JP2859817B2 - 商品情報読取装置 - Google Patents

商品情報読取装置

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JP2859817B2 JP6235557A JP23555794A JP2859817B2 JP 2859817 B2 JP2859817 B2 JP 2859817B2 JP 6235557 A JP6235557 A JP 6235557A JP 23555794 A JP23555794 A JP 23555794A JP 2859817 B2 JP2859817 B2 JP 2859817B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バーコードが付された
商品を自動搬送し、その過程でバーコードの情報を読み
取る商品情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルトコンベア等を用いて商品搬
入位置から商品排出位置まで商品を搬送し、その過程で
商品に付されたバーコードをバーコードスキャナで読み
取るようにした商品情報読取装置がある。このような装
置では、商品搬入位置に商品を次々と置くだけで商品に
付されたバーコードの情報が読み取られるので、バーコ
ードを読み取ることによる商品情報の入力作業が無人化
される。このような商品情報の入力作業は、キャッシュ
レジスタやPOS端末での商品登録業務における作業項
目の大半を占める。したがって、商品情報読取装置を用
いることにより、商品登録業務の合理化を図ることがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】商品情報読取装置で
は、商品は商品搬入位置に無造作に置かれる。このた
め、搬送される商品のどの位置にどのような角度でバー
コードが付されているのかが特定されない。したがっ
て、このような商品情報読取装置では、多くのバーコー
ドスキャナを用意し、それぞれのバーコードスキャナを
その読取方向及び角度を変えて設置しなければならな
い。このため、数多く、例えば少なくとも八個程度のバ
ーコードスキャナを必要とするため、商品コストが高く
なってしまうという欠点を有する。しかも、どんなに数
多くのバーコードスキャナを用意したとしても、商品通
過エリア内を通過する全てのバーコード位置をカバーす
ることは不可能であるため、バーコードの読み取り精度
をある程度以上高めることができないという欠点も有す
る。
【0004】また、商品の高さは各商品毎にまちまちで
ある。このため、高さが高い商品の通過を妨げないよう
にするためには、ベルトコンベアとバーコードスキャナ
との間の間隔をある程度確保する必要がある。これに対
し、バーコードスキャナの読み取り深度は110〜15
0mm程度であり、この読み取り深度を外れると適正な読
み取りができない。したがって、バーコードスキャナの
読み取り深度の問題から、バーコードの読み取り精度が
低いという欠点も有する。
【0005】なお、バーコードスキャナの読み取り深度
の問題から生ずる読み取り精度の低下を防止するため
に、商品の高さを検出し、その検出結果に応じてバーコ
ードスキャナの高さを可変するようにした商品情報読取
装置が提案されている。このような商品情報読取装置で
は、商品の通過エリア内に複数個の光センサを垂直方向
に並べ、商品の通過に際してどの高さの光センサまでが
反応したかを見ることで商品の高さを検出している。し
かし、このような構造の装置は、商品の高さに応じてバ
ーコードスキャナの高さを可変しているに過ぎず、商品
通過エリア内を通過する全てのバーコード位置に対応し
てバーコードの読み取りを可能にするものではない。し
たがって、バーコードの読み取り精度をある程度以上高
めることができないという問題は解決されない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、商品搬入位置
から商品情報読取位置を経て商品排出位置まで商品を搬
送する搬送部と、商品搬入位置に載置された商品を撮影
するビデオカメラと、このビデオカメラの撮影画像に基
づいて商品に付されたバーコードの位置を判定するバー
コード位置判定手段と、商品情報読取位置で少なくとも
二次元方向に移動自在に設けられてバーコードの情報を
読み取るバーコードスキャナと、バーコード位置判定手
段により判定されたバーコードの位置に基づいてバーコ
ードスキャナの位置を適正な読み取り位置に設定する位
置設定手段とを含む構成である。
【0007】
【作用】商品が搬送部によって商品搬入位置から商品排
出位置まで搬送されるに際し、商品搬入位置に載置され
た商品がビデオカメラによって撮影され、その撮影画像
に基づいて商品に付されたバーコードの位置がバーコー
ド位置判定手段によって判定される。すると、その判定
結果に基づき、位置設定手段によってバーコードスキャ
ナが少なくとも二次元方向に移動され、バーコードスキ
ャナの位置が適正な読み取り位置に設定される。したが
って、適正な読み取り位置に位置付けられたバーコード
スキャナによって商品に付されたバーコードの情報を読
み取ることで、バーコードの読み取り精度を高めること
ができる。しかも、多数のバーコードスキャナを必要と
しない。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図1に装置の全体構造を示す。商品搬入位置Iから
商品情報読取位置Rを通って商品排出位置Oに至る商品
1の搬送経路2が形成されている。この搬送経路2は、
商品搬入位置Iに配置された搬送部としての搬入コンベ
ア3と、商品情報読取位置Rに配置された搬送部として
の搬出コンベア4と、商品排出位置Oに配置されたスト
ッカ5とにより形成されている。商品情報読取位置Rに
配置された搬出コンベア4は、カバー6で覆われてい
る。このカバー6の入口6aは商品搬入位置Iに連絡
し、出口6bは商品排出位置Oに連絡している。
【0009】次いで、図1及び図3に示すように、商品
搬入位置Iの空間を撮影する二つのビデオカメラ7が設
けられている。一方のビデオカメラ7aは商品搬入位置
Iの端部に配置され、他方のビデオカメラ7bは前記カ
バー6内でその入口6aの近傍に配置されている。ここ
で、図2に例示する商品1の各面と二つのビデオカメラ
7によるその商品1の撮影面との関係を説明する。図2
に例示する商品1は、その底面を除き、平面A、進行方
向正面B、進行方向背面C、進行方向左側面D、及び進
行方向右側面Eの五つの面をもっている。図2中、進行
方向は矢印で示す。前記一方のビデオカメラ7は、商品
1のC,E面を撮影することができるようにセッティン
グされている。前記他方のビデオカメラ7は、商品1の
A,B,D面を撮影することができるようにセッティン
グされている。
【0010】商品情報読取位置Rには、商品1に付され
たバーコード1aの情報を読み取る四つのバーコードス
キャナ8が設けられている。これらのバーコードスキャ
ナ8は、図2に例示する商品1のA,B面に付されたバ
ーコード1aの情報を読み取るAB面スキャナ8aと、
A,C面に付されたバーコード1aの情報を読み取るA
C面スキャナ8bと、B,D面に付されたバーコード1
aの情報を読み取るBD面スキャナ8cと、C,E面に
付されたバーコード1aの情報を読み取るCE面スキャ
ナ8dとである。ここで、説明の便宜上、商品1の搬送
方向と同一方向の水平方向をX方向、これと直交する水
平方向をY方向、垂直方向をZ方向とする。AB面スキ
ャナ8a及びAC面スキャナ8bは、一体的に形成さ
れ、図4に示すように、垂直レール9にZ方向にスライ
ド自在に取り付けられた水平レール10にY方向にスラ
イド自在に取り付けられている。したがって、これらの
AB面スキャナ8a及びAC面スキャナ8bは、Y,Z
方向に移動自在である。また、図3に示すように、BD
面スキャナ8cは進行方向左側に配置され、CE面スキ
ャナ8dは進行方向右側に配置されている。そして、こ
れらのBD面スキャナ8c及びCE面スキャナ8dは、
図5に示すように、水平レール11にY方向にスライド
自在に取り付けられた垂直レール12にZ方向にスライ
ド自在に取り付けられている。したがって、これらのB
D面スキャナ8c及びCE面スキャナ8dも、Y,Z方
向に移動自在である。つまり、バーコードスキャナ8全
体としてみると、このバーコードスキャナ8は、Y,Z
方向である二次元方向に移動自在に支持されている。
【0011】次いで、前記搬送経路2中には、この搬送
経路2中での商品1の位置を検出する複数個のセンサ1
3〜16が設けられている。これらのセンサ13〜16
は、反射型の光センサである。これらのセンサ13〜1
6の詳細を次に説明する。まず、前記商品搬入位置Iに
は、前記搬入コンベア3に載置された商品1の有無、
幅、及びY方向の位置を検出する商品検知センサ13が
配置されている。この商品検知センサ13は、図1及び
図3に例示するように、X方向に光照射方向を有する複
数個の光センサ13aが一定間隔を置いてY方向に一列
に配列された構造である。次いで、前記商品情報読取位
置Rには、前記カバー6の入口6aに搬入センサ14が
配置されている。この搬入センサ14は、前記商品情報
読取位置Rに搬入される商品の高さを検出するセンサで
あり、Y方向に光照射方向を有する複数個の光センサ1
4aが一定間隔を置いてZ方向に一列に配列された構造
である。次いで、前記商品情報読取位置Rには、前記バ
ーコードスキャナ8によるバーコード1aの読み取り位
置の直前に位置センサ15が配置されている。この位置
センサ15は、Y方向に光照射方向を有し、商品1の有
無を検出する。そして、前記商品情報読取位置Rには、
前記カバー6の出口6bの直前に排出センサ16が配置
されている。この排出センサ16は、Y方向に光照射方
向を有し、商品1の有無を検出する。
【0012】各部の電気的接続を次に説明する。図6の
ブロック図に示すように、各部を集中的に制御するCP
U17に接続されたROM18には動作プログラム等の
固定データが固定的に格納され、RAM19には可変デ
ータが書き替え自在に格納される。また、前記ビデオカ
メラ7用に独自のROM20及びRAM21が接続され
た画像処理CPU22が設けられ、この画像処理CPU
22もCPU17に接続されている。また、前記バーコ
ードスキャナ8及び各種のセンサ13〜16も図示しな
い入力回路を介してCPU17に接続されている。そし
て、前記搬入コンベア3及び前記搬出コンベア4を駆動
するためのコンベアモータ23と、前記バーコードスキ
ャナ8をY又はZ方向に選択的に移動させるためのスキ
ャナモータ24とが設けられ、共にCPU17に接続さ
れている。さらに、本実施例の商品情報読取装置を図示
しないPOS端末等に接続させるための伝送制御回路2
5が設けられ、この伝送制御回路25もCPU17に接
続されている。なお、CPUと各部との接続は、アドレ
スバス、データバス、及びコントロールバス等のシステ
ムバスを通じてなされている。
【0013】次いで、本実施例の商品情報読取装置に
は、バーコード位置判定手段と位置設定手段とが設けら
れている。バーコード位置判定手段は、ROM20に格
納された動作プログラムに従った画像処理CPU22の
制御により、ビデオカメラ7の撮影画像に基づく画像処
理を行い、商品1に付されたバーコード1aの位置を判
定する手段である。位置設定手段は、ROM18に格納
された動作プログラムに従ったCPU17の制御によ
り、バーコード位置判定手段により判定されたバーコー
ド1aの位置に基づいてスキャナモータ24を駆動し、
バーコードスキャナ8の位置を適正な読み取り位置に設
定する手段である。
【0014】このような構成において、処理の流れの概
略としては、搬入コンベア3に商品1が載置されると、
商品1が搬送経路2を搬送されてストッカ5に排出され
る。その過程で、商品1に付されたバーコード1aがバ
ーコードスキャナ8によって読み取られ、商品情報の入
力が行われる。この際、商品1がビデオカメラ7で撮影
され、商品1及びバーコード1aの位置がバーコード位
置判定手段により判定される。そして、その判定結果に
基づき、位置設定手段によってバーコードスキャナ8の
位置が適正な読み取り位置に設定され、バーコード1a
の読み取り精度が高められる。
【0015】このような処理の流れの詳細を図7のフロ
ーチャートに基づいて説明する。まず、搬入コンベア3
に商品1が載置されると、商品検知センサ13がオンと
なり(ステップS1)、商品搬入位置Iに商品1が載置
されたことが検出される。続くステップS2では、商品
検知センサ13の出力から、商品1のおおよその幅及び
位置が判断され、ステップS3で、その判断結果に基づ
きスキャナモータ24が駆動されて各バーコードスキャ
ナ8a〜8dがY軸方向に移動する。ここでのバーコー
ドスキャナ8の移動は、搬送経路2を搬送される商品1
との干渉防止を主目的として行われる。したがって、厳
密に行われるものではない。その後、画像処理命令が出
された後(ステップS4)、コンベアモータ23が駆動
されて搬入コンベア3が始動する(ステップS5)。ス
テップS4での画像処理命令は、画像処理CPU22に
対して発せられる。画像処理命令を受け取った画像処理
CPU22は、バーコード1a判定手段を実行する。つ
まり、画像処理技術によって商品1に付されたバーコー
ド1aの位置が判定される。その処理の詳細については
図8のフローチャートに基づき後述する。
【0016】次いで、搬入コンベア3の始動によって商
品1が搬送され、搬送される商品1によって搬入センサ
14がオンにされる(ステップS6)。すると、搬入コ
ンベア3が所定時間経過後に停止され(ステップS
7)、コンベアモータ23が駆動されて搬出コンベア4
が始動する(ステップS8)。搬入センサ14がオンに
なってから搬入コンベア3が停止されるまでの所定時間
というのは、搬入コンベア3から搬出コンベア4に商品
1を引き渡すのに必要な時間である。この際、搬入セン
サ14の出力から、商品1の高さが判断される(ステッ
プS9)。そこで、その判断結果に基づきスキャナモー
タ24が駆動され、各バーコードスキャナ8a〜8dが
Z軸方向に移動する(ステップS10)。ここでのバー
コードスキャナ8の移動は、ステップS3と同様に、搬
送経路2を搬送される商品1との干渉防止を主目的とし
て行われるものであり、厳密に行われるものではない。
【0017】このようなステップS10までの処理がC
PU17により実行されている間、画像処理CPU22
によって商品1に付されたバーコード1aの位置判定処
理が実行される。そこで、続くステップS11では、画
像処理CPU22によって実行されたバーコード1aの
位置の判定結果が呼び出され、ステップS12でその判
定結果に基づき各バーコードスキャナ8a〜8dの位置
が調節される。すなわち、スキャナモータ24が駆動さ
れ、各バーコードスキャナ8a〜8dがY,Z方向に調
節される。ここでのバーコードスキャナ8の調節は、検
出されたバーコード1aの位置に応じて厳密になされる
ため、各バーコードスキャナ8a〜8dはそれらの読み
取り深度等に応じた適正な読み取り位置に正しく設定さ
れる。このようなステップS11及びステップS12の
処理により、位置設定手段が実行される。
【0018】搬出コンベア4に搬送される商品1によっ
て排出センサ15がオンにされると(ステップS1
3)、搬出コンベア4が停止される(ステップS1
4)。これにより、商品1は、バーコードスキャナ8に
よるバーコード1aの読み取り位置の手前で一時停止さ
れる。この際、バーコードスキャナ8の位置調節が終了
していれば(ステップS15)、搬出コンベア4が再度
始動され(ステップS16)、バーコードスキャナ8に
よるバーコード1aの読み取り処理がなされる(ステッ
プS17)。図2に例示する商品1の場合であれば、商
品のA面に付されたバーコード1aはAB面スキャナ8
a及びAC面スキャナ8bによって読み取られ、B面に
付されたバーコード1aはAB面スキャナ8a及びBD
面スキャナ8cによって読み取られ、C面に付されたバ
ーコード1aはAC面スキャナ8b及びCE面スキャナ
8dによって読み取られ、D面に付されたバーコード1
aはBD面スキャナ8cによって読み取られ、E面に付
されたバーコード1aはCE面スキャナ8dによって読
み取られる。このようなバーコード1aの読み取りは、
ステップS11及びステップS12の処理により実行さ
れる位置設定手段によって適正な読み取り位置に正しく
設定された各バーコードスキャナ8によってなされるた
め、精度良くなされる。
【0019】その後、商品1の通過によって排出センサ
16がオンになると(ステップS18)、バーコード1
aの読み取りが少なくとも一つのバーコードスキャナ8
によってなされたか(ステップS19)、及び全ての読
み取りデータが同一か(ステップS20)、という二つ
の条件が満たされているかどうかが判定される。いずれ
の条件も満たされていれば、所定時間経過後に搬出コン
ベア4が停止され(ステップS21)、商品1が商品排
出位置Oに位置するストッカ5に排出される。これに対
し、いずれか一方の条件だけでも満たされていなけれ
ば、搬出コンベア4が停止され(ステップS22)、商
品1の戻し処理が実行される(ステップS23)。この
商品の戻し処理というのは、搬出コンベア4及び搬入コ
ンベア3を逆回転させ、商品1を商品搬入位置Iに戻す
処理である。
【0020】ここで、ステップS4での画像処理命令を
受け取った画像処理CPU22は、図8に示すバーコー
ド1aの位置の判定処理、すなわち、バーコード位置判
定手段を実行する。この処理は、移動物品の検出、バー
候補の抽出、及びバーコード領域の判定という三つの段
階からなる。
【0021】移動物品の検出処理について説明する。ま
ず、搬入コンベア3に何も載置されていない状態の商品
搬入位置Iの画像がビデオカメラ7によって撮影され、
256階調の背景画像としてRAM21に格納されてい
る。そして、画像処理CPU22が画像処理命令を受け
取ると、商品搬入位置Iの画像がビデオカメラ7が撮影
されて、256階調の入力画像としてRAM21に格納
される(ステップS31)。そして、この入力画像と背
景画像との差分値がある閾値以上である画素を注目画素
とする2階調の差分画像が作成される(ステップS3
2)。閾値としては、例えば、入力画像と背景画像との
階調度の差が48階調をもって閾値とする。そして、こ
うして作成された差分画像に存在する凹部を滑らかに
し、小穴(ホール)の穴埋めをするために、拡大・縮退
が例えば三回程行われた後(ステップS33)、差分画
像と入力画像との間で論理説演算が行われて256階調
の移動物品画像が求められる(ステップS34)。
【0022】バー候補の抽出処理について説明する。こ
のバー候補の抽出処理は、バーコード1aの候補を抽出
する処理である。まず、2値化閾値算出処理が行われる
(ステップS35)。この処理は、移動物品画像の輝度
(階調)ヒストグラムを求め、輝度が低い方(濃色側)
からの累積分布が全体の1パーセントとなる輝度値を閾
値としてバー候補を抽出する処理である(P−タイル
法、閾値設定の自動化)。こうして抽出されたバー候補
は2値化されたバー候補とされる(ステップS36)。
したがって、バーコード1aが黒色でなくても、輝度が
低ければ候補として抽出される。なお、この段階では、
バーコード1a以外の図形や文字等もバー候補として抽
出される。
【0023】バーコード領域の判定処理について説明す
る。2値化されたバー候補に対して細線化処理、すなわ
ち、線図形を幅1の心線に細める処理が施され、各線毎
にラベル付けが行われる(ステップS37)。そして、
各ラベル毎に端数点が求められ、端数点が二点である細
線が新たなバー候補とされ、この端点の座標値から各バ
ー候補の傾きが求められる(ステップS38)。バー候
補の傾きは、図9に例示するように、x軸に対する角度
θ(−90<θ≦90)として求められる。続くステッ
プS39では、角度θの下一桁を四捨五入する量子化が
行われ、その量子化されたθ値を用いて各線分がグルー
プ化される。グループ化は、例えば18グループでなさ
れる。そして、同一方向のバーが結集しているというバ
ーコード1aの特徴から、グループを構成するバーの本
数が最も多いグループが最終的なバーコード1aとして
認識される。したがって、ステップS40で、その他の
グループ、すなわち、誤バーが排除され、ステップS4
1で、該当するグループの全バーを囲む最小矩形がバー
コード領域として判定される。
【0024】このようなステップS31〜ステップS4
1の処理により、バーコード1aの位置と傾きθとが検
出される。したがって、このようなステップS31〜ス
テップS41の処理により、バーコード位置判定手段が
実行される。そこで、こうして検出されたバーコード1
aの位置及び傾きθの情報がRAM21に格納され、図
7に示すステップS11での呼び出し対象となる。
【0025】以上説明したように、本実施例によれば、
少ない数のバーコードスキャナ8a〜8dによってバー
コード1aを精度良く読み取ることができ、バーコード
1aの読み取り精度を高めることができる。
【0026】なお、実施に当たっては、バーコードスキ
ャナ8の設置数は四つに限らず、例えば、三次元方向に
移動自在に設けられたバーコードスキャナ8を一つだけ
設けるような構成としても良い。
【0027】
【発明の効果】本発明は、ビデオカメラで撮影した商品
の画像から商品に付されたバーコードの位置を検出し、
その検出結果からバーコードスキャナの位置を適正な読
み取り位置に設定するようにしたので、個々の商品及び
商品に付されたバーコードに合わせてバーコードスキャ
ナの位置を設定することができ、したがって、バーコー
ドスキャナを数多く設けることなくバーコードの読み取
り精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の縦断側面図であ
る。
【図2】各ビデオカメラにより撮影される商品の撮影面
と各バーコードスキャナにより読み取られる商品の読み
取り面とを示す商品の斜視図である。
【図3】ビデオカメラの配置状態を示す平面図である。
【図4】AB面スキャナ及びAC面スキャナの取付構造
を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図であ
る。
【図5】BD面スキャナ及びCE面スキャナの取付構造
を示し、(a)はその正面図、(b)はその側面図であ
る。
【図6】各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図7】全体の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図8】バーコードの位置を判定するための画像処理の
流れを示すフローチャートである。
【図9】バーコードの角度を求める処理に関する概念図
である。
【符号の説明】
1 商品 1a バーコード 3,4 搬送部 7 ビデオカメラ 8 バーコードスキャナ I 商品搬入位置 O 商品排出位置 R 商品情報読取位置 S11,S12 位置設定手段 S31〜S41 バーコード位置判定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品搬入位置から商品情報読取位置を経
    て商品排出位置まで商品を搬送する搬送部と、前記商品
    搬入位置に載置された商品を撮影するビデオカメラと、
    このビデオカメラの撮影画像に基づいて商品に付された
    バーコードの位置を判定するバーコード位置判定手段
    と、前記商品情報読取位置で少なくとも二次元方向に移
    動自在に設けられてバーコードの情報を読み取るバーコ
    ードスキャナと、前記バーコード位置判定手段により判
    定されたバーコードの位置に基づいて前記バーコードス
    キャナの位置を適正な読み取り位置に設定する位置設定
    手段とを含むことを特徴とする商品情報読取装置。
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