JP2856829B2 - 電子レンジ用重量測定装置 - Google Patents

電子レンジ用重量測定装置

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JP2856829B2
JP2856829B2 JP2085711A JP8571190A JP2856829B2 JP 2856829 B2 JP2856829 B2 JP 2856829B2 JP 2085711 A JP2085711 A JP 2085711A JP 8571190 A JP8571190 A JP 8571190A JP 2856829 B2 JP2856829 B2 JP 2856829B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、電子レンジ内の食品載置台およびこの食品
載置台に載置される食品の重量に応じて変位する変位部
材を有しその変位量に応じた検出信号を出力する変位検
出手段を備え、その検出信号に基づいて負荷重量を判定
する電子レンジ用重量測定装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置の一般的な構成は次の通りであっ
た。電子レンジ内には食品載置台としてのターンテーブ
ルが回転軸を中心に回転可能に設けられ、その回転軸は
上下動可能に支持されている。ターンテーブルの下方に
は、このターンテーブルおよび食品の重量に応じて変位
する電極板を有する静電容量形の変位検出手段が設けら
れており、この変位検出手段は電極板の変位に応じた検
出信号を出力する。この検出信号は例えばマイクロコン
ピュータから構成された判定手段に与えられ、該信号に
基づき負荷重量例えば食品の重量が判定される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述のような変位検出手段では、第14図の
特性線Aに示したように、重量に対する検出信号の変化
が直線的ではないことから、次の問題がある。すなわ
ち、マイクロコンピュータにおいて、重量判定データを
第14図の特性線Aに近似させた直線的変化特性Aoと見な
して設定してしまうと、重量判定結果に誤差が生じる。
しかもこの場合、重量に対する検出信号の変化特性は電
子レンジ個々における変位検出手段によって、第14図に
特性線B,Cで示すようにばらつきもあり、これによって
も重量判定結果に誤差を生じる。従って、重量判定結果
に基づいて調理運転を制御するとなると、その制御精度
も悪くなる。このような問題を解消するためには、変位
検出手段の検出信号を直線的に出力補正するための補正
回路が必要となり、しかしこの場合、補正係数の設定が
面倒で構成が複雑となり、総じて、コスト高を来たして
しまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、重量判定を正確にできると共に、構成が簡単で
コストの低廉価にも寄与できる電子レンジ用重量測定装
置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、電子レンジ内の食品載置台およびこの食品
載置台に載置される食品の重量に応じて変位する変位部
材を有しその変位量に応じた検出信号を出力する変位検
出手段と、複数の既知重量にそれぞれ対応する前記変位
検出手段の検出信号を負荷重量判定データとして記憶し
た不揮発性メモリと、前記変位検出手段からの検出信号
を読み込みこの検出信号と前記負荷重量判定データとか
ら負荷重量を判定する判定手段とを具備して成るところ
に特徴を有する(請求項1の発明)。
また、上記不揮発性メモリは、複数の既知重量にそれ
ぞれ対応する前記変位検出手段の検出信号を負荷重量判
定データとして記憶すると共に前記食品載置台に対する
前記変位検出手段の検出信号を載置台重量判定データと
して記憶する構成とし、且つ、判定手段は、前記載置台
重量判定データから食品載置台の重量を判定すると共に
前記変位検出手段からの検出信号を読み込みこの検出信
号と前記負荷重量判定データおよび前記食品載置台の前
記重量判定結果とから食品の重量を判定する構成として
も良い(請求項2の発明)。
(作用) 請求項1の発明によれば、製品である電子レンジが個
々に備えた変位検出手段により複数の既知重量にそれぞ
れ対応する検出信号を出力させ、これを負荷重量判定デ
ータとして不揮発性メモリに記憶させておくから、変位
検出手段の検出信号の出力特性が非直線性であってもそ
