JP2861010B2 - テレビ電話機 - Google Patents

テレビ電話機

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JP2861010B2
JP2861010B2 JP63333507A JP33350788A JP2861010B2 JP 2861010 B2 JP2861010 B2 JP 2861010B2 JP 63333507 A JP63333507 A JP 63333507A JP 33350788 A JP33350788 A JP 33350788A JP 2861010 B2 JP2861010 B2 JP 2861010B2
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Nippon Electric Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電話機部,カメラ部およびデイスプレイ部
を組み込んだテレビ電話機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種のテレビ電話機は、第5図(a)に示す
ように電話キー31aを有する電話機部31にカメラ部32お
よびデイスプレイ部33が固定される構造となつていた
り、また、可動型の場合では一方向のみに可動であつた
り、あるいは同図(b)に示すようにカメラ部32のみが
マニユアルで動かす構造となつていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のテレビ電話機は、電話機部31にカメラ
部32およびデイスプレイ部33が固定する構造となつてい
たり、また、上下左右に自由に動かせない構造になつて
いたり、さらには話者の動きに追随して向きを変えるこ
とができない構造となつているので、次のような問題が
あつた。
(1)、話者がうつかりするとカメラ部32の撮像画面か
ら外れてしまう。
(2)、常に話者が自分に対するテレブ電話機の向きを
気にしなければならない。そのために窮屈な姿勢を強い
られることもある。
(3)、デイスプレイ部33がカラー液晶パネルの場合、
話者の見る角度によつては映像の色が悪く見える。
(4)、姿勢を変える度にテレビ電話機の向きを変える
必要がある。
したがつて本発明は、前述した従来の課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、話者を常に撮像画面内
に捕えることができるテレビ電話機を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるテレビ電話機は、ハンドセット(3)が
接続された底部(1A)と、底部(1A)と上下左右可動構
造で結合された起部(1B,1C)と、起部(1B,1C)に組み
込まれたカメラ部(5),ディスプレイ部(2)と、起
部(1B,1C)を上下左右方向に駆動するモータ駆動部(2
6,27)と、ハンドセット(3)の左方向に組み込まれパ
ルス状の光を発する第1の発光回路(20a,14a)と、ハ
ンドセット(3)の右方向に組み込まれパルス状の光を
発する第2の発光回路(20b,14b)と、第1および第2
の受光素子を1組として起部の上方向,下方向、右方向
にL字型に配置して組み込まれ、第1の受光素子(13a,
12a,11a)によって第1の発光回路からのパルス状の光
を受光し、第2の受光素子(13b,12b,11b)によって第
2の発光回路からのパルス状の光を受光する第1(21
(21a,21b)),第2(22(22a,22b))および第3(23
(23a,23b))の受光回路と、第1の受光回路(21)の
第1の受光素子(13a)の受光出力と第2の受光回路(2
2)の第1の受光素子(12a)の受光出力との位相差を検
出する第1の上下角位相比較器(24a)と、第1の受光
回路(21)の第2の受光素子(13b)の受光出力と第2
の受光回路(22)の第2の受光素子(12b)の受光出力
との位相差を検出する第2の上下角位相比較器(24b)
と、第2の受光回路(22)の第1の受光素子(12a)の
受光出力と第3の受光回路(23)の第1の受光素子(11
