JP2857557B2 - 時隔曲線作成装置 - Google Patents

時隔曲線作成装置

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JP2857557B2
JP2857557B2 JP5029409A JP2940993A JP2857557B2 JP 2857557 B2 JP2857557 B2 JP 2857557B2 JP 5029409 A JP5029409 A JP 5029409A JP 2940993 A JP2940993 A JP 2940993A JP 2857557 B2 JP2857557 B2 JP 2857557B2
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文敏 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、列車ダイヤを計画す
る輸送計画分野における時隔曲線作成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図面に従い従来技術について説明する。
図5は、例えば社団法人・日本鉄道運転協会、平成4年
3月25日発行の「運転理論」第311頁に示された時
隔曲線を示す図である。
【0003】図5において、1は時間を表す横軸、2は
距離を表す縦軸、3は先行列車の列車頭部の時間−距離
曲線、4は先行列車の列車後部の時間−距離曲線、5は
後続列車の列車頭部の時間−距離曲線、6は信号機、7
は信号機位置を示す信号機位置線、8は信号変化点を示
す通過時間線である。なお、a1〜a6は、信号機6が
最終現示になる点である。
【0004】次に、従来の手作業による時隔曲線の作図
方法について図5を参照しながら説明する。 (1)まず、1mm方眼用紙に横軸1を時間、縦軸2を
距離として、信号機6の建植位置及び信号機位置線7を
記入する。 (2)先行列車の列車頭部の時間−距離曲線3を他で作
成した運転曲線図から読み取りプロットする。 (3)次に、列車長だけ距離逆方向に平行移動した時間
−距離曲線をプロットする。この平行移動したものが先
行列車の列車後部の時間−距離曲線4となる。
【0005】(4)先行列車の後部が信号機6を通過す
るとその地点までにある信号機6の現示が進むので、こ
の先行列車の列車後部の時間−距離曲線4と信号機位置
線7の各交点から垂線を降ろして信号変化点を示す通過
時間線8を作図する。 (5)信号機6は、信号機位置線7と通過時間線8との
交点で現示が進んでいく。先行列車の列車頭部が通過し
てから最終現示になるまでの時間を各信号機6で求め
る。 (6)その時間の最大値がその区間の最小時隔となり列
車間隔を規制する。従って、先行列車の列車頭部の時間
−距離曲線3から最小時隔の間隔で後続列車の列車頭部
の時間−距離曲線5を他で作成した運転曲線図から読み
取りプロットする。以上で時隔曲線の手作業による作図
を完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の時隔曲線は以上
のように手作業で作成していたため、作成に多大な時間
を要し、かつ、専門家でなければ作成できないという問
題点があった。また、信号機6の建植位置の変更、信号
機6の削除、追加、信号機6の現示の変更及び遷移の変
更を行う場合は再度、時隔曲線を書き直さなければなら
ず、これらの検討を行うのに多大な時間を要するという
問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、時隔曲線を自動作成できると
ともに、信号機の建植位置の変更、信号機の削除、追
加、信号機の現示の変更及び遷移の変更を専門家でなく
ても容易にできる時隔曲線作成装置を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る時隔曲線作成装置は、横軸を時間、縦軸を距離とした
軸を作成し、信号機データに基づいて前記縦軸に沿った
信号機及び前記横軸に平行な信号機毎の信号機位置線を
描画し、運転曲線データ及び各駅停車時分データに基づ
いて先行列車の列車頭部の時間−距離曲線を描画すると
ともに前記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線を列車
