JP2858277B2 - 開削工法 - Google Patents
開削工法Info
- Publication number
- JP2858277B2 JP2858277B2 JP3128918A JP12891891A JP2858277B2 JP 2858277 B2 JP2858277 B2 JP 2858277B2 JP 3128918 A JP3128918 A JP 3128918A JP 12891891 A JP12891891 A JP 12891891A JP 2858277 B2 JP2858277 B2 JP 2858277B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- primary
- excavation
- area
- underground
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広い面積を開削して地
下構造物を構築する場合に使用する開削工法に関するも
のである。
下構造物を構築する場合に使用する開削工法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】広い面積を開削すれば周囲の土砂が崩壊
してしまう。したがって、開削予定範囲の周囲には開削
を行う前に事前に地中に垂直に土留壁を構築し、相対向
する位置の土留壁に切り梁を設置し、周囲の崩壊を阻止
しながら掘削を行うのが普通である。
してしまう。したがって、開削予定範囲の周囲には開削
を行う前に事前に地中に垂直に土留壁を構築し、相対向
する位置の土留壁に切り梁を設置し、周囲の崩壊を阻止
しながら掘削を行うのが普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記した従来の開削
工法にあっては、特に軟弱地盤で施工するような場合に
は地盤改良する必要が有る。したがって開削する面積が
広い場合には、改良すべき地盤の面積が広大となり、き
わめて不経済なものであった。
工法にあっては、特に軟弱地盤で施工するような場合に
は地盤改良する必要が有る。したがって開削する面積が
広い場合には、改良すべき地盤の面積が広大となり、き
わめて不経済なものであった。
【0004】
【本発明の目的】本発明はこの様な問題を改善するため
になされたもので、広い範囲の開削を経済的に行うこと
のできる開削工法を提供することを目的とする。
になされたもので、広い範囲の開削を経済的に行うこと
のできる開削工法を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、開削すべき
予定の地域の外周に一次開削溝を構築し、一方の一次開
削溝から相対向する位置の一次開削溝に向けて水平に支
持部材を押し込むことによって地中梁を形成し、次に一
次開削溝内部にコンクリート構造物を構築し、このコン
クリート構造物に包囲され、かつ地下に水平支持部材を
押し込んだ部分を二次開削して行う、開削工法である
予定の地域の外周に一次開削溝を構築し、一方の一次開
削溝から相対向する位置の一次開削溝に向けて水平に支
持部材を押し込むことによって地中梁を形成し、次に一
次開削溝内部にコンクリート構造物を構築し、このコン
クリート構造物に包囲され、かつ地下に水平支持部材を
押し込んだ部分を二次開削して行う、開削工法である
【0006】
【本発明の構成】以下図面を参照しながら本発明につい
て説明する。
て説明する。
【0007】<イ>一次開削 開削予定の用地の周囲をまず一次開削溝1で包囲する。
この一次開削溝1の崩壊を防止するために、その周囲に
は開削前に土留壁2を構築しておく。この土留壁の構築
方法は、従来公知の各種の地下壁の施工方法を採用する
ことができる。次に一次開削溝1の底部を地盤改良6す
る。この地盤改良6面積は、全開削予定面積と比較すれ
ば少ない面積で十分である。その後に土留壁2で両側を
防護した状態でその内部の掘削を行い、開削溝1を構築
する。
この一次開削溝1の崩壊を防止するために、その周囲に
は開削前に土留壁2を構築しておく。この土留壁の構築
方法は、従来公知の各種の地下壁の施工方法を採用する
ことができる。次に一次開削溝1の底部を地盤改良6す
る。この地盤改良6面積は、全開削予定面積と比較すれ
ば少ない面積で十分である。その後に土留壁2で両側を
防護した状態でその内部の掘削を行い、開削溝1を構築
する。
【0008】<ロ>地中梁の押し込み 開削すべき予定の地域の外周に一次開削溝1の構築が完
成したら、一方の一次開削溝1から、相対向する位置の
一次開削溝1に向けて水平に支持部材3を押し込むこと
によって地中梁を形成する。この水平支持部材3は、例
えば長いコンクリートのブロック、鋼材、など各種のも
のを採用できる。このブロック等を多数本用意し、順次
連結しながらジャッキ7等を使用して地中に押し込んで
行く。この押し込み作業は、推進工法など公知の各種の
工法を利用することができる。この水平支持部材3の先
端が、相対向する位置の一次開削溝に到達すれば地中梁
が完成する。この地中梁を多数本構築すれば、一次開削
溝1に包囲された区域の地中は強固に補強されたことに
なる。
成したら、一方の一次開削溝1から、相対向する位置の
