JP2862157B2 - 送電線の耐張引留部における混触復元装置 - Google Patents
送電線の耐張引留部における混触復元装置Info
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Description
径間における送電線の混触復元装置に関するものであ
る。
が電線表面のより溝に沿って滑りながら電線周面を回転
し、電線自体もねじられて大きな筒雪に成長し、電線の
垂下、断線や鉄塔支持物の変形、倒壊等の事故を起すの
で、この電線のねじれを防止するために、図8に示すよ
うに、引留クランプにより耐張支持する鉄塔T1、懸垂
クランプで懸垂する鉄塔T2、耐張支持の鉄塔T3によ
り架設された径間の上下各相の電線WaおよびWbに、
クランプアームC1に重錘C2を取付けたカウンタ ウ
ェイトCをCa1、Ca2、Ca3、Ca4、Ca5、
およびCb1、Cb2、Cb3、Cb4、Cb5のよう
に取付けて着雪による電線のねじれを防止しているが、
電線がねじれず着氷雪が電線側方に翼状に付着発達する
と、風により電線がギャロッピング振動を起こして上下
に大きく振動し、下方の電線Wbが上方の電線Waまで
跳ね上がって両電線が混触して相間短絡事故を起すこと
がある。
ると、これに取付けられているカウンタ ウェイトCbの
部分が上方の電線Wa のカウンタ ウェイトCaの部分に
引っ掛かり、特に50〜100m毎にカウンタウェイト
が取付けられている径間内の電線が混触するような場合
は、図9に示すように懸垂側鉄塔T2と耐張側鉄塔T3間の
径間中央の1か所P1において上下両電線Wa 、Wb の
カウンタ ウェイトCa、Cbを取付けた部分が引っ掛かる
か、または図10に示すように径間の2か所P1、P2等に
おいて引っ掛かって絡み合い、外れなくなって復旧に手
間取り大規模な長時間停電事故を起こすことがある。
(図9は1か所混触2回絡みの状態、図10は2か所混
触2回絡みの状態を示す)
図11に示すように下方電線Wb のウンタ ウェイトCb
を取付けた電線部分が上方電線Wa のカウンタ ウェイ
トCaを取付けた電線部分の上側を乗り越えて下方電線W
b のカウンタ ウェイトCbが上方電線Wa のカウンタ
ウェイトCaの上に重なり絡み合った状態になる。このよ
うに重なり絡み合った電線を元に戻すには、カウンタ
ウェイト自身のモーメントと電線の捩じれ剛性に逆らっ
て電線を回転させなければならないので、自然復元を期
待することはできない。
11に点線で示すように、径間中央の1か所の混触の場
合は架空送電線Wa 、Wb にロープRを掛け同期させて
上下に揺すりながら両電線を動揺させてカウンタ ウェ
イト取付け部分の絡み合いを外すように試みていたが、
復元に成功する場合もあるが地形によっては実施困難な
場合もあり確実な復元方法ではなかった。
図12に示すように下方の電線Wbのカウンタ ウェイ
トCbを取付けた電線部分が上方の電線Waのカウンタ
ウェイトCaを取付けた電線部分に2巻回も巻きつい
ているような場合は、電線にロープを掛けて動揺を与え
ても復元させることは不可能であった。これは電線を動
揺させて混触部分に巻きついているカウンタ ウェイト
を1回転だけ復元方向に回転させて戻すことができたと
しても、この逆方向回転により電線がねじられてしまう
ため、このねじれに逆らってさらに2回目の回転をさせ
て戻すことはできず、むしろ2回巻きつきの元の状態に
戻って安定してしまうからである。
向に巻回して復旧しようとしても径間中間の高所にある
ためこの電線部分に直接手を加えて巻回することができ
ないので、電線をロープで動揺させても電線相互の絡み
合いが外れない場合は、従来は、架設されている電線を
鉄塔支持物から外し地上に下ろして、絡み合いを解いた
り絡み合い部分を切断したりして復元させる工法がとら
れていた。
塔支持物から外して地上に下ろし、地上で絡み合いを解
いて復元させる従来の工法は、工事が長時間となり、架
空送電線が建造物に近接している地域においては安全対
策を図らなければならず施工が困難であり、さらに混触
事故が夜間に発生した場合は緊急に短時間で復旧作業を
行おうとしても、電線にロープを掛けて動揺させ復旧さ
せることも、または電線を地上に下ろして復旧させるこ
ともきわめて困難で緊急復旧は望めず社会的な影響が大
きかった。
