JP2859183B2 - フィルム供給方法及び装置 - Google Patents

フィルム供給方法及び装置

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JP2859183B2
JP2859183B2 JP7274453A JP27445395A JP2859183B2 JP 2859183 B2 JP2859183 B2 JP 2859183B2 JP 7274453 A JP7274453 A JP 7274453A JP 27445395 A JP27445395 A JP 27445395A JP 2859183 B2 JP2859183 B2 JP 2859183B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/17Nature of material
    • B65H2701/175Plastic
    • B65H2701/1752Polymer film

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント配線用
等の基板の表面にフィルムを張付けるためのフィルム張
付装置等にフィルムを供給する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等の電子機器に使用される
プリント配線板の製造過程において、透光性支持フィル
ム(ベースフィルム;通常はポリエステルに代表される
樹脂フィルム)上に感光性樹脂層が形成され、且つ、こ
れがカバーフィルムによって覆われた積層体フィルム
を、カバーフィルムを剥してプリント配線用基板の表面
の導電層に張付ける。そして、この後、配線パターンフ
ィルムを重ね、この配線パターンフィルム及び前記透光
性支持フィルムを通して、感光性樹脂層を所定時間露光
する。次いで、透光性支持フィルムを剥した後、露光さ
れた感光性樹脂層を現像してエッチングマスクパターン
を形成し、この後、前記導電層の不必要部分をエッチン
グにより除去し、これにより、所定の配線パターンを有
するプリント配線板が形成される。
【0003】上記のような積層体フィルムを張付けるた
めのフィルム張付装置は、フィルム供給ロールに装填さ
れている連続フィルム(原反フィルム)を、搬送手段に
より搬送されてくる基板の先端に、感光性樹脂層が該基
板側となるように導き、基板に対して近接及び離反移動
可能な仮付け手段によって該基板の先端に仮付けした
後、ラミネーションロールにより、フィルムを基板に圧
着しつつ、基板を搬送するようにされている。
【0004】基板へのフィルム圧着張付けは、張付け長
さが基板長にほぼ対応した長さとなるように行われてお
り、その長さとなるように供給フィルムはフィルム仮付
け手段自体又はその近傍の部材に設けられたフィルム切
断手段で切断される。カバーフィルムは、仮付け手段の
前又は後で剥される。
【0005】他のフィルム張付装置としては、間欠的に
搬送されてくる基板のフィルム張付け面に、予めカバー
フィルムを剥したフィルムの感光性樹脂層側を連続的に
同期して搬送しつつ張付けた後に、隣接する基板間でフ
ィルムを切断するようにした連続張りと称されるものも
ある。
【0006】上記のような積層体フィルムはフィルム供
給ロールから巻き出されて供給されるものであるが、フ
ィルム供給ロールの巻き取り長さは有限であるので、当
然、一定量使用することによってフィルム供給ロールを
交換しなければならない。又、フィルム残量が極めて少
なくなった場合や、フィルム張付装置本体に供給するフ
ィルムの種類、銘柄等を用途に応じて変更する必要が生
じた場合にも、フィルム供給ロールを交換し、新しいフ
ィルムを供給する必要がある。
【0007】この場合、原反フィルムが巻き付けられて
いた巻芯を、残った原反フィルムと共に除去して新たな
フィルム供給ロールを装填することになる。
【0008】従来、この交換は、先行するフィルム供給
ロールにつき交換すべき時期が来ると、フィルム張付装
置を停止させ、先行フィルム供給ロールを取除き、新し
いフィルム供給ロールから引き出したフィルム先端を、
フィルム分離部材、テンションローラから、フィルム供
給経路の各ローラを経て、ラミネーションロールの位置
にまで手作業により通してセットする必要があった。
【0009】このため、従来は、例えば2時間で巻き戻
しが終了した上下のフィルム供給ロールの交換作業に1
0分を要し、実操業時間に対するいわゆる段取り時間の
占める割合が非常に大きく、フィルム張付装置の稼働率
を低下させるのみならず、ライン全体の効率も低下させ
るという問題点があった。
【0010】これに対して、実開平3−15131号公
報に開示されるような、フィルムの交換を短時間で行う
ようにしたフィルム張付装置用フィルムロールユニット
があるが、これは、フィルム供給ロールとカバーフィル
ム巻取りロールと、カイドロールをユニット化し、同時
に交換するものであり、新しいフィルムの先端を手作業
によりセットする工程は省略できていない。又、フィル
ムロールの重量が大きいときは適用できない。
【0011】ここで、近年、プリント配線等の基板の回
路密度が向上し、僅かな埃等が基板やフィルムに付着し
ただけでも不良品となってしまうので、清浄空間、例え
ばクリーンルーム内にフィルム張付装置を設置し、ここ
で運転することが多くなってきている。
【0012】従来のフィルム張付装置においては、フィ
ルム供給ロールの交換の都度フィルムをセットする作業
が必要であり、この作業中に埃が発生し易いため、クリ
ーンルーム内で運転する場合は、セット終了後、埃が減
少するまで装置を運転することができず、非能率である
という問題点があった。
【0013】これに対して、公知ではないが、フィルム
供給ロールの交換を、装置の運転を停止させることなく
行うことができ、且つ、先行原反フィルムの後端と後行
原反フィルムの先端との接続を自動的に行うことができ
るようにしたフィルム張付装置における原反フィルムの
連続的供給方法及び装置が提案されている。
【0014】これは、先行原反フィルムの後端と後行原
反フィルムの先端とを切り揃えて、その接続線を粘着テ
ープにより被うようにして接続するものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この場合、途中でカバ
ーフィルムを剥離して、巻き取りロールにより巻き取ら
なければならない。該巻き取りロールは、巻き取り最大
径が有限であり、巻き取り量が一定値に到達して、新し
い巻き取りロールに交換するときは、当然装置の運転を
停止させなければならないが、前述のようなフィルム供
給ロール交換時と同様に、装置の稼働率及びライン全体
の効率を低下させてしまうという問題点がある。
【0016】この発明は上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、先行原反フィルムの後端に後行原反
フィルムの先端が接続されている場合も、装置の運転を
停止することなく、カバーフィルムを連続的、自動的に
剥離して巻き取り、更に、このカバーフィルム巻き取り
ロールの巻き取り量が一定値以上となったときに、装置
の運転を停止することなく新しい巻き取りロールに交換
することができるようにしたフィルムの供給方法及び装
置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、支持
フィルム上に感光性樹脂層及びカバーフィルムが積層さ
れてなるフィルムをフィルム供給ロールから引き出し、