a)の受光出力との位相差を検出する第1の左右角位相
比較器(25a)と、第2の受光回路(22)の第2の受光
素子(12b)の受光出力と第3の受光回路(23)の第2
の受光素子(11b)の受光出力との位相差を検出する第
2の左右角位相比較器(25b)と、第2の受光回路(2
2)の第1の受光素子(12a)の受光出力と第2の受光素
子(12b)の受光出力との大小を比較する受光信号レベ
ル比較器(28)と、この受光信号レベル比較器(28)か
らの比較結果を入力とし、第2の受光回路(22)の第1
の受光素子(12a)の受光出力が第2の受光素子(12b)
の受光出力よりも大きい場合、第1の上下角位相比較器
(24a)の検出位相差を選択してモータ駆動部(26)へ
出力し、第2の受光回路(22)の第2の受光素子(12
b)の受光出力が第1の受光素子(12a)の受光出力より
も大きい場合、第2の上下角位相比較器(24b)の検出
位相差を選択してモータ駆動部(26)へ出力する第1の
セレクタ(29a)と、受光信号レベル比較器(28)から
の比較結果を入力とし、第2の受光回路(22)の第1の
受光素子(12a)の受光出力が第2の受光素子(12b)の
受光出力よりも大きい場合、第1の左右角位相比較器
(25a)の検出位相差を選択してモータ駆動部(27)へ
出力し、第2の受光回路(22)の第2の受光素子(12
b)の受光出力が第1の受光素子(12a)の受光出力より
も大きい場合、第2の左右角位相比較器(25b)の検出
位相差を選択してモータ駆動部(27)へ出力する第2の
セレクタ(29b)とを有している。
なお、上述においては、参考として、対応する実施例
の符号を括弧内に示した。
〔作用〕
本発明においては、話者がハンドセツトを顔の左右の
どちらに構えていても自動的にカメラ部,デイスプレイ
部が話者の方向に的確に追随されることになる。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例によるテレビ電話機の斜視
図、第2図は第1図の動作原理を示すブロツク図であ
る。初めに第1図および第2図の構成について述べ、次
に本発明の動作について説明する。まず、第1図におい
て、1は電話機部、1Aは底部、1Bは第1の起部、1Cは第
2の起部、2は第2の起部1Cに組み込まれたデイスプレ
イ、3は底部1Aに機紐を介して接続されたハンドセツ
ト、4は第2の起部1Cに凹設されたハンドセツト3を収
容する固定溝、5はハンドセツト固定溝4内に組み込ま
れたカメラ、6はフツクスイツチ、7は第1の起部1Bに
固定された第1のシヤフト、8は第1のシヤフト7に連
結されかつ底部1Aに固定された上下角モータ、9は第2
の起部1Cに固定された第2のシヤフト、10は第2のシヤ
フト9に連結されかつ第1の起部1Bに固定された左右角
モータ、11,12,13は第2の起部1C上のデイスプレイ2の
周辺角部に2個1組で組み込まれたPINフオトダイオー
ド、14a,14bはハンドセツト3の左右方向に互いに離間
して組み込まれた赤外LEDである。
このような構成において、底部1Aと第1の起部1Bとは
第1のシヤフト7により連結され、上下角モータ8が第
1のシヤフト7を回動させると、連動して第1の起部1B
が起き上がる。また、第1の起部1Bと第2の起部1Cとは
第2のシヤフト9により連結され、左右回転モータ10が
第2のシヤフト9を回動させると、連動して第2の起部
1Cが左右方向に回転する。
第2図はカメラおよびデイスプレイ2部が話者の向き
に追随する原理をハードウエアブロツク図レベルで示し
たものであり、上述の図と同一部分には同一符号を付し
てある。同図において、20a,20bは各赤外LED14a,14bを
駆動する赤外LEDパルス発生回路、21a,21bは各PINフオ
トダイオード13a,13bの受光回路、22a,22bは各PINフオ
トダイオード12a,12bの受光回路、23a,23bは各PINフオ
トダイオード11a,11bの受光回路、24a,24bは上下角位相
比較器、25a,25bは左右角位相比較器、26は上下角モー
タ制御部、27は左右角モータ制御部、28は受光信号レベ
ル比較器、29a,29bはセレクタである。
このような構成において、第1図に示すハンドセツト
3の左右に組み込んだ赤外LEDパルス発生回路20a,20bが
各赤外LED14a,14bを駆動して2種類のパルス状の光a,b
を発光させる。これらのパルス光a,bは上下左右方向に
組み込んだPINフオトダイオード11a,11b〜13a,13bにそ
れぞれ受光される。ここで、まず、PINフオトダイオー
ド12a,12bとPINフオトダイオード13a,13bとに注目する
と、各PINフオトダイオード12a,12b、13a,13bで受光し
たパルス光a,bはPINフォトダイオード受光回路21a,21
b、22a,22bで各々電気的パルスに変換される。これらの
PINフォトダイオード12a,12b、13a,13bの位相差を上下
角位相比較器24a,24bにより検出し、位相差が無くなる
ように上下角モータ制御部26を制御する。上下角モータ
制御部26は上下角モータ8を回動させることにより、第
1の起部1Bおよび第2の起部1Cが上下に動いてハンドセ
ツト3の赤外LED14a,14bを上下方向に追いかける。次に
PINフオトダイオード12a,12bとPINフオトダイオード11
a,11bとに注目すれば、同様にして左右角位相比較器25
a,25bにより左右角のずれをなくすように左右角モータ
制御部27を制御し、左右角モータ10を回動させることに
より、第2の起部1Cが左右に動いてハンドセツト3の赤
外LED14a,14bを左右方向に追いかける。受光信号レベル
比較器28は、赤外LED14a,14bの発光する光a,bのうちど
ちらの光が強いかにより、話者が顔の左右どちらにハン
ドセツト3を持つているのかを判断してセレクタ29a,29
bを切り替える。左右角位相比較器25a,25bは予め話者が
ハンドセツト3が右に持つた場合(左右角位相比較器25
a)と左に持つた場合(左右角位相比較器25b)とでオフ
セツトをもたせた回路にしておけば、常に話者の顔を適
切に追随させることができる。
以上のようにしてハンドセツト3の赤外LED14a,14b
(=話者の顔)を自動的に追いかけさせることにより、
話者の方向にデイスプレイ2およびカメラ5を追随させ
ることができる。また、受光信号レベル比較器28に光非
検出機能をもたせ、赤外LED14a,14bの発する光a,bを共
に検出できなくなつたときにモータ制御部26,27に指示
してそれぞれの起部1B,1Cが中央部を向くようにするこ
とも容易に可能である。
第3図は本発明によるテレビ電話機の他の実施例を示
す斜視図、第4図はその動作原理を示すブロツク図であ
り、前述の図と同一部分には同一符号を付しその説明は
省略する。これらの図において、第1図および第2図と
異なる点は、話者の姿勢や顔の向き等に個人差があるた
め、上下左右方向のオフセツトを記憶させるロツク式の
オフセツトスイツチ30およびオフセツト記憶器31が設け
られている。
このような構成において、まず、自動追尾を終了した
後、話者はロツク式になつているオフセツトスイツチ30
を押してオフセツト設定モードにする。次に話者はマニ
ユアルにて自分の方向にカメラ・デイスプレイ部を向け
ると、オフセツト記憶器31へは上下左右角位相比較器24
a,24bおよび25a,25bからマニユアルで動かした量のオフ
セツト値が入力される。最後に話者が再びオフセツトス
イツチ30を押すと、オフセツト量がオフセツト記憶器31
に記憶され、記憶したオフセツト量が各位相比較器24a,
24bおよび25a,25bに送られるので、話者の好みにあつた
方向で追随するようになる。
以上の機能の他に、受光信号レベル比較器28に光非検
出機能をもたせ、赤外LED14a,14bの発する光a,bを共に
検出できなくなつた時にモータ制御部26,27に指示して
それぞれの起部がセンターを向くようにすることも容易
に可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、話者がハンドセツトを
顔の左右どちらに構えていても、自動的にテレビ電話機
のカメラ部,デイスプレイ部を話者の方向に的確に追随
させることにより、常に話者を撮像画面内に捕えること
ができ、また、話者も自分に対するテレビ電話機の向き
を気にせずに話ができる。さらにデイスプレイ部がカラ
ー液晶パネルの場合でも、話者がパネルを見る角を常に
同じにできるので、最良の色でパネルの映像を見ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるテレビ電話機の構成図
を示す斜視図、第2図は第1図の動作を説明するブロツ
ク図、第3図は本発明の他の実施例を示すテレビ電話機
の構成を示す斜視図、第4図は第3図の動作を説明する
ブロツク図、第5図(a),(b)は従来のテレビ電話
機構成を示す斜視図である。 1……電話機部、1A……底部、1B……第1の起部、1C…
…第2の起部、2……デイスプレイ、3……ハンドセツ
ト、4……ハンドセツト固定溝、5……カメラ、6……
フツクスイツチ、7……第1のシヤフト、8……上下角
モータ、9……第2のシヤフト、10……左右角モータ、
11,12,13……PINフオトダイオード、14a,14b……赤外LE
D、20a,20b……赤外LEDパルス発生回路、21a,21b,22a,2
2b,23a,23b……PINフオトダイオード受光回路、24a,24b
……上下角位相比較器、25a,25b……左右角位相比較
器、26……上下角モータ制御部、27……左右角モータ制
御部、28……受光信号レベル比較器、29a,29b……セレ
クタ、30……オフセツトスイツチ、31……オフセツト記
憶器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドセットが接続された底部と、 前記底部と上下左右可動構造で結合された起部と、 前記起部に組み込まれたカメラ部,ディスプレイ部と、 前記起部を上下左右方向に駆動するモータ駆動部と、 前記ハンドセットの左方向に組み込まれパルス状の光を
    発する第1の発光回路と、 前記ハンドセットの右方向に組み込まれパルス状の光を
    発する第2の発光回路と、 第1および第2の受光素子を1組として前記起部の上方
    向,下方向,右方向にL字型に配置して組み込まれ、第
    1の受光素子によって前記第1の発光回路からのパルス
    状の光を受光し、第2の受光素子によって前記第2の発
    光回路からのパルス状の光を受光する第1,第2および第
    3の受光回路と、 前記第1の受光回路の第1の受光素子の受光出力と前記
    第2の受光回路の第1の受光素子の受光出力との位相差
    を検出する第1の上下角位相比較器と、 前記第1の受光回路の第2の受光素子の受光出力と前記
    第2の受光回路の第2の受光素子の受光出力との位相差
    を検出する第2の上下角位相比較器と、 前記第2の受光回路の第1の受光素子の受光出力と前記
    第3の受光回路の第1の受光素子の受光出力との位相差
    を検出する第1の左右角位相比較器と、 前記第2の受光回路の第2の受光素子の受光出力と前記
    第3の受光回路の第2の受光素子の受光出力との位相差
    を検出する第2の左右角位相比較器と、 前記第2の受光回路の第1の受光素子の受光出力と第2
    の受光素子の受光出力との大小を比較する受光信号レベ
    ル比較器と、 この受光信号レベル比較器からの比較結果を入力とし、
    前記第2の受光回路の第1の受光素子の受光出力が第2
    の受光素子の受光出力よりも大きい場合、前記第1の上
    下角位相比較器の検出位相差を選択して前記モータ駆動
    部へ出力し、前記第2の受光回路の第2の受光素子の受
    光出力が第1の受光素子の受光出力よりも大きい場合、
    前記第2の上下角位相比較器の検出位相差を選択して前
    記モータ駆動部へ出力する第1のセレクタと、 前記受光信号レベル比較器からの比較結果を入力とし、
    前記第2の受光回路の第1の受光素子の受光出力が第2
    の受光素子の受光出力よりも大きい場合、前記第1の左
    右角位相比較器の検出位相差を選択して前記モータ駆動
    部へ出力し、前記第2の受光回路の第2の受光素子の受
    光出力が第1の受光素子の受光出力よりも大きい場合、
    前記第2の左右角位相比較器の検出位相差を選択して前
    記モータ駆動部へ出力する第2のセレクタと を備えたことを特徴とするテレビ電話機。
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