JP2858219B2 - 発火石押圧装置 - Google Patents
発火石押圧装置Info
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- JP2858219B2 JP2858219B2 JP6231443A JP23144394A JP2858219B2 JP 2858219 B2 JP2858219 B2 JP 2858219B2 JP 6231443 A JP6231443 A JP 6231443A JP 23144394 A JP23144394 A JP 23144394A JP 2858219 B2 JP2858219 B2 JP 2858219B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヤスリ車と発火石とで
火花粉を発生させ、燃料ガスに点火させるライターに適
用され、前記発火石をヤスリ車に押圧させるための発火
石押圧装置に関する。
火花粉を発生させ、燃料ガスに点火させるライターに適
用され、前記発火石をヤスリ車に押圧させるための発火
石押圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のライターの発火石押圧装置は、ラ
イター本体の上部に固定されたブロック体に、外周面に
ヤスリ面が形成されたヤスリ車を回転可能に支承し、前
記ヤスリ面に対して発火石を圧接させる構成であり、ヤ
スリ車を回転させることによって、ヤスリ車と発火石と
の摩擦にて発火粉を発生させ、この発火粉をヤスリ車近
傍に設置された燃料ガス噴出口に飛ばすようにして、燃
料ガス噴出口から出ているガス化燃料に点火させるもの
である。
イター本体の上部に固定されたブロック体に、外周面に
ヤスリ面が形成されたヤスリ車を回転可能に支承し、前
記ヤスリ面に対して発火石を圧接させる構成であり、ヤ
スリ車を回転させることによって、ヤスリ車と発火石と
の摩擦にて発火粉を発生させ、この発火粉をヤスリ車近
傍に設置された燃料ガス噴出口に飛ばすようにして、燃
料ガス噴出口から出ているガス化燃料に点火させるもの
である。
【0003】前記発火石押圧装置は、一般的には、発火
石を押圧する押圧体と、この押圧体と一端が弾接して、
押圧体をヤスリ車方向へ押圧するコイル・スプリング
と、このコイル・スプリングの他端に設けられた固定用
部材とからなり、前記発火石,押圧体,コイル・スプリ
ング,固定用部材は、前記ブロック体に形成された横孔
内に順に設けられている。
石を押圧する押圧体と、この押圧体と一端が弾接して、
押圧体をヤスリ車方向へ押圧するコイル・スプリング
と、このコイル・スプリングの他端に設けられた固定用
部材とからなり、前記発火石,押圧体,コイル・スプリ
ング,固定用部材は、前記ブロック体に形成された横孔
内に順に設けられている。
【0004】前記横孔内において、押圧体は移動可能で
あり、コイル・スプリングが伸縮自在である。そして、
発火石がヤスリ車によって削られて短くなった分、押圧
体は前記コイル・スプリングによって押されてヤスリ車
方向へ移動され、常に発火石がヤスリ車に一定範囲の力
で弾接するようになっている。また前記固定用部材は、
一部にオネジが設けられ、前記ブロック体あるいは外装
ケースに股けられたメネジ部と螺合することによって、
前記押圧体,コイル・スプリングがブロック体に保持さ
れる。
あり、コイル・スプリングが伸縮自在である。そして、
発火石がヤスリ車によって削られて短くなった分、押圧
体は前記コイル・スプリングによって押されてヤスリ車
方向へ移動され、常に発火石がヤスリ車に一定範囲の力
で弾接するようになっている。また前記固定用部材は、
一部にオネジが設けられ、前記ブロック体あるいは外装
ケースに股けられたメネジ部と螺合することによって、
前記押圧体,コイル・スプリングがブロック体に保持さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の発火石押圧
装置において、押圧体,コイル・スプリングを所定の部
分に保持するための固定用部材は、ブロック体あるいは
外装ケースのメネジ部と螺合する構成であるため、固定
