℃までの温度)での加熱
処理を施したものをモリブデン基材として使用できる。
【0015】このような耐熱性基材表面にタングステン
層またはタングステン合金層を形成することにより、こ
のタングステン層またはタングステン合金層が熱処理中
に被熱処理部材の元素の耐熱性基材中への拡散を防止す
るバリヤーの役目をなす。たとえば高温熱処理中におけ
る各種元素のMoとWベース材に対する拡散係数を比較
すると、たとえば温度1700℃において、Feの拡散
係数は、Moベース材に対しては1.33×10-14 m
2 /s、Wベース材に対しては5.37×10-19 m2
/s、Nbの拡散係数は、Moベース材に対しては2.
09×10-15 m2 /s、Wベース材に対しては2.4
1×10-19m2 /s、Reの拡散係数は、Moベース
材に対しては4.23×10-16 m2 /s、Wベース材
に対しては7.15×10-19 m2 /s、Uの拡散係数
は、Moベース材に対しては3.23×10-15 m2 /
s、Wベース材に対しては9.39×10-19 m2 /s
である。拡散元素の種類により差はあるものの、Mo中
への拡散に比べW中への拡散は極めて小さい。他の耐熱
性基材(Taなど)についてもほぼ同様である。従っ
て、耐熱性基材表面にタングステン層またはタングステ
ン合金層を形成すれば、被熱処理部材の元素の耐熱性基
材中への拡散が防止され、その結果治具と被熱処理部材
の変色や色むらの発生が防止され、また治具と被熱処理
部材との付着を防止することができる。さらに、タング
ステンは耐熱性も十分であり高温強度に優れているので
治具の寿命を長く保つことができる。
層またはタングステン合金層を形成することにより、こ
のタングステン層またはタングステン合金層が熱処理中
に被熱処理部材の元素の耐熱性基材中への拡散を防止す
るバリヤーの役目をなす。たとえば高温熱処理中におけ
る各種元素のMoとWベース材に対する拡散係数を比較
すると、たとえば温度1700℃において、Feの拡散
係数は、Moベース材に対しては1.33×10-14 m
2 /s、Wベース材に対しては5.37×10-19 m2
/s、Nbの拡散係数は、Moベース材に対しては2.
09×10-15 m2 /s、Wベース材に対しては2.4
1×10-19m2 /s、Reの拡散係数は、Moベース
材に対しては4.23×10-16 m2 /s、Wベース材
に対しては7.15×10-19 m2 /s、Uの拡散係数
は、Moベース材に対しては3.23×10-15 m2 /
s、Wベース材に対しては9.39×10-19 m2 /s
である。拡散元素の種類により差はあるものの、Mo中
への拡散に比べW中への拡散は極めて小さい。他の耐熱
性基材(Taなど)についてもほぼ同様である。従っ
て、耐熱性基材表面にタングステン層またはタングステ
ン合金層を形成すれば、被熱処理部材の元素の耐熱性基
材中への拡散が防止され、その結果治具と被熱処理部材
の変色や色むらの発生が防止され、また治具と被熱処理
部材との付着を防止することができる。さらに、タング
ステンは耐熱性も十分であり高温強度に優れているので
治具の寿命を長く保つことができる。
【0016】本発明においてタングステン合金層の一例
としてはレニウム‐タングステン合金などがある。
としてはレニウム‐タングステン合金などがある。
【0017】耐熱性基材表面に形成されるタングステン
層またはタングステン合金層の厚さは、0.2μm以
上、好ましくは0.5μm以上である。0.2μm未満
では、層を設けたことによる十分なバリヤー効果が得ら
れない。層の厚さの上限は特に限定されるわけではない
が、あまり厚いと層の形成に要する熱処理時間が長くな
るなどのため、20μm程度までが好ましい。
層またはタングステン合金層の厚さは、0.2μm以
