JP2861647B2 - 画像生成装置 - Google Patents

画像生成装置

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JP2861647B2
JP2861647B2 JP4180840A JP18084092A JP2861647B2 JP 2861647 B2 JP2861647 B2 JP 2861647B2 JP 4180840 A JP4180840 A JP 4180840A JP 18084092 A JP18084092 A JP 18084092A JP 2861647 B2 JP2861647 B2 JP 2861647B2
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/50Lighting effects
    • G06T15/55Radiosity

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータグラフィ
ックス分野における、ラジオシティ法を用いた画像生成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、リアルな画像生成の手法として注
目されているラジオシティ法は、熱工学の理論に基づ
き、拡散面の相互反射を考慮した放射照度場を求めるア
ルゴリズムである。ラジオシティとは、光源から直接受
けた光と相互反射によって間接的に受けた光を、受光面
が放射する、単位時間、単位面積当たりのエネルギーで
ある。単位的には、光工学で言うところの放射照度と等
しいため、しばしば照度と混同して使うことがある。
【0003】このアルゴリズムをコンピュータグラフィ
ックスの分野に、初めて一般的に知らしめた論文は、
「モデリング ザ インタラクション オブ ライト
ビトウイーン ディフューズ サーフェス」(Goral,Ci
ndy M., Torrance,Kenneth E.,Greenberg,Donald P., "
Modeling The Interaction of Light between DiffuseS
urface", Conputer Graphics(SIGGRAPH'84 Proceeding
s), vol.18, no.3, pp213-222,July 1984. )である。
【0004】複雑な形状を含む場面の画像を生成する場
合、処理時間の最もかかる部分は、光源からの光やある
面からの反射光がターッゲットの物体に届くかどうか、
つまりその間に遮蔽する物体があるか無いかの判定を行
う交差判定処理の部分である。交差判定の高速化の一手
法として、zバッファ法を応用したヘミキューブ法が、
論文「ザ ヘミ キューブ:ア ラジオシティ ソリュ
ーション フォー コンプレックス エンバイラメンツ
ファクタ」(Cohen,Michael F., ,Greenberg,Donald
P., "The Hemi-Cube:A Radiosity Solution for Comple
x Environments-factor", Conputer Graphics(SIGGRAP
H'85 Proceedings), vol.19, no.3, pp31-40,July 198
5. )に発表されている。
【0005】これ以外にも、今日までに多数のラジオシ
ティ法に関する論文が、発表されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の論
文では、取り扱っている形状は、矩形のポリゴンであ
り、一般の四角形や三角形ポリゴンに関しては取り扱わ
れていない。しかし、生成画像に使用する物体の自由度
を上げるためには、一般の四角形や三角形が取り扱えな
ければならず、特に、任意の曲面を平面で近似する場合
には、これらの形状が取り扱えるか否かは重要な問題で
ある。そのためには、一般四角形や三角形を計算精度が
良く、しかもポリゴン内で精度のばらつきの少ない、パ
ッチやエレメントの生成法を開発する必要がある。ま
た、求めた照度分布を使って、実際に表示装置に画像を
生成する場合には、これら一般四角形や三角形ポリゴン
に対する、精度が良く高速な照度マッピング方法も必要
となる。
【0007】交差判定の高速化としてヘミキューブ法を
使用する場合、ソフトウェアか、もしくはハードウェア
としてzバッファを持たねばならないため、ハードウェ
ア負担が大きい。特に、並列処理を行う場合、その並列
効果を出すためには、複数のzバッファを持つか、同時
アクセス可能なzバッファを持たなければ、並列化した
意味がなく、それらを持つことによるハードウェア負担
は多大なものがある。更に、ヘミキューブ法自体にも、
グリッドサイズより小さいポリゴン(エレメント)は、
グリッド間に埋まってしまって捕捉できない(対象物体
までの距離が遠くなるとしばしば起こる)という致命的
な欠点がある。これに対して一つの解決策は、ヘミキュ
ーブ法をあきらめ、並列化が容易で、並列効果が効率よ
く引き出せ、ヘミキューブ法のように捕捉できないとい
う事態が起こらないレイ・キャスティング法によって交
差判定を行うことが考えられる。しかし、従来通り対象
物体の全てのエレメントに対してレイ・キャスティング
法によって交差判定をやっていたのでは、処理時間が多
大に懸かってしまうという欠点がある。その解決方法と
して考えたものが本特許の手法で、つまり、ポリゴン内
の一部のエレメントに対してレイ・キャスティング法に
より交差判定を行い、その交差判定結果から照度やフォ
ーム・ファクタの補間領域を求め、その補間領域の内部
を補間するという手法で、こうすることにより交差判定
回数が激減する。ここで問題となるのは、補間を容易に
行うためのパッチやエレメントの生成方法で、補間を容
易に行うためには、それらの計算代表点が格子点となる
ことが必要である。
【0008】本発明は上記問題点に鑑み、一般四角形や
三角形に対しても、計算精度が良く、しかもポリゴン内
で精度のばらつきの少なく、更に、それらの計算代表点
が格子点となるような、パッチやエレメントの生成が行
え、並列化容易で、しかも並列効果の効率が高いレイ・
キャスティング法によって、ポリゴン内のサンプリング
した一部のエレメントに対して交差判定を行い、その交
差判定結果から照度やフォーム・ファクタの補間領域を
求め、その補間領域の内部を補間するという手法で、照
度計算を行う画像生成装置を提供することを目的とす
る。
【0009】また、求めた照度分布を用いて、一般四角
形や三角形に対しても照度マッピングが精度良く高速に
行える三角形照度マッピング装置と四角形照度マッピン
グ装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の画像生成装置は、パッチ生成装置とパッチ
情報記憶装置とエレメント生成装置とエレメント情報記
憶装置と直接光計算装置とパッチ照度算出装置と間接光
計算装置と照度分布記憶装置と照度分布出力装置と照度
分布入力装置と制御装置とデータバスと制御信号線によ
って構成され、前記パッチ生成装置と前記パッチ情報記
憶装置と前記エレメント生成装置と前記エレメント情報
記憶装置と前記直接光計算制御装置と前記パッチ照度算
出装置と前記間接光計算装置と前記照度分布記憶装置と
前記照度分布出力装置と前記照度分布入力装置は、前記
データバスに接続され、前記パッチ生成装置は、物体を
定義するポリゴンの頂点座標、反射率とそのポリゴンが
三角形ポリゴンか、一般四角形ポリゴンか、平行四辺形
ポリゴンかの識別を与える識別子とからなるポリゴン情
報を入力とし、補間計算と間接光計算時における放射の
単位となるパッチの計算代表点位置の座標、パッチの頂
点座標、パッチの面積、法線ベクトル、反射率と識別番
号からなるパッチ情報を生成し、前記パッチ情報記憶装
置は、前記データバスを介して転送される、前記パッチ
生成装置で生成されたパッチ情報を記憶し、エレメント
生成装置は、前記パッチ情報記憶装置に記憶されたパッ
チ情報を前記データバスを介して読み出し、直接光計算
と間接光計算時における計算単位であるエレメントの計
算代表点位置の座標、エレメントの面積、法線ベクト
ル、反射率と識別番号からなるエレメント情報を生成
し、前記エレメント情報記憶装置は、前記データバスを
介して転送される、前記エレメント生成装置で生成され
たエレメント情報を記憶し、前記直接光計算装置は、照
度補間領域決定装置と交差判定装置と照度計算装置と照
度補間計算装置とパッチ内照度分布記憶装置と直接光照
度出力装置と直接光計算制御装置と内部データバスと内
部制御信号線で構成され、前記内部データバスは前記デ
ータバスと接続されており、前記内部データバスと接続
された前記照度補間領域決定装置は、前記内部データバ
スを介して、前記パッチ情報記憶装置からパッチ情報を
読み出し、そのパッチ内部に含まれるエレメントのエレ
メント情報を前記エレメント情報記憶装置から読み出
し、そのエレメントの中からサンプルエレメントを選択
し、そのサンプルエレメントに対して、光源強度、光源
の位置の座標、光源の種類と配光特性などの付加情報か
らなる、外部から入力された光源情報を用いて、光源と
サンプルエレメントの計算代表点間での遮蔽物体の有無
を調べる交差判定を、前記内部データバスに接続された
前記交差判定装置によって行い、その交差判定結果によ
って、照度の補間領域と影の領域の境界を検索して照度
の補間領域と影の領域を決定し、前記内部データバスに
接続された前記照度計算装置は、エレメント情報と光源
情報を用いて、照度補間領域の中に含まれるエレメント
の中の補間の基点となるエレメントの計算代表点におけ
る照度値を計算し、前記パッチ内のエレメントの計算代
表点における照度値が0に初期化されている状態の、前
記照度計算装置と前記照度補間計算装置に接続された前
記パッチ内照度分布記憶装置に、求めた照度値を転送し
て、当該エレメントの計算代表点における照度値を求め
た値に更新して記憶させ、前記内部データバスに接続さ
れた前記照度補間計算装置は、照度補間領域内の残りの
エレメントの計算代表点における照度値を補間計算によ
って算出し、前記パッチ内照度分布記憶装置に求めた値
を転送し、当該エレメントの計算代表点における照度値
を求めた値に更新して記憶させ、前記パッチ内照度分布
記憶装置と前記内部データバスに接続された前記直接光
照度出力装置は、前記照度補間計算装置によって、照度
補間領域内の全てのエレメントの計算代表点における照
度値の算出が終了した後、前記パッチ内照度分布記憶装
置に記憶されたデータを照度値と未放射エネルギー値
(アンショット値)として前記照度分布記憶装置に、前
記内部データバスと前記データバスを介して、転送して
記憶させ、転送後、前記パッチ内照度分布記憶装置は、
照度値0の状態に初期化し、以上の直接光計算を全ての
パッチに対して行い、光源数が複数の場合は、全てのパ
ッチに対する直接光計算を光源数だけ繰り返し、前記直
接光計算制御装置は、前記照度補間領域決定装置と前記
交差判定装置と前記照度計算装置と前記パッチ内照度分
布記憶装置と前記照度補間計算装置と前記直接光照度算
出装置と前記内部信号線によって接続され、前記内部信
号線を介して、スケジューリング管理と操作制御を行
い、前記パッチ照度算出装置は、前記照度分布記憶装置
に記憶された、前記直接光計算装置で算出した、エレメ
ントの計算代表点における照度値から、パッチの計算代
表点における照度値を算出し、前記照度分布記憶装置に
転送して記憶させ、前記間接光計算装置は、前記照度分
布記憶装置に記憶された、エレメントの計算代表点にお
ける照度値をそのエレメントの計算代表点における未放
射エネルギー(アンショット値)の初期値とし、パッチ
の計算代表点における照度値をそのパッチの計算代表点
における未放射エネルギーの初期値として、最大未放射
エネルギーを保有するパッチを検索し、最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチの計算代表点と放射の対象とな
るエレメントの計算代表点間の距離の2乗と最大未放射
エネルギーを保有するパッチの面積比によって閾値判定
を行い、その比が閾値以下ならば最大未放射エネルギー
を保有するパッチの計算代表点と放射の対象となるエレ
メントの計算代表点間で交差判定を行い、交差しない場
合にのみ、最大未放射エネルギーを保有するパッチから
放射の対象となるエレメントにどの位のラジオシティが
到達するかの割合を示すフォーム・ファクタ値を計算
し、放射の対象となるエレメントの反射率と最大未放射
エネルギーを保有するパッチの未放射エネルギーとその
フォーム・ファクタ値と放射の対象となるエレメントの
面積と最大未放射エネルギーを保有するパッチの面積の
比を乗じた値を放射の対象となるエレメントの計算代表
点における照度値と未放射エネルギー値に加算する更新
計算を行い、更新計算した値を前記照度分布記憶装置に
転送して記憶させ、その比が閾値より大きい場合は、最
大未放射エネルギーを保有するパッチを構成するエレメ
ントに分解し、そのエレメント毎に、交差判定から更新
計算後、前記照度分布記憶装置に転送記憶させる一連の
操作を行い、以上の前記閾値判定判定から更新計算後、
前記照度分布記憶装置に転送記憶させる一連の操作を全
ての放射対象エレメントに対して行った後、最大未放射
エネルギーを保有するパッチの未放射エネルギー値を0
にし、エレメント照度値からパッチ照度を算出し、新た
に最大未放射エネルギーを保有するパッチを検索して、
放射を行う一連の処理を、指定回数、もしくは未放射エ
ネルギーの合計値が指定値以下になるまで繰り返し、前
記照度分布出力装置は、前記照度分布記憶装置に記憶さ
れた、前記制御装置で指定される任意時点での照度分布
を、内部のデータ形式から外部のデータ形式への変換を
行いながら外部出力を行い、前記照度分布入力装置は、
外部から入力される照度分布を内部のデータ形式に変換
し、変換したデータを前記照度分布記憶装置に転送して
記憶させ、前記制御装置は、前記パッチ生成装置と前記
パッチ情報記憶装置と前記エレメント生成装置と前記エ
レメント情報記憶装置と前記直接光計算制御装置と前記
パッチ照度算出装置と前記間接光計算装置と前記照度分
布記憶装置と前記照度分布出力装置と前記照度分布入力
装置と前記制御信号線によって接続され、スケジューリ
ング管理と操作制御を、前記制御信号線を介して行うこ
とを特徴とする構成を備えたものである。
【0011】上記問題点を解決するために本発明のパッ
チ生成装置は、三角形ポリゴンABCに対して、その頂
点の位置ベクトルをa,b,cとしたとき、外部から与
えられたパッチ分割幅を用いてパッチ分割数npを
【0012】
【数112】
【0013】(但し、
【0014】
【数113】
【0015】は、xより小さくない最小の整数)によっ
て求め、各辺をnp等分し、隣辺間の対応する等分点を
線分で結び、元の三角形ポリゴンABCと同じ方向を向
いたnp(np+1)/2個の元の三角形ポリゴンABC
と相似で互いに合同な順方向三角形パッチと、元の三角
形ポリゴンABCと逆方向を向いたnp(np−1)/2
個の元の三角形ポリゴンABCと相似で互いに合同な逆
方向三角形パッチとに分割し、順方向三角形パッチに対
して、頂点Aを含む順方向三角形パッチを基準として、
辺ABに平行i軸、辺BCに平行にj軸をとることで、
ij整数座標系を構成し、
【0016】
【数114】
【0017】に従って識別番号を付けていき、逆方向三
角形パッチに対しては、頂点Aに最も近い逆方向三角形
パッチを基準として、辺ABに平行k軸、辺BCに平行
にl軸をとることで、kl整数座標系を構成し、
【0018】
【数115】
【0019】に従って識別番号を付けていき、ij座標
系で(i,j)の順方向三角形パッチの計算代表点の位
置ベクトルxを
【0020】
【数116】
【0021】によってもとめ、この(i,j)における
順方向三角形パッチの頂点の位置ベクトルp,q,rを
【0022】
【数117】
【0023】
【数118】
【0024】
【数119】
【0025】によって求め、kl座標系で(k,l)の
逆方向三角形パッチの計算代表点の位置ベクトルxを
【0026】
【数120】
【0027】によって求め、この(k,l)における逆
方向三角形パッチの頂点の位置ベクトルp,q,rを
【0028】
【数121】
【0029】
【数122】
【0030】
【数123】
【0031】によって求め、元の座標系が右手座標系の
場合は、順方向三角形パッチ、逆方向三角形パッチの法
線ベクトルを
【0032】
【数124】
【0033】によって求め、左手座標系の場合は、順方
向三角形パッチ、逆方向三角形パッチの法線ベクトルを
【0034】
【数125】
【0035】によって求め、順方向三角形パッチ、逆方
向三角形パッチの面積を
【0036】
【数126】
【0037】によって求め、反射率は、元の三角形ポリ
ゴンABCと同じ値を用いることで、パッチ情報を生成
することを特徴とするものである。
【0038】上記問題点を解決するために本発明のパッ
チ生成装置は、一般四角形ポリゴンABCDに対して、
その頂点の位置ベクトルをa,b,c,dとしたとき、
外部から与えられたパッチ分割幅を用いて、パッチ分割
数npを(数112)によって求め、各辺と対角線AC
をnp等分し、各辺の等分点と対角線の対応する等分点
を線分で結び、np(np−1)/2個づつの2種類の互
いに合同な平行四辺形パッチと、np個の元の一般四角
形ポリゴンABCDと相似で互いに合同な一般四角形パ
ッチとに分割し、頂点Aを含む一般四角形パッチを基準
として、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj軸を
とることで、ij整数座標系を構成し、
【0039】
【数127】
【0040】に従って識別番号を付けていき、ij座標
系で(i,j)の一般四角形、平行四辺形パッチの計算
代表点の位置ベクトルxをi>jのときは、
【0041】
【数128】
【0042】によって求め、i=jのときは、
【0043】
【数129】
【0044】によって求め、i<jのときは、
【0045】
【数130】
【0046】によってもとめ、この(i,j)における
一般四角形、平行四辺形パッチの頂点の位置ベクトル
p,q,r,sをi>jのときは、
【0047】
【数131】
【0048】
【数132】
【0049】
【数133】
【0050】
【数134】
【0051】によって求め、i=jのときは、
【0052】
【数135】
【0053】
【数136】
【0054】
【数137】
【0055】
【数138】
【0056】によって求め、i<jのときは、
【0057】
【数139】
【0058】
【数140】
【0059】
【数141】
【0060】
【数142】
【0061】によって求め、元の座標系が右手座標系の
場合は、一般四角形、平行四辺形パッチの法線ベクトル
【0062】
【数143】
【0063】によって求め、左手座標形の場合は、一般
四角形、平行四辺形パッチの法線ベクトルを
【0064】
【数144】
【0065】によって求め、(i,j)における一般四
角形、平行四辺形パッチの面積をi>jのときは、
【0066】
【数145】
【0067】によって求め、i=jのときは、
【0068】
【数146】
【0069】によって求め、i<jのときは、
【0070】
【数147】
【0071】によって求め、反射率は、元の一般四角形
ポリゴンABCDと同じ値を用いることで、パッチ情報
を生成することを特徴とするものである。
【0072】上記問題点を解決するために本発明のパッ
チ生成装置は、平行四辺形ポリゴンABCDに対して、
その頂点の位置ベクトルをa,b,c,dとしたとき、
外部から与えられたパッチ分割幅を用いて、パッチ分割
数mp,npを
【0073】
【数148】
【0074】
【数149】
【0075】によって求め、辺AB,CDをnp等分
し、辺BC,DAをmp等分し、相対する辺同士の対応
する等分点を線分で結び、mp×np個の元の平行四辺形
ポリゴンABCDと相似で互いに合同な平行四辺形パッ
チに分割し、頂点Aを含む平行四辺形パッチを基準とし
て、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj軸をとる
ことで、ij整数座標系を構成し、(数128)に従っ
て識別番号を付けていき、ij座標系で(i,j)の平
行四辺形パッチの計算代表点の位置ベクトルxを
【0076】
【数150】
【0077】によって求め、この(i,j)における平
行四辺形パッチの頂点の位置ベクトルp,q,r,sを
【0078】
【数151】
【0079】
【数152】
【0080】
【数153】
【0081】
【数154】
【0082】によって求め、元の座標系が右手座標系の
場合は、平行四辺形パッチの法線ベクトルを(数14
3)によって求め、左手座標形の場合は、平行四辺形パ
ッチの法線ベクトルを(数144)によって求め、平行
四辺形パッチの面積を
【0083】
【数155】
【0084】によって求め、反射率は、元の平行四辺形
ポリゴンABCDと同じ値を用いることで、パッチ情報
を生成することを特徴とするものである。
【0085】上記問題点を解決するために本発明のエレ
メント生成装置は、三角形パッチABCに対して、その
頂点の位置ベクトルをa,b,cとしたとき、光源や放
射を行うパッチとの距離と三角形パッチABCの最大辺
の比と影の境界の傾きから、エレメント分割幅を決定
し、エレメント分割数neを
【0086】
【数156】
【0087】によって求め、各辺をne等分し、辺A
B,CAの等分点から辺BCの対応する等分点を線分で
結び、ne(ne−1)/2個の互いに合同な平行四辺形
エレメントと、ne個の元の三角形パッチABCと相似
で互いに合同な三角形エレメントとに分割し、平行四辺
形エレメントに対しては、頂点Aを含む平行四辺形エレ
メントを基準として、辺ABに平行i軸、辺BCに平行
にj軸をとることで、ij整数座標系をとり、
【0088】
【数157】
【0089】に従って識別番号を付けていき、三角形エ
レメントに対しては、頂点Bを含む三角形エレメントを
基準として、辺BCに平行にk軸をとることで、k整数
座標系をとり、
【0090】
【数158】
【0091】に従って識別番号を付けていき、ij座標
系で(i,j)の平行四辺形エレメントの計算代表点の
位置ベクトルxを
【0092】
【数159】
【0093】によってもとめ、k座標系で(k)の三角
形エレメントの計算代表点の位置ベクトルxを
【0094】
【数160】
【0095】によって求め、平行四辺形エレメント、三
角形エレメントの法線ベクトルを元の三角形パッチの法
線ベクトルと同一のものとし、平行四辺形エレメントの
面積を
【0096】
【数161】
【0097】によって求め、三角形エレメントの面積を
【0098】
【数162】
【0099】によって求め、反射率は、元の三角形パッ
チABCと同じ値を用いることで、エレメント情報を生
成することを特徴とするものである。
【0100】上記問題点を解決するために本発明のエレ
メント生成装置は、一般四角形パッチABCDに対し
て、その頂点の位置ベクトルをa,b,c,dとしたと
き、光源や放射を行うパッチとの距離と一般四角形パッ
チABCDの最大辺の比と影の境界の傾きから、エレメ
ント分割幅を決定し、エレメント割数neを
【0101】
【数163】
【0102】によって求め、各辺と対角線ACをne等
分し、各辺の等分点と対角線の対応する等分点を線分で
結び、ne(ne−1)/2個づつの2種類の互いに合同
な平行四辺形エレメントと、ne個の元の一般四角形パ
ッチABCDと相似で互いに合同な一般四角形エレメン
トに分割し、頂点Aを含む一般四角形エレメントを基準
として、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj軸を
とることで、ij整数座標系を構成し、(数163)に
従って識別番号を付けていき、ij座標系で(i,j)
の一般四角形、平行四辺形エレメントの計算代表点の位
置ベクトルxをi>jのときは、
【0103】
【数164】
【0104】によって求め、i=jのときは、
【0105】
【数165】
【0106】によって求め、i<jのときは、
【0107】
【数166】
【0108】によって求め、一般四角形、平行四辺形エ
レメントの法線ベクトルを元の一般四角形パッチABC
Dと同一の法線ベクトルとし、一般四角形、平行四辺形
エレメントの面積をi>jのときは、
【0109】
【数167】
【0110】によって求め、i=jのときは、
【0111】
【数168】
【0112】によって求め、i<jのときは、
【0113】
【数169】
【0114】によって求め、反射率は、元の一般四角形
パッチABCDと同じ値を用いることで、エレメント情
報を生成することを特徴とするものである。
【0115】上記問題点を解決するために本発明のエレ
メント生成装置は、平行四辺形パッチABCDに対し
て、その頂点の位置ベクトルをa,b,c,dとしたと
き、光源や放射を行うパッチとの距離と平行四辺形パッ
チABCDの最大辺の比と影の境界の傾きから、エレメ
ント分割幅を決定し、エレメント分割数neを(数15
6)によって求め、各辺をne等分し、相対する辺同士
の対応する等分点を線分で結び、ne2個の元の平行四辺
形パッチABCDと相似で互いに合同な平行四辺形エレ
メントに分割し、頂点Aを含む平行四辺形エレメントを
基準として、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj
軸をとることで、ij整数座標系を構成し、(数16
3)に従って識別番号を付けていき、ij座標系で
(i,j)の平行四辺形エレメントの計算代表点の位置
ベクトルxを
【0116】
【数170】
【0117】によって求め、平行四辺形エレメントの法
線ベクトルを元の平行四辺形パッチの法線ベクトルと同
一のものとし、平行四辺形パッチの面積を
【0118】
【数171】
【0119】によって求め、反射率は、元の平行四辺形
パッチABCDと同じ値を用いることで、エレメント情
報を生成することを特徴とするものである。
【0120】上記問題点を解決するために本発明の間接
光計算装置は、最大未放射エネルギー保有パッチ検索装
置と放射方法判定装置と放射側パッチ内フォーム・ファ
クタ補間領域決定装置と受動側パッチ内フォーム・ファ
クタ補間領域決定装置と交差判定装置とフォーム・ファ
クタ計算装置とフォーム・ファクタ補間計算装置と放射
側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置と受動側パッチ
内フォーム・ファクタ記憶装置と更新計算装置と収束判
定装置と間接光計算制御装置と内部データバスと内部制
御信号線で構成され、前記内部データバスは外部のデー
タバスと接続されており、最大未放射エネルギー保有パ
ッチ検索装置と放射方法判定装置と放射側パッチ内フォ
ーム・ファクタ補間領域決定装置と受動側パッチ内フォ
ーム・ファクタ補間領域決定装置と交差判定装置とフォ
ーム・ファクタ計算装置とフォーム・ファクタ補間計算
装置と更新計算装置は、前記内部データバスと接続さ
れ、前記最大未放射エネルギー保有パッチ検索装置は、
最大未放射エネルギーを保有するパッチを検索し、前記
放射方法判定装置は、前記放射方法判定装置は、最大未
放射エネルギーを保有するパッチの計算代表点と放射の
対象となるパッチの計算代表点間の距離と、最大未放射
エネルギーを保有するパッチの面積と放射の対象となる
パッチの面積とを比べて大きい方の面積値との比を求
め、その比が閾値以下か否かの判定を行い、前記放射方
法判定装置の判定結果が閾値以下であると判定された場
合は、前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域
決定装置は、放射対象のパッチ内部のエレメントからサ
ンプルエレメントを選択し、そのサンプルエレメントに
対して、最大未放射エネルギーを保有するパッチの計算
代表点を始点とし、サンプルエレメントの計算代表点を
終点とするベクトルと最大未放射エネルギーを保有する
パッチの法線ベクトルとの内積と、放射の対象のパッチ
の法線ベクトルとの内積から放射エネルギーが到達する
か否かの判定を行い、最大未放射エネルギーを保有する
パッチの計算代表点とサンプルエレメントの計算代表点
間での遮蔽物体の有無を調べる交差判定を、前記交差判
定装置によって行い、放射エネルギーが到達するか否か
の結果と交差判定結果によって、フォーム・ファクタの
補間領域と影の領域の境界を検索してフォーム・ファク
タの補間領域と影の領域を決定し、前記フォーム・ファ
クタ計算装置は、フォーム・ファクタ補間領域の中に含
まれるエレメントの中の補間の基点となるエレメントの
計算代表点における、最大未放射エネルギーを保有する
パッチから補間の基点となるエレメントへのフォーム・
ファクタ値を計算し、前記パッチ内のエレメントの計算
代表点におけるフォーム・ファクタ値が0に初期化され
ている状態の前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ記
憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を転送して、当該
エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値
を求めた値に更新して記憶させ、前記フォーム・ファク
タ補間計算装置は、フォーム・ファクタ補間領域内の残
りのエレメントの計算代表点におけるフォーム・ファク
タ値を補間計算によって算出し、前記受動側パッチ内フ
ォーム・ファクタ記憶装置に求めたフォーム・ファクタ
値を転送し、当該エレメントの計算代表点におけるフォ
ーム・ファクタ値を求めた値に更新して記憶させ、放射
の対象となるパッチ内部の全てのエレメントに対してフ
ォーム・ファクタ値を求め、前記受動側パッチ内フォー
ム・ファクタ記憶装置に記憶させたならば、前記受動側
パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置に接続された前記
更新計算装置は、放射の対象となるエレメントの反射率
と最大未放射エネルギーを保有するパッチの未放射エネ
ルギーとフォーム・ファクタ値と放射の対象となるエレ
メントの面積と最大未放射エネルギーを保有するパッチ
の面積の比を乗じた値を放射の対象となるエレメントの
計算代表点における照度値と未放射エネルギー値に加算
する更新計算を行い、更新計算した値を内部データバス
へ出力し、前記放射方法判定装置の判定結果が閾値より
大きいと判定された場合は、前記放射側パッチ内フォー
ム・ファクタ補間領域決定装置は、最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチを構成しているエレメントに対し
て、最大未放射エネルギーを保有するパッチを構成して
いるエレメントからサンプルエレメントを選択し、放射
対象のパッチ内部のサンプルエレメントを1つ固定する
毎に、最大未放射エネルギーを保有するパッチ内部のサ
ンプルエレメントの計算代表点を始点とし、固定した放
射対象のパッチ内部のサンプルエレメントの計算代表点
を終点とするベクトルと最大未放射エネルギーを保有す
るパッチの法線ベクトルとの内積と、放射の対象のパッ
チの法線ベクトルとの内積から放射エネルギーが到達す
るか否かの判定を行い、最大未放射エネルギーを保有す
るパッチ内部のサンプルエレメントの計算代表点と固定
した放射対象のパッチ内部のサンプルエレメントの計算
代表点間での遮蔽物体の有無を調べる交差判定を、前記
交差判定装置によって行い、放射エネルギーが到達する
か否かの判定結果と交差判定結果によって、最大未放射
エネルギーを保有するパッチ内部のフォーム・ファクタ
の補間領域と影の領域の境界を検索してフォーム・ファ
クタの補間領域と影の領域を決定し、前記フォーム・フ
ァクタ計算装置は、最大未放射エネルギーを保有するパ
ッチ内部のフォーム・ファクタ補間領域の中に含まれる
エレメントの中の補間の基点となるエレメントの計算代
表点における、固定した放射対象のパッチ内部のサンプ
ルエレメントから最大未放射エネルギーを保有するパッ
チ内部の補間の基点となるエレメントへのフォーム・フ
ァクタ値を計算し、最大未放射エネルギーを保有するパ
ッチ内部のエレメントの計算代表点におけるフォーム・
ファクタ値が0に初期化されている状態の前記放射側パ
ッチ内フォーム・ファクタ記憶装置に求めたフォーム・
ファクタ値を転送して、当該エレメントの計算代表点に
おけるフォーム・ファクタ値を求めた値に更新して記憶
させ、前記フォーム・ファクタ補間計算装置は、最大未
放射エネルギーを保有するパッチ内部のフォーム・ファ
クタ補間領域内の残りのエレメントの計算代表点におけ
るフォーム・ファクタ値を補間計算によって算出し、前
記放射側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置に求めた
フォーム・ファクタ値を転送し、当該エレメントの計算
代表点におけるフォーム・ファクタ値を求めた値に更新
して記憶させ、放射の対象となるパッチ内部のサンプル
エレメントに対してフォーム・ファクタ値を求め、前記
放射側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置に記憶させ
る一連の処理を、放射対象のパッチ内部のエレメント中
の全てのサンプルエレメントに対して行ったならば、前
記受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置
は、最大未放射エネルギーを保有するパッチ内部のエレ
メントを1つ固定する毎に、前記放射側パッチ内フォー
ム・ファクタ記憶装置に記憶されたフォーム・ファクタ
値を基に、放射エネルギーが到達するか否かの結果と交
差判定結果によって、放射の対象となるパッチ内部のフ
ォーム・ファクタの補間領域と影の領域の境界を検索し
てフォーム・ファクタの補間領域と影の領域を決定し、
前記フォーム・ファクタ計算装置は、放射の対象となる
パッチ内部のフォーム・ファクタ補間領域の中に含まれ
るエレメントの中の補間の基点となるエレメントの計算
代表点における、放射対象のパッチ内部の補間の基点と
なるエレメントから最大未放射エネルギーを保有するパ
ッチ内部で1つ固定したエレメントへのフォーム・ファ
クタ値を計算し、放射の対象となるパッチ内部のエレメ
ントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値が0に
初期化されている状態の前記受動側パッチ内フォーム・
ファクタ記憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を転送
して、当該エレメントの計算代表点におけるフォーム・
ファクタ値を求めた値に更新して記憶させ、前記フォー
ム・ファクタ補間計算装置は、放射の対象となるパッチ
内部のフォーム・ファクタ補間領域内の残りのエレメン
トの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値を補間計
算によって算出し、前記受動側パッチ内フォーム・ファ
クタ記憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を転送し、
当該エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファク
タ値を求めた値に更新して記憶させ、放射の対象となる
パッチ内部の全てのエレメントに対してフォーム・ファ
クタ値を求め、前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ
記憶装置に記憶させたならば、前記受動側パッチ内フォ
ーム・ファクタ記憶装置に接続された前記更新計算装置
は、前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置
に、放射の対象となるパッチ内部の全てのエレメントに
対応して記憶されたフォーム・ファクタ値を基に、放射
の対象となるエレメントの反射率と最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチ中の固定した構成エレメントの未放
射エネルギーと前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ
記憶装置に記憶されたフォーム・ファクタ値を乗じた値
を放射の対象となるエレメントの計算代表点における照
度値と未放射エネルギー値に加算する更新計算を行い、
更新計算した値を前記内部データバスへ出力し、放射の
対象となる全てのパッチに対して、前記放射方法判定装
置以降、前記更新計算装置までの処理を行なったなら
ば、放射を行った最大未放射エネルギーを保有するパッ
チの未放射エネルギー値を0にし、求めたエレメントの
照度値からパッチ照度を算出し、新たに最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチを前記最大未放射エネルギー保
有パッチ検索装置によって選出し、前記放射方法判定装
置以降、前記更新計算装置までの処理を行い、前記更新
計算装置に接続された前記収束判定装置は、最大未放射
エネルギーを保有するパッチ選出後、全てのパッチに対
する前記放射方法判定装置以降、前記更新計算装置まで
の一連の処理が、指定回数、もしくは未放射エネルギー
の合計値が指定値以下になるまで繰り返したかを判定
し、指定値以下になった場合は、終了信号を前記内部信
号線を介して、前記間接光計算制御装置に送り、前記間
接光計算制御装置は、前記内部信号線によって、最大未
放射エネルギー保有パッチ検索装置と放射方法判定装置
と放射側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置
と受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置
と交差判定装置とフォーム・ファクタ計算装置とフォー
ム・ファクタ補間計算装置と放射側パッチ内フォーム・
ファクタ記憶装置と受動側パッチ内フォーム・ファクタ
記憶装置と更新計算装置と収束判定装置と接続され、ス
ケジューリング管理と操作制御を、前記制御信号線を介
して行い、前記収束判定装置の終了信号をもって処理を
終了することを特徴とする構成を備えたものである。
【0121】上記問題点を解決するために本発明の照度
補間計算装置は、点光源の位置をL、点光源の光源強度
をG、点R1,R2,R3をエレメントの計算代表点の位
置、点R1,R2,R3における照度値(ラジオシティ
値)をB1,B2,B3、エレメントの法線ベクトルを
N、エレメントの反射率をρ、ベクトル(R1L)を
1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル(R3L)をr
3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関係がある場合
に、照度値B1,B3が既知の時、照度補間式選択装置に
よって、(数173)が満たされるか否かの判定を行
い、満たされる時は補間計算装置によって、(数17
4)に従って補間計算を行い、満たされないときは、前
記補間計算装置によって、(数172)に従って補間計
算を行うことを特徴とするものである。
【0122】
【数172】
【0123】
【数173】
【0124】
【数174】
【0125】上記問題点を解決するために本発明の照度
補間計算装置は、点Lを配光特性付き点光源の位置、点
R1,R2,R3をエレメントの計算代表点の位置、点R
1,R2,R3における照度値(ラジオシティ値)をB1,
B2,B3、点R1,R2,R3方向の光源強度をG1,G
2,G3、エレメントの法線ベクトルをN、エレメントの