本出願人はさきに、架空送電線の引留部にスイーベル装
置を介在させて設置し、常時はスイーベル装置が回転し
ないようにロックし、混触を復元する際にロックを外す
回転ロック装置を着脱自在に設け、このスイーベル装置
に電線捻回リングを取付け、この電線捻回リングを回転
させて混触を復元する送電線の混触復元用耐張引留装置
および復元方法を開発した。(平成3年特許願第579
28号)
および方法は、あらかじめ送電線の耐張引留部にスイー
ベル装置を配置しておいて、混触が発生した時に、回転
ロック装置を外し、スイーベル装置に電線捻回リングを
取付けて、混触している電線を捻回し復元するものであ
るが、混触が発生するであろう径間をあらかじめ特定し
予測することが困難なために、不特定多数の箇所の耐張
引留部に多数のスイーベル装置をあらかじめ配置し取付
けておく必要があり、多大な経費を必要とする難点があ
る。
を取付けて捻回する際、電線サイズが大きかったりカウ
ンタウェイトの抗力モーメントが大きかったりすると、
捻回リングを捻回する際の反力モーメントが増大し、捻
回リングがスリップして危険であった。
めには、スイーベル装置に捻回リングを固定せずに回転
自在に取付けておき、あらかじめスイーベル装置を軸心
として捻回リングを空転させて所要捻回回数相当の捻回
用ロープを捻回リングに巻き込んでおく必要があるが、
この捻回リングの空転時に捻回リングがスイーベル装置
上を前後に揺動するのでロープ巻き込み作業が円滑でな
かった。
置した送電線は、スイーベル装置がロックされた状態に
おいて電線に混触が生じているので、電線には潜在的な
捻転トルクがあり、混触復元作業のためスイーベル装置
のロックを外す際にはこの潜在的な捻転トルクによる危
険が伴う。
グ等の精密部品が組み込まれているので、送電線の耐張
引留部において風雨にさらされ長期間放置されると、内
部に錆が生じてスムーズに動作しないおそれがあり、不
慮の混触事故発生時に、混触復元装置の動作を速やかに
確認することができず、不安要素が多い難点がある。
やかに、かつ、安全に復元することができるようにした
送電線の耐張引留部における混触復元装置を提供するこ
とを目的とするものである。
めに本発明の送電線の耐張引留部における混触復元装置
は、混触が発生した送電線の、径間の各相の電線の耐張
引留端部、または前記耐張引留端部に直列に連結された
碍子連の任意箇所、または碍子連端部と鉄塔引留点の間
等の耐張引留部に、中間部に円盤状突縁部を設けたスイ
ーベルを挿入設置し、この円盤状突縁部に、二つ割りに
して着脱自在とした電線捻回リングのケーシングを着脱
自在に取付け、この電線捻回リングに巻回したロープを
牽引し捻回リングを回転させて送電線に捻回を与えるこ
とを特徴とするものである。
混触復元装置は、電線を捻回させた捻回回数を表示する
カウンタを電線捻回リングまたはスイーベルに設けたこ
とを特徴とするものである。
在であるから、これを径間の各相の電線の引留部におい
て鉄塔引留点側と電線側との間に挿入介在させることに
より、鉄塔引留点側が固定されていてもスイーベル装置
において電線側を回転させることが可能になる。
グの回転軸心部に設けたケーシングと嵌合するので、捻
回ロープを電線捻回リングに巻き込む時に空転する捻回
リングは線路方向前後に揺動しない。
時には、電線捻回リングのケーシングとスイーベルの円
盤状突縁部とをボルトで確実に固定して捻回リングとス
イーベル間のスリップを防止する。
体に取付けて回転させ、電線を単独にまたは碍子連と電
線を一緒にして混触の巻付き方向とは逆方向に捻回させ
て混触を正常状態に復元させる。この際、正常状態にな
るまで電線を捻回した回数と同じ回数を逆方向に捻回さ
せないと、電線は混触状態が復元しても潜在的な捻回ト
ルクが残留するので好ましくない。そこで電線捻回リン
グまたはスイーベルの電線側本体に捻回回数を表示する
カウンタを設置しておき、混触復元のため電線を捻回し
た回数をこのカウンタにより計数表示させ、このカウン
タの表示回数と同じ回数だけ逆方向に電線を捻回させる
ことにより電線に与えた捻回トルクを最小とすることが
可能となる。
電線のカウンタ ウェイトが取付けられている電線部分
が上方の電線のカウンタ ウェイトが取付けられている
電線部分を乗り越えて少なくとも1回巻き付いて絡み合
い混触している電線部分を、その巻き付き方向とは逆方