の負荷重量判定データとこれに対応する重量との間にず
れはない。判定手段は、前記変位検出手段からの検出信
号を読み込みこの検出信号と前記負荷重量判定データと
から負荷重量を判定するから、その重量判定結果も精度
が良くなり、結局は調理運転に関する制御精度も向上す
る。また、変位検出手段の出力を直線的特性に補正する
必要もなく、出力補正回路を不要にできる。しかも上記
負荷重量判定データは不揮発性メモリに記憶させるから
そのデータが消失しないことはもとより、負荷重量判定
データを複数のボリュームおよび比較回路等によって作
成する場合とは違って、データ作成が簡単である。ま
た、不揮発性メモリ自体もコストが安いので、コストの
低廉化に寄与できる。
また、請求項2の発明によれば、不揮発性メモリに
は、上記負荷重量判定データを記憶させる他に、食品載
置台に対する変位検出手段の検出信号を載置台重量判定
データとして記憶させるから、この電子レンジで使用す
る食品載置台固有の載置台重量判定データを保有するこ
とになる。しかして、判定手段は、前記載置台重量判定
データから食品載置台の重量を判定するが、この場合、
載置台重量判定データが、この電子レンジで使用する食
品載置台固有の載置台重量判定データであるから、食品
載置台の重量判定結果は正確となる。すなわち、食品載
置台には、その個々に製作上のばらつきから重量にもば
らつきがあるが、各電子レンジに画一的な載置台重量判
定データを記憶させておくと、食品載置台に対する重量
判定結果にもばらつきが生じて実際の重量に対するずれ
も大きくなる。この点この請求項2の発明では上述した
ように、食品載置台の重量判定結果は正確となる。ま
た、判定手段は、前記変位検出手段からの検出信号を読
み込みこの検出信号と前記負荷重量判定データおよび前
記食品載置台の前記重量判定結果とから食品の重量を判
定するが、載置台重量判定データがこの電子レンジで使
用する食品載置台固有の載置台重量判定データであるか
ら、食品重量を正確に判定できる。
(実施例) 以下、本発明の第1の実施例につき第1図ないし第6
図を参照して説明する。
まず、第2図においては加熱調理器として電子レンジ
を示しており、レンジ本体11の内部には加熱調理室12が
形成されている。この加熱調理室12は扉13によって開閉
されるようになっている。またレンジ本体11の前面には
操作パネル14が配設されており、この操作パネル14には
各種スイッチ15および表示器16が配設されている。上記
加熱調理室12の底板の下方部にはターンテーブル駆動用
のモータ17(第1図参照)が配設されており、その回転
軸17aが加熱調理室12の底板から内部へ突出している。
この回転軸17aの突出端部に食品載置台としてのターン
テーブル18が着脱可能に取り付けられるようになってい
る。
第1図には電子レンジの電気的概略構成を機械的概略
構成と共に示している。加熱調理室12の上部に導波管19
が形成され、この導波管19の端部にマグネトロン20が設
けられていて、このマグネトロン20から出力されるマイ
クロ波を加熱調理室12に供給して食品を加熱調理するよ
うになっている。上記マグネトロン20には第1のドアス
イッチ21,メインリレー22,整流回路23,インバータ回路2
4,高周波トランス25を介して電力が与えられるようにな
っている。上記メインリレー22はマイクロコンピュータ
26によって制御されるようになっており、また、インバ
ータ回路24は、マイクロコンピュータ26によって制御さ
れるところのインバータ制御回路27により制御されてマ
グネトロン20の出力を変化するようになっている。さら
にマイクロコンピュータ26には前述の操作パネル14に設
けた各種スイッチ15および表示器16が接続されている。
一方、変位検出手段としての変位検出装置28は、第3
図に示すように取り付け板29に設けられた変位検出部30
と発振回路31とから構成されている。変位検出部30は、
固定電極32と可動電極33とを備えており、変位部材とし
ての可動電極33は前記モータ17の上下変位に応じて固定
電極32との間隔が変化し、もって両電極32,33間の静電
容量が変化する。発振回路31は両電極32,33間の静電容
量に応じた電気信号を発振信号に処理し、該発振信号を
検出信号として出力するものである。この場合、モータ
17にかかる重量に対する検出信号(周波数信号)Foutの
変化特性は、一般的には第14図に示した通りである。
また、前記マイクロコンピュータ26には不揮発性メモ
リ34が接続されており、この不揮発性メモリ34は、変位