上、好ましくは0.5μm以上である。0.2μm未満
では、層を設けたことによる十分なバリヤー効果が得ら
れない。層の厚さの上限は特に限定されるわけではない
が、あまり厚いと層の形成に要する熱処理時間が長くな
るなどのため、20μm程度までが好ましい。
【0018】製造法 (1) 本発明によるモリブデン基材上へのタングステン
層の形成法は、モリブデン基材上にタングステン粉末ま
たは酸化タングステン粉末を載せ、1700℃以上の温
度で焼鈍を行う方法である。
層の形成法は、モリブデン基材上にタングステン粉末ま
たは酸化タングステン粉末を載せ、1700℃以上の温
度で焼鈍を行う方法である。
【0019】ここで用いるタングステン粉末または酸化
タングステン粉末の平均粒径は、0.4〜5μm程度、
熱処理温度は、1700℃以上2200℃まで、好まし
くは1800℃以上2000℃までである。熱処理温度
が1700℃未満では焼結に時間がかかるため長時間保
持しなくてはならない。一方、2200℃を超えると炉
の寿命が著しく短くなり経済的でない。熱処理時間は、
1〜10時間程度である。熱処理雰囲気は、水素または
湿水素雰囲気などの還元性雰囲気が好ましい。この熱処
理によって形成されるタングステン層の厚さは、熱処理
温度、熱処理時間などの条件によって異なるが、たとえ
ば、1800℃×8時間の熱処理により約1μmのタン
グステン層が形成される。
タングステン粉末の平均粒径は、0.4〜5μm程度、
熱処理温度は、1700℃以上2200℃まで、好まし
くは1800℃以上2000℃までである。熱処理温度
が1700℃未満では焼結に時間がかかるため長時間保
持しなくてはならない。一方、2200℃を超えると炉
の寿命が著しく短くなり経済的でない。熱処理時間は、
1〜10時間程度である。熱処理雰囲気は、水素または
湿水素雰囲気などの還元性雰囲気が好ましい。この熱処
理によって形成されるタングステン層の厚さは、熱処理
温度、熱処理時間などの条件によって異なるが、たとえ
ば、1800℃×8時間の熱処理により約1μmのタン
グステン層が形成される。
【0020】(2) 本発明によるモリブデン基材上への
タングステン層の他の形成法は、タングステン粉末また
は酸化タングステン粉末を溶剤に溶かしペースト状にし
てモリブデン基材上に塗布し、1700℃以上の温度で
焼鈍を行う方法である。
タングステン層の他の形成法は、タングステン粉末また
は酸化タングステン粉末を溶剤に溶かしペースト状にし
てモリブデン基材上に塗布し、1700℃以上の温度で
焼鈍を行う方法である。
【0021】ここで使用するタングステン粉末または酸
化タングステン粉末の平均粒径は、前記と同様である。
ペーストを形成するために使用する溶剤としては、たと
えば、メチルセルロース系バインダー、エタノール、ア
セトン、水などがある。モリブデン基材上へのペースト
の塗布は、たとえば刷毛、スプレー塗布などを用いて行
う。このようにしてモリブデン基材上にペーストを塗布
し、400℃程度で溶剤を熱分解した後、1700℃以
上の温度で焼鈍する。焼鈍時の熱処理条件(温度、時
間、雰囲気)は、前記と同様である。この熱処理によっ
て形成されるタングステン層の厚さは、熱処理温度、熱
処理時間などの条件によって異なるが、たとえば、18
00℃×8時間の熱処理により約0.8μmのタングス
テン層が形成される。
化タングステン粉末の平均粒径は、前記と同様である。
ペーストを形成するために使用する溶剤としては、たと
えば、メチルセルロース系バインダー、エタノール、ア
セトン、水などがある。モリブデン基材上へのペースト
の塗布は、たとえば刷毛、スプレー塗布などを用いて行
う。このようにしてモリブデン基材上にペーストを塗布
し、400℃程度で溶剤を熱分解した後、1700℃以