用部材と、ブロック体あるいは外装ケースとにネジ加工
を施す必要がある。
装置において、押圧体,コイル・スプリングを所定の部
分に保持するための固定用部材は、ブロック体あるいは
外装ケースのメネジ部と螺合する構成であるため、固定
用部材と、ブロック体あるいは外装ケースとにネジ加工
を施す必要がある。
【0006】ところが、近年、ライターは薄型化が図ら
れ、外装ケースの幅,外装ケース内に収納されるブロッ
ク体の幅か小さくなり、前記ネジ加工を施すことは、機
械強度あるいはコストの面から困難になってきている。
れ、外装ケースの幅,外装ケース内に収納されるブロッ
ク体の幅か小さくなり、前記ネジ加工を施すことは、機
械強度あるいはコストの面から困難になってきている。
【0007】もちろん、各部材の幅に対応させてネジ部
分や固定用部材を小さくすればよいが、そのようにする
ことで組付性が悪くなるという問題が生じる。
分や固定用部材を小さくすればよいが、そのようにする
ことで組付性が悪くなるという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、前記ネジ加工を必要とせ
ず、機械強度を劣化させることなく、しかも組付性がよ
く、コストダウンが図れる発火石押圧装置を提供するこ
とにある。
ず、機械強度を劣化させることなく、しかも組付性がよ
く、コストダウンが図れる発火石押圧装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ライター本体の上部に固定されたブロッ
ク体に、ヤスリ車設置部と、このヤスリ車設置部に連通
する横孔とが形成され、この横孔に、スプリングと、こ
のスプリングの弾発力を受けて、前記ヤスリ車設置部に
設けられたヤスリ車のヤスリ面に発火石を圧接させる石
押体とを設けた発火石押圧装置において、前記横孔に沿
って前記ブロック体の上部に発火石挿入口となる側孔を
設け、前記石押体を、前記横孔内を移動可能な第1の部
材と、横孔内で前記第1の部材と係合する係合部および
前記側孔から挿入されて一部が前記側孔から突出する移
動操作部が設けられた第2の部材とにより構成し、前記
第1の部材と、この第1の部材に一端部が設けられる前
記スプリングと、このスプリングの他端部に設けられ、
かつ一部に小幅部分が形成された係合体とを前記横孔に
順次挿入するため、前記横孔に前記ヤスリ車設置部と反
対側において外部に通じるように、前記ブロック体に横
孔に連なる開口を形成し、さらに前記第1の部材と第2
の部材が前記横孔内において係合し、かつ前記スプリン
グの圧縮状態で前記係合体の小幅部分と係合するように
係止体を嵌着させるための貫通孔を、前記ブロック体の
前記横孔に連通するように設けたことを特徴とする。
め、本発明は、ライター本体の上部に固定されたブロッ
ク体に、ヤスリ車設置部と、このヤスリ車設置部に連通
する横孔とが形成され、この横孔に、スプリングと、こ
のスプリングの弾発力を受けて、前記ヤスリ車設置部に
設けられたヤスリ車のヤスリ面に発火石を圧接させる石
押体とを設けた発火石押圧装置において、前記横孔に沿
って前記ブロック体の上部に発火石挿入口となる側孔を
設け、前記石押体を、前記横孔内を移動可能な第1の部
材と、横孔内で前記第1の部材と係合する係合部および
前記側孔から挿入されて一部が前記側孔から突出する移
動操作部が設けられた第2の部材とにより構成し、前記
第1の部材と、この第1の部材に一端部が設けられる前
記スプリングと、このスプリングの他端部に設けられ、
かつ一部に小幅部分が形成された係合体とを前記横孔に
順次挿入するため、前記横孔に前記ヤスリ車設置部と反
対側において外部に通じるように、前記ブロック体に横
孔に連なる開口を形成し、さらに前記第1の部材と第2
の部材が前記横孔内において係合し、かつ前記スプリン
グの圧縮状態で前記係合体の小幅部分と係合するように
係止体を嵌着させるための貫通孔を、前記ブロック体の
前記横孔に連通するように設けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】前記構成の本発明に係る発火石押圧装置では、