反射率をρ、ベクトル(R1L)をr1,ベクトル(R2
L)をr2,ベクトル(R3L)をr3とし、r2=tr1
+(1−t)r3の関係がある場合に、照度値B1,B3
が既知の時、照度補間式選択装置によって、(数17
9)が満たされるか否かの判定を行い、満たされない時
は補間計算装置によって、G1≠0かつG3≠0ならば、
(数175)に従って、補間計算を行い、G1=0かつ
G3≠0ならば、(数176)に従って、補間計算を行
い、G1≠0かつG3=0ならば、(数177)に従っ
て、補間計算を行い、G1=0かつG3=0ならば、(数
178)に従って、補間計算を行い、満たされる時は、
前記補間計算装置によって、G1≠0かつG3≠0なら
ば、(数180)に従って、補間計算を行い、G1=0
かつG3≠0ならば、(数181)に従って、補間計算
を行い、G1≠0かつG3=0ならば、(数182)に従
って、補間計算を行い、G1=0かつG3=0ならば、
(数183)に従って補間計算を行うことを特徴とする
ものである。
【0126】
【数175】
【0127】
【数176】
【0128】
【数177】
【0129】
【数178】
【0130】
【数179】
【0131】
【数180】
【0132】
【数181】
【0133】
【数182】
【0134】
【数183】
【0135】上記問題点を解決するために本発明のフォ
ーム・ファクタ補間計算装置は、点Sをパッチ(エレメ
ント)iの代表点の位置、パッチ(エレメント)iの法
線ベクトルをNi、点R1,R2,R3をエレメントj1,
j2,j3の計算代表点の位置、エレメントj1,j2,j
3の法線ベクトルをNj、パッチ(エレメント)iの面積
をAi、エレメントj1,j2,j3の面積をAj、パッチ
(エレメント)iからエレメントjへのフォーム・ファ
クタをFij、ベクトル(R1L)をr1,ベクトル(R2
L)をr2,ベクトル(R3L)をr3とし、r2=tr1
+(1−t)r3の関係がある場合に、フォーム・ファ
クタFij1,Fij3が既知の時、フォーム・ファクタ補間
式選択装置によって、(数186)(数187)が満た
せれるか否かの判定を行い、(数186)も(数18
7)も満たされないときは、補間計算装置によって、
(数184)に従って補間計算を行い、(数186)は
満たされるが、(数187)は満たされないときは、前
記補間計算装置によって、(数188)に従って補間計
算を行い、(数186)は満たされないが、(数18
7)は満たされるときは、前記補間計算装置によって、
(数189)に従って補間計算を行い、(数186)も
(数187)も満たされるときは、前記補間計算装置に
よって、(数190)に従って補間計算を行うことを特
徴とするものである。
【0136】
【数184】
【0137】
【数185】
【0138】
【数186】
【0139】
【数187】
【0140】
【数188】
【0141】
【数189】 (このページ以下余白)
【0142】
【数190】
【0143】上記問題点を解決するために本発明の照度
補間領域決定装置は、三角形パッチを前記エレメント生
成装置でエレメント分割したときにできる、三角形状に
並んだ平行四辺形エレメントのグループに対しては、頂
点に相当する3つ平行四辺形のエレメントをサンプルエ
レメントとして選択し、直線状に並んだ元の三角形パッ
チと相似な三角形エレメントのグループに対しては、端
点に相当する2つの三角形エレメントをサンプルエレメ
ントとして選択し、三角形状に並んだ平行四辺形エレメ
ントのグループに対しては、その3つのサンプルエレメ
ントに、光源とサンプルエレメントの計算代表点間での
遮蔽物体の有無を調べる交差判定を行い、交差判定の結
果が3つのサンプルエレメントとも交差しないという場
合は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグルー
プの全ての平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属
すると決定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレメ
ントとも交差するという場合は、三角形状に並んだ平行
四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメ
ントは影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が3
つのサンプルエレメントの内1つのサンプルエレメント
は交差し、2つのサンプルエレメントは交差しないとい
う場合は、交差したサンプルエレメントを基点として、
三角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに
対して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初
めて交差しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表
点と最初の交差判定で交差しないと判定された2つのサ
ンプルエレメントの計算代表点で囲まれる領域に、その
計算代表点が含まれる平行四辺形エレメントは照度の補
間領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エレメ
ントは影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が3
つのサンプルエレメントの内2つのサンプルエレメント
は交差し、1つのサンプルエレメントは交差しないとい
う場合は、交差した2つのサンプルエレメントを基点と
して、交差しなかったエレメントに向かう三角形の2辺
に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して交差判
定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて交差しな
くなった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初の交
差判定で交差しないと判定された1つのサンプルエレメ
ントの計算代表点で囲まれる領域に、その計算代表点が
含まれる平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属す
ると決定し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領
域に属すると決定し、直線状に並んだ元の三角形パッチ
と相似な三角形エレメントのグループに対しては、その
2つのサンプルエレメントに交差判定を行い、交差判定
の結果が2つのサンプルエレメントとも交差しないとい
う場合は、直線状に並んだ三角形エレメントのグループ
の全ての三角形エレメントは照度の補間領域に属すると
決定し、交差判定の結果が2つのサンプルエレメントと
も交差するという場合は、直線状に並んだ三角形エレメ
ントのグループの全ての三角形エレメントは影の領域に
属すると決定し、交差判定の結果が2つのサンプルエレ
メントの内1つのサンプルエレメントは交差し、1つの
サンプルエレメントは交差しないという場合は、交差し
たサンプルエレメントを基点として、交差しなかったサ
ンプルエレメントに向かって順番に、各三角形エレメン
トに対して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行
い、初めて交差しなくなったエレメントの計算代表点と
最初の交差判定で交差しないと判定されたサンプルエレ
メントの間にある三角形エレメントは照度の補間領域に
属すると決定し、それ以外の三角形エレメントは影の領
域に属すると決定することを特徴とするものである。
【0144】上記問題点を解決するために本発明の照度
補間領域決定装置は、一般四角形パッチを前記エレメン
ト生成装置でエレメント分割したときにできる、対角線
上に並んだ元の一般四角形パッチと相似な一般四角形エ
レメントのグループに対しては、端点に相当する2つの
一般四角形エレメントをサンプルエレメントとして選択
し、対角線上に並んだ元の一般四角形パッチと相似な一
般四角形エレメントのグループ除いたときにできる2つ
の三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに
対しては、各グループに対してそれぞれ、頂点に相当す
る3つのエレメントをサンプルエレメントとして選択
し、2つの三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグ
ループに対しては、それぞれ、その3つのサンプルエレ
メントに、光源とサンプルエレメントの計算代表点間で
の遮蔽物体の有無を調べる交差判定を行い、交差判定の
結果が3つのサンプルエレメントとも交差しないという
場合は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグル
ープの全ての平行四辺形エレメントは照度の補間領域に
属すると決定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレ
メントとも交差するという場合は、三角形状に並んだ平
行四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレ
メントは影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が
3つのサンプルエレメントの内1つのサンプルエレメン
トは交差し、2つのサンプルエレメントは交差しないと
いう場合は、交差したサンプルエレメントを基点とし
て、三角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメン
トに対して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行
い、初めて交差しなくなった平行四辺形エレメントの計
算代表点と最初の交差判定で交差しないと判定された2
つのサンプルエレメントの計算代表点で囲まれる領域
に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレメントは
照度の補間領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺
形エレメントは影の領域に属すると決定し、交差判定の
結果が3つのサンプルエレメントの内2つのサンプルエ
レメントは交差し、1つのサンプルエレメントは交差し
ないという場合は、交差した2つのサンプルエレメント
を基点として、交差しなかったエレメントに向かう三角
形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対し
て交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて
交差しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表点と
最初の交差判定で交差しないと判定された1つのサンプ
ルエレメントの計算代表点で囲まれる領域に、その計算
代表点が含まれる平行四辺形エレメントは照度の補間領
域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エレメント
は影の領域に属すると決定し、対角線上に並んだ一般四
角形エレメントのグループに対しては、その2つのサン
プルエレメントに交差判定を行い、交差判定の結果が2
つのサンプルエレメントとも交差しないという場合は、
対角線上に並んだ一般四角形エレメントのグループの全
ての一般四角形エレメントは照度の補間領域に属すると
決定し、交差判定の結果が2つのサンプルエレメントと
も交差するという場合は、対角線上に並んだ一般四角形
エレメントのグループの全ての一般四角形エレメントは
影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が2つのサ
ンプルエレメントの内1つのサンプルエレメントは交差
し、1つのサンプルエレメントは交差しないという場合
は、交差したサンプルエレメントを基点として、交差し
なかったサンプルエレメントに向かって順番に、各一般
四角形エレメントに対して交差判定を交差しなくなるま
で繰り返し行い、初めて交差しなくなったエレメントの
計算代表点と最初の交差判定で交差しないと判定された
サンプルエレメントの間にある一般四角形エレメントは
照度の補間領域に属すると決定し、それ以外の一般四角
形エレメントは影の領域に属すると決定することを特徴
とするものである。
【0145】上記問題点を解決するために本発明の照度
補間領域決定装置は、平行四辺形パッチを前記エレメン
ト生成装置でエレメント分割したときにできる、対角線
上に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行四辺形エ
レメントのグループに対しては、端点に相当する2つの
平行四辺形エレメントをサンプルエレメントとして選択
し、対角線上に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平
行四辺形エレメントのグループ除いたときにできる2つ
の三角形状に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行
四辺形エレメントのグループに対しては、各グループに
対してそれぞれ、頂点に相当する3つのエレメントをサ
ンプルエレメントとして選択し、2つの三角形状に並ん
だ平行四辺形エレメントのグループに対しては、それぞ
れ、その3つのサンプルエレメントに、光源とサンプル
エレメントの計算代表点間での遮蔽物体の有無を調べる
交差判定を行い、交差判定の結果が3つのサンプルエレ
メントとも交差しないという場合は、三角形状に並んだ
平行四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エ
レメントは照度の補間領域に属すると決定し、交差判定
の結果が3つのサンプルエレメントとも交差するという
場合は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグル
ープの全ての平行四辺形エレメントは影の領域に属する
と決定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレメント
の内1つのサンプルエレメントは交差し、2つのサンプ
ルエレメントは交差しないという場合は、交差したサン
プルエレメントを基点として、三角形の2辺に沿って並
んだ各平行四辺形エレメントに対して交差判定を交差し
なくなるまで繰り返し行い、初めて交差しなくなった平
行四辺形エレメントの計算代表点と最初の交差判定で交
差しないと判定された2つのサンプルエレメントの計算
代表点で囲まれる領域に、その計算代表点が含まれる平
行四辺形エレメントは照度の補間領域に属すると決定
し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属す
ると決定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
トの内2つのサンプルエレメントは交差し、1つのサン
プルエレメントは交差しないという場合は、交差した2
つのサンプルエレメントを基点として、交差しなかった
エレメントに向かう三角形の2辺に沿って並んだ各平行
四辺形エレメントに対して交差判定を交差しなくなるま
で繰り返し行い、初めて交差しなくなった平行四辺形エ
レメントの計算代表点と最初の交差判定で交差しないと
判定された1つのサンプルエレメントの計算代表点で囲
まれる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エ
レメントは照度の補間領域に属すると決定し、それ以外
の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、
対角線上に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対
しては、その2つのサンプルエレメントに交差判定を行
い、交差判定の結果が2つのサンプルエレメントとも交
差しないという場合は、対角線上に並んだ平行四辺形エ
レメントのグループの全ての平行四辺形エレメントは照
度の補間領域に属すると決定し、交差判定の結果が2つ
のサンプルエレメントとも交差するという場合は、対角
線上に並んだ平行四辺形エレメントのグループの全ての
平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、交
差判定の結果が2つのサンプルエレメントの内1つのサ
ンプルエレメントは交差し、1つのサンプルエレメント
は交差しないという場合は、交差したサンプルエレメン
トを基点として、交差しなかったサンプルエレメントに
向かって順番に、各平行四辺形エレメントに対して交差
判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて交差し
なくなったエレメントの計算代表点と最初の交差判定で
交差しないと判定されたサンプルエレメントの間にある
平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属すると決定
し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属す
ると決定することを特徴とするものである。
【0146】上記問題点を解決するために本発明のフォ
ーム・ファクタ補間領域決定装置及び、放射側パッチ内
フォーム・ファクタ補間領域決定装置と受動側パッチ内
フォーム・ファクタ補間領域決定装置は、三角形パッチ
を前記エレメント生成装置でエレメント分割したときに
できる、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグル
ープに対しては、頂点に相当する3つ平行四辺形のエレ
メントをサンプルエレメントとして選択し、直線状に並
んだ元の三角形パッチと相似な三角形エレメントのグル
ープに対しては、端点に相当する2つの三角形エレメン
トをサンプルエレメントとして選択し、三角形状に並ん
だ平行四辺形エレメントのグループに対しては、その3
つのサンプルエレメントに、最大未放射エネルギーを有
するパッチの計算代表点、もしくは最大未放射エネルギ
ーを有するパッチ内部のエレメントの計算代表点を始点
とし、サンプルエレメントの計算代表点を終点とするベ
クトルと最大未放射エネルギーを有するパッチの法線ベ
クトルとの内積と、三角形パッチの法線ベクトルとの内
積とから放射エネルギーが到達するか否かの判定を行
い、最大未放射エネルギーを有するパッチの計算代表
点、もしくは最大未放射エネルギーを有するパッチ内部
のエレメントの計算代表点とサンプルエレメントの計算
代表点間での遮蔽物体の有無を調べる交差判定を行い、
3つのサンプルエレメントとも放射エネルギーが到達
し、かつ交差判定の結果が交差しないという場合は、三
角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループの全て
の平行四辺形エレメントはフォーム・ファクタの補間領
域に属すると決定し、3つのサンプルエレメントとも放
射エネルギーが到達しないか、または交差判定の結果が
交差するという場合は、三角形状に並んだ平行四辺形エ
レメントのグループの全ての平行四辺形エレメントは影
の領域に属すると決定し、3つのサンプルエレメントの
内1つのサンプルエレメントは放射エネルギーが到達し
ないか、または交差判定の結果が交差し、2つのサンプ
ルエレメントは放射エネルギーが到達し、かつ交差しな
いという場合は、放射エネルギーが到達しないか、また
は交差したサンプルエレメントを基点として、三角形の
2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して、
放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定を放
射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返
し行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差しな
くなった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初に放
射エネルギーが到達し、かつ交差しないと判定された2
つのサンプルエレメントの計算代表点で囲まれる領域
に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレメントは
フォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、それ
以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定
し、3つのサンプルエレメントの内2つのサンプルエレ
メントは放射エネルギーが到達しないか、または交差判
定の結果が交差し、1つのサンプルエレメントは放射エ
ネルギーが到達し、かつ交差しないという場合は、放射
エネルギーが到達しないか、または交差した2つのサン
プルエレメントを基点として、交差しなかったエレメン
トに向かう三角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エ
レメントに対して、放射エネルギーが到達するか否かの
判定と交差判定を放射エネルギーが到達し、かつ交差し
なくなるまで繰り返し行い、初めて放射エネルギーが到
達し、かつ交差しなくなった平行四辺形エレメントの計
算代表点と最初に放射エネルギーが到達し、かつ交差判
定で交差しないと判定された1つのサンプルエレメント
の計算代表点で囲まれる領域に、その計算代表点が含ま
れる平行四辺形エレメントはフォーム・ファクタの補間
領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エレメン
トは影の領域に属すると決定し、直線状に並んだ元の三
角形パッチと相似な三角形エレメントのグループに対し
ては、その2つのサンプルエレメントに、放射エネルギ
ーが到達するか否かの判定と交差判定を行い、2つのサ
ンプルエレメントとも放射エネルギーが到達し、かつ交
差判定の結果が交差しないという場合は、直線状に並ん
だ三角形エレメントのグループの全ての三角形エレメン
トはフォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、
2つのサンプルエレメントとも放射エネルギーが到達し
ないか、または交差判定の結果が交差するという場合
は、直線状に並んだ三角形エレメントのグループの全て
の三角形エレメントは影の領域に属すると決定し、2つ
のサンプルエレメントの内1つのサンプルエレメントは
放射エネルギーが到達しないか、または交差判定の結果
が交差し、1つのサンプルエレメントは放射エネルギー
が到達し、かつ交差しないという場合は、放射エネルギ
ーが到達しないか、または交差したサンプルエレメント
を基点として、放射エネルギーが到達し、かつ交差しな
かったサンプルエレメントに向かって順番に、各三角形
エレメントに対して放射エネルギーが到達するか否かの
判定と交差判定を放射エネルギーが到達し、かつ交差し
なくなるまで繰り返し行い、初めて放射エネルギーが到
達し、かつ交差しなくなったエレメントの計算代表点と
最初に放射エネルギーが到達し、かつ交差判定で交差し
ないと判定されたサンプルエレメントの間にある三角形
エレメントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると
決定し、それ以外の三角形エレメントは影の領域に属す
ると決定することを特徴とするものである。
【0147】上記問題点を解決するために本発明のフォ
ーム・ファクタ補間領域決定装置及び、放射側パッチ内
フォーム・ファクタ補間領域決定装置と受動側パッチ内
フォーム・ファクタ補間領域決定装置は、一般四角形パ
ッチを前記エレメント生成装置でエレメント分割したと
きにできる、対角線上に並んだ元の一般四角形パッチと
相似な一般四角形エレメントのグループに対しては、端
点に相当する2つの一般四角形エレメントをサンプルエ
レメントとして選択し、対角線上に並んだ元の一般四角
形パッチと相似な一般四角形エレメントのグループ除い
たときにできる2つの三角形状に並んだ平行四辺形エレ
メントのグループに対しては、各グループに対してそれ
ぞれ、頂点に相当する3つのエレメントをサンプルエレ
メントとして選択し、2つの三角形状に並んだ平行四辺
形エレメントのグループに対しては、それぞれ、その3
つのサンプルエレメントに、最大未放射エネルギーを有
するパッチの計算代表点、もしくは最大未放射エネルギ
ーを有するパッチ内部のエレメントの計算代表点を始点
とし、サンプルエレメントの計算代表点を終点とするベ
クトルと最大未放射エネルギーを有するパッチの法線ベ
クトルとの内積と、一般四角形パッチの法線ベクトルと
の内積とから放射エネルギーが到達するか否かの判定を
行い、最大未放射エネルギーを有するパッチの計算代表
点、もしくは最大未放射エネルギーを有するパッチ内部
のエレメントの計算代表点とサンプルエレメントの計算
代表点間での遮蔽物体の有無を調べる交差判定を行い、
3つのサンプルエレメントとも放射エネルギーが到達
し、かつ交差判定の結果が交差しないという場合は、三
角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループの全て
の平行四辺形エレメントはフォーム・ファクタの補間領
域に属すると決定し、3つのサンプルエレメントとも放
射エネルギーが到達しないか、または交差判定の結果が
交差するという場合は、三角形状に並んだ平行四辺形エ
レメントのグループの全ての平行四辺形エレメントは影
の領域に属すると決定し、3つのサンプルエレメントの
内1つのサンプルエレメントは放射エネルギーが到達し
ないか、または交差判定の結果が交差し、2つのサンプ
ルエレメントは放射エネルギーが到達し、かつ交差しな
いという場合は、放射エネルギーが到達しないか、また
は交差したサンプルエレメントを基点として、三角形の
2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して、
放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定を放
射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返
し行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差しな
くなった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初に放
射エネルギーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判
定された2つのサンプルエレメントの計算代表点で囲ま
れる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレ
メントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると決定
し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属す
ると決定し、3つのサンプルエレメントの内2つのサン
プルエレメントは放射エネルギーが到達しないか、また
は交差判定の結果が交差し、1つのサンプルエレメント
は放射エネルギーが到達し、かつ交差しないという場合
は、放射エネルギーが到達しないか、または交差した2
つのサンプルエレメントを基点として、放射エネルギー
が到達し、かつ交差しなかったエレメントに向かう三角
形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対し
て、放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定
を放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰
り返し行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差
しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初
に放射エネルギーが到達し、かつ交差判定で交差しない
と判定された1つのサンプルエレメントの計算代表点で
囲まれる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形
エレメントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると
決定し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に
属すると決定し、対角線上に並んだ一般四角形エレメン
トのグループに対しては、その2つのサンプルエレメン
トに放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定
を行い、2つのサンプルエレメントとも放射エネルギー
が到達し、かつ交差判定の結果が交差しないという場合
は、対角線上に並んだ一般四角形エレメントのグループ
の全ての一般四角形エレメントはフォーム・ファクタの
補間領域に属すると決定し、2つのサンプルエレメント
とも放射エネルギーが到達しないか、または交差判定の
結果が交差するという場合は、対角線上に並んだ一般四
角形エレメントのグループの全ての一般四角形エレメン
トは影の領域に属すると決定し、2つのサンプルエレメ
ントの内1つのサンプルエレメントは放射エネルギーが
到達しないか、または交差判定の結果が交差し、1つの
サンプルエレメントは放射エネルギーが到達し、かつ交
差しないという場合は、放射エネルギーが到達しない
か、または交差したサンプルエレメントを基点として、
放射エネルギーが到達し、かつ交差しなかったサンプル
エレメントに向かって順番に、各一般四角形エレメント
に対して、放射エネルギーが到達するか否かの判定と交
差判定を放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなる
まで繰り返し行い、初めて放射エネルギーが到達し、か
つ交差しなくなったエレメントの計算代表点と最初に放
射エネルギーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判
定されたサンプルエレメントの間にある一般四角形エレ
メントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると決定
し、それ以外の一般四角形エレメントは影の領域に属す
ると決定することを特徴とするものである。
【0148】上記問題点を解決するために本発明のフォ
ーム・ファクタ補間領域決定装置及び、放射側パッチ内
フォーム・ファクタ補間領域決定装置と受動側パッチ内
フォーム・ファクタ補間領域決定装置は、平行四辺形パ
ッチを前記エレメント生成装置でエレメント分割したと
きにできる、対角線上に並んだ元の平行四辺形パッチと
相似な平行四辺形エレメントのグループに対しては、端
点に相当する2つの平行四辺形エレメントをサンプルエ
レメントとして選択し、対角線上に並んだ元の平行四辺
形パッチと相似な平行四辺形エレメントのグループ除い
たときにできる2つの三角形状に並んだ元の平行四辺形
パッチと相似な平行四辺形エレメントのグループに対し
ては、各グループに対してそれぞれ、頂点に相当する3
つのエレメントをサンプルエレメントとして選択し、2
つの三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループ
に対しては、それぞれ、その3つのサンプルエレメント
に、最大未放射エネルギーを有するパッチの計算代表
点、もしくは最大未放射エネルギーを有するパッチ内部
のエレメントの計算代表点を始点とし、サンプルエレメ
ントの計算代表点を終点とするベクトルと最大未放射エ
ネルギーを有するパッチの法線ベクトルとの内積と、平
行四辺形パッチの法線ベクトルとの内積とから放射エネ
ルギーが到達するか否かの判定を行い、最大未放射エネ
ルギーを有するパッチの計算代表点、もしくは最大未放
射エネルギーを有するパッチ内部のエレメントの計算代
表点とサンプルエレメントの計算代表点間での遮蔽物体
の有無を調べる交差判定を行い、3つのサンプルエレメ
ントとも放射エネルギーが到達し、かつ交差判定の結果
が交差しないという場合は、三角形状に並んだ平行四辺
形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメント
はフォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、3
つのサンプルエレメントとも放射エネルギーが到達しな
いか、または交差判定の結果が交差するという場合は、
三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループの全
ての平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定
し、3つのサンプルエレメントの内1つのサンプルエレ
メントは放射エネルギーが到達しないか、または交差判
定の結果が交差し、2つのサンプルエレメントは放射エ
ネルギーが到達し、かつ交差しないという場合は、放射
エネルギーが到達しないか、または交差したサンプルエ
レメントを基点として、三角形の2辺に沿って並んだ各
平行四辺形エレメントに対して、放射エネルギーが到達
するか否かの判定と交差判定を放射エネルギーが到達
し、かつ交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて放射
エネルギーが到達し、かつ交差しなくなった平行四辺形
エレメントの計算代表点と最初に放射エネルギーが到達
し、かつ交差判定で交差しないと判定された2つのサン
プルエレメントの計算代表点で囲まれる領域に、その計
算代表点が含まれる平行四辺形エレメントはフォーム・
ファクタの補間領域に属すると決定し、それ以外の平行
四辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、3つの
サンプルエレメントの内2つのサンプルエレメントは放
射エネルギーが到達しないか、または交差判定の結果が
交差し、1つのサンプルエレメントは放射エネルギーが
到達し、かつ交差しないという場合は、放射エネルギー
が到達しないか、または交差した2つのサンプルエレメ
ントを基点として、放射エネルギーが到達し、かつ交差
しなかったエレメントに向かう三角形の2辺に沿って並
んだ各平行四辺形エレメントに対して、放射エネルギー
が到達するか否かの判定と交差判定を放射エネルギーが
到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて
放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなった平行四
辺形エレメントの計算代表点と最初に放射エネルギーが
到達し、かつ交差判定で交差しないと判定された1つの
サンプルエレメントの計算代表点で囲まれる領域に、そ
の計算代表点が含まれる平行四辺形エレメントはフォー
ム・ファクタの補間領域に属すると決定し、それ以外の
平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、対
角線上に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対し
ては、その2つのサンプルエレメントに放射エネルギー
が到達するか否かの判定と交差判定を行い、2つのサン
プルエレメントとも放射エネルギーが到達し、かつ交差
判定の結果が交差しないという場合は、対角線上に並ん
だ平行四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形
エレメントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると
決定し、2つのサンプルエレメントとも放射エネルギー
が到達しないか、または交差判定の結果が交差するとい
う場合は、対角線上に並んだ平行四辺形エレメントのグ
ループの全ての平行四辺形エレメントは影の領域に属す
ると決定し、2つのサンプルエレメントの内1つのサン
プルエレメントは放射エネルギーが到達しないか、また
は交差判定の結果が交差し、1つのサンプルエレメント
は放射エネルギーが到達し、かつ交差しないという場合
は、放射エネルギーが到達しないか、または交差したサ
ンプルエレメントを基点として、交差しなかったサンプ
ルエレメントに向かって順番に、各平行四辺形エレメン
トに対して、放射エネルギーが到達するか否かの判定と
交差判定を放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくな
るまで繰り返し行い、初めて放射エネルギーが到達し、
かつ交差しなくなったエレメントの計算代表点と最初に
放射エネルギーが到達し、かつ交差判定で交差しないと
判定されたサンプルエレメントの間にある平行四辺形エ
レメントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると決
定し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属
すると決定することを特徴とするものである。
【0149】上記問題点を解決するために本発明の三角
形照度マッピング装置は、三角形ポリゴンABCの頂点
Aの座標を(a1,a2,a3),頂点Bの座標を(b1,
b2,b3),頂点Cの座標を(c1,c2,c3)とし、
三角形ポリゴンABCの任意の内部点をP(p1,p2,
p3)、点Pに対応する照度分布空間での点P’の座標
を(s,t)とした時に、照度分布空間座標算出装置と
補間装置と出力装置で構成され、前記照度分布空間座標
算出装置は、三角形ポリゴンABCの頂点Aの座標(a
1,a2,a3),頂点Bの座標(b1,b2,b3),頂点
Cの座標(c1,c2,c3)と表示を行いたい三角形ポ
リゴンABCの内部点P(p1,p2,p3)を入力と
し、(b1−a1)(c2−a2)−(c1−a1)(b2−
a2)≠0の時は、
【0150】
【数191】
【0151】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(b1−a1)(c3−a3)−(c
1−a1)(b3−a3)≠0の時は、
【0152】
【数192】
【0153】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(b2−a2)(c3−a3)−(c
2−a2)(b3−a3)≠0の時は、
【0154】
【数193】
【0155】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、それ以外の時は、解はないという
ことで、エラー信号を返して処理を終了し、前記補間装
置は、前記照度分布空間座標算出装置で算出された座標
値(s,t)と三角形ポリゴンABCの照度分布データ
を基に、(s,t)における照度値を,(s,t)に最
も近い、照度値の与えられている点における照度値とす
るか、または(s,t)の近傍の、照度値の与えられて