検出装置28にかかる複数の既知重量に対する検出信号Fo
utを重量判定データとして記憶しておくためのものであ
る。この場合、マイクロコンピュータ26が書き込み手段
として機能するようになっている。さらにマイクロコン
ピュータ26には、書き込み機能を動作させるための書き
込みモード設定スイッチ35が接続されており、このモー
ド設定スイッチ35,上記マイクロコンピュータ26,不揮発
性メモリ34は同一の基板36に実装されて前記操作パネル
14の裏面側に設けられている。
さて、上記構成の作用について、マイクロコンピュー
タ26における不揮発性メモリ34に対する書き込み機能、
および調理運転制御機能と共に述べる。
第5図には、上記構成の作用について、マイクロコン
ピュータ26の書き込み機能についてのプログラム内容を
示している。この書き込みはメーカー側において実行さ
れるもので、このプログラムの実行にあわせてメーカー
側の作業者が、0gから200g単位で重量を順次増加した既
知重量の負荷を変位検出装置28にかけることが行われ
る。
すなわち、今、書き込みモード設定スイッチ35がオン
されると(ステップS1で判断)、既知重量データWkを
「0g」初期設定すると共に、パラメーターnを「0」に
初期設定する(ステップS2)。このパラメーターnは、
記憶させるべきデータの格納番地を指定するためのもの
である。この後、既知重量負荷セット完了の入力を待つ
(ステップS3)。この入力は、作業者が既知重量(この
場合「0g」すなわち無負荷)を変位検出装置28の回転軸
17aにセットした後例えば前記モード設定スイッチ35を
オンすることにより入力される。この入力があると、マ
イクロコンピュータ26は、変位検出装置28からこの時の
検出信号Foutを読み込んで、これをマイクロコンピュー
タ26のRAMにデータFnこの場合Foとして一時記憶し(ス
テップS4)、そしてこのデータFnを表示器16に表示させ
る(ステップS5)。
この表示の趣旨は、データFn(検出信号Fout)が予測
する値から大きく外れるようなことがあると、これをも
って重量負荷が違うとか機器に故障があるといった不具
合を検出できるためである。次に、書き込み許可のため
の入力があるか否かの判断を行なう(ステップS6)。こ
の許可入力は、調理スタートスイッチからの入力をもっ
て判断する。なお不許可入力は取り消しスイッチからの
入力をもって判断する。しかして、上述の許可入力があ
れば、不揮発性メモリ34の書き込み番地を指定すると共
に、その指定番地にこのときの負荷重量判定データFnを
書き込む(ステップS7)。
ここまでにおいて、既知重量「0g」に対する検出信号
Fout(データFn)が不揮発性メモリ34に記憶される。
次に、この時点のセット既知重量が「5000g」以上で
あるか否かの判断をし(ステップS8)、以上でなけれ
ば、既知重量データWkとして「200g」をインクリメント
すると共にパラメーターnを「1」インクリメント(ス
テップS9)し、前述したステップS3に戻って既知重量負
荷セット完了の入力を待つ。この場合、作業者は「200
g」の重量負荷を変位検出装置28の回転軸17aにセットす
ることになる。この後は、前述と同様の処理・判断が実
行されて、既知重量「200g」に対する検出信号Fout(デ
ータFn)が不揮発性メモリ34の番地nに記憶される。
このようにして、既知重量負荷として、第4図に示す
ように、順に「200g」づつアップされて「5000g」まで
の各負荷重量に対する変位検出装置28の検出信号Fout
(データFn)が負荷重量判定データとして不揮発性メモ
リ34の番地「0」〜「25」に記憶される。なお、この後
通常ルーチンへ移行する(この内容は第6図に示してい
る)。
なお、上述した作業者による手作業は単純作業である
ので、自動化による無人作業化も可能である。
上述の不揮発性メモリ34に記憶された負荷重量判定デ
ータFnは、調理運転開始前に、第6図に示したように取
り扱われる。運転開始前には、その調理内容が「あたた
め」であるときにはターンテーブル18が回転軸17aにセ
ットされると共に食品がこのターンテーブル18に載置さ
れる。
しかして、マイクロコンピュータ26は、まず、パラメ
ーターnを「0」に初期設定する(ステップP1)。この
パラメーターnは、負荷重量判定データFnの格納番地を
示している。次に不揮発性メモリ34の多数の負荷重量判
定データFnの中から格納番地「0」に対応するデータ
Fo、すなわち既知重量「0g」に対応するデータFoを読み
込む(ステップP2)。そして変位検出装置28からの検出