発火石挿入口となる側孔が設けられた横孔における側方
の開口から、石押体,スプリング,係合体を順に挿入
し、前記横孔に通じる貫通孔に嵌着された係止体を、ス
プリングを圧縮した状態で前記係合体の小幅部分と係合
させることで、横孔内に押圧状態で石押体とスプリング
とが保持されることになり、しかも、前記石押体を、前
記横孔内を移動可能な第1の部材と、前記側孔外に突出
して第1の部材を移動(発火石を横孔へ入れるため)さ
せるための移動操作部を有する第2の部材との2つの部
材で構成することにより、石押体の全体形状が複雑な形
状を呈していても前記横孔への挿入が可能になり、全体
として組立性に優れた構造になる。
発火石挿入口となる側孔が設けられた横孔における側方
の開口から、石押体,スプリング,係合体を順に挿入
し、前記横孔に通じる貫通孔に嵌着された係止体を、ス
プリングを圧縮した状態で前記係合体の小幅部分と係合
させることで、横孔内に押圧状態で石押体とスプリング
とが保持されることになり、しかも、前記石押体を、前
記横孔内を移動可能な第1の部材と、前記側孔外に突出
して第1の部材を移動(発火石を横孔へ入れるため)さ
せるための移動操作部を有する第2の部材との2つの部
材で構成することにより、石押体の全体形状が複雑な形
状を呈していても前記横孔への挿入が可能になり、全体
として組立性に優れた構造になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0012】図1は本発明の一実施例を用いたライター
の断面図、図2(a)は図1のライターの分解斜視図、
図2(b)は図2(a)の要部の分解斜視図であり、1
は箱状の上部ブロック体、2は上部ブロック体1に外周
部を被覆するように固着された外装カバー、3は下部ブ
ロック体、4は燃料タンク、5は下部ブロック体3,燃
料タンク4を支持,収納する外装ケースである。
の断面図、図2(a)は図1のライターの分解斜視図、
図2(b)は図2(a)の要部の分解斜視図であり、1
は箱状の上部ブロック体、2は上部ブロック体1に外周
部を被覆するように固着された外装カバー、3は下部ブ
ロック体、4は燃料タンク、5は下部ブロック体3,燃
料タンク4を支持,収納する外装ケースである。
【0013】燃料タンク4は、ライター構成部材を支持
固定するライター本体としての機能を有し、内部には液
化ガス燃料が収納される空間部6が形成され、この空間
部6に一部が入り込むように公知の注入弁7,燃焼弁8
が装着されており、しかも一側部には、ローラ状の回転
操作子9の下端部を支承する受部4aが設けられ、上側
部には、下部ブロック体3の両側から垂下した足片3a
が固定ピン10の嵌入によって固定される受孔4bが穿
設されている。
固定するライター本体としての機能を有し、内部には液
化ガス燃料が収納される空間部6が形成され、この空間
部6に一部が入り込むように公知の注入弁7,燃焼弁8
が装着されており、しかも一側部には、ローラ状の回転
操作子9の下端部を支承する受部4aが設けられ、上側
部には、下部ブロック体3の両側から垂下した足片3a
が固定ピン10の嵌入によって固定される受孔4bが穿
設されている。
【0014】さらに燃料タンク4の上部において、燃焼
弁8のガス噴出ノズル11に可撓性チューブ12を介し
て連結しているノズル管13が設置され、このノズル管
13の開口端13aは、回転操作子9の上部近傍の下部
ブロック体3の炎生成部3bまで延出しており、さらに
燃焼弁8近傍に立設された立壁部4cには、一端が燃焼
弁8の首部と係合し、他端が後述する蓋体の回動域に設
置される弁開閉板14の中央部が軸15に回動可能に設
けられている。
弁8のガス噴出ノズル11に可撓性チューブ12を介し
て連結しているノズル管13が設置され、このノズル管
13の開口端13aは、回転操作子9の上部近傍の下部
ブロック体3の炎生成部3bまで延出しており、さらに
燃焼弁8近傍に立設された立壁部4cには、一端が燃焼
弁8の首部と係合し、他端が後述する蓋体の回動域に設
置される弁開閉板14の中央部が軸15に回動可能に設
けられている。
【0015】下部ブロック体3には、回転操作子9の上