いる点における照度値を補間することによって求め、前
記出力装置に転送し、前記出力装置は、前記補間装置で
算出された照度値を、三角形ポリゴンABCの内部点P
の照度値として表示装置へ出力することを特徴とするも
のである。
【0156】上記問題点を解決するために本発明の四角
形照度マッピング装置は、一般四角形ポリゴンABCD
の頂点Aの座標を(a1,a2,a3),頂点Bの座標を
(b1,b2,b3),頂点Cの座標を(c1,c2,c
3),頂点Dの座標を(d1,d2,d3)、一般四角形ポ
リゴンABCDの法線ベクトルをN(Nx,Ny,Nz)
とし、一般四角形ポリゴンABCDの任意の内部点をX
(x1,x2,x3)、内部点Xが三角形ABCに存在し
た場合に内部点Xに対応する照度分布空間での点の座標
を(s+t,s)、内部点Xが対角線AC上の場合に内
部点Xに対応する照度分布空間での点の座標を(s,
s)、内部点Xが三角形ACDに存在した場合に内部点
Xに対応する照度分布空間での点の座標を(s,s+
r)とした時に、存在領域決定装置と照度分布空間座標
算出装置と補間装置と出力装置で構成され、前記存在領
域決定装置は、一般四角形ポリゴンABCDの頂点Aの
座標(a1,a2,a3),頂点Bの座標(b1,b2,b
3),頂点Cの座標(c1,c2,c3),頂点Dの座標
(d1,d2,d3)と一般四角形ポリゴンABCDの法
線ベクトルN(Nx,Ny,Nz)と表示を行いたい一般
四角形ポリゴンABCDの内部点X(x1,x2,x3)
を入力とし、Nx,Ny,Nzの内絶対値が最大のものを
検索し、Nxが最大ならば、c2−a2=0の時は、(x2
−a2)(b2−a2)>0ならば、点Xは三角形ABC
内部と決定し、x2−a2=0ならば、点Xは対角線AC
上と決定し、(x2−a2)(d2−a2)>0ならば、点
Xは三角形ACD内部と決定し、c2−a2≠0の時は、
【0157】
【数194】
【0158】ならば、点Xは三角形ABC内部と決定
し、
【0159】
【数195】
【0160】ならば、点Xは対角線AC上と決定し、
【0161】
【数196】
【0162】ならば、点Xは三角形ACD内部と決定
し、Nyが最大ならば、c1−a1=0の時は、(x1−a
1)(b1−a1)>0ならば、点Xは三角形ABC内部
と決定し、x1−a1=0ならば、点Xは対角線AC上と
決定し、(x1−a1)(d1−a1)>0ならば、点Xは
三角形ACD内部と決定し、c1−a1≠0の時は、
【0163】
【数197】
【0164】ならば、点Xは三角形ABC内部と決定
し、
【0165】
【数198】
【0166】ならば、点Xは対角線AC上と決定し、
【0167】
【数199】
【0168】ならば、点Xは三角形ACD内部と決定
し、Nzが最大ならば、c1−a1=0の時は、(x1−a
1)(b1−a1)>0ならば、点Xは三角形ABC内部
と決定し、x1−a1=0ならば、点Xは対角線AC上と
決定し、(x1−a1)(d1−a1)>0ならば、点Xは
三角形ACD内部と決定し、c1−a1≠0の時は、
【0169】
【数200】
【0170】ならば、点Xは三角形ABC内部と決定
し、
【0171】
【数201】
【0172】ならば、点Xは対角線AC上と決定し、
【0173】
【数202】
【0174】ならば、点Xは三角形ACD内部と決定
し、その結果を前記照度分布空間座標算出装置に転送
し、前記照度分布空間座標算出装置は、一般四角形ポリ
ゴンABCDの頂点Aの座標(a1,a2,a3),頂点
Bの座標(b1,b2,b3),頂点Cの座標(c1,c
2,c3),頂点Dの座標(d1,d2,d3)と表示を行
いたい一般四角形ポリゴンABCDの内部点X(x1,
x2,x3)と前記存在領域決定装置で決定された結果を
入力とし、前記存在領域決定装置の結果が点Xは三角形
ABC内部にあるという場合は、(c1−a1)(b2−
a2)−(b1−a1)(c2−a2)≠0の時は、
【0175】
【数203】
【0176】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(c1−a1)(b3−a3)−(b
1−a1)(c3−a3)≠0の時は、
【0177】
【数204】
【0178】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(c2−a2)(b3−a3)−(b
2−a2)(c3−a3)≠0の時は、
【0179】
【数205】
【0180】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、それ以外の時は、解はないという
ことで、エラー信号を返して処理を終了し、前記存在領
域決定装置の結果が点Xは対角線AC上にあるという場
合は、c1−a1≠0の時は、
【0181】
【数206】
【0182】によって、sを求め、その値を前記補間装
置に転送し、c2−a2≠0の時は、
【0183】
【数207】
【0184】によって、sを求め、その値を前記補間装
置に転送し、c3−a3≠0の時は、
【0185】
【数208】
【0186】によって、sを求め、その値を前記補間装
置に転送し、それ以外の時は、解はないということで、
エラー信号を返して処理を終了し、前記存在領域決定装
置の結果が点Xは三角形ACD内部にあるという場合
は、(c1−a1)(d2−a2)−(d1−a1)(c2−
a2)≠0の時は、
【0187】
【数209】
【0188】によって、(s,r)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(c1−a1)(d3−a3)−(d
1−a1)(c3−a3)≠0の時は、
【0189】
【数210】
【0190】によって、(s,r)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(c2−a2)(d3−a3)−(d
2−a2)(c3−a3)≠0の時は、
【0191】
【数211】
【0192】によって、(s,r)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、それ以外の時は、解はないという
ことで、エラー信号を返して処理を終了し、前記補間装
置は、前記照度分布空間座標算出装置で算出された座標
の点と一般四角形ポリゴンABCDの照度分布データを
基に、前記照度分布空間座標算出装置で算出された座標
の点における照度値を,前記照度分布空間座標算出装置
で算出された座標に最も近い、照度値の与えられている
点における照度値とするか、または前記照度分布空間座
標算出装置で算出された座標の近傍の、照度値の与えら
れている点における照度値を補間することによって求
め、前記出力装置に転送し、前記出力装置は、前記補間
装置で算出された照度値を、一般四角形ポリゴンABC
Dの内部点Xの照度値として表示装置へ出力することを
特徴とするものである。
【0193】上記問題点を解決するために本発明の三角
形照度マッピング装置は、三角形ポリゴンABCと同一
の平面上で定義されたuv座標系で、三角形ポリゴンA
BCの頂点Aの座標を(uA,vA),頂点Bの座標を
(uB,vB),頂点Cの座標を(uC,vC)、三角形ポ
リゴンABCの任意の内部点をP(uP,vP)で表し、
点Pに対応する照度分布空間での点P’の座標を(s,
t)とした時に、照度分布空間座標算出装置と補間装置
と出力装置で構成され、前記照度空間座標算出装置は、
三角形ポリゴンABCの頂点Aの座標(uA,vA),頂
点Bの座標(uB,vB),頂点Cの座標(uC,vC)と
表示を行いたい三角形ポリゴンABCの内部点P(u
P,vP)を入力とし、(uB−uA)(vC−vA)−(u
C−uA)(vB−vA)≠0の時は、
【0194】
【数212】
【0195】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(uB−uA)(vC−vA)−(u
C−uA)(vB−vA)=0の時は、解はないということ
で、エラー信号を返して処理を終了し、前記補間装置
は、前記照度分布空間座標算出装置で算出された座標値
(s,t)と三角形ポリゴンABCの照度分布データを
基に、(s,t)における照度値を,(s,t)に最も
近い、照度値の与えられている点における照度値とする
か、または(s,t)の近傍の、照度値の与えられてい
る点における照度値を補間することによって求め、前記
出力装置に転送し、前記出力装置は、前記補間装置で算
出された照度値を、三角形ポリゴンABCの内部点Pの
照度値として表示装置へ出力することを特徴とするもの
である。
【0196】上記問題点を解決するために本発明の四角
形照度マッピング装置は、一般四角形ポリゴンABCD
と同一の平面上で定義されたuv座標系で、一般四角形
ポリゴンABCDの頂点Aの座標を(uA,vA),頂点
Bの座標を(uB,vB),頂点Cの座標を(uC,v
C),頂点Dの座標を(uD,vD)、一般四角形ポリゴ
ンABCDの任意の内部点をX(ux,vx)、内部点X
が三角形ABCに存在した場合に内部点Xに対応する照
度分布空間での点の座標を(s+t,s)、内部点Xが
対角線AC上の場合に内部点Xに対応する照度分布空間
での点の座標を(s,s)、内部点Xが三角形ACDに
存在した場合に内部点Xに対応する照度分布空間での点
の座標を(s,s+r)とした時に、存在領域決定装置
と照度分布空間座標算出装置と補間装置と出力装置で構
成され、前記存在領域決定装置は、一般四角形ポリゴン
ABCDの頂点Aの座標(uA,vA),頂点Bの座標
(uB,vB),頂点Cの座標(uC,vC),頂点Dの座
標(uD,vD)と表示を行いたい一般四角形ポリゴンA
BCDの内部点X(ux,vx)を入力とし、uC−uA=
0の時は、(ux−uA)(uB−uA)>0ならば、点X
は三角形ABC内部と決定し、ux−uA=0ならば、点
Xは対角線AC上と決定し、(ux−uA)(uD−uA)
>0ならば、点Xは三角形ACD内部と決定し、uC−
uA≠0の時は、
【0197】
【数213】
【0198】ならば、点Xは三角形ABC内部と決定
し、
【0199】
【数214】
【0200】ならば、点Xは対角線AC上と決定し、
【0201】
【数215】
【0202】ならば、点Xは三角形ACD内部と決定
し、その結果を前記照度分布空間座標算出装置に転送
し、前記照度分布空間座標算出装置は、一般四角形ポリ
ゴンABCDの頂点Aの座標(uA,vA),頂点Bの座
標(uB,vB),頂点Cの座標(uC,vC),頂点Dの
座標(uD,vD)と表示を行いたい一般四角形ポリゴン
ABCDの内部点X(ux,vx)と前記存在領域決定装
置で決定された結果を入力とし、前記存在領域決定装置
の結果が点Xは三角形ABC内部にあるという場合は、
(uC−uA)(vB−vA)−(uB−uA)(vC−vA)
≠0の時は、
【0203】
【数216】
【0204】によって、(s,t)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(uC−uA)(vB−vA)−(u
B−uA)(vC−vA)=0の時は、解はないということ
で、エラー信号を返して処理を終了し、前記存在領域決
定装置の結果が点Xは対角線AC上にあるという場合
は、uC−uA=0かつvC−vA≠0の時は、
【0205】
【数217】
【0206】によって、sを求め、その値を前記補間装
置に転送し、uC−uA≠0の時は、
【0207】
【数218】
【0208】によって、sを求め、その値を前記補間装
置に転送し、それ以外の時は、解はないということで、
エラー信号を返して処理を終了し、前記存在領域決定装
置の結果が点Xは三角形ACD内部にあるという場合
は、(uC−uA)(vB−vA)−(uB−uA)(vC−
vA)≠0の時は、
【0209】
【数219】
【0210】によって、(s,r)を求め、その値を前
記補間装置に転送し、(uC−uA)(vB−vA)−(u
B−uA)(vC−vA)=0の時は、解はないということ
で、エラー信号を返して処理を終了し、前記補間装置
は、前記照度分布空間座標算出装置で算出された座標の
点と一般四角形ポリゴンABCDの照度分布データを基
に、前記照度分布空間座標算出装置で算出された座標の
点における照度値を,前記照度分布空間座標算出装置で
算出された座標に最も近い、照度値の与えられている点
における照度値とするか、または前記照度分布空間座標
算出装置で算出された座標の近傍の、照度値の与えられ
ている点における照度値を補間することによって求め、
前記出力装置に転送し、前記出力装置は、前記補間装置
で算出された照度値を、一般四角形ポリゴンABCDの
内部点Xの照度値として表示装置へ出力することを特徴
とするものである。
【0211】
【作用】パッチやエレメントを生成するときに重要な点
は、計算精度のばらつきが少ないこと、計算代表点の算
出が容易であること、計算代表点が格子点になっている
ことである。前述のパッチ生成装置やエレメント生成装
置は、平行四辺形ポリゴンはもちろん、従来取り扱われ
なかった一般四角形ポリゴンや三角形ポリゴンに対して
も、これらの点を全て満足するものである。つまり、三
角形ポリゴンは、前述のパッチ生成装置によって、元の
三角形ポリゴンと相似で互いに合同な三角形パッチに分
割される。これらの合同な三角形パッチは各々、前述の
エレメント生成装置によって、互いに合同な平行四辺形
エレメントのグループと元の三角形パッチに相似で互い
に合同な三角形エレメントに分割される。
【0212】これにより、各グループ内で計算精度は一
定となり、計算代表点の算出は分点の公式で容易に求ま
り、これらのエレメントの計算代表点間の距離は各グル
ープ内で等しくなるので、これらの計算代表点は各グル
ープ内で格子点をなす。
【0213】また、一般四角形ポリゴンは、前述のパッ
チ生成装置によって、互いに合同な一般四角形パッチの
グループと2種類の互いに合同な平行四辺形パッチのグ
ループに分割される。前述のエレメント生成装置によっ
て、一般四角形パッチは、互いに合同な一般四角形エレ
メントのグループと2種類の互いに合同な平行四辺形エ
レメントのグループに分割され、平行四辺形パッチは、
元の平行四辺形パッチと相似で、互いに合同な平行四辺
形エレメントに分割される。
【0214】三角形ポリゴンの場合と同様に、各グルー
プ内で計算精度は一定となり、計算代表点の算出は分点
の公式で容易に求まり、これらのエレメントの計算代表
点間の距離は各グループ内で等しくなるので、これらの
計算代表点は各グループ内で格子点をなす。同様のこと
が、平行四辺形ポリゴンについても言える。
【0215】更に、本発明における上記装置の主な特徴
は、影と照度保有領域(フォーム・ファクタ保有領域)
のコヒーレンシを利用して、一部のエレメントに対して
だけレイ・キャスティング法による交差判定を行うこと
で、交差判定回数を減らし、照度保有領域(フォーム・
ファクタ保有領域)内のエレメントの照度値(フォーム
・ファクタ値)を補間計算によって求め、この補間計算
に使用する計算精度が落ちない補間式を新たに導出し、
また、影の領域と照度(フォーム・ファクタ)の補間領
域の境界を自動的に探索することである。
【0216】つまり、本発明は上記した構成によって、
並列化容易で、しかも並列効果の効率が高いレイ・キャ
スティング法によって、ポリゴン内のサンプリングした
一部のエレメントに対して交差判定を行い、その交差判
定結果から照度やフォーム・ファクタの補間領域を求
め、その補間領域の内部を補間することができる。これ
によって、問題の解決が図れる。
【0217】補間の際重要なのは、その補間式を使用し
ても計算精度が落ちず、しかも高速化が図れることであ
る。この要件を上記の照度補間計算装置やフォーム・フ
ァクタ補間計算装置は満たしている。そこで使用してい
る補間式は、距離による光の減衰を考慮した、計算精度
は元の算出式と同等な補間式を用いており、特に、光源
や最大未放射エネルギーを有するパッチ(エレメント)
の計算代表点からターッゲットとなるエレメントまでの
距離が遠い場合等の条件を満たす場合には、先の補間式
を簡易化した補間式を使い、更に高速を図っている。
【0218】上記三角形照度マッピング装置と四角形照
度マッピング装置は、三角形ポリゴンや一般四角形ポリ
ゴンに対して、基底ベクトルをポリゴン毎に局所的に定
め、この基底ベクトルによって内部の点を表し、正規化
した照度分布空間へ基底ベクトルを変換することで、容
易に照度分布空間での座標を割り出せ、その座標を基に
その内部点における照度値を算出するというものであ
る。従って、照度マッピングが精度良く高速に行え、し
かもインプリメントも容易である。
【0219】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の画像生成装置に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0220】(図1)は本発明の第1の実施例における
画像生成装置の全体構成を示すものである。図1におい
て、1はパッチの計算代表点位置の座標、パッチの頂点
座標、パッチの面積、法線ベクトル、反射率と識別番号
からなるパッチ情報を生成するパッチ生成装置、2はパ
ッチ生成装置1で生成したパッチ情報を記憶するパッチ
情報記憶装置、3はパッチ情報からエレメントの計算代
表点位置の座標、エレメントの面積、法線ベクトル、反
射率と識別番号からなるエレメント情報を生成するエレ
メント生成装置、4はエレメント生成装置3で生成され
たエレメント情報を記憶するエレメント情報記憶装置、
5は光源から直接得られる照度値をサンプリングと補間
を用いて計算する直接光計算装置、6はエレメントの計
算代表点における照度値から、パッチの計算代表点にお
ける照度値を算出するパッチ照度算出装置、7は物体の
相互作用によって得られる照度値を算出する間接光計算
装置、8は直接光計算装置5やパッチ照度算出装置6、
間接光計算装置7で算出されたエレメント単位やパッチ
単位の照度値を記憶する照度分布記憶装置、9は照度分
布記憶装置8に記憶された照度分布を、内部のデータ形
式から外部のデータ形式への変換を行いながら外部出力
を行う照度分布出力装置、10は外部から入力される照
度分布を内部のデータ形式に変換し、変換したデータを
照度分布記憶装置8に転送して記憶させる照度分布入力
装置、11はデータバス、12は制御信号線、13はス
ケジューリング管理と操作制御を制御信号線12を介し
て行う制御装置である。
【0221】以上のように構成された第1の実施例にお
ける画像生成装置について、以下その動作を説明する。
【0222】パッチ生成装置1は、物体を定義するポリ
ゴンの頂点座標、反射率とそのポリゴンが三角形ポリゴ
ンか、一般四角形ポリゴンか、平行四辺形ポリゴンかの
識別を与える識別子とからなるポリゴン情報が入力され
ると、補間計算と間接光計算時における放射の単位とな
るパッチの計算代表点位置の座標、パッチの頂点座標、
パッチの面積、法線ベクトル、反射率と識別番号からな
るパッチ情報を生成する。識別子の記述から分かるよう
に、取り扱うポリゴンは、三角形ポリゴン、一般四角形
ポリゴン、平行四辺形ポリゴンの3種類で、それぞれパ
ッチ情報の生成方法が異なるので、各種類、それぞれに
対するパッチ情報の生成方法について、以下説明を行
う。
【0223】三角形ポリゴンの場合のパッチ情報の生成
方法について説明する。三角形ポリゴンABCに対し
て、その頂点の位置ベクトルをa,b,cする。外部か
ら与えられたパッチ分割幅を用いてパッチ分割数npを
(数112)(但し、(数113)は、xより小さくな
い最小の整数)によって求める。三角形ポリゴンABC
の各辺をnp等分し、隣辺間の対応する等分点を線分で
結ぶと、三角形ポリゴンABCは、元の三角形ポリゴン
ABCと同じ方向を向いたnp(np+1)/2個の元の
三角形ポリゴンABCと相似で互いに合同な順方向三角
形パッチと、元の三角形ポリゴンABCと逆方向を向い
たnp(np−1)/2個の元の三角形ポリゴンABCと
相似で互いに合同な逆方向三角形パッチとに分割され
る。
【0224】順方向三角形パッチに対して、頂点Aを含
む順方向三角形パッチを基準として、辺ABに平行にm
軸、辺BCに平行にi軸をとることで、mi整数座標系
を(図2)のように構成し、(数114)に従って識別
番号を付けていく。但し、(図2)においては、np=
4としている。同様に、逆方向三角形パッチに対して
も、頂点Aに最も近い逆方向三角形パッチを基準とし
て、辺ABに平行m軸、辺BCに平行にj軸をとること
で、mj整数座標系を構成し、(数115)に従って識
別番号を付けていく。
【0225】(図2)における、順方向三角形パッチの
識別番号と(m,i)座標の関係については(表1)
に、逆方向三角形パッチの識別番号と(m,i)座標の
関係については(表2)に示す。
【0226】
【表1】
【0227】
【表2】
【0228】mi座標系で(m,i)の順方向三角形パ
ッチの計算代表点の位置ベクトルxを(数116)によ
って求める。この(m,i)における順方向三角形パッ
チの頂点の位置ベクトルp,q,rを(数117)(数
118)(数119)によって求める。mj座標系で
(m,j)の逆方向三角形パッチの計算代表点の位置ベ
クトルxを(数120)によって求める。この(m,
j)における逆方向三角形パッチの頂点の位置ベクトル
p,q,rを(数121)(数122)(数123)に
よって求める。元の座標系が右手座標系の場合は、順方
向三角形パッチ、逆方向三角形パッチの法線ベクトルを
(数124)によって求め、左手座標系の場合は、順方
向三角形パッチ、逆方向三角形パッチの法線ベクトルを
(数125)によって求める。順方向三角形パッチ、逆
方向三角形パッチの面積は、(数126)によって求
め、反射率は、元の三角形ポリゴンABCと同じ値を用
いることで、パッチ情報を生成する。
【0229】一般四角形ポリゴンの場合のパッチ情報の
生成方法について説明する。一般四角形ポリゴンABC
Dに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,c,d
とする。外部から与えられたパッチ分割幅を用いて、パ
ッチ分割数npを(数112)によって求める。一般四
角形ポリゴンABCDの各辺と対角線ACをnp等分
し、各辺の等分点と対角線の対応する等分点を線分で結
び、np(np−1)/2個づつの2種類の互いに合同な
平行四辺形パッチと、np個の元の一般四角形ポリゴン
ABCDと相似で互いに合同な一般四角形パッチとに分
割する。頂点Aを含む一般四角形パッチを基準として、
辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj軸をとること
で、ij整数座標系を(図3)のように構成し、(数1
27)に従って識別番号を付けていく。
【0230】但し、(図3)においては、np=4とし
ている。ij座標系で(i,j)の一般四角形、平行四
辺形パッチの計算代表点の位置ベクトルxを次のように
求める。i>jのときは、三角形ACD側の平行四辺形
パッチのグループを示しており、この場合は、(数12
8)によって求める。i=jのときは、対角線AC上の
一般四角形パッチのグループを示しており、この場合
は、(数129)によって求める。i<jのときは、三
角形ABC側の平行四辺形パッチのグループを示してお
り、この場合は、(数130)によって求める。この
(i,j)における一般四角形、平行四辺形パッチの頂
点の位置ベクトルp,q,r,sをi>jのときは、
(数131)(数132)(数133)(数134)に
よって求める。
【0231】i=jのときは、(数135)(数13
6)(数137)(数138)によって求める。
【0232】i<jのときは、(数139)(数14
0)(数141)(数142)によって求める。元の座
標系が右手座標系の場合は、一般四角形、平行四辺形パ
ッチの法線ベクトルを(数143)によって求め、左手
座標形の場合は、一般四角形、平行四辺形パッチの法線
ベクトルを(数144)によって求める。
【0233】(i,j)における一般四角形、平行四辺
形パッチの面積をi>jのときは、(数145)によっ
て求める。i=jのときは、(数146)によって求
め、i<jのときは、(数147)によって求める。反
射率は、元の一般四角形ポリゴンABCDと同じ値を用
いることで、パッチ情報を生成する。
【0234】平行四辺形ポリゴンの場合のパッチ情報の
生成方法について説明する。平行四辺形ポリゴンABC
Dに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,c,d
とする。外部から与えられたパッチ分割幅を用いて、パ
ッチ分割数mp,npを(数148)(数149)によっ
て求める。辺AB,CDをnp等分し、辺BC,DAを
mp等分し、相対する辺の対応する等分点を線分で結
び、mp×np個の元の平行四辺形ポリゴンABCDと相
似で互いに合同な平行四辺形パッチに分割する。
【0235】一般四角形ポリゴンの場合と同様に、頂点
Aを含む平行四辺形パッチを基準として、辺ABに沿っ
てi軸、辺ADに沿ってにj軸をとることで、ij整数
座標系を構成し、(数128)に従って識別番号を付け
ていく。
【0236】ij座標系で(i,j)の平行四辺形パッ
チの計算代表点の位置ベクトルxを(数150)によっ
て求める。
【0237】この(i,j)における平行四辺形パッチ
の頂点の位置ベクトルp,q,r,sを(数151)
(数152)(数153)(数154)によって求め
る。元の座標系が右手座標系の場合は、平行四辺形パッ
チの法線ベクトルを(数143)によって求め、左手座
標形の場合は、平行四辺形パッチの法線ベクトルを(数
144)によって求める。平行四辺形パッチの面積を
(数155)によって求める。反射率は、元の平行四辺
形ポリゴンABCDと同じ値を用いることで、パッチ情
報を生成する。
【0238】パッチ情報記憶装置2は、パッチ生成装置
1で生成された、データバス11を介して転送されてく
るパッチ情報を、テーブル形式で保持する。その際、1
つのポリゴンから生成されたパッチ情報は、その識別番
号順に、1つのグループの形で保持し、どのポリゴンか
ら生成されたものか識別できるように識別子を付けてお
く。こうすることで、あるパッチ情報がどのポリゴンか
ら生成されたものであるかが分かる。
【0239】エレメント生成装置3は、パッチ情報記憶
装置2に記憶されたパッチ情報をデータバス11を介し
て読み出し、直接光計算と間接光計算時における計算単
位であるエレメントの計算代表点位置の座標、エレメン
トの面積、法線ベクトル、反射率と識別番号からなるエ
レメント情報を生成する。エレメント情報生成の対象と
するパッチのタイプは、前述のパッチ情報生成の際に生
成された三角形パッチ、一般四角形パッチ、平行四辺形
パッチである。パッチ情報の生成方法は各タイプによっ
て異なるので、以下においては、各パッチのタイプ、そ
れぞれについてエレメント情報の生成方法について説明
する。
【0240】三角形パッチABCに対して、その頂点の
位置ベクトルをa,b,cとする。外部から与えられた
エレメント分割幅を用いるか、もしくは光源や放射を行
うパッチとの距離と三角形パッチABCの最大辺の比と
影の境界の傾きから、エレメント分割幅を決定し、エレ
メント分割数neを(数156)によって求める。三角
形パッチABCの各辺をne等分し、辺AB,CAの等
分点から辺BCの対応する等分点を線分で結び、ne
(ne−1)/2個の互いに合同な平行四辺形エレメン
トと、ne個の元の三角形パッチABCと相似で互いに
合同な三角形エレメントとに分割する。
【0241】平行四辺形エレメントに対しては、頂点A
を含む平行四辺形エレメントを基準として、辺ABに平
行m軸、辺BCに平行にi軸をとることで、(図4)の
ようにmi整数座標系をとり、(数157)に従って識
別番号を付けていく。但し、(図4)においては、ne
=4としている。同様に、三角形エレメントに対して
も、(数158)に従って識別番号を付けていく。(図
4)における、平行四辺形エレメントの場合の識別番号
と(m,i)座標との関係を(表3)に、三角形エレメ
ントの場合を(表4)に示す。
【0242】
【表3】
【0243】
【表4】
【0244】mi座標系で(m,i)の平行四辺形エレ
メントの計算代表点の位置ベクトルxを(数159)に
よって求める。i座標系で(i)の三角形エレメントの
計算代表点の位置ベクトルxを(数160)によって求
める。平行四辺形エレメント、三角形エレメントの法線
ベクトルは、元の三角形パッチの法線ベクトルと同一の
ものとする。平行四辺形エレメントの面積を(数16
1)によって求め、三角形エレメントの面積を(数16
2)によって求める。反射率は、元の三角形パッチAB
Cと同じ値を用いることで、エレメント情報を生成す
る。
【0245】一般四角形パッチABCDに対して、その
頂点の位置ベクトルをa,b,c,dとする。外部から
与えられたエレメント分割幅を用いるか、もしくは光源
や放射を行うパッチとの距離と一般四角形パッチABC
Dの最大辺の比と影の境界の傾きから、エレメント分割
幅を決定し、エレメント割数neを(数156)によっ
て求める。一般四角形パッチABCDの各辺と対角線A
Cをne等分し、各辺の等分点と対角線の対応する等分
点を線分で結び、ne(ne−1)/2個づつの2種類の
互いに合同な平行四辺形エレメントと、ne個の元の一
般四角形パッチABCDと相似で互いに合同な一般四角
形エレメントに分割する。
【0246】頂点Aを含む一般四角形エレメントを基準
として、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj軸を
とることで、パッチ情報生成の場合と同様に、ij整数
座標系を構成し、(数163)に従って識別番号を付け
ていく。
【0247】ij座標系で(i,j)の一般四角形、平
行四辺形エレメントの計算代表点の位置ベクトルxをi
>jのときは、(数164)によって求め、i=jのと
きは、(数165)によって求め、i<jのときは、
(数166)によって求める。一般四角形、平行四辺形
エレメントの法線ベクトルは、元の一般四角形パッチA
BCDと同一の法線ベクトルとする。一般四角形、平行
四辺形エレメントの面積をi>jのときは、(数16
7)によって求め、i=jのときは、(数168)によ
って求め、i<jのときは、(数169)によって求め
る。反射率は、元の一般四角形パッチABCDと同じ値
を用いることで、エレメント情報を生成する。
【0248】平行四辺形パッチABCDに対して、その
頂点の位置ベクトルをa,b,c,dとしたとき、外部
から与えられたエレメント分割幅を用いるか、もしくは
光源や放射を行うパッチとの距離と平行四辺形パッチA
BCDの最大辺の比と影の境界の傾きから、エレメント
分割幅を決定し、エレメント分割数neを(数156)
によって求める。平行四辺形パッチABCDの各辺をn
e等分し、相対する辺の対応する等分点を線分で結び、
ne2個の元の平行四辺形パッチABCDと相似で互いに
合同な平行四辺形エレメントに分割する。
【0249】一般四角形パッチの場合と同様に、頂点A
を含む平行四辺形エレメントを基準として、辺ABに沿
ってi軸、辺ADに沿ってにj軸をとることで、ij整
数座標系を構成し、(数163)に従って識別番号を付
けていく。
【0250】ij座標系で(i,j)の平行四辺形エレ
メントの計算代表点の位置ベクトルxを(数170)に
よって求める。平行四辺形エレメントの法線ベクトル
は、元の平行四辺形パッチの法線ベクトルと同一のもの
とする。平行四辺形パッチの面積を(数171)によっ
て求める。反射率は、元の平行四辺形パッチABCDと
同じ値を用いることで、エレメント情報を生成する。
【0251】以上のように、パッチやエレメントに分割
した場合の図を、三角形ポリゴンは(図5)に、一般四
角形ポリゴンは(図6)に、平行四辺形ポリゴンは(図
7)に示す。
【0252】エレメント情報記憶装置4は、エレメント
生成装置3で生成された、データバス11を介して転送
されてくるエレメント情報を、テーブル形式で保持す
る。その際、1つのパッチから生成されたエレメント情
報は、その識別番号順に、1つのグループの形で保持
し、どのパッチから生成されたものか識別できるように
識別子を付けておく。こうすることで、あるエレメント
情報がどのパッチから生成されたものであるかが分か
る。
【0253】直接光計算装置5は、光源から直接得られ
る照度値を算出ものである。直接光計算装置5につい
て、(図8)を参照しながら説明する。(図8)におい
て、20は照度を補間すべき領域を決定する照度補間領
域決定装置、21は光源とエレメントの計算代表点間で
の遮蔽物体の有無を調べる交差判定を行う交差判定装
置、22はエレメントの計算代表点における照度値を計
算する照度計算装置、23はサンプルエレメントの照度
値を用いて補間領域内のエレメントの計算代表点の照度
値を補間計算で求める照度補間計算装置、24はパッチ
内のエレメントの計算代表点における照度値を一時的に
記憶するパッチ内照度分布記憶装置、25はパッチ内照
度分布記憶装置24に記憶された照度値を出力する直接
光照度出力装置、26は直接光計算装置5を構成する各
装置のスケジューリング管理と制御を行う直接光計算制
御装置、27は内部データバス、28は内部制御信号線
である。
【0254】以上のように構成された直接光計算装置5
について以下その動作を説明する。内部データバス27
はデータバス11と接続されており、内部データバス2
7と接続された照度補間領域決定装置20は、内部デー
タバス27を介して、パッチ情報記憶装置2からパッチ
情報を読み出す。そのパッチの識別番号からそのパッチ
内部に含まれるエレメントのエレメント情報をエレメン
ト情報記憶装置4から読み出し、そのエレメントの中か
らサンプルエレメントを選択する。サンプルエレメント
として選択するエレメントはパッチの形状によって異な
り、三角形パッチの場合は、三角形状に並んだ平行四辺
形エレメントのグループに対しては、頂点に相当する3
つ平行四辺形のエレメントをサンプルエレメントとして
選択し、直線状に並んだ元の三角形パッチと相似な三角
形エレメントのグループに対しては、端点に相当する2
つの三角形エレメントをサンプルエレメントとして選択
する。
【0255】一般四角形パッチの場合は、対角線上に並
んだ元の一般四角形パッチと相似な一般四角形エレメン
トのグループに対しては、端点に相当する2つの一般四
角形エレメントをサンプルエレメントとして選択し、対
角線上に並んだ元の一般四角形パッチと相似な一般四角
形エレメントのグループ除いたときにできる2つの三角
形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対して
は、各グループに対してそれぞれ、頂点に相当する3つ
のエレメントをサンプルエレメントとして選択する。平
行四辺形パッチの場合は、位置的には一般四角形の場合
と同様で、対角線上に並んだ元の平行四辺形パッチと相
似な平行四辺形エレメントのグループに対しては、端点
に相当する2つの平行四辺形エレメントをサンプルエレ
メントとして選択し、対角線上に並んだ元の平行四辺形
パッチと相似な平行四辺形エレメントのグループ除いた
ときにできる2つの三角形状に並んだ元の平行四辺形パ
ッチと相似な平行四辺形エレメントのグループに対して
は、各グループに対してそれぞれ、頂点に相当する3つ
のエレメントをサンプルエレメントとして選択する。
【0256】一方、照度補間領域決定装置20には、光
源強度、光源の位置の座標、光源の種類と配光特性など
の付加情報からなる光源情報が、外部から入力されてい
る。この光源情報とサンプルエレメントのエレメント情
報を用いて、光源とサンプルエレメントの計算代表点間
での遮蔽物体の有無を調べる交差判定を、内部データバ
ス27に接続された交差判定装置21によって行う。交
差判定方法としては、光源とエレメントの計算代表点を
結ぶ線分上で交わるポリゴンが存在するかどうかを判定
する方法が最も単純で、全てのポリゴンに対して、ポリ
ゴンを含む平面の式と光源とエレメントの計算代表点を
結ぶ線分を含む直線の式から交点を算出し、その交点が
ポリゴンを規定する領域内にありかつ光源とエレメント
の計算代表点を結ぶ線分上にあるか否かによって交差判
定が行える。
【0257】その他にも交差判定方法はあるが、レイ・
トレーシングで通常用いられる交差判定方法ならばなん
でも良い。また全てのポリゴンに対して交差判定を行う
と交差判定に時間が懸かるので、あらかじめ物体の存在
する空間を分割しておき、分割した部分空間上に属する
ポリゴンを分類しておき、光源の位置とエレメントの計
算代表点を結ぶ線分が通る部分空間に属するポリゴンの
みに交差判定を行うようにすれば、交差判定の速度は飛
躍的に速くなる。
【0258】この交差判定結果によって、照度の補間領
域と影の領域の境界を検索して照度の補間領域と影の領
域を決定する。補間領域の決定の仕方については、三角
形パッチの場合と一般四角形パッチ、平行四辺形パッチ
の場合では異なるので、それぞれについて、以下具体的
に述べる。
【0259】三角形パッチの場合、前述のように、三角
形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対して
は、頂点に相当する3つのサンプルエレメントに交差判
定を行う。この交差判定の結果が3つのサンプルエレメ
ントとも交差しなかった時は、三角形状に並んだ平行四
辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメン
トは照度の補間領域に属すると決定する。交差判定の結
果が3つのサンプルエレメントとも交差した時は、三角
形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループの全ての
平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定する。
交差判定の結果が3つのサンプルエレメントの内1つの
サンプルエレメントは交差し、2つのサンプルエレメン
トは交差しなかった時は、(図9)を用いて説明する。
【0260】(図9)においては、三角形状に並んだ平
行四辺形エレメントのグループのサンプルエレメント
は、St1,St2,St3で、St3が交差したと判定された
状況を示している。St3を基点として、(図9)中の
i,j方向に、三角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺
形エレメントに対して交差判定を交差しなくなるまで繰
り返し行う。この交差判定の結果、初めて交差しなくな
った平行四辺形エレメントが、(図9)中のP,Qであ
ったとすると、St1,St2,Q,Pの計算代表点で囲ま
れる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレ
メントは照度の補間領域に属すると決定し、それ以外の
平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定する。
St1やSt2が交差した場合も、同様に行う。
【0261】交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
トの内2つのサンプルエレメントは交差し、1つのサン
プルエレメントは交差しなかった時は、(図10)を用
いて説明する。(図10)においては、St1,St2が交
差したと判定された状況を示している。St1,St2を基
点として、(図10)中のi,j方向に、三角形の2辺
に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して交差判
定を交差しなくなるまで繰り返し行う。初めて交差しな
くなった平行四辺形エレメントが、(図10)中のP,