信号Foutを読み込んでこれをデータFAとしてRAMに記憶
する(ステップP3)。
この後、このデータFAをこの時点での重量判定データ
Fn(Fo)と比較して、FAがFn以下でなければ(ステップ
P4で判断)、パラメーターnを「1」インクリメントし
(ステップP5)、ステップP2に移行する。このステップ
P2では、格納番地「2」、すなわち「200g」の既知重量
に対応する重量判定データFnを不揮発性メモリ34から読
み込む。この後は上述と同様にして検出データFA(検出
信号Fout)と比較される。つまり、検出データFA以上と
なる負荷重量判定データFnが検索される。この検索によ
って、検出データFAが重量判定データFnとその前段のFn
-1との間にあることがわかる。
このようにして、検出データFA以上となる負荷重量判
定データFnが検索されると(ステップP4の「YES」)、
さらに細かい判定制御を実行する。
すなわち、周波数・重量変換パラメーターFRを「2」
に初期設定する(ステップP6)。このパラメーターFRは
周波数「2Hz」が重量「1g」に相当すること起因して定
められている。次に、検出データFAが重量判定データFn
-1とFnと間のいずれにあるかを判定する。この場合、こ
の重量判定データFn-1とFnと間は微小量であるので、そ
の間は直線的変化特性として扱っても重量判定誤差は少
ないこと着目している。しかして、重量判定データFn-1
に「1g」相当のFRを加えて比較値FHを求め(ステップP
7)、前記検出データFAがこの比較値FH以下であるか否
かを判断し(ステップP8)、以下でなければ、さらにパ
ラメーターFRを「2」インクリメントして(ステップP
9)、比較値FHをさらに「2」大きくして上記判断を行
なう。しかして検出データFAが比較値FH以下となる(ス
テップP8の「YES」)と、この時の比較値FH(周波数デ
ータ)から負荷重量を判定する(ステップP10)。この
重量判定結果Wは「W=FH/2」にて求める。
この後、マイクロコンピュータ26は、そのROMに予め
記憶させておいたターンテーブル重量データWST(この
場合1120g)を読み出してセットする(ステップP11)。
このターンテーブル重量データWSTは各電子レンジに対
して標準的に設定されたものである。そして、前記重量
判定結果Wがターンテーブル重量データWSTに対して例
えば±30gの範囲に有るか否かを判断する(ステップP1
2)。この判断の趣旨は、ターンテーブル18上に食品が
載せられているか否かを判断するためにあり、重量判定
結果Wがターンテーブル重量データWSTに対して例えば
±30gの範囲に有れば(ステップP12の「YES」)、ター
ンテーブル18のみがセットされていると見なされ、すな
わち食品の載置無しと判断される。この場合フラグFLAG
1をオフする(ステップP13)。またその範囲に無ければ
(ステップP12の「NO」)、重量判定結果Wがターンテ
ーブル重量データWSTを下回っているか否かを判断し
(ステップP14)、重量判定結果Wがターンテーブル重
量データFSTを上回っていれば(ステップP14の「N
O」)、つまりターンテーブル18に食品が載せられてい
れば、ステップP13に移行し、重量判定結果Wがターン
テーブル重量データWSTを対して下回っていれば(ステ
ップP14の「YES」)、つまりターンテーブル18が取り付
けられていなければフラグFLAG1をオンする(ステップP
15)。
この後、メニュー選択スイッチが操作され(ステップ
P16にて判断)、スタートスイッチが操作され(ステッ
プP17にて判断)、ドアスイッチ37(第1図参照)がオ
ンしていれば(ステップP18にて判断)、上記フラグFLA
G1がオン・オフのいずれかであるを判断する(ステップ
P19)。フラグFLAG1がオンであれば、「ターンテーブル
18無し」の旨を表示器16に表示させる(ステップP2
0)。フラグFLAG1がオフであれば、フラグFLAG2がオン
・オフのいずれかであるを判断する(ステップP21)。
このフラグFLAG2は初期設定によってあらかじめオフに
設定されている。従って最初はフラグFLAG2はオフであ
り、ターンテーブル重量データWSTおよび重量判定結果
Wに基づいて食品の重量WOが判定される(ステップP2
2)。すなわち、食品の重量WOは重量判定結果Wからタ
ーンテーブル重量データWSTを差し引くことで判定され
る。
この後、その判定重量に応じて調理運転時間を設定し
た後(ステップP23)、マグネトロン20を駆動して加熱