長だけ距離逆方向に平行移動した先行列車の列車後部の
時間−距離曲線を描画する先行列車曲線描画手段と、前
記先行列車の列車後部の時間−距離曲線と前記信号機位
置線の各交点から垂線を降ろしその垂線を信号変化点を
示す通過時間線を描画するとともに前記通過時間線によ
り区切られた前記信号機位置線を信号機の現示に従って
色分け描画する現示描画手段と、前記先行列車の列車頭
部が通過してから最終現示になるまでの時間を信号機毎
に求めるとともにその時間の最大値をその区間の最小時
隔として求める時間間隔計算手段と、前記先行列車の列
車頭部の時間−距離曲線から前記最小時隔の間隔で後続
列車の列車頭部の時間−距離曲線を前記運転曲線データ
及び各駅停車時分データに基づいて描画する後続列車曲
線描画手段とを備えたものである
【0009】この発明の請求項2に係る時隔曲線作成装
置は、さらに、時隔曲線の時間軸及び距離軸を拡大縮小
する拡大縮小手段を備えたものである
【0010】この発明の請求項3に係る時隔曲線作成装
置は、さらに、時隔曲線を時間軸方向及び距離軸方向に
平行移動する平行移動手段を備えたものである
【0011】この発明の請求項4に係る時隔曲線作成装
置は、さらに、前記後続列車の時間−距離曲線を時間軸
方向に平行移動する移動手段を備えたものである
【0012】この発明の請求項5に係る時隔曲線作成装
置は、横軸を時間、縦軸を距離とした軸を作成し、信号
機データに基づいて前記縦軸に沿った信号機及び前記横
軸に平行な信号機毎の信号機位置線を描画し、運転曲線
データ及び各駅停車時分データに基づいて先行列車の列
車頭部の時間−距離曲線を描画するとともに前記先行列
車の列車頭部の時間−距離曲線を列車長だけ距離逆方向
に平行移動した先行列車の列車後部の時間−距離曲線を
描画する先行列車曲線描画手段と、前記先行列車の列車
頭部が通過してから最終現示になるまでの時間を信号機
毎に求めるとともにその時間の最大値をその区間の最小
時隔として求める時間間隔計算手段と、前記先行列車の
列車頭部の時間−距離曲線から前記最小時隔の間隔で後
続列車の列車頭部の時間−距離曲線を前記運転曲線デー
タ及び各駅停車時分データに基づいて描画する後続列車
曲線描画手段を備えたものである
【0013】この発明の請求項6に係る時隔曲線作成装
置は、さらに、前記信号機の現示状態を変更する現示変
更手段を備えたものである
【0014】
【作用】この発明の請求項1に係る時隔曲線作成装置に
おいては、先行列車曲線描画手段によって、横軸を時
間、縦軸を距離とした軸が作成され、信号機データに基
づいて前記縦軸に沿った信号機及び前記横軸に平行な信
号機毎の信号機位置線が描画され、運転曲線データ及び
各駅停車時分データに基づいて先行列車の列車頭部の時
間−距離曲線が描画されるとともに前記先行列車の列車
頭部の時間−距離曲線を列車長だけ距離逆方向に平行移
動した先行列車の列車後部の時間−距離曲線が描画され
る。また、現示描画手段によって、前記先行列車の列車
後部の時間−距離曲線と前記信号機位置線の各交点から
垂線を降ろしその垂線を信号変化点を示す通過時間線が
描画されるとともに前記通過時間線により区切られた前
記信号機位置線が信号機の現示に従って色分け描画され
る。さらに、時間間隔計算手段によって、前記先行列車
の列車頭部が通過してから最終現示になるまでの時間が
信号機毎に求められるとともにその時間の最大値がその
区間の最小時隔として求められる。そして、後続列車曲
線描画手段によって、前記先行列車の列車頭部の時間−
距離曲線から前記最小時隔の間隔で後続列車の列車頭部
の時間−距離曲線が前記運転曲線データ及び各駅停車時
分データに基づいて描画される。
【0015】この発明の請求項2に係る時隔曲線作成装
置においては、拡大縮小手段によって、時隔曲線の時間
軸及び距離軸が拡大縮小される。
【0016】この発明の請求項3に係る時隔曲線作成装
置においては、平行移動手段によって、時隔曲線が時間
軸方向及び距離軸方向に平行移動される。
【0017】この発明の請求項4に係る時隔曲線作成装
置においては、移動手段によって、前記後続列車の時間
−距離曲線が時間軸方向に平行移動される。
【0018】この発明の請求項5に係る時隔曲線作成装
置においては、先行列車曲線描画手段によって、横軸を
時間、縦軸を距離とした軸が作成され、信号機データに