Qであったとすると、St3,P,Qの計算代表点で囲ま
れる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレ
メントは照度の補間領域に属すると決定し、それ以外の
平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定する。
St1,St3やSt2,St3が交差した場合も、同様に行
う。
【0262】次に、直線状に並んだ元の三角形パッチと
相似な三角形エレメントのグループに対しては、その2
つのサンプルエレメントに交差判定を行う。この交差判
定の結果が2つのサンプルエレメントとも交差しないと
いう時は、直線状に並んだ三角形エレメントのグループ
の全ての三角形エレメントは照度の補間領域に属すると
決定する。交差判定の結果が2つのサンプルエレメント
とも交差するという時は、直線状に並んだ三角形エレメ
ントのグループの全ての三角形エレメントは影の領域に
属すると決定する。交差判定の結果が2つのサンプルエ
レメントの内1つのサンプルエレメントは交差し、1つ
のサンプルエレメントは交差しないという時は、(図
9)を用いて説明する。
【0263】(図9)においては、直線状に並んだ三角
形エレメントのグループのサンプルエレメントは、Sl
1,Sl2で、Sl2が交差したと判定された状況を示して
いる。Sl2を基点として、(図9)中のl方向に、各三
角形エレメントに対して,交差判定を交差しなくなるま
で繰り返し行う。この交差判定の結果、初めて交差しな
くなった三角形エレメントが、(図9)中のRであった
とすると、Sl1,Rの間にある三角形エレメントは照度
の補間領域に属すると決定し、それ以外の三角形エレメ
ントは影の領域に属すると決定する。Sl1が交差した場
合も、同様に行う。
【0264】一般四角形の場合は、2つの三角形状に並
んだ平行四辺形エレメントのグループに対しては、三角
形パッチの平行四辺形エレメントの場合と同様に行い、
対角線上の一般四角形エレメントに対しては、三角形パ
ッチの三角形エレメントの場合と同様に行う。つまり、
2つの三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグルー
プに対しては、3つのサンプルエレメントに、交差判定
を行う。交差判定の結果が3つのサンプルエレメントと
も交差しないという時は、三角形状に並んだ平行四辺形
エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメントは
照度の補間領域に属すると決定する。
【0265】交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
トとも交差するという時は、三角形状に並んだ平行四辺
形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメント
は影の領域に属すると決定する。交差判定の結果が3つ
のサンプルエレメントの内1つのサンプルエレメントは
交差し、2つのサンプルエレメントは交差しないという
時は、交差したサンプルエレメントを基点として、三角
形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対し
て交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて
交差しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表点と
最初の交差判定で交差しないと判定された2つのサンプ
ルエレメントの計算代表点で囲まれる領域に、その計算
代表点が含まれる平行四辺形エレメントは照度の補間領
域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エレメント
は影の領域に属すると決定する。
【0266】交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
トの内2つのサンプルエレメントは交差し、1つのサン
プルエレメントは交差しないという時は、交差した2つ
のサンプルエレメントを基点として、交差しなかったエ
レメントに向かう三角形の2辺に沿って並んだ各平行四
辺形エレメントに対して交差判定を交差しなくなるまで
繰り返し行い、初めて交差しなくなった平行四辺形エレ
メントの計算代表点と最初の交差判定で交差しないと判
定された1つのサンプルエレメントの計算代表点で囲ま
れる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレ
メントは照度の補間領域に属すると決定し、それ以外の
平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定する。
対角線上に並んだ一般四角形エレメントのグループに対
しては、2つのサンプルエレメントに交差判定を行う。
【0267】交差判定の結果が2つのサンプルエレメン
トとも交差しないという時は、対角線上に並んだ一般四
角形エレメントのグループの全ての一般四角形エレメン
トは照度の補間領域に属すると決定する。交差判定の結
果が2つのサンプルエレメントとも交差するという時
は、対角線上に並んだ一般四角形エレメントのグループ
の全ての一般四角形エレメントは影の領域に属すると決
定する。交差判定の結果が2つのサンプルエレメントの
内1つのサンプルエレメントは交差し、1つのサンプル
エレメントは交差しないという時は、交差したサンプル
エレメントを基点として、交差しなかったサンプルエレ
メントに向かって順番に、各一般四角形エレメントに対
して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初め
て交差しなくなったエレメントの計算代表点と最初の交
差判定で交差しないと判定されたサンプルエレメントの
間にある一般四角形エレメントは照度の補間領域に属す
ると決定し、それ以外の一般四角形エレメントは影の領
域に属すると決定する。
【0268】平行四辺形パッチの場合も、一般四角形パ
ッチの場合と同様に行う。つまり、2つの三角形状に並
んだ平行四辺形エレメントのグループに対しては、3つ
のサンプルエレメントに、交差判定を行う。交差判定の
結果が3つのサンプルエレメントとも交差しないという
時は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグルー
プの全ての平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属
すると決定する。交差判定の結果が3つのサンプルエレ
メントとも交差するという時は、三角形状に並んだ平行
四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメ
ントは影の領域に属すると決定する。
【0269】交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
トの内1つのサンプルエレメントは交差し、2つのサン
プルエレメントは交差しないという時は、交差したサン
プルエレメントを基点として、三角形の2辺に沿って並
んだ各平行四辺形エレメントに対して交差判定を交差し
なくなるまで繰り返し行い、初めて交差しなくなった平
行四辺形エレメントの計算代表点と最初の交差判定で交
差しないと判定された2つのサンプルエレメントの計算
代表点で囲まれる領域に、その計算代表点が含まれる平
行四辺形エレメントは照度の補間領域に属すると決定
し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属す
ると決定する。
【0270】交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
トの内2つのサンプルエレメントは交差し、1つのサン
プルエレメントは交差しないという時は、交差した2つ
のサンプルエレメントを基点として、交差しなかったエ
レメントに向かう三角形の2辺に沿って並んだ各平行四
辺形エレメントに対して交差判定を交差しなくなるまで
繰り返し行い、初めて交差しなくなった平行四辺形エレ
メントの計算代表点と最初の交差判定で交差しないと判
定された1つのサンプルエレメントの計算代表点で囲ま
れる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレ
メントは照度の補間領域に属すると決定し、それ以外の
平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定する。
対角線上に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対
しては、2つのサンプルエレメントに交差判定を行う。
【0271】交差判定の結果が2つのサンプルエレメン
トとも交差しないという時は、対角線上に並んだ平行四
辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメン
トは照度の補間領域に属すると決定する。交差判定の結
果が2つのサンプルエレメントとも交差するという時
は、対角線上に並んだ平行四辺形エレメントのグループ
の全ての平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決
定する。交差判定の結果が2つのサンプルエレメントの
内1つのサンプルエレメントは交差し、1つのサンプル
エレメントは交差しないという時は、交差したサンプル
エレメントを基点として、交差しなかったサンプルエレ
メントに向かって順番に、各平行四辺形エレメントに対
して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初め
て交差しなくなったエレメントの計算代表点と最初の交
差判定で交差しないと判定されたサンプルエレメントの
間にある平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属す
ると決定し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領
域に属すると決定する。
【0272】このように決定された照度補間領域に対し
て、内部データバス27に接続された照度計算装置22
は、エレメント情報と光源情報を用いて、照度補間領域
の中に含まれるエレメントの中の補間の基点となるエレ
メントの計算代表点における照度値を計算する。補間の
基点となるエレメントは、(図9)の三角形状に並んだ
平行四辺形エレメントのグループに対しては、St1,S
t2,P,Qであり、直線状に並んだ三角形エレメントの
グループに対しては、Sl1,Rであり、(図10)で
は、St3,P,Qである。
【0273】また、照度値を計算するための計算モデル
としては、点光源の場合はランバーシャンのモデルを用
い、配光特性付点光源の場合は、(数220)に従って
求める。
【0274】
【数220】
【0275】但し、(数220)において、Gは照度値
を求めたいエレメントの計算代表点の方向への光源強
度、rはそのエレメントの計算代表点を始点とし、光源
を終点としたときのベクトル、ρはそのエレメントの反
射率、Nはそのエレメントの法線ベクトルである。 パ
ッチ内照度分布記憶装置24は、パッチ内部のエレメン
トの照度値を、エレメントの識別番号に従って記憶す
る。照度値は、0の状態に初期化されており、この状態
にあるパッチ内照度分布記憶装置24に、照度計算装置
22で求めた補間の基点となるエレメントの計算代表点
における照度値を転送して、そのエレメントの識別番号
に従い、対応する記憶領域に、その照度値を求めた値に
更新して記憶させる。
【0276】内部データバス27に接続された照度補間
計算装置23は、照度補間領域内の残りのエレメントの
計算代表点における照度値を補間計算によって算出す
る。使用する補間式は、点光源の場合と配光特性付点光
源の場合とでは異なり、それぞれ次の補間式を用いるこ
とで照度値を求める。図11に基づいて、点光源の場合
を説明する。点光源の位置をL、点光源の光源強度を
G、点R1,R2,R3をエレメントの計算代表点の位
置、点R1,R2,R3における照度値(ラジオシティ
値)をB1,B2,B3、エレメントの法線ベクトルを
N、エレメントの反射率をρ、ベクトル(R1L)を
1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル(R3L)をr
3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関係があるとす
る。照度値B1,B3は、ランバーシャンの計算モデルに
従って、
【0277】
【数221】
【0278】
【数222】
【0279】で表される。今、照度値B1,B3が既知と
すると、B2に関して、(数172)の関係が成り立
つ。(数172)は、計算精度的には、元のランバーシ
ャンの計算モデルと同等である。もし(数172)にお
いて、
【0280】
【数223】
【0281】が成り立つならば、(数172)は、(数
174)となる。(数223)は、R1とR3の距離に比
べ、R1からLもしくはR3からLまでの距離が大きい場
合に成り立つので、(数173)によって代替できる。
【0282】次に、配光特性付点光源については、図1
2に基づいて説明を行う。点Lを配光特性付き点光源の
位置、点R1,R2,R3をエレメントの計算代表点の位
置、点R1,R2,R3における照度値(ラジオシティ
値)をB1,B2,B3、点R1,R2,R3方向の光源強度
をG1,G2,G3、エレメントの法線ベクトルをN、エ
レメントの反射率をρ、ベクトル(R1L)をr1,ベク
トル(R2L)をr2,ベクトル(R3L)をr3とし、r
2=tr1+(1−t)r3の関係があるものとする。照
度値B1,B3は、配光特性付点光源の算出式に従って、
【0283】
【数224】
【0284】
【数225】
【0285】となる。従って、照度値B1,B3が既知の
時、B2に関して、G1≠0かつG3≠0ならば、(数1
75)が成り立ち、G1=0かつG3≠0ならば、(数1
76)が成り立ち、G1≠0かつG3=0ならば、(数1
77)が成り立ち、G1=0かつG3=0ならば、(数1
78)が成り立つ。
【0286】上記の(数175)(数176)(数17
7)(数178)は、計算精度的には、元の配光特性付
点光源の照度算出式と同等である。点光源の場合と同様
に、(数179)が成り立つ場合は、(数175)(数
176)(数177)(数178)に対応して、G1≠
0かつG3≠0ならば、(数180)が成り立ち、G1=
0かつG3≠0ならば、(数181)が成り立ち、G1≠
0かつG3=0ならば、(数182)が成り立ち、G1=
0かつG3=0ならば、(数183)が成り立つ。
【0287】以上のことから、計算精度を元のランバー
シャンの計算モデルの式や配光特性付点光源の照度算出
式と同等のまま、補間計算をする場合は、照度補間計算
装置23は、点光源か配光特性付点光源かの識別を行っ
て、点光源の場合は(数172)に従って補間を行い、
配光特性付点光源の場合は(数175)(数176)
(数177)(数178)に従って補間計算を行う。計
算精度は多少落ちるが、更に、高速化を図りたい場合に
は、図19の構成によって、照度補間計算装置23を実
現することができる。
【0288】但し、計算精度は、(数173)または
(数179)の閾値で調整することができる。図19に
おいて、50は照度補間式選択装置、51は補間計算装
置である。このように構成された照度補間計算装置23
において、照度補間式選択装置50は、条件式(数17
3)(数179)が満たされるか否かによって、補間式
の選択を行う。点光源の時、条件式(数173)が満た
されない場合は、(数173)を選択する。配光特性付
点光源の時、条件式(数179)が満たされない場合
は、光源強度の条件によって、(数175)(数17
6)(数177)(数178)のいずれかを選択する。
その選択に基づき、補間計算装置51で実際の補間計算
を行う。
【0289】また、点光源の時、条件式(数173)が
満たされる場合は、(数174)を選択する。配光特性
付点光源の時、条件式(数179)が満たされる場合
は、光源強度の条件によって、(数180)(数18
1)(数182)(数183)のいずれかを選択する。
その選択に基づき、補間計算装置51で実際の補間計算
を行う。補間計算に必要なパラメータtは、各頂点から
その頂点から延びる2辺に平行に整数座標系を設定し、
エレメントの識別番号をその整数座標系における座標の
関数として表し、補間の基点となるエレメントのその整
数座標系における座標と補間を行うエレメントの座標か
らパラメータtを求める。また、補間を行ったエレメン
トの識別番号もその座標から算出する。
【0290】照度補間計算装置23によって求めた値
を、パッチ内照度分布記憶装置24に転送し、そのエレ
メントの識別番号に相当する記憶領域に、そのエレメン
トの計算代表点における照度値として、求めた値を更新
して記憶させる。直接光照度出力装置25は、内部デー
タバス27に接続されており、照度値の算出が終了した
後、パッチ内照度分布記憶装置24に記憶されたデータ
を照度値と未放射エネルギー値(アンショット値)とし
て照度分布記憶装置8に、内部データバス27とデータ
バス11を介して、転送して記憶させる。転送後、パッ
チ内照度分布記憶装置24は、照度値0の状態に初期化
する。
【0291】1つの光源につき、以上の直接光計算を全
てのパッチに対して行う。また、光源数が複数の場合
は、全てのパッチに対する直接光計算を光源数だけ繰り
返し行う。直接光計算制御装置26は、内部信号線28
を介して、これら一連の処理の、上記処理手順に従った
スケジューリング管理と操作制御を行う。
【0292】パッチ照度算出装置6は、照度分布記憶装
置8に記憶された、直接光計算装置5で算出した、エレ
メントの計算代表点における照度値から、パッチの計算
代表点における照度値を算出する。算出方法は、エレメ
ントの計算代表点における照度値に面積を乗じてそのエ
レメントのエネルギーを算出し、パッチ内部の全てのエ
レメントに渡ってエネルギー求めその和をそのパッチの
面積で除することでそのパッチの照度値を算出する。こ
の算出方法に基づき求めた照度値を、照度値照度分布記
憶装置8のパッチの識別番号に従って設けられた記憶領
域に転送して記憶させる。
【0293】間接光計算装置7は、物体間の相互反射に
よって得られる照度値を求めるものである。間接光計算
装置7については、2つの実施例について述べる。
【0294】間接光計算装置7の第1の実施例につい
て、(図13)に基づいてその動作を説明する。(図1
3)において、30はパッチ単位で放射を行うかエレメ
ント単位で放射を行うかの決定を行う放射方法判定装
置、31は最大未放射エネルギーを保有するパッチを検
索を行う最大未放射エネルギー保有パッチ検索装置、3
2はフォーム・ファクタの補間領域と影の領域の境界を
検索してフォーム・ファクタの補間領域と影の領域を決
定するフォーム・ファクタ補間領域決定装置、33は放
射を行うパッチまたはエレメントから放射されるエレメ
ントへのフォーム・ファクタを算出するフォーム・ファ
クタ計算装置、34はフォーム・ファクタ補間領域内の
フォーム・ファクタ値を補間計算によって算出するフォ
ーム・ファクタ補間計算装置、35はフォーム・ファク
タ記憶装置、36は相互反射で得られる照度値を計算し
て加算する更新計算装置、37は間接光計算を必要回数
行ったか否かの判定を行う収束判定装置、38は装置間
のスケジューリング管理と操作制御を行う間接光計算制
御装置、39は内部データバス、40は内部制御信号線
である。以上のように構成された間接光計算装置7につ
いて、以下その動作説明を行う。
【0295】最大未放射エネルギー保有パッチ検索装置
31は、照度分布記憶装置8に記憶されているパッチの
照度値を検索して、最大未放射エネルギーを保有するパ
ッチを決定する。決定後、最大未放射エネルギーを保有
するパッチ以外の全てのパッチは放射の対象となるパッ
チで、放射の対象となるパッチ、個々に対して以下の操
作を行う。まず、放射方法判定装置30は、最大未放射
エネルギーを保有するパッチの計算代表点と放射の対象
となるパッチの計算代表点間の距離と、最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチの面積と放射の対象となるパッ
チの面積とを比べて大きい方の面積値との比によって閾
値判定を行う。近接したパッチとエレメント間で放射を
行うと、計算誤差が増大する。この計算誤差を避けるた
めには、近接している場合、放射をエレメントとエレメ
ント間で放射を行わなければならない。この閾値判定
は、互いに近接しているかどうかの判定を与えるもの
で、閾値より大きい場合は、近接していることを示す。
【0296】フォーム・ファクタ補間領域決定装置32
は、放射方法判定装置30の判定結果が閾値以下である
と判定された場合、前述のように、互いに近接していな
いことから、最大未放射エネルギーを保有するパッチか
ら放射の対象となるエレメントへの放射を行う。放射対
象のパッチ内部のエレメントからサンプルエレメントを
選択する。サンプルエレメントの選択方法は、照度補間
の場合と同様で、三角形パッチの場合は、三角形状に並
んだ平行四辺形エレメントのグループに対しては、頂点
に相当する3つ平行四辺形のエレメントをサンプルエレ
メントとして選択し、直線状に並んだ元の三角形パッチ
と相似な三角形エレメントのグループに対しては、端点
に相当する2つの三角形エレメントをサンプルエレメン
トとして選択する。
【0297】一般四角形パッチの場合は、対角線上に並
んだ元の一般四角形パッチと相似な一般四角形エレメン
トのグループに対しては、端点に相当する2つの一般四
角形エレメントをサンプルエレメントとして選択し、対
角線上に並んだ元の一般四角形パッチと相似な一般四角
形エレメントのグループ除いたときにできる2つの三角
形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対して
は、各グループに対してそれぞれ、頂点に相当する3つ
のエレメントをサンプルエレメントとして選択する。
【0298】平行四辺形パッチの場合は、対角線上に並
んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行四辺形エレメン
トのグループに対しては、端点に相当する2つの平行四
辺形エレメントをサンプルエレメントとして選択し、対
角線上に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行四辺
形エレメントのグループ除いたときにできる2つの三角
形状に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行四辺形
エレメントのグループに対しては、各グループに対して
それぞれ、頂点に相当する3つのエレメントをサンプル
エレメントとして選択する。
【0299】次に、フォーム・ファクタの補間領域を決
定する。三角形パッチの時は、三角形状に並んだ平行四
辺形エレメントのグループに対しては、その3つのサン
プルエレメントに、最大未放射エネルギーを有するパッ
チの計算代表点を始点とし、サンプルエレメントの計算
代表点を終点とするベクトルと最大未放射エネルギーを
有するパッチの法線ベクトルとの内積と、三角形パッチ
の法線ベクトルとの内積とから放射エネルギーが到達す
るか否かの判定を行う。これは、放射面の裏側や放射面
に対して裏を向くような位置にある面には、ラジオシテ
ィは到達しないのでこれを除外するために行う。
【0300】Niを放射側のパッチの法線ベクトル、Nj
を放射の対象となるエレメントの法線ベクトル、rijを
放射側のパッチの計算代表点を始点とし、放射の対象と
なるエレメントの計算代表点を終点とするベクトルとす
る時、上記の条件を式で表すと、
【0301】
【数226】
【0302】となる。この式(数226)を、サンプル
エレメントに適用することによって、放射エネルギーが
到達するか否かの判定を行う。更に、最大未放射エネル
ギーを有するパッチの計算代表点とサンプルエレメント
の計算代表点間で、交差判定装置21によって、交差判
定を行う。3つのサンプルエレメントとも放射エネルギ
ーが到達し、かつ交差判定の結果が交差しないという場
合は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグルー
プの全ての平行四辺形エレメントはフォーム・ファクタ
の補間領域に属すると決定する。3つのサンプルエレメ
ントとも放射エネルギーが到達しないか、または交差判
定の結果が交差するという場合は、三角形状に並んだ平
行四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレ
メントは影の領域に属すると決定する。
【0303】3つのサンプルエレメントの内1つのサン
プルエレメントは放射エネルギーが到達しないか、また
は交差判定の結果が交差し、2つのサンプルエレメント
は放射エネルギーが到達し、かつ交差しないという場合
は、照度の補間領域を決定する場合と同様に、三角形の
2辺に沿って座標系を設定して、フォーム・ファクタの
補間領域を決定する。つまり、放射エネルギーが到達し
ないか、または交差したサンプルエレメントを基点とし
て、三角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメン
トに対して、放射エネルギーが到達するか否かの判定と
交差判定を放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくな
るまで繰り返し行う。
【0304】初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差
しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初
に放射エネルギーが到達し、かつ交差しないと判定され
た2つのサンプルエレメントの計算代表点で囲まれる領
域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレメント
は、フォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、
それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると
決定する。3つのサンプルエレメントの内2つのサンプ
ルエレメントは放射エネルギーが到達しないか、または
交差判定の結果が交差し、1つのサンプルエレメントは
放射エネルギーが到達し、かつ交差しないという場合
も、照度の補間領域を決定する場合と同様に行う。
【0305】つまり、放射エネルギーが到達しないか、
または交差した2つのサンプルエレメントを基点とし
て、交差しなかったエレメントに向かう三角形の2辺に
沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して、放射エ
ネルギーが到達するか否かの判定と交差判定を放射エネ
ルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返し行
う。初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくな
った平行四辺形エレメントの計算代表点と最初に放射エ
ネルギーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判定さ
れた1つのサンプルエレメントの計算代表点で囲まれる
領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレメン
トはフォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、
それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると
決定する。
【0306】直線状に並んだ元の三角形パッチと相似な
三角形エレメントのグループに対しては、その2つのサ
ンプルエレメントに、放射エネルギーが到達するか否か
の判定と交差判定を行い、2つのサンプルエレメントと
も放射エネルギーが到達し、かつ交差判定の結果が交差
しないという場合は、直線状に並んだ三角形エレメント
のグループの全ての三角形エレメントはフォーム・ファ
クタの補間領域に属すると決定する。2つのサンプルエ
レメントとも放射エネルギーが到達しないか、または交
差判定の結果が交差するという場合は、直線状に並んだ
三角形エレメントのグループの全ての三角形エレメント
は影の領域に属すると決定する。
【0307】2つのサンプルエレメントの内1つのサン
プルエレメントは放射エネルギーが到達しないか、また
は交差判定の結果が交差し、1つのサンプルエレメント
は放射エネルギーが到達し、かつ交差しないという場合
は、放射エネルギーが到達しないか、または交差したサ
ンプルエレメントを基点として、放射エネルギーが到達
し、かつ交差しなかったサンプルエレメントに向かって
順番に、各三角形エレメントに対して放射エネルギーが
到達するか否かの判定と交差判定を放射エネルギーが到
達し、かつ交差しなくなるまで繰り返し行う。初めて放
射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなったエレメン
トの計算代表点と最初に放射エネルギーが到達し、かつ
交差判定で交差しないと判定されたサンプルエレメント
の間にある三角形エレメントはフォーム・ファクタの補
間領域に属すると決定し、それ以外の三角形エレメント
は影の領域に属すると決定する。
【0308】一般四角形パッチや平行四辺形パッチの場
合は、2つの三角形状に並んだエレメントのグループと
対角線上に並んだエレメントのグループに分けて、それ
ぞれに対して、照度の補間領域を決定したときと同様
に、三角形パッチの場合の三角形上に並んだエレメント
のグループと直線上に並んだエレメントのグループに対
して行ったのと同様の方法を適用して、フォーム・ファ
クタの補間領域を決定する。
【0309】フォーム・ファクタ計算装置33は、フォ
ーム・ファクタ補間領域の中に含まれるエレメントの中
の補間の基点となるエレメントの計算代表点における、
最大未放射エネルギーを保有するパッチから補間の基点
となるエレメントへのフォーム・ファクタ値を計算す
る。補間の基点となるエレメントの位置については、照
度の補間の場合と同様で、フォーム・ファクタの算出式
は、Fijを最大未放射エネルギーを保有するパッチから
放射の対象となるエレメントへのフォーム・ファクタ
値、rijを最大未放射エネルギーを保有するパッチの計
算代表点を始点とし、放射の対象となるエレメントの計
算代表点を終点とするベクトル、Aiを最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチの面積、Ajを放射の対象とな
るエレメントの面積とすると、
【0310】
【数227】
【0311】である。なお、(数227)から分かるよ
うに、
【0312】
【数228】
【0313】の関係が成り立つ。(数228)を用いる
と、(数227)を求めておけば、放射の対象となるエ
レメントから最大未放射エネルギーを保有するパッチへ
のフォーム・ファクタ値へ変換できる。
【0314】フォーム・ファクタ計算装置33で求めた
フォーム・ファクタ値は、0に初期化された状態のフォ
ーム・ファクタ記憶装置35の、フォーム・ファクタ値
を求めたエレメントの識別番号に基づき設けられた記憶
領域に転送し、更新して記憶させる。
【0315】フォーム・ファクタ補間計算装置34は、
フォーム・ファクタ補間領域決定装置32によって決定
したフォーム・ファクタ補間領域内の残りのエレメント
の計算代表点におけるフォーム・ファクタ値を補間計算
によって算出する。使用する補間計算式について、(図
15)に基づいて説明する。点Sをパッチ(エレメン
ト)iの代表点の位置、パッチ(エレメント)iの法線
ベクトルをNi、点R1,R2,R3をエレメントj1,j
2,j3の計算代表点の位置、エレメントj1,j2,j3
の法線ベクトルをNj、パッチ(エレメント)iの面積
をAi、エレメントj1,j2,j3の面積をAj、パッチ
(エレメント)iからエレメントjへのフォーム・ファ
クタをFij、ベクトル(R1L)をr1,ベクトル(R2
L)をr2,ベクトル(R3L)をr3とし、r2=tr1
+(1−t)r3の関係があるとする。(数227)か
らフォーム・ファクタFij1,Fij3は、
【0316】
【数229】
【0317】
【数230】
【0318】となる。従って、フォーム・ファクタFij
2は、フォーム・ファクタFij1,Fij 3が既知ならば、
(数184)によって求まる。(数184)は精度的に
は、元の(数227)と同等である。(数184)にお
いて、
【0319】
【数231】
【0320】ならば、(数188)が成り立つ。また、
(数184)において、
【0321】
【数232】
【0322】ならば、(数189)が成り立つ。(数2
31)の条件は、(数186)で置き換えることがで
き、(数232)の条件は、直接光計算の時の点光源や
配光特性付点光源の場合と同様に、(数187)で置き
換えることができる。この条件式(数186)(数18
7)が同時に成り立つならば、(数184)は、(数1
90)となる。
【0323】以上のことから、計算精度を元のフォーム
・ファクタの算出式(数227)と同等のまま補間を行
いたい時は、フォーム・ファクタ補間計算装置34は、
(数184)に従って補間計算を行う。更に、高速化を
図りたいときには、フォーム・ファクタ補間計算装置3
4を、(図20)の構成によって実現することができ
る。
【0324】(図20)において、52は使用する補間
式の選択を行うフォーム・ファクタ補間式選択装置、5
3は実際に補間計算を行う補間計算装置である。以上の
構成において、フォーム・ファクタ補間式選択装置52
によって、(数186)(数187)が満たせれるか否
かの判定を行う。その判定結果、(数186)も(数1
87)も満たされないときは、補間式として、(数18
4)を選択する。
【0325】(数186)は満たされるが、(数18
7)は満たされないときは、補間式として、(数18
8)を選択する。(数186)は満たされないが、(数
187)は満たされるときは、補間式として、(数18
9)を選択する。(数186)も(数187)も満たさ
れるときは、補間式として、(数190)を選択する。
補間計算装置53は、以上の選択に基づき、実際の補間
計算を行う。
【0326】フォーム・ファクタ補間計算装置34で求
めたフォーム・ファクタ値は、フォーム・ファクタ記憶
装置35のエレメントの識別番号に基づき設けられた記
憶領域に転送し、更新して記憶させる。放射の対象とな
るパッチ内部の全てのエレメントに対してフォーム・フ
ァクタ値を求め、フォーム・ファクタ記憶装置35に記
憶させたならば、更新計算装置36によって、照度値の
更新計算を行う。更新計算式は、ρを放射の対象となる
エレメントの反射率、Bjを放射の対象となるエレメン
トの照度値、Ujを放射の対象となるエレメントの未放
射エネルギー、Uiを最大未放射エネルギーを保有する
パッチの未放射エネルギー、Fijを前述の方法で算出し
たフォーム・ファクタ値、Ajを放射の対象となるエレ
メントの面積、Aiを最大未放射エネルギーを保有する
パッチの面積、△RADを放射の対象となるエレメントが
獲得する増分照度とした時に、C言語的に記述すると、
【0327】
【数233】
【0328】
【数234】
【0329】
【数235】
【0330】である。更新計算終了後、更新計算した値
を内部データバス39へ出力し、照度分布記憶装置10
の、識別番号に基づいて設けられた記憶領域に転送し、
記憶させる。
【0331】放射方法判定装置30の、最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチの計算代表点と放射の対象とな
るパッチの計算代表点間の距離と、最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチの面積と放射の対象となるパッチの
面積とを比べて大きい方の面積値との比による閾値判定
結果が閾値より大きいと判定された場合は、パッチ単位
で放射を行うと計算誤差が大きくなるので、エレメント
単位で放射を行う。最大未放射エネルギーを保有するパ
ッチの構成エレメントを1つ固定し、フォーム・ファク
タ補間領域決定装置32は、前述の閾値以下の場合と同
様に、放射対象のパッチ内部のエレメントからサンプル
エレメントを選択し、フォーム・ファクタの補間領域と
影の領域を決定する。
【0332】次に、フォーム・ファクタ補間領域の中に
含まれるエレメントの中の補間の基点となるエレメント
の計算代表点における、最大未放射エネルギーを保有す
るパッチ中の固定した構成エレメントから補間の基点と
なるエレメントへのフォーム・ファクタ値を、フォーム
・ファクタ計算装置33で計算し、求めたフォーム・フ
ァクタ値を、0に初期化された状態のフォーム・ファク
タ記憶装置35の、フォーム・ファクタ値を求めたエレ
メントの識別番号に基づき設けられた記憶領域に転送
し、更新して記憶させる。フォーム・ファクタ補間領域
中の残りのエレメントのフォーム・ファクタ値をフォー
ム・ファクタ補間計算装置34で求め、フォーム・ファ
クタ値を求めたエレメントの識別番号に基づき設けられ
たフォーム・ファクタ記憶装置35の記憶領域に転送
し、更新して記憶させる。
【0333】放射の対象となるパッチ内部の全てのエレ
メントに対してフォーム・ファクタ値を求め、フォーム
・ファクタ記憶装置35に記憶させたならば、更新計算
装置36は、更新計算式(数233)(数234)(数
235)に基づき、更新計算を行い、更新計算した値を
内部データバス39へ出力し、照度分布記憶装置10
の、識別番号に基づいて設けられた記憶領域に転送し、
記憶させる。以上の操作を最大未放射エネルギーを保有
するパッチ中の固定した構成エレメント全てに対して行
う。
【0334】放射の対象となる全てのパッチに対して、
放射方法判定装置30以降、更新計算装置36までの処
理を行なったならば、放射を行った最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチの未放射エネルギー値を0にし、求
めたエレメントの照度値からパッチ照度をパッチ照度算
出装置6によって算出し、パッチの識別番号に基づき設
けられた照度分布記憶装置8の記憶領域に更新して記憶
させる。その後、新たに最大未放射エネルギーを保有す
るパッチを前記最大未放射エネルギー保有パッチ検索装
置31によって選出し、放射方法判定装置30以降、更
新計算装置36までの処理を繰り返し行う。
【0335】収束判定装置37は、最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチ選出後、全ての放射の対象となるパ
ッチに対する放射方法判定装置30以降、更新計算装置
36までの一連の処理が終わる度毎に、指定回数、もし
くは未放射エネルギーの合計値が指定値以下になったか
否かを判定し、指定値以下になった場合は、終了信号を
内部制御信号線40を介して、間接光計算制御装置38
に送る。間接光計算制御装置38は、以上の構成装置
の、上記処理手順に従ったスケジューリング管理と操作
制御を、内部制御信号線40を介して行い、収束判定装
置37での終了信号によって処理を終了する。
【0336】間接光計算装置7の第2の実施例につい