向に、混触の巻き付き回数と同一回数巻回して巻き戻
す。この電線の耐張引留側における電線捻回リングの回
転による径間の電線の捻回を所要回数捻回し続けると、
捻回が径間中間のカウンタウェイトが重なって巻き付い
ている電線部分まで波及伝播し、巻き付き方向とは逆方
向に強制捻回されて巻き付きが解かれ復元する。
ウェイトが1m以上の距離をおいて離れて相手方電線に
絡みついている混触の場合は、鉄塔に近いほうの混触点
側において電線捻回作業を行う。このため鉄塔に近いほ
うの混触点側の引留部にスイーベルを装着しこれに電線
捻回リングを取付け回転させて電線に捻回を与え混触を
復元する。
図1乃至図5は本発明の送電線の耐張引留部における混
触復元装置の1実施例を示したものであり、図1はスイ
ーベルAに電線捻回リングBを取付けた状態の正面を示
し、図2と図3はスイーベルAの側面と正面を示し、図
4は電線捻回リングBをスイーベルAに取付けた状態の
上半部側面を示し、図5は電線捻回リングBとスイーベ
ルAの取付け部分を示したものである。
うに、断面円形の電線側本体1と鉄塔側本体2を同一軸
線方向に連結し、左右の各本体1、2が連結部3におい
て互に回転自在になるように連結したものである。この
スイーベルAの中間部の電線側本体1の連結端部3寄り
の外周面上に一体に円盤状の突縁部4を設け、この円盤
状突縁部4に複数の貫通孔5を設ける。また、電線側本
体1と鉄塔側本体2の端部にそれぞれクレビス7、リン
ク8をボルト9で取付ける。6は円盤状突縁部4の片側
の側面に突出する複数の棒状ガイドであり、1aおよび
2aはスイーベルAの両端のクレビス部である。この円
盤状突縁部4の直径はスイーベルの号数に関係なく一定
の大きさとする。
心部の短円筒形ケーシング13を備え、二つ割りのリン
グ半体B1、B2を結合して円形のリングに構成したも
のである。これは図1および図4、図5に示したよう
に、円形枠を二つ割りにした半円形枠10a、10bの
内側に横リブ11a、11bと縦リブ12a、12bを
設け、このリブ部分の中心部に短円筒形のケーシングを
二つ割りにした半短円筒形のケーシング半部13a、1
3bの各1端縁をそれぞれ溶接して設けて二つ割りのリ
ング半体B1、B2を構成する。図5の斜線で示した円
輪部分はこの短円筒の端縁を溶接した部分を便宜的に図
示したものである。
せて(B3はその接合面を示す)横リブ11a、11b
の部分をハンガボルト14で結合することにより、半円
形枠10a、10bを円形に結合した円形枠10を外周
部に形成するとともに、半短円筒形のケーシング半部1
3a、13bを短円筒形に結合したケーシング13を中
心部に形成する。なお、この短円筒形ケーシング13の
内径は、前記したスイーベルAの円盤状突縁部4が嵌合
する径に形成する。また図4の側面図に示したように、
円形枠10の両側縁に並立して設けた線条体よりなる両
側円環10cの間にリング周溝15を形成する。10d
は円環10cの支持リブである。
ンガボルト14は、図5に示したように、ボルト軸14
aの基部を所要長さに縦割りした割り溝を設け、この割
り溝の端部に偏心バー14bをピン14cで溝内に回動
自在に取付けたものである。この偏心バー14bを割り
溝の内側に回動してボルト軸14aと偏心バー14bを
1連の直状棒の状態にし、この直状棒状のボルト軸・偏
心バーを両リング半体B1、B2の横リブ11a、11
bの孔11cに挿通し、孔11cの出口端から突き出た
偏心バー14bをボルト軸14aに直角に回動して孔1
1cの端縁に係止させて、蝶ナット14dをボルト軸1
4aに螺合し締めつけて横リブ11a、11bを結合す
る。
3a、13bの各端縁が溶接されて短円筒形ケーシング
13の一方の開口を塞いでいる状態の横リブ11a、1
1bの部分には、図4に示したようにボルト挿通孔11
dを設ける。
短円筒形ケーシング13をスイーベルAの電線側本体1
に設けた円盤状突縁部4に着脱自在に嵌合する。この嵌
合した円盤状突縁部4の貫通孔5と横リブ11a、11
bに設けられたボルト挿通孔11dにハンガボルト16
を挿通し蝶ナット17を螺合し締めつけてケーシング1
3を円盤状突縁部4に固定する。このハンガボルト16
は前記電線捻回リングBの両リング半体B1、B2を結
合するハンガボルト14と同じ構成のものである。図4
はこのようにケーシング13を円盤状突縁部4に固定し
