JP2856807B2 - 原子炉ウエルのシールドプラグ - Google Patents

原子炉ウエルのシールドプラグ

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JP2856807B2 JP2008223A JP822390A JP2856807B2 JP 2856807 B2 JP2856807 B2 JP 2856807B2 JP 2008223 A JP2008223 A JP 2008223A JP 822390 A JP822390 A JP 822390A JP 2856807 B2 JP2856807 B2 JP 2856807B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は原子力発電プラントの原子炉上部で運転床面
に設けて運転中に原子炉からの放射線を遮蔽する原子炉
ウエルのシールドプラグに関する。
(従来の技術) 原子炉建屋の運転床面で原子炉の上部には、原子炉停
止中は炉内の点検と燃料交換等のため、また運転中は運
転床上で作業する作業員に対する原子炉からの放射線の
防護のために、原子炉上部の運転床にあけた穴を閉塞す
るシールドプラグが設けられている。このシールドプラ
グは第2図(a)の平面図及び第2図(b)の縦断面図
に示すように、原子炉圧力容器1を収納した原子炉格納
容器2を囲む原子炉建屋3の上部の原子炉ウエル4を運
転床5の位置において閉塞する円形で段付きのシールド
プラグ6を設置している。通常このシールドプラグ6は
厚さ1.8m程度で、取扱上クレーンの設備能力と点検時に
おける置場所の関係から複数に分割して、夫々に吊金具
7が備えられている。
この分割したシールドプラグを図面で示すと、従来は
第3図(a)の平面図及び第3図(b)の縦断面図にあ
るように、分割シールドプラグ8は周囲及び底面を型枠
兼用のライニング9を複数のライナ鋼板を溶接して形成
し、内部にコンクリート10打設時に寸法精度を維持する
ための補強支持材として長手方向に軽量チャンネル鋼等
の補強鋼板11と、この上部に交差して複数のアングル鋼
12を配列し、さらに強度確保用としてライニング9の内
側及び上面近くに沿って多数の配筋13を縦横に配設して
互いに溶接により連結する。また上面には吊金具7の先
端が表面より突出しないように凹部14を設けて、この中
に吊金具7を地形ボルト15で締着配置する。以上の枠組
みが完了してから上部よりコンクリート10を打設し、表
面仕上げと養生期間を経て分割シールドプラグ8が完成
する。しかしながらシールドプラグ6は取扱上の制約か
ら例え複数の分割シールドプラグ8に分割してあるとは
いえ、夫々の形状は縦長で極めて大型であり、重量も原
子炉建屋3に設備された図示しない天井クレーンの能力
限界に近い大構造物である。従って原子炉建屋3外で製
作してから運転床5に搬入することが困難なため、前記
複数の分割シールドプラグ8の資材を原子炉建屋3内に
搬入し、運転床5の平坦部においてライニング9と補強
鋼板11及びアングル鋼12の溶接組立てと多数の配筋13を
施工して枠組みをした後に、この枠組みを並べてコンク
リート10を打設し、さらにこのコンクリート10の強度が
規定値に到達して天井クレーンによる吊上げ搬送に耐え
られるようになるまで養生期間として現場に放置してい
た。
(発明が解決しようとする課題) 最近の原子力プラントにおいては、各種合理化のため
原子炉建屋3における運転床5の面積についても原子炉
運転上必要な最小に止めるように設計されており、この
ためシールドプラグ6の製作や養生を行うに十分な作業
面積の確保が困難となりつつある。従ってこれに対処す
るには、分割シールドプラグ8を1回に1乃至2個づつ
小分けして製作せざるを得ない。しかしこれでは全数の
製作に長期間を要するため運転床上における他の工事に
支障を及し、このため工期を短縮する要望があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とす
るところは分割シールドプラグの枠組みで、内部の補強
材に分割シールドプラグの重量を保持するに十分な強度
を有する補強材を採用し、原子炉建屋外で小分組立てし
た上で運転床に搬入する現地製作が容易で工期が短く、
所要製作スペースの少ない原子炉ウエルのシールドプラ
グを提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 原子炉ウエルの上部を閉塞するシールドプラグで複数
に分割した分割シールドプラグを、ライナ板にて底面及
び周囲を囲んだライニングと、この内部に先端が表面に
突出しない位置に吊金具を装着した主補強材と、これに
交差して配設した補助補強材により製作して複数に分割
したブロックと、この複数のブロックを組立てた枠組み
と、この枠組みの内部に充填するコンクリートを具備す
る。
(作用) 分割シールドプラグの枠組みを、ライニングと吊金具
を装着した主補強材及び補助補強材等より複数のブロッ
クに分割して製作しているので、原子炉建屋内への搬入
が搬入口の大きさ等の制約を受けずに行える。また運転