端部に固定されたヤスリ車16が設置されるヤスリ車設
置部17と、このヤスリ車設置部17に連通する横孔1
8と受突出部19とが形成されている。
端部に固定されたヤスリ車16が設置されるヤスリ車設
置部17と、このヤスリ車設置部17に連通する横孔1
8と受突出部19とが形成されている。
【0016】横孔18部分の下部ブロック体3には、ヤ
スリ車設置部17と反対側で外部に通じる開口18a
と、この開口18a近傍の下側部で横孔18に通じる貫
通孔18bと、ヤスリ車設置部17近傍の上側部で横孔
18に通じる側孔18cとが形成されている。
スリ車設置部17と反対側で外部に通じる開口18a
と、この開口18a近傍の下側部で横孔18に通じる貫
通孔18bと、ヤスリ車設置部17近傍の上側部で横孔
18に通じる側孔18cとが形成されている。
【0017】下部ブロック体3の受突出部19には、上
部ブロック体1を回動可能に支承する支軸20と、内部
に圧縮コイル・スプリング21が内蔵されたシリンダ体
22、およびシリンダ体22内を圧縮コイル・スプリン
グ21の弾発力を受けて摺動する移動子23からなる蓋
開閉体24の一端を受ける軸25とが設けられている。
部ブロック体1を回動可能に支承する支軸20と、内部
に圧縮コイル・スプリング21が内蔵されたシリンダ体
22、およびシリンダ体22内を圧縮コイル・スプリン
グ21の弾発力を受けて摺動する移動子23からなる蓋
開閉体24の一端を受ける軸25とが設けられている。
【0018】蓋開閉体24の他端は、外装カバー2とで
蓋体27をなす上部ブロック体1の内壁に形成された凹
部1aに弾接している。
蓋体27をなす上部ブロック体1の内壁に形成された凹
部1aに弾接している。
【0019】なお、図中の26は、外装ケース5の底面
で頭部が係止し、かつ燃料タンク4と螺合することで、
燃料タンク4に外装ケース5を固定するための止めネジ
である。
で頭部が係止し、かつ燃料タンク4と螺合することで、
燃料タンク4に外装ケース5を固定するための止めネジ
である。
【0020】また横孔18には、横孔18内を移動可能
な円柱状の第1の部材30、およびこの第1の部材30
の先端突部30aと係合する孔部31aと側孔18cを
通って外部に突出する平板状の移動操作部31bとを備
えた第2の部材31からなる石押体32が設けられ、さ
らに第1の部材30の後側段部と一端が係接し、かつ他
端が、中央部に小幅部分である小径部33aが形成され
た略円柱状の係合体33の前側段部と係接するコイル・
スプリング34が設けられている。
な円柱状の第1の部材30、およびこの第1の部材30
の先端突部30aと係合する孔部31aと側孔18cを
通って外部に突出する平板状の移動操作部31bとを備
えた第2の部材31からなる石押体32が設けられ、さ
らに第1の部材30の後側段部と一端が係接し、かつ他
端が、中央部に小幅部分である小径部33aが形成され
た略円柱状の係合体33の前側段部と係接するコイル・
スプリング34が設けられている。
【0021】係合体33はコイル・スプリング34の圧
縮状態で、貫通孔18bを通って小径部33aと係合す
る受溝部35aを備えた係止体35にて下部ブロック体
3に固定される。係止体35は、受溝部35aの基部が
貫通孔18bに嵌着し、下側平板部35bが下部ブロッ
ク体3の下側部と接合する。
縮状態で、貫通孔18bを通って小径部33aと係合す
る受溝部35aを備えた係止体35にて下部ブロック体
3に固定される。係止体35は、受溝部35aの基部が
貫通孔18bに嵌着し、下側平板部35bが下部ブロッ
ク体3の下側部と接合する。
【0022】部ブロック体3の下側部には小突出部3c
が突設され、この小突出部3cに係止体35の下側平板
部35bに形成された切欠部35cを挿入することで、
係止体35の位置決めが行われる。
が突設され、この小突出部3cに係止体35の下側平板
部35bに形成された切欠部35cを挿入することで、
係止体35の位置決めが行われる。
【0023】次に前記構成の本実施例の動作を説明す
る。
る。
【0024】図1において、上部ブロック体1と外装カ
バー2とからなる蓋体27を上方へ回転させると、圧縮