た状態を示し、図1はこの電線捻回リングBをスイーベ
ルAに取付けた状態を示している。
ように縦リブ12aもしくは横リブ11a等に捻回リン
グの回転数を計数し表示するカウンタ18を設ける。こ
のカウンタは電線の捻回回数を計数するものなので、ス
イーベルAの電線側本体1に取付けてもよい。また電線
引留クランプ等にカウンタを取付けることもできる。
ルAの円盤状突縁部4に取付けた本発明の混触復元装置
は、図6に示したように、混触が発生した送電線の耐張
引留部における耐張碍子連に装着して電線の混触を復元
する。なお本発明における耐張引留部とは、架空電線の
耐張引留端部、または前記耐張引留端部に直列に連結さ
れた碍子連の任意箇所、または碍子連端部と鉄塔引留点
の間等の耐張引留部をいう。図6において、20は混触
している電線の耐張鉄塔側の支持金具、21は1連耐張
碍子連、22は電線引留クランプ、23は混触している
架空電線、24はジヤンパー線である。
長さGに相当する長さ分の電線側の1部の碍子たとえば
2〜3個の碍子を取り外し、この外したあとの鉄塔側碍
子のクレビス21aにスイーベルAの鉄塔側本体2の端
部のリンク8を取付け、電線側碍子の頭部金具21bに
スイーベルAの電線側本体1の端部のクレビス7を取付
け、このスイーベルAに前記したように電線捻回リング
Bを取付ける。このとき電線捻回リングBの前記したケ
ーシング13とスイーベルAの円盤状突縁部4にはハン
ガボルト16を挿通せずに固定しない状態にしておき、
電線捻回リングBの周溝15に電線捻回用ロープ19を
20〜30回程度巻き込んでから、電線捻回リングBの
ケーシング13とスイーベルAの円盤状突縁部4をハン
ガボルト16で固定する。またジヤンパー線24は電線
捻回リングBの捻回作業をする前に切断しておく。
連の碍子の間に本発明の混触復元装置を介在装着し、捻
回用ロープ19を牽引して電線捻回リングBを回転する
ことにより、この捻回リングBが固定されているスイー
ベルAの電線側本体1を回転させ、この電線側本体1が
連結されている混触電線23に混触の巻付け方向とは逆
方向に捻回を与えて混触を復元する。
部における2連耐張碍子連に本発明の混触復元装置を装
着した実施例であり、25は混触している電線の耐張鉄
塔側の支持ヨーク、26、27は2連耐張碍子連、28
は電線側のヨーク、29は電線引留クランプ、30は混
触している架空電線である。この碍子連26、27の1
部の碍子を取り外したあとの鉄塔側碍子のクレビス26
a、27aにスイーベル用鉄塔側ヨーク32をボルト3
2a、32bで取付け、電線側碍子の頭部金具26b、
27bにスイーベル用電線側ヨーク31をボルト31
a、31bで取付け、このスイーベル用電線側ヨーク3
1の中央部にスイーベルAの電線側本体1の端部のクレ
ビス部1aを取付け、スイーベル用鉄塔側ヨーク32の
中央部にスイーベルAの鉄塔側本体2の端部のクレビス
部2aを取付ける。
線側ヨーク31とスイーベル用鉄塔側ヨーク32をスイ
ーベルAの両端のクレビス部1a、2aに取付けたスイ
ーベル装置が2連耐張碍子連用のスイーベル装置を構成
する。前記のように両スイーベル用ヨーク31、32を
用いて2連耐張碍子連の碍子の間に挿入したスイーベル
Aに、前記の図6に示した実施例と同様に電線捻回リン
グBを取付け、この捻回リングBの周溝15に捻回用ロ
ープ19を巻き込み、ジヤンパー線を切断しておいて、
ロープ19を牽引して電線捻回リングBを回転すること
により、混触している電線30に混触の巻付け方向とは
逆方向に捻回を与えて混触を復元する。
線の引留部の一端にスイーベルを装着し、このスイーベ
ルに電線捻回リングを直接取付け、この捻回リングを電
線の混触方向とは逆方向に回転させ、混触がほぐれるま
での回転数だけ捻回リングを回転することにより、電線
を逆方向に捻回し、図11の矢印方向に捻回を与えて混
触を復元させる。
に、下方の電線Wb のカウンタ ウェイトCbを取付け
た電線部分が上方の電線Wa のカウンタ ウェイトCa
を取付けた電線部分に巻き付いて混触している電線に対
し、電線Wb を矢印X1方向に捻回を与え、この電線が何
回か捻回させられると、この捻回がカウンタ ウェイト
が重なっている電線部分に伝播して巻き付き方向とは逆
の矢印X2方向に強制的に捻回させられる。これにより電
線Wa のカウンタ ウェイトCa の上に重なって巻き付