上の温度で焼鈍する。焼鈍時の熱処理条件(温度、時
間、雰囲気)は、前記と同様である。この熱処理によっ
て形成されるタングステン層の厚さは、熱処理温度、熱
処理時間などの条件によって異なるが、たとえば、18
00℃×8時間の熱処理により約0.8μmのタングス
テン層が形成される。
【0022】(3) 本発明によるモリブデン基材上への
タングステン層の他の形成法は、モリブデン基材上にタ
ングステンの塩溶液を塗布し、1700℃以上の温度で
焼鈍を行う方法である。
タングステン層の他の形成法は、モリブデン基材上にタ
ングステンの塩溶液を塗布し、1700℃以上の温度で
焼鈍を行う方法である。
【0023】ここで使用するタングステンの塩溶液とし
ては、たとえば、タングステン酸アンモニア溶液、タン
グステン酸ナトリウム溶液、タングステン酸溶液などが
ある。モリブデン基材上にタングステンの塩溶液を塗布
し、400℃程度で溶媒を熱分解した後、1700℃以
上の温度で焼鈍する。焼鈍時の熱処理条件(温度、時
間、雰囲気)は、前記と同様である。この熱処理によっ
て形成されるタングステン層の厚さは、熱処理温度、熱
処理時間などの条件によって異なるが、たとえば、18
00℃×8時間の熱処理により約1.1μmのタングス
テン層が形成される。
ては、たとえば、タングステン酸アンモニア溶液、タン
グステン酸ナトリウム溶液、タングステン酸溶液などが
ある。モリブデン基材上にタングステンの塩溶液を塗布
し、400℃程度で溶媒を熱分解した後、1700℃以
上の温度で焼鈍する。焼鈍時の熱処理条件(温度、時
間、雰囲気)は、前記と同様である。この熱処理によっ
て形成されるタングステン層の厚さは、熱処理温度、熱
処理時間などの条件によって異なるが、たとえば、18
00℃×8時間の熱処理により約1.1μmのタングス
テン層が形成される。
【0024】(4) 本発明によるモリブデン基材上への
タングステン層の他の形成法は、モリブデン基材上にタ
ングステン板またはタングステン合金板を接触させ、1
700℃以上の温度で焼鈍を行う方法である。
タングステン層の他の形成法は、モリブデン基材上にタ
ングステン板またはタングステン合金板を接触させ、1
700℃以上の温度で焼鈍を行う方法である。
【0025】厚さ0.1〜10mm程度のタングステン
板またはタングステン合金板をモリブデン基材上に載
せ、またはモリブデン基材の間に挟んで熱処理し、拡散
によってモリブデン基材表面にタングステン層またはタ
ングステン合金層を形成させる。ここで使用できるタン
グステン合金としては、レニウム‐タングステン合金な
どがある。焼鈍時の熱処理条件(温度、時間、雰囲気)
は、前記と同様である。この熱処理によって形成される
タングステン層の厚さは、熱処理温度、熱処理時間など
の条件によって異なるが、たとえば、1800℃×3時
間の熱処理により約0.3〜0.5μmのタングステン
層が形成される。
板またはタングステン合金板をモリブデン基材上に載
せ、またはモリブデン基材の間に挟んで熱処理し、拡散
によってモリブデン基材表面にタングステン層またはタ
ングステン合金層を形成させる。ここで使用できるタン
グステン合金としては、レニウム‐タングステン合金な
どがある。焼鈍時の熱処理条件(温度、時間、雰囲気)
は、前記と同様である。この熱処理によって形成される
タングステン層の厚さは、熱処理温度、熱処理時間など
の条件によって異なるが、たとえば、1800℃×3時
間の熱処理により約0.3〜0.5μmのタングステン
層が形成される。
【0026】(5) 本発明によるモリブデン基材上への
タングステン層の他の形成法は、CVD法またはPVD
法によりモリブデン基材上にタングステンの被膜を形成
する方法である。
タングステン層の他の形成法は、CVD法またはPVD