コイル・スプリング21により外方へ伸びるような弾発
力を受けている蓋開閉体24のシリンダ体22と移動子
23との作用によって、公知のように蓋体27を開放方
向へ付勢させて回動させ、蓋体27の一部が下部ブロッ
ク体3の受突出部19の右側部に当接して開放状態が維
持される。
バー2とからなる蓋体27を上方へ回転させると、圧縮
コイル・スプリング21により外方へ伸びるような弾発
力を受けている蓋開閉体24のシリンダ体22と移動子
23との作用によって、公知のように蓋体27を開放方
向へ付勢させて回動させ、蓋体27の一部が下部ブロッ
ク体3の受突出部19の右側部に当接して開放状態が維
持される。
【0025】前記状態で石押体32の移動操作部31b
を右方へ移動させると、図2(b)に示した側孔18c
の終端部の係止部18dで移動操作部31bが一時的に
固定される。この固定によって側孔18cのヤスリ車1
6側が開口した状態になり、この開口部分から発火石
(図示せず)を横孔18内に挿入する。挿入後、移動操
作部31bを係止部18dから解放すると、コイル・ス
プリング34の弾発力を受けて移動操作体31bを含む
石押体32が発火石をヤスリ車16に圧接させることに
なる。
を右方へ移動させると、図2(b)に示した側孔18c
の終端部の係止部18dで移動操作部31bが一時的に
固定される。この固定によって側孔18cのヤスリ車1
6側が開口した状態になり、この開口部分から発火石
(図示せず)を横孔18内に挿入する。挿入後、移動操
作部31bを係止部18dから解放すると、コイル・ス
プリング34の弾発力を受けて移動操作体31bを含む
石押体32が発火石をヤスリ車16に圧接させることに
なる。
【0026】点火時には、外装ケース5から外部に一部
が露出している回転操作子9を回転させると、回転操作
子9に固定されているヤスリ車16が発火石を削って発
火粉を図2に示した炎生成部3bへ飛ばす。このとき蓋
体27の開放動作中に、蓋体27の一部が、弁開閉板1
4の上端を押圧して、弁開閉板14を軸15を中心にし
て反時計方向へ回動させることで燃焼弁8を開弁してお
り、ガス化燃料が可撓性チューブ12,ノズル管13を
経て炎生成部3bから既に噴出している。このため、炎
生成部3bにおいて発火粉がガス化燃料を点火すること
になり、炎が形成される。
が露出している回転操作子9を回転させると、回転操作
子9に固定されているヤスリ車16が発火石を削って発
火粉を図2に示した炎生成部3bへ飛ばす。このとき蓋
体27の開放動作中に、蓋体27の一部が、弁開閉板1
4の上端を押圧して、弁開閉板14を軸15を中心にし
て反時計方向へ回動させることで燃焼弁8を開弁してお
り、ガス化燃料が可撓性チューブ12,ノズル管13を
経て炎生成部3bから既に噴出している。このため、炎
生成部3bにおいて発火粉がガス化燃料を点火すること
になり、炎が形成される。
【0027】消火時には、蓋体27を下方へ回動させる
と、蓋体27は、蓋開閉体24の作用にて閉鎖方向へ付
勢されて回動し、下部ブロック体3の上部と当接して閉
鎖状態が維持される。この閉鎖状態への復帰で蓋体27
の弁開閉板14の押圧が解除されているため、燃焼弁8
を回動させる力もなくなり、閉弁してガス化燃料の噴出
は停止し、炎が消える。
と、蓋体27は、蓋開閉体24の作用にて閉鎖方向へ付
勢されて回動し、下部ブロック体3の上部と当接して閉
鎖状態が維持される。この閉鎖状態への復帰で蓋体27
の弁開閉板14の押圧が解除されているため、燃焼弁8
を回動させる力もなくなり、閉弁してガス化燃料の噴出
は停止し、炎が消える。
【0028】図3(a),(b)は本実施例の発火石押
圧装置部分を分解して組付けを説明するための断面図で
あり、図3(a)において、石押体32の第1の部材3
0とコイル・スプリング34と係合体33とのユニット
体(それぞれ独立した状態でもよい)を横孔18の開口
18aから挿入し、側孔18cから挿入される第2の部
材31と第1の部材30とが、第1の部材30の先端突
部30aと第2の部材31の孔部31aとを嵌合させる
ことで、横孔18内にて一体化する。
圧装置部分を分解して組付けを説明するための断面図で
あり、図3(a)において、石押体32の第1の部材3
0とコイル・スプリング34と係合体33とのユニット
体(それぞれ独立した状態でもよい)を横孔18の開口
18aから挿入し、側孔18cから挿入される第2の部
材31と第1の部材30とが、第1の部材30の先端突
部30aと第2の部材31の孔部31aとを嵌合させる
ことで、横孔18内にて一体化する。
【0029】図3(b)において、石押体32は、コイ
ル・スプリング34の弾発力を受けてヤスリ車設置部1
7部分の下部ブロック体3に当接するが、係合体33を
横孔18内に更に挿入すると、コイル・スプリング34
が圧縮状態になる。
ル・スプリング34の弾発力を受けてヤスリ車設置部1
7部分の下部ブロック体3に当接するが、係合体33を
横孔18内に更に挿入すると、コイル・スプリング34
が圧縮状態になる。
【0030】そして、図1のように、係合体33の小径
部33aを貫通孔18bに合致する位置まで挿入したと
ころで、係止体35の受溝部35a部分を小径部33a
と係合するように貫通孔18bに挿入する。この状態
で、係止体35は、下側平板部35bが下部ブロック体
3の下側部と接合し、受溝部35aの基部が貫通孔18
bに嵌着し、しかも、この嵌着状態はコイル・スプリン
グ34の拡張力を受けて維持されることになる。
部33aを貫通孔18bに合致する位置まで挿入したと
ころで、係止体35の受溝部35a部分を小径部33a
と係合するように貫通孔18bに挿入する。この状態
で、係止体35は、下側平板部35bが下部ブロック体
3の下側部と接合し、受溝部35aの基部が貫通孔18
bに嵌着し、しかも、この嵌着状態はコイル・スプリン
グ34の拡張力を受けて維持されることになる。
【0031】前記各部材の分解は、コイル・スプリング
34の弾発力に抗して係止体35を貫通孔18bから抜
き取ることで容易に行える。
34の弾発力に抗して係止体35を貫通孔18bから抜
き取ることで容易に行える。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発火石押
圧装置は、請求項1記載の構成によれば、従来のような
ネジ加工を必要とせず、係合体と係止体との係合により
石押体と、石押体を押圧するスプリングとをブロック体
の横孔に収納でき、組付性が良好で、しかも機械的強度
を低下させず、コストダウンを図ることができ、しか
も、前記石押体,スプリング,係合体を横孔へ容易に挿
入でき、作業性がよくなり、さらに、前記石押体を第1
の部材と第2の部材との2つの部材で構成することによ
り、発火石挿入のための移動操作部等を必要とする複雑
な形状となる石押体の前記横孔への容易なる組み込み,
挿入が可能となって、組付性が低下しない。よって、装
置全体としての組立性が向上する。
圧装置は、請求項1記載の構成によれば、従来のような
ネジ加工を必要とせず、係合体と係止体との係合により
石押体と、石押体を押圧するスプリングとをブロック体
の横孔に収納でき、組付性が良好で、しかも機械的強度
を低下させず、コストダウンを図ることができ、しか
も、前記石押体,スプリング,係合体を横孔へ容易に挿
入でき、作業性がよくなり、さらに、前記石押体を第1
の部材と第2の部材との2つの部材で構成することによ
り、発火石挿入のための移動操作部等を必要とする複雑
な形状となる石押体の前記横孔への容易なる組み込み,
挿入が可能となって、組付性が低下しない。よって、装
置全体としての組立性が向上する。
【図1】本発明の発火石押圧装置の一実施例を用いたラ
イターの断面図である。
イターの断面図である。
【図2】図1のライターの分解斜視図である。
【図3】本実施例の組付けを説明するための断面図であ
る。
る。
3…下部ブロック体、 16…ヤスリ車、 17…ヤス
リ車設置部、 18…横孔、18a…開口、 18b…
貫通孔、 18c…側孔、 30…第1の部材、30a
…先端突部、 31…第2の部材、 31a…孔部、
31b…移動操作部、 32…石押体、 33…係合
体、 33a…小径部(小幅部分)、 34…コイル・
スプリング、 35…係止体、 35a…受溝部、 3
5b…下側平板部。