基づいて前記縦軸に沿った信号機及び前記横軸に平行な
信号機毎の信号機位置線が描画され、運転曲線データ及
び各駅停車時分データに基づいて先行列車の列車頭部の
時間−距離曲線が描画されるとともに前記先行列車の列
車頭部の時間−距離曲線を列車長だけ距離逆方向に平行
移動した先行列車の列車後部の時間−距離曲線が描画さ
れる。さらに、時間間隔計算手段によって、前記先行列
車の列車頭部が通過してから最終現示になるまでの時間
が信号機毎に求められるとともにその時間の最大値がそ
の区間の最小時隔として求められる。そして、後続列車
曲線描画手段によって、前記先行列車の列車頭部の時間
−距離曲線から前記最小時隔の間隔で後続列車の列車頭
部の時間−距離曲線が前記運転曲線データ及び各駅停車
時分データに基づいて描画される。
【0019】この発明の請求項6に係る時隔曲線作成装
置においては、現示変更手段によって、前記信号機の現
示状態が変更される。
【0020】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1の構成について図
1を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施例
1の構成を示すブロック図である。
【0021】図1において、9は計算機、10はCR
T、11は磁気ディスク装置、12はキーボード、13
はマウス、14はプロッタ装置、15はプリンタ装置で
ある。
【0022】次に、この発明の実施例1の動作について
図2、図3及び図4を参照しながら説明する。図2は、
この発明の実施例1の動作を示すフローチャートであ
る。また、図3は、この発明の実施例1で用いられる運
転曲線を示す図である。さらに、図4は、この発明の実
施例1のCRT画面を示す図である。
【0023】図3において、16は距離を表す横軸、1
7は速度及び時間を表す縦軸、18は速度曲線、19は
時間曲線、20は出発駅、21は到着駅である。
【0024】図4において、22は拡大縮小ボタン、2
3は水平移動ボタン、24は垂直移動ボタンである。な
お、a1〜a6は従来と同様に信号機6が最終現示にな
る点である。
【0025】ステップ30において、計算機9は磁気デ
ィスク装置11から運転曲線データを読み込む。説明の
都合上、まず運転曲線について図3をもとに説明する。
運転曲線は、横軸16を距離、縦軸17を速度及び時間
としたグラフ上に、出発駅20から到着駅21までの各
地点での列車速度を示す速度曲線18と所要時間を示す
時間曲線19をプロットしたものである。本ステップで
は、予め記憶されたこの各地点での運転曲線データを磁
気ディスク装置11から読み込む。
【0026】ステップ31において、同様に磁気ディス
ク装置11から各駅停車時分データを読み込む。運転曲
線データには各駅での停車時分データが存在しないの
で、予め別途記憶された各駅停車時分データを磁気ディ
スク装置11から読み込む。
【0027】ステップ32において、同様に磁気ディス
ク装置11から信号機データを読み込む。つまり、信号
機の形状、現示の種類、現示の遷移を示すデータを磁気
ディスク装置11から読み込む。現示の種類には、3現
示、4現示、5現示などがあり、現示の遷移には、赤→
黄→青などがある。
【0028】ステップ33において、CRT10上に先
行列車の列車頭部の時間−距離曲線3を描画する。すな
わち、計算機9は、CRT10上に横軸1を時間、縦軸
2を距離とした軸を作成し、上記信号機データに基づい
て信号機6及び信号機位置線(細い破線)7を描画す
る。また、上記運転曲線データ及び各駅停車時分データ
に基づいて先行列車の列車頭部の時間−距離曲線3を描
画する。
【0029】ステップ34において、同様に、先行列車
の列車後部の時間−距離曲線4を描画する。すなわち、
計算機9は、ステップ33で描画した先行列車の列車頭
部の時間−距離曲線3を列車長だけ距離逆方向に平行移
動した先行列車の列車後部の時間−距離曲線4を描画す
る。
【0030】ステップ35において、CRT10上に信
号機現示状態と現示時間を描画する。すなわち、計算機
9は、先行列車の列車後部の時間−距離曲線4と信号機
位置線7の各交点から垂線を降ろし、信号変化点を示す
通過時間線8を描画するとともに、通過時間線8により