法によりモリブデン基材上にタングステンの被膜を形成
する方法である。
【0027】CVD法は、高温のモリブデン基材上に反
応性のガスを流し、基材上にタングステンの固体層を析
出させる方法で、その処理条件として、基材の温度は9
00〜1100℃程度、反応性ガスとしては六フッ化タ
ングステン、H2 またはH2 +N2 ガスなどがある。P
VD法は、真空または低圧気体中でモリブデン基材上に
タングステンを蒸着或いはスパッタさせる方法で、真空
蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング法などが
あり、いずれの方法を用いることもできるが、イオンプ
レーティング法が好ましい。これらのCVD法またはP
VD法により0.2〜20μm程度のタングステンの膜
が形成される。
応性のガスを流し、基材上にタングステンの固体層を析
出させる方法で、その処理条件として、基材の温度は9
00〜1100℃程度、反応性ガスとしては六フッ化タ
ングステン、H2 またはH2 +N2 ガスなどがある。P
VD法は、真空または低圧気体中でモリブデン基材上に
タングステンを蒸着或いはスパッタさせる方法で、真空
蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング法などが
あり、いずれの方法を用いることもできるが、イオンプ
レーティング法が好ましい。これらのCVD法またはP
VD法により0.2〜20μm程度のタングステンの膜
が形成される。
【0028】(6) 本発明によるモリブデン基材上への
タングステン層の他の形成法は、モリブデン基材上にW
導電層を有するセラミックス基板(例えばAl2 O3 、
AlN等)を置いて、最初に焼成(例えば1100〜1
800℃で)し、導電層のWをモリブデン基材に飛着拡
散形成させる方法である。
タングステン層の他の形成法は、モリブデン基材上にW
導電層を有するセラミックス基板(例えばAl2 O3 、
AlN等)を置いて、最初に焼成(例えば1100〜1
800℃で)し、導電層のWをモリブデン基材に飛着拡
散形成させる方法である。
【0029】セラミックス基板の導電層としては、モリ
ブデン、タンタル、タングステン等と種々あるが、タン
グステンを有するセラミックス基板を用いて焼成するこ
とにより、モリブデン基材上にタングステン層を形成す
ることができる。この熱処理によって形成されるタング
ステン層の厚さは熱処理温度、熱処理時間、セラミック
ス基板の大きさおよび数などの条件によって異なるが、
例えばW導電層を有する130×130mmのAl2 O
3 基板を1枚用い、1800℃×3時間の熱処理により
約0.3〜0.5μmのタングステン層が形成される。
この方法は、従来モリブデン板を使用していた使用者に
とって特別な装置の必要がなく、非常に有用である。即
ち、モリブデン治具使用の際、最初にタングステン導電
層を有するセラミックス基板を焼成し、故意にW層を形
成させればよいのである。
ブデン、タンタル、タングステン等と種々あるが、タン
グステンを有するセラミックス基板を用いて焼成するこ
とにより、モリブデン基材上にタングステン層を形成す
ることができる。この熱処理によって形成されるタング
ステン層の厚さは熱処理温度、熱処理時間、セラミック
ス基板の大きさおよび数などの条件によって異なるが、
例えばW導電層を有する130×130mmのAl2 O
3 基板を1枚用い、1800℃×3時間の熱処理により
約0.3〜0.5μmのタングステン層が形成される。
この方法は、従来モリブデン板を使用していた使用者に
とって特別な装置の必要がなく、非常に有用である。即
ち、モリブデン治具使用の際、最初にタングステン導電
層を有するセラミックス基板を焼成し、故意にW層を形
成させればよいのである。