て、(図14)に基づいてその動作を説明する。(図1
4)において、41は放射側のパッチ内部のフォーム・
ファクタの補間領域を決定する放射側パッチ内フォーム
・ファクタ補間領域決定装置、42は放射の対象となる
パッチ内部のフォーム・ファクタの補間領域を決定する
受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置、
43は放射側のパッチ内部のフォーム・ファクタ値を記
憶する放射側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置、4
4は放射の対象となるパッチ内部のフォーム・ファクタ
値を記憶する受動側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装
置、45は装置間のスケジューリング管理と操作制御を
行う間接光計算制御装置、46は内部データバス、47
は内部制御信号線である。以上のように構成された間接
光計算装置7について、以下その動作説明を行う。
【0337】最大未放射エネルギー保有パッチ検索装置
31、放射方法判定装置30については、前述の間接光
計算装置7の第1の実施例と同様に、照度分布記憶装置
8に記憶されているパッチの照度値を検索して、最大未
放射エネルギーを保有するパッチの決定と、最大未放射
エネルギーを保有するパッチの計算代表点と放射の対象
となるパッチの計算代表点間の距離と、最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチの面積と放射の対象となるパッ
チの面積とを比べて大きい方の面積値との比によって閾
値判定を行う。
【0338】放射方法判定装置30の判定結果が閾値以
下であると判定された場合は、前述の間接光計算装置7
の第1の実施例におけるフォーム・ファクタ補間領域決
定装置32と同様に、受動側パッチ内フォーム・ファク
タ補間領域決定装置42は、放射対象のパッチ内部のエ
レメントからサンプルエレメントを選択し、放射エネル
ギーが到達するか否かの判定と交差判定結果によって、
フォーム・ファクタの補間領域と影の領域の境界を検索
してフォーム・ファクタの補間領域と影の領域を決定す
る。決定アルゴリズムは、前述の間接光計算装置7の第
1の実施例におけるフォーム・ファクタ補間領域決定装
置32の場合と同様である。
【0339】フォーム・ファクタ計算装置33は、フォ
ーム・ファクタ補間領域の中に含まれるエレメントの中
の補間の基点となるエレメントの計算代表点における、
最大未放射エネルギーを保有するパッチから補間の基点
となるエレメントへのフォーム・ファクタ値を(数22
7)に基づいて計算する。フォーム・ファクタ計算装置
33で求めたフォーム・ファクタ値は、0に初期化され
た状態の受動側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置4
4の、フォーム・ファクタ値を求めたエレメントの識別
番号に基づき設けられた記憶領域に転送し、更新して記
憶させる。
【0340】フォーム・ファクタ補間計算装置34は、
受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置4
2によって決定したフォーム・ファクタ補間領域内の残
りのエレメントの計算代表点におけるフォーム・ファク
タ値を補間計算によって算出する。フォーム・ファクタ
補間計算装置34での算出方法は、前述の間接光計算装
置7の第1の実施例の場合と同様で、(数184)に従
って補間計算を行うか、更に、高速化を図りたいときに
は、フォーム・ファクタ補間計算装置34を、(図2
0)の構成によって実現する。フォーム・ファクタ補間
計算装置34で求めたフォーム・ファクタ値は、受動側
パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置44の、エレメン
トの識別番号に基づき設けられた記憶領域に転送し、更
新して記憶させる。
【0341】放射の対象となるパッチ内部の全てのエレ
メントに対してフォーム・ファクタ値を求め、受動側パ
ッチ内フォーム・ファクタ記憶装置44に記憶させたな
らば、更新計算装置36によって、前述の間接光計算装
置7の第1の実施例の場合と同様に、照度値の更新計算
を行う。更新計算終了後、更新計算した値を内部データ
バス46へ出力し、照度分布記憶装置10の、識別番号
に基づいて設けられた記憶領域に転送し、記憶させる。
【0342】放射方法判定装置30の、最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチの計算代表点と放射の対象とな
るパッチの計算代表点間の距離と、最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチの面積と放射の対象となるパッチの
面積とを比べて大きい方の面積値との比による閾値判定
結果が閾値より大きいと判定された場合は、パッチ単位
で放射を行うと計算誤差が大きくなるので、エレメント
単位で放射を行う。その際、概略的に述べれば、放射対
象のパッチ内部のエレメント中のサンプルエレメントか
ら最大未放射エネルギーを保有するパッチを構成してい
るエレメントへのフォーム・ファクタをサンプリングと
補間計算を使って求め、それを元に、放射対象のパッチ
内部のエレメントから最大未放射エネルギーを保有する
パッチを構成しているエレメントへのフォーム・ファク
タを補間計算で求める。これについて、以下詳細に説明
する。
【0343】放射側パッチ内フォーム・ファクタ補間領
域決定装置41は、放射対象のパッチ内部のエレメント
中のサンプルエレメントを1つ固定し、そのサンプルエ
レメントから最大未放射エネルギーを保有するパッチを
構成しているエレメントへのフォーム・ファクタ値を求
める際のフォーム・ファクタ補間領域を決定する。つま
り、放射対象のパッチ内部のエレメント中の固定するサ
ンプルエレメントの位置は、前述の場合と同じ位置で、
固定後、最大未放射エネルギーを保有するパッチを構成
しているエレメントからサンプルエレメントを選択す
る。最大未放射エネルギーを保有するパッチ中の選択す
るサンプルエレメントは、間接光計算装置7の第1の実
施例の場合と同様である。
【0344】最大未放射エネルギーを保有するパッチ中
のサンプルエレメントの計算代表点を始点とし、固定し
た放射対象のパッチ内部のエレメント中のサンプルエレ
メントの計算代表点を終点とするベクトルと最大未放射
エネルギーを保有するパッチの法線ベクトルとの内積
と、放射の対象のパッチの法線ベクトルとの内積から放
射エネルギーが到達するか否かの判定を行い、最大未放
射エネルギーを保有するパッチ中のサンプルエレメント
の計算代表点と固定した放射対象のパッチ内部のエレメ
ント中のサンプルエレメントの計算代表点間での遮蔽物
体の有無を調べる交差判定を、交差判定装置22によっ
て行い、その交差判定結果によって、最大未放射エネル
ギーを保有するパッチ内部のフォーム・ファクタの補間
領域と影の領域の境界を検索してフォーム・ファクタの
補間領域と影の領域を決定する。
【0345】これらのアルゴリズムについては、間接光
計算装置7の第1の実施例の場合と同様である。フォー
ム・ファクタ計算装置33は、放射対象のパッチ内部の
固定したサンプルエレメントから最大未放射エネルギー
を保有するパッチ内部のフォーム・ファクタ補間領域の
中に含まれるエレメントの補間計算の基点となるエレメ
ントへのフォーム・ファクタ値を(数227)に基づい
て計算する。補間計算の基点となるエレメントの位置
は、間接光計算装置7の第1の実施例の場合と同様であ
る。求めたフォーム・ファクタ値は、最大未放射エネル
ギーを保有するパッチ内部のエレメントの識別番号に基
づいて設けられた、0に初期化された状態の放射側パッ
チ内フォーム・ファクタ記憶装置43の記憶領域に転送
し、更新して記憶される。
【0346】フォーム・ファクタ補間計算装置34は、
最大未放射エネルギーを保有するパッチ内部のフォーム
・ファクタ補間領域内の残りのエレメントの計算代表点
におけるフォーム・ファクタ値を補間計算によって算出
する。フォーム・ファクタ補間計算装置34での算出方
法は、前述の間接光計算装置7の第1の実施例の場合と
同様で、(数184)に従って補間計算を行うか、更
に、高速化を図りたいときには、フォーム・ファクタ補
間計算装置34を、(図20)の構成によって実現す
る。フォーム・ファクタ補間計算装置34で求めたフォ
ーム・ファクタ値は、放射側パッチ内フォーム・ファク
タ記憶装置43の、エレメントの識別番号に基づき設け
られた記憶領域に転送し、更新して記憶させる。以上の
処理を模式的に図示したものが(図16)である。
【0347】放射の対象となるパッチ内部のサンプルエ
レメントに対してフォーム・ファクタ値を求め、前記放
射側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置に記憶させる
一連の処理を、放射対象のパッチ内部のエレメント中の
全てのサンプルエレメントに対して行う。これらの処理
が終了した時には、放射の対象となるパッチ内部の全て
のサンプリングエレメントから最大未放射エネルギーを
保有するパッチ内部のエレメントへのフォーム・ファク
タ値が求められている。更新計算を行うためには、放射
の対象となるパッチ内部の全てのエレメントから最大未
放射エネルギーを保有するパッチ内部の全てエレメント
へのフォーム・ファクタ値を求める必要がある。
【0348】前述のように、放射の対象となるパッチ内
部の全てのサンプリングエレメントから最大未放射エネ
ルギーを保有するパッチ内部のエレメントへのフォーム
・ファクタ値が求められているので、それらの値からフ
ォーム・ファクタの補間領域を求め、補間計算で残りの
フォーム・ファクタ値を求める。(図18)はそれを模
式的に示した図で、a11からc'11は放射の対象となる
パッチのサンプリングエレメントで、これに付随して下
欄に示された値が、サンプリングエレメントから最大未
放射エネルギーを保有するパッチ内部のエレメントへの
フォーム・ファクタ値である。更にその下欄に示されて
いるF値は、放射の対象となるパッチ側から観た時に、
最大未放射エネルギーを保有するパッチ内部のエレメン
トを8個固定した時の上覧の値で、その値を用いてフォ
ーム・ファクタの補間領域を決定し、その領域内のフォ
ーム・ファクタ値を補間計算で求める。
【0349】そのため、放射側パッチ内フォーム・ファ
クタ記憶装置43に記憶された、放射の対象となるパッ
チ内部の全てのサンプリングエレメントから最大未放射
エネルギーを保有するパッチ内部のエレメントへのフォ
ーム・ファクタ値を、受動側パッチ内フォーム・ファク
タ記憶装置の、放射の対象となるパッチの立場から観た
場合に、それに対応するエレメント位置の記憶領域に、
その値をコピーする。これは、最大未放射エネルギーを
保有するパッチ内部のエレメントを固定したときの、放
射の対象となるパッチ内部のサンプリングエレメントか
ら最大未放射エネルギーを保有するパッチ内部の固定し
たエレメントへのフォーム・ファクタ値が、求められて
いる状態に相当する。
【0350】受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領
域決定装置42は、そのコピーされたフォーム・ファク
タ値が0であるものを検索する。フォーム・ファクタ値
が0であるということは、放射エネルギーが到達しない
か、もしくは交差判定で交差したことと見なせるので、
前述の、サンプリングエレメントの放射エネルギーの到
達状態や交差状態でフォーム・ファクタの補間領域を決
定したのと同様のアルゴリズムを使って、フォーム・フ
ァクタの補間領域を決定する。(図17)はこれを模式
的に示した図である。フォーム・ファクタの補間領域の
補間の基点が元のサンプリングエレメントの位置と違う
場合は、フォーム・ファクタ計算装置33で、その補間
の基点となるエレメントから最大未放射エネルギーを保
有するパッチ内で固定したエレメントへのフォーム・フ
ァクタ値を(数227)に基づいて計算する。
【0351】フォーム・ファクタ計算装置33で求めた
フォーム・ファクタ値は、受動側パッチ内フォーム・フ
ァクタ記憶装置44の、フォーム・ファクタ値を求めた
エレメントの識別番号に基づき設けられた記憶領域に転
送し、更新して記憶させる。以降の処理は前述の場合と
同様で、フォーム・ファクタ補間計算装置34は、受動
側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置42に
よって決定したフォーム・ファクタ補間領域内の残りの
エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値
を補間計算によって算出する。フォーム・ファクタ補間
計算装置34での算出方法は、前述の間接光計算装置7
の第1の実施例の場合と同様で、(数184)に従って
補間計算を行うか、更に、高速化を図りたいときには、
フォーム・ファクタ補間計算装置34を、(図20)の
構成によって実現する。
【0352】フォーム・ファクタ補間計算装置34で求
めたフォーム・ファクタ値は、受動側パッチ内フォーム
・ファクタ記憶装置44の、エレメントの識別番号に基
づき設けられた記憶領域に転送し、更新して記憶させ
る。放射の対象となるパッチ内部の全てのエレメントに
対してフォーム・ファクタ値を求め、受動側パッチ内フ
ォーム・ファクタ記憶装置44に記憶させたならば、更
新計算装置36によって、前述の間接光計算装置7の第
1の実施例の場合と同様に、照度値の更新計算を行う。
更新計算終了後、更新計算した値を内部データバス46
へ出力し、照度分布記憶装置10の、識別番号に基づい
て設けられた記憶領域に転送し、記憶させる。
【0353】放射の対象となる全てのパッチに対して、
放射方法判定装置30以降、更新計算装置36までの処
理を行なったならば、放射を行った最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチの未放射エネルギー値を0にし、求
めたエレメントの照度値からパッチ照度をパッチ照度算
出装置6によって算出し、パッチの識別番号に基づき設
けられた照度分布記憶装置8の記憶領域に更新して記憶
させる。その後、新たに最大未放射エネルギーを保有す
るパッチを前記最大未放射エネルギー保有パッチ検索装
置31によって選出し、放射方法判定装置30以降、更
新計算装置36までの処理を繰り返し行う。
【0354】収束判定装置37は、最大未放射エネルギ
ーを保有するパッチ選出後、全ての放射の対象となるパ
ッチに対する放射方法判定装置30以降、更新計算装置
36までの一連の処理が、指定回数、もしくは未放射エ
ネルギーの合計値が指定値以下になったか否かを判定
し、指定値以下になった場合は、終了信号を内部制御信
号線47を介して、間接光計算制御装置45に送る。間
接光計算制御装置45は、以上の構成装置の、上記処理
手順に従ったスケジューリング管理と操作制御を、内部
制御信号線47を介して行い、収束判定装置37での終
了信号によって処理を終了する。
【0355】照度分布出力装置9は、照度分布記憶装置
8に記憶された、制御装置13で指定される任意時点で
の照度分布を、内部のデータ形式から外部のデータ形式
への変換を行いながら外部出力を行う。実際に画像を生
成する場合、求められた照度データを形状に張り付ける
作業、いわゆる照度マッピングが必要がある。照度分布
記憶装置8に記憶された照度データ、つまり内部のデー
タ形式はパッチ毎の照度データであるが、照度マッピン
グは通常ポリゴン単位で行うので、これを外部のデータ
形式であるポリゴン毎の照度データに直さなければなら
ない。この変換は、前述のエレメントとパッチ単位につ
けた識別番号を用いて行う。
【0356】データは照度分布入力装置10は、外部か
ら入力される照度分布を内部のデータ形式に変換する。
この変換は前述の内部形式から外部形式への変換の逆変
換で、エレメントとパッチ単位につけた識別番号を用い
て行う。変換したデータは照度分布記憶装置8に転送し
て記憶させる。制御装置13は、以上の構成装置のスケ
ジューリング管理と操作制御を、前述のアルゴリズムに
基づいて、制御信号線13を介して行う。
【0357】次に、本発明の第2の実施例の三角形照度
マッピング装置について図面を参照しながら説明する。
【0358】(図21)は本発明の第2の実施例におけ
る三角形照度マッピング装置の全体構成を示すものであ
る。(図21)において、60は実際に形状が定義され
ている空間の点の座標を照度空間における対応点の座標
へ変換する照度空間座標算出装置、61は照度空間座標
算出装置60で算出した座標点の近傍における照度値を
持つ点の照度値を補間して算出点の照度値を求める補間
装置、62は求めた照度値を出力する出力装置である。
【0359】以上のように構成された第2の実施例にお
ける三角形照度マッピング装置について、詳細にその動
作について説明する。
【0360】ポリゴンが定義される空間は、その物体が
実際に存在する3次元の座標系の場合とそのポリゴンと
同一平面上に局所的に定義されたの2次元の座標系の場
合がある。以下においては、それぞれの場合に分けて説
明する。また、ここで言う三角形ポリゴンの照度空間と
は、原点を三角形ポリゴンのある1頂点とし、残りの2
頂点がそれぞれ、(1,0),(0,1)となるように
正規化した2等辺直角三角形の2次元空間で、照度分布
データは三角形の内部の格子点上にある。
【0361】形状が定義されている3次元空間の点の座
標を照度空間における対応点の座標へ変換のアルゴリズ
ムについて、(図23)に基づいて説明する。照度分布
空間座標算出装置60には、三角形ポリゴンABCの3
頂点の座標と照度値を算出したい三角形ポリゴンABC
の内部点の座標が入力される。頂点Aの座標を(a1,
a2,a3),頂点Bの座標を(b1,b2,b3),頂点
Cの座標を(c1,c2,c3)とし、頂点Aに対応する
照度分布空間の点をA’(0,0),頂点Bに対応する
照度分布空間の点をB’(1,0),頂点Cに対応する
照度分布空間の点をC’(0,0)、照度値を算出した
い三角形ポリゴンABCの内部点をP(p1,p2,p
3)、点Pに対応する照度分布空間での点P’の座標を
(s,t)とする。 この時、ABベクトルとACベク
トルを基底とする局所座標形を考えると、点Pに関し
て、(APベクトル)=s(ABベクトル)+t(AC
ベクトル),0≦s+t≦1、が成り立つ。このベクト
ル方程式は、成分で考えると、s,tに関する連立方程
式とみなせる。連立方程式とみなしたときの解(s,
t)は、(b1−a1)(c2−a2)−(c1−a1)(b
2−a2)≠0の時は、(数191)で与えられ、(b1
−a1)(c3−a3)−(c1−a1)(b3−a3)≠0
の時は、(数192)で与えられ、(b2−a2)(c3
−a3)−(c2−a2)(b3−a3)≠0の時は、(数
193)で与えられる。求めたい点Pは、三角形ポリゴ
ンABCの内部点であることが保証されているので、上
記場合のいずれかに必ず分類される。
【0362】以上のことから、照度分布空間座標算出装
置60は、(b1−a1)(c2−a2)−(c1−a1)
(b2−a2)≠0の時は、(数191)によって、
(s,t)を求め、(b1−a1)(c3−a3)−(c1
−a1)(b3−a3)≠0の時は、(数192)によっ
て、(s,t)を求め、(b2−a2)(c3−a3)−
(c2−a2)(b3−a3)≠0の時は、(数193)に
よって、(s,t)を求める。求めた(s,t)は、補
間装置61に転送する。もし万が一、上記の分類にそぐ
わないデータが与えられた場合は、解はないということ
で、エラー信号を返して処理を終了する。
【0363】補間装置61は、照度分布空間座標算出装
置60で算出した座標値(s,t)と三角形ポリゴンA
BCの格子点上に与えられた照度分布データを基に、
(s,t)における照度値を、(s,t)に最も近い、
照度値の与えられている格子点における照度値とする。
または、生成画像の品位を上げたい時は、(s,t)の
近傍の、照度値の与えられている格子点の照度値を双線
形補間することによって、(s,t)における照度値を
求める。求めた照度値は出力装置62に転送する。
【0364】出力装置62は、三角形ポリゴンABCの
内部点Pの照度値として表示装置へ出力する。
【0365】局所的に定義されたの2次元の座標系の場
合も、3次元座標形の場合と同様で、照度分布空間座標
算出装置60に入力されるデータは、三角形ポリゴンA
BCの3頂点の座標と照度値を算出したい三角形ポリゴ
ンABCの内部点の座標である。変換のアルゴリズムに
ついて、(図24)に基づいて説明する。三角形ポリゴ
ンABCと同一の平面上で定義された局所座標系をuv
とした時、三角形ポリゴンABCの頂点Aの座標を(u
A,vA),頂点Bの座標を(uB,vB),頂点Cの座標
を(uC,vC)、三角形ポリゴンABCの内部点をP
(uP,vP)とし、頂点Aに対応する照度分布空間の点
をA’(0,0),頂点Bに対応する照度分布空間の点
をB’(1,0),頂点Cに対応する照度分布空間の点
をC’(0,0)、Pに対応する照度分布空間での点
P’の座標を(s,t)とする。
【0366】この時、ABベクトルとACベクトルを基
底とする局所座標形を考えると、点Pに関して、(AP
ベクトル)=s(ABベクトル)+t(ACベクト
ル),0≦s+t≦1、が成り立つ。このベクトル方程
式は、成分で考えると、s,tに関する連立方程式とみ
なせる。連立方程式とみなしたときの解(s,t)は、
(uB−uA)(vC−vA)−(uC−uA)(vB−vA)
≠0の時は、(数212)によって与えられる。従っ
て、照度空間座標算出装置60は、(uB−uA)(vC
−vA)−(uC−uA)(vB−vA)≠0の時は、(数
212)によって、(s,t)を求め、(uB−uA)
(vC−vA)−(uC−uA)(vB−vA)=0の時は、
解はないということで、エラー信号を返して処理を終了
する。
【0367】補間装置61は、照度分布空間座標算出装
置60で算出した座標値(s,t)と三角形ポリゴンA
BCの格子点上に与えられた照度分布データを基に、
(s,t)における照度値を、(s,t)に最も近い、
照度値の与えられている格子点における照度値とする。
または、生成画像の品位を上げたい時は、(s,t)の
近傍の、照度値の与えられている格子点の照度値を双線
形補間することによって、(s,t)における照度値を
求める。求めた照度値は出力装置62に転送する。
【0368】出力装置62は、三角形ポリゴンABCの
内部点Pの照度値として表示装置へ出力する。
【0369】次に、本発明の第3の実施例の四角形照度
マッピング装置について図面を参照しながら説明する。
【0370】(図22)は本発明の第3の実施例におけ
る四角形照度マッピング装置の全体構成を示すものであ
る。(図22)において、70は照度値を算出したい内
部点が、四角形ポリゴンを対角線によって分割した時で
きる2つの三角形領域と対角線の、いずれの領域に存在
するかを決定する存在領域決定装置、71は実際に形状
が定義されている空間の点の座標を照度空間における対
応点の座標へ変換する照度空間座標算出装置、72は照
度空間座標算出装置71で算出した座標点の近傍におけ
る照度値を持つ点の照度値を補間して算出点の照度値を
求める補間装置、73は求めた照度値を出力する出力装
置である。
【0371】以上のように構成された第3の実施例にお
ける四角形照度マッピング装置について、詳細にその動
作について説明する。
【0372】前述の三角形照度マッピング装置の場合と
同様に、ポリゴンが定義される空間は、その物体が実際
に存在する3次元の座標系の場合とそのポリゴンと同一
平面上に局所的に定義されたの2次元の座標系の場合が
あり、以下においては、それぞれの場合に分けて説明す
る。また、ここで言う四角形ポリゴンの照度空間とは、
原点を三角形ポリゴンのある1頂点とし、残りの3頂点
がそれぞれ、(1,0),(1,1),(0,1)とな
るように正規化した正方形の2次元空間で、照度分布デ
ータは正方形の内部の格子点上にある。
【0373】形状が定義されている空間が3次元座標形
の場合について説明する。ここで、四角形ポリゴンAB
CDの頂点Aの座標を(a1,a2,a3),頂点Bの座
標を(b1,b2,b3),頂点Cの座標を(c1,c2,
c3),頂点Dの座標を(d1,d2,d3)、四角形ポリ
ゴンABCDの法線ベクトルをN(Nx,Ny,Nz)、
四角形ポリゴンABCDの内部点をX(x1,x2,x
3)、頂点Aに対応する照度分布空間の点をA’(0,
0),頂点Bに対応する照度分布空間の点をB’(1,
0),頂点Cに対応する照度分布空間の点をC’(1,
1),頂点Dに対応する照度分布空間の点をD’(0,
1)、内部点Xが三角形ABCに存在した場合に、内部
点Xに対応する照度分布空間での点の座標を(s+t,
s)、内部点Xが対角線AC上の点の場合に、内部点X
に対応する照度分布空間での点の座標を(s,s)、内
部点Xが三角形ACDに存在した場合に、内部点Xに対
応する照度分布空間での点の座標を(s,s+r)とす
る。
【0374】存在領域決定装置70には、一般四角形ポ
リゴンABCDの4頂点の座標と四角形ポリゴンABC
Dの法線ベクトルと照度値を算出したい四角形ポリゴン
ABCDの内部点が入力される。存在領域決定装置70
は、入力された内部点Xが、三角形ABC内部か、対角
線AC上か、三角形ACD内部かの判定を行う。この存
在領域決定のアルゴリズムの概略を述べると、四角形と
内部点を3次元空間の座標平面へ射影し、その射影平面
において、対角線を含む直線を求め、内部点の射影点が
その直線によって分割される領域のどちら側に存在する
か、もしくは直線上かによって判定を行う。
【0375】その際、射影する座標平面の決定を、法線
ベクトルの成分の内、絶対値の最大な成分を除いた成分
で構成されるものとする。つまり、法線ベクトルの成分
の内、絶対値の最大な成分がx成分だった時は、yz平
面を射影平面とし、その他の場合も同様に決める。以上
のアルゴリズムについて詳細な説明を行う。入力された
四角形ポリゴンABCDの頂点Aの座標(a1,a2,a
3),頂点Bの座標(b1,b2,b3),頂点Cの座標
(c1,c2,c3),頂点Dの座標(d1,d2,d3)と
一般四角形ポリゴンABCDの法線ベクトルN(Nx,
Ny,Nz)と表示を行いたい一般四角形ポリゴンABC
Dの内部点X(x1,x2,x3)に対して、まずNx,N
y,Nzの内絶対値が最大のものを検索する。
【0376】もし、Nxが最大ならば、四角形ポリゴン
ABCDとその内部点Xをyz平面へ、点Aと原点が重
なるように射影する。このとき、頂点Aの射影平面上で
の座標は、(0,0,0)、頂点Bの射影平面上での座
標は、(0,b2,b3)、頂点Cの射影平面上での座標
は、(0,c2,c3)、頂点Dの射影平面上での座標
は、(0,d2,d3)、内部点Xの射影平面上での座標
は、(0,x2,x3)となる。対角線ACを含む直線の
式は、x=0,(c3−a3)(y−a2)−(c2−a
2)(z−a3)で与えられる。従って、c2−a2=0の
時は、(x2−a2)(b2−a2)>0ならば、直線AC
によって分割された時できる領域に対して、内部点Xは
頂点Bと同じ領域に存在するので、内部点Xは三角形A
BC内部と決定できる。同様に、x2−a2=0ならば、
点Xは対角線AC上と決定でき、(x2−a2)(d2−
a2)>0ならば、点Xは三角形ACD内部と決定でき
る。
【0377】また、c2−a2≠0の時は、(数194)
ならば、直線ACによって分割された時できる領域に対
して、内部点Xは頂点Bと同じ領域に存在するので、点
Xは三角形ABC内部と決定でき、(数195)なら
ば、同様に、点Xは対角線AC上と決定でき、(数19
6)ならば、点Xは三角形ACD内部と決定できる。N
yやNzが最大の場合も、同様に行うことができる。以上
ことから、存在領域決定装置70の動作は、以下のよう
になる。まず、Nx,Ny,Nzの内、絶対値が最大のも
のを検索する。検索の結果、Nxが最大ならば、c2−a
2=0の時は、(x2−a2)(b2−a2)>0ならば、
点Xは三角形ABC内部と決定し、x2−a2=0なら
ば、点Xは対角線AC上と決定し、(x2−a2)(d2
−a2)>0ならば、点Xは三角形ACD内部と決定
し、c2−a2≠0の時は、(数194)ならば、点Xは
三角形ABC内部と決定し、(数195)ならば、点X
は対角線AC上と決定し、(数196)ならば、点Xは
三角形ACD内部と決定する。
【0378】Nyが最大ならば、c1−a1=0の時は、
(x1−a1)(b1−a1)>0ならば、点Xは三角形A
BC内部と決定し、x1−a1=0ならば、点Xは対角線
AC上と決定し、(x1−a1)(d1−a1)>0なら
ば、点Xは三角形ACD内部と決定し、c1−a1≠0の
時は、(数197)ならば、点Xは三角形ABC内部と
決定し、(数198)ならば、点Xは対角線AC上と決
定し、(数199)ならば、点Xは三角形ACD内部と
決定する。
【0379】Nzが最大ならば、c1−a1=0の時は、
(x1−a1)(b1−a1)>0ならば、点Xは三角形A
BC内部と決定し、x1−a1=0ならば、点Xは対角線
AC上と決定し、(x1−a1)(d1−a1)>0なら
ば、点Xは三角形ACD内部と決定し、c1−a1≠0の
時は、(数200)ならば、点Xは三角形ABC内部と
決定し、(数201)ならば、点Xは対角線AC上と決
定し、(数202)ならば、点Xは三角形ACD内部と
決定する。その結果を照度分布空間座標算出装置71に
転送する。
【0380】照度分布空間座標算出装置71は、形状が
定義されている3次元空間の点の座標を照度空間におけ
る対応点の座標へ変換を行う。この変換のアルゴリズム
について、(図25)に基づいて説明する。内部点Xが
三角形ABC内部にある場合、つまり(図25)の点P
の位置にあった場合、(ベクトルAP)=t(ベクトル
AB)+s(ベクトルAC),0≦s+t≦1、が成り
立つ。内部点Xが対角線AC上にある場合、つまり(図
25)の点Wの位置にあった場合、(ベクトルAW)=
s(ベクトルAC),0≦s≦1、が成り立つ。また、
内部点Xが三角形ACD内部にある場合、つまり(図2
5)の点Qの位置にあった場合、(ベクトルAQ)=s
(ベクトルAC)+r(ベクトルAD),0≦s+r≦
1、が成り立つ。上記の表現は、それぞれ、基底ベクト
ルを(ベクトルAB)(ベクトルAC),(ベクトルA
C),(ベクトルAC)(ベクトルAD)とした時のも
のであり、それぞれの基底ベクトルは照度空間における
(ベクトルA'B')(ベクトルA'C'),(ベクトル
A'C'),(ベクトルA'C')(ベクトルA'D')に変
換されるので、点Pに対応する照度空間の点P’の座標
は(s+t,s)で与えられ、点Wに対応する照度空間
の点W’の座標は(s,s)で与えられ、点Qに対応す
る照度空間の点Q’の座標は(s,r+s)で与えられ
る。
【0381】具体的なs,t,rの算出方法は、前述の
三角形照度マッピング装置の場合と同様である。従っ
て、照度分布空間座標算出装置71の動作は次のように
実現できる。照度分布空間座標算出装置71には、四角
形ポリゴンABCDの頂点Aの座標(a1,a2,a
3),頂点Bの座標(b1,b2,b3),頂点Cの座標
(c1,c2,c3),頂点Dの座標(d1,d2,d3)と
表示を行いたい一般四角形ポリゴンABCDの内部点X
(x1,x2,x3)と存在領域決定装置70で決定され
た判定結果が入力される。存在領域決定装置70の判定
結果が点Xは三角形ABC内部にあるという場合は、
(c1−a1)(b2−a2)−(b1−a1)(c2−a2)
≠0の時は、(数203)によって、(s,t)を求め
る。(c1−a1)(b3−a3)−(b1−a1)(c3−
a3)≠0の時は、(数204)によって、(s,t)
を求める。(c2−a2)(b3−a3)−(b2−a2)
(c3−a3)≠0の時は、(数205)によって、
(s,t)を求める。それ以外の時は、解はないという
ことで、エラー信号を返して処理を終了する。
【0382】存在領域決定装置70の判定結果が点Xは
対角線AC上にあるという場合は、c1−a1≠0の時
は、(数206)によって、sを求める。c2−a2≠0
の時は、(数207)によって、sを求める。c3−a3
≠0の時は、(数208)によって、sを求める。それ
以外の時は、解はないということで、エラー信号を返し
て処理を終了する。
【0383】存在領域決定装置70の判定結果が点Xは
三角形ACD内部にあるという場合は、(c1−a1)
(d2−a2)−(d1−a1)(c2−a2)≠0の時は、
(数209)によって、(s,r)を求める。(c1−
a1)(d3−a3)−(d1−a1)(c3−a3)≠0の
時は、(数210)によって、(s,r)を求める。
(c2−a2)(d3−a3)−(d2−a2)(c3−a3)
≠0の時は、(数211)によって、(s,r)を求め
る。それ以外の時は、解はないということで、エラー信
号を返して処理を終了する。この結果、求められた内部
点Xの照度空間での座標値は、補間装置72に転送され
る。
【0384】補間装置72は、照度分布空間座標算出装
置60で算出した座標値と四角形ポリゴンABCDの格
子点上に与えられた照度分布データを基に、算出された
座標の点における照度値を、算出された座標の点に最も
近い、照度値の与えられている格子点における照度値と
する。または、生成画像の品位を上げたい時は、算出さ
れた座標の点の近傍の、照度値の与えられている格子点
の照度値を双線形補間することによって、算出された座
標の点における照度値を求める。求めた照度値は出力装
置73に転送する。出力装置73は、四角形ポリゴンA
BCDの内部点Xの照度値として表示装置へ出力する。
【0385】局所的に定義されたの2次元の座標系の場
合について説明する。四角形形ポリゴンABCDと同一
の平面上で定義されたuv座標系で、四角形ポリゴンA
BCDの頂点Aの座標を(uA,vA),頂点Bの座標を
(uB,vB),頂点Cの座標を(uC,vC),頂点Dの
座標を(uD,vD)、四角形ポリゴンABCDの任意の
内部点をX(ux,vx)、頂点Aに対応する照度分布空
間の点をA’(0,0),頂点Bに対応する照度分布空
間の点をB’(1,0),頂点Cに対応する照度分布空
間の点をC’(1,1),頂点Dに対応する照度分布空
間の点をD’(0,1)、内部点Xが三角形ABCに存
在した場合に、内部点Xに対応する照度分布空間での点
の座標を(s+t,s)、内部点Xが対角線AC上の点
の場合に、内部点Xに対応する照度分布空間での点の座
標を(s,s)、内部点Xが三角形ACDに存在した場
合に、内部点Xに対応する照度分布空間での点の座標を
(s,s+r)とする。
【0386】存在領域決定装置70には、一般四角形ポ
リゴンABCDの4頂点の座標と四角形ポリゴンABC
Dの法線ベクトルと照度値を算出したい四角形ポリゴン
ABCDの内部点が入力される。存在領域決定装置70
は、前述の場合と同様に、入力された内部点Xが、三角
形ABC内部か、対角線AC上か、三角形ACD内部か
の判定を行う。前述の場合との違いは、四角形と内部点
を3次元空間の座標平面へ射影する必要がないことであ
る。つまり、uv平面において、対角線を含む直線を求
め、内部点がその直線によって分割される領域のどちら
側に存在するか、もしくは直線上かによって判定を行う
だけでよく、その判定方法については前述の場合と同じ
原理によって行える。
【0387】従って、存在領域決定装置70動作は、以
下のようになる。存在領域決定装置70に入力された、
四角形ポリゴンABCDの頂点Aの座標(uA,vA),
頂点Bの座標(uB,vB),頂点Cの座標(uC,v
C),頂点Dの座標(uD,vD)と表示を行いたい一般
四角形ポリゴンABCDの内部点X(ux,vx)に対し
て、uC−uA=0の時は、(ux−uA)(uB−uA)>
0ならば、点Xは三角形ABC内部と決定し、ux−uA
=0ならば、点Xは対角線AC上と決定し、(ux−u
A)(uD−uA)>0ならば、点Xは三角形ACD内部
と決定する。
【0388】uC−uA≠0の時は、(数213)なら
ば、点Xは三角形ABC内部と決定し、(数214)な
らば、点Xは対角線AC上と決定し、(数215)なら
ば、点Xは三角形ACD内部と決定する。その判定結果
は照度分布空間座標算出装置71に転送される。
【0389】照度分布空間座標算出装置71の動作アル
ゴリズムは同様で、以下のようになる。参考とし、(図
25)に対応する図として、(図26)を示す。照度分
布空間座標算出装置71には、四角形ポリゴンABCD
の4頂点の座標と表示を行いたい内部点の座標と存在領
域決定装置70で決定された判定結果が入力される。存
在領域決定装置70の判定結果が、点Xは三角形ABC
内部にあるという場合、(uC−uA)(vB−vA)−
(uB−uA)(vC−vA)≠0の時は、(数216)に
よって、(s,t)を求める。(uC−uA)(vB−v
A)−(uB−uA)(vC−vA)=0の時は、解はない
ということで、エラー信号を返して処理を終了する。存
在領域決定装置70の判定結果が点Xは対角線AC上に
あるという場合、uC−uA=0かつvC−vA≠0の時
は、(数217)によって、sを求める。uC−uA≠0
の時は、(数218)によって、sを求める。それ以外
の時は、解はないということで、エラー信号を返して処
理を終了する。
【0390】存在領域決定装置70の判定結果が点Xは
三角形ACD内部にあるという場合、(uC−uA)(v
B−vA)−(uB−uA)(vC−vA)≠0の時は、(数
219)によって、(s,r)を求める。(uC−uA)
(vB−vA)−(uB−uA)(vC−vA)=0の時は、
解はないということで、エラー信号を返して処理を終了
する。求められた座標値は、補間装置72に転送され
る。
【0391】補間装置72は、照度分布空間座標算出装
置60で算出した座標値と四角形ポリゴンABCDの格
子点上に与えられた照度分布データを基に、算出された
座標の点における照度値を、算出された座標の点に最も
近い、照度値の与えられている格子点における照度値と
する。または、生成画像の品位を上げたい時は、算出さ
れた座標の点の近傍の、照度値の与えられている格子点
の照度値を双線形補間することによって、算出された座
標の点における照度値を求める。求めた照度値は出力装
置73に転送する。出力装置73は、四角形ポリゴンA
BCDの内部点Xの照度値として表示装置へ出力する。
【0392】なお、第1の実施例において、光源や最大
未放射エネルギーを保有するパッチからの距離によっ
て、エレメント分割数を決めて1度照度計算、もしくは
フォーム・ファクタ計算を行い、もし、計算したパッチ
に影の領域がある場合は、影の境界の傾きによってエレ
メントの分割数を再決定し、フィードバックをかけ、再
び照度計算、もしくはフォーム・ファクタ計算を行うこ
とにより、適応型のエレメント分割による照度値の算出
も可能になる。
【0393】
【発明の効果】以上、本発明によって、平行四辺形ポリ
ゴンはもちろん、従来取り扱われなかった一般四角形ポ
リゴンや三角形ポリゴンに対しても、計算精度のばらつ
きが少なく、計算代表点の算出が容易で、計算代表点が
格子点になっているパッチやエレメントが生成できる。
つまり、三角形ポリゴンは、元の三角形ポリゴンと相似
で互いに合同な三角形パッチに分割され、これらの合同
な三角形パッチは各々、互いに合同な平行四辺形エレメ
ントのグループと元の三角形パッチに相似で互いに合同
な三角形エレメントに分割される。
【0394】これにより、各グループ内で計算精度は一
定となり、計算代表点の算出は分点の公式で容易に求ま
り、これらのエレメントの計算代表点間の距離は各グル
