JPH0894079A - 発火石押圧装置 - Google Patents
発火石押圧装置Info
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- JPH0894079A JPH0894079A JP23144394A JP23144394A JPH0894079A JP H0894079 A JPH0894079 A JP H0894079A JP 23144394 A JP23144394 A JP 23144394A JP 23144394 A JP23144394 A JP 23144394A JP H0894079 A JPH0894079 A JP H0894079A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ネジ加工を必要とせず、機械強度を劣化させ
ることなく、しかも組付性がよく、コストダウンを図
る。 【構成】 下部ブロック体3のヤスリ車設置部17に連通
する横孔18を形成し、この横孔18内に、石押体32と、こ
の石押体32を前記ヤスリ車設置部17方向へ付勢するコイ
ル・スプリング34と、このコイル・スプリング34のヤス
リ車設置部17と反対側に設けられた係合体33とを挿入
し、横孔18に形成した貫通孔18bを通して係止体35の受
溝部35aを横孔18内に挿入し、コイル・スプリング34の
圧縮状態で係止体35の受溝部35aと前記係合体33の小径
部33aとを係合させる。
ることなく、しかも組付性がよく、コストダウンを図
る。 【構成】 下部ブロック体3のヤスリ車設置部17に連通
する横孔18を形成し、この横孔18内に、石押体32と、こ
の石押体32を前記ヤスリ車設置部17方向へ付勢するコイ
ル・スプリング34と、このコイル・スプリング34のヤス
リ車設置部17と反対側に設けられた係合体33とを挿入
し、横孔18に形成した貫通孔18bを通して係止体35の受
溝部35aを横孔18内に挿入し、コイル・スプリング34の
圧縮状態で係止体35の受溝部35aと前記係合体33の小径
部33aとを係合させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヤスリ車と発火石とで
火花粉を発生させ、燃料ガスに点火させるライターに適
用され、前記発火石をヤスリ車に押圧させるための発火
石押圧装置に関する。
火花粉を発生させ、燃料ガスに点火させるライターに適
用され、前記発火石をヤスリ車に押圧させるための発火
石押圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のライターの発火石押圧装置は、ラ
イター本体の上部に固定されたブロック体に、外周面に
ヤスリ面が形成されたヤスリ車を回転可能に支承し、前
記ヤスリ面に対して発火石を圧接させる構成であり、ヤ
スリ車を回転させることによって、ヤスリ車と発火石と
の摩擦にて発火粉を発生させ、この発火粉をヤスリ車近
傍に設置された燃料ガス噴出口に飛ばすようにして、燃
料ガス噴出口から出ているガス化燃料に点火させるもの
である。
イター本体の上部に固定されたブロック体に、外周面に
ヤスリ面が形成されたヤスリ車を回転可能に支承し、前
記ヤスリ面に対して発火石を圧接させる構成であり、ヤ
スリ車を回転させることによって、ヤスリ車と発火石と
の摩擦にて発火粉を発生させ、この発火粉をヤスリ車近
傍に設置された燃料ガス噴出口に飛ばすようにして、燃
料ガス噴出口から出ているガス化燃料に点火させるもの
である。
【0003】前記発火石押圧装置は、一般的には、発火
石を押圧する押圧体と、この押圧体と一端が弾接して、
押圧体をヤスリ車方向へ押圧するコイル・スプリング
と、このコイル・スプリングの他端に設けられた固定用
部材とからなり、前記発火石,押圧体,コイル・スプリ
ング,固定用部材は、前記ブロック体に形成された横孔
内に順に設けられている。
石を押圧する押圧体と、この押圧体と一端が弾接して、
押圧体をヤスリ車方向へ押圧するコイル・スプリング
と、このコイル・スプリングの他端に設けられた固定用
部材とからなり、前記発火石,押圧体,コイル・スプリ
ング,固定用部材は、前記ブロック体に形成された横孔
内に順に設けられている。
【0004】前記横孔内において、押圧体は移動可能で
あり、コイル・スプリングが伸縮自在である。そして、
発火石がヤスリ車によって削られて短くなった分、押圧
体は前記コイル・スプリングによって押されてヤスリ車
方向へ移動され、常に発火石がヤスリ車に一定範囲の力
で弾接するようになっている。また前記固定用部材は、
一部にオネジが設けられ、前記ブロック体あるいは外装
ケースに設けられたメネジ部と螺合することによって、
前記押圧体,コイル・スプリングがブロック体に保持さ
れる。
あり、コイル・スプリングが伸縮自在である。そして、
発火石がヤスリ車によって削られて短くなった分、押圧
体は前記コイル・スプリングによって押されてヤスリ車
方向へ移動され、常に発火石がヤスリ車に一定範囲の力
で弾接するようになっている。また前記固定用部材は、
一部にオネジが設けられ、前記ブロック体あるいは外装
ケースに設けられたメネジ部と螺合することによって、
前記押圧体,コイル・スプリングがブロック体に保持さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の発火石押圧
装置において、押圧体,コイル・スプリングを所定の部
分に保持するための固定用部材は、ブロック体あるいは
外装ケースのメネジ部と螺合する構成であるため、固定
用部材と、ブロック体あるいは外装ケースとにネジ加工
を施す必要がある。
装置において、押圧体,コイル・スプリングを所定の部
分に保持するための固定用部材は、ブロック体あるいは
外装ケースのメネジ部と螺合する構成であるため、固定
用部材と、ブロック体あるいは外装ケースとにネジ加工
を施す必要がある。
【0006】ところが、近年、ライターは薄型化が図ら
れ、外装ケースの幅,外装ケース内に収納されるブロッ
ク体の幅が小さくなり、前記ネジ加工を施すことは、機
械強度あるいはコストの面から困難になってきている。
れ、外装ケースの幅,外装ケース内に収納されるブロッ
ク体の幅が小さくなり、前記ネジ加工を施すことは、機
械強度あるいはコストの面から困難になってきている。
【0007】もちろん、各部材の幅に対応させてネジ部
分や固定用部材を小さくすればよいが、そのようにする
ことで組付性が悪くなるという問題が生じる。
分や固定用部材を小さくすればよいが、そのようにする
ことで組付性が悪くなるという問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、前記ネジ加工を必要とせ
ず、機械強度を劣化させることなく、しかも組付性がよ
く、コストダウンが図れる発火石押圧装置を提供するこ
とにある。
ず、機械強度を劣化させることなく、しかも組付性がよ
く、コストダウンが図れる発火石押圧装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ライター本体の上部に固定されたブロッ
ク体に、ヤスリ車設置部と、このヤスリ車設置部に連通
する横孔とが形成され、この横孔に、スプリングと、こ
のスプリングの弾発力を受けて、前記ヤスリ車設置部に
設けられたヤスリ車のヤスリ面に発火石を圧接させる石
押体とを設けた発火石押圧装置において、前記スプリン
グの前記石押体の押圧端とは反対側の端部に、一部に小
幅部分が形成された係合体を設け、前記ブロック体の前
記横孔の側部に、この横孔に通じる貫通孔を設け、前記
スプリングの圧縮状態で前記係合体の小幅部分と係合す
るように前記貫通孔に係止体を嵌着させたことを特徴と
する。
め、本発明は、ライター本体の上部に固定されたブロッ
ク体に、ヤスリ車設置部と、このヤスリ車設置部に連通
する横孔とが形成され、この横孔に、スプリングと、こ
のスプリングの弾発力を受けて、前記ヤスリ車設置部に
設けられたヤスリ車のヤスリ面に発火石を圧接させる石
押体とを設けた発火石押圧装置において、前記スプリン
グの前記石押体の押圧端とは反対側の端部に、一部に小
幅部分が形成された係合体を設け、前記ブロック体の前
記横孔の側部に、この横孔に通じる貫通孔を設け、前記
スプリングの圧縮状態で前記係合体の小幅部分と係合す
るように前記貫通孔に係止体を嵌着させたことを特徴と
する。
【0010】また前記横孔が前記ヤスリ車設置部と反対
側において外部に通じるように、前記ブロック体に横孔
に連なる開口を形成し、前記石押体とスプリングと係合
体とを前記開口から挿入可能にしたことを特徴とする。
側において外部に通じるように、前記ブロック体に横孔
に連なる開口を形成し、前記石押体とスプリングと係合
体とを前記開口から挿入可能にしたことを特徴とする。
【0011】また前記係合体を、中央部に小径部が形成
された略円柱体とし、前記係止体を、前記貫通孔に挿入
されて前記小径部と係合する受溝部が形成され、かつ前
記ブロック体の側部に装着される略板状体としたことを
特徴とする。
された略円柱体とし、前記係止体を、前記貫通孔に挿入
されて前記小径部と係合する受溝部が形成され、かつ前
記ブロック体の側部に装着される略板状体としたことを
特徴とする。
【0012】また前記石押体を、前記横孔内を移動可能
な第1の部材と、前記横孔に沿って前記ブロック体に形
成された側孔から挿入可能で、横孔内で前記第1の部材
と嵌合する係合部と、前記側孔から突出する移動操作部
とを設けた第2の部材とで構成したことを特徴とする。
な第1の部材と、前記横孔に沿って前記ブロック体に形
成された側孔から挿入可能で、横孔内で前記第1の部材
と嵌合する係合部と、前記側孔から突出する移動操作部
とを設けた第2の部材とで構成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】前記構成の本発明に係る発火石押圧装置では、
ブロック体の横孔に石押体,スプリング,係合体を挿入
し、前記横孔に通じる貫通孔に嵌着された係止体を、ス
プリングを圧縮した状態で前記係合体の小幅部分と係合
させることで、横孔内に押圧状態で石押体とスプリング
とが保持されることになる。
ブロック体の横孔に石押体,スプリング,係合体を挿入
し、前記横孔に通じる貫通孔に嵌着された係止体を、ス
プリングを圧縮した状態で前記係合体の小幅部分と係合
させることで、横孔内に押圧状態で石押体とスプリング
とが保持されることになる。
【0014】また前記横孔を外部に開口させることで、
前記石押体,スプリング,係合体を外部から順に横孔へ
挿入可能になる。
前記石押体,スプリング,係合体を外部から順に横孔へ
挿入可能になる。
【0015】また前記係合体を略円柱体とし、係止体を
略板状体とすることで、構造の簡素化が図れる。
略板状体とすることで、構造の簡素化が図れる。
【0016】また前記石押体を、前記横孔内を移動可能
な第1の部材と、ブロック体外に突出して第1の部材を
移動(発火石を横孔へ入れるため)させるための移動操作
部を有する第2の部材との2つの部材で構成すること
で、石押体の全体形状が複雑であっても前記横孔への挿
入が可能になる。
な第1の部材と、ブロック体外に突出して第1の部材を
移動(発火石を横孔へ入れるため)させるための移動操作
部を有する第2の部材との2つの部材で構成すること
で、石押体の全体形状が複雑であっても前記横孔への挿
入が可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0018】図1は本発明の一実施例を用いたライター
の断面図、図2(a)は図1のライターの分解斜視図、図
2(b)は図2(a)の要部の分解斜視図であり、1は箱状の
上部ブロック体、2は上部ブロック体1に外周部を被覆
するように固着された外装カバー、3は下部ブロック
体、4は燃料タンク、5は前記下部ブロック体3,燃料
タンク4を支持,収納する外装ケースである。
の断面図、図2(a)は図1のライターの分解斜視図、図
2(b)は図2(a)の要部の分解斜視図であり、1は箱状の
上部ブロック体、2は上部ブロック体1に外周部を被覆
するように固着された外装カバー、3は下部ブロック
体、4は燃料タンク、5は前記下部ブロック体3,燃料
タンク4を支持,収納する外装ケースである。
【0019】前記燃料タンク4は、ライター構成部材を
支持固定するライター本体としての機能を有し、内部に
は液化ガス燃料が収納される空間部6が形成され、この
空間部6に一部が入り込むように公知の注入弁7,燃焼
弁8が装着されており、しかも一側部には、ローラ状の
回転操作子9の下端部を支承する受部4aが設けられ、
上側部には、前記下部ブロック体3の両側から垂下した
足片3aが固定ピン10の嵌入によって固定される受孔4b
が穿設されている。
支持固定するライター本体としての機能を有し、内部に
は液化ガス燃料が収納される空間部6が形成され、この
空間部6に一部が入り込むように公知の注入弁7,燃焼
弁8が装着されており、しかも一側部には、ローラ状の
回転操作子9の下端部を支承する受部4aが設けられ、
上側部には、前記下部ブロック体3の両側から垂下した
足片3aが固定ピン10の嵌入によって固定される受孔4b
が穿設されている。
【0020】さらに燃料タンク4の上部において、前記
燃焼弁8のガス噴出ノズル11に可撓性チューブ12を介し
て連結しているノズル管13が設置され、このノズル管13
の開口端13aは、前記回転操作子9の上部近傍の下部ブ
ロック体3の炎生成部3bまで延出しており、さらに前
記燃焼弁8近傍に立設された立壁部4cには、一端が燃
焼弁8の首部と係合し、他端が後述する蓋体の回動域に
設置される弁開閉板14の中央部が軸15に回動可能に設け
られている。
燃焼弁8のガス噴出ノズル11に可撓性チューブ12を介し
て連結しているノズル管13が設置され、このノズル管13
の開口端13aは、前記回転操作子9の上部近傍の下部ブ
ロック体3の炎生成部3bまで延出しており、さらに前
記燃焼弁8近傍に立設された立壁部4cには、一端が燃
焼弁8の首部と係合し、他端が後述する蓋体の回動域に
設置される弁開閉板14の中央部が軸15に回動可能に設け
られている。
【0021】前記下部ブロック体3には、前記回転操作
子9の上端部に固定されたヤスリ車16が設置されるヤス
リ車設置部17と、このヤスリ車設置部17に連通する横孔
18と受突出部19とが形成されている。
子9の上端部に固定されたヤスリ車16が設置されるヤス
リ車設置部17と、このヤスリ車設置部17に連通する横孔
18と受突出部19とが形成されている。
【0022】前記横孔18部分の下部ブロック体3には、
ヤスリ車設置部17と反対側で外部に通じる開口18aと、
この開口18a近傍の下側部で横孔18に通じる貫通孔18b
と、ヤスリ車設置部17近傍の上側部で横孔18に通じる側
孔18cとが形成されている。
ヤスリ車設置部17と反対側で外部に通じる開口18aと、
この開口18a近傍の下側部で横孔18に通じる貫通孔18b
と、ヤスリ車設置部17近傍の上側部で横孔18に通じる側
孔18cとが形成されている。
【0023】前記下部ブロック体3の受突出部19には、
前記上部ブロック体1を回動可能に支承する支軸20と、
内部に圧縮コイル・スプリング21が内蔵されたシリンダ
体22、およびシリンダ体22内を圧縮コイル・スプリング
21の弾発力を受けて摺動する移動子23からなる蓋開閉体
24の一端を受ける軸25とが設けられている。
前記上部ブロック体1を回動可能に支承する支軸20と、
内部に圧縮コイル・スプリング21が内蔵されたシリンダ
体22、およびシリンダ体22内を圧縮コイル・スプリング
21の弾発力を受けて摺動する移動子23からなる蓋開閉体
24の一端を受ける軸25とが設けられている。
【0024】前記蓋開閉体24の他端は、外装カバー2と
で蓋体27をなす上部ブロック体1の内壁に形成された凹
部1aに弾接している。
で蓋体27をなす上部ブロック体1の内壁に形成された凹
部1aに弾接している。
【0025】なお、図中の26は、外装ケース5の底面で
頭部が係止し、かつ燃料タンク4と螺合することで、燃
料タンク4に外装ケース5を固定するための止めネジで
ある。
頭部が係止し、かつ燃料タンク4と螺合することで、燃
料タンク4に外装ケース5を固定するための止めネジで
ある。
【0026】また前記横孔18には、横孔18内を移動可能
な円柱状の第1の部材30、およびこの第1の部材30の先
端突部30aと係合する孔部31aと前記側孔18cを通って外
部に突出する平板状の移動操作部31bとを備えた第2の
部材31からなる石押体32が設けられ、さらに第1の部材
30の後側段部と一端が係接し、かつ他端が、中央部に小
幅部分である小径部33aが形成された略円柱状の係合体3
3の前側段部と係接するコイル・スプリング34が設けら
れている。
な円柱状の第1の部材30、およびこの第1の部材30の先
端突部30aと係合する孔部31aと前記側孔18cを通って外
部に突出する平板状の移動操作部31bとを備えた第2の
部材31からなる石押体32が設けられ、さらに第1の部材
30の後側段部と一端が係接し、かつ他端が、中央部に小
幅部分である小径部33aが形成された略円柱状の係合体3
3の前側段部と係接するコイル・スプリング34が設けら
れている。
【0027】前記係合体33はコイル・スプリング34の圧
縮状態で、前記貫通孔18bを通って小径部33aと係合する
受溝部35aを備えた係止体35にて下部ブロック体3に固
定される。前記係止体35は、受溝部35aの基部が前記貫
通孔18bに嵌着し、下側平板部35bが下部ブロック体3の
下側部と接合する。
縮状態で、前記貫通孔18bを通って小径部33aと係合する
受溝部35aを備えた係止体35にて下部ブロック体3に固
定される。前記係止体35は、受溝部35aの基部が前記貫
通孔18bに嵌着し、下側平板部35bが下部ブロック体3の
下側部と接合する。
【0028】前記下部ブロック体3の下側部には小突出
部3cが突設され、この小突出部3cに前記係止体35の下
側平板部35bに形成された切欠部35cを挿入することで、
係止体35の位置決めが行われる。
部3cが突設され、この小突出部3cに前記係止体35の下
側平板部35bに形成された切欠部35cを挿入することで、
係止体35の位置決めが行われる。
【0029】次に前記構成の本実施例の動作を説明す
る。
る。
【0030】図1において、上部ブロック体1と外装カ
バー2とからなる蓋体27を上方へ回転させると、圧縮コ
イル・スプリング21により外方へ伸びるような弾発力を
受けている蓋開閉体24のシリンダ体22と移動子23との作
用によって、公知のように蓋体27を開放方向へ付勢させ
て回動させ、蓋体27の一部が下部ブロック体3の受突出
部19の右側部に当接して開放状態が維持される。
バー2とからなる蓋体27を上方へ回転させると、圧縮コ
イル・スプリング21により外方へ伸びるような弾発力を
受けている蓋開閉体24のシリンダ体22と移動子23との作
用によって、公知のように蓋体27を開放方向へ付勢させ
て回動させ、蓋体27の一部が下部ブロック体3の受突出
部19の右側部に当接して開放状態が維持される。
【0031】前記状態で石押体32の移動操作部31bを右
方へ移動させると、図2(b)に示した側孔18cの終端部の
係止部18dで移動操作部31bが一時的に固定される。この
固定によって側孔18cのヤスリ車16側が開口した状態に
なり、この開口部分から発火石(図示せず)を横孔18内に
挿入する。挿入後、前記移動操作部31bを係止部18dから
解放すると、コイル・スプリング34の弾発力を受けて移
動操作体31bを含む石押体32が発火石をヤスリ車16に圧
接させることになる。
方へ移動させると、図2(b)に示した側孔18cの終端部の
係止部18dで移動操作部31bが一時的に固定される。この
固定によって側孔18cのヤスリ車16側が開口した状態に
なり、この開口部分から発火石(図示せず)を横孔18内に
挿入する。挿入後、前記移動操作部31bを係止部18dから
解放すると、コイル・スプリング34の弾発力を受けて移
動操作体31bを含む石押体32が発火石をヤスリ車16に圧
接させることになる。
【0032】点火時には、外装ケース5から外部に一部
が露出している回転操作子9を回転させると、回転操作
子9に固定されているヤスリ車16が発火石を削って発火
粉を図2に示した炎生成部3bへ飛ばす。このとき、前
記蓋体27の開放動作中に、蓋体27の一部が、弁開閉板14
の上端を押圧して、弁開閉板14を軸15を中心にして反時
計方向へ回動させることで燃焼弁8を開弁しており、ガ
ス化燃料が可撓性チューブ12,ノズル管13を経て前記炎
生成部3bから既に噴出している。このため、炎生成部
3bにおいて発火粉がガス化燃料を点火することにな
り、炎が形成される。
が露出している回転操作子9を回転させると、回転操作
子9に固定されているヤスリ車16が発火石を削って発火
粉を図2に示した炎生成部3bへ飛ばす。このとき、前
記蓋体27の開放動作中に、蓋体27の一部が、弁開閉板14
の上端を押圧して、弁開閉板14を軸15を中心にして反時
計方向へ回動させることで燃焼弁8を開弁しており、ガ
ス化燃料が可撓性チューブ12,ノズル管13を経て前記炎
生成部3bから既に噴出している。このため、炎生成部
3bにおいて発火粉がガス化燃料を点火することにな
り、炎が形成される。
【0033】消火時には、蓋体27を下方へ回動させる
と、蓋体27は、蓋開閉体24の作用にて閉鎖方向へ付勢さ
れて回動し、下部ブロック体3の上部と当接して閉鎖状
態が維持される。この閉鎖状態への復帰で蓋体27の弁開
閉板14の押圧が解除されているため、燃焼弁8を回動さ
せる力もなくなり、閉弁してガス化燃料の噴出は停止
し、炎が消える。
と、蓋体27は、蓋開閉体24の作用にて閉鎖方向へ付勢さ
れて回動し、下部ブロック体3の上部と当接して閉鎖状
態が維持される。この閉鎖状態への復帰で蓋体27の弁開
閉板14の押圧が解除されているため、燃焼弁8を回動さ
せる力もなくなり、閉弁してガス化燃料の噴出は停止
し、炎が消える。
【0034】図3(a),(b)は本実施例の発火石押圧装置
部分を分解して組付けを説明するための断面図であり、
図3(a)において、石押体32の第1の部材30とコイル・
スプリング34と係合体33とのユニット体(それぞれ独立
した状態でもよい)を横孔18の開口18aから挿入し、側孔
18cから挿入される第2の部材31と第1の部材30とが、
第1の部材30の先端突部30aと第2の部材31の孔部31aと
を嵌合させることで、横孔18内にて一体化する。
部分を分解して組付けを説明するための断面図であり、
図3(a)において、石押体32の第1の部材30とコイル・
スプリング34と係合体33とのユニット体(それぞれ独立
した状態でもよい)を横孔18の開口18aから挿入し、側孔
18cから挿入される第2の部材31と第1の部材30とが、
第1の部材30の先端突部30aと第2の部材31の孔部31aと
を嵌合させることで、横孔18内にて一体化する。
【0035】図3(b)において、石押体32は、コイル・
スプリング34の弾発力を受けてヤスリ車設置部17部分の
下部ブロック体3に当接するが、係合体33を横孔18内に
更に挿入すると、コイル・スプリング34が圧縮状態にな
る。
スプリング34の弾発力を受けてヤスリ車設置部17部分の
下部ブロック体3に当接するが、係合体33を横孔18内に
更に挿入すると、コイル・スプリング34が圧縮状態にな
る。
【0036】そして、図1のように、係合体33の小径部
33aを貫通孔18bに合致する位置まで挿入したところで、
係止体35の受溝部35a部分を前記小径部33aと係合するよ
うに貫通孔18bに挿入する。この状態で、係止体35は、
下側平板部35bが下部ブロック体3の下側部と接合し、
受溝部35aの基部が貫通孔18bに嵌着し、しかも、この嵌
着状態はコイル・スプリング34の拡張力を受けて維持さ
れることになる。
33aを貫通孔18bに合致する位置まで挿入したところで、
係止体35の受溝部35a部分を前記小径部33aと係合するよ
うに貫通孔18bに挿入する。この状態で、係止体35は、
下側平板部35bが下部ブロック体3の下側部と接合し、
受溝部35aの基部が貫通孔18bに嵌着し、しかも、この嵌
着状態はコイル・スプリング34の拡張力を受けて維持さ
れることになる。
【0037】前記各部材の分解は、コイル・スプリング
34の弾発力に抗して係止体35を貫通孔18bから抜き取る
ことで容易に行える。
34の弾発力に抗して係止体35を貫通孔18bから抜き取る
ことで容易に行える。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の発火石押
圧装置は、請求項1記載の構成によれば、従来のような
ネジ加工を必要とせず、係合体と係止体との係合により
石押体と、石押体を押圧するスプリングとをブロック体
の横孔に収納でき、組付性が良好で、しかも機械的強度
を低下させず、コストダウンを図ることができる。
圧装置は、請求項1記載の構成によれば、従来のような
ネジ加工を必要とせず、係合体と係止体との係合により
石押体と、石押体を押圧するスプリングとをブロック体
の横孔に収納でき、組付性が良好で、しかも機械的強度
を低下させず、コストダウンを図ることができる。
【0039】請求項2記載の構成によれば、前記石押
体,スプリング,係合体を横孔へ容易に挿入でき、作業
性がよくなる。
体,スプリング,係合体を横孔へ容易に挿入でき、作業
性がよくなる。
【0040】請求項3記載の構成によれば、前記係合体
を略円柱状にし、係止体を略板状体とすることで、構造
的に単純で、製造も簡単である。
を略円柱状にし、係止体を略板状体とすることで、構造
的に単純で、製造も簡単である。
【0041】請求項4記載の構成によれば、前記石押体
を第1の部材と第2の部材との2つの部材で構成するこ
とで、発火石挿入のための移動操作部等を必要とする複
雑な形状となる石押体の前記横孔への挿入が可能となっ
て、組付性が低下しない。
を第1の部材と第2の部材との2つの部材で構成するこ
とで、発火石挿入のための移動操作部等を必要とする複
雑な形状となる石押体の前記横孔への挿入が可能となっ
て、組付性が低下しない。
【図1】本発明の発火石押圧装置の一実施例を用いたラ
イターの断面図である。
イターの断面図である。
【図2】図1のライターの分解斜視図である。
【図3】本実施例の組付けを説明するための断面図であ
る。
る。
3…下部ブロック体、 16…ヤスリ車、 17…ヤスリ車
設置部、 18…横孔、18a…開口、 18b…貫通孔、 18
c…側孔、 30…第1の部材、 30a…先端突部、 31…
第2の部材、 31a…孔部、 31b…移動操作部、 32…
石押体、 33…係合体、 33a…小径部(小幅部分)、 3
4…コイル・スプリング、 35…係止体、 35a…受溝
部、 35b…下側平板部。
設置部、 18…横孔、18a…開口、 18b…貫通孔、 18
c…側孔、 30…第1の部材、 30a…先端突部、 31…