【0030】本発明の製造法の一例に関して、主にタン
グステン層を形成する際について述べたが、これらの製
造法はタングステン合金層を形成する際にも適用できる
ことは明らかである。
グステン層を形成する際について述べたが、これらの製
造法はタングステン合金層を形成する際にも適用できる
ことは明らかである。
【0031】
【実施例】以下の実施例は、本発明をさらに具体的に説
明するためのもである。本発明はこれらの実施例により
限定されるものではない。
明するためのもである。本発明はこれらの実施例により
限定されるものではない。
【0032】例1 モリブデン基板上に酸化タングステン粉末(平均粒径5
μm)を均一に載せ、水素または湿水素雰囲気中で17
00℃〜2000℃×8時間加熱し焼結を行う(この
時、酸化タングステン粉末は還元される)。この焼結体
の余分なW粉末を取り除く。Wはモリブデン板中に高温
処理中に拡散して、約1μmの厚さのW層を形成した。
このようにして得られたモリブデン敷板にアルミナ基板
を載せ、1700℃×5時間焼結した結果、モリブデン
敷板とアルミナ基板との付着はまったく無く、またアル
ミナ基板、モリブデン敷板とも変色や色むらは生じなか
った。
μm)を均一に載せ、水素または湿水素雰囲気中で17
00℃〜2000℃×8時間加熱し焼結を行う(この
時、酸化タングステン粉末は還元される)。この焼結体
の余分なW粉末を取り除く。Wはモリブデン板中に高温
処理中に拡散して、約1μmの厚さのW層を形成した。
このようにして得られたモリブデン敷板にアルミナ基板
を載せ、1700℃×5時間焼結した結果、モリブデン
敷板とアルミナ基板との付着はまったく無く、またアル
ミナ基板、モリブデン敷板とも変色や色むらは生じなか
った。
【0033】例2 モリブデン基板の最終焼鈍時にモリブデン基板と同サイ
ズで厚さ0.2mmのW板を一枚毎に挟んで熱処理を行っ
た。熱処理条件は、1800℃×3時間、水素雰囲気中
である。その結果、モリブデン板の表層に約0.3〜
0.5μmのW層が形成されたのが確認できた。得られ
たモリブデン敷板にアルミナ基板を載せ、1700℃×
5時間焼結した結果、モリブデン敷板とアルミナ基板と
の付着はまったく無く、またアルミナ基板、モリブデン
敷板とも変色や色むらは生じなかった。
ズで厚さ0.2mmのW板を一枚毎に挟んで熱処理を行っ
た。熱処理条件は、1800℃×3時間、水素雰囲気中
である。その結果、モリブデン板の表層に約0.3〜
0.5μmのW層が形成されたのが確認できた。得られ
たモリブデン敷板にアルミナ基板を載せ、1700℃×
5時間焼結した結果、モリブデン敷板とアルミナ基板と
の付着はまったく無く、またアルミナ基板、モリブデン
敷板とも変色や色むらは生じなかった。
【0034】例3 モリブデン基板を表面の酸化物や付着物を除去するた
め、硝酸‐塩酸‐湯で洗浄し乾燥させた後、CVD炉に
装入し、1100℃に保持し、六フッ化タングステンと
水素ガスを送入し、タングステンのCVDコーティング
を約1μmの厚さに形成する。得られたモリブデン敷板
にアルミナ基板を載せ、1700℃×5時間焼結した結
果、モリブデン敷板とアルミナ基板との付着はまったく
無く、またアルミナ基板、モリブデン敷板とも変色や色
むらは生じなかった。
め、硝酸‐塩酸‐湯で洗浄し乾燥させた後、CVD炉に
装入し、1100℃に保持し、六フッ化タングステンと
水素ガスを送入し、タングステンのCVDコーティング
を約1μmの厚さに形成する。得られたモリブデン敷板
にアルミナ基板を載せ、1700℃×5時間焼結した結
果、モリブデン敷板とアルミナ基板との付着はまったく
無く、またアルミナ基板、モリブデン敷板とも変色や色
むらは生じなかった。
【0035】例4 モリブデン板材として、純度99.9%以上、平均粒径