ープ内で等しくなるので、これらの計算代表点は各グル
ープ内で格子点をなす。
【0395】また、一般四角形ポリゴンは、互いに合同
な一般四角形パッチのグループと2種類の互いに合同な
平行四辺形パッチのグループに分割され、一般四角形パ
ッチは、互いに合同な一般四角形エレメントのグループ
と2種類の互いに合同な平行四辺形エレメントのグルー
プに分割され、平行四辺形パッチは、元の平行四辺形パ
ッチと相似で、互いに合同な平行四辺形エレメントに分
割され、三角形ポリゴンの場合と同様に、各グループ内
で計算精度は一定となり、計算代表点の算出は分点の公
式で容易に求まり、これらのエレメントの計算代表点間
の距離は各グループ内で等しくなるので、これらの計算
代表点は各グループ内で格子点をなす。同様のことが、
平行四辺形ポリゴンについても言えるからである。
【0396】また、本発明においては、影と照度領域の
コヒーレンシを利用して、レイ・キャスティング法によ
る交差判定回数を減らし、補間計算によって直接光によ
る照度値やフォーム・ファクタ値を求め、この補間計算
によって計算精度が落ちない新たな補間式を導出して、
その補間式を用いており、影の領域と照度(フォーム・
ファクタ)の補間領域の境界を自動的に探索している。
【0397】つまり、本発明は上記した構成によって、
並列化容易で、しかも並列効果の効率が高いレイ・キャ
スティング法によって、ポリゴン内のサンプリングした
一部のエレメントに対して交差判定を行い、その交差判
定結果から照度やフォーム・ファクタの補間領域を求
め、その補間領域の内部を補間することができる。これ
によって、問題の解決が図れる。
【0398】更に、補間の際重要な、その補間式を使用
しても計算精度が落ちず、しかも高速化が図れるという
要件を、距離による光の減衰を考慮した、計算精度は元
の算出式と同等な補間式や、特に、光源や最大未放射エ
ネルギーを有するパッチ(エレメント)の計算代表点か
らターッゲットとなるエレメントまでの距離が遠い場合
等の条件を満たす場合には、先の補間式を簡易化した補
間式を新たに導出して、計算精度の点でも、高速化の点
でも満足のいくものとなっている。
【0399】上記発明の構成に基づき、コンピュータプ
ログラムとして実現した場合に実験結果を(表5)と
(図27)に示す。
【0400】
【表5】
【0401】実験に使用したデータは、4.8x4.8x3.2m3
の部屋に7個の箱をおいたもので、実験に使用したコン
ピュータは、Solbourne series5/600である。間接光計
算は、パッチ数の10%回数だけ行った。(表5)にお
いて、Normalが従来のレイ・キャスティング法による処
理結果で、Samplingが本発明の方法によるものである。
実験の結果から、処理速度は、2.6〜11.9倍高速
であることがわかる。この高速度の差は、1パッチ当た
りのエレメント数の違いから生じる。また、計算精度に
関しても、(図27)から解るように、ほとんど従来の
場合と変わりはなく、87.3〜97.5%のエレメン
トが、誤差10%以内に納まっている。
【0402】そして、上記発明における、三角形照度マ
ッピング装置と四角形照度マッピング装置は、三角形ポ
リゴンや一般四角形ポリゴンに対して、基底ベクトルを
ポリゴン毎に局所的に定め、この基底ベクトルによって
内部の点を表し、正規化した照度分布空間へ基底ベクト
ルを変換することで、容易に照度分布空間での座標を割
り出せ、その座標を基にその内部点における照度値を算
出しており、照度マッピングが精度良く高速に行え、し
かもインプリメントも容易である。
【0403】以上のことから、本発明の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における画像生成装置の
構成図
【図2】同実施例における三角形ポリゴンをパッチ分割
した図
【図3】同実施例における一般四角形ポリゴンをパッチ
分割した図
【図4】同実施例における三角形パッチをエレメント分
割した図
【図5】同実施例における三角形ポリゴンをパッチ分
割、エレメント分割した図
【図6】同実施例における一般四角形ポリゴンをパッチ
分割、エレメント分割した図
【図7】同実施例における平行四辺形ポリゴンをパッチ
分割、エレメント分割した図
【図8】同実施例における直接光計算装置の構成図
【図9】同実施例における三角形パッチにおける1点交
差の場合の影境界検索アルゴリズムの説明図
【図10】同実施例における三角形パッチにおける2点
交差の場合の影境界検索アルゴリズムの説明図
【図11】同実施例における点光源の場合の補間式導出
の説明図
【図12】同実施例における配光付点光源の場合の補間
式導出の説明図
【図13】同実施例における間接光計算装置の第1の実
施例の構成図
【図14】同実施例における間接光計算装置の第2の実
施例の構成図
【図15】同実施例におけるフォーム・ファクタの補間
式導出の説明図
【図16】同実施例におけるフォーム・ファクタ値算出
の放射側パッチの補間アルゴリズムの説明図
【図17】同実施例におけるフォーム・ファクタ値算出
の放射の対象となるパッチの補間アルゴリズムの説明図
【図18】同実施例におけるフォーム・ファクタ値の算
出順序の説明図
【図19】同実施例における照度補間計算装置の構成図
【図20】同実施例におけるフォーム・ファクタ補間計
算装置の構成図
【図21】第2の実施例における三角形照度マッピング
装置の構成図
【図22】第3の実施例における四角形照度マッピング
装置の構成図
【図23】第2の実施例における形状が定義されている
空間が3次元の場合の照度マッピングの説明図
【図24】第2の実施例における形状が定義されている
空間が局所的2次元平面の場合の照度マッピングの説明
【図25】第3の実施例における形状が定義されている
空間が3次元の場合の照度マッピングの説明図
【図26】第3の実施例における形状が定義されている
空間が局所的2次元平面の場合の照度マッピングの説明
【図27】第1の実施例をコンピュータプログラムで実
現した場合の誤差の解析結果のグラフ
【符号の説明】
1 パッチ生成装置 2 パッチ情報記憶装置 3 エレメント生成装置 4 エレメント情報記憶装置 5 直接光計算装置 6 パッチ照度算出装置 7 間接光計算装置 8 照度分布出力装置 10 照度分布入力装置 11 データバス 12 制御信号線 13 制御装置 20 照度補間領域決定装置 21 交差判定装置 22 照度計算装置 23 照度補間計算装置 24 パッチ内照度分布記憶装置 25 直接光照度出力装置 26 直接光計算制御装置 27 内部データバス 28 内部制御信号線 30 放射方法判定装置 31 最大未放射エネルギー保有パッチ検索装置 32 フォーム・ファクタ補間領域決定装置 33 フォーム・ファクタ計算装置 34 フォーム・ファクタ補間計算装置 35 フォーム・ファクタ記憶装置 36 更新計算装置 37 収束判定装置 38 間接光計算制御装置 39 内部データバス 40 内部制御信号線 41 放射側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定
装置 42 受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定
装置 43 放射側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置 44 受動側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置 45 間接光計算制御装置 46 内部データバス 47 内部制御信号線 50 照度補間式選択装置 51 補間計算装置 52 フォーム・ファクタ補間式選択装置 53 補間計算装置 60 照度分布空間座標算出装置 61 補間装置 62 出力装置 70 存在領域決定装置 71 照度分布空間座標算出装置 72 補間装置 73 出力装置

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッチ生成装置とパッチ情報記憶装置とエ
    レメント生成装置とエレメント情報記憶装置と直接光計
    算装置とパッチ照度算出装置と間接光計算装置と照度分
    布記憶装置と照度分布出力装置と照度分布入力装置と制
    御装置とデータバスと制御信号線によって構成され、前
    記パッチ生成装置と前記パッチ情報記憶装置と前記エレ
    メント生成装置と前記エレメント情報記憶装置と前記直
    接光計算制御装置と前記パッチ照度算出装置と前記間接
    光計算装置と前記照度分布記憶装置と前記照度分布出力
    装置と前記照度分布入力装置は、前記データバスに接続
    され、前記パッチ生成装置は、物体を定義するポリゴン
    の頂点座標、反射率とそのポリゴンが三角形ポリゴン
    か、一般四角形ポリゴンか、平行四辺形ポリゴンかの識
    別を与える識別子とからなるポリゴン情報を入力とし、
    補間計算と間接光計算時における放射の単位となるパッ
    チの計算代表点位置の座標、パッチの頂点座標、パッチ
    の面積、法線ベクトル、反射率と識別番号からなるパッ
    チ情報を生成し、前記パッチ情報記憶装置は、前記デー
    タバスを介して転送される、前記パッチ生成装置で生成
    されたパッチ情報を記憶し、前記エレメント生成装置
    は、前記パッチ情報記憶装置に記憶されたパッチ情報を
    前記データバスを介して読み出し、直接光計算と間接光
    計算時における計算単位であるエレメントの計算代表点
    位置の座標、エレメントの面積、法線ベクトル、反射率
    と識別番号からなるエレメント情報を生成し、前記エレ
    メント情報記憶装置は、前記データバスを介して転送さ
    れる、前記エレメント生成装置で生成されたエレメント
    情報を記憶し、前記直接光計算装置は、照度補間領域決
    定装置と交差判定装置と照度計算装置と照度補間計算装
    置とパッチ内照度分布記憶装置と直接光照度出力装置と
    直接光計算制御装置と内部データバスと内部制御信号線
    で構成され、前記内部データバスは前記データバスと接
    続されており、前記内部データバスと接続された前記照
    度補間領域決定装置は、前記内部データバスを介して、
    前記パッチ情報記憶装置からパッチ情報を読み出し、そ
    のパッチ内部に含まれるエレメントのエレメント情報を
    前記エレメント情報記憶装置から読み出し、そのエレメ
    ントの中からサンプルエレメントを選択し、そのサンプ
    ルエレメントに対して、光源強度、光源の位置の座標、
    光源の種類と配光特性などの付加情報からなる、外部か
    ら入力された光源情報を用いて、光源とサンプルエレメ
    ントの計算代表点間での遮蔽物体の有無を調べる交差判
    定を、前記内部データバスに接続された前記交差判定装
    置によって行い、その交差判定結果によって、照度の補
    間領域と影の領域の境界を検索して照度の補間領域と影
    の領域を決定し、前記内部データバスに接続された前記
    照度計算装置は、エレメント情報と光源情報を用いて、
    照度補間領域の中に含まれるエレメントの中の補間の基
    点となるエレメントの計算代表点における照度値を計算
    し、前記パッチ内のエレメントの計算代表点における照
    度値が0に初期化されている状態の、前記照度計算装置
    と前記照度補間計算装置に接続された前記パッチ内照度
    分布記憶装置に、求めた照度値を転送して、当該エレメ
    ントの計算代表点における照度値を求めた値に更新して
    記憶させ、前記内部データバスに接続された前記照度補
    間計算装置は、照度補間領域内の残りのエレメントの計
    算代表点における照度値を補間計算によって算出し、前
    記パッチ内照度分布記憶装置に求めた値を転送し、当該
    エレメントの計算代表点における照度値を求めた値に更
    新して記憶させ、前記パッチ内照度分布記憶装置と前記
    内部データバスに接続された前記直接光照度出力装置
    は、前記照度補間計算装置によって、照度補間領域内の
    全てのエレメントの計算代表点における照度値の算出が
    終了した後、前記パッチ内照度分布記憶装置に記憶され
    たデータを照度値と未放射エネルギー値(アンショット
    値)として前記照度分布記憶装置に、前記内部データバ
    スと前記データバスを介して、転送して記憶させ、転送
    後、前記パッチ内照度分布記憶装置を照度値0の状態に
    初期化し、以上の直接光計算を全てのパッチに対して行
    い、光源数が複数の場合は、全てのパッチに対する直接
    光計算を光源数だけ繰り返し、前記直接光計算制御装置
    は、前記照度補間領域決定装置と前記交差判定装置と前
    記照度計算装置と前記パッチ内照度分布記憶装置と前記
    照度補間計算装置と前記直接光照度算出装置と前記内部
    信号線によって接続され、前記内部信号線を介して、ス
    ケジューリング管理と操作制御を行い、前記パッチ照度
    算出装置は、前記照度分布記憶装置に記憶された、前記
    直接光計算装置で算出した、エレメントの計算代表点に
    おける照度値から、パッチの計算代表点における照度値
    を算出し、前記照度分布記憶装置に転送して記憶させ、
    前記間接光計算装置は、前記照度分布記憶装置に記憶さ
    れた、エレメントの計算代表点における照度値をそのエ
    レメントの計算代表点における未放射エネルギー(アン
    ショット値)の初期値とし、パッチの計算代表点におけ
    る照度値をそのパッチの計算代表点における未放射エネ
    ルギーの初期値として、最大未放射エネルギーを保有す
    るパッチを検索し、最大未放射エネルギーを保有するパ
    ッチの計算代表点と放射の対象となるパッチの計算代表
    点間の距離と、最大未放射エネルギーを保有するパッチ
    の面積と放射の対象となるパッチの面積とを比べて大き
    い方の面積値との比によって閾値判定を行い、その比が
    閾値以下ならば最大未放射エネルギーを保有するパッチ
    の計算代表点と放射の対象となるエレメントの計算代表
    点間で交差判定を行い、交差しない場合にのみ、最大未
    放射エネルギーを保有するパッチから放射の対象となる
    エレメントにどの位のラジオシティが到達するかの割合
    を示すフォーム・ファクタ値を計算し、放射の対象とな
    るエレメントの反射率と最大未放射エネルギーを保有す
    るパッチの未放射エネルギーとそのフォーム・ファクタ
    値と放射の対象となるエレメントの面積と最大未放射エ
    ネルギーを保有するパッチの面積の比を乗じた値を放射
    の対象となるエレメントの計算代表点における照度値と
    未放射エネルギー値に加算する更新計算を行い、更新計
    算した値を前記照度分布記憶装置に転送して記憶させ、
    その比が閾値より大きい場合は、最大未放射エネルギー
    を保有するパッチを構成するエレメントに分解し、最大
    未放射エネルギーを保有するパッチを構成するエレメン
    ト毎に、交差判定から更新計算後、前記照度分布記憶装
    置に転送記憶させる一連の操作を行い、以上の前記閾値
    判定判定から更新計算後、前記照度分布記憶装置に転送
    記憶させる一連の操作を全ての放射対象エレメントに対
    して行った後、最大未放射エネルギーを保有するパッチ
    の未放射エネルギー値を0にし、エレメント照度値から
    パッチ照度を算出し、新たに最大未放射エネルギーを保
    有するパッチを検索して、放射を行う一連の処理を、指
    定回数、もしくは未放射エネルギーの合計値が指定値以
    下になるまで繰り返し、前記照度分布出力装置は、前記
    照度分布記憶装置に記憶された、前記制御装置で指定さ
    れる任意時点での照度分布を、内部のデータ形式から外
    部のデータ形式への変換を行いながら外部出力を行い、
    前記照度分布入力装置は、外部から入力される照度分布
    を内部のデータ形式に変換し、変換したデータを前記照
    度分布記憶装置に転送して記憶させ、前記制御装置は、
    前記パッチ生成装置と前記パッチ情報記憶装置と前記エ
    レメント生成装置と前記エレメント情報記憶装置と前記
    直接光計算制御装置と前記パッチ照度算出装置と前記間
    接光計算装置と前記照度分布記憶装置と前記照度分布出
    力装置と前記照度分布入力装置と前記制御信号線によっ
    て接続され、スケジューリング管理と操作制御を、前記
    制御信号線を介して行うことを特徴とする画像生成装
    置。
  2. 【請求項2】パッチ生成装置は、三角形ポリゴンABC
    に対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,cとした
    とき、外部から与えられたパッチ分割幅を用いてパッチ
    分割数npを(数1)によって求め、 【数1】 (但し、 【数2】 は、xより小さくない最小の整数) 各辺をnp等分し、隣辺間の対応する等分点を線分で結
    び、元の三角形ポリゴンABCと同じ方向を向いたnp
    (np+1)/2個の元の三角形ポリゴンABCと相似
    で互いに合同な順方向三角形パッチと、元の三角形ポリ
    ゴンABCと逆方向を向いたnp(np−1)/2個の元
    の三角形ポリゴンABCと相似で互いに合同な逆方向三
    角形パッチとに分割し、順方向三角形パッチに対して、
    頂点Aを含む順方向三角形パッチを基準として、辺AB
    に平行にm軸、辺BCに平行にi軸をとることで、mi
    整数座標系を構成し、 【数3】 に従って識別番号を付けていき、逆方向三角形パッチに
    対しては、頂点Aに最も近い逆方向三角形パッチを基準
    として、辺ABに平行m軸、辺BCに平行にj軸をとる
    ことで、mj整数座標系を構成し、 【数4】 に従って識別番号を付けていき、mi座標系で(m,
    i)の順方向三角形パッチの計算代表点の位置ベクトル
    xを 【数5】 によってもとめ、この(m,i)における順方向三角形
    パッチの頂点の位置ベクトルp,q,rを 【数6】 【数7】 【数8】 によって求め、mj座標系で(m,j)の逆方向三角形
    パッチの計算代表点の位置ベクトルxを 【数9】 によって求め、この(m,j)における逆方向三角形パ
    ッチの頂点の位置ベクトルp,q,rを 【数10】 【数11】 【数12】 によって求め、元の座標系が右手座標系の場合は、順方
    向三角形パッチ、逆方向三角形パッチの法線ベクトルを 【数13】 によって求め、左手座標系の場合は、順方向三角形パッ
    チ、逆方向三角形パッチの法線ベクトルを 【数14】 によって求め、順方向三角形パッチ、逆方向三角形パッ
    チの面積を 【数15】 によって求め、反射率は、元の三角形ポリゴンABCと
    同じ値を用いることで、パッチ情報を生成することを特
    徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  3. 【請求項3】パッチ生成装置は、一般四角形ポリゴンA
    BCDに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,
    c,dとしたとき、外部から与えられたパッチ分割幅を
    用いて、パッチ分割数npを(数1)によって求め、各
    辺と対角線ACをnp等分し、各辺の等分点と対角線の
    対応する等分点を線分で結び、np(np−1)/2個づ
    つの2種類の互いに合同な平行四辺形パッチと、np個
    の元の一般四角形ポリゴンABCDと相似で互いに合同
    な一般四角形パッチとに分割し、頂点Aを含む一般四角
    形パッチを基準として、辺ABに沿ってi軸、辺ADに
    沿ってにj軸をとることで、ij整数座標系を構成し、 【数16】 (i,j=1,2,...,np)に従って識別番号を
    付けていき、ij座標系で(i,j)の一般四角形、平
    行四辺形パッチの計算代表点の位置ベクトルxをi>j
    のときは、 【数17】 によって求め、i=jのときは、 【数18】 によって求め、i<jのときは、 【数19】 によってもとめ、この(i,j)における一般四角形、
    平行四辺形パッチの頂点の位置ベクトルp,q,r,s
    をi>jのときは、 【数20】 【数21】 【数22】 【数23】 によって求め、i=jのときは、 【数24】 【数25】 【数26】 【数27】 によって求め、i<jのときは、 【数28】 【数29】 【数30】 【数31】 によって求め、元の座標系が右手座標系の場合は、一般
    四角形、平行四辺形パッチの法線ベクトルを 【数32】 によって求め、左手座標形の場合は、一般四角形、平行
    四辺形パッチの法線ベクトルを 【数33】 によって求め、(i,j)における一般四角形、平行四
    辺形パッチの面積をi>jのときは、 【数34】 によって求め、i=jのときは、 【数35】 によって求め、i<jのときは、 【数36】 によって求め、反射率は、元の一般四角形ポリゴンAB
    CDと同じ値を用いることで、パッチ情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  4. 【請求項4】エレメント生成装置は、平行四辺形ポリゴ
    ンABCDに対して、その頂点の位置ベクトルをa,
    b,c,dとしたとき、外部から与えられたパッチ分割
    幅を用いて、パッチ分割数mp,npを 【数37】 【数38】 によって求め、辺AB,CDをnp等分し、辺BC,D
    Aをmp等分し、相対する辺同士の対応する等分点を線
    分で結び、mp×np個の元の平行四辺形ポリゴンABC
    Dと相似で互いに合同な平行四辺形パッチに分割し、頂
    点Aを含む平行四辺形パッチを基準として、辺ABに沿
    ってi軸、辺ADに沿ってにj軸をとることで、ij整
    数座標系を構成し、(数16) (i=1,2,...,mp;j=1,2,...,n
    p)に従って識別番号を付けていき、ij座標系で
    (i,j)の平行四辺形パッチの計算代表点の位置ベク
    トルxを 【数39】 によって求め、この(i,j)における平行四辺形パッ
    チの頂点の位置ベクトルp,q,r,sを 【数40】 【数41】 【数42】 【数43】 によって求め、元の座標系が右手座標系の場合は、平行
    四辺形パッチの法線ベクトルを(数32)によって求
    め、左手座標形の場合は、平行四辺形パッチの法線ベク
    トルを(数33)によって求め、平行四辺形パッチの面
    積を 【数44】 によって求め、反射率は、元の平行四辺形ポリゴンAB
    CDと同じ値を用いることで、パッチ情報を生成するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  5. 【請求項5】 エレメント生成装置は、三角形パッチA
    BCに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,cと
    したとき、外部から与えられたエレメント分割幅を用い
    て、エレメント分割数neを 【数45】 によって求め、各辺をne等分し、辺AB,CAの等分
    点から辺BCの対応する等分点を線分で結び、ne(ne
    −1)/2個の互いに合同な平行四辺形エレメントと、
    ne個の元の三角形パッチABCと相似で互いに合同な
    三角形エレメントとに分割し、平行四辺形エレメントに
    対しては、頂点Aを含む平行四辺形エレメントを基準と
    して、辺ABに平行m軸、辺BCに平行にi軸をとるこ
    とで、mi整数座標系をとり、 【数46】 (このページ以下余白) に従って識別番号を付けていき、三角形エレメントに対
    しては、 【数47】 に従って識別番号を付けていき、mi座標系で(m,
    i)の平行四辺形エレメントの計算代表点の位置ベクト
    ルxを 【数48】 によって求め、i座標系で(i)の三角形エレメントの
    計算代表点の位置ベクトルxを 【数49】 によって求め、平行四辺形エレメント、三角形エレメン
    トの法線ベクトルを元の三角形パッチの法線ベクトルと
    同一のものとし、平行四辺形エレメントの面積を 【数50】 によって求め、三角形エレメントの面積を 【数51】 によって求め、反射率は、元の三角形パッチABCと同
    じ値を用いることで、エレメント情報を生成することを
    特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  6. 【請求項6】エレメント生成装置は、一般四角形パッチ
    ABCDに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,
    c,dとしたとき、外部から与えられたエレメント分割
    幅を用いて、エレメント割数neを(数45)によって
    求め、各辺と対角線ACをne等分し、各辺の等分点と
    対角線の対応する等分点を線分で結び、ne(ne−1)
    /2個づつの2種類の互いに合同な平行四辺形エレメン
    トと、ne個の元の一般四角形パッチABCDと相似で
    互いに合同な一般四角形エレメントに分割し、頂点Aを
    含む一般四角形エレメントを基準として、辺ABに沿っ
    てi軸、辺ADに沿ってにj軸をとることで、ij整数
    座標系を構成し、 【数52】 に従って識別番号を付けていき、ij座標系で(i,
    j)の一般四角形、平行四辺形エレメントの計算代表点
    の位置ベクトルxをi>jのときは、 【数53】 によって求め、i=jのときは、 【数54】 によって求め、i<jのときは、 【数55】 によって求め、一般四角形、平行四辺形エレメントの法
    線ベクトルを元の一般四角形パッチABCDと同一の法
    線ベクトルとし、一般四角形、平行四辺形エレメントの
    面積をi>jのときは、 【数56】 によって求め、i=jのときは、 【数57】 によって求め、i<jのときは、 【数58】 によって求め、反射率は、元の一般四角形パッチABC
    Dと同じ値を用いることで、エレメント情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  7. 【請求項7】エレメント生成装置は、平行四辺形パッチ
    ABCDに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,
    c,dとしたとき、外部から与えられたエレメント分割
    幅を用いて、エレメント分割数neを(数45)によっ
    て求め、各辺をne等分し、相対する辺同士の対応する
    等分点を線分で結び、ne2個の元の平行四辺形パッチA
    BCDと相似で互いに合同な平行四辺形エレメントに分
    割し、頂点Aを含む平行四辺形エレメントを基準とし
    て、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj軸をとる
    ことで、ij整数座標系を構成し、(数52)に従って
    識別番号を付けていき、ij座標系で(i,j)の平行
    四辺形エレメントの計算代表点の位置ベクトルxを 【数59】 によって求め、平行四辺形エレメントの法線ベクトルを
    元の平行四辺形パッチの法線ベクトルと同一のものと
    し、平行四辺形パッチの面積を 【数60】 によって求め、反射率は、元の平行四辺形パッチABC
    Dと同じ値を用いることで、エレメント情報を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  8. 【請求項8】エレメント生成装置は、三角形パッチAB
    Cに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,cとし
    たとき、光源や放射を行うパッチとの距離と三角形パッ
    チABCの最大辺の比と影の境界の傾きから、エレメン
    ト分割幅を決定し、エレメント分割数neを(数45)
    によって求め、各辺をne等分し、辺AB,CAの等分
    点から辺BCの対応する等分点を線分で結び、ne(ne
    −1)/2個の互いに合同な平行四辺形エレメントと、
    ne個の元の三角形パッチABCと相似で互いに合同な
    三角形エレメントとに分割し、平行四辺形エレメントに
    対しては、頂点Aを含む平行四辺形エレメントを基準と
    して、辺ABに平行m軸、辺BCに平行にi軸をとるこ
    とで、mi整数座標系をとり、(数46)に従って識別
    番号を付けていき、三角形エレメントに対しては、(数
    47)に従って識別番号を付けていき、mi座標系で
    (m,i)の平行四辺形エレメントの計算代表点の位置
    ベクトルxを(数48)によってもとめ、i座標系でi
    の三角形エレメントの計算代表点の位置ベクトルxを
    (数49)によって求め、平行四辺形エレメント、三角
    形エレメントの法線ベクトルを元の三角形パッチの法線
    ベクトルと同一のものとし、平行四辺形エレメントの面
    積を(数50)によって求め、三角形エレメントの面積
    を(数51)によって求め、反射率は、元の三角形パッ
    チABCと同じ値を用いることで、エレメント情報を生
    成することを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  9. 【請求項9】エレメント生成装置は、一般四角形パッチ
    ABCDに対して、その頂点の位置ベクトルをa,b,
    c,dとしたとき、光源や放射を行うパッチとの距離と
    一般四角形パッチABCDの最大辺の比と影の境界の傾
    きから、エレメント分割幅を決定し、エレメント割数n
    eを(数45)によって求め、各辺と対角線ACをne等
    分し、各辺の等分点と対角線の対応する等分点を線分で
    結び、ne(ne−1)/2個づつの2種類の互いに合同
    な平行四辺形エレメントと、ne個の元の一般四角形パ
    ッチABCDと相似で互いに合同な一般四角形エレメン
    トに分割し、頂点Aを含む一般四角形エレメントを基準
    として、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿ってにj軸を
    とることで、ij整数座標系を構成し、(数52)に従
    って識別番号を付けていき、ij座標系で(i,j)の
    一般四角形、平行四辺形エレメントの計算代表点の位置
    ベクトルxをi>jのときは、(数53)によって求
    め、i=jのときは、(数54)によって求め、i<j
    のときは、(数55)によって求め、一般四角形、平行
    四辺形エレメントの法線ベクトルを元の一般四角形パッ
    チABCDと同一の法線ベクトルとし、一般四角形、平
    行四辺形エレメントの面積をi>jのときは、 (数56)によって求め、i=jのときは、 (数57)によって求め、i<jのときは、 (数58)によって求め、反射率は、元の一般四角形パ
    ッチABCDと同じ値を用いることで、エレメント情報
    を生成することを特徴とする請求項1記載の画像生成装
    置。
  10. 【請求項10】エレメント生成装置は、平行四辺形パッ
    チABCDに対して、その頂点の位置ベクトルをa,
    b,c,dとしたとき、光源や放射を行うパッチとの距
    離と平行四辺形パッチABCDの最大辺の比と影の境界
    の傾きから、エレメント分割幅を決定し、エレメント分
    割数neを (数45)によって求め、各辺をne等分し、相対する
    辺同士の対応する等分点を線分で結び、ne2個の元の平
    行四辺形パッチABCDと相似で互いに合同な平行四辺
    形エレメントに分割し、頂点Aを含む平行四辺形エレメ
    ントを基準として、辺ABに沿ってi軸、辺ADに沿っ
    てにj軸をとることで、ij整数座標系を構成し、 (数52)に従って識別番号を付けていき、ij座標系
    で(i,j)の平行四辺形エレメントの計算代表点の位
    置ベクトルxを (数59)によって求め、平行四辺形エレメントの法線
    ベクトルを元の平行四辺形パッチの法線ベクトルと同一
    のものとし、平行四辺形パッチの面積を (数60)によって求め、反射率は、元の平行四辺形パ
    ッチABCDと同じ値を用いることで、エレメント情報
    を生成することを特徴とする請求項1記載の画像生成装
    置。
  11. 【請求項11】間接光計算装置は、最大未放射エネルギ
    ー保有パッチ検索装置と放射方法判定装置とフォーム・
    ファクタ補間領域決定装置と交差判定装置とフォーム・
    ファクタ計算装置とフォーム・ファクタ補間計算装置と
    フォーム・ファクタ記憶装置と更新計算装置と収束判定
    装置と間接光計算制御装置と内部データバスと内部制御
    信号線で構成され、前記内部データバスは外部のデータ
    バスと接続されており、最大未放射エネルギー保有パッ
    チ検索装置と放射方法判定装置とフォーム・ファクタ補
    間領域決定装置と交差判定装置とフォーム・ファクタ計
    算装置とフォーム・ファクタ補間計算装置と更新計算装
    置は、前記内部データバスと接続され、前記最大未放射
    エネルギー保有パッチ検索装置は、最大未放射エネルギ
    ーを保有するパッチを検索し、前記放射方法判定装置
    は、最大未放射エネルギーを保有するパッチの計算代表
    点と放射の対象となるパッチの計算代表点間の距離と、
    最大未放射エネルギーを保有するパッチの面積と放射の
    対象となるパッチの面積とを比べて大きい方の面積値と
    の比を求め、その比が閾値以下か否かの判定を行い、前
    記放射方法判定装置の判定結果が閾値以下であると判定
    された場合は、前記フォーム・ファクタ補間領域決定装
    置は、放射対象のパッチ内部のエレメントからサンプル
    エレメントを選択し、そのサンプルエレメントに対し
    て、最大未放射エネルギーを保有するパッチの計算代表
    点を始点とし、サンプルエレメントの計算代表点を終点
    とするベクトルと最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チの法線ベクトルとの内積と、放射の対象のパッチの法
    線ベクトルとの内積から放射エネルギーが到達するか否
    かの判定を行い、最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チの計算代表点とサンプルエレメントの計算代表点間で
    の遮蔽物体の有無を調べる交差判定を、前記交差判定装
    置によって行い、放射エネルギーが到達するか否かの判
    定結果と交差判定結果によって、フォーム・ファクタの
    補間領域と影の領域の境界を検索してフォーム・ファク
    タの補間領域と影の領域を決定し、前記フォーム・ファ
    クタ計算装置は、フォーム・ファクタ補間領域の中に含
    まれるエレメントの中の補間の基点となるエレメントの
    計算代表点における、最大未放射エネルギーを保有する
    パッチから補間の基点となるエレメントへのフォーム・
    ファクタ値を計算し、前記パッチ内のエレメントの計算
    代表点におけるフォーム・ファクタ値が0に初期化され
    ている状態の前記フォーム・ファクタ記憶装置に求めた
    フォーム・ファクタ値を転送して、当該エレメントの計
    算代表点におけるフォーム・ファクタ値を求めた値に更
    新して記憶させ、前記フォーム・ファクタ補間計算装置
    は、フォーム・ファクタ補間領域内の残りのエレメント
    の計算代表点におけるフォーム・ファクタ値を補間計算
    によって算出し、前記フォーム・ファクタ記憶装置に求
    めたフォーム・ファクタ値を転送し、当該エレメントの
    計算代表点におけるフォーム・ファクタ値を求めた値に
    更新して記憶させ、放射の対象となるパッチ内部の全て
    のエレメントに対してフォーム・ファクタ値を求め、前
    記フォーム・ファクタ記憶装置に記憶させたならば、前
    記フォーム・ファクタ記憶装置に接続された前記更新計
    算装置は、放射の対象となるエレメントの反射率と最大
    未放射エネルギーを保有するパッチの未放射エネルギー
    とフォーム・ファクタ値と放射の対象となるエレメント
    の面積と最大未放射エネルギーを保有するパッチの面積
    の比を乗じた値を放射の対象となるエレメントの計算代
    表点における照度値と未放射エネルギー値に加算する更
    新計算を行い、更新計算した値を前記内部データバスへ
    出力し、前記放射方法判定装置の判定結果が閾値より大
    きいと判定された場合は、前記フォーム・ファクタ補間
    領域決定装置は、最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チを構成しているエレメントに分解し、その構成エレメ
    ントを1つ固定し、放射対象のパッチ内部のエレメント
    からサンプルエレメントを選択し、そのサンプルエレメ
    ントに対して、最大未放射エネルギーを保有するパッチ
    中の固定した構成エレメントの計算代表点を始点とし、
    放射の対象となるパッチのサンプルエレメントの計算代
    表点を終点とするベクトルと最大未放射エネルギーを保
    有するパッチの法線ベクトルとの内積と、放射の対象の
    パッチの法線ベクトルとの内積から放射エネルギーが到
    達するか否かの判定を行い、最大未放射エネルギーを保
    有するパッチ中の固定した構成エレメントの計算代表点
    とサンプルエレメントの計算代表点間での遮蔽物体の有
    無を調べる交差判定を、放射エネルギーが到達するか否
    かの判定結果と前記交差判定装置によって行い、その交
    差判定結果によって、フォーム・ファクタの補間領域と
    影の領域の境界を検索してフォーム・ファクタの補間領
    域と影の領域を決定し、前記フォーム・ファクタ計算装
    置は、フォーム・ファクタ補間領域の中に含まれるエレ
    メントの中の補間の基点となるエレメントの計算代表点
    における、最大未放射エネルギーを保有するパッチ中の
    固定した構成エレメントから補間の基点となるエレメン
    トへのフォーム・ファクタ値を計算し、前記パッチ内の
    エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値
    が0に初期化されている状態の前記フォーム・ファクタ
    記憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を転送して、当
    該エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ
    値を求めた値に更新して記憶させ、前記フォーム・ファ
    クタ補間計算装置は、フォーム・ファクタ補間領域内の
    残りのエレメントの計算代表点におけるフォーム・ファ
    クタ値を補間計算によって算出し、前記フォーム・ファ