いていた電線Wb のカウンタ ウェイト取付電線部分は
電線Wa の周りを巻き付き方向とは逆方向に回転し巻き
付きが解かれて復元する。
間の混触電線部分が復元するまでの回数の回転をさせて
電線に強制的に捻回を与えると、混触が復元しても電線
にはその回転数の捻回が蓄積することになる。そこで混
触を復元してからこの蓄積捻回を開放するために、この
電線をはじめに強制捻回した回転数と同一回転数だけ今
度は逆方向に捻回する。このときの回転数は、捻回リン
グBに取付けたカウンタ18により監視する。
り線のよりが締まる方向にすると混触解除の作業効率が
よい。
さ10メートル当たり5回以下とすることにより、電線
に過渡のねじれが加わらず塑性変形や破断が生ずるおそ
れがなくなる。
送電線の引留部に、円盤状突縁部を有するスイーベルを
装着し、この円盤状突縁部に取付けた捻回リングを巻回
して電線に捻回力を与え混触を復元させるようにしたの
で、装置を不特定多数の送電線にあらかじめ装着してお
く必要がなく、個別対応であるからきわめて経済的であ
り、かつ、送電線引留部に長期間取付けられたまま放置
されるようなことがないから、不慮の事故時の円滑動作
の可否等の不安要素を皆無とすることができる。
ことにより、捻回リングの捻回トルクが小さくてもよい
から、捻回ロープによる混触復元作業を円滑、容易に行
うことができる。しかもこの円盤状突縁部はその直径を
スイーベルの号数に関係なく一定の大きさにすることが
できるので、捻回リングも電線サイズに関係なく同一の
ものを共用することができ、汎用性が増し現場への搬入
用品も少なくて済む利点がある。
グの取付け状態図
上半部の側面図
す図
Claims (2)
- 【請求項1】 スイーベルに円盤状突縁部を設け、前記
円盤状突縁部に電線捻回リングを着脱自在に取付けた混
触復元装置を送電線耐張引留部に挿入し、前記電線捻回
リングにロープを巻回し、前記ロープを牽引し電線捻回
リングを回転させて送電線に捻回を与えることを特徴と
する送電線の耐張引留部における混触復元装置。 - 【請求項2】 電線の捻回回数を表示するカウンタを電
線捻回リングまたはスイーベルに設けたことを特徴とす
る請求項1の送電線の耐張引留部における混触復元装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34882391A JP2862157B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 送電線の耐張引留部における混触復元装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34882391A JP2862157B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 送電線の耐張引留部における混触復元装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05161227A JPH05161227A (ja) | 1993-06-25 |
JP2862157B2 true JP2862157B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=18399617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34882391A Expired - Lifetime JP2862157B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | 送電線の耐張引留部における混触復元装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2862157B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-05 JP JP34882391A patent/JP2862157B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05161227A (ja) | 1993-06-25 |
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