運転を開始し(ステップP24)、フラグFLAG2をオンする
(ステップP25)。この後加熱時間が設定時間を経過し
なければ(ステップP26にて判断)、ステップP18に戻
り、経過すればフラグFLAG1,2をオフすると共に、マグ
ネトロン20の駆動を停止して加熱運転を終了する(ステ
ップP27)。
このように本実施例によれば、製品である電子レンジ
が個々に備えた変位検出装置28により複数の既知重量
(0gから200g増で5000gまで)にそれぞれ対応する検出
信号Foutを出力させ、これを負荷重量判定データFn(こ
の場合nは「0」〜「25」)として不揮発性メモリ34に
記憶させておくから、変位検出装置28の検出信号の出力
特性が非直線性であってもその負荷重量判定データFnと
これに対応する重量との間にずれはない。
しかして、判定手段として機能するマイクロコンピュ
ータ26は、調理運転開始前に前記変位検出装置28からの
検出信号Foutを読み込みこの検出信号Fout(検出データ
FA)と前記重量判定データFnとから負荷重量を判定する
から、その重量判定結果Wの精度は良くなる。従って、
調理運転に関する制御精度の向上も図ることができる。
なお、上述の変位検出装置28からの検出信号Foutの読み
込みは調理運転開始時又は開始後であっても良い。
また、変位検出装置28の出力を直線的特性に補正する
必要もなく、出力補正回路を不要にできる。
しかも上記負荷重量判定データFnは不揮発性メモリ34
に記憶させるからそのデータが消失しないことはもとよ
り、負荷重量判定データfnを外部から得るについて複数
のボリュームおよび比較回路等によって判定データ作成
回路を設ける場合とは違って、データ作成が簡単であ
る。また、不揮発性メモリ34自体もコストが安いので、
コストの低廉化に寄与できる。
次に第7図および第8図は本発明の第2の実施例を示
しており、この実施例においては次の点が上記実施例と
異なる。不揮発性メモリ38は発振回路31と同一の基板39
に設けられており、そしてこの基板39は前記取り付け板
29と一体的に設けられていて、これらは、変位検出装置
28を含んだユニット40として構成されている。また、運
転制御用のマイクロコンピュータ26には書き込み手段は
備えていない。この第2の実施例の場合、発振回路31か
らの検出信号Foutを不揮発性メモリ38に書き込むための
手段41を別途必要とするが、その手段41をユニット40の
発振回路31および不揮発性メモリ38に接続すれば、製造
段階でユニット40単独で不揮発性メモリ38に検出信号Fo
utを書き込むことができる。
第9図および第10図は本発明の第3の実施例を示し、
この実施例においては次の点が上記第2の実施例と異な
る。ユニット40には検出信号Foutを書き込むためのマイ
クロコンピュータ42,モード設定スイッチ43,書き込みス
イッチ44を常設している。
次に、第11図ないし第13図は本発明の第4の実施例を
示しており、この実施例においては、第1の実施例に対
して不揮発性メモリ45に記憶した記憶内容、およびマイ
クロコンピュータ46における制御手段としての機能が異
なる。すなわち、不揮発性メモリ45には、第1の実施例
における負荷重量判定データFnの他に食品載置台として
のターンテーブル18に対する載置台重量判定データFTを
記憶している。この載置台重量判定データFTの不揮発性
メモリ45に対する書き込み制御、およびマイクロコンピ
ュータ46の制御手段の機能内容は第12図および第13図に
示す通りである。
この第12図においては、ステップG1〜ステップG9は第
1の実施例における第5図のステップS1〜ステップS9と
同じであり、ステップG10〜ステップG14が異なる。この
ステップG10〜ステップG13では、載置台重量判定データ
FTの不揮発性メモリ45に対する書き込み制御を行なって
いる。
すなわち、ステップG10では、未知重量負荷であるタ
ーンテーブル18のセット完了の入力を待つ。この入力
は、作業者がターンテーブル18を変位検出装置28の回転
軸17aにセットした後例えば前記モード設定スイッチ35
をオンすることにより入力される。この入力があると、
マイクロコンピュータ46は、変位検出装置28からこの時
の検出信号Foutを読み込んで、これをマイクロコンピュ
ータ46のRAMにデータFAとして一時記憶し(ステップG1
1)、そしてこのデータFAを表示器16に表示させる(ス
テップG12)。この表示の趣旨は、データFA(検出信号F
out)が予測する値から大きく外れるようなことがある