3〜5μmのモリブデン粉末を用いて通常の粉末冶金法
に従い静水圧プレスによって2ton/cm2 の圧力でプレス
成形し、水素気流中で1900℃にて5時間の焼結を行
い約30mm厚さの純モリブデンインゴットを成形し
た。このインゴットを通常の熱間加工法に従い最高温度
1300℃に加熱した後、徐々に加熱温度を下げながら
圧延加工を繰返し、温間圧延加工および冷間圧延加工を
経て厚さ2mmのモリブデン板を成形した。このモリブ
デン板を2250℃にて水素気流中で約2〜3時間の結
晶粒コントロール処理を行い、内部の円板状結晶を囲む
最小円の円板直径が平均20mmのモリブデン板にし
た。
3〜5μmのモリブデン粉末を用いて通常の粉末冶金法
に従い静水圧プレスによって2ton/cm2 の圧力でプレス
成形し、水素気流中で1900℃にて5時間の焼結を行
い約30mm厚さの純モリブデンインゴットを成形し
た。このインゴットを通常の熱間加工法に従い最高温度
1300℃に加熱した後、徐々に加熱温度を下げながら
圧延加工を繰返し、温間圧延加工および冷間圧延加工を
経て厚さ2mmのモリブデン板を成形した。このモリブ
デン板を2250℃にて水素気流中で約2〜3時間の結
晶粒コントロール処理を行い、内部の円板状結晶を囲む
最小円の円板直径が平均20mmのモリブデン板にし
た。
【0036】次に、このモリブデン板を用いて、最初に
焼成するW層を有する多層セラミック基板について説明
する。まず、平均粒径が1.2μmのY2 O3 を3wt
%、残部を不純物として1.4wt%の酸素を含み、平
均粒径が1.5μmのAlNとした粉末を混合し、ボー
ルミルで24時間混合する。そして、この混合粉に有機
バインダーを加え、スラリーをつくった。次にこのスラ
リーをドクターブレード法により100〜400μmの
均一の厚さのグリーンシートをつくった。このグリーン
シートを約130×130mmの大きさに切り出し、そ
の切り出されたグリーンシートには直径300μmの孔
を形成した。この孔は、この絶縁基板上(グリーンシー
ト上)に形成される電子回路と接続するためのものであ
る。
焼成するW層を有する多層セラミック基板について説明
する。まず、平均粒径が1.2μmのY2 O3 を3wt
%、残部を不純物として1.4wt%の酸素を含み、平
均粒径が1.5μmのAlNとした粉末を混合し、ボー
ルミルで24時間混合する。そして、この混合粉に有機
バインダーを加え、スラリーをつくった。次にこのスラ
リーをドクターブレード法により100〜400μmの
均一の厚さのグリーンシートをつくった。このグリーン
シートを約130×130mmの大きさに切り出し、そ
の切り出されたグリーンシートには直径300μmの孔
を形成した。この孔は、この絶縁基板上(グリーンシー
ト上)に形成される電子回路と接続するためのものであ
る。
【0037】他方、導電ペーストは、平均粒径が1μm
のAl2 O3 1.288wt%、平均粒径が1.2μm
の有機溶媒1.712wt%、残部が平均粒径1.1μ
mのWで形成、混合されている。
のAl2 O3 1.288wt%、平均粒径が1.2μm
の有機溶媒1.712wt%、残部が平均粒径1.1μ
mのWで形成、混合されている。
【0038】次に、このタングステンペーストを97w
t%になるように、平均粒径1μmのAl2 O3 を1.
29wt%、平均粒径1.2μmのY2 O3 を1.71
wt%添加する。この添加されたタングステンペースト
をスクリーン印刷法でグリーンシート上に印刷する。当
然グリーンシート上の孔もこのタングステンペーストで
埋まる。このグリーンシートを複数重ね合せ、ホットプ
レスをすることにより、ラミネート・グリーンシートが
できる。
t%になるように、平均粒径1μmのAl2 O3 を1.