    クタ記憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を転送し、
    当該エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファク
    タ値を求めた値に更新して記憶させ、放射の対象となる
    パッチ内部の全てのエレメントに対してフォーム・ファ
    クタ値を求め、前記フォーム・ファクタ記憶装置に記憶
    させたならば、前記更新計算装置は、放射の対象となる
    エレメントの反射率と最大未放射エネルギーを保有する
    パッチ中の固定した構成エレメントの未放射エネルギー
    とフォーム・ファクタ値と放射の対象となるエレメント
    の面積と最大未放射エネルギーを保有するパッチ中の固
    定した構成エレメントの面積の比を乗じた値を放射の対
    象となるエレメントの計算代表点における照度値と未放
    射エネルギー値に加算する更新計算を行い、更新計算し
    た値を前記内部データバスへ出力し、以上の操作を最大
    未放射エネルギーを保有するパッチ中の固定した構成エ
    レメント全てに対して行い、放射の対象となる全てのパ
    ッチに対して、前記放射方法判定装置以降、前記更新計
    算装置までの処理を行なったならば、放射を行った最大
    未放射エネルギーを保有するパッチの未放射エネルギー
    値を0にし、求めたエレメントの照度値からパッチ照度
    を算出し、新たに最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チを前記最大未放射エネルギー保有パッチ検索装置によ
    って選出し、前記放射方法判定装置以降、前記更新計算
    装置までの処理を行い、前記更新計算装置に接続された
    前記収束判定装置は、最大未放射エネルギーを保有する
    パッチ選出後、全てのパッチに対する前記放射方法判定
    装置以降、前記更新計算装置までの一連の処理が、指定
    回数、もしくは未放射エネルギーの合計値が指定値以下
    になるまで繰り返したかを判定し、指定値以下になった
    場合は、終了信号を前記内部信号線を介して、前記間接
    光計算制御装置に送り、前記間接光計算制御装置は、前
    記内部信号線によって、最大未放射エネルギー保有パッ
    チ検索装置と放射方法判定装置とフォーム・ファクタ補
    間領域決定装置と交差判定装置とフォーム・ファクタ計
    算装置とフォーム・ファクタ補間計算装置とフォーム・
    ファクタ記憶装置と更新計算装置と収束判定装置と接続
    され、スケジューリング管理と操作制御を、前記制御信
    号線を介して行い、前記収束判定装置の終了信号をもっ
    て処理を終了することを特徴とする請求項1記載の画像
    生成装置。
  12. 【請求項12】間接光計算装置は、最大未放射エネルギ
    ー保有パッチ検索装置と放射方法判定装置と放射側パッ
    チ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置と受動側パッ
    チ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置と交差判定装
    置とフォーム・ファクタ計算装置とフォーム・ファクタ
    補間計算装置と放射側パッチ内フォーム・ファクタ記憶
    装置と受動側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置と更
    新計算装置と収束判定装置と間接光計算制御装置と内部
    データバスと内部制御信号線で構成され、前記内部デー
    タバスは外部のデータバスと接続されており、最大未放
    射エネルギー保有パッチ検索装置と放射方法判定装置と
    放射側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置と
    受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置と
    交差判定装置とフォーム・ファクタ計算装置とフォーム
    ・ファクタ補間計算装置と更新計算装置は、前記内部デ
    ータバスと接続され、前記最大未放射エネルギー保有パ
    ッチ検索装置は、最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チを検索し、前記放射方法判定装置は、最大未放射エネ
    ルギーを保有するパッチの計算代表点と放射の対象とな
    るパッチの計算代表点間の距離と、最大未放射エネルギ
    ーを保有するパッチの面積と放射の対象となるパッチの
    面積とを比べて大きい方の面積値との比を求め、その比
    が閾値以下か否かの判定を行い、前記放射方法判定装置
    の判定結果が閾値以下であると判定された場合は、前記
    受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置
    は、放射対象のパッチ内部のエレメントからサンプルエ
    レメントを選択し、そのサンプルエレメントに対して、
    最大未放射エネルギーを保有するパッチの計算代表点を
    始点とし、サンプルエレメントの計算代表点を終点とす
    るベクトルと最大未放射エネルギーを保有するパッチの
    法線ベクトルとの内積と、放射の対象のパッチの法線ベ
    クトルとの内積から放射エネルギーが到達するか否かの
    判定を行い、最大未放射エネルギーを保有するパッチの
    計算代表点とサンプルエレメントの計算代表点間での遮
    蔽物体の有無を調べる交差判定を、前記交差判定装置に
    よって行い、放射エネルギーが到達するか否かの判定結
    果と交差判定結果によって、フォーム・ファクタの補間
    領域と影の領域の境界を検索してフォーム・ファクタの
    補間領域と影の領域を決定し、前記フォーム・ファクタ
    計算装置は、フォーム・ファクタ補間領域の中に含まれ
    るエレメントの中の補間の基点となるエレメントの計算
    代表点における、最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チから補間の基点となるエレメントへのフォーム・ファ
    クタ値を計算し、前記パッチ内のエレメントの計算代表
    点におけるフォーム・ファクタ値が0に初期化されてい
    る状態の前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装
    置に求めたフォーム・ファクタ値を転送して、当該エレ
    メントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値を求
    めた値に更新して記憶させ、前記フォーム・ファクタ補
    間計算装置は、フォーム・ファクタ補間領域内の残りの
    エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値
    を補間計算によって算出し、前記受動側パッチ内フォー
    ム・ファクタ記憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を
    転送し、当該エレメントの計算代表点におけるフォーム
    ・ファクタ値を求めた値に更新して記憶させ、放射の対
    象となるパッチ内部の全てのエレメントに対してフォー
    ム・ファクタ値を求め、前記受動側パッチ内フォーム・
    ファクタ記憶装置に記憶させたならば、前記受動側パッ
    チ内フォーム・ファクタ記憶装置に接続された前記更新
    計算装置は、放射の対象となるエレメントの反射率と最
    大未放射エネルギーを保有するパッチの未放射エネルギ
    ーとフォーム・ファクタ値と放射の対象となるエレメン
    トの面積と最大未放射エネルギーを保有するパッチの面
    積の比を乗じた値を放射の対象となるエレメントの計算
    代表点における照度値と未放射エネルギー値に加算する
    更新計算を行い、更新計算した値を内部データバスへ出
    力し、前記放射方法判定装置の判定結果が閾値より大き
    いと判定された場合は、前記放射側パッチ内フォーム・
    ファクタ補間領域決定装置は、最大未放射エネルギーを
    保有するパッチを構成しているエレメントに対して、最
    大未放射エネルギーを保有するパッチを構成しているエ
    レメントからサンプルエレメントを選択し、放射対象の
    パッチ内部のサンプルエレメントを1つ固定する毎に、
    最大未放射エネルギーを保有するパッチ内部のサンプル
    エレメントの計算代表点を始点とし、固定した放射対象
    のパッチ内部のサンプルエレメントの計算代表点を終点
    とするベクトルと最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チの法線ベクトルとの内積と、放射の対象のパッチの法
    線ベクトルとの内積から放射エネルギーが到達するか否
    かの判定を行い、最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チ内部のサンプルエレメントの計算代表点と固定した放
    射対象のパッチ内部のサンプルエレメントの計算代表点
    間での遮蔽物体の有無を調べる交差判定を、前記交差判
    定装置によって行い、放射エネルギーが到達するか否か
    の判定結果と交差判定結果によって、最大未放射エネル
    ギーを保有するパッチ内部のフォーム・ファクタの補間
    領域と影の領域の境界を検索してフォーム・ファクタの
    補間領域と影の領域を決定し、前記フォーム・ファクタ
    計算装置は、最大未放射エネルギーを保有するパッチ内
    部のフォーム・ファクタ補間領域の中に含まれるエレメ
    ントの中の補間の基点となるエレメントの計算代表点に
    おける、固定した放射対象のパッチ内部のサンプルエレ
    メントから最大未放射エネルギーを保有するパッチ内部
    の補間の基点となるエレメントへのフォーム・ファクタ
    値を計算し、最大未放射エネルギーを保有するパッチ内
    部のエレメントの計算代表点におけるフォーム・ファク
    タ値が0に初期化されている状態の前記放射側パッチ内
    フォーム・ファクタ記憶装置に求めたフォーム・ファク
    タ値を転送して、当該エレメントの計算代表点における
    フォーム・ファクタ値を求めた値に更新して記憶させ、
    前記フォーム・ファクタ補間計算装置は、最大未放射エ
    ネルギーを保有するパッチ内部のフォーム・ファクタ補
    間領域内の残りのエレメントの計算代表点におけるフォ
    ーム・ファクタ値を補間計算によって算出し、前記放射
    側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置に求めたフォー
    ム・ファクタ値を転送し、当該エレメントの計算代表点
    におけるフォーム・ファクタ値を求めた値に更新して記
    憶させ、放射の対象となるパッチ内部のサンプルエレメ
    ントに対してフォーム・ファクタ値を求め、前記放射側
    パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置に記憶させる一連
    の処理を、放射対象のパッチ内部のエレメント中の全て
    のサンプルエレメントに対して行ったならば、前記受動
    側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置は、最
    大未放射エネルギーを保有するパッチ内部のエレメント
    を1つ固定する毎に、前記放射側パッチ内フォーム・フ
    ァクタ記憶装置に記憶されたフォーム・ファクタ値を基
    に、放射エネルギーが到達するか否かの判定結果と交差
    判定結果によって、放射の対象となるパッチ内部のフォ
    ーム・ファクタの補間領域と影の領域の境界を検索して
    フォーム・ファクタの補間領域と影の領域を決定し、前
    記フォーム・ファクタ計算装置は、放射の対象となるパ
    ッチ内部のフォーム・ファクタ補間領域の中に含まれる
    エレメントの中の補間の基点となるエレメントの計算代
    表点における、放射対象のパッチ内部の補間の基点とな
    るエレメントから最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チ内部で1つ固定したエレメントへのフォーム・ファク
    タ値を計算し、放射の対象となるパッチ内部のエレメン
    トの計算代表点におけるフォーム・ファクタ値が0に初
    期化されている状態の前記受動側パッチ内フォーム・フ
    ァクタ記憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を転送し
    て、当該エレメントの計算代表点におけるフォーム・フ
    ァクタ値を求めた値に更新して記憶させ、前記フォーム
    ・ファクタ補間計算装置は、放射の対象となるパッチ内
    部のフォーム・ファクタ補間領域内の残りのエレメント
    の計算代表点におけるフォーム・ファクタ値を補間計算
    によって算出し、前記受動側パッチ内フォーム・ファク
    タ記憶装置に求めたフォーム・ファクタ値を転送し、当
    該エレメントの計算代表点におけるフォーム・ファクタ
    値を求めた値に更新して記憶させ、放射の対象となるパ
    ッチ内部の全てのエレメントに対してフォーム・ファク
    タ値を求め、前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ記
    憶装置に記憶させたならば、前記受動側パッチ内フォー
    ム・ファクタ記憶装置に接続された前記更新計算装置
    は、前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ記憶装置
    に、放射の対象となるパッチ内部の全てのエレメントに
    対応して記憶されたフォーム・ファクタ値を基に、放射
    の対象となるエレメントの反射率と最大未放射エネルギ
    ーを保有するパッチ中の固定した構成エレメントの未放
    射エネルギーと前記受動側パッチ内フォーム・ファクタ
    記憶装置に記憶されたフォーム・ファクタ値を乗じた値
    を放射の対象となるエレメントの計算代表点における照
    度値と未放射エネルギー値に加算する更新計算を行い、
    更新計算した値を前記内部データバスへ出力し、放射の
    対象となる全てのパッチに対して、前記放射方法判定装
    置以降、前記更新計算装置までの処理を行なったなら
    ば、放射を行った最大未放射エネルギーを保有するパッ
    チの未放射エネルギー値を0にし、求めたエレメントの
    照度値からパッチ照度を算出し、新たに最大未放射エネ
    ルギーを保有するパッチを前記最大未放射エネルギー保
    有パッチ検索装置によって選出し、前記放射方法判定装
    置以降、前記更新計算装置までの処理を行い、前記更新
    計算装置に接続された前記収束判定装置は、最大未放射
    エネルギーを保有するパッチ選出後、全てのパッチに対
    する前記放射方法判定装置以降、前記更新計算装置まで
    の一連の処理が、指定回数、もしくは未放射エネルギー
    の合計値が指定値以下になるまで繰り返したかを判定
    し、指定値以下になった場合は、終了信号を前記内部信
    号線を介して、前記間接光計算制御装置に送り、前記間
    接光計算制御装置は、前記内部信号線によって、最大未
    放射エネルギー保有パッチ検索装置と放射方法判定装置
    と放射側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置
    と受動側パッチ内フォーム・ファクタ補間領域決定装置
    と交差判定装置とフォーム・ファクタ計算装置とフォー
    ム・ファクタ補間計算装置と放射側パッチ内フォーム・
    ファクタ記憶装置と受動側パッチ内フォーム・ファクタ
    記憶装置と更新計算装置と収束判定装置と接続され、ス
    ケジューリング管理と操作制御を、前記制御信号線を介
    して行い、前記収束判定装置の終了信号をもって処理を
    終了することを特徴とする請求項1記載の画像生成装
    置。
  13. 【請求項13】照度補間計算装置は、点光源の位置を
    L、点光源の光源強度をG、点R1,R2,R3をエレメ
    ントの計算代表点の位置、点R1,R2,R3における照
    度値(ラジオシティ値)をB1,B2,B3、エレメント
    の法線ベクトルをN、エレメントの反射率をρ、ベクト
    ル(R1L)をr1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル
    (R3L)をr3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関
    係がある場合に、照度値B1,B3が既知の時、 【数61】 に従って、補間計算を行うことを特徴とする請求項1記
    載の画像生成装置。
  14. 【請求項14】照度補間計算装置は、点光源の位置を
    L、点光源の光源強度をG、点R1,R2,R3をエレメ
    ントの計算代表点の位置、点R1,R2,R3における照
    度値(ラジオシティ値)をB1,B2,B3、エレメント
    の法線ベクトルをN、エレメントの反射率をρ、ベクト
    ル(R1L)をr1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル
    (R3L)をr3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関
    係がある場合に、照度値B1,B3が既知の時、照度補間
    式選択装置によって、 【数62】 が満たされるか否かの判定を行い、満たされる時は補間
    計算装置によって、 【数63】 に従って補間計算を行い、満たされないときは、前記補
    間計算装置によって、(数61)に従って補間計算を行
    うことを特徴とする請求項1記載の画像生成装置。
  15. 【請求項15】照度補間計算装置は、点Lを配光特性付
    き点光源の位置、点R1,R2,R3をエレメントの計算
    代表点の位置、点R1,R2,R3における照度値(ラジ
    オシティ値)をB1,B2,B3、点R1,R2,R3方向の
    光源強度をG1,G2,G3、エレメントの法線ベクトル
    をN、エレメントの反射率をρ、ベクトル(R1L)を
    1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル(R3L)をr
    3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関係がある場合
    に、照度値B1,B3が既知の時、G1≠0かつG3≠0な
    らば、 【数64】 に従って、補間計算を行い、G1=0かつG3≠0なら
    ば、 【数65】 に従って、補間計算を行い、G1≠0かつG3=0なら
    ば、 【数66】 に従って、補間計算を行い、G1=0かつG3=0なら
    ば、 【数67】 に従って、補間計算を行うことを特徴とする請求項1記
    載の画像生成装置。
  16. 【請求項16】照度補間計算装置は、点Lを配光特性付
    き点光源の位置、点R1,R2,R3をエレメントの計算
    代表点の位置、点R1,R2,R3における照度値(ラジ
    オシティ値)をB1,B2,B3、点R1,R2,R3方向の
    光源強度をG1,G2,G3、エレメントの法線ベクトル
    をN、エレメントの反射率をρ、ベクトル(R1L)を
    1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル(R3L)をr
    3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関係がある場合
    に、照度値B1,B3が既知の時、照度補間式選択装置に
    よって、 【数68】 が満たされるか否かの判定を行い、満たされない時は補
    間計算装置によって、G1≠0かつG3≠0ならば、(数
    64)に従って、補間計算を行い、G1=0かつG3≠0
    ならば、(数65)に従って、補間計算を行い、G1≠
    0かつG3=0ならば、(数66)に従って、補間計算
    を行い、G1=0かつG3=0ならば、(数67)に従っ
    て、補間計算を行い、満たされる時は、前記補間計算装
    置によって、G1≠0かつG3≠0ならば、 【数69】 に従って、補間計算を行い、G1=0かつG3≠0なら
    ば、 【数70】 (このページ以下余白) に従って、補間計算を行い、G1≠0かつG3=0なら
    ば、 【数71】 に従って、補間計算を行い、G1=0かつG3=0なら
    ば、 【数72】 に従って補間計算を行うことを特徴とする請求項1記載
    の画像生成装置。
  17. 【請求項17】フォーム・ファクタ補間計算装置は、点
    Sをパッチ(エレメント)iの代表点の位置、パッチ
    (エレメント)iの法線ベクトルをNi、点R1,R2,
    R3をエレメントj1,j2,j3の計算代表点の位置、エ
    レメントj1,j2,j3の法線ベクトルをNj、パッチ
    (エレメント)iの面積をAi、エレメントj1,j2,
    j3の面積をAj、パッチ(エレメント)iからエレメン
    トjへのフォーム・ファクタをFij、ベクトル(R1
    L)をr1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル(R3
    L)をr3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関係があ
    る場合に、フォーム・ファクタFij1,Fij3が既知の
    時、 【数73】 に従って補間計算を行うことを特徴とする請求項11ま
    たは12記載の画像生成装置。
  18. 【請求項18】フォーム・ファクタ補間計算装置は、点
    Sをパッチ(エレメント)iの代表点の位置、パッチ
    (エレメント)iの法線ベクトルをNi、点R1,R2,
    R3をエレメントj1,j2,j3の計算代表点の位置、エ
    レメントj1,j2,j3の法線ベクトルをNj、パッチ
    (エレメント)iの面積をAi、エレメントjからパッ
    チ(エレメント)iへのフォーム・ファクタをFji、ベ
    クトル(R1L)をr1,ベクトル(R2L)をr2,ベク
    トル(R3L)をr3とし、r2=tr 1+(1−t)r3
    の関係がある場合に、フォーム・ファクタFj1i,Fj3i
    が既知の時、 【数74】 に従って補間計算を行うことを特徴とする請求項11ま
    たは12記載の画像生成装置。
  19. 【請求項19】フォーム・ファクタ補間計算装置は、点
    Sをパッチ(エレメント)iの代表点の位置、パッチ
    (エレメント)iの法線ベクトルをNi、点R1,R2,
    R3をエレメントj1,j2,j3の計算代表点の位置、エ
    レメントj1,j2,j3の法線ベクトルをNj、パッチ
    (エレメント)iの面積をAi、エレメントj1,j2,
    j3の面積をAj、パッチ(エレメント)iからエレメン
    トjへのフォーム・ファクタをFij、ベクトル(R1
    L)をr1,ベクトル(R2L)をr2,ベクトル(R3
    L)をr3とし、r2=tr1+(1−t)r3の関係があ
    る場合に、フォーム・ファクタFij1,Fij3が既知の
    時、フォーム・ファクタ補間式選択装置によって、 【数75】 【数76】 が満たせれるか否かの判定を行い、(数75)も(数7
    6)も満たされないときは、補間計算装置によって、
    (数73)に従って補間計算を行い、(数75)は満た
    されるが、(数76)は満たされないときは、前記補間
    計算装置によって、 【数77】 に従って補間計算を行い、(数75)は満たされない
    が、(数76)は満たされるときは、前記補間計算装置
    によって、 【数78】 に従って補間計算を行い、(数75)も(数76)も満
    たされるときは、前記補間計算装置によって、 【数79】 に従って補間計算を行うことを特徴とする請求項11ま
    たは12記載の画像生成装置。
  20. 【請求項20】フォーム・ファクタ補間計算装置は、点
    Sをパッチ(エレメント)iの代表点の位置、パッチ
    (エレメント)iの法線ベクトルをNi、点R1,R2,
    R3をエレメントj1,j2,j3の計算代表点の位置、エ
    レメントj1,j2,j3の法線ベクトルをNj、パッチ
    (エレメント)iの面積をAi、エレメントjからパッ
    チ(エレメント)iへのフォーム・ファクタをFji、ベ
    クトル(R1L)をr1,ベクトル(R2L)をr2,ベク
    トル(R3L)をr3とし、r2=tr 1+(1−t)r3
    の関係がある場合に、フォーム・ファクタFj1i,Fj3i
    が既知の時、フォーム・ファクタ補間式選択装置によっ
    て、(数75)(数76)が満たせれるか否かの判定を
    行い、(数75)も(数76)も満たされないときは、
    補間計算装置によって、(数74)に従って補間計算を
    行い、(数75)は満たされるが、(数76)は満たさ
    れないときは、前記補間計算装置によって、 【数80】 に従って補間計算を行い、(数75)は満たされない
    が、(数76)は満たされるときは、前記補間計算装置
    によって、 【数81】 に従って補間計算を行い、(数75)も(数76)も満
    たされるときは、前記補間計算装置によって、 【数82】 に従って補間計算を行うことを特徴とする請求項11ま
    たは12記載の画像生成装置。
  21. 【請求項21】照度補間領域決定装置は、三角形パッチ
    をエレメント分割したときにできる、三角形状に並んだ
    平行四辺形エレメントのグループに対しては、頂点に相
    当する3つ平行四辺形のエレメントをサンプルエレメン
    トとして選択し、直線状に並んだ元の三角形パッチと相
    似な三角形エレメントのグループに対しては、端点に相
    当する2つの三角形エレメントをサンプルエレメントと
    して選択し、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントの
    グループに対しては、その3つのサンプルエレメント
    に、光源とサンプルエレメントの計算代表点間での遮蔽
    物体の有無を調べる交差判定を行い、交差判定の結果が
    3つのサンプルエレメントとも交差しないという場合
    は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループ
    の全ての平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属す
    ると決定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
    トとも交差するという場合は、三角形状に並んだ平行四
    辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメン
    トは影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が3つ
    のサンプルエレメントの内1つのサンプルエレメントは
    交差し、2つのサンプルエレメントは交差しないという
    場合は、交差したサンプルエレメントを基点として、三
    角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対
    して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初め
    て交差しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表点
    と最初の交差判定で交差しないと判定された2つのサン
    プルエレメントの計算代表点で囲まれる領域に、その計
    算代表点が含まれる平行四辺形エレメントは照度の補間
    領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エレメン
    トは影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が3つ
    のサンプルエレメントの内2つのサンプルエレメントは
    交差し、1つのサンプルエレメントは交差しないという
    場合は、交差した2つのサンプルエレメントを基点とし
    て、交差しなかったエレメントに向かう三角形の2辺に
    沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して交差判定
    を交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて交差しなく
    なった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初の交差
    判定で交差しないと判定された1つのサンプルエレメン
    トの計算代表点で囲まれる領域に、その計算代表点が含
    まれる平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属する
    と決定し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域
    に属すると決定し、直線状に並んだ元の三角形パッチと
    相似な三角形エレメントのグループに対しては、その2
    つのサンプルエレメントに交差判定を行い、交差判定の
    結果が2つのサンプルエレメントとも交差しないという
    場合は、直線状に並んだ三角形エレメントのグループの
    全ての三角形エレメントは照度の補間領域に属すると決
    定し、交差判定の結果が2つのサンプルエレメントとも
    交差するという場合は、直線状に並んだ三角形エレメン
    トのグループの全ての三角形エレメントは影の領域に属
    すると決定し、交差判定の結果が2つのサンプルエレメ
    ントの内1つのサンプルエレメントは交差し、1つのサ
    ンプルエレメントは交差しないという場合は、交差した
    サンプルエレメントを基点として、交差しなかったサン
    プルエレメントに向かって順番に、各三角形エレメント
    に対して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、
    初めて交差しなくなったエレメントの計算代表点と最初
    の交差判定で交差しないと判定されたサンプルエレメン
    トの間にある三角形エレメントは照度の補間領域に属す
    ると決定し、それ以外の三角形エレメントは影の領域に
    属すると決定することを特徴とする請求項1記載の画像
    生成装置。
  22. 【請求項22】照度補間領域決定装置は、一般四角形パ
    ッチをエレメント分割したときにできる、対角線上に並
    んだ元の一般四角形パッチと相似な一般四角形エレメン
    トのグループに対しては、端点に相当する2つの一般四
    角形エレメントをサンプルエレメントとして選択し、対
    角線上に並んだ元の一般四角形パッチと相似な一般四角
    形エレメントのグループ除いたときにできる2つの三角
    形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対して
    は、各グループに対してそれぞれ、頂点に相当する3つ
    のエレメントをサンプルエレメントとして選択し、2つ
    の三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに
    対しては、それぞれ、その3つのサンプルエレメント
    に、光源とサンプルエレメントの計算代表点間での遮蔽
    物体の有無を調べる交差判定を行い、交差判定の結果が
    3つのサンプルエレメントとも交差しないという場合
    は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループ
    の全ての平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属す
    ると決定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレメン
    トとも交差するという場合は、三角形状に並んだ平行四
    辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメン
    トは影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が3つ
    のサンプルエレメントの内1つのサンプルエレメントは
    交差し、2つのサンプルエレメントは交差しないという
    場合は、交差したサンプルエレメントを基点として、三
    角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対
    して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し行い、初め
    て交差しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表点
    と最初の交差判定で交差しないと判定された2つのサン
    プルエレメントの計算代表点で囲まれる領域に、その計
    算代表点が含まれる平行四辺形エレメントは照度の補間
    領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エレメン
    トは影の領域に属すると決定し、交差判定の結果が3つ
    のサンプルエレメントの内2つのサンプルエレメントは
    交差し、1つのサンプルエレメントは交差しないという
    場合は、交差した2つのサンプルエレメントを基点とし
    て、交差しなかったエレメントに向かう三角形の2辺に
    沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して交差判定
    を交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて交差しなく
    なった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初の交差
    判定で交差しないと判定された1つのサンプルエレメン
    トの計算代表点で囲まれる領域に、その計算代表点が含
    まれる平行四辺形エレメントは照度の補間領域に属する
    と決定し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域
    に属すると決定し、対角線上に並んだ一般四角形エレメ
    ントのグループに対しては、その2つのサンプルエレメ
    ントに交差判定を行い、交差判定の結果が2つのサンプ
    ルエレメントとも交差しないという場合は、対角線上に
    並んだ一般四角形エレメントのグループの全ての一般四
    角形エレメントは照度の補間領域に属すると決定し、交
    差判定の結果が2つのサンプルエレメントとも交差する
    という場合は、対角線上に並んだ一般四角形エレメント
    のグループの全ての一般四角形エレメントは影の領域に
    属すると決定し、交差判定の結果が2つのサンプルエレ
    メントの内1つのサンプルエレメントは交差し、1つの
    サンプルエレメントは交差しないという場合は、交差し
    たサンプルエレメントを基点として、交差しなかったサ
    ンプルエレメントに向かって順番に、各一般四角形エレ
    メントに対して交差判定を交差しなくなるまで繰り返し
    行い、初めて交差しなくなったエレメントの計算代表点
    と最初の交差判定で交差しないと判定されたサンプルエ
    レメントの間にある一般四角形エレメントは照度の補間
    領域に属すると決定し、それ以外の一般四角形エレメン
    トは影の領域に属すると決定することを特徴とする請求
    項1記載の画像生成装置。
  23. 【請求項23】照度補間領域決定装置は、平行四辺形パ
    ッチをエレメント分割したときにできる、対角線上に並
    んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行四辺形エレメン
    トのグループに対しては、端点に相当する2つの平行四
    辺形エレメントをサンプルエレメントとして選択し、対
    角線上に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行四辺
    形エレメントのグループ除いたときにできる2つの三角
    形状に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平行四辺形
    エレメントのグループに対しては、各グループに対して
    それぞれ、頂点に相当する3つのエレメントをサンプル
    エレメントとして選択し、2つの三角形状に並んだ平行
    四辺形エレメントのグループに対しては、それぞれ、そ
    の3つのサンプルエレメントに、光源とサンプルエレメ
    ントの計算代表点間での遮蔽物体の有無を調べる交差判
    定を行い、交差判定の結果が3つのサンプルエレメント
    とも交差しないという場合は、三角形状に並んだ平行四
    辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメン
    トは照度の補間領域に属すると決定し、交差判定の結果
    が3つのサンプルエレメントとも交差するという場合
    は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループ
    の全ての平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決
    定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレメントの内
    1つのサンプルエレメントは交差し、2つのサンプルエ
    レメントは交差しないという場合は、交差したサンプル
    エレメントを基点として、三角形の2辺に沿って並んだ
    各平行四辺形エレメントに対して交差判定を交差しなく
    なるまで繰り返し行い、初めて交差しなくなった平行四
    辺形エレメントの計算代表点と最初の交差判定で交差し