と、これをもってターンテーブル18がセットされていな
いとか機器に故障があるといった不具合を検出できるた
めである。
次に、書き込み許可のための入力があるか否かの判断
を行なう(ステップG13)。この許可入力は、調理スタ
ートスイッチからの入力をもって判断する。なお不許可
入力は取り消しスイッチからの入力をもって判断する。
しかして、上述の許可入力があれば、不揮発性メモリ45
の書き込み番地を指定すると共に、その指定番地例えば
番地ntにこのときのデータFAを載置台重量データFTとし
て書き込む(ステップG14)。これによって載置台重量
データFTが不揮発性メモリ45に記憶される。この後、第
13図に示す通常ルーチンへ移行する。
第13図においては、ステップR1〜ステップR10は、第
1の実施例における第6図のステップP1〜ステップP10
と同一であり、また、ステップR21〜ステップR36は第6
図のステップP12〜27と同一である。しかして、第6図
とは異なるステップR11〜ステップR20について述べる。
このステップR11〜ステップR20においては、前記載置台
重量データFTからターンテーブル18の重量WKKを判定す
るようにしている。
すなわち、この判定制御のアルゴリズムは、ステップ
R1〜ステップR10すなわち第6図のステップP1〜10と同
じである。
ステップR11ではパラメーターnを「0」に初期設定
する。このときのパラメーターnは、負荷重量判定デー
タFnの格納番地を示している。次に不揮発性メモリ45の
多数の重量負荷判定データFnの中から格納番地「0」に
対応するデータFo、すなわち既知重量「0g」に対応する
データFoを読み込む(ステップR12)。そして不揮発性
メモリ45から載置台重量判定データFTを読み込む(ステ
ップR13)。この後、このデータFTをこの時点での負荷
重量判定データFn(Fo)と比較して、FTがFn以下でなけ
れば(ステップR14で判断)、パラメーターnを「1」
インクリメントし(ステップR15)、ステップR12に移行
する。このステップR12では、格納番地「2」、すなわ
ち「200g」の既知重量に対応する重量判定データFnを不
揮発性メモリ45から読み込む。この後は上述と同様にし
て載置台重量判定データFTと比較される。つまり、載置
台重量判定データFT以上となる重量判定データFnが検索
される。この検索によって、載置台重量判定データFTが
重量判定データFnとその前段のFn-1との間にあることが
わかる。
そして、載置台重量判定データFT以上となる重量判定
データFnが検索されると(ステップR14の「YES」)、さ
らに細かい判定制御を実行する。
すなわち、周波数・重量変換パラメーターFRを「2」
に初期設定する(ステップR16)。次に、載置台重量判
定データFTが重量判定データFn-1とFnと間のいずれにあ
るかを判定する。すなわち、この重量判定データFn-1
Fnと間は微小量であるので、その間は直線的変化特性と
して扱っても重量判定誤差は少ないこと着目している。
しかして、重量判定データFn-1に「1g」相当のFRを加え
て比較値FSHを求め(ステップR17)、前記載置台重量判
定データFTがこの比較値FSH以下であるか否かを判断し
(ステップR18)、以下でなければ、さらにパラメータ
ーFRを「2」インクリメントして(ステップ19)、比較
値FSHをさらに「2」大きくして上記判断を行なう。し
かして載置台重量判定データFTが比較値FSH以下となる
(ステップR18の「YES」)と、この時の比較値FSH(周
波数データ)から負荷重量を判定する(ステップR2
0)。この重量判定結果WKKは「WKK=FSH/2」にて求め
る。
また、この載置台重量判定結果WKKは、ステップR31か
らわかるように、食品重量判定に用いられ、そして第1
の実施例の場合と同様にこの食品判定結果WOによって調
理運転時間が設定される(ステップR32)。
このような第4の実施例によれば、不揮発性メモリ45
には、負荷重量判定データFnを記憶させる他に、ターン
テーブル18(食品載置台)に対する変位検出装置28の検
出信号Toutを載置台重量判定データFTとして記憶させる
から、この電子レンジで使用するターンテーブル18固有
の載置台重量判定データFTを保有することになる。しか
し、判定手段として機能するマイクロコンピュータ46
は、調理運転開始前後に前記載置台重量判定データFTか
らターンテーブル18の重量を判定するが、この場合、載
置台重量判定データFTが、この電子レンジで使用するタ