且つ、前記カバーフィルムを剥ぎ取って送り出すフィル
ム供給方法において、前記フィルム供給ロールから引き
出したフィルムの終端を、次のフィルム供給ロールから
引き出したフィルムの先端に、前記支持フィルム側で接
続して連続的に送り出し、該接続されたフィルムのカバ
ーフィルム側に臨んで、フィルム送り方向に離間して配
置され、各々に、フィルム送り方向に送行自在の粘着テ
ープが、その粘着面を外側にして巻き掛けられた前側ピ
ールローラ及び後側ピールローラを、前記フィルム供給
ローラが交換される毎に、該交換されたフィルムの先端
に選択的に押圧して、走行する粘着テープを粘着させる
ことにより、該先端からカバーフィルムを剥ぎ取り、且
つ、前記片面粘着テープと共に巻き取るようにして上記
目的を達成するものである。
【0018】請求項2の発明は、支持フィルム上に感光
性樹脂層及びカバーフィルムが積層されてなるフィルム
をフィルム供給ロールから引き出し、且つ、前記カバー
フィルムを剥ぎ取って、フィルム経路に沿って送り出す
フィルム供給装置において、前記フィルム供給ロールか
ら引き出したフィルムの終端を、フィルム経路上で次の
フィルム供給ロールから引き出したフィルムの先端に、
前記支持フィルム側で接続するフィルム接続手段と、前
記フィルム経路に沿って、フィルムのカバーフィルムに
臨んで、且つ、フィルム送り方向に離間して配置された
前側ピールローラ及び後側ピールローラを備えてなり、
これら前側ピールローラ及び後側ピールローラが、前記
フィルム経路上のフィルムのカバーフィルムに接触可能
な接触位置及び非接触となる退避位置に選択的に駆動さ
れるピールローラ装置と、前記前側及び後側ピールロー
ラの各々に、粘着面を外側にして巻き掛けられる片面粘
着テープを供給する前側粘着テープ供給装置及び後側粘
着テープ供給装置と、前記前側及び後側粘着テープを、
粘着しているカバーフィルムと共に巻き取る前側巻き取
りロール及び後側巻き取りロールと、を設けることによ
り上記目的を達成するものである。
【0019】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記前側ピールローラ、前記前側粘着テープ供給装
置及び前側巻き取りロールを、前側引き出しフレームに
支持し、前記後側ピールローラ、前記後側粘着テープ供
給装置及び後側巻き取りロールは後側引き出しフレーム
に支持し、これら前側及び後側引き出しフレームを、前
記フィルム経路に対して直交する水平方向に、別個に移
動自在とし、前記前側及び後側ピールローラ、前側及び
後側粘着テープ供給装置、前側及び後側巻き取りロール
を、前記フィルム経路の下方位置と外側に引き出された
位置との間で、移動可能とすることにより上記目的を達
成したものである。
【0020】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、前記前側及び後側ピールローラに対して、前
記フィルム経路を間に対向して配置され、前記前側又は
後側ピールローラが、前記接触位置に駆動されるとき、
該前側又は後側ピールローラのフィルム経路との接点よ
りも上流側にずれた位置で、該前側又は後側ピールロー
ラとの間で前記フィルム及び片面粘着テープを転接自在
に挟み込む前側及び後側バックアップローラを備えたバ
ックアップ装置を設けたものである。
【0021】又、請求項5の発明は、請求項4の発明に
おいて、前記バックアップ装置を、前後方向が前記前側
及び後側ピールローラの間の位置で、且つ、フィルム経
路を間に反対側で前後方向に揺動自在に支持された天秤
レバーを備え、この天秤レバーの前側端及び後側端に前
記前側及び後側バックアップローラを回転自在支持した
ものである。
【0022】請求項6の発明は、請求項2乃至5のいず
れかの発明において、前記ピールローラ装置を、前記先
行フィルムと後行フィルムとの接続線が、接続位置から
前記前側ピールローラ又は後側ピールローラ位置に到達
するまでのフィルム送り量を計数するカウンタと、前記
前側ピールローラ及び後側ピールローラのうち、現在、
フィルムに接触している一方を検知すると共に、前記カ
ウンタからの信号により、他方のピールローラに前記接
続線が接近したとき該他方のピールローラを、該接続線
の直前で、前記接触位置に駆動し、且つ、前記一方のピ
ールローラを、フィルムと非接触位置に駆動するピール
ローラ駆動装置と、を含んで構成したものである。
【0023】請求項7の発明は、請求項2乃至6のいず
れかの発明において、前記前側及び後側ピールローラの
それぞれの近傍であって、前記フィルム経路に対して、
前記前側及び後側ローラの退避位置と該フィルム経路と
の中間位置に、前記片面粘着テープの粘着面に非接触と
なる滑り面を備えた前側滑り部材及び後側滑り部材を設
けたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例を
図面を参照して説明する。
【0025】図1及び図2に示されるように、この発明
の実施の形態の例に係るフィルム供給装置1を含むフィ
ルム張付装置10は、図10に示されるような、透光性
支持フィルム12A上に感光性樹脂層12B及びカバー
フィルム12Cが積層されてなる連続したフィルム12
を、フィルム供給ロール14から引出し、前記カバーフ
ィルム12Cを剥離させ、搬送手段により間欠的に所定
間隔で搬送されてくる基板18の下側面であるフィルム
張付面18A側に前記感光性樹脂層12B側が位置する
ようにしてラミネーションロール20によりフィルム1
2を基板18に連続的に圧着しつつ基板18を搬送する
ようにされたものである。フィルム12は、ロータリー
カッター22により各基板間の位置で幅方向に切断さ
れ、各基板18はフィルム12が圧着された状態で分離
する。
【0026】前記フィルム供給ロール14は原反フィル
ムの連続的供給装置23により順次交換され、フィルム
張付装置10に対して、途切れることなくフィルム12
が供給されるようになっている。
【0027】前記フィルム供給ロール14から巻き出さ
れたフィルム12は、第1の吸着装置24、アキュムレ
ータ26を経て、フィルム供給装置1におけるピールロ
ーラ装置28によりカバーフィルム12Cが剥された
後、前記ラミネーションロール20に、その感光性樹脂
層12Bを上側にして連続的に供給されるようになって
いる。
【0028】前記連続的供給装置23は、図3に拡大し
て示されるように、前記第1の吸着装置24と、アキュ
ムレータ26と、交換ロール搬送台30と、ガイドプレ
ート32と、前記交換ロール搬送台30の一部である水
平台30Aを図1及び図3において左右方向に駆動する
エアシリンダ34とを含んで構成されている。
【0029】前記交換ロール搬送台30は、フィルム張
付装置10のハウジング10A側壁に取付けた上下一対
のバー37に、上下一対のレール38を介して、図3に
おいて紙面と直交する方向に水平に移動自在に支持され
るフレーム30Bを備えている。即ち、フィルム張付装
置10のハウジング10Aからフィルム送り方向に対し
て側方に水平に引き出され得るようにされている。
【0030】又、交換ロール搬送台30は、図4に示さ
れるように、フレーム30Bの、図4において左右底辺
内側に、レール39を介して、フレーム30Bに対して
図3で左右方向に往復動自在に支持された前記水平台3
0Aを備えている。この水平台30Aには、交換用の後
行フィルム供給ロール40を載置するロール台42と、
巻き芯回収部44と、第2の吸着装置46及び第3の吸
着装置48とをその上面及び先端部に備え、且つ、前記