    ないと判定された2つのサンプルエレメントの計算代表
    点で囲まれる領域に、その計算代表点が含まれる平行四
    辺形エレメントは照度の補間領域に属すると決定し、そ
    れ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決
    定し、交差判定の結果が3つのサンプルエレメントの内
    2つのサンプルエレメントは交差し、1つのサンプルエ
    レメントは交差しないという場合は、交差した2つのサ
    ンプルエレメントを基点として、交差しなかったエレメ
    ントに向かう三角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形
    エレメントに対して交差判定を交差しなくなるまで繰り
    返し行い、初めて交差しなくなった平行四辺形エレメン
    トの計算代表点と最初の交差判定で交差しないと判定さ
    れた1つのサンプルエレメントの計算代表点で囲まれる
    領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレメン
    トは照度の補間領域に属すると決定し、それ以外の平行
    四辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、対角線
    上に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対して
    は、その2つのサンプルエレメントに交差判定を行い、
    交差判定の結果が2つのサンプルエレメントとも交差し
    ないという場合は、対角線上に並んだ平行四辺形エレメ
    ントのグループの全ての平行四辺形エレメントは照度の
    補間領域に属すると決定し、交差判定の結果が2つのサ
    ンプルエレメントとも交差するという場合は、対角線上
    に並んだ平行四辺形エレメントのグループの全ての平行
    四辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、交差判
    定の結果が2つのサンプルエレメントの内1つのサンプ
    ルエレメントは交差し、1つのサンプルエレメントは交
    差しないという場合は、交差したサンプルエレメントを
    基点として、交差しなかったサンプルエレメントに向か
    って順番に、各平行四辺形エレメントに対して交差判定
    を交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて交差しなく
    なったエレメントの計算代表点と最初の交差判定で交差
    しないと判定されたサンプルエレメントの間にある平行
    四辺形エレメントは照度の補間領域に属すると決定し、
    それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると
    決定することを特徴とする請求項1記載の画像生成装
    置。
  24. 【請求項24】フォーム・ファクタ補間領域決定装置
    は、三角形パッチをエレメント分割したときにできる、
    三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対
    しては、頂点に相当する3つ平行四辺形のエレメントを
    サンプルエレメントとして選択し、直線状に並んだ元の
    三角形パッチと相似な三角形エレメントのグループに対
    しては、端点に相当する2つの三角形エレメントをサン
    プルエレメントとして選択し、三角形状に並んだ平行四
    辺形エレメントのグループに対しては、その3つのサン
    プルエレメントに、最大未放射エネルギーを有するパッ
    チの計算代表点、もしくは最大未放射エネルギーを有す
    るパッチ内部のエレメントの計算代表点を始点とし、サ
    ンプルエレメントの計算代表点を終点とするベクトルと
    最大未放射エネルギーを有するパッチの法線ベクトルと
    の内積と、三角形パッチの法線ベクトルとの内積とから
    放射エネルギーが到達するか否かの判定を行い、最大未
    放射エネルギーを有するパッチの計算代表点、もしくは
    最大未放射エネルギーを有するパッチ内部のエレメント
    の計算代表点とサンプルエレメントの計算代表点間での
    遮蔽物体の有無を調べる交差判定を行い、3つのサンプ
    ルエレメントとも放射エネルギーが到達し、かつ交差判
    定の結果が交差しないという場合は、三角形状に並んだ
    平行四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺形エ
    レメントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると決
    定し、3つのサンプルエレメントとも放射エネルギーが
    到達しないか、または交差判定の結果が交差するという
    場合は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントのグル
    ープの全ての平行四辺形エレメントは影の領域に属する
    と決定し、3つのサンプルエレメントの内1つのサンプ
    ルエレメントは放射エネルギーが到達しないか、または
    交差判定の結果が交差し、2つのサンプルエレメントは
    放射エネルギーが到達し、かつ交差しないという場合
    は、放射エネルギーが到達しないか、または交差したサ
    ンプルエレメントを基点として、三角形の2辺に沿って
    並んだ各平行四辺形エレメントに対して、放射エネルギ
    ーが到達するか否かの判定と交差判定を放射エネルギー
    が到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返し行い、初め
    て放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなった平行
    四辺形エレメントの計算代表点と最初に放射エネルギー
    が到達し、かつ交差しないと判定された2つのサンプル
    エレメントの計算代表点で囲まれる領域に、その計算代
    表点が含まれる平行四辺形エレメントはフォーム・ファ
    クタの補間領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺
    形エレメントは影の領域に属すると決定し、3つのサン
    プルエレメントの内2つのサンプルエレメントは放射エ
    ネルギーが到達しないか、または交差判定の結果が交差
    し、1つのサンプルエレメントは放射エネルギーが到達
    し、かつ交差しないという場合は、放射エネルギーが到
    達しないか、または交差した2つのサンプルエレメント
    を基点として、交差しなかったエレメントに向かう三角
    形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対し
    て、放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定
    を放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰
    り返し行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差
    しなくなった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初
    に放射エネルギーが到達し、かつ交差判定で交差しない
    と判定された1つのサンプルエレメントの計算代表点で
    囲まれる領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形
    エレメントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると
    決定し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に
    属すると決定し、直線状に並んだ元の三角形パッチと相
    似な三角形エレメントのグループに対しては、その2つ
    のサンプルエレメントに、放射エネルギーが到達するか
    否かの判定と交差判定を行い、2つのサンプルエレメン
    トとも放射エネルギーが到達し、かつ交差判定の結果が
    交差しないという場合は、直線状に並んだ三角形エレメ
    ントのグループの全ての三角形エレメントはフォーム・
    ファクタの補間領域に属すると決定し、2つのサンプル
    エレメントとも放射エネルギーが到達しないか、または
    交差判定の結果が交差するという場合は、直線状に並ん
    だ三角形エレメントのグループの全ての三角形エレメン
    トは影の領域に属すると決定し、2つのサンプルエレメ
    ントの内1つのサンプルエレメントは放射エネルギーが
    到達しないか、または交差判定の結果が交差し、1つの
    サンプルエレメントは放射エネルギーが到達し、かつ交
    差しないという場合は、放射エネルギーが到達しない
    か、または交差したサンプルエレメントを基点として、
    放射エネルギーが到達し、かつ交差しなかったサンプル
    エレメントに向かって順番に、各三角形エレメントに対
    して放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定
    を放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰
    り返し行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差
    しなくなったエレメントの計算代表点と最初に放射エネ
    ルギーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判定され
    たサンプルエレメントの間にある三角形エレメントはフ
    ォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、それ以
    外の三角形エレメントは影の領域に属すると決定するこ
    とを特徴とする請求項11または12記載の画像生成装
    置。
  25. 【請求項25】フォーム・ファクタ補間領域決定装置
    は、一般四角形パッチをエレメント分割したときにでき
    る、対角線上に並んだ元の一般四角形パッチと相似な一
    般四角形エレメントのグループに対しては、端点に相当
    する2つの一般四角形エレメントをサンプルエレメント
    として選択し、対角線上に並んだ元の一般四角形パッチ
    と相似な一般四角形エレメントのグループ除いたときに
    できる2つの三角形状に並んだ平行四辺形エレメントの
    グループに対しては、各グループに対してそれぞれ、頂
    点に相当する3つのエレメントをサンプルエレメントと
    して選択し、2つの三角形状に並んだ平行四辺形エレメ
    ントのグループに対しては、それぞれ、その3つのサン
    プルエレメントに、最大未放射エネルギーを有するパッ
    チの計算代表点、もしくは最大未放射エネルギーを有す
    るパッチ内部のエレメントの計算代表点を始点とし、サ
    ンプルエレメントの計算代表点を終点とするベクトルと
    最大未放射エネルギーを有するパッチの法線ベクトルと
    の内積と、一般四角形パッチの法線ベクトルとの内積と
    から放射エネルギーが到達するか否かの判定を行い、最
    大未放射エネルギーを有するパッチの計算代表点、もし
    くは最大未放射エネルギーを有するパッチ内部のエレメ
    ントの計算代表点とサンプルエレメントの計算代表点間
    での遮蔽物体の有無を調べる交差判定を行い、3つのサ
    ンプルエレメントとも放射エネルギーが到達し、かつ交
    差判定の結果が交差しないという場合は、三角形状に並
    んだ平行四辺形エレメントのグループの全ての平行四辺
    形エレメントはフォーム・ファクタの補間領域に属する
    と決定し、3つのサンプルエレメントとも放射エネルギ
    ーが到達しないか、または交差判定の結果が交差すると
    いう場合は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメントの
    グループの全ての平行四辺形エレメントは影の領域に属
    すると決定し、3つのサンプルエレメントの内1つのサ
    ンプルエレメントは放射エネルギーが到達しないか、ま
    たは交差判定の結果が交差し、2つのサンプルエレメン
    トは放射エネルギーが到達し、かつ交差しないという場
    合は、放射エネルギーが到達しないか、または交差した
    サンプルエレメントを基点として、三角形の2辺に沿っ
    て並んだ各平行四辺形エレメントに対して、放射エネル
    ギーが到達するか否かの判定と交差判定を放射エネルギ
    ーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返し行い、初
    めて放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなった平
    行四辺形エレメントの計算代表点と最初に放射エネルギ
    ーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判定された2
    つのサンプルエレメントの計算代表点で囲まれる領域
    に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレメントは
    フォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、それ
    以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定
    し、3つのサンプルエレメントの内2つのサンプルエレ
    メントは放射エネルギーが到達しないか、または交差判
    定の結果が交差し、1つのサンプルエレメントは放射エ
    ネルギーが到達し、かつ交差しないという場合は、放射
    エネルギーが到達しないか、または交差した2つのサン
    プルエレメントを基点として、放射エネルギーが到達
    し、かつ交差しなかったエレメントに向かう三角形の2
    辺に沿って並んだ各平行四辺形エレメントに対して、放
    射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定を放射
    エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返し
    行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差しなく
    なった平行四辺形エレメントの計算代表点と最初に放射
    エネルギーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判定
    された1つのサンプルエレメントの計算代表点で囲まれ
    る領域に、その計算代表点が含まれる平行四辺形エレメ
    ントはフォーム・ファクタの補間領域に属すると決定
    し、それ以外の平行四辺形エレメントは影の領域に属す
    ると決定し、対角線上に並んだ一般四角形エレメントの
    グループに対しては、その2つのサンプルエレメントに
    放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定を行
    い、2つのサンプルエレメントとも放射エネルギーが到
    達し、かつ交差判定の結果が交差しないという場合は、
    対角線上に並んだ一般四角形エレメントのグループの全
    ての一般四角形エレメントはフォーム・ファクタの補間
    領域に属すると決定し、2つのサンプルエレメントとも
    放射エネルギーが到達しないか、または交差判定の結果
    が交差するという場合は、対角線上に並んだ一般四角形
    エレメントのグループの全ての一般四角形エレメントは
    影の領域に属すると決定し、2つのサンプルエレメント
    の内1つのサンプルエレメントは放射エネルギーが到達
    しないか、または交差判定の結果が交差し、1つのサン
    プルエレメントは放射エネルギーが到達し、かつ交差し
    ないという場合は、放射エネルギーが到達しないか、ま
    たは交差したサンプルエレメントを基点として、放射エ
    ネルギーが到達し、かつ交差しなかったサンプルエレメ
    ントに向かって順番に、各一般四角形エレメントに対し
    て、放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定
    を放射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰
    り返し行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差
    しなくなったエレメントの計算代表点と最初に放射エネ
    ルギーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判定され
    たサンプルエレメントの間にある一般四角形エレメント
    はフォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、そ
    れ以外の一般四角形エレメントは影の領域に属すると決
    定することを特徴とする請求項11または12記載の画
    像生成装置。
  26. 【請求項26】フォーム・ファクタ補間領域決定装置
    は、平行四辺形パッチをエレメント分割したときにでき
    る、対角線上に並んだ元の平行四辺形パッチと相似な平
    行四辺形エレメントのグループに対しては、端点に相当
    する2つの平行四辺形エレメントをサンプルエレメント
    として選択し、対角線上に並んだ元の平行四辺形パッチ
    と相似な平行四辺形エレメントのグループ除いたときに
    できる2つの三角形状に並んだ元の平行四辺形パッチと
    相似な平行四辺形エレメントのグループに対しては、各
    グループに対してそれぞれ、頂点に相当する3つのエレ
    メントをサンプルエレメントとして選択し、2つの三角
    形状に並んだ平行四辺形エレメントのグループに対して
    は、それぞれ、その3つのサンプルエレメントに、最大
    未放射エネルギーを有するパッチの計算代表点、もしく
    は最大未放射エネルギーを有するパッチ内部のエレメン
    トの計算代表点を始点とし、サンプルエレメントの計算
    代表点を終点とするベクトルと最大未放射エネルギーを
    有するパッチの法線ベクトルとの内積と、平行四辺形パ
    ッチの法線ベクトルとの内積とから放射エネルギーが到
    達するか否かの判定を行い、最大未放射エネルギーを有
    するパッチの計算代表点、もしくは最大未放射エネルギ
    ーを有するパッチ内部のエレメントの計算代表点とサン
    プルエレメントの計算代表点間での遮蔽物体の有無を調
    べる交差判定を行い、3つのサンプルエレメントとも放
    射エネルギーが到達し、かつ交差判定の結果が交差しな
    いという場合は、三角形状に並んだ平行四辺形エレメン
    トのグループの全ての平行四辺形エレメントはフォーム
    ・ファクタの補間領域に属すると決定し、3つのサンプ
    ルエレメントとも放射エネルギーが到達しないか、また
    は交差判定の結果が交差するという場合は、三角形状に
    並んだ平行四辺形エレメントのグループの全ての平行四
    辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、3つのサ
    ンプルエレメントの内1つのサンプルエレメントは放射
    エネルギーが到達しないか、または交差判定の結果が交
    差し、2つのサンプルエレメントは放射エネルギーが到
    達し、かつ交差しないという場合は、放射エネルギーが
    到達しないか、または交差したサンプルエレメントを基
    点として、三角形の2辺に沿って並んだ各平行四辺形エ
    レメントに対して、放射エネルギーが到達するか否かの
    判定と交差判定を放射エネルギーが到達し、かつ交差し
    なくなるまで繰り返し行い、初めて放射エネルギーが到
    達し、かつ交差しなくなった平行四辺形エレメントの計
    算代表点と最初に放射エネルギーが到達し、かつ交差判
    定で交差しないと判定された2つのサンプルエレメント
    の計算代表点で囲まれる領域に、その計算代表点が含ま
    れる平行四辺形エレメントはフォーム・ファクタの補間
    領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エレメン
    トは影の領域に属すると決定し、3つのサンプルエレメ
    ントの内2つのサンプルエレメントは放射エネルギーが
    到達しないか、または交差判定の結果が交差し、1つの
    サンプルエレメントは放射エネルギーが到達し、かつ交
    差しないという場合は、放射エネルギーが到達しない
    か、または交差した2つのサンプルエレメントを基点と
    して、放射エネルギーが到達し、かつ交差しなかったエ
    レメントに向かう三角形の2辺に沿って並んだ各平行四
    辺形エレメントに対して、放射エネルギーが到達するか
    否かの判定と交差判定を放射エネルギーが到達し、かつ
    交差しなくなるまで繰り返し行い、初めて放射エネルギ
    ーが到達し、かつ交差しなくなった平行四辺形エレメン
    トの計算代表点と最初に放射エネルギーが到達し、かつ
    交差判定で交差しないと判定された1つのサンプルエレ
    メントの計算代表点で囲まれる領域に、その計算代表点
    が含まれる平行四辺形エレメントはフォーム・ファクタ
    の補間領域に属すると決定し、それ以外の平行四辺形エ
    レメントは影の領域に属すると決定し、対角線上に並ん
    だ平行四辺形エレメントのグループに対しては、その2
    つのサンプルエレメントに放射エネルギーが到達するか
    否かの判定と交差判定を行い、2つのサンプルエレメン
    トとも放射エネルギーが到達し、かつ交差判定の結果が
    交差しないという場合は、対角線上に並んだ平行四辺形
    エレメントのグループの全ての平行四辺形エレメントは
    フォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、2つ
    のサンプルエレメントとも放射エネルギーが到達しない
    か、または交差判定の結果が交差するという場合は、対
    角線上に並んだ平行四辺形エレメントのグループの全て
    の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定し、
    2つのサンプルエレメントの内1つのサンプルエレメン
    トは放射エネルギーが到達しないか、または交差判定の
    結果が交差し、1つのサンプルエレメントは放射エネル
    ギーが到達し、かつ交差しないという場合は、放射エネ
    ルギーが到達しないか、または交差したサンプルエレメ
    ントを基点として、交差しなかったサンプルエレメント
    に向かって順番に、各平行四辺形エレメントに対して、
    放射エネルギーが到達するか否かの判定と交差判定を放
    射エネルギーが到達し、かつ交差しなくなるまで繰り返
    し行い、初めて放射エネルギーが到達し、かつ交差しな
    くなったエレメントの計算代表点と最初に放射エネルギ
    ーが到達し、かつ交差判定で交差しないと判定されたサ
    ンプルエレメントの間にある平行四辺形エレメントはフ
    ォーム・ファクタの補間領域に属すると決定し、それ以
    外の平行四辺形エレメントは影の領域に属すると決定す
    ることを特徴とする請求項11または12記載の画像生
    成装置。
  27. 【請求項27】三角形ポリゴンABCの頂点Aの座標を
    (a1,a2,a3),頂点Bの座標を(b1,b2,b
    3),頂点Cの座標を(c1,c2,c3)とし、三角形ポ
    リゴンABCの任意の内部点をP(p1,p2,p3)、
    点Pに対応する照度分布空間での点P’の座標を(s,
    t)とした時に、照度分布空間座標算出装置と補間装置
    と出力装置で構成され、前記照度分布空間座標算出装置
    は、三角形ポリゴンABCの頂点Aの座標(a1,a2,
    a3),頂点Bの座標(b1,b2,b3),頂点Cの座標
    (c1,c2,c3)と表示を行いたい三角形ポリゴンA
    BCの内部点P(p1,p2,p3)を入力とし、(b1−
    a1)(c2−a2)−(c1−a1)(b2−a2)≠0の
    時は、 【数83】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(b1−a1)(c3−a3)−(c1−a1)(b
    3−a3)≠0の時は、 【数84】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(b2−a2)(c3−a3)−(c2−a2)(b
    3−a3)≠0の時は、 【数85】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、それ以外の時は、解はないということで、エラ
    ー信号を返して処理を終了し、前記補間装置は、前記照
    度分布空間座標算出装置で算出された座標値(s,t)
    と三角形ポリゴンABCの照度分布データを基に、
    (s,t)における照度値を、(s,t)に最も近い、
    照度値の与えられている点における照度値とするか、ま
    たは(s,t)の近傍の、照度値の与えられている点に
    おける照度値を補間することによって求め、前記出力装
    置に転送し、前記出力装置は、前記補間装置で算出され
    た照度値を、三角形ポリゴンABCの内部点Pの照度値
    として表示装置へ出力することを特徴とする三角形照度
    マッピング装置。
  28. 【請求項28】一般四角形ポリゴンABCDの頂点Aの
    座標を(a1,a2,a3),頂点Bの座標を(b1,b
    2,b3),頂点Cの座標を(c1,c2,c3),頂点D
    の座標を(d1,d2,d3)、一般四角形ポリゴンAB
    CDの法線ベクトルをN(Nx,Ny,Nz)とし、一般
    四角形ポリゴンABCDの任意の内部点をX(x1,x
    2,x3)、内部点Xが三角形ABCに存在した場合に内
    部点Xに対応する照度分布空間での点の座標を(s+
    t,s)、内部点Xが対角線AC上の場合に内部点Xに
    対応する照度分布空間での点の座標を(s,s)、内部
    点Xが三角形ACDに存在した場合に内部点Xに対応す
    る照度分布空間での点の座標を(s,s+r)とした時
    に、存在領域決定装置と照度分布空間座標算出装置と補
    間装置と出力装置で構成され、前記存在領域決定装置
    は、一般四角形ポリゴンABCDの頂点Aの座標(a
    1,a2,a3),頂点Bの座標(b1,b2,b3),頂点
    Cの座標(c1,c2,c3),頂点Dの座標(d1,d
    2,d3)と一般四角形ポリゴンABCDの法線ベクトル
    N(Nx,Ny,Nz)と表示を行いたい一般四角形ポリ
    ゴンABCDの内部点X(x1,x2,x3)を入力と
    し、Nx,Ny,Nzの内絶対値が最大のものを検索し、
    Nxが最大ならば、c2−a2=0の時は、(x2−a2)
    (b2−a2)>0ならば、点Xは三角形ABC内部と決
    定し、x2−a2=0ならば、点Xは対角線AC上と決定
    し、(x2−a2)(d2−a2)>0ならば、点Xは三角
    形ACD内部と決定し、c2−a2≠0の時は、 【数86】 ならば、点Xは三角形ABC内部と決定し、 【数87】 ならば、点Xは対角線AC上と決定し、 【数88】 ならば、点Xは三角形ACD内部と決定し、Nyが最大
    ならば、c1−a1=0の時は、(x1−a1)(b1−a
    1)>0ならば、点Xは三角形ABC内部と決定し、x1
    −a1=0ならば、点Xは対角線AC上と決定し、(x1
    −a1)(d1−a1)>0ならば、点Xは三角形ACD
    内部と決定し、c1−a1≠0の時は、 【数89】 ならば、点Xは三角形ABC内部と決定し、 【数90】 ならば、点Xは対角線AC上と決定し、 【数91】 ならば、点Xは三角形ACD内部と決定し、Nzが最大
    ならば、c1−a1=0の時は、(x1−a1)(b1−a
    1)>0ならば、点Xは三角形ABC内部と決定し、x1
    −a1=0ならば、点Xは対角線AC上と決定し、(x1
    −a1)(d1−a1)>0ならば、点Xは三角形ACD
    内部と決定し、c1−a1≠0の時は、 【数92】 ならば、点Xは三角形ABC内部と決定し、 【数93】 ならば、点Xは対角線AC上と決定し、 【数94】 ならば、点Xは三角形ACD内部と決定し、その結果を
    前記照度分布空間座標算出装置に転送し、前記照度分布
    空間座標算出装置は、一般四角形ポリゴンABCDの頂
    点Aの座標(a1,a2,a3),頂点Bの座標(b1,b
    2,b3),頂点Cの座標(c1,c2,c3),頂点Dの
    座標(d1,d2,d3)と表示を行いたい一般四角形ポ
    リゴンABCDの内部点X(x1,x2,x3)と前記存
    在領域決定装置で決定された結果を入力とし、前記存在
    領域決定装置の結果が点Xは三角形ABC内部にあると
    いう場合は、(c1−a1)(b2−a2)−(b1−a1)
    (c2−a2)≠0の時は、 【数95】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(c1−a1)(b3−a3)−(b1−a1)(c
    3−a3)≠0の時は、 【数96】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(c2−a2)(b3−a3)−(b2−a2)(c
    3−a3)≠0の時は、 【数97】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、それ以外の時は、解はないということで、エラ
    ー信号を返して処理を終了し、前記存在領域決定装置の
    結果が点Xは対角線AC上にあるという場合は、c1−
    a1≠0の時は、 【数98】 によって、sを求め、その値を前記補間装置に転送し、
    c2−a2≠0の時は、 【数99】 によって、sを求め、その値を前記補間装置に転送し、
    c3−a3≠0の時は、 【数100】 によって、sを求め、その値を前記補間装置に転送し、
    それ以外の時は、解はないということで、エラー信号を
    返して処理を終了し、前記存在領域決定装置の結果が点
    Xは三角形ACD内部にあるという場合は、(c1−a
    1)(d2−a2)−(d1−a1)(c2−a2)≠0の時
    は、 【数101】 によって、(s,r)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(c1−a1)(d3−a3)−(d1−a1)(c
    3−a3)≠0の時は、 【数102】 によって、(s,r)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(c2−a2)(d3−a3)−(d2−a2)(c
    3−a3)≠0の時は、 【数103】 によって、(s,r)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、それ以外の時は、解はないということで、エラ
    ー信号を返して処理を終了し、前記補間装置は、前記照
    度分布空間座標算出装置で算出された座標の点と一般四
    角形ポリゴンABCDの照度分布データを基に、前記照
    度分布空間座標算出装置で算出された座標の点における
    照度値を、前記照度分布空間座標算出装置で算出された
    座標に最も近い、照度値の与えられている点における照
    度値とするか、または前記照度分布空間座標算出装置で
    算出された座標の近傍の、照度値の与えられている点に
    おける照度値を補間することによって求め、前記出力装
    置に転送し、前記出力装置は、前記補間装置で算出され
    た照度値を、一般四角形ポリゴンABCDの内部点Xの
    照度値として表示装置へ出力することを特徴とする四角
    形照度マッピング装置。
  29. 【請求項29】三角形ポリゴンABCと同一の平面上で
    定義されたuv座標系で、三角形ポリゴンABCの頂点
    Aの座標を(uA,vA),頂点Bの座標を(uB,v
    B),頂点Cの座標を(uC,vC)、三角形ポリゴンA
    BCの任意の内部点をP(uP,vP)で表し、点Pに対
    応する照度分布空間での点P’の座標を(s,t)とし
    た時に、照度分布空間座標算出装置と補間装置と出力装
    置で構成され、前記照度空間座標算出装置は、三角形ポ
    リゴンABCの頂点Aの座標(uA,vA),頂点Bの座
    標(uB,vB),頂点Cの座標(uC,vC)と表示を行
    いたい三角形ポリゴンABCの内部点P(uP,vP)を
    入力とし、(uB−uA)(vC−vA)−(uC−uA)
    (vB−vA)≠0の時は、 【数104】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(uB−uA)(vC−vA)−(uC−uA)(v
    B−vA)=0の時は、解はないということで、エラー信
    号を返して処理を終了し、前記補間装置は、前記照度分
    布空間座標算出装置で算出された座標値(s,t)と三
    角形ポリゴンABCの照度分布データを基に、(s,
    t)における照度値を,(s,t)に最も近い、照度値
    の与えられている点における照度値とするか、または
    (s,t)の近傍の、照度値の与えられている点におけ
    る照度値を補間することによって求め、前記出力装置に
    転送し、前記出力装置は、前記補間装置で算出された照
    度値を、三角形ポリゴンABCの内部点Pの照度値とし
    て表示装置へ出力することを特徴とする三角形照度マッ
    ピング装置。
  30. 【請求項30】一般四角形ポリゴンABCDと同一の平
    面上で定義されたuv座標系で、一般四角形ポリゴンA
    BCDの頂点Aの座標を(uA,vA),頂点Bの座標を
    (uB,vB),頂点Cの座標を(uC,vC),頂点Dの
    座標を(uD,vD)、一般四角形ポリゴンABCDの任
    意の内部点をX(ux,vx)、内部点Xが三角形ABC
    に存在した場合に内部点Xに対応する照度分布空間での
    点の座標を(s+t,s)、内部点Xが対角線AC上の
    場合に内部点Xに対応する照度分布空間での点の座標を
    (s,s)、内部点Xが三角形ACDに存在した場合に
    内部点Xに対応する照度分布空間での点の座標を(s,
    s+r)とした時に、存在領域決定装置と照度分布空間
    座標算出装置と補間装置と出力装置で構成され、前記存
    在領域決定装置は、一般四角形ポリゴンABCDの頂点
    Aの座標(uA,vA),頂点Bの座標(uB,vB),頂
    点Cの座標(uC,vC),頂点Dの座標(uD,vD)と
    表示を行いたい一般四角形ポリゴンABCDの内部点X
    (ux,vx)を入力とし、uC−uA=0の時は、(ux
    −uA)(uB−uA)>0ならば、点Xは三角形ABC
    内部と決定し、ux−uA=0ならば、点Xは対角線AC
    上と決定し、(ux−uA)(uD−uA)>0ならば、点
    Xは三角形ACD内部と決定し、uC−uA≠0の時は、 【数105】 ならば、点Xは三角形ABC内部と決定し、 【数106】 ならば、点Xは対角線AC上と決定し、 【数107】 ならば、点Xは三角形ACD内部と決定し、その結果を
    前記照度分布空間座標算出装置に転送し、前記照度分布
    空間座標算出装置は、一般四角形ポリゴンABCDの頂
    点Aの座標(uA,vA),頂点Bの座標(uB,vB),
    頂点Cの座標(uC,vC),頂点Dの座標(uD,vD)
    と表示を行いたい一般四角形ポリゴンABCDの内部点
    X(ux,vx)と前記存在領域決定装置で決定された結
    果を入力とし、前記存在領域決定装置の結果が点Xは三
    角形ABC内部にあるという場合は、(uC−uA)(v
    B−vA)−(uB−uA)(vC−vA)≠0の時は、 【数108】 によって、(s,t)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(uC−uA)(vB−vA)−(uB−uA)(v
    C−vA)=0の時は、解はないということで、エラー信
    号を返して処理を終了し、前記存在領域決定装置の結果
    が点Xは対角線AC上にあるという場合は、uC−uA=
    0かつvC−vA≠0の時は、 【数109】 によって、sを求め、その値を前記補間装置に転送し、
    uC−uA≠0の時は、 【数110】 によって、sを求め、その値を前記補間装置に転送し、
    それ以外の時は、解はないということで、エラー信号を
    返して処理を終了し、前記存在領域決定装置の結果が点
    Xは三角形ACD内部にあるという場合は、(uC−u
    A)(vB−vA)−(uB−uA)(vC−vA)≠0の時
    は、 【数111】 によって、(s,r)を求め、その値を前記補間装置に
    転送し、(uC−uA)(vB−vA)−(uB−uA)(v
    C−vA)=0の時は、解はないということで、エラー信
    号を返して処理を終了し、前記補間装置は、前記照度分
    布空間座標算出装置で算出された座標の点と一般四角形
    ポリゴンABCDの照度分布データを基に、前記照度分
    布空間座標算出装置で算出された座標の点における照度
    値を,前記照度分布空間座標算出装置で算出された座標
    に最も近い、照度値の与えられている点における照度値
    とするか、または前記照度分布空間座標算出装置で算出
    された座標の近傍の、照度値の与えられている点におけ
    る照度値を補間することによって求め、前記出力装置に
    転送し、前記出力装置は、前記補間装置で算出された照
    度値を、一般四角形ポリゴンABCDの内部点Xの照度
    値として表示装置へ出力することを特徴とする四角形照
    度マッピング装置。
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