JP2861257B2 - 変則ピッチ送り装置 - Google Patents
変則ピッチ送り装置Info
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- JP2861257B2 JP2861257B2 JP12732390A JP12732390A JP2861257B2 JP 2861257 B2 JP2861257 B2 JP 2861257B2 JP 12732390 A JP12732390 A JP 12732390A JP 12732390 A JP12732390 A JP 12732390A JP 2861257 B2 JP2861257 B2 JP 2861257B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フープ状態で材料を供給する生産設備にお
ける変則ピッチ送り装置に関するものである。
ける変則ピッチ送り装置に関するものである。
従来の技術 一般に、フープ状態で材料を送る場合、パルスモータ
により、上記パルスモータの出力軸に固定されたピンホ
イールを駆動し、送りピッチを切換える方法がある。
により、上記パルスモータの出力軸に固定されたピンホ
イールを駆動し、送りピッチを切換える方法がある。
以下に従来の送り装置について説明する。
第6図は、従来の送り装置の側面図を示すものであ
る。第6図において、27はフープのパイロット穴のピッ
チに合わせて分割されたピンホイール、28はフープのパ
イロット穴径に合わせてピンホイール27に圧入されたピ
ン、30はピンホイール27を駆動するパルスモータ、31は
パルスモータ30の取付板、29はピンホイール27の回り止
め用のキー材である。
る。第6図において、27はフープのパイロット穴のピッ
チに合わせて分割されたピンホイール、28はフープのパ
イロット穴径に合わせてピンホイール27に圧入されたピ
ン、30はピンホイール27を駆動するパルスモータ、31は
パルスモータ30の取付板、29はピンホイール27の回り止
め用のキー材である。
以上のように構成された送り装置について、以下その
動作について説明する。
動作について説明する。
ピンホイール27のピン28により位置決めされたフープ
を、パルスモータ30に発信されるパルス数を制御的に変
化させることにより、パルスモータ30の出力軸に固定さ
れたピンホイール27の回転角を変え、変則的なピッチ送
りができる。また、制御の変更により、送りピッチが切
換えられる。
を、パルスモータ30に発信されるパルス数を制御的に変
化させることにより、パルスモータ30の出力軸に固定さ
れたピンホイール27の回転角を変え、変則的なピッチ送
りができる。また、制御の変更により、送りピッチが切
換えられる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、送りピッチの切換
えは簡単であるが、パルスモータ30及びその制御回路に
多額のコストがかかり、生産設備の価格アップにつなが
っているという欠点を有していた。
えは簡単であるが、パルスモータ30及びその制御回路に
多額のコストがかかり、生産設備の価格アップにつなが
っているという欠点を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、安価
で、しかも簡単に送りピッチの切換え可能な変則ピッチ
送り装置を提供することを目的とする。
で、しかも簡単に送りピッチの切換え可能な変則ピッチ
送り装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の変則ピッチ送り装
置は、交互に異なる円周角の歯を有する歯切板と、レバ
ー比が切換え可能なレバーと、上記レバーのレバー比に
よりストローク変化可能なひっかけ爪とを備えた構成を
有している。
置は、交互に異なる円周角の歯を有する歯切板と、レバ
ー比が切換え可能なレバーと、上記レバーのレバー比に
よりストローク変化可能なひっかけ爪とを備えた構成を
有している。
作用 この構成によって、ひっかけ爪のついたレバーの作用
点をずらし、レバー比を変えてひっかけ爪のストローク
を変えることができ、このひっかけ爪により、交互に異
なる円周角の歯を有する歯切板を回して、変則ピッチ送
りが可能となり、しかも安価でできる。
点をずらし、レバー比を変えてひっかけ爪のストローク
を変えることができ、このひっかけ爪により、交互に異
なる円周角の歯を有する歯切板を回して、変則ピッチ送
りが可能となり、しかも安価でできる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図は本発明の一実施例における変則ピッチ送り装
置の左側面から見た断面図、第2図は正面図である。第
1図,第2図において、1はフープ材26のパイロット穴
のピッチに合わせて分割されたピンホイール、2はフー
プ材26のパイロット穴径に合わせてピンホイール1に圧
入されたピンである。3はピンホイール1の分割された
円周角の等角、3倍角の歯を交互に有する歯切板(第3
図の歯切板拡大図参照)でピンホイール1に分割角度を
合わせて固定されている。4は歯切板3の歯をひっかけ
るひっかけ爪、5はひっかけ爪4の支点ピン、6はひっ
かけ爪4のぬけ止め用のスナップリングである。10は位
置決め板18の固定位置を変化させることにより、ひっか
け爪4の動くストロークを変えることができるレバー
で、17はひっかけ爪4を歯切板3に押しつけておくため
の引張ばね、9はピンホイール1、レバー3の支点用の
シャフト、11はベアリング、7はカラー、8は固定用の
止めカラーである。13はピンホイール1の回転位置を保
持するためのブレーキ板、12はブレーキ板13の支点ピ