床上における組立ても簡便で主補強材により組立てた枠
組みや、コンクリート打設後のクレーンによる移動も可
能で、さらに養生期間中に2段積みによる運転床の有効
利用ができる。
(実施例) 本発明の一実施例を分割シールドプラグの図面を参照
して説明する。なお上記した従来技術と同じ構成部分に
ついては同一符号を付して詳細な説明を省略する。第1
図(a)の平面図及び第1図(b)の縦断面図で示すよ
うに、原子炉建屋3において原子炉ウエル4の上部を閉
塞するシールドプラグ6を複数に分割した分割シールド
プラグ20は、短冊状で周囲側面は運転床5及び図示しな
い隣接する分割シールドプラグと係止する段付きを設
け、上面を除いて底部と周囲を複数のライナ鋼板で囲
い、互いに溶接してライニング9を形成する。次に内部
の上段部で長手方向に全体重量を保持する強度を有する
主補強材として例えばI形鋼21を複数本並べる。このI
形鋼21の上面に交差先端が前記ライニング9に当接した
補助補強材のアングル鋼12を複数本間隔を置いて配列す
る。さらにこの分割シールドプラグ20の表面に凹部14を
設け、吊金具7をI形鋼21の上部においてその先端が表
面に突出しない位置に配設し、連結金具22でI形鋼21に
係止固定する。以上のライニング9とI形鋼21及びアン
グル鋼12等は互いに溶接、結合して枠組みを形成する。
なおこの枠組みは、予め運搬重量及び原子炉建屋3内搬
入可能寸法に応じて複数のブロックに分割しておく、符
号23は前記主補強材であるI形鋼21を連結するための接
続部における連結用プレートを示す。以上複数に分割し
たブロックは、運転床5内にて互いに組合わせて溶接等
で結合して1つの分割シールドプラグ20の枠組みを形成
する。この枠組みの内部にコンクリート10を打設、充填
して分割シールドプラク20が構成される。
次に上記構成による作用について説明する。複数の分
割シールドプラグの枠組みは、原子炉建屋3への搬入前
に予め複数の各ブロックを集めて仮組立し、寸法検査を
実施した上で再び分割する。この各ブロックを原子炉建
屋3の運転床5に搬入した後に、運転床5の平坦部にお
いて一つに組合わせ、互いのI形鋼21及びライニング9
等を接続溶接して、分割シールドプラグ20の枠組みを形
成する。これによりこの枠組みは十分な剛性と強度で得
られるので、このままで吊金具7にワイヤロープ24を掛
けて図示しない天井クレーンで吊上げて移動することが
可能な状態となる。従ってこの枠組みを必要に応じて組
立現場からコンクリート打設及び養生場所に移動してコ
ンクリートの打設を行い、そのまま養生をする。なおこ
の時に表面仕上げ等も実施する。
1つの分割シールドプラグ20の枠組みが完了すると、
この組立現場において順次他の分割シールドプラグのブ
ロックを搬入して枠組みを実施する。なおこの他の分割
シールドプラグは先に製作した分割シールドプラグ20共
々、十分な剛性と強度を有しているので、コンクリート
打設後にワイヤロープ24を介して吊上げ、先に製作した
分割シールドプラグ20の上に2段に積重ねて養生をする
ことができる。このため組立、養生共に必要とする作業
面積が少なくて済む。
〔発明の効果〕
以上本発明によれば、分割シールドプラグの枠組みを
原子炉建屋外で予め小ブロックに分割して製作しておく
ため、搬送が容易で原子炉建屋の運転床における作業が
簡易化されると共に作業面積が少なくて済む、またコン
クリート打設直後においても移動することが可能で、さ
らに養生に際して積重ねもできるので工期を短縮できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例である分割シールドプ
ラグの平面図、第1図(b)は第1図(a)の縦断面
図、第2図(a)は原子炉建屋の運転床の平面図、第2
図(b)は第2図(a)の縦断面図、第3図(a)は従
来の分割シールドプラグの平面図、第3図(b)は第3
図(a)の縦断面図である。 3…原子炉建屋、4…原子炉ウエル、5…運転床、6…
シールドプラグ、7…吊金具、9…ライニング、10…コ
ンクリート、12…アングル鋼、14…凹部、20…分割シー
ルドプラグ、21…I形鋼、22…連結金具、23…連結用プ
レート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉建屋の運転床に脱着自在に設置して
    原子炉ウエルを閉塞する複数に分割したシールドプラグ
    において、ライナ板にて底面及び周囲を囲んだライニン
    グ内に吊金具を装着した主補強材及びこれと交差する補
    助補強材を配設して互いに結合して形成する枠組みを予
    め複数のブロックに分割して製作すると共に、これ等を
    前記運転床上において組合せ結合した後に内部にコンク
    リートを充填することを特徴とする原子炉ウエルのシー
    ルドプラグ。
JP2008223A 1990-01-19 1990-01-19 原子炉ウエルのシールドプラグ Expired - Lifetime JP2856807B2 (ja)

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