エアシリンダ34により図1及び図3において水平方向
に往復動されるようになっている。エアシリンダ34と
水平台30Aは、レール38と平行、且つ、水平な係止
片50に摺動自在に係合され、レール38に沿う水平台
30Aの摺動を許容するようにされている。
【0031】前記ロール台42はスピンドル52(図4
参照)によってセット位置に回転自在に支持された前記
フィルム供給ロール(以下先行フィルム供給ロール)1
4と平行且つ水平に後行フィルム供給ロール40を載置
すると共に、エアシリンダ42Aによって該後行フィル
ム供給ロール40の高さを調整できるようにされてい
る。
【0032】前記ロール台42の水平方向の位置は、水
平台30Aがエアシリンダ34によって図1、図3にお
いて左方向に押し出され、ストロークエンドとなったと
きに、後行フィルム供給ロール40の中心が、スピンド
ル52の中心軸線の位置にくるようにされている。
【0033】スピンドル52は、左右一対であり、図4
に示されるように、エアーシリンダ52Aにより軸線方
向に進退自在の状態で軸受け52Bにより回転自在に支
持され、突出したとき、フィルム供給ロールの巻き芯1
4Aの両端に係合して、これを回転自在に支持するよう
にされている。
【0034】図4の左側のスピンドル52の基端には回
転遮光板53Aが取付けられ、これを光センサ53Bに
より検出することによって、スピンドル52が回転して
いるか否かを検出するようにされている。又右側のマン
ドレル(図示省略)にはブレーキ動作を行うトルクモー
タ(図示省略)が設けられている。
【0035】前記第1の吸着装置24は、セット位置に
ある先行フィルム供給ロール14から巻き出されたフィ
ルム12を垂直方向に案内する一対のガイドロール54
A、54Bの間に配置され、これらカイドロール54
A、54B間におけるフィルム12の走行面と平行且つ
接近して同一垂直面上に配置された上下の吸着面24
A、24Bを備えている。これら吸着面24A、24B
には、負圧が印加される多数の吸着孔24Cが形成され
ている。
【0036】前記第2の吸着装置46は、水平台30A
上の左右両端に、前記フレーム30Bに接近して垂設さ
れた一対の支持ポスト30Cの上端に、シリンダ装置4
7を介して取り付けられている。ここで、前記第2の吸
着装置46は前記第1の吸着装置24の吸着面24Aと
同一高さで、且つこれと平行に対向する位置に配置され
た吸着面46Aを備えている。この吸着面46Aには負
圧が印加される多数の吸着孔46Bが形成されている。
【0037】又、前記第3の吸着装置48は、前記第2
の吸着装置46の吸着面46Aの下側位置で、前記支持
ポスト30C間に張り渡した支持バー30D上に、前記
吸着面46Aに対して、吸着面48Aが垂直に連続する
ように取付けられている。この吸着面48Aには負圧が
印加される多数の吸着孔48Bが形成されている。
【0038】更に、前記フレーム30Bには、前記第2
の吸着装置46の吸着面46Aに対向して、その高さ方
向中間位置で該吸着面46Aに吸着されたフィルムを水
平且つ幅方向に切断するための先端カッター60が設け
られている。
【0039】この先端カッター60はディスクカッター
であり、ハウジング60A内に回転自在に支持され、こ
のハウジング60Aはフレーム30Bの左右柱部間に水
平、且つ、吸着面46Aと平行に張渡されたガイドバー
60Bに摺動自在に支持され、操作ノブ60Cにより手
動で往復動され、このとき吸着面46Aに吸着されてい
るフィルムを切断するものである。
【0040】同様に、前記第1の吸着装置24における
吸着面24A、24Bに対向して、これらの境界位置
で、該吸着面24A、24Bに吸着されているフィルム
を水平且つ幅方向に切断する終端カッター62が設けら
れている。この終端カッター62はディスクカッターで
あり、ハウジング62A内に収容され、このハウジング
62Aはロッドレスシリンダ63の摺動部63Aに連結
され(図20参照)、シリンダ内に導入されるエアーに
より磁性体63Bが移動するとき、摺動部63Aと共
に、吸着面24A、24Bの境界線に沿ってフィルム幅
方向に移動され、これにより終端カッター62が吸着面
24A、24Bに吸着されているフィルム12を切断す
るようにされている。
【0041】前記巻き芯回収部44は、前記水平台30
Aのレール38と反対側の先端の幅方向2個所に、該水
平台30Aよりも低い位置で、上側が開口した断面バケ
ット状に形成され、先端側は斜め上外側に傾いた傾斜面
44Aとされ、傾斜面44Aの下側にはスライドボール
44Bが取付けられている。
【0042】前記ガイドプレート32は、断面が略L字
形状であって、一端において、前記セット位置の先行フ
ィルム供給ロール14と平行、且つこれよりも高い位置
で、水平の揺動軸33により、鉛直面内揺動自在に支持
されている。
【0043】このガイドプレート32は、駆動装置64
により揺動軸33廻りに揺動されるものであり、常態で
は図3に実線で示されるように、2片が水平及び垂直と
なり、先行フィルム供給ロール14と非接触となる退避
位置にされ、二点鎖線で示されるように、退避位置から
反時計方向に略30°揺動されてガイド位置となったと
き、前記巻き芯回収部44の傾斜面44Aに連続する傾
斜ガイド面32Bを構成するようにされている。このと
き、傾斜ガイド面32Bは、フィルム供給ロール14の
巻き芯14A両端部の外周に略接触する位置とされるよ
うになっている。
【0044】図3の符号66は前記スピンドル52を、
フィルム供給ロール14の軸心方向に移動させてその位
置調整を行うためのレール、図1及び図5の符号67は
アキュムレータ26の出側に設けられ、フィルム供給ロ
ールからの原反フィルム巻き出し量を検出するためのロ
ータリーエンコーダをそれぞれ示す。
【0045】前記アキュムレータ26は、図5に示され
るように、ガイドロール54Bの下流側に配置された固
定ロール26Aと、ガイドロール54Bと固定ロール2
6Aとの間の位置に配置され、レバー26Bにより上下
動されるテンションロール26Cと、ガイドロール54
Bに外接してその間にフィルムを挾持固定可能のピンチ
ロール26Dと、このピンチロール26Dをガイドロー
ル45Bに対して離接させるようにアクチュエータ26
Fと、を備えて構成され、テンションロール26Cが、
レバー26Bにより上方に付勢されることによってフィ
ルム経路13よりも上方にフィルム12を持上げて、こ
こにフィルムを一定量蓄えることができるようにされて
いる。レバー26Bは、ウエイト26Eによって時計方
向に付勢されている。
【0046】前記ピールローラ装置28は、図6に示さ
れるように、前記フィルム経路13の下側、即ちカバー
フィルム12Cに対向した位置に、フィルム移動方向に
離間して配置された前側ピールローラ90と後側ピール
ローラ92と、これら前側ピールローラ90及び後側ピ
ールローラ92を支持すると共に、これらを、前記フィ
ルム経路13上のフィルム12のカバーフィルム12C
に接触可能な接触位置及び非接触となる退避位置に選択
的に駆動するピールローラ駆動装置94とを備えて構成
されている。
【0047】前記ピールローラ駆動装置94は、前側及
び後側ピールローラ90、92をそれぞれ一定範囲で揺
動自在に、その上端に支持するレバー94A、94B
と、これらレバー94A、94Bの下端に係合して、前
記前側及び後側ピールローラ90、92を接触位置又は
退避位置に駆動するエアシリンダ94C、94Dを備え
ている。
【0048】前記前側及び後側ピールローラ90、92