ン、14はユニットの取付板で、ベース15に取付ボルト27
で固定されている。22はカムシャフト、23は板カム、21
はカムフォロア25を板カム23に押してあるための引張ば
ねで、レバー20は、シャフト24を支点として板カム23に
沿って動くことができ、連接棒16により、ユニットへ動
力を伝えている。19はロッドエンドである。
置の左側面から見た断面図、第2図は正面図である。第
1図,第2図において、1はフープ材26のパイロット穴
のピッチに合わせて分割されたピンホイール、2はフー
プ材26のパイロット穴径に合わせてピンホイール1に圧
入されたピンである。3はピンホイール1の分割された
円周角の等角、3倍角の歯を交互に有する歯切板(第3
図の歯切板拡大図参照)でピンホイール1に分割角度を
合わせて固定されている。4は歯切板3の歯をひっかけ
るひっかけ爪、5はひっかけ爪4の支点ピン、6はひっ
かけ爪4のぬけ止め用のスナップリングである。10は位
置決め板18の固定位置を変化させることにより、ひっか
け爪4の動くストロークを変えることができるレバー
で、17はひっかけ爪4を歯切板3に押しつけておくため
の引張ばね、9はピンホイール1、レバー3の支点用の
シャフト、11はベアリング、7はカラー、8は固定用の
止めカラーである。13はピンホイール1の回転位置を保
持するためのブレーキ板、12はブレーキ板13の支点ピ
ン、14はユニットの取付板で、ベース15に取付ボルト27
で固定されている。22はカムシャフト、23は板カム、21
はカムフォロア25を板カム23に押してあるための引張ば
ねで、レバー20は、シャフト24を支点として板カム23に
沿って動くことができ、連接棒16により、ユニットへ動
力を伝えている。19はロッドエンドである。
以上のように構成された変則ピッチ送り装置につい
て、以下その動作を説明する。
て、以下その動作を説明する。
まず、板カム23のリフトを基に、位置決め板18の固定
位置を調整し、ひっかけ爪4がピンホイール1の分割さ
れた3倍角分のストロークをするように、レバー10のレ
バー比を決定する。この際のひっかけ爪4の状態が第4
図におけるa図になり、カムシャフト22を回転させる
と、板カム23のリフトにより、ひっかけ爪4が円周角3
αだけストロークし、歯切板3が3a回転して第4図のb
図の状態となり、歯切板3が固定されたピンホイール1
も3α分回転することになり、フープ材26は3ピッチ分
送られる。カムシャフト22が第4図aの状態から1回転
すると、ひっかけ爪4は、最初の位置にもどり第4図c
の状態となる。ひっかけ爪4がもどる際、ピンホイール
1は、ブレーキ板13により、3ピッチ送られた状態を保
持されている。この第4図cの状態から、さらにカムシ
ャフト22を回転させると、ひっかけ爪4は、円周角3α
だけストロークするが、歯切板3の歯にひっかけ爪4が
ひっかかるのは、ひっかけ爪4が2αストロークしてか
らであるので、歯切板3はαだけしか回転しない。すな
わち、ピンホイール1はα分回転し、フープ材26は、1
ピッチ分しか送られないことになる。この状態が第4図
dである。カムシャフト22が第4図cの状態から1回転
すると、第4図aの状態となり、カムシャフト22を回転
し続ければ、第4図のa→b→c→dの状態が繰り返さ
れ、フープ材26が、3ピッチ→1ピッチの交互に送られ
る。また、ひっかけ爪4が、ピンホイール1の分割され
た4倍角のストロークをするように、位置決め板18を調
整し、レバー10のレバー比を決定すると、第5図aの状
態となる。カムシャフト22を回転させると板カム23のリ
フトにより、ひっかけ爪4が円周角4αだけストローク
し、歯切板3が4α回転して第5図bの状態となり、ピ
ンホイール1も4α回転し、フープ材26は、4ピッチ分
送られることになる。カムシャフト22が1回転すると、
ひっかけ爪4は最初の位置にもどり、第5図aの状態と
なる。すなわち、カムシャフト22を回転し続ければ、第
5図a→bの状態が繰り返され、フープ材26が、4ピッ
チの一定送りされる。
位置を調整し、ひっかけ爪4がピンホイール1の分割さ
れた3倍角分のストロークをするように、レバー10のレ
バー比を決定する。この際のひっかけ爪4の状態が第4
図におけるa図になり、カムシャフト22を回転させる
と、板カム23のリフトにより、ひっかけ爪4が円周角3
αだけストロークし、歯切板3が3a回転して第4図のb
図の状態となり、歯切板3が固定されたピンホイール1
も3α分回転することになり、フープ材26は3ピッチ分
送られる。カムシャフト22が第4図aの状態から1回転
すると、ひっかけ爪4は、最初の位置にもどり第4図c
の状態となる。ひっかけ爪4がもどる際、ピンホイール
1は、ブレーキ板13により、3ピッチ送られた状態を保
持されている。この第4図cの状態から、さらにカムシ
ャフト22を回転させると、ひっかけ爪4は、円周角3α
だけストロークするが、歯切板3の歯にひっかけ爪4が
ひっかかるのは、ひっかけ爪4が2αストロークしてか
らであるので、歯切板3はαだけしか回転しない。すな
わち、ピンホイール1はα分回転し、フープ材26は、1
ピッチ分しか送られないことになる。この状態が第4図
dである。カムシャフト22が第4図cの状態から1回転
すると、第4図aの状態となり、カムシャフト22を回転
し続ければ、第4図のa→b→c→dの状態が繰り返さ
れ、フープ材26が、3ピッチ→1ピッチの交互に送られ
る。また、ひっかけ爪4が、ピンホイール1の分割され
た4倍角のストロークをするように、位置決め板18を調
整し、レバー10のレバー比を決定すると、第5図aの状
態となる。カムシャフト22を回転させると板カム23のリ
フトにより、ひっかけ爪4が円周角4αだけストローク
し、歯切板3が4α回転して第5図bの状態となり、ピ