区切られた信号機位置線7を信号機6の現示に従って色
分けする。図4に示す信号機位置線7の線種がその色分
けに相当する。つまり、実線は赤色、太い破線は黄色、
一点鎖線は青色をそれぞれ示す。
【0031】ステップ36において、先行列車と後続列
車の時間間隔を計算する。すなわち、計算機9は、先行
列車の列車頭部が通過してから最終現示になるまでの時
間(a1〜a6)を信号機毎に求めるとともに、その時
間の最大値をその区間の最小時隔として求める。
【0032】先行列車と後続列車の速度が異なる場合
は、単に最大値を求めただけでは後続列車は全ての信号
機6を最終現示状態で走行することができない。従っ
て、次の処理を行う。まず、先行列車と後続列車が同時
刻に出発駅を出発した場合の信号機の位置までの時間差
を求める。これを時隔差と名付ける。後続列車が先行列
車より速い時には正の値を取るように、また、遅い時に
は負の値を取るように定める。次に、出発駅から到着駅
までにあるすべての信号機毎に時隔差と最終現示になる
までの時間(a1〜a6)を加算する。これらの時間の
最大値をその区間の最小時隔とする。
【0033】ステップ37において、CRT10上に後
続列車の列車頭部の時間−距離曲線5を描画する。すな
わち、計算機9は、先行列車の列車頭部の時間−距離曲
線3から最小時隔の間隔で後続列車の列車頭部の時間−
距離曲線5を運転曲線データ及び各駅停車時分データに
基づいて描画する。以上で時隔曲線の自動作成は終了す
る。
【0034】なお、CRT10上には全ての時隔曲線を
描画できない可能性があるため、拡大機能を設けてい
る。マウス13あるいはキーボード12により拡大縮小
ボタン22を指示すると画面を拡大したり、縮小したり
することができる。また、マウス13あるいはキーボー
ド12により水平移動ボタン23を指示すると画面を水
平方向(右あるいは左)に移動することができる。同様
に、垂直移動ボタン22を指示すると画面を垂直方向
(上あるいは下)に移動することができる。
【0035】ステップ38〜39において、水平移動ボ
タン23の指示により後続列車の列車頭部の時間−距離
曲線5を移動する。すなわち、操作員から計算機9に後
続列車の列車頭部の時間−距離曲線5の移動指示があれ
ば時間軸方向(右あるいは左)に後続列車の列車頭部の
時間−距離曲線5を平行移動することができる。これに
より、操作員は平行移動した場合の信号機状態を認識す
ることができる。
【0036】ステップ40において、キーボード12又
はマウス13の指示により信号機建植位置を変更する。
すなわち、操作員は、先行列車と後続列車との最小時隔
を短くするために、信号機建植位置の変更を検討するこ
とがある。操作員から計算機9に信号機建植位置の変更
の指示があれば、信号機データをCRT10に一覧表に
して表示する。操作員はこの一覧表をもとに、信号機の
削除、追加、表示の変更、遷移の変更及び位置の変更を
行うことができる。計算機9は、ステップ35〜37に
おいて、変更された信号機データにより、再度、時隔曲
線を自動作成し直す。
【0037】ステップ41〜42において、キーボード
12又はマウス13の指示により作業を終了する。すな
わち、操作員から計算機9に作業終了の指示があれば、
作成された時隔曲線データを磁気ディスク装置11に保
存する。また、必要であれば、プロッタ装置14に時隔
曲線データを出力することができ、さらに、信号機建植
位置の変更を検討した信号機データをプリンタ装置15
に出力することができる。
【0038】この発明の実施例1は、前述したように、
予め記憶されている運転曲線データ、各駅停車時分デー
タ及び信号機データをもとにCRT10上に先行列車お
よび後続列車の時間−距離曲線3、4及び5を自動作成
するとともに、信号機6の遷移状態を色分けして描画す
るようにしたものである。信号機6の各現示状態と現示
時間は、CRT10上に信号機データ及び先行列車の走
行状態に基づき信号機位置線7の色の線分で色分けして
描画され、視覚的に容易に把握できるものである。
【0039】すなわち、グラフィックディスプレイ(C
RT)10、磁気ディスク装置11、キーボード12、
マウス13、プロッタ装置14、及びプリンタ装置15
を入出力装置とする計算機9において、横軸1を時間、
縦軸2を距離とし信号機6の建植位置をCRT10上に
表示するとともに、先行列車および後続列車の時間−距
離曲線3、4及び5を描画することにより、先行列車と
後続列車の運転間隔を検証、検討できるようにしたもの
である。
【0040】つまり、先行列車と後続列車の最小運転間
隔を自動的に計算し、時隔曲線を自動作成する。なお、
先行列車と後続列車の速度が異なっても自動的にその速
度差を計算することにより、速度差のある列車間の時隔
曲線を自動作成する。また、前記時隔曲線画面におい
て、時間・距離軸を拡大および縮小することができる。
さらに、前記時隔曲線画面において、時隔曲線を時間及
び距離軸方向に平行移動もできる。そして、前記後続列
車の時間−距離曲線5を時間軸方向に移動させることも
できる。
【0041】前記信号機の建植位置の描画において、信
号機の現示状態を先行列車の走行に基づき横線の色の線
分で色分けして描画することができ、信号機の建植位置
の変更、信号機の削除、追加、信号機の現示の種類の変
更及び信号機の現示の遷移の変更ができる。また、前記
CRT10上に描画した時隔曲線をプロッタ装置14に
出力することもできる。さらに、CRT10上にて修正
した信号機6の建植位置などの情報をプリンタ装置15
に出力することができる。
【0042】実施例2.実施例1では、キーボード1
2、マウス13の入力装置を用いたが、ペンタイプの入
力装置等であっても同様な効果が得られる。
【0043】実施例3.実施例1では、運転曲線デー
タ、各駅停車時分データ、信号機データの読み込み及び
時隔曲線データの保存を磁気ディスク装置11で行った
が、その他の記憶装置であるフロッピーディスク装置、
光ディスク装置等で行っても同様な効果が得られる。
【0044】実施例4.実施例1では、各駅停車時分デ
ータの読み込みを磁気ディスク装置11で行ったが、予
め各駅停車時分データを作成しておく必要はなく、ステ
ップ32で計算機9にキーボード12、マウス13等な
どを用いて入力しても同様な効果が得られる。
【0045】実施例5.実施例1では、ステップ35に
おいて、信号機現示状態と現示時間の描画を行ない視覚
的に把握できるようにしたが、信号機形状により信号機
現示状態と現示時間を判断することは可能であるため、
ステップ35の信号機現示状態と現示時間の描画を行な
わなくても良い。
【0046】実施例6.実施例1では、ステップ40に
おいて、信号機建植位置の変更等を一覧表形式の信号機
データの修正で行ったが、CRT10の画面上にて信号
機6をマウス13で指示することにより、その信号機だ
けの信号機データを表示・修正するようにしても同様な
効果が得られる。
【0047】実施例7.実施例1では、説明の都合上、
ステップ38、ステップ39、ステップ40、ステップ
41の処理フローとしたが、これらの順序を入れ換えて
も同様な効果が得られる。
【0048】実施例8.実施例1では、CRT10の画
面における拡大縮小ボタン22、水平移動ボタン23、
垂直移動ボタン24の配置については特に固定する必要
はなく、また、CRT10の画面でなくキーボード12
のボタンに機能を割り付けても同様な効果が得られる。
【0049】実施例9.実施例1では、先行列車と後続
列車との最小時隔を自動計算し、後続列車の列車頭部の
時間−距離曲線5を自動描画するようにしたが、単に後
続列車の列車頭部の時間−距離曲線5を描画する位置を
指定するだけの機能としても後続列車の列車頭部の時間
−距離曲線5の移動機能があるため同様な効果が得られ
る。また、実施例1では、先行列車の列車後部の時間−
距離曲線4と信号機位置線7の各交点から直ちに垂線を
降ろして通過時間線8を描画したが、信号機の現示切り
替えなどの時間幅を取って通過時間線8を描画しても同
様な効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る時隔曲線作成
装置は、以上説明したとおり、横軸を時間、縦軸を距離
とした軸を作成し、信号機データに基づいて前記縦軸に
沿った信号機及び前記横軸に平行な信号機毎の信号機位
置線を描画し、運転曲線データ及び各駅停車時分データ
に基づいて先行列車の列車頭部の時間−距離曲線を描画
するとともに前記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線
を列車長だけ距離逆方向に平行移動した先行列車の列車
後部の時間−距離曲線を描画する先行列車曲線描画手段
と、前記先行列車の列車後部の時間−距離曲線と前記信
号機位置線の各交点から垂線を降ろしその垂線を信号変
化点を示す通過時間線を描画するとともに前記通過時間
線により区切られた前記信号機位置線を信号機の現示に
従って色分け描画する現示描画手段と、前記先行列車の
列車頭部が通過してから最終現示になるまでの時間を信
号機毎に求めるとともにその時間の最大値をその区間の
最小時隔として求める時間間隔計算手段と、前記先行列
車の列車頭部の時間−距離曲線から前記最小時隔の間隔
で後続列車の列車頭部の時間−距離曲線を前記運転曲線
データ及び各駅停車時分データに基づいて描画する後続
列車曲線描画手段とを備えたので、専門家でなくても時
隔曲線を作成することができ、また、短時間で作成する
ことができるという効果を奏する。
【0051】この発明の請求項2に係る時隔曲線作成装
置は、以上説明したとおり、さらに、時隔曲線の時間軸
及び距離軸を拡大縮小する拡大縮小手段を備えたので、
専門家でなくても時隔曲線を作成することができ、ま
た、短時間で作成することができるという効果を奏す
る。
【0052】この発明の請求項3に係る時隔曲線作成装
置は、以上説明したとおり、さらに、時隔曲線を時間軸
方向及び距離軸方向に平行移動する平行移動手段を備え
たので、専門家でなくても時隔曲線を作成することがで
き、また、短時間で作成することができるという効果を
奏する。
【0053】この発明の請求項4に係る時隔曲線作成装
置は、以上説明したとおり、さらに、前記後続列車の時
間−距離曲線を時間軸方向に平行移動する移動手段を備
えたので、専門家でなくても時隔曲線を作成することが
でき、また、短時間で作成することができるという効果
を奏する。
【0054】この発明の請求項5に係る時隔曲線作成装
置は、以上説明したとおり、横軸を時間、縦軸を距離と
した軸を作成し、信号機データに基づいて前記縦軸に沿
った信号機及び前記横軸に平行な信号機毎の信号機位置
線を描画し、運転曲線データ及び各駅停車時分データに
基づいて先行列車の列車頭部の時間−距離曲線を描画す
るとともに前記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線を
列車長だけ距離逆方向に平行移動した先行列車の列車後
部の時間−距離曲線を描画する先行列車曲線描画手段
と、前記先行列車の列車頭部が通過してから最終現示に
なるまでの時間を信号機毎に求めるとともにその時間の
最大値をその区間の最小時隔として求める時間間隔計算
手段と、前記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線から
前記最小時隔の間隔で後続列車の列車頭部の時間−距離
曲線を前記運転曲線データ及び各駅停車時分データに基
づいて描画する後続列車曲線描画手段とを備えたので、
専門家でなくても時隔曲線を作成することができ、ま
た、短時間で作成することができるという効果を奏す
る。
【0055】この発明の請求項6に係る時隔曲線作成装
置は、以上説明したとおり、さらに、前記信号機の現示
状態を変更する現示変更手段を備えたので、専門家でな
くても時隔曲線を作成することができ、また、短時間で
作成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】この発明の実施例1の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】この発明の実施例1で使用される運転曲線を示
す図である。
【図4】この発明の実施例1のCRT上の時隔曲線を示
す図である。
【図5】従来の時隔曲線作成方法を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 横軸(時間) 2 縦軸(距離) 3 先行列車の列車頭部の時間−距離曲線 4 先行列車の列車後部の時間−距離曲線 5 後続列車の列車頭部の時間−距離曲線 6 信号機 7 信号機位置線 8 通過時間線 9 計算機 10 CRT 11 磁気ディスク装置 12 キーボード 13 マウス 14 プロッタ装置 15 プリンタ装置 22 拡大縮小ボタン 23 水平移動ボタン 24 垂直移動ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61L 27/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横軸を時間、縦軸を距離とした軸を作成