には、前側粘着テープ供給装置98A及び後側粘着テー
プ供給装置98Bからそれぞれ巻き出される片面粘着テ
ープ96が、その粘着面を外側にして巻き掛けられるよ
うにされている。
【0049】前記前側及び後側粘着テープ供給装置98
A、98Bは、それぞれ図7に示されるように、外周に
Oリング部97を備えたテープホルダー99を有し、こ
のテープホルダー99のOリング部97に取外し可能に
圧入されたテープコイル95から前記片面粘着テープ9
6を巻き出すようにされている。
【0050】又、前記前側及び後側ピールローラ90、
92に巻き掛けられた後の片面粘着テープ96及びこれ
に粘着されたカバーフィルム12C(詳細後述)は共
に、前側巻き取りロール100A及び後側巻き取りロー
ル100Bにより、それぞれ巻き取られるようになって
いる。
【0051】更に、前記ピールローラ装置28に対し
て、フィルム経路13を間にしてその上方に対向する位
置に、バックアップ装置102が設けられている。
【0052】このバックアップ装置102は、前記前側
ピールローラ90又は後側ピールローラ92が、前記接
触位置に駆動されるとき、該前側又は後側ピールローラ
90、92のフィルム経路13との接点よりも上流側に
ずれた位置で、該前側又は後側ピールローラ90、92
との間で前記フィルム12及び前側、後側ピールローラ
90、92に巻き掛けられた片面粘着テープ96を転接
自在に挟み込む前側及び後側バックアップローラ102
A、102Bを備えている。
【0053】又、前記バックアップ装置102は、前後
方向が前記前側及び後側ピールローラ90、92の間の
位置で、且つフィルム経路13を間にこれらと反対側
で、図8にも示されるように、その長手方向中央が揺動
軸102Cにより、前後方向揺動自在に支持された天秤
レバー102Dを備え、前記前側バックアップローラ1
02A及び後側バックアップローラ102Bは、その天
秤レバー102Dの前側端及び後側端であって、それぞ
れ前記接触位置にある前側及び後側ピールローラ90、
92に押圧可能に支持されている。
【0054】前記天秤レバー102Dは、前記揺動軸1
02Cのフィルム幅方向一方端に取付けられた被動レバ
ー102Eを介して、エアシリンダ102Fにより揺動
されるようになっている。ここで、天秤レバー102D
の揺動範囲は、前側及び後側バックアップローラ102
A、102Bの一方が対応する前側又は後側ピールロー
ラ90、92に押圧可能なとき他方がフィルム経路13
から大きく上方に離間するようにされている。又、天秤
レバー102Dは、フィルム経路13と平行なとき、こ
れから上方に離間し、前側及び後側バックアップローラ
102A、102Bがフィルム12と干渉しないように
されている。
【0055】前記ピールローラ駆動装置94及びエアシ
リンダ102Fは、制御装置104によって制御される
ものであり、又該制御装置104には、前記ロータリエ
ンコーダ67からの信号が入力されるようになってい
る。
【0056】前記制御装置104は、前側ピールローラ
90又は後側ピールローラ92の、現在カバーフィルム
12Cに接触している一方を検知すると共に、前記ロー
タリエンコーダ67からの信号により、先行フィルムと
後行フィルムの接続線が接続位置から前記前側又は後側
ピールローラ90、92の位置に到達するまでのフィル
ム送り量を算出し、且つ退避位置にある他方のピールロ
ーラに前記接続線が接近したとき、該他方のピールロー
ラを、該接続点の直前で前記接触位置に駆動し、且つ、
前記一方のピールローラをカバーフィルム12Cと非接
触位置に駆動するようにされている。
【0057】又このとき、前記エアシリンダ102Fに
より前記天秤レバー102Dを揺動させて、前側及び後
側バックアップローラ102A、102Bのうち、フィ
ルム12Cに非接触状態のバックアップローラを、接触
位置に駆動された前側又は後側ピールローラ90、92
にフィルム12及び片面粘着テープ96を介して圧接す
るように駆動させるものである。
【0058】更に、前記前側及び後側ピールローラ9
0、92のそれぞれのカバーフィルム移動方向下流側近
傍位置には、カバーフィルム12Cの存在の有無を確認
する光センサ103A、103Bが配置され、前記制御
装置104は、対応する前側又は後側ピールローラ9
0、92が接触位置に駆動されてから、一定時間内にカ
バーフィルム検出信号が入力しなかったとき、剥離ミス
としてフィルム送りを停止するようにされている。
【0059】又、図に示されるように、前記前側及び後
側ピールローラ90、92の、フィルム幅方向に隣接し
た位置に、前記フィルム経路13に対して、前記前側及
び後側ピールローラ90、92の退避位置と該フィルム
経路13との中間高さ位置に、前記片面粘着テープ96
の粘着面に非粘着となる滑り面を備えた前側滑り部材1
06A及び後側滑り部材106Bがそれぞれ設けられて
いる。
【0060】前記前側及び後側巻き取りロール100
A、100Bは、それぞれモータ108と、これによ
り、フィルム巻き取り方向に駆動される支持パイプ10
1と、カバーフィルム12Cを巻き取るためこれら支持
パイプ101に取外し可能に圧入嵌合される樹脂製ロー
ル103とから構成され、該樹脂製ロール103はフィ
ルム12の全幅よりも長く形成されている。前記モータ
108はトルクモータであり、常時一定の引張力でカバ
ーフィルム12C及び片面粘着テープ96を巻き取るこ
とができるようにされている。
【0061】前記支持パイプ101の先端(図において
右端)には、ばね(図示省略)により弾力的に拡径する
チャック装置101Aが設けられ、嵌合された樹脂製ロ
ール103を内径から支持するようにされている。
【0062】図の符号110A、110Bは前側及び後
側ピールローラ90、92を通った片面粘着テープ96
及びこれに粘着されるカバーフィルム12Cを前記前側
及び後側巻き取りロール100A、100B方向に、前
記ラミネーションロール20へのフィルム送りと同期し
て駆動するための駆動ロール、111A、111Bはこ
れらを駆動する駆動ロールモータをそれぞれ示す。
【0063】又、この駆動ロール110A、110B
と、前記前側及び後側ピールローラ90、92との間に
は、片面粘着テープ96の巻き取り時の張力を調整する
ための板ばねによって支持された中間ロール112A、
112Bがそれぞれ設けられている。
【0064】前記前側及び後側ピールローラ90、92
及びこれらをそれぞれ駆動するためのレバー94A、9
4B、エアシリンダ94C、94D、前側及び後側粘着
テープ供給装置98A、98B、前側及び後側滑り部材
106A、106B、中間ロール112A、112B
は、前側及び後側につきそれぞれ3組が、別個の前側引
き出しフレーム114A及び後側引き出しフレーム11
4Bにフィルム幅方向に定間隔で載置され、一体的にフ
ィルム幅方向に移動されるようになっている。
【0065】又前記バックアップ装置102における前
側及び後側バックアップローラ102A、102Bはフ
ィルム幅方向に長い1本であり、前後各3セットのピー
ルローラにそれぞれ同時に押圧され得るようになってい
る。同様に、前記駆動ロール110A、110B及び前
側及び後側巻き取りロール100A、100Bも各1本
であり、3セットの片面粘着テープとこれに粘着したフ
ィルム12の全幅に接触するようにされている。
【0066】前記駆動ロール110A、110Bの、図
6において前側(左側)近傍には、これら駆動ロール1
10A、110Bに巻き掛けられ、且つ巻き取りロール
方向に駆動されるカバーフィルム12Cの全幅よりも長