リ車設置部、 18…横孔、18a…開口、 18b…
貫通孔、 18c…側孔、 30…第1の部材、30a
…先端突部、 31…第2の部材、 31a…孔部、
31b…移動操作部、 32…石押体、 33…係合
体、 33a…小径部(小幅部分)、 34…コイル・
スプリング、 35…係止体、 35a…受溝部、 3
5b…下側平板部。
Claims (1)
- 【請求項1】 ライター本体の上部に固定されたブロッ
ク体に、ヤスリ車設置部と、このヤスリ車設置部に連通
する横孔とが形成され、この横孔に、スプリングと、こ
のスプリングの弾発力を受けて、前記ヤスリ車設置部に
設けられたヤスリ車のヤスリ面に発火石を圧接させる石
押体とを設けた発火石押圧装置において、前記横孔に沿って前記ブロック体の上部に発火石挿入口
となる側孔を設け、 前記石押体を、前記横孔内を移動可能な第1の部材と、
横孔内で前記第1の部材と係合する係合部および前記側
孔から挿入されて一部が前記側孔から突出する移動操作
部が設けられた第2の部材とにより構成し、 前記第1の部材と、この第1の部材に一端部が設けられ
る前記スプリングと、このスプリングの他端部に設けら
れ、かつ一部に小幅部分が形成された係合体とを前記横
孔に順次挿入するため、前記横孔に前記ヤスリ車設置部
と反対側において外部に通じるように、前記ブロック体
に横孔に連なる開口を形成し、 さらに前記第1の部材と第2の部材が前記横孔内におい
て係合し、かつ前記スプリングの圧縮状態で前記係合体
の小幅部分と係合するように係止体を嵌着させるための
貫通孔を、前記ブロック体の前記横孔に連通するように
設けた、 ことを特徴とする発火石押圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231443A JP2858219B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 発火石押圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231443A JP2858219B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 発火石押圧装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0894079A JPH0894079A (ja) | 1996-04-12 |
JP2858219B2 true JP2858219B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=16923623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6231443A Expired - Lifetime JP2858219B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 発火石押圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858219B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS554770Y2 (ja) * | 1974-08-09 | 1980-02-04 | ||
JPS6030698Y2 (ja) * | 1980-07-30 | 1985-09-13 | 三洋電機株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP6231443A patent/JP2858219B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
実公 昭51−22843 |
実公 昭57−32379 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0894079A (ja) | 1996-04-12 |
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