一次開削溝1に向けて水平に支持部材3を押し込むこと
によって地中梁を形成する。この水平支持部材3は、例
えば長いコンクリートのブロック、鋼材、など各種のも
のを採用できる。このブロック等を多数本用意し、順次
連結しながらジャッキ7等を使用して地中に押し込んで
行く。この押し込み作業は、推進工法など公知の各種の
工法を利用することができる。この水平支持部材3の先
端が、相対向する位置の一次開削溝に到達すれば地中梁
が完成する。この地中梁を多数本構築すれば、一次開削
溝1に包囲された区域の地中は強固に補強されたことに
なる。
【0009】<ハ>コンクリート構造物の構築 次に一次開削溝内部にコンクリート構造物4を構築す
る。このコンクリート構造物4は、両側を土留壁2に接
触する状態で構築する。そのために一次掘削溝1は強固
な構造物によって置き換えられることになる。
る。このコンクリート構造物4は、両側を土留壁2に接
触する状態で構築する。そのために一次掘削溝1は強固
な構造物によって置き換えられることになる。
【00010】<ニ>二次掘削 こうして強固なコンクリート構造物4に包囲された包囲
用地5部分を二次開削して行う。この包囲用地5の掘削
には際しては、すでに先行地中梁8が完成しているから
内部の地盤改良を行う必要がない。なお両側のコンクリ
ート構造物4の面の間に切り梁9を設けて行えばより安
全である。こうして開削した包囲用地5の内部に所定の
構造物を構築する。
用地5部分を二次開削して行う。この包囲用地5の掘削
には際しては、すでに先行地中梁8が完成しているから
内部の地盤改良を行う必要がない。なお両側のコンクリ
ート構造物4の面の間に切り梁9を設けて行えばより安
全である。こうして開削した包囲用地5の内部に所定の
構造物を構築する。
【00011】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ>推進工法などを利用して、開削に先行して地中に
切り梁を構築しておく工法である。したがって地盤改良
の面積を大幅に減らすことができ、きわめて経済的であ
る。 <ロ>一次開削の溝内に本体構造物の一部を先行して構
築してしまう工法である。そのために開削部分の周囲を
強固なコンクリート構造物で包囲することになり安全性
の高い施工を行うことができる。
のような効果を得ることができる。 <イ>推進工法などを利用して、開削に先行して地中に
切り梁を構築しておく工法である。したがって地盤改良
の面積を大幅に減らすことができ、きわめて経済的であ
る。 <ロ>一次開削の溝内に本体構造物の一部を先行して構
築してしまう工法である。そのために開削部分の周囲を
強固なコンクリート構造物で包囲することになり安全性
の高い施工を行うことができる。
【図1】施工状態の説明図
【図2】施工状態の説明図
【図3】施工状態の説明図
【図4】施工状態の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】開削すべき予定の地域の外周に一次開削溝
を構築し、一方の一次開削溝から相対向する位置の一次
開削溝に向けて水平に支持部材を押し込むことによって
地中梁を形成し、次に一次開削溝内部にコンクリート構
造物を構築し、このコンクリート構造物に包囲され、か
つ地下に水平支持部材を押し込んだ部分を二次開削して
行う、開削工法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128918A JP2858277B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 開削工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3128918A JP2858277B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 開削工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04289330A JPH04289330A (ja) | 1992-10-14 |
JP2858277B2 true JP2858277B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=14996596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128918A Expired - Lifetime JP2858277B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | 開削工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858277B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP3128918A patent/JP2858277B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04289330A (ja) | 1992-10-14 |
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