い前側及び後側押圧ガイドロール116A、116Bが
それぞれ設けられている。
【0067】これら前側及び後側押圧ガイドロール11
6A、116Bは、図6に拡大して示されるように、そ
の長手方向両端が揺動レバー118を介して揺動軸11
8Aを中心として揺動可能に支持されると共に、思案ば
ね118Bにより、前記駆動ロール110A、110B
に圧接する位置及びこれから離間する位置にそれぞれ付
勢されるようになっている。
【0068】ここで、前記前側及び後側駆動ロール11
0A、110B及び前側、後側押圧ガイドロール116
A、116B及びこれに対応して設けられた揺動レバー
118、揺動軸118A、思案ばね118Bが、それぞ
れ前側及び後側で対応する前記前側及び後側フレーム1
14A、114Bにそれぞれ載置され、前記前側及び後
側ピールローラ90、92等と同時に、フィルム幅方向
に移動され得るようになっている。
【0069】図の符号120A、120Bは前記前側及
び後側引き出しフレーム114A、114Bをフィルム
経路13の下方でその幅方向且つ水平方向に出し入れさ
せるための前側スライド機構及び後側スライド機構を示
す。
【0070】これら前側及び後側スライド機構120
A、120Bはそれぞれ、第1及び第2水平リニアガイ
ド121、122から構成され、水平方向のストローク
が大きくなるようにしている。
【0071】前記前側及び後側引き出しフレーム114
A、114Bは、各々別個にフィルム張付装置10のハ
ウジング10Aからフィルム経路に対して側方に引出し
且つ挿入できるようにされ、これによって、フィルム張
付け装置10の運転中にも、粘着テープ巻き取りが終了
した側を引出して、新しい片面粘着テープ96及び巻き
取りロールを取付け、且つセットすることができるよう
にされている。又メンテンス時等は、両者を同時に引き
出すことができる。
【0072】図1の符号74は保温用ヒータを示し、こ
の保温用ヒータ74は、フィルム張付装置10の入側に
配置された反転加熱装置69内に設けられ、反転装置
(図示省略)により反転してフィルム張付面18Aが下
向きとされて、搬送ライン19に沿って送られてきた基
板18を下方から加熱してフィルム張付けに最適な温度
にするものである。又、図1の符号19Aは搬送ロール
を示し、ラミネーションロール20によってフィルム1
2が張付けられた基板18を図1において右方向に搬送
するものである。
【0073】前記ロータリーカッター22は回転刃22
Aと固定刃22Bとから構成され、各基板18間の位置
でフィルム12をその幅方向に切断するものである。こ
こで、回転刃22Aは基板18の搬送ライン19に対し
て上側に、且つ固定刃22Bは下側にそれぞれ配置さ
れ、回転刃22Aは図1において反時計方向に回転駆動
され、これによってフィルム12を蹴り上げることがな
いようにされている。もし、回転刃22Aがフィルム1
2を介して基板18を蹴り上げると、基板18が薄い硝
子板のような場合は、破損してしまうことがある。
【0074】前記ロータリーエンコーダ67は、制御装
置104にそのカウント値を出力すると共に、該制御装
置104によりゼロセットされるようになっている。
又、前記制御装置104は、図9に示されるように前記
ロータリーカッター22を所定タイミングで駆動する信
号を出力し、且つ、前記アキュムレータ26のアクチュ
エータ26Fに信号を出力してピンチロール26Dをガ
イドロール54Bに圧接させ、その間にフィルムを拘束
するように駆動すると共に、後述のように装置各部を制
御するようにされている。
【0075】制御装置104により前記ピンチロール2
6Dを駆動するタイミングは、前記ロータリーカッター
22によるフィルム切断分離位置からアキュムレータ2
6でのフィルム蓄積量最大のときのフィルム経路長を含
める前記終端カッター62によるフィルム終端切断位置
までのフィルム長さが、フィルムが圧着された後の基板
18間のフィルム切断予定個所の基板搬送方向ピッチP
の整数倍となる時とされている。搬送方向ピッチPは、
基板18の長さ、及び、圧着後のフィルムの基板18前
後端からの突出量から割出す。
【0076】図1の符号80は、フィルム張付装置10
の出側に設けられた反転搬出装置を示し、ここでは、フ
ィルム12が張付けられ、搬送ロール19Aにより搬送
されてきた基板18が、反転装置81によって回転軸8
1Aを中心として180°反転され、フィルム12側が
上向とされた状態で、搬出装置82上に移載され、該搬
出装置82はこれを装置外に搬出するものである。
【0077】ここで、フィルム張付装置10は、入側の
反転加熱装置74及び出側の反転搬出装置80に対し
て、ライン側方に移動して引出されるように、基盤側レ
ール88に対して、これを上下から挟み込む移動車輪8
9を備え、該基盤側レール88に沿って図2において下
方、図1においては紙面手前側に引出され得るようにさ
れている。
【0078】この基盤側レール88に沿って引出される
フィルム張付装置10のハウジング10Aは、前記ラミ
ネーションロール20、ロータリーカッター22と共に
前記連続的供給装置23及びピールローラ装置28を内
包している。
【0079】又前述の如く、ハウジング10Aに対して
前記連続的供給装置23、ピールローラ装置28は各々
別個独立に側方に引出され得るようにされている。
【0080】図1の符号124は、下側のラミネーショ
ンロール20の入側近傍位置に配置され、カバーフィル
ム12Cが剥離されたフィルム12をガイドして、該フ
ィルム12の、前記下側のラミネーションロール20へ
の巻き付け角度を約45°〜30°に調整するためのフ
ィルムガイドを示す。これは、高温のラミネーションロ
ール20に対するフィルム12の巻き付け角度が大きい
と、熱による影響を受けて、フィルム12が基板18に
熱圧着された状態で皺が発生することを抑制するもので
ある。なお、このフィルムガイド124はプレート状あ
るいはガイドロール状であってもよい。
【0081】次に上記フィルム供給装置1を含むフィル
ム張付装置10の作用について説明する。
【0082】まず連続的供給装置23は、フィルム張付
装置10の運転中に、その交換ロール搬送台30をレー
ル38に沿ってライン外に引出しておき、ここで、交換
用の後行フィルム供給ロール40をロール台42に載置
して、これから巻き出したフィルム12の先端部を第
2、第3の吸着装置46、48の吸着面46A、48A
に吸着させておく(図11参照)。
【0083】次に、図12に示されるように、先端カッ
ター60を手動により駆動して、前記吸着面46Aによ
り吸着させた状態のフィルム12の先端部を、吸着面4
6Aの高さ方向中間位置で幅方向に切断して先端12E
を形成する。
【0084】次に、図13に示されるように、第3の吸
着装置48の吸着面48Aにフィルム12を吸着した状
態のまま、該フィルム12を先端12Eから引張って第
2の吸着装置46の吸着面46Aから引離す。
【0085】次いで、図14に示されるように、粘着テ
ープ供給ロール(図示省略)から片面粘着テープ56を
引出し、その非粘着面56Aを、前記第2の吸着装置4
6の吸着面46Aに吸着させ、且つ、該片面粘着テープ
56を、フィルム12と等しい幅の長さに切断する。
【0086】次に、図15に示されるように、前記引離
しておいたフィルム12の先端12Eを、前記吸着面4
6Aに吸着された状態の片面粘着テープ56の粘着面5
6Bに接着する。従って、先端12Eは吸着面46Aの
高さ方向中間位置において片面粘着テープ56の粘着面
56Bに接着された状態となる。
【0087】又、交換ロール搬送台30を引出したとき
に、予め巻き芯回収部44内に回収されている巻き芯を
取出し、次に、前記交換ロール搬送台30をレール38
に沿ってハウジング10A内に押し込み、図15に示さ
れる状態にセットしておく。
【0088】先行フィルム供給ロール14からの原反フ
ィルムの巻き出量が一定値以上となったことをロータリ
ーエンコーダ67が検出すると、その出力信号に基づい
て、制御装置104はアキュムレータ26におけるレバ
ー26Bを図5の時計方向に駆動して(ウエイト26E
の拘束を解除する)テンションロール26Cを上行さ
せ、ここにフィルム12を巻き出す。次にピンチロール
26Dをカイドロール54Bに圧接させフィルム12を
挾持、固定する。
【0089】その状態で、第1の吸着装置24によりフ
ィルム12を吸着して、図16に示されるように、終端
カッター62を駆動し、図17に示されるようにフィル
ム12の終端12Dを形成すると、この終端12Dがロ
ータリーカッター22によるフィルム切断予定個所とな
る。
【0090】次に、図16に示されるように、予めガイ
ドプレート32を図の反時計方向に略30°駆動して、
その傾斜ガイド面32Bが巻き芯回収部44の傾斜面4
4Aと連続するガイド位置にセットしておき、スピンド
ル52を、先行フィルム供給ロール14から引出すと、
巻き芯14A及びこれに僅かに巻き付いている残りのフ
ィルム12が落下する。従って、スピンドル52から解
放された巻き芯14Aは傾斜ガイド面32B及び傾斜面
44Aに沿って案内されて、巻き芯回収部44内に落下
する。
【0091】このとき吸着面24B側のみの負圧を解除
すると、巻き芯14Aの落下のとき、終端カッター62
によって切断されたフィルム12のフィルム供給ロール
14側の先端が第1の吸着装置24の下側の吸着面24
Bから剥離する(図17参照)。
【0092】次いでカイドプレート32を図3の実線位
置に戻し、続いてエアシリンダ34により水平台30A
を図18に示されるように左方向に押出し、後行フィル
ム供給ロール40の中心が、セット位置におけるフィル
ム供給ロール中心位置となるようにする。
【0093】このとき、第2の吸着装置46に吸着され
ている片面粘着テープ56の粘着面56Bの上半分が、
該第2の吸着装置46に押圧されて、第1の吸着装置2
4に吸着された状態の先行原反フィルム12の終端12
Dの透光性支持フィルム12A側面に接着される。ここ
で、シリンダ装置47により第2の吸着装置46を第1
の吸着装置24に押付ければ、接着がより強固になる。
【0094】従って、先行原反フィルムの終端12D及
び後行原反フィルムの先端12Eは、その透光性支持フ
ィルム12A側面において、一枚の片面粘着テープ56
の粘着面56Bに、長手方向に連続して接着されること
になる。
【0095】この接着工程の間に、フィルム12はラミ
ネーションロール20に送られ、間欠的に搬送されてく
る基板18のフィルム張付面18Aに順次連続的に張付
けられていくが、その間に必要なフィルムは、前記アキ
ュムレータ26のテンションロール26Cが下降するこ
とによって繰出されたフィルムにより補給される。
【0096】先行原反フィルムの終端12Dと後行原反
フィルムの先端12Eとの、片面粘着テープ56を介し
ての接続中に、セット位置での後行フィルム供給ロール
40がスピンドル52により回転自在に支持される。
【0097】次に、エアシリンダ42Aによりロール台
42を下げて、更に、エアシリンダ34により、水平台
30Aを図11に示される状態にまで戻し、その後は、
交換ロール搬送台30をライン側方に引出して、前記回
収した巻き芯14Aを取出すと共に、ロール台42に新
たなフィルム供給ロールを載せて、前述と同様に、その
先端12Eが第2の吸着装置46における吸着面46A
に吸着された片面粘着テープ56の粘着面56Bに接着
された状態で、再度交換ロール搬送台30をハウジング
10A内に押し込み、次のフィルム供給ロール交換まで
待機させておく。
【0098】片面粘着テープ56によって接続された先
行原反フィルムの終端12Dと後行原反フィルム先端1
2Eはフィルム経路13に沿って図の左方向に送られ、
前記前側ピールローラ90又は後側ピールローラ92に
接近する。
【0099】図19のS101に示されるように、終端
カッター62の作動によりスタンバイされたロータリー
エンコーダ67は、接続された終端12Dと先端12E
が移動し始めると、フィルム送り量のカウントを開始す
る(S102)。
【0100】前側及び後側ピールローラ90、92のど
ちらかがピールローラ駆動装置94によって、カバーフ
ィルム12Cと接触しているが、これは制御装置104
において検出されていて、該制御装置104は、カバー
フィルム12Cと接触していない側の前側又は後側ピー
ルローラ90又は92に前記接続線が接近したことを、
ロータリーエンコーダ67からの出力信号によって検知
する(S103)。
【0101】例えば前側ピールローラ90が先行原反フ
ィルムのカバーフィルム12Cと接触している状態とす
ると、後側ピールローラ92に前記フィルムの接続線が
接近したとき、駆動ロール110B及び後側巻き取りロ
ール100BをONさせ、又エアシリンダ94Dにより
レバー94Bを介して後側ピールローラ92を上方に駆
動させる(S104)。
【0102】このとき、同時にバックアップ装置102
における後側バックアップローラ102Bをエアシリン
ダにより天秤レバー102Dを揺動することによって駆
動し(S104)、接触位置にある後側ピールローラ9
2との間と後側バックアップローラ102Bとの間でフ
ィルム12の接続線よりも約5mm前方を挟み込む。一
方、エアシリンダ94Cを駆動して、前側ピールローラ
90を退避位置に駆動させる。
【0103】これにより、前側ピールローラ90は前側
滑り部材106Aよりも下側位置となるために、フィル
ム12Cが少々垂れ下がっても、該フィルム12が前側
ピールローラ90の巻き掛けられた片面粘着テープ96
に接触して粘着してしまうことが防止される。
【0104】前記のように、後側ピールローラ92と後
側バックアップローラ102Bとの間で片面粘着テープ
96と共にフィルム12を挟み込むが、このとき、後側
ピールローラ92に対して、後側バックアップローラ1
02Bはフィルム経路13の後方(図において右方向)
に僅かにずれた状態で片面粘着テープ96及びフィルム
12を挟み込む状態となっている。
【0105】又、片面粘着テープ96は駆動ロール11
0Bにより、フィルム12の送り速度と等速で駆動され
後側巻き取りロール100Bに巻き取られているフィル
ム12の接続線が移動してくると、図において下側のカ
バーフィルム12C側が外側に湾曲するように曲げられ
るので、該カバーフィルム12Cが切断線から剥れ易く
なり、これが後側ピールローラ92に巻き掛けられて走
行している片面粘着テープ96の粘着面に接着して容易
に剥されることになる。
【0106】従って、後行原反フィルムの先端12にか
らカバーフィルム12Cが剥され、これが片面粘着テー
プ96と共に駆動ロール110Bと後側押圧ガイドロー
ル116Bとの間を通って後側巻き取りロール100B
のロール103に巻き取られることになる。
【0107】又カバーフィルム12Cが剥離されたフィ
ルム12は、前記フィルムガイド124を経てラミネー
ションロール20、20内に巻き込まれ、ここで基板1
8のフィルム張付け面18Aに圧着されることになる。
【0108】後側ピールローラ92が接触位置に駆動さ
れたとき、ピール終了カウンタ(図示省略)がスタート
し(S105)、一定時間後に、光センサ103Bがカ
バーフィルム12Cの有無を検出する(S108)。
【0109】次に、ピール終了カウンタのカウントアッ
プ(S106)により後側ピールローラ92は、フィル
ム経路13から僅かに下降される(S107)。光セン
サ103Bによりカバーフィルム12Cが検出されなか
ったとき(S108N)、即ち剥離失敗のときは直ちに
駆動ロール110B及び後側巻き取りロール100Bが
停止され(S109)、検出されたときは運転が続行さ
れる(S110)。
【0110】上記のようにカバーフィルム12Cが剥離
されている間に、先行原反フィルムのカバーフィルムを
巻き取り終了した前側巻き取りロール100Aは、前側
引き出しフレーム114により外側に引き出して、支持
パイプ101から樹脂ロール103を、巻き取ったカバ
ーフィルム12C及び片面粘着テープ96と共に取外
し、新たな樹脂ロール103をセットする。
【0111】このとき、前側片面粘着テープ供給装置9
8Aにおける片面粘着テープのテープコイル95も新し
いものと交換し、ここから巻き出された片面粘着テープ
96を、前側ピールローラ90に巻き掛け、更に中間ロ
ール112Aの外側から、前記駆動ロール110Aと前
側押圧ガイドロール116Aとの間を通って新たに装着
された樹脂ロール103に先端を巻き付け、しかる後、
前側引き出しフレーム114Aをフィルム経路13下方
の位置に押込んでセットする。なお、片面粘着テープ9
6を新たに装着する際は、前記前側押圧ガイドロール1
16Aを揺動レバー118によって図において時計方向
に駆動して駆動ロール110Aとの間を開き、ここに片
面粘着テープ96を通し、その後、前側押圧ガイドロー
ル116Aを駆動ロール110Aに押圧する位置に戻
す。
【0112】以上のようにして、原反フィルムを交換す
る都度、前側又は後側引き出しフレーム114A、11
4Bを引き出して、前側又は後側粘着テープ供給装置に
おける片面粘着テープ及び前側又は後側巻き取りロール
100A、100Bの樹脂ロール103を交換する。
【0113】なお上記先行原反フィルム終端12Dと後
行原反フィルム先端12Eとを接続する片面粘着テープ
56の粘着面56Bは、第2の吸着装置46によって先
行原反フィルムの終端12Dに押付けられるものである
が、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図2
0に示されるように、第2の吸着装置46によってフィ
ルム12の終端12Dと先端12Eが接着された状態
で、これらを第1の吸着装置24の吸着面24A、24
Bに押付けつつフィルム幅方向に移動する押圧ローラ等
の押圧部材65を前記終端カッター62に設け、これに
より終端12Dと先端12Eを片面粘着テープ56に強
力に接着させるようにしてもよい。この場合、終端カッ
ター62は退避させておく。
【0114】又、上記装置において、フィルム12は予
めカバーフィルム12Cを剥した状態で間欠的に搬送さ
れてくる基板18に連続的に張付けられるものである
が、本発明はこれに限定されるものではなく、予めフィ
ルムを切断し、これを仮付部材により基板に張付けるフ
ィルム張付装置、予めカバーフィルムを剥し、基板長さ
に合せて切断しつつ基板に張付けるようにしたフィルム
張付装置等も含めて、原反フィルムを連続的に供給する
場合に適用されるものである。
【0115】更に、上記装置においては、先行原反フィ
ルムの終端12Dと後行原反フィルムの先端12Eを切
り揃えて、透光性支持フィルム12A側において片面粘
着テープ56で接着することにより接続したものである
が、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば図2
1に示されるように、先行原反フィルムの後端のカバー
フィルム12C側に、後行原反フィルムの先端を重ねた
状態で、両者の透光性支持フィルム12Aを片面粘着テ
ープ56により接続するようにしたものであってもよ
い。
【0116】又、上記装置においては、前側ピールロー
ラ90及び後側ピールローラ92はそれぞれフィルム幅
方向に3個配置されているが、本発明はこれに限定され
るものでなく、2又は4以上のピールローラをフィルム
幅方向に配置したり、あるいはフィルム全幅に亘って前
後各1本のピールローラを配置するようにしてもよい。
この場合、該ピールローラに巻き掛けられる片面粘着テ
ープは、ピールローラの長手方向(フィルム幅方向)に
適宜間隔で複数本配置してもよく、更にフィルム全幅に
亘る1本の片面粘着テープを用いるようにしてもよい。
【0117】又、片面粘着テープ96は、ロール状とな
っているが、この片面粘着テープ96の長さは、通常は
1本の原反フィルムと同程度とするが、カバーフィルム
12Cが十分な引張り力に耐えるれるものであれば、該
片面粘着テープ96の長さを、先行原反フィルムと後行
原反フィルムの接続線から一定範囲に接着する長さとし
て、カバーフィルムが巻き取りロールにある程度巻き取
られてた後は、片面粘着テープを用いることなく、カバ
ーフィルム12Cのみを引張ることによって、フィルム
12からカバーフィルム12Cを剥離させるようにして
もよい。
【0118】この場合には、片面粘着テープの消耗量を
低減させることができる。又、巻き取りロールによるカ
バーフィルム巻き取り形状を安定させることができる。
【0119】更に、上記フィルム12は、感光性樹脂層
12Bが透光性支持フィルム12Aに積層されたもので
あるが、この透光性支持フィルム12Aは必ずしも光を
透過するものでなくても、例えば電子線、X線、紫外線
等を透過するもので不透明であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例に係るフィルム供給装
置を設けたフィルム張付装置を示す略示側面図
【図2】図1の略示平面図
【図3】同原反フィルムの連続的供給装置を拡大して示
す断面図
【図4】同正面図
【図5】同連続的供給装置におけるアキュムレータを拡
大して示す略示側面図
【図6】フィルム供給装置の要部を拡大して示す略示側
面図
【図7】同フィルム供給装置の要部の正面図
【図8】同フィルム供給装置におけるバックアップ装置
を示す平面図
【図9】フィルム張付装置の制御系を示すブロック図
【図10】本発明装置により供給されるフィルムを拡大
して示す断面図
【図11】同原反フィルムの連続的供給装置における後
行原反フィルムの先端形成過程を示す略示断面図
【図12】同形成された後行原反フィルムの先端を示す
略示断面図
【図13】同後行原反フィルムの先端を剥離した状態を
示す略示断面図
【図14】第2の吸着面に片面粘着テープを吸着させた
状態を示す略示断面図
【図15】同連続的供給装置におけるフィルム接続直前
の状態を示す略示断面図
【図16】同連続的供給装置における先行原反フィルム
終端形成過程を示す略示断面図
【図17】同連続的供給装置における先行原反フィルム
の終端形成後の状態を示す略示断面図
【図18】同連続的供給装置により、先行原反ロールの
終端と後行原反ロールの先端を接続した状態を示す略示
断面図
【図19】先行原反フィルムと後行原反フィルムの他の
接続態様を拡大して示す断面図
【図20】同連続的供給装置における片面粘着テープの
押圧手段の他の実施例を示す断面図
【図21】先行原反フィルムと後行原反フィルムの他の
接続態様を拡大して示す断面図
【符号の説明】
1…フィルム供給装置 10…フィルム張付装置 10A…ハウジング 12…フィルム 12A…透光性支持フィルム 12B…感光性樹脂層 12C…カバーフィルム 12D…終端 13…フィルム経路 14…フィルム供給ロール 14A…巻き芯 18…基板 18A…フィルム張付面 19…搬送ライン 20…ラミネーションロール 22…ロータリーカッター 22A…回転刃 22B…固定刃 23…連続的供給装置 24…第1の吸着装置 24A、24B、46A、48A…吸着面 24B、46B、48B…吸着孔 26…アキュームレータ 28…ピールローラ装置 30…交換ロール搬送台 30A…水平台 30C…支持ポスト 32…ガイドプレート 32B…傾斜ガイド面 34…エアシリンダ 36…ハウジング側壁 38、66…レール 40…後行フィルム供給ロール 42…ロール台 44…巻き芯回収部 44A…傾斜面 46…第2の吸着装置 48…第3の吸着装置 52…スピンドル 54A、54B…ガイドロール 56…片面粘着テープ 56A…非粘着面 56B…粘着面 58…粘着テープ供給装置 60…先端カッター 62…終端カッター 63…押圧部材 64…駆動装置 67…ロータリーエンコーダ 74…反転加熱装置 80…反転搬出装置 90…前側ピールローラ 92…後側ピールローラ 94…ピールローラ駆動装置 96…片面粘着テープ 98A…前側粘着テープ供給装置 98B…後側粘着テープ供給装置 100A…前側巻き取りロール 100B…後側巻き取りロール 102…バックアップ装置 102A…前側バックアップローラ 102B…後側バックアップローラ 102D…天秤レバー 104…制御装置 106A…前側滑り部材 106B…後側滑り部材 114A…前側引き出しフレーム 114B…後側引き出しフレーム

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持フィルム上に感光性樹脂層及びカバー
    フィルムが積層されてなるフィルムをフィルム供給ロー
    ルから引き出し、且つ、前記カバーフィルムを剥ぎ取っ
    て送り出すフィルム供給方法において、前記フィルム供
    給ロールから引き出したフィルムの終端を、次のフィル
    ム供給ロールから引き出したフィルムの先端に、前記支
    持フィルム側で接続して連続的に送り出し、該接続され
    たフィルムのカバーフィルム側に臨んで、フィルム送り
    方向に離間して配置され、各々に、フィルム送り方向に
    送行自在の粘着テープが、その粘着面を外側にして巻き
    掛けられた前側ピールローラ及び後側ピールローラを、
    前記フィルム供給ローラが交換される毎に、該交換され
    たフィルムの先端に選択的に押圧して、走行する粘着テ
    ープを粘着させることにより、該先端からカバーフィル
    ムを剥ぎ取り、且つ、前記片面粘着テープと共に巻き取
    ることを特徴とするフィルム供給方法。
  2. 【請求項2】支持フィルム上に感光性樹脂層及びカバー
    フィルムが積層されてなるフィルムをフィルム供給ロー
    ルから引き出し、且つ、前記カバーフィルムを剥ぎ取っ
    て、フィルム経路に沿って送り出すフィルム供給装置に
    おいて、前記フィルム供給ロールから引き出したフィル
    ムの終端を、フィルム経路上で次のフィルム供給ロール
    から引き出したフィルムの先端に、前記支持フィルム側
    で接続するフィルム接続手段と、前記フィルム経路に沿
    って、フィルムのカバーフィルムに臨んで、且つ、フィ
    ルム送り方向に離間して配置された前側ピールローラ及
    び後側ピールローラを備えてなり、これら前側ピールロ
    ーラ及び後側ピールローラが、前記フィルム経路上のフ
    ィルムのカバーフィルムに接触可能な接触位置及び非接
    触となる退避位置に選択的に駆動されるピールローラ装
    置と、前記前側及び後側ピールローラの各々に、粘着面
    を外側にして巻き掛けられる片面粘着テープを供給する
    前側粘着テープ供給装置及び後側粘着テープ供給装置
    と、前記前側及び後側粘着テープを、粘着しているカバ
    ーフィルムと共に巻き取る前側巻き取りロール及び後側
    巻き取りロールと、を有してなるフィルム供給装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記前側ピールロー
    ラ、前記前側粘着テープ供給装置及び前側巻き取りロー
    ルは、前側引き出しフレームに支持され、前記後側ピー
    ルローラ、前記後側粘着テープ供給装置及び後側巻き取
    りロールは後側引き出しフレームに支持され、これら前
    側及び後側引き出しフレームは、前記フィルム経路に対
    して直交する水平方向に、別個に移動自在とされ、前記
    前側及び後側ピールローラ、前側及び後側粘着テープ供
    給装置、前側及び後側巻き取りロールを、前記フィルム
    経路の下方位置と外側に引き出された位置との間で、移
    動可能とされたことを特徴とするフィルム供給装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3において、前記前側及び後
    側ピールローラに対して、前記フィルム経路を間に対向
    して配置され、前記前側又は後側ピールローラが、前記
    接触位置に駆動されるとき、該前側又は後側ピールロー
    ラのフィルム経路との接点よりも上流側にずれた位置
    で、該前側又は後側ピールローラとの間で前記フィルム
    及び片面粘着テープを転接自在に挟み込む前側及び後側
    バックアップロールを備えたバックアップ装置を設けた
    ことを特徴とするフィルム供給装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記バックアップ装置
    は、前後方向が前記前側及び後側ピールローラの間の位
    置で、且つ、フィルム経路を間に反対側で前後方向に揺
    動自在に支持された天秤レバーを備え、この天秤レバー
    の前側端及び後側端に前記前側及び後側バックアップロ
    ーラを回転自在支持したことを特徴とするフィルム供給
    装置。
  6. 【請求項6】請求項2乃至5のいずれかにおいて、前記
    ピールローラ装置は、前記先行フィルムと後行フィルム
    との接続線が、接続位置から前記前側ピールローラ又は
    後側ピールローラ位置に到達するまでのフィルム送り量
    を計数するカウンタと、前記前側ピールローラ及び後側
    ピールローラのうち、現在、フィルムに接触している一
    方を検知すると共に、前記カウンタからの信号により、
    他方のピールローラに前記接続線が接近したとき該他方
    のピールローラを、該接続線の直前で、前記接触位置に
    駆動し、且つ、前記一方のピールローラを、フィルムと
    非接触位置に駆動するピールローラ駆動装置と、を含ん
    で構成されたことを特徴とするフィルム供給装置。
  7. 【請求項7】請求項2乃至6のいずれかにおいて、前記
    前側及び後側ピールローラのそれぞれの近傍であって、
    前記フィルム経路に対して、前記前側及び後側ローラの
    退避位置と該フィルム経路との中間位置に、前記片面粘
    着テープの粘着面に非接触となる滑り面を備えた前側滑
    り部材及び後側滑り部材を設けたことを特徴とするフィ
    ルム供給装置。
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