29wt%、平均粒径1.2μmのY2 O3 を1.71
wt%添加する。この添加されたタングステンペースト
をスクリーン印刷法でグリーンシート上に印刷する。当
然グリーンシート上の孔もこのタングステンペーストで
埋まる。このグリーンシートを複数重ね合せ、ホットプ
レスをすることにより、ラミネート・グリーンシートが
できる。
【0039】ここで、先程製造したモリブデン板上にこ
のラミネート・グリーンシートを置き、次の熱処理を行
った。まず、バインダーをとばすためにN2雰囲気で加
熱し、その後、1800℃、5時間、N2 雰囲気で焼結
した。その結果、多層のAlN基板を得ると同時に、モ
リブデン板上に約0.7μmのタングステン層を得た。
念のため、同じモリブデン板を用い焼成、再度焼結を行
った。即ち、ラミネート・グリーンシートを前回とは置
いた位置を変え、焼結時間を3時間とする以外は前回と
同様に再度熱処理を行った。その結果、モリブデン板上
に約1μmのタングステン層が形成された。
のラミネート・グリーンシートを置き、次の熱処理を行
った。まず、バインダーをとばすためにN2雰囲気で加
熱し、その後、1800℃、5時間、N2 雰囲気で焼結
した。その結果、多層のAlN基板を得ると同時に、モ
リブデン板上に約0.7μmのタングステン層を得た。
念のため、同じモリブデン板を用い焼成、再度焼結を行
った。即ち、ラミネート・グリーンシートを前回とは置
いた位置を変え、焼結時間を3時間とする以外は前回と
同様に再度熱処理を行った。その結果、モリブデン板上
に約1μmのタングステン層が形成された。
【0040】この得られたモリブデン敷板にアルミナ基
板を載せ、1700℃×5時間焼結した。それを50回
繰返してもモリブデン敷板とアルミナ基板との付着はま
ったく無く、またアルミナ基板、モリブデン敷板とも変
色や色むらは生じなかった。
板を載せ、1700℃×5時間焼結した。それを50回
繰返してもモリブデン敷板とアルミナ基板との付着はま
ったく無く、またアルミナ基板、モリブデン敷板とも変
色や色むらは生じなかった。
【0041】
【発明の効果】本発明による高温熱処理用治具によれ
ば、耐熱性基材表面にタングステン層またはタングステ
ン合金層を形成したので、従来の高温熱処理用治具に比
べて、高温熱処理中に被熱処理部材と治具との付着が起
こりにくく、変色や色むらの発生を防止することができ
る。特に、耐熱性基材がモリブデンからなるものである
ときは、タングステンはモリブデンと耐熱性、高温強度
などの特性が非常によく似ているので、本発明の高温熱
処理用治具は、従来のモリブデン治具と同じ条件で高温
熱処理用に供することができる。
ば、耐熱性基材表面にタングステン層またはタングステ
ン合金層を形成したので、従来の高温熱処理用治具に比
べて、高温熱処理中に被熱処理部材と治具との付着が起
こりにくく、変色や色むらの発生を防止することができ
る。特に、耐熱性基材がモリブデンからなるものである
ときは、タングステンはモリブデンと耐熱性、高温強度
などの特性が非常によく似ているので、本発明の高温熱
処理用治具は、従来のモリブデン治具と同じ条件で高温
熱処理用に供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶 間 繁 貴 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 横 洲 一 則 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 河 合 光 雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 石 原 秀 夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (72)発明者 八 木 典 章 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−153204(JP,A) 特開 昭60−2880(JP,A) 実開 昭60−135597(JP,U) 実開 昭60−16998(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】モリブデンまたはモリブデン合金からなる
耐熱性基材表面に、タングステン層またはタングステン
合金層を形成し、変色や色むらを防止したことを特徴と
するセラミックスの焼結に用いられる高温熱処理用治
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3284976A JP2862189B2 (ja) | 1990-10-30 | 1991-10-30 | 高温熱処理用治具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29241990 | 1990-10-30 | ||
JP2-292419 | 1990-10-30 | ||
JP3284976A JP2862189B2 (ja) | 1990-10-30 | 1991-10-30 | 高温熱処理用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055592A JPH055592A (ja) | 1993-01-14 |
JP2862189B2 true JP2862189B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=26555693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3284976A Expired - Lifetime JP2862189B2 (ja) | 1990-10-30 | 1991-10-30 | 高温熱処理用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862189B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5288561A (en) * | 1990-10-30 | 1994-02-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | High temperature heat-treating jig |
US9238852B2 (en) * | 2013-09-13 | 2016-01-19 | Ametek, Inc. | Process for making molybdenum or molybdenum-containing strip |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS602880A (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-09 | 株式会社東芝 | セラミツク焼成用治具 |
JPS60135597U (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-09 | 住友特殊金属株式会社 | 希土類磁石熱処理用台板 |
JPS6016998U (ja) * | 1984-06-13 | 1985-02-05 | 株式会社東芝 | セラミツク焼成用治具 |
JPS61153204A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-11 | Toshiba Corp | 焼結用治具 |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP3284976A patent/JP2862189B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055592A (ja) | 1993-01-14 |
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