ンホイール1も4α回転し、フープ材26は、4ピッチ分
送られることになる。カムシャフト22が1回転すると、
ひっかけ爪4は最初の位置にもどり、第5図aの状態と
なる。すなわち、カムシャフト22を回転し続ければ、第
5図a→bの状態が繰り返され、フープ材26が、4ピッ
チの一定送りされる。
以上のように、本実施例によれば、交互に異なる円周
角の歯を有する歯切板3とレバー比の切換により、フー
プ材26を3ピッチ→1ピッチの交互に送る変則送りと4
ピッチの一定送が可能となる。
角の歯を有する歯切板3とレバー比の切換により、フー
プ材26を3ピッチ→1ピッチの交互に送る変則送りと4
ピッチの一定送が可能となる。
なお、本実施例の歯切板3を円周角を変えた歯切板3
と交換すること、また、レバー10のレバー比を変化させ
ることにより、多種のピッチ送りが可能なことは言うま
でもない。
と交換すること、また、レバー10のレバー比を変化させ
ることにより、多種のピッチ送りが可能なことは言うま
でもない。
発明の効果 以上のように本発明は、交互に異なる円周角の歯を有
する歯切板と、レバー比が切換可能なレバーを有し、上
記レバーのレバー比によりストローク変化可能なひっか
け爪で、上記歯切板を駆動することにより、安価で、簡
単に送りピッチが切換可能な優れた変則ピッチ送り装置
を実現できるものである。
する歯切板と、レバー比が切換可能なレバーを有し、上
記レバーのレバー比によりストローク変化可能なひっか
け爪で、上記歯切板を駆動することにより、安価で、簡
単に送りピッチが切換可能な優れた変則ピッチ送り装置
を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例における変則ピッチ送り装置
の左側面から見た断面図、第2図は同正面図、第3図は
交互に異なる円周角の歯を有する歯切板の拡大図、第4
図a〜dは3ピッチ→1ピッチの変則送りの状態図、第
5図a,bは4ピッチの一定送りの状態図、第6図は従来
のピッチ送り装置の側面図である。 1……ピンホイール、2……ピン、3……歯切板、4…
…ひっかけ爪、10……レバー、13……ブレーキ板、16…
…連接棒、18……位置決め板、22……カムシャフト、23
……板カム、26……フープ材。
の左側面から見た断面図、第2図は同正面図、第3図は
交互に異なる円周角の歯を有する歯切板の拡大図、第4
図a〜dは3ピッチ→1ピッチの変則送りの状態図、第
5図a,bは4ピッチの一定送りの状態図、第6図は従来
のピッチ送り装置の側面図である。 1……ピンホイール、2……ピン、3……歯切板、4…
…ひっかけ爪、10……レバー、13……ブレーキ板、16…
…連接棒、18……位置決め板、22……カムシャフト、23
……板カム、26……フープ材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−66057(JP,A) 特開 昭53−19856(JP,A) 特公 昭39−18402(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 20/22 F16H 31/00
Claims (1)
- 【請求項1】交互に異なる円周角の歯を有する歯切板
と、レバー比が切換え可能なレバーとを有し、上記レバ
ーのレバー比によりストローク変化可能なひっかけ爪
で、上記歯切板を駆動する変則ピッチ送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12732390A JP2861257B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 変則ピッチ送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12732390A JP2861257B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 変則ピッチ送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423715A JPH0423715A (ja) | 1992-01-28 |
JP2861257B2 true JP2861257B2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14957091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12732390A Expired - Fee Related JP2861257B2 (ja) | 1990-05-16 | 1990-05-16 | 変則ピッチ送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2861257B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-16 JP JP12732390A patent/JP2861257B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0423715A (ja) | 1992-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071211 Year of fee payment: 9 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081211 Year of fee payment: 10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |