JP2857813B2 - 透明型デジタイザセンサ板 - Google Patents

透明型デジタイザセンサ板

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JP2857813B2
JP2857813B2 JP3905692A JP3905692A JP2857813B2 JP 2857813 B2 JP2857813 B2 JP 2857813B2 JP 3905692 A JP3905692 A JP 3905692A JP 3905692 A JP3905692 A JP 3905692A JP 2857813 B2 JP2857813 B2 JP 2857813B2
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JP
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digitizer sensor
transparent
sensor plate
plate
transparent glass
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政克 白井
成明 後藤
辰男 山口
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、透明型デジタイザセ
ンサ板に関し、特に、CAD用入力機器のデジタイザに
使用される電磁誘導方式のセンサ板として有用である。
【0002】
【従来の技術】図7,図8に、実開平3−66429号
公報に開示の透明ガラス型デジタイザセンサ板を示す。
この透明ガラス型デジタイザセンサ板700は、絶縁被
覆導体線703の直交布線網を、大きさの異なる2枚の
透明ガラス板706,707の間に挟むと共に、絶縁被
覆導体線703の折返し部708を、盛り上げた接着剤
800の中に封入したものである。
【0003】図9,図10に、実開平3−86440号
公報に開示のデジタイザセンサ板を示す。このデジタイ
ザセンサ板900は、絶縁被覆導体線903の直交布線
網を、2枚の絶縁板906,907の間に挟むと共に、
絶縁被覆導体線03の折返し部908を、絶縁板90
6,907の端縁906A,907Aに沿って折り曲げ
た状態で接着剤1000の中に封入したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図11は、絶縁被覆導
体線703,903を直交布線する過程の説明図であ
る。まず、図11の(a)に示すように、透明ガラス板
706,絶縁板906の周囲に立設した複数本のピンP
に掛けて折り返し、透明ガラス板706,絶縁板906
上に絶縁被覆導体線703,903を直交布線する。次
に、図11の(b)に示すように、絶縁被覆導体線70
3,903の直交布線網を、接着剤800,1000に
よって、透明ガラス板706,絶縁板906上に固定す
る。この後、ピンPを外す。
【0005】ところが、絶縁被覆導体線703,903
として線径10μ程度の極細線を用いると、ピンPを外
した時に、図11の(b)に示すように、折返し部70
8,908が不規則に変形してしまう。このため、上記
実開平3−66429号公報に開示のような折返し部7
08の処理を行おうとすると,折返し部708近傍の無
効領域を拡大しなければならなかったり、上記実開平3
−86440号公報に開示のような折返し部908の処
理を行おうとすると,折返し部908の整形時に断線が
増えたりする問題点を生じていた。また、直交布線網を
布線する際、絶縁被覆導体線703,903を1本ずつ
ピンPに引っ掛け折り返し布線するため布線に時間がか
かるものであった。そこで、この発明の目的は、上記の
ような折返し部708,908の処理上の問題点をなく
すとともに、短時間で布線できるような透明型デジタイ
ザセンサ板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、絶縁被覆導体線を透明板上に布線して直交布線網
を形成した透明型デジタイザセンサ板において、複数の
導電パタンを前記透明板の4方の辺部に形成し、対向す
る導電パタン間に前記絶縁被覆導体線を布線し、絶縁被
覆導体線の折返しをなくしたことを特徴とする透明型デ
ジタイザセンサ板を提供する。上記構成において、導電
パタンは、スクリーン印刷により形成するのが好まし
い。
【0007】第2の観点では、この発明は、絶縁被覆導
体線を透明板上に布線して直交布線網を形成した透明型
デジタイザセンサ板において、複数の導電パタンを形成
したプリント板を少なくとも前記透明板の4方の辺部に
貼着し、対向する導電パタン間に前記絶縁被覆導体線を
布線し、絶縁被覆導体線の折返しをなくしたことを特徴
とする透明型デジタイザセンサ板を提供する。
【0008】
【作用】この発明の透明型デジタイザセンサ板では、透
明板の4方の辺部に導電パタンを形成するか又は導電パ
タンを形成したプリント板を透明板の4方の辺部に貼着
し、対向する導電パタン間に絶縁被覆導体線を布線す
る。そこで、絶縁被覆導体線の折返しが不要となり、折
返し部をなくすことが出来る。このため、無効領域を縮
小できると共に,断線がなくなって製造が容易となり、
歩留りを向上できる。また、一括して布線できるので、
布線時間が短縮する。
【0009】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に説明する。なお、これによりこの発明が限定されるも
のではない。
【0010】−実施例1− 図1は、この発明の第1実施例の透明ガラス型デジタイ
ザセンサ板100の斜視図である。この透明ガラス型デ
ジタイザセンサ板100において、透明ガラス板1の4
方の辺部には、複数の導電パタン2が形成されている。
そして、対向する導電パタン2間には、絶縁被覆導体線
3が布線され、透明ガラス板1上に直交布線網を形成し
ている。絶縁被覆導体線3が半田付けされる部分以外の
透明ガラス板1の辺部には、半田レジスト膜6が形成さ
れている。
【0011】図2の(a)は、透明ガラス型デジタイザ
センサ板100の部分拡大断面図である。図2の(b)
は、透明ガラス型デジタイザセンサ板100の部分拡大
平面図である。5は、半田レジスト膜6の無い導電パタ
ン2の表面部分に絶縁被覆導体線3が半田付けされてい
ることを表している。
【0012】次に、図3,図4,図5により透明ガラス
型デジタイザセンサ板100の製造工程を説明する。図
3は、透明ガラス1上に導電パタン2と半田レジスト膜
6を形成する工程のフロー図である。ステップ301で
は、透明ガラス板1を洗浄する。具体的には、例えば純
水洗浄,アルカリ洗浄(脱脂),灰火処理(500℃,
1時間)を行なう。
【0013】ステップ302では、導電パタン2を印刷
する。具体的には、例えばスクリーン印刷により導電ペ
ースト(Agペースト,Niペースト等)を所定のパタ
ンで透明ガラス板1の4方の辺部に印刷する。
【0014】ステップ303では、導電パタン2を乾燥
させる。具体的には、例えば150℃に1時間保ち、導
電ペーストの溶剤成分を蒸発させる。ステップ304で
は、導電パタン2を焼成する。具体的には、例えば50
0℃に1時間保ち、導電ペーストの導体粉末成分(A
g,Ni等の粉末)を焼結する。
【0015】ステップ305では、絶縁被覆導体線3と
半田付けする導電パタン2の部分および外部からのリー
ド線と半田付けする導電パタン2の部分を除いた透明ガ
ラス板1の辺部に、半田レジスト膜6を印刷する。具体
的には、例えばスクリーン印刷により半田レジストペー
スト(低融点ガラス,ポリマー等)を所定のパタンで印
刷する。なお、後述する理由により、着色した半田レジ
ストペーストを用いるのが好ましい。
【0016】ステップ306では、半田レジスト膜6を
乾燥させる。具体的には、例えば150℃に1時間保
ち、半田レジストペーストの溶剤成分を蒸発させる。ス
テップ307では、半田レジスト膜6を焼成する。具体
的には、例えば500℃に1時間保ち、半田レジストペ
ーストの固体成分を焼結する。
【0017】図4は、絶縁被覆導体線3を布線する工程
のフロー図である。図5は、同工程の斜視図である。ス
テップ501では、半田レジスト膜6で覆われていない
導電パタン2の部分に半田メッキする。
【0018】ステップ502では、図5に示すように、
所定のピッチで複数の絶縁被覆導体線3を保持した布線
ヘッド41を、図中の矢印のように一方向に移動し、対
向する導電パタン2間に絶縁被覆導体線3を一括して渡
し、一方向の布線を行う。
【0019】ステップ503では、光源42から赤外線
(またはレーザビーム)を導電パタン2上に照射し、導
電パタン2に絶縁被覆導体線3を半田付けする。このと
き、着色した半田レジスト膜6を用いていると、熱を透
過したり反射したりせず、熱を吸収するので、高い熱効
率で良好に半田付け出来る。ステップ504では、冷却
し、半田を硬化させる。
【0020】ステップ505では、導電パタン2に半田
付けした箇所またはそのやや外側で絶縁被覆導体線3を
切断する。
【0021】上記ステップ502〜505を、直交方向
についても行えば、図1に示す透明ガラス型デジタイザ
センサ板100が得られる。
【0022】なお、図3のステップ302に代えて、導
電ペースト塗出ノズルを透明ガラス板1の4方の辺部で
移動して所定のパタンを描画するステップを用いてもよ
い。また、大きな透明ガラス板上で複数個の透明ガラス
型デジタイザセンサ板100を一括製造後、切り離すよ
うにしてもよい。
【0023】−実施例2− 図6は、この発明の第2実施例の透明ガラス型デジタイ
ザセンサ板600の斜視図である。この透明ガラス型デ
ジタイザセンサ板600において、透明ガラス板1の外
周には、プリント板枠10が接着剤により貼着されてい
る。プリント板枠10の4辺には、複数の導電パタン2
が形成されている。
【0024】そして、対向する導電パタン2間には、絶
縁被覆導体線3が布線され、透明ガラス板1上に直交布
線網を形成している。なお、絶縁被覆導体線3が半田付
けされる部分以外のプリント板枠10の表面には、半田
レジスト膜6が形成されている。
【0025】
【発明の効果】この発明の透明型デジタイザセンサ板に
よれば、無効領域を最小限に抑えることが出来ると共に
絶縁被覆導体線の折返し部での断線がなくなるため、歩
留りを向上できる。また、多数本の絶縁被覆導体線を同
時に布線できるので、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の透明ガラス型デジタイ
ザセンサ板の斜視図である。
【図2】(a)は図1の透明ガラス型デジタイザセンサ
板の部分拡大断面図、(b)は同部分拡大平面図であ
る。
【図3】透明ガラス上に導電パタンと半田レジスト膜を
形成する工程のフロー図である。
【図4】絶縁被覆導体線を布線する工程のフロー図であ
る。
【図5】絶縁被覆導体線を布線する工程の斜視図であ
る。
【図6】この発明の第2実施例の透明ガラス型デジタイ
ザセンサ板の斜視図である。
【図7】従来の透明ガラス型デジタイザセンサ板の一例
の斜視図である。
【図8】図7の透明ガラス型デジタイザセンサ板の断面
図である。
【図9】従来のデジタイザセンサ板の一例の平面図であ
る。
【図10】図9のデジタイザセンサ板の断面図である。
【図11】従来のデジタイザセンサ板の布線状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
100 透明ガラス型デジタイザセンサ板 1 透明ガラス板 2 導電パタン 3 絶縁被覆導体線 6 半田レジスト膜 41 布線ヘッド 42 光源 600 透明ガラス型デジタイザセンサ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 3/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆導体線を透明板上に布線して直
    交布線網を形成した透明型デジタイザセンサ板におい
    て、 複数の導電パタンを前記透明板の4方の辺部に形成し、
    対向する導電パタン間に前記絶縁被覆導体線を布線し、
    絶縁被覆導体線の折返しをなくしたことを特徴とする透
    明型デジタイザセンサ板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の透明型デジタイザセン
    サ板において、導電パタンをスクリーン印刷により形成
    したことを特徴とする透明型デジタイザセンサ板。
  3. 【請求項3】 絶縁被覆導体線を透明板上に布線して直
    交布線網を形成した透明型デジタイザセンサ板におい
    て、 複数の導電パタンを形成したプリント板を少なくとも前
    記透明板の4方の辺部に貼着し、対向する導電パタン間
    前記絶縁被覆導体線を布線し、絶縁被覆導体線の折返
    しをなくしたことを特徴とする透明型デジタイザセンサ
    板。
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GB2502601A (en) * 2012-05-31 2013-12-04 Zytronic Displays Ltd A touch sensitive panel made with individually insulated wires
GB2502594B (en) * 2012-05-31 2016-10-26 Zytronic Displays Ltd Multi-touch sensing panel
CN207458029U (zh) * 2015-06-01 2018-06-05 株式会社和冠 位置检测传感器

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