第2の部材、 31a…孔部、 31b…移動操作部、 32…
石押体、 33…係合体、 33a…小径部(小幅部分)、 3
4…コイル・スプリング、 35…係止体、 35a…受溝
部、 35b…下側平板部。
Claims (4)
- 【請求項1】 ライター本体の上部に固定されたブロッ
ク体に、ヤスリ車設置部と、このヤスリ車設置部に連通
する横孔とが形成され、この横孔に、スプリングと、こ
のスプリングの弾発力を受けて、前記ヤスリ車設置部に
設けられたヤスリ車のヤスリ面に発火石を圧接させる石
押体とを設けた発火石押圧装置において、前記スプリン
グの前記石押体の押圧端とは反対側の端部に、一部に小
幅部分が形成された係合体を設け、前記ブロック体の前
記横孔の側部に、この横孔に通じる貫通孔を設け、前記
スプリングの圧縮状態で前記係合体の小幅部分と係合す
るように前記貫通孔に係止体を嵌着させたことを特徴と
する発火石押圧装置。 - 【請求項2】 前記横孔が前記ヤスリ車設置部と反対側
において外部に通じるように、前記ブロック体に横孔に
連なる開口を形成し、前記石押体とスプリングと係合体
とを前記開口から挿入可能にしたことを特徴とする請求
項1記載の発火石押圧装置。 - 【請求項3】 前記係合体を、中央部に小径部が形成さ
れた略円柱体とし、前記係止体を、前記貫通孔に挿入さ
れて前記小径部と係合する受溝部が形成され、かつ前記
ブロック体の側部に装着される略板状体としたことを特
徴とする請求項1または2記載の発火石押圧装置。 - 【請求項4】 前記石押体を、前記横孔内を移動可能な
第1の部材と、前記横孔に沿って前記ブロック体に形成
された側孔から挿入可能で、横孔内で前記第1の部材と
係合する係合部と、前記側孔から突出する移動操作部と
を設けた第2の部材とで構成したことを特徴とする請求
項または2記載の発火石押圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231443A JP2858219B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 発火石押圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231443A JP2858219B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 発火石押圧装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0894079A true JPH0894079A (ja) | 1996-04-12 |
JP2858219B2 JP2858219B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=16923623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6231443A Expired - Lifetime JP2858219B2 (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 発火石押圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858219B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5122843U (ja) * | 1974-08-09 | 1976-02-19 | ||
JPS5732379U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-20 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP6231443A patent/JP2858219B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5122843U (ja) * | 1974-08-09 | 1976-02-19 | ||
JPS5732379U (ja) * | 1980-07-30 | 1982-02-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2858219B2 (ja) | 1999-02-17 |
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