    し、信号機データに基づいて前記縦軸に沿った信号機及
    び前記横軸に平行な信号機毎の信号機位置線を描画し、
    運転曲線データ及び各駅停車時分データに基づいて先行
    列車の列車頭部の時間−距離曲線を描画するとともに前
    記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線を列車長だけ距
    離逆方向に平行移動した先行列車の列車後部の時間−距
    離曲線を描画する先行列車曲線描画手段と、 前記先行列車の列車後部の時間−距離曲線と前記信号機
    位置線の各交点から垂線を降ろしその垂線を信号変化点
    を示す通過時間線を描画するとともに前記通過時間線に
    より区切られた前記信号機位置線を信号機の現示に従っ
    て色分け描画する現示描画手段と、 前記先行列車の列車頭部が通過してから最終現示になる
    までの時間を信号機毎に求めるとともにその時間の最大
    値をその区間の最小時隔として求める時間間隔計算手段
    と、 前記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線から前記最小
    時隔の間隔で後続列車の列車頭部の時間−距離曲線を前
    記運転曲線データ及び各駅停車時分データに基づいて描
    画する後続列車曲線描画手段と を備えたことを特徴とす
    る時隔曲線作成装置。
  2. 【請求項2】 さらに、 時隔曲線の時間軸及び距離軸を拡大縮小する拡大縮小手
    段を備えたことを特徴とする請求項1記載の時隔曲線作
    成装置。
  3. 【請求項3】 さらに、 時隔曲線を時間軸方向及び距離軸方向に平行移動する平
    行移動手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    隔曲線作成装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記後続列車の時間−距離曲線を時間軸方向に平行移動
    する移動手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    時隔曲線作成装置。
  5. 【請求項5】 横軸を時間、縦軸を距離とした軸を作成
    し、信号機データに基づいて前記縦軸に沿った信号機及
    び前記横軸に平行な信号機毎の信号機位置線 を描画し、
    運転曲線データ及び各駅停車時分データに基づいて先行
    列車の列車頭部の時間−距離曲線を描画するとともに前
    記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線を列車長だけ距
    離逆方向に平行移動した先行列車の列車後部の時間−距
    離曲線を描画する先行列車曲線描画手段と、 前記先行列車の列車頭部が通過してから最終現示になる
    までの時間を信号機毎に求めるとともにその時間の最大
    値をその区間の最小時隔として求める時間間隔計算手段
    と、 前記先行列車の列車頭部の時間−距離曲線から前記最小
    時隔の間隔で後続列車の列車頭部の時間−距離曲線を前
    記運転曲線データ及び各駅停車時分データに基づいて描
    画する後続列車曲線描画手段と を備えたことを特徴とす
    る時隔曲線作成装置。
  6. 【請求項6】 さらに、 前記信号機の現示状態を変更する現示変更手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の時隔曲線作成装置。
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中川喜博、外1名,"阪急電鉄におけるコンピュータによるダイヤ自動作成システムについて",鉄道におけるサイバネティクス利用国内シンポジウム論文集,日本鉄道サイバネティクス協議会,平成2年2月,第26巻,p.319−323

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