ーンテーブル18固有の載置台重量判定データであるか
ら、ターンテーブル18の重量判定結果WKKは正確とな
る。
すなわち、一般にターンテーブルには、その個々に製
作上のばらつきから重量にもばらつきがあるが、各電子
レンジに画一的な載置台重量判定データを記憶させてお
くと、ターンテーブルに対する重量判定結果にもばらつ
きが生じて実際の重量に対するずれも大きくなる。この
点この第4の実施例では上述したように、ターンテーブ
ル18の重量判定結果WKKは正確となる。また、マイクロ
コンピュータ46は、前記変位検出装置28からの検出信号
Foutを読み込みこの検出信号Tout(FA)と前記負荷重量
判定データFnおよび前記載置台重量判定結果WKKとから
食品の重量WOを判定するが、載置台重量判定データFTが
この電子レンジで使用するターンテーブル18固有の載置
台重量判定データであるから、食品重量WOを正確に判定
できる。
[発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、次の効果を
得ることができる。
請求項1の電子レンジ用重量測定装置によれば重量判
定を正確にでき、よって調理運転に関する制御精度の向
上も図ることができ、出力補正回路も要せず構成の簡単
化も図ることができ、さらには負荷重量判定データが消
失することがないと共に、負荷重量判定データを複数の
ボリュームおよび比較回路等によって作成する場合とは
違って、データ作成が簡単となり、さらにはコストの低
廉価にも寄与できるという優れた効果を奏する。
請求項1の電子レンジ用重量測定装置によれば、上記
効果を得ることができることに加え、食品載置台の重量
を正確に判定できると共に食品重量も正確に判定できる
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は主要部の構造と共に示すブロック図、第2図は電
子レンジの斜視図、第3図は変位検出装置部分の概略
図、第4図は検出信号と重量との関係を示す図、第5図
は書き込み制御内容を示すフローチャート、第6図は加
熱調理制御内容を示すフローチャートである。第7図お
よび第8図は本発明の第2の実施例を示す第1図相当図
および第3図相当図、第9図および第10図は本発明の第
3の実施例を示す第1図相当図および第3図相当図、第
11図ないし第13図は本発明の第4の実施例を示し、第11
図は第1図相当図、台12図は第5図相当図、第13図は第
6図相当図、第14図は検出信号と重量との一般的な関係
を示す図である。 図面中、12は加熱調理室、18はターンテーブル(食品載
置台)、20はマグネトロン、26はマイクロコンピュータ
(判定手段)、28は変位検出装置(変位検出手段)、30
は変位検出部、31は発振回路、33は可動電極(変位部
材)、34,38は不揮発性メモリ、40はユニット、45は不
揮発性メモリ、46はマイクロコンピュータ(制御手段)
を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子レンジ内の食品載置台およびこの食品
    載置台に載置される食品の重量に応じて変位する変位部
    材を有しその変位量に応じた検出信号を出力する変位検
    出手段と、複数の既知重量にそれぞれ対応する前記変位
    検出手段の検出信号を負荷重量判定データとして記憶し
    た不揮発性メモリと、前記変位検出手段からの検出信号
    を読み込みこの検出信号と前記負荷重量判定データとか
    ら負荷重量を判定する判定手段とを具備して成る電子レ
    ンジ用重量測定装置。
  2. 【請求項2】電子レンジ内の食品載置台およびこの食品
    載置台に載置される食品の重量に応じて変位する変位部
    材を有しその変位量に応じた検出信号を出力する変位検
    出手段と、複数の既知重量にそれぞれ対応する前記変位
    検出手段の検出信号を負荷重量判定データとして記憶す
    ると共に前記食品載置台に対応する前記変位検出手段の
    検出信号を載置台重量判定データとして記憶した不揮発
    性メモリと、前記載置台重量判定データから食品載置台
    の重量を判定すると共に前記変位検出手段からの検出信
    号を読み込みこの検出信号と前記負荷重量判定データお
    よび前記食品載置台の前記重量判定結果とから食品の重
    量を判定する判定手段とを具備して成る電子レンジ用重
